巨根なグラン君が色んな女の子にいいようにされたりしたりする話 作:空使い
女の子は何年経っても設定年齢のままです。
設定年齢のままです(威圧)。
騎空艇グランサイファー……を先頭に、雲を割り開いて悠々と蒼穹を駆る騎空船団。
今ファータグランデで最もアツい、もし騎空士になったら入ってみたい騎空団の堂々第一位、あの有名なムッツリグラン(ムッツリなのはあまり知られていない)の率いる騎空団は、先程小休止として立ち寄った小さな島での荷揚げ荷下ろしを済ませて、残り一週間ほどの航路に戻ったところであった。
その船団のうち、ひときわ目を引く最も大きい一隻。
主に休暇を過ごす団員が多く搭乗する、居住用特Ⅱ型大型騎空艇、その船内の広い廊下に一つ、何かを隠すようにこそこそと視線を泳がせながら、早足で歩く影があった。
その人影は、マントに隠すように小脇に挟んだ小包を抱え直し、金槌と樽とライフルを組み合わせた意匠の掛札が掛けられた部屋の前で立ち止まると、一度キョロキョロと、頭の両側でくくられた銀髪を揺らして周囲に人影が無いことを確認してから、細く開けたドアの隙間からするりと室内に滑り込んだ。
「ふい~……焦ったぁー」
背中でドアを閉め、その場にずるずるとへたり込むように座った一人の少女。
右手で額の冷や汗をぬぐい、左手に細長い小包を抱えて、安心したように赤い頬をほころばせるその少女は、銃工房三姉妹が一人、次女の銃設計士、ククル姉ちゃんにまっかせてーっ! の、ククル(18)であった。
18才だ。
18才である。
「アンナはまだ分かるけどさー、まさかリーシャさんまでとはねー……」
そう言いながら、大事に運んできた小包を目の前に持ってくる。
なんの変哲もない土色の包装紙に、丁寧に貼り付けられた受け取り伝票の、『騎空艇パーツ』との文字。
それを見つめながら、ククルはなにかイケないことをしているみたいなドキドキした気分になって、頬が熱くなるのを感じた。
さて、この細長い小包、もちろん中身は騎空艇の部品などではない。
そもそも、騎空艇整備士でもなんでもないククルのような身綺麗な少女が、自分名義でこんな小さな騎空艇のパーツを注文している時点で中身はお察しというものである。
当然、そんな初歩的な偽装工作などとうの昔に見飽きている集積所のおじさんは、ククルに小包を手渡してサインを貰いつつも、訳知り顔で生暖かい視線を送っていたのだが、幸か不幸か純粋なククルはそれに気づくこともなく、緊張と興奮で頬を染めながら停留しているお艇までとっとこ走っていった。
偽装はカンペキ(笑)であるし、万に一つも呼び止められるコトはないだろうとは思ったククルだったが、なんとなく、男性団員には絶対会わないようにしようとかなり警戒して回り道を繰り返した。
その途中何度か同じ『騎空艇パーツ』の小包を抱えた団員とすれ違い、挙動不審になる相手に自分自身もバツが悪い思いをしながら無言の会釈を交わしつつやっと自室にたどり着いたのであった。
へたり込んだままブーツを脱ぎ捨て、行儀悪くズリズリと這うように三つ並んだベッドの真ん中、自分のベッドに這い上がる。
いざ小包を前にすると、ククルは喉がカラカラに渇き、自然と背筋が伸びた。
足は、何故か正座である。
(大丈夫大丈夫、深呼吸ぅー、深呼吸……シルヴァ姉はエンゼラで見張りの当直、クム坊は掃除当番であと二時間は帰ってこないっ!)
