巨根なグラン君が色んな女の子にいいようにされたりしたりする話 作:空使い
便器に顔を突っ込んでゲーゲーやっていたアリーザが、ようやくやつれた顔を上げる。
生臭いザーメンを吐き出し続けるアリーザの背中をずっとさすり続けていたグランが、気遣わしげに声をかける。
「大丈夫? アリーザ。ザー……毒、やっぱり飲み過ぎたんじゃ……」
「……げほっ、ふぅ……ダイジョーブ、スッキリしたよ。あたしもちょっとだけ修業不足だったみたい。もうヘーキ」
そう言って、ちょっと残念そうにしながら水洗のレバーを下げるアリーザ。
せっかくたくさん出して貰ったのに、毒と言ってしまった手前、捨てないというわけにもいかない。
ゴボッ! ゴボッ! と激しくつっかえながら排水口に吸い込まれてゆくグランの精子たちを見て、アリーザは申し訳ないキモチで一杯だった。
排水タンク内に大量のゴミザーメンを流されるフロンティア号もイイ迷惑である。
ようやくスックと立ち上がったアリーザは、グランに振り返ると、やや赤い顔でグランの手を掴んで言った。
「じゃあ今度こそシャワーね。一緒に入るよっ」
「は、ハイっ」
ギクシャクしながらグランを空っぽの浴槽に押し込んだアリーザは、ごく自然に隣に滑り込むと、シャワーの蛇口をひねって温度の調節を始めた。
ふと、自分がいま『初めて恋人を自分ちのお風呂に連れ込んだ状況』という憧れのシチュエーションにあると気づくアリーザ。
更に『その恋人がとびっきりの箱入りでエロ知識が全く無かった』、『しかもそのコは若くして最強の騎空団の団長で、全空の異性から好意を持たれている』という、ジュブナイル小説家も恥ずかしくってボツにするような奇跡の合わせ技だ。
(……改めて考えると鼻血吹きそう)
思い返して真っ赤に上気する身体をごまかすように、アツめのシャワーを全身に浴びてこびりついた汚れを落としてゆく。
グランもグランで、初めての恋人シャワーに興奮して、自分の胸の中でもくもくとシャワーを浴びるアリーザをただぼうっと見つめていた。
すると、髪についている精液がなかなか落ちないのか、シャンプーに伸びたアリーザの手がぴたっ、と止まった。
「…………団長、あ、洗って」
「えっ?」
震える声がシャワーに紛れてよく聞こえず、思わず聞き返すグラン。
「だから、髪、グランが洗ってっ! きょ、今日の修業はあたしが師匠なんだから、ちゃんと敬意を持って洗ってねっ!」
そう言って、背中を向けたままのアリーザにシャンプーのボトルを押し付けられ、グランは慌てて薬液を手の平に取る。
「……そんなんじゃゼンゼン足りないよ」
「えっ? け、けっこう多目に取ったんだけど」
「もうっ、髪の長さがゼンゼン違うでしょ! 女の子はタイヘンなんだからねっ……♪」
そう言いながら、グランに両手を出させて、大量のシャンプーをドプドプと注ぐ。
「えっ……こんなに……ど、どうすれば」
「髪全体によく馴染ませて。優しくね、ゴシゴシなんてしたらダメだかんね! 髪、痛みやすいんだから」
自分の後ろで、冷たい薬液をおっかなびっくり髪に垂らしてゆっくりと馴染ませてゆく大きな団長を正面の鏡越しにこっそり盗み見て、アリーザは殺意が湧くほどに初々しい一連のイチャイチャに絶叫しながら暴れまわりたい衝動に駆られた。
(うっわーーーーーーっ!! うっわーーーーーーーーーーーーっ!!! 今のスッゴい恋人みたいだったよねっ!? ムズムズするっ!! なんかスッゴいムズムズしたっ!!?)
