村を襲う野党たちを討伐するため、古城を訪れた一人の女騎士。
そんな彼女を待ち受けていたのは、血に飢えた野党たちの猛反撃だった。
獅子奮迅の闘いを繰り広げる女騎士だったが…。
古びた城の広間
「ハァァ!」
凛とした掛け声と共に、女騎士は飛びかかって来る盗賊を真っ二つに切り裂いた。
切られた盗賊の上半身と下半身が、それぞれ大量の血と臓物を撒き散らして、湿った音ともに地面へと叩きつけられる。
「ちぃ、次から次へと…!」
プラチナブロンドの長髪を揺らして、苛立ち混じりに呟く。
あたりには、斬り倒された野党どもの死体と、叩き割られた剣や槍の先が転がっている。だが、自分を取り囲む野党どもの数はそれよりも多い。
(くそっ! まさかこんなことになるとは…)
荒事が似合わぬ美貌を返り血で染めながら、女騎士は心の中で毒付いた。
ことの発端は、休息のために立ち寄った村でのいざこざから始まった。無防備な村人たちに襲いかかる野盗たちと、一線交えたことから始まった。
たかが女一人となめてかかっていたのだろう、数人を切り伏せると、残りの連中は命からがら逃げ出したのだった。
「あの野党たちを討伐して欲しい」
礼もそこそこに、村人たちはこう言って頭を下げた。だいぶ前からこの村に来ては、酒や食べ物、金品に女を要求してくるのだと。
女騎士は特に難色も示さず了解した。今は冒険者として放浪しているものの、かつては騎士団の一員として国に使えていた身。虐げられている民を前に、見てみぬフリなど出来なかった。それに話を聞く限り、どうせ十人かそこらの、小規模の集団にしか過ぎぬだろうと考えていたのだ。
それはとんだ思い違いだった。
人数は予想していたよりも多く、軽く見積もっても三、四十人はいただろうか。
話し合う間もなく、彼らは斬りかかってきた。
ならず者たちと剣を交えたことは何度もあるが、ここまでの人数を相手にするのは分が悪すぎた。こちらの体力もいつまで持つかわからない。先程から何人も斬り倒してはいるものの、野盗たちは怯むどころか、さらに血気盛んに襲い掛かってくる。
「畜生!やってやるぜ」
やけっぱちを起こしたのか、槍を持った野盗が一人飛びかかっていく。仲間を無惨にも殺された怒りからか、顔を紅潮させ、愚直なまでの突進を仕掛ける。
「甘いッ」
槍を真っ直ぐに突き出し、ただ突っ込んでくるだけの攻撃など、避けることは造作もない。女騎士はアッサリと穂先を薙ぎ払い、肩から腰まで撫で斬りにしてしまう。
「何度もやっても同じことだぞ! お前たちでは私に勝てない」
降り注ぐ血のシャワーをよけて女騎士は叫ぶ。
「ヘッ 大人しく捕まった方が身のためだぜ!騎士様よ」
忠告に耳を貸さず、剣を振り上げながら別の奴が斬りかかって来る。一人一人の練度は高くはないくせに、頭数とこちらを押し込めるだけの気合いだけはあるらしい。
「笑止」
頭上から振り下ろすような一閃が走るが、女騎士はそれをあっさりとかわし、足払いをかけて仰向けに倒れた野党の胸を一刺しにした。
死体から剣を拾い上げて、二刀流で構えると野党たちの動きが止まった。たった女一人と嘗めていた彼らにとっても、ここまで抵抗されるとは予想外だったのだろう。
「やるじゃねえか。騎士さんよ」
膠着状態の中で、野太い声が響いた。
ボサボサの頭と長い髭が特徴的な、ガッチリとした大男が前に進み出た。どうやらこの野党どものお頭らしい。
「このままじゃこっちが全滅しちまうな」
仲間が何人も倒されているのにも関わらず、そんな事は眼中にないかのような様相だ。それどころか、相手の奮闘ぶりに感心しているかような口振りを見せている。
「だったら、手勢を退いてこの城から出ていけ。村にも近寄るな。そうすればこれ以上誰も死なずに済むぞ」
そう言って、女騎士は剣の切っ先を向けた。もう一本の剣は、他の連中を牽制するように構えている。
少しでも隙を見せれば、奴らは一斉に飛びかかってくるだろう。充分な間合いで剣を構えていなければならなかった。
「ほお」
お頭は腕を組んで口元を緩めた。まるで勝機はこちらにあるのだと言いたげな態度である。
なぜ、こんなにもふてぶてしい態度をとることができるのか。そんな疑問がよぎった瞬間、一瞬の隙が生まれ、それが女騎士の命運を決することになった。