そう自分に言い聞かせて、震える手で包み紙に手を掛ける。
やたらと丁寧な包装をもどかしく思いながら、半ば破るように土色の紙を剥ぎ取ると、緩衝材の中から出てきたのはいかにも高級な雰囲気ただよう桐の箱だった。
上蓋には金箔押しで、よろず屋シェロちゃんの文字。
そしてその下に、騎空団……正に今、自分が所属している、この騎空団のエンブレムの焼き印がはっきりと焼き付けられている。
小さく刻まれた本人監修の文字に、ゴクリ、と生唾を飲み込む。
「お、お姉ちゃんに内緒で、こここ、こんなモノをつくっちゃう団長のが悪いんだからっ! ……ククル姉ちゃんが、ちゃ、ちゃんとチェックしてあげなきゃだよね、うんっ!」
まるで言い訳でもするようにそう言うと、恐る恐る蓋に手を掛ける。
心臓がバクバクと跳ね回り、息苦しいほどに緊張が高まる。
いやに下腹部が熱い。
じゅんっ、と下着が湿るのがわかる。
いいのか?
女の子として、コレを開けちゃっていいのか?
脳裏に憧れの男の子の無邪気な笑顔が浮かぶ。
(こ、これはお姉ちゃんの使命なんだから……!)
最後の良心も見て見ないふりをして、目をぎゅっとつぶる。
「あ、あけるよ!」
自分自身に言い聞かせるように声に出し、一息にエイっ! と蓋を開け放った。
同時に、目をカッと見開いて箱の中をのぞき込んだククルは、中に横たえられたソレを目の当たりにして、
「ぴゃ~~~~っ!!!?」
妹そっくりの悲鳴を上げてひっくり返った。
(えっ!? なに、今の!? ナニ? これが、だ、団長のっ!?)
ククルは真っ赤な顔を両手でおおいかくし、頭から湯気をふいて混乱していた。
恐る恐る指の隙間を開けて、箱の中のソレをもう一度確認した。
「おっ……きぃ……」
黒々とした腕のように太い幹は、わずかに反り返りながら箱一杯にのびて、表面にはたくましい血管がうねうねとのたくっている。
その先には、ぷっくりと大きく傘を開いた赤黒いキノコがテカテカとやらしく光を反射している。
そして根本にはずっしりと重そうないなり寿司が二つ、今にもどくどくと脈動を始めそうな生々しさを持って鎮座ましましていた。
そう、これこそ、よろず屋シェロちゃんが絶大な自信をもって世に送り出したこだわりの一品、『一分の1スケール・マイリトルグラン君(ディルドタイプ・玉付き)©️』であった。
とんだグロ映像である。
ククルは、いつの間にか顔から外れた手を股の間に挟んで、真っ赤な顔でまじまじと一分の1スケールマイリトル……もういいや、ちんぽを見つめた。
(うわーーっ! うわーーっ♡)
これはヤバい。
なんだかよく分からないがヤバい。
なんかきっとダメなヤツだ、スゴくダメで……
とにかくダメなのだ。
「こ、これが、団長の……」
無意識に伸びた左手が、リアルちんぽの表面にピタッと触れる。
「う、うわぁ……固くて……なんかちょっと柔らかい」
つつつっと竿をなぞり、ぷにっと先端に触れると、陰茎部分より柔らかい素材でできた亀頭がうにうにと形を歪めた。
それに感動しつつ、根本の袋をつまんでみると、ダルダルの皮の中にプリプリした玉が逃げ回る感触がする。
ククルは、一分のいt(ry の売り文句の一つだった、最新のスライム配合技術と錬金術を応用した、限りなく本物のおちんちんに近い感触! という、正気のヒトが聞けば気を疑うような文面を思い出して、技術のちん――進歩に貢献した恩人たちに喝采を送りたい気分だった。
やめて差し上げろ。
「こ、コレはいけないよっ! はは、ハンザイだよっ!」
ククルは夢中になって、鼻息も荒くグランのちんぽをいじくり回した。
同時に、パンツの中に突っ込んだ右手で、ぐちゃぐちゃにとろけた蜜壺を激しくかき混ぜる。
(団長ったら、ククル姉ちゃんに内緒で、ここ、こんなエッチなモノを育ててたなんて! お姉ちゃんとお話してる時も、一緒にお仕事してるときも、パンツの中にはこんなのを隠してたんだっ♡ こっ、これはお仕置きが必要なんじゃないかな!? お姉ちゃんには、お、おとーとの成長を確かめるギムがあるからね!)