散々どスケベなコトをしておいて、今更こんなコトで大興奮する元公女アリーザ(17)。
彼女もたいがいズレている。
頭にかけるのなんて全部シャンプーだろとしか思わなかったグランは、アリーザがトリートメントだかコンディショナーだか言って指示するのに四苦八苦しながら、実に三十分以上かけて髪のケアをさせられていた。
女の子の可愛さの裏にあった努力に多少は感心しつつ、鏡に写った上気したアリーザが目をつぶって色々と指示を出しながら、時折キモチ良さそうに笑ったり、うでの間で大きなおっぱいがぐにゃんぐにゃんと形が変わるのを眺めたりで、そのやたら無防備な可愛い仕草にちんちんのイライラが最高潮に達していた。
表面上は穏やかな顔をして「こう?」「痛くない?」等とのたまいつつ、もう全部ぶち壊して後ろからチンポぶち込んでやろうかという思いと必死に戦っていた。
(拷問だ……こんなん拷問だろっ…………!)
もうココまで来たら突然ぶち込んだトコロでたいして問題ないような気もしたが、ココまでアリーザの苦しい嘘に乗ってきたからには、このとんでもメスドラフが一体どんな理由をつけてセックスに持っていくのか、ただそれを見てみたい一心である。
グランはエロのためならばどんな我慢もできる男だった。
それだけに、次のアリーザの言葉はグランに取ってかなり苦しいモノだった。
「……ふぅ、まあ髪はこんなモンね。次はあたしの身体を洗います……す、スポンジとか使っちゃダメだから。ちゃんとグランの手で、マゴコロ込めてスミズミまで洗ってねっ!」
依然背中を向けたままだが、正面の鏡でニヤついた顔がモロバレである。
グランは内心血涙を流しながら、大量のボディーソープをアリーザの肩からぶっかけ、両手をその柔肌に這わせていった。
「んっ……あっ……♡ だんちょ……くすぐったいよっ……♡ あっ……♡」
グラン君、もうやけくそである。
もっちり張りのあるアリーザの肌は最高にキモチイイし、両手の中でグネグネと形を変えるドラフっぱいは確かにいつまでも揉みしだいていたい最高級品ではあるが、今のグラン君はとにかくおちんちんが破裂しそうなのだ。
背中からすっぽりと抱え込むようにアリーザの小さい身体をなで回し、おっぱいを根元から搾るように揉みしだき、乳首をコネコネとこねる。
そして、どさくさ紛れにアリーザの背中にチンポをズリズリとコスりつけた。
「アひッ……だんちょー、いいカンジだよっ♡ ……そうそう、全身を使って……シショーに敬意を込めて、抱きしめるカンジで……♡ そう、そんなカンジぃ……おっぱいだけじゃなくて、もっと下もぉ……♡」
グランが張りつめた裏筋を背中にコスりつけると、アリーザもそれにあわせてくねくねと身体をくねらせて甘い声を上げる。
イケる! と思ったグランは、
「アリーザ……俺もなんかキモチよくなっちゃって……アリーザの背中にコスれて、チンポからまた毒が出ちゃいそうなんだ……!」
と、いかにも戸惑ったような声を出した。
「えっ? ……もうっ、仕方ないなぁ……イイよっ。でも髪にはかけないでねっ」
アリーザはちょっと怒ったような声でそう言っているが、自分の身体でグランが興奮してくれる堪えきれない嬉しさで、顔がトロけてしまっているのが鏡で丸見えである。
グランはそんなどスケベドラフのピンピンに勃起した乳首をつまみ上げ、もう片方の手ですべすべのお腹、その子宮の上の青アザ辺りを撫でさすりながら、ビキビキに膨らんだチンポをアリーザのぬるぬるの背中に擦りつけた。
「あっ……イクっ! アリーザっ、出るっ!!」
ビュクッ……ビュクッ……ドクッ……ビュルルッ……ビュクッ……!!
