お、思ったより……キますね、これ。
し、下着に、仕込まれた、オモチャが、振…動して、私の、大切なところを刺激します。
音、が、ブーンっていってます。
これ、バレないで、すむ、んっ!で、しょう、か。
ママは、わたし、が、学校に着くころに、スイッチを、切ってくれ……る、ぅんっ!!って言ってた、けど。
ほんっとに、ママは、ひど……い人です。
わた、私に、悪、い、ことばかっ……り仕込んで。
ぬ、濡れて……くっ。なん、とか、表情……っ!と
声、に出さないよう、にしないと。
なんとか、駅、まで、歩いて、これ、ました。
外の雑踏、これなら、オモチャの、音はバレないっです、ね。
電車、乗って、座れますね……ひゃんっ!
座るとき、刺激、が、……声、出なかったかしら?
え?なんで、電車、止まって?
ヴィラン?暴れてる?
……こんな時に、限って。
『綾吊さん、おはよーっ!……ヴィランが暴れてるみたいね。迷惑ダナー。』
『上月さん。おはようございまふ……ますっ!』
クラスメイトの
活発で人当たりのよいムードメイカー……それより、か、噛んで、しまいました。
ぜ、全部ママのせいです。
『あはは、クールな綾吊さんが噛むってカワイイナー。』
ううっ。だって、今も、刺激、背筋までゾクゾク、して。
『シンリンカムイが戦ってるって。……あー、でも線路イカレたら結局この電車、動かないんじゃね?』
携帯端末を覗きながら、上月さんが首を傾げます。
あ、可愛いです。
この人も調教した……いっ!……振動の、強弱っ、へ、変化っ?!うぅっ!
『おおっ?!なんか来たーッ!』
わた、しも、キそうです。
『でっかい女ヒーローが飛び蹴ってる!!』
……でっかい女ヒーロー?
この、あたりのヒーローは、チェックして、ますが……新人?
……結局、田等院駅で起こったヴィラン騒動で線路周りが破損。
振り替えのバスで学校に向かうことになりました。
揺れて、込み合ったバスの中で、何度かイキかけましたが、懸命にこらえて、なんとか登校できました。
登校時刻が遅れた為か、仕込まれたオモチャは途中で停止してくれましたが、ママの事です。いつスイッチを入れられるかわかりません……。
『……不死身の少年、ですか?』
2時限目の授業後の休み時間。
クラスで
動画投稿サイト、Hero-Tubeですね。
そこには、ビルから剥離したのでしょうか?
歩道に落下した瓦礫と、その下から染み出る大量の赤い液体が映っていて……赤い、靄?
キラキラとした輝きを宿した靄が立ち上ぼり、瞬く間に少年の体が形成されました。
瓦礫のすぐ側で、全裸の腰を抜かした少年。
友人でしょうか?
モサモサした髪の少年が駆け寄ってきます。
この制服は……田等院の近くで詰め襟。折寺中学ですね。
場所からして、この全裸の少年は今朝の事件の被害者のようですね。
『すごい個性よねっ!超再生とかかしら。』
銀色の髪を揺らして、興奮したように銀嬢さんが声をあげます。
『完全に瓦礫の下敷きになった状態から復活ですか。……超再生どころか、蘇生とか、〝残機制〟とか?』
『あー、なるほど?』
『でも、いいもの教えてくれてありがとうね、銀嬢さん。』
もしヒーローになるつもりなら、この男の子は後々有名になるかもしれませんね。覚えておきましょう。
……銀嬢さん、いえ、銀猫にはご褒美をあげましょうか。
昼休み。
私と銀嬢さん、いえ、私のペットの銀猫は、誰もいない家庭科準備室に来ています。
『さっきはありがとうね、銀猫♪』
『……にゃぁ♪』
ん。私が銀猫と呼ぶ場では、言葉を話してはいけないという命令、ちゃんと守ってますね。いい子だわ。
なでなで。
さわり心地のいい銀の髪をなでてあげます。
『ふみゃ♪』
眼を細めて可愛い声で鳴く銀猫。
初めて会ったときには、家の財力だの自分の外見だのを鼻にかけた少女だったのですが、いまや私の可愛いペットです。
『ねえ銀猫。お前、雄英の経営科を受けるんだったわよね。』
『にゃ。』
こくこく頷く銀猫。
『私ね、雄英のヒーロー科と普通科、併願で受けることにしたの。』
『……みゃあ?』
そうなの?って感じで小首をかしげる銀猫。
しぐさが愛らしいですね。ホントに。
『二人とも受かったら……お祝いしましょう。もしどちらかが落ちたら残念会を。』
言いながら、人指し指と中指を立てます。
私の仕草を理解した銀猫が、自分の制服の隠しポケットから、私が預けたライターと、少量用のシガレットケースを取り出します。
『んっ……。』
銀猫が差し出したスリムロングなタバコを口で咥え、彼女にライターで火を点けさせます。
吸い込む甘い香り。
はぁ、慣れてしまった自分がやっぱり、少しだけ嫌ですね。
個性を発動……。催眠誘導と快楽増進の効果を呼気に込め、サポートアイテムであるタバコの煙と一緒に、銀猫の顔に吹き掛けます。
『みゃ、みゃぁぁん♪』
眼差し……瞳の中の意思の輝きが快楽に塗り潰されていくのがわかります。
『銀猫ぉ♪その時は……お前のヴァージンを奪ってあげるわね。そうしたら、お前は完全に私の物になるの。』
私にしがみつき、力無くもたれ掛かる銀髪の美少女。
猫の鳴き真似もできないのか、ふっ、ふっ、と息を洩らすだけ。
『死ぬまで私のペットになるのよ♪』
銀猫……銀嬢遥が雄英の経営科に入学すれば、母が受けた依頼にも使えることでしょう。
持つべきものは友ですわね。
さて、このまま愛撫したいところなのですが、休み時間中に終わりそうにないので、なでなでして甘い言葉……心を更に縛り上げる暗示を掛けるにとどめました。
吸殻も銀猫のポケット灰皿にきちんと処分しましたし。
ずっと警戒していたのですが、結局、母がオモチャのスイッチを入れることは有りませんでした。
……逆に腹が立ちますね。
さて、帰宅で……っ!!あっ!
玄、関に、入るなり、ス、スイッチが、つ、強っ。
あ、マ、ママ?
ちょっ、タバコ、咥えて、ま、待って……。
『お帰りなさぁい♪今朝、伊吹ちゃんが言ってた通りに、たくさん可愛がってあ・げ・る。 ふーっ♪』
ママに、煙、吹き掛け、られて、う、こ、これって……か、体のちか、ら、抜け、動け、ないっ?!
『あらあら、お疲れかしら? ママといっしょにベッドにいきましょ♪』
う、う、声も、だ、せな、や、オモチャ、止めて、ママぁ!イジワルぅ~っ!!!
日常を静かに、表向きは真面目に幸せにくらしてるんだよなー。
単純なドロップアウト組より邪悪かもしれませんな、この母娘。