守るべき妹も、尊敬する姉も、ひそかに憧れる弟分も近くにおらず、気を張る必要のない安全な密室の中で、あわれククル姉ちゃんの頭は果てしなくアホな方向へトロけていった。
下着は用をなさないくらいにびしょびしょに濡れ、ベッドのシーツにもどんどんシミが広がって行く。
(団長ったら、こ、こんなにおち、おちんちんをおっきくしちゃって……こ、こんなスゴいのククル姉ちゃんに入れちゃいたいんだ……もう、こんなのねじ込んだら、女の子は故障しちゃうんだから♡ あ、甘えていいのは、ククル姉ちゃんだけだからね……えへへ、まっかせて~♡)
いよいよイイ感じにゆで上がった頭で、頭の悪い妄想に顔をだらしなく崩すククル(18)。
とても類縁には見せられない恥態だ。
「こ、コレ……は、入るのかな?」
おもむろに、いじり倒したちんぽをじっと見つめ、頭から煙を出しながら口を大きく開く、しっかりもの(笑)の頼れる(失笑)お姉ちゃんククル(18)。
顎が外れそうなほど大きな口で、今まさに先端を咥えこもうと――
「たっでーまぁーーーっでごぜーますっ!!」
がたがたがたがたばさあっっ!!
元気はつらつとした可愛らしい大声と共に、バァンっ、と開け放たれたドアを見た瞬間――
ククルは光の速さでディルドとその包みをベッドの下に放り込み、足元の掛け布団を引っ付かんで頭からかぶり、会心の狸寝入りを決め込んだ。
この間、わずか半秒の出来事である。
(社会的)死の危険を目前にして、ククルは自身の限界を超えた。
「……ぴゃ? ククル姉、そんなに慌ててどうしたですか?」
無意味だった。
っていうか、見てから反応した時点で既に遅かったのだ。
ククル姉ちゃんの命運は風前の灯火だ!
「ん、んんぅ~……ん……クム坊? 部屋に入る前は、ちゃんとノックしなきゃ駄目よ?」
そんなククル姉ちゃんが取った行動はまさかのゴリ押しだった。
どうあっても、たった今目を覚ました事にしたいらしい。
普段こんな時間に寝てないだろとか、ノックなんかした事ないじゃんとか、そげな些末ん問題ば、どうでも良かろうもん(アウフスタ弁)。
クムユは、そんなククルの有無を言わせぬ空気に内心首をかしげながら、特に反抗する理由も見当たらないのでそれ以上はツっこまない事にした。
末っ子はカシコイのだ。
「ごめんなさいです……? くんくん……なんか変なニオイがするよーな――」
「あーーーーっ、と、そ、そう言えばクム坊! きょきょ、今日はお掃除早かったじゃない! なんかあったのかなっ!?」
「ぴゃっ!? え、えっと、最初にお、おトイレ掃除しようとしたら、ファラさんが残り全部代わってくれたです」
「へ、へぇ~、そうだったんだ」
(なんで今日にかぎって!)
ククルは、気のいいファラの気まぐれなお節介に、理不尽な憤りを――
「――あっ…………クム坊?」
「? なんでごぜーますか?」
「……ファラさん、ナニか持ってた?」
「??? えーっと……あ、そう言えば、なんか小包持ってたような……」
(ファラさんもかーーっ!! っていうか、トイレでってぇーーーっ!!!)