後のコトも考えて抑え目にした射精だったが、それでもアリーザの背中にはかなりの量のザーメンが吐き出されてベッタリと白く染め上げてゆく。
「んっ……く……アツい……♡」
アリーザは、背中に感じるアツさと、お腹の青アザから感じる鈍い痛み、石鹸の匂いに混ざっても鼻をツンとさすザーメンの生臭さに、思わず弛みそうになる頬を必死に抑えた。
(ほかの団員も乗ってる船のお風呂場でこんな……エッチ過ぎるよぉ……♡)
グランのマジカルチンポミルクの匂いで順調に脳ミソがトロけつつあるアリーザを尻目に、多少なりとも猛りが静まって落ち着いたグランは、アリーザの背中に排泄したザーメンとボディーソープを混ぜ合わせて、アリーザの全身にせっせと塗り込んでゆく。
(一度はやってみたかったんだよなぁコレ)
アリーザがプルプルと震えているのをいいことに、首、肩から脇の下、腕、胸、脇腹にお腹と下がってゆく。
そして今度は狭い浴槽の中でなんとかしゃがみこんで、足の先へ。
「アリーザ、足上げて」
「う、うん……♡」
両足の指の間から足裏まで丹念に泡立ったザーメンソープを塗り伸ばし、足首、ふくらはぎ、膝裏とどんどん上に上がってゆく。
鍛えられてむっちりとボリューミーな太ももをを丹念に揉みしだくと、アリーザが一際甘い声を上げる。
「ふぅぅっ、あっ……はぁ♡ そ、そこ、しっかりねっ♡ だっ、大事な脚ぃ……も、もっと、もっとっ♡」
「はーいっ♪」
長く厳しい鍛練によって太く引き締まった炎鳴流の大事な脚に、グランのきったないザーメンが泡立てた石鹸と一緒にたっぷりと塗り込められてゆく。
アリーザはその冒涜的な所業に、ゾクゾクとした快感でうち震えた。
(あたしの大事な脚に、グランの精子が染み込んでく……こんなのゼッタイダメなのに……おじーちゃんに殺されちゃうよ……♡ 身体中が団長専用にされちゃってるよぉ……♡)
太ももに十分満足したグランは、すっかり出来上がったアリーザを焦らすように脚の付け根を丹念に揉みほぐし、下腹部の薄く繁る陰毛あたり、恥丘すれすれまでグイグイとマッサージしてゆく。
「あっ……♡ あっ、そこっ……♡ はぁ、はぁ……」
もどかしそうに身体をくねらすアリーザを鏡で堪能した後、グランは両手をアリーザの尻タブに沈め、グニグニと揉みしだいた。
「くひゃぁっ!?」
次こそおマンコに……と身構えていたアリーザが、驚きの声を上げる。
女性らしくもっちりとしつつも、同じドラフのラムレッダと違いしっかりと引き締まった筋肉を感じるお尻は、グランの両手に感動的な感触を返してくる。
(おおっ、コレはなかなかっ……!)
グイッと尻タブを割り開けば、淡い桜色のキレイなすぼまりがクパッ、クパッとひくついている。
(おっほっ♪ ……ん?)
真っ赤な顔でバタバタと暴れてお尻を必死に隠そうとするアリーザを強引に力でねじ伏せつつ芸術的なアナルを至近距離で観察していると、グランはある違和感に気づいた。
「ちょっと腫れてる?」
ぴたっ、とアリーザが動きを止める。
アリーザの子供のようにキレイなケツ穴は、僅かに充血して盛り上がり、よく見れば端の方に赤い切り傷のようなモノが見えるのだ。
口をアワアワと開け閉めするアリーザを鏡越しに見て、グランはハッと気づいてしまった。
(えっ…………あ、アリーザって、アナニストだったのかっ!?)
ズガーン! と雷に打たれたような衝撃がグラン君を駆け巡った。
(モノホンのお姫様で、格闘ムスメで、幼なじみNTR属性で、アホの娘でどスケベメスドラフでソフトMでしかもアナニスト?? 属性盛りすぎだろうがっ! もっとチンポに優しくしてぇっ!(?))