何かが右の脇腹を掠めるのと同時に、チクリした刺激を感じて、女騎士は左後方に跳んだ。着地したすると同時に、ガクッと片膝を着いた。
刺激のあった箇所を見ると、僅かな切り傷が出来ていた。
まさかと思い顔を上げると、野盗たちの中に弓をつがえている者が数名いた。
「毒矢とは…姑息な真似を…」
避けようと思えば避けられた。剣で叩き落とすことも、出来ないわけではなかった。ただ、その瞬時の判断が遅れたのは、大人数を相手に大立ち回りを演じ、戦い続けた疲労から来るものだったのは言うまでもない。
地面に剣を突き立て、杖代わりに立ち上がろうとする。だが、手足がまるで生まれたての馬のように震え、上手く立つことが出来ない。自分の意思とはお構いなしに、体の自由が段々と失われていく。
無力化された彼女の周囲を、加虐心を剥き出しにした野盗たちが取り囲む。皆、すっかり勝ち誇っているようで、顔には余裕が浮かんでいる。
「やっと大人しくなったな…仲間を何人も殺しやがって…こんなゴリラ女には大人しくなってもらう必要があるな」
「あぁ、たっぷりと犯してやる。肉便器にしてくださいって頼むまでだ」
獲物に早くむしゃぶりつきたい。野党たちのねっとりとした視線は、そんな風に物語っていた。
「何を…ふざけたことを!」
女騎士は睨み付けることで答える。毒で弱っているとはいえ、その鋭い眼光は少しも曇りを見せていない。
「おお、怖い怖い。でも俺たちに犯されりゃぁ、そんなツラ出来ねぇぞ?」
「これからずっとヤられまくれば考えも変わるだろうよ」
この女なら「お楽しみ」のいい肴になるだろう。そう考えると、皆自然に浮かぶ笑みを抑える事ができなかった。
囚われた女騎士を待っていたのは、屈辱的な行為の数々だった。
弱った身体を引きずられるようにして、連れてこられたのは、薄暗くジメジメとした地下室。もとは牢屋だったのだろう、石畳の部屋の中には、ベッドと木製のバケツしか置かれていない。
そこでまずは裸に剥かれた。あちこちから伸びてくる手によって、鎧、衣服、そして下着が剥ぎ取られていくと、美しい裸身が露になっていく。
「鎧の下はどんな筋肉ダルマかと思えば…こんなスケベ丸出しのおっぱいしてやがるとな」
お頭は思わず感嘆の声を漏らす。それほどに女騎士の肉体は素晴らしかった。手足は長くて、胸や尻のボリュームも十分だ。一般的な女性と比べると、身長も高くて体格もガッシリとしている。これなら集団で責め立てても、すぐに壊れることはないだろうと思える程だ。
「犯すなら…犯すがいい。寄ってたかってでないと、女を満足させられないのか?」
女騎士は悔し紛れに吐き捨てる。出来ればその面に一撃を喰らわせてやりたいが、両手足を押さえつけられているために、なすがままにされるしかないのが口惜しい。
「ほぉ」
お頭は答える代わりにズボンを下ろす。誇示するかのように腰を突き出すと、太くて血管の浮き出た男根がそそりたつ。
「いい覚悟だな。だが、コイツをぶちこまれてもそう言ってられるかな?」
部下たちも同じく、ズボンをもどかしげに脱ぎ捨てた。服を脱がせる過程で興奮していたのか、同じく男根が既に頭をもたげ始めている。
「じゃ、始めるか」
宣言したお頭の声は、まるで楽しい宴の始まりを告げるかのような調子であった。
そこから輪姦が始まった。
まずは、舐めることから始まった。
女騎士は全身を舐め回された。乳房、腹、脇、腿、脚、尻、至るところに唾液を擦り付けられて、生臭い唾液の匂いが付いた。
途中から、女騎士は身悶えしながら僅かに声を出し始める。最初は嫌悪しか感じなかったものの、肉体は徐々に反応を始めているのがわかった。
舌責めは執拗なもので、男たちは舌にたっぷりと唾液を乗せて、その美しい裸身に擦りつけていく。
野党どもは危険な喜びに湧いていた。気の強い女を、自分達のモノにしているという興奮がある。高潔な女騎士を汚して、消えない証を残してやるという、妙な使命感がある。
どさくさ紛れに、ある者は乳首に吸い付き、ある者は尻の肉を軽く噛む。そしてある者は無理矢理口づけし、舌を口の中にねじ込む。
「ん」
時折、乳首や性器に舌先が触れると、女騎士は眉をピクリとさせる。その反応を楽しむかのように、男たちの舌責めは更に激しくなっていく。