ククルは布団の中で頭を抱え込んだ。
……びしょびしょのシーツが気持ち悪い。
とにかく、一度クムユに外に出てもらわないとと思ったククルは、気分が優れないからなにかスッキリする飲み物を厨房から取ってきて欲しい、とかなんとか理由をつけて素直な妹を外に追い出すと、素早くベッドから跳ね起きた。
ドアに耳を当て、クムユが離れていくのをしっかり確認すると、念のためドアに鍵を掛けてから証拠の隠滅をはかる。
ベッドからシーツをひっぺがし、水浸し状態の下着とスカートと一緒に洗濯カゴヘ突っ込む。
困ったコトに、先程はちょっと興が乗りすぎたようで、マットレスにまで大きなシミが出来てしまっている。
「…………マズイ」
これはヤバい。
干さなければならないが、その前にこのニオイをなんとかしないコトには絶対にバレる。
女の子なら多分……そしてニオイに敏感なメスエルーンならば間違いなく気付いてしまうだろう。
そうなったらもうお外を歩けない。
数秒間熟考したククルは、姉のシルヴァの若干少女趣味な鏡台に飛び付くと、慣れた手つきで四桁の暗証番号付きの鍵を取り外し、中からいかにも高級そうなクリスタルガラスの小瓶を一つ取り出した。
「ゴメン、シルヴァ姉! これはククル姉ちゃんの名誉のためなの!」
そうつぶやいて、瓶の中身をマットレスと洗濯カゴにぶちまけた。
瞬間、辺りに広がるむせかえるほどの極甘~い香り。
最近なんだか色気付き始めた姉が密かに使い始めた最高級香水、シャルルの五番である。
怪盗シャルルをイメージした一品で、『狙った獲物は逃がさない・夜の必勝アイテム! ~今宵 、貴方を拐いに伺います~』 ……をうたうこのナンバーは全空の肉食系お姉さま達に大人気で常に品薄状態だった。
こんな小瓶一つで、死人も生き返るという同量のエリクシールより高いのだ。
シルヴァが耳まで真っ赤になりながらも、最近仲良くなったヘルエスに頼みこんで手にいれた一品だ。
ちょっと、いや多分、かなりの大目玉をくらうのは間違いないが、背に腹は変えられない。
社会的な死よりはマシである。
立ち込める過剰な芳香に吐きそうになりながら、姉への言い訳を考えつつ高速でシャワーを浴び、戻ってきたクムユが鼻を押さえて涙目になっているのを部屋に放置して、マットレスと洗濯カゴを部屋から引きずり出した。
そして、マットをズリズリと引きずりながら大型洗浄魔道具のあるクリーニング室に向かおうとすると、ばったりと別の団員に出会ってしまう。
「…………えーっと……」
「こ、紅茶をこぼしちゃったのです!!」
「……こ、香水を……」
真っ赤な顔で尻尾飾りを股の間にはさみ、聞かれてもいないのに大声でそう主張するアステールの後ろには、大きなシミのついたマットレス。
次の角では、コーヒーをこぼしたクラリスに。
その次の角では工業用アルコールをこぼしたアルメイダに出会った。
「…………」
真っ赤な顔で、何かをこらえるように唇をプルプルと引き結んで歩く、四人の少女。
各々マットレスを引きずりながら、全くの無言で廊下を進む。
ようやくクリーニング室にたどり着いて、引き戸を開ける。
室内では、顔の下半分を覆うマスクをした団員、エジェリーが壁に埋め込まれた巨大な魔道具に雑に水の魔力をぶちこみながら、部屋のすみに洗い終わったマットレスを積み上げているところだった。
四人に振り返って、すべてを察したようなジト目でこちらをいちべつしたエジェリーの無言の呟きは、何故か言葉より雄弁に全員に伝わった。
「…………、…………。(ナニをこぼしたか知りませんが、次はもっと落ちやすいのでお願いします)」
四人は只の一度も目を合わせることなく、となりのリネン室から新しいマットレスを引っ張り出して涙目で部屋に戻るのだった。
――ちなみにエジェリーの服が朝着ていたものと違っているのには誰も気づかなかった。
(恥ずかしかった……もうエジェリーさんの顔見れないよ……)
とぼとぼとマットレスを引きずりながら部屋への道を歩き、途中何度か悲しみを背負うであろう同志とすれ違いつつ部屋のすぐそばまで来たククルは、大きくため息をはいた。
「はぁ……ツいてないなぁ……」
「何が?」
「何かお姉ちゃん自己嫌悪っていうか――――」
ビクッと大きく肩を跳ねさせ、勢い良く振り返った先にいたのは、できれば今一番会いたくない相手筆頭、一分の1グラン君(本人)であった。
「――――っ!!??」
「え、何、ちょっと、どうしたのククル?」
幽霊でも見たかのようにその場でビクッと飛び上がり、口をパクパクさせて青くなったり赤くなったりと百面相しているククルにひたすらはてなマークを浮かべるは、今話ではかなり遅い登場とあいなった我らがグラン君だ。
グランは、何故か今日未明から、特型艇で飲み物その他をこぼしてマットレスと服を洗いにくる団員でクリーニング室がパンク状態になっているという噂を聞き、大きな揺れでもあったのかと怪我人や艇の様子を見にグランサイファーから乗り移って来たのだった。
「あの、えっと、何てゆーかね?」
(どど、どうしてこのタイミングかな!? どうしよう、目が、合わせらんないっ……お姉ちゃんなのにっ……!)