心底から意味不明な歓喜の叫びを上げつつ、鼻息荒く太くゴツい指にヒールをまとわせ、ヌプヌプとケツメドに抜き差しする。
「あっ!? ちょっ、だんちょっ、ソコはっ!?」
「アリーザ、ココもちゃんとキレイにしないとっ! 今日は弟子としてスミズミまでご奉仕するからねっ! 団長にまっかせてー!」
調子に乗りすぎである。
アリーザも隅々まで丹念になぞと言ってしまったせいで反論もできず、シェロの特製ディルドでもってアナル拡張とアナニーに夢中になって励んでしまったコトを心底後悔していた。
流石に前のハジメテを道具で破ってしまうのがなんだかもったいなくて、エロ本に乗っていたお尻イジリに挑戦してしまった挑戦心豊かすぎる過去の自分を蹴り飛ばしたい気分だ。
キレイに、等と言ってはいるが、グランがこっそりとお尻の傷をヒールで治しているのがじんわりとくすぐったいような快感と共に感じ取れた。
(ぜ、ゼッタイ痔だって思ってるよぉ……!)
優しいグランのコトだ、きっと自分を傷つけないように痔と直接言わずに治そうとしてくれたんだろうが、バレバレの気づかいがかえって恥ずかしい。
(ちがうのぉ……それは昨日調子に乗って一分の1まで挑戦した時に切れちゃって、傷薬だけじゃ治しきれなかっただけなのっ……!)
グランにズバリ理由を的中されているとはつゆも知らず、アリーザは羞恥心に悶える。
(おおっ、スゲェ……コレってスッゴい開発されてるんじゃ!? オイオイオイオイコイツ、ウブなネンネな顔しやがって、毎晩ケツ穴イジりですかどスケベ姫ドラフありがとうございますっ!!)
しばらくアリーザのケツ穴をコネ回して、中の腸壁にまでしっかりザーメンソープを塗り込めようやく満足したグランは、ヌプっと指を引き抜いてホカホカと湯気を立てる指を洗い流した。
そしてプスプスと頭から湯気を出しているアリーザにニッコリと笑いかけた。
「ハイっ、キレイになったよ♪」
「………………あぅ……」
「さて……あと残るはココだけなんだけど……」
そう言って、アリーザのおまんこをすっぽりとおおうように上から武骨な手を当てる。
中指はぷっくりした割れ目に沈み込み、指の付け根がピンと張りつめた肉芽を優しく押し潰す。
女の子の大事な部分を大きな手の中に包まれ、ナゼか跳ね上がる鼓動にどぎまぎしながらアリーザが鏡の中のグランを見つめると、グランは困ったような顔で眉を八の字に歪めていた。
「その……男のココがおちんちんって言うのは知ってるんだけど、女の子のココの呼び方を知らなくて……アリーザ、教えてくれる?」
そう言って、アソコ全体を押すように、手にギュッ、ギュッと力を込めるグラン。
急所を握られ、ひどく雑に性感帯を刺激されて、アリーザ身体がビクビクと震えるのを抑えられなかった。
(そ、そっか……そうだよね、それも知らないんだよね……っ)
アリーザは羞恥心をこらえつつ、グランに自分の身体を使って性教育をするのに興奮しながら口を開く。
「そ、ソコは……お、おまんこ……おまんこって言うの」
「え? もう一回言って貰っていい?」
「お、おまんこ! ちゃんと一回で覚えて!」
「うん、ココがおまんこね……♪」
鏡に腰をつきだして真っ赤な顔でイヤらしい言葉を口にするアリーザに興奮しつつ、更に質問を重ねてゆく。
「じゃあ、アリーザ、この尖っているトコロは?」
「……くり、クリトリス……」
「じゃあ、このぷにぷにしたトコロは?」
「だいいんしん……」
「じゃあコレは?」
「んくっ……しょーいんしん……ちょっと、だんちょー、遊ばないでよっ」
一ヶ所ずつ丹念に指でザーメンソープを塗り込みつつ、くぱぁと鏡に向かっておまんこを大きく開き、淡いピンクのヒダヒダを指先でグニグニしだしたグランに怒ったような声を上げるアリーザ。
グランはいかにもわざとらしく「ゴメンゴメン、なんだか珍しくて……男とはゼンゼン違うんだね」等と単に好奇心でそうしてる風を装い、アリーザの秘部をイジリ倒す。