一通り全身を舐め終わると、まずはお頭が脚の間に入った。毛むくじゃらの巨体が覆い被さってくるが、そこには気使いのようなものは微塵もない。
「へへへ、スベズベのキレイな肌だなぁ」
生暖かい吐息と酷い口臭漂う。
「っ…!」
女騎士は眉根をよせて顔を背ける。不潔な臭いは口臭だけではない。汗と脂が混じった、獣のような体臭も凄まじく、思わず咳き込みそうになるほどだ。
いつも身綺麗にしている彼女からしてみれば、自らの体を清潔にしておく分別もない、汚ならしい輩どもに犯されるなど、屈辱の極みとしか言えない。
最初は正常位からだった。手足を押さえつけられ、全身を汚い手でなでまわされながら、抵抗出来ないままに侵入される。
「ぅぐう…」
愛撫も何もなく、まだ潤んでもいない性器に乱暴な突入を受けて、女騎士は悲鳴を挙げそうになるのをグッと堪える。
男たちが動く度に激しく揺すぶられ、下半身を支配する痛みに硬く目を閉じながら、暴虐の時間が過ぎるのを待つしかなかった。
一人の番が終わると、彼らは次々と挑みかかって来る。目の前に金銀財宝がちらつかせても、興味すら示さないのではないのか。そんな様相で女騎士の体へと群がる。
毒の効果で体の自由が効かないままに、女の穴を犯し尽くされていく。正常位だけではなく、あるときは四つん這いとなり背後から、そしてまたあるときは騎乗位で下から突かれる。
男たちは誰一人として、気遣う様子など見せずにに腰を振っていた。果てる度に、女騎士の中に精液がたっぷりと吐き出していく。よほど溜まっていたのだろう、こぼれ落ちて床にちょっとした水溜まりを作るほどだった。
中には自分の順番が回ってくるまで我慢ならずに、男根を扱きだす者まで出てくる始末。しばらく擦る音と、荒い息遣いが頭上で続き、一斉に白いものが飛び散った。胸や腹、背中などに付着したそれを手や男根の先を使い、まるで糊でも伸ばすかのように擦り付けていく。
彼らからしてみれば、女騎士など滅多にお目にかかることのない相手。そしてその極上の獲物をを、好き放題に汚すことができるまたとない機会なのだ。その興奮が、男たちを野蛮な淫獣に変貌させていた。
「どうだい、オチンポ汁まみれにされるのは」
何人目かの盗賊が尻を掴み、激しく突き入れながら尋ねてくる。
「…ッ」
女騎士は何も言わずに喘ぎ声を押し殺す。
何が何でも屈服してはならない。そう思い続けることだけが、この屈辱を耐える心の拠り所だった。
だが、それもいつまで持つだろうか。
男根が出入りする度に、クチャクチャと聴こえる水音が女騎士の頭をくらませていく。
最初こそ痛みしか感じなかったものの、快楽がじわじわと押し寄せてくるのが、たまらなく恐ろしかった。
どのくらい時間が過ぎたのだろうか、女騎士は食い縛った歯の隙間から、荒く息をついて床に体を預けるだけになっていた。
最後の一人の噴出が始まる。尻を抱えるようにして、背後から貫いていたそいつは、果てた後も暫く女騎士の中に留まった。
「気持ち良かったぜぇ、騎士様よ」
まるで野犬のような息遣いが、吐息と共に耳にかかる。数秒たってから男根が引き抜かれると、溢れた精液がゴポっと垂れ落ちた。
お互いの性器が白い湯気をたて、女騎士は床に崩おれた。
「ハア…ハア…」
尻を突き上げたまま、荒い呼吸をする彼女の目の前に、靴がザリッと音を立てた。顔を上げるのと同時に、お頭がかがみ込んでニタリとする。
「まだ、何か用でもあるのか?」
努めて強い声色を出したつもりだったが、出たのは掠れた声だった。
「これで終わりだと思うか?」
お頭が黄ばんだ歯を剥き出しにして言った。
「お前はしばらく、俺達の性欲解消係だ。飽きたら奴隷として高値で売り付けてやる」
そう告げると、お頭は立ち上がり、のっしりと階段を上がっていった。それに続いて他の男たちもぞろぞろと牢屋から出ていく。
部屋にただ一人残された女騎士は、男たちが談笑しながら階段を登る音を、ただただ黙って聞いているしかなかった。
あれから三日たった。
「どうだ、あの女の様子は」
お頭は明かりの灯ったランタンを手にして、見張りに尋ねる。
「へぇ、さすがにへばっているみたいですが、まだまだ元気はあるみたいですぜ」
見張りが指差す方向に目をやると、部屋の奥に視線を移す。地下室の中は、灯された蝋燭の明かりで僅かに照らされているものの、慣れなければ少し見辛い。