別にお姉ちゃんではない。
というかほとんど同い年だ。
うつむくククルの視線の先には、グランのズボンの股の部分が……
(あ……あの中に、あああ、あんなアブないモノが……!)
ゴクリっ……!
ククル姉ちゃんは許しませんよ!(?)
グランは瞳をぐるぐるとうずまきにして妖しい気配を漂わせ始めるククルにどこかデジャヴを感じながら、とりあえずは重そうに引きずっているマットレスに目線をやって言う。
「まあ、なんだ、良かったら部屋まで手伝おうか? ちょうどククルに話したいこともあったし」
そう言って、返事も聞かずにひょいとマットレスを持ち上げた。
そりゃ確かにそこまで重いモノでもないが、重心でもなんでもないところを片手で掴んで持ち上げるのはグランだからできることである。
「あっ! あ、待って待って!」
ククルは一瞬あっけに取られてから、ズンズンと先に歩いていってしまうグランを慌てて追いかける。
部屋に来てくれるなんて、普段ならば嬉しいのだが、今日ばかりは……!
ククルは混乱する頭で今の部屋の状況を思い出す。
脱ぎ捨てた靴、マットレスが外されたベッド、散らかった机、使いっぱなしの浴室、香水の充満する室内、例のブツはベッドの下、奥深く――
う、うん、セーフ!
ギリギリセーフ!
年頃の女の子的にはアウトだが、最悪やたらリアルなちんぽさえ見つからなければ問題はない。
一番の爆弾から全力で目をそらしつつ、グランに連れだって部屋の前へ。
(うんうん、思えば今日はひたすらツいてなかったもの。ちょっとくらい取り返さないとね! クム坊も喜ぶだろうし!)
そう思い、ドアに手をかける。
ガチャリ、とノブを下げてドアを大きく開けると、元気良く帰りを告げ――
「ククル姉ちゃんのお帰――――!?」
「お邪魔し――――」
中をのぞき込んで、同時に固まるククルとグラン。
「っ!? くくく、クムユはナンにも見てねーですよ、コンチクショーっ!!?」
そこにいたのは、ククルのベッドの前にへたり込んで、真っ赤な顔で動転した声を上げるクムユ。
ベッドの端からは土色の包み紙と高級そうな桐の箱がはみ出しているのが見える。
自分を抱き込むように回した腕が、ドラフ族特有の大きな胸を歪ませている。
その腕の隙間から、服の下に隠した太くて長いナニかの輪郭がくっきりと浮かび上がり、おまけに押し潰されて強調された胸の谷間から、隠しきれなかったナニの赤黒い先端がピょこりとコンニチハしていた。
「ししし、知らねーですっ! 見てねーですっ!!」
ククルは、世界がオワる音をはっきりと耳にして、そして―――
後ろ手に無言で部屋の鍵を閉めた。