すると当然、
「アリーザ、アリーザのおまんこから透明な汁が溢れてきてなかなかキレイに出来ないんだけど……?」
アリーザの膣口から、透き通った準備汁がだらだらと止めどなく溢れてくる。
指の間に出来たアーチを鏡越しに見せつけると、
「…………っ、そ、それはおちんちんから出てくる準備汁とおなじようなモノで、えっと……とにかくそういうモノなのっ! あたしの身体も次なる修業に向けて準備してるのっ!」
真っ赤な顔でそう言い放つと、シャワーの蛇口をひねってお湯を出し、身体中の泡とザーメンを洗い流してゆくアリーザ。
グランはいよいよ支離滅裂な説明に吹き出しそうになりながら、アリーザからシャワーを奪い取って身体を洗い流してやった。
「さあっ、いよいよ最後だよっ、最後!」
一目で分かる空元気で大声を出しながら、アリーザとグランはベッドに戻ってきた。
流石にグッチャグチャにままでは身体を洗った意味がないので、シーツとマットレスはグランがミスラの力を再現した時魔法で時間を巻き戻し、元のキレイな状態に整え直してある。
もちろん、アリーザの女の子な匂いも元通りだ。
ベッドの上で、互いに正座で向き合う二人。
もちろん全裸だ。
アリーザがおもむろに口を開き、もったいぶった口調で言う。
「団長……いや、グラン。今日は初めての修業なのに、よくついてこられたね。あたしもびっくりだよ」
「はいっ、ありがとうございますっ!」
まだコレを押し通すコトにびっくりである。
「そんなグランには、いやグランだからこそっ! …………最後は応用編に挑戦してもらいます」
「応用編……ゴクリ」
ゴクリじゃないが。
もうグランのチンポはバッキバキのバッキンガム宮殿である。
っていうかもうセッ◯スだろ。
どう考えてもセ◯クスじゃん。
「今までは交互にそれぞれの弱点を痛め付けて鍛えてきたけど……この修業では、同時にお互いの弱点を攻撃しあうんだ…………!」
「ど、同時に……!」
「その危険な修業、炎鳴流の秘奥の秘! その名も――――」
「セックスだよっ!」
セックスじゃねーか!
「せ、セックス……そんな修業方法がっ……!」
しかしこのグラン君、ノリノリである。
アリーザが赤い顔でとんでもない単語を堂々と言い放つのを聞き、思わず前屈みになりながら復唱する。
「いいっ!? この修業方法は一子相伝の炎鳴流に伝わる由緒正しき修業方法なの。ゼッタイに他人に口外しないコトっ! セックスはホンッッットーに危険な修業なんだからねっ! あたし以外のヒトとはゼッタイにやらないって約束してね?」
「はいっ! ダレにも言いませんししません!」
グランはアリーザの目を真っ直ぐに見つめて言いきった。
すがすがしいほどのクズだ。
「よろしいっ。……セックスの説明をすると、その、グランのおちんちんを……」
アリーザはグランの股間からそそりたつ天性器を指差し、
「あたしのお、おまんこに何度も出し入れする修業ねっ」
続けて自分の下腹部を遠慮がちに指差した。
ちょっと目線を外しつつ太ももをモジモジさせている。
「ナルホドッ! じゃあ……っ!」
「まま、待って待ってってっ! 危険な修業って言ったでしょ!? その……あ、あたしも実際にやるのはハジメテだし……」
グランが我慢できずにグイッと身を乗り出すと、アリーザは慌てて腕を前に出してそれを押し留め、真っ赤な顔でしどろもどろにそう言った。
お姫サマ、この状況で処女カミングアウトである。
(おおっ、わかっちゃいたケド、実際に目の前で言われるとなんか……感動する。シコい)
「それに、セックスには準備が必要なの。その、せーえ……毒がおまんこに入ると、こう……お腹が腫れちゃうの。じゃ、弱点だからね、その……とにかくキケンなんだっ!」
そう言いながら、サイドテーブルの引き出しをガサガサと漁り出す。
(た、確か前に勢いで買っちゃったヤツがコノへんに……あった!)