床にへたりこんでいる女騎士の姿を認めた瞬間、お頭は鼻をスンと鳴らす。
「クセぇな」
その言葉の通り、牢屋の中には酷い匂いが漂っている。この三日間というもの、女騎士は四六時中陵辱され続けていた。男たちは目を覚ましてから眠るまでの間、好きな時に好きなだけ彼女の肉体で欲望を発散していった。
その時の汗や精液が乾き、強い匂いを放っているのだ。おまけにこの地下室には、便所が設置されていない。そのお陰で女騎士は糞尿を垂れ流しにするしかなかった。
少し慣れた目を凝らすと、女騎士の全身には、白い箇所を探すのが難しいほどに、赤い鞭の痕が残されている。肩や背中には垂らされた白い蝋燭が、幾重にも及ぶ層がこびりついている。一度や二度では済まない蝋責めを受けた証拠だ。
地下室の拷問器具を用いた責めは、失禁なしには耐えられないものだった。いくら屈強な女騎士と言えども、立ち上がる元気すら残されていない。
「よぉ、随分としおらしくなったな」
お頭が親しげに声をかけると、女騎士はゆっくりと顔を上げた。縄で後ろ手に拘束された彼女は、目の下に隈を作りやつれきっているものの、ヴァイオレットの瞳の奥には、まだほんのりと闘志を燃え上がらせている。
「ひ」
見張りは数歩後ろに下がった。時々仲間たちとあれだけ痛め付け、陵辱しまくったというのに、まだ迫力が衰えていないのは流石というべきか。
「そんな意地張るなよ。奴隷になりますって言えば済む話なんだぜ」
鋭い視線にも動じず、お頭はペチペチと軽く頬を叩く。
「まだそんなツラできるとはたいしたもんだな。今ここで、奴隷になりますって宣言しとけ。強がっても、ただ辛くなるだけだぞ?」
女騎士の眼力は更に強まった。うるさい。声には出さないが、憎悪を含んだ眼差しはそう物語っている。
お頭は眉ひとつ動かさずに「そうか」と不気味な程に冷静な顔で頷き、ゆっくりと立ち上がった。
「そこまで強情なら、こっちにも考えがあるぜ」
「何を…」
「きっとこう考えるハズだ。俺たちに輪姦(まわ)されるほうがマシだってな」
その言葉に寒いものが背筋を走る。彼らの考えていることなど、ロクなモノではないということだけはわかりきっていた。
女騎士への陵辱は地下室を出たあとも続いた。
ある時は裸のままで古城から外へと連れ出されていく。両手足を棒に括られて、まるで仕留められた獣のような体勢で、吊られながら運ばれていく。
目隠し用の布が取り去られ、自分がどこに連れてこられたのかがわかった瞬間、女騎士の顔から血の気が引いていく。
そこは数日前に立ち寄り、野党たちの討伐を依頼された村だった。
村の中央にある広場までつれていかれ、鉄の首輪を付けられた。そこから伸びた鎖が、地面に立てられた太く長い木の杭に固定される。まるで外で飼われる犬のような扱いだった。
そこに武器で脅され、無理矢理集められた村人が雪崩れ込む。
皆一様に不安げな顔を見せていたものの、無様な女騎士の姿を目にした瞬間にハッと息を呑む。その顔には恐怖、憐れみ、同情、そして失望が表れている。
そんな彼らを観客に、野党たちの陵辱劇は始まった。
土の上に這わせられ、まるで繋がれた犬のような体勢で男根をぶちこまれた。
野党たちは古城の時とは違い、乗馬用の鞭で尻が赤くなるまで打ち、途中からは男根を口に含ませてくる。ただ犯すだけではなく、自分達に逆らった者たちへの見せしめも兼ねているのだ。
村人たちはただ見守ることしか出来ず、助けに入ろうとする者は、誰一人としていなかった。だが、非力な村人達が武装している野党どもに立ち向かえるはずもなく、無理もない話であった。
後ろから男根を突き込まれながら、女騎士は顔を伏せていた。
とてもではないが、顔を上げることなど出来ない。いや、出来るハズがないというべきか。
守るべき民たちにこんな姿を見られるのは、彼女にとってはある意味死ぬことよりも恐ろしい。そして何よりも、約束を守れなかったことへの失望の視線が痛かった。
堪えきれずに、頬を一筋の涙が伝う。
端からから見守る者たちには、女騎士の心がズタボロに引き裂かれていくのが見てとれた。
それから数時間後、輪姦され続けた彼女の口から、許しを乞う泣き声が微かに漏れた。
女騎士は村の女たちとともに、奴隷として高値で売られることになったという。