グランが不思議そうにそれを眺めていると、振り返ったアリーザが手に持った小さな箱を見せてくる。
「そこで……コレよっ! セックス修業のトキ、毒がおまんこに入らないようにするおちんちん用の装備っ! ええと……超極薄スライムせいドームがたかばー……ひにんよぅ……こ、コンドームってヤツねっ!」
「そ、そんなモノがアルノカー」
グランとしてはもう、なんで秘伝の修業方なのにそんな専用の製品があるのかとか、ちょっと古そうなのに封を切った様子も無さそうとか、サラッとエルーン・Lサイズとか書いてあるとか色ツッコミたいコトはあったが、上気した顔で意気揚々とコンドーム! とか言っちゃうアリーザがアホシコくてとにかく突っ込みたかった。
切に。
「待ってね、今……あれっ? えっと……」
「あ、ソコ、真ん中んとこのシール剥がして……」
「あ、ホントだ……し、知ってるよっ!?」
慣れない手つきでちょっと箱を歪めながら小分けされたスライムを一枚取り出すと、端の方をピリピリと裂いてコンドームを取り出した。
「おぉ……な、なんかエッチだ……じゃなくてっ! さ、早速おちんちんに装備させるよっ! せ、説明書…………うらおもて……こ、こうか……」
激しくテンパった様子のアリーザは、もう顔どころか身体中を赤く染めて、はあはあと息も荒くコンドームをグランの亀頭に被せようとしてくる。
「うわぁ、エッロ……ってか、それサイズ……イテっ!? イテテ、ちょ、アリーザ!?」
しかし、しょせんは妄想力だけの処女。
コンドームに適正サイズと言うものがあるなんて分からず、どう考えたってグランの巨根に対応できようハズもないエルーンサイズのコンドームを必死に亀頭に被せようとして、ガリガリと爪で引っ掻いてしまっている。
「ちょ、ちょっと、動かないで……おっかしぃな……説明書だと……あ」
結局、無理やり引っ張られたコンドームは被さる前にビリっと裂けてしまった。
それを呆然と見つめるアリーザ。
「……あの、アリーザ多分それ、サイズあってないみたい」
グランがおずおずと声を掛けると、アリーザはようやく箱に書かれたエルーン・Lサイズの文字に気づいた。
(……え? エルって一番大きいんじゃないの!? エルーン用ってちっちゃい? 確かにちらっと見えたスタンは小指くらいだったけど……どうどうしよう、コレじゃセックスできないよ……っ!?)
プルプルと無言で震えていたアリーザが、無言でコンドームの箱をクズ箱に放り投げる。
「……うん、まあ、ちょっとしたミスね。次はちゃんと用意するよ。今日のトコロは、あー……」
アリーザがボソボソと言うのを聞いたグランは、まさかのお預けムードに慌てて何か言おうとしたが、それより早くアリーザがスゴいコトを口走った。
「まあでも、おまんこセックスはムリでも……セックスは別のトコロでもできるよっ! ……ぐ、グランはちょっと……ちょっとだけ待ってて、すぐ戻って来るからっ!」
アリーザは呆けるグランにそれだけ言い放つと、ベッドから飛び降りて再びお風呂場に飛び込んだ。
脱衣所の棚の奥から、一本のクリスタルボトルを引っ張り出す。
ラベルには、『リアル精液ローション』の文字と、セクシーな男の子のイラスト。
アリーザはちょっとだけもったいなく思いつつも、流石にそのまま持っていくワケにもいかないので、そのラベルをビリビリと剥がしてしまった。
そして浴室に入り、ユニットバスの便器の蓋を開けると、おもむろにシャワーのホースを引っ付かんでイソイソとシャワーヘッドを取り外し始めた。