※この作品はR-18です。

魔法科高校のロクでなし教師   作:もっち~!

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ロクでなしのレクイエム

---シュウ---

 

真由美を振りほどく、生徒達を見回した。良い魂とオーラの色である。後をまかせそうだな。

 

「人間は愚かで醜い生き物であることを忘れるな。人間だけが同族殺しを信念もないままに行う。人間が一番弱い種族であることを忘れるな。人間は亜人族のベースであり、精神と身体の耐久度が低い以外、弱点らしい弱点は無い。そのことを踏まえて、鍛錬を積め!」

 

生徒達のオーラに力強さを感じる。そうだ、真剣に考えるのだ。この世界がこれで良いのかを…もっと、もっと…熱く…

 

「最後に、僕は禄でも無い教師であった。そんな僕の講義を聴きに来てくれて、ありがとう…まぁ、僕に出来ることは限られるが、出来る事に対して全身全霊をもって、対応する。いいか!護るべき者を護る為に、護り抜く覚悟の前にも後にも、後悔することのない行動をして、護り抜くことだけを考えろ。じゃぁな♪みんなに会えて良かったよ」

 

僕はその場から転移して、立ち去った。転移先は、学校の地下500メートルの場所だ。まさか、こんな場所に巣くっていたとは、油断していたよ。0地点の地下にいるんじゃ、索敵にも掛からないわけだ。

 

「貴様…どうやってここに?」

 

深雪の脳ミソが培養液の中で浮かんでいる。ソーサリアンブースターにでもするのか?別の水槽にでは、培養液の中で、真夜と深雪の卵巣が浮かんでいた。最適な精子を見つけて、量産化するのか?

 

「お前達は、僕の怒りの現界を越えさせた。その魂を以て、償え!!」

 

「化け物風情が、おい!お前の大切な者の魂は我々が持っているんだ。分かるよな?この場で自害をしろ!」

 

あの時と同じ…そういうことか…人間を辞めた人間では無く、神族が転生人間になったってことか…

 

「深雪の魂は返してもらったよ♪」

 

「何を言っている?転生の門を潜らせても良いんだぞ!」

 

転生の門を潜った魂は招魂出来無い。転生をしたら、別の人格が主になるため、二度と逢えない可能性が大である。しかし…

 

「悪いが、司波深雪の魂の天国への入国を禁止した。天国を統べる者として、命令を発令してある。あぁ、地獄への入国も禁止してある。冥府に持ち込んだ場合は、確保と指示を出してある」

 

「何を言っているんだ?貴様…」

 

人間を模した神族がほざいている。

 

「じゃ、終わりにしよう♪」

 

これ以上は不毛な会話になる。僕は僕に掛かっているリミッターを解除した。本当の僕のオーラが僕から浸み出行く。そのオーラに触れた者、触れた物は灰に成っていく。普段は仲間達が危険なのでリミッターを掛けて、封じ込めているオーラ。ここぞとばかりに、目の前の腐れ者達に遅い掛かっていった。叫び声、悲鳴、様々なBGMが聞こえる。

 

これで…

 

---------

 

色々な案件をして、忙しい日々…あの時、助け出した深雪の魂は、別の並行世界からお持ち帰りした深雪に同化吸収させ、僕の家族になった。

 

同化吸収という現象は、1つの世界に同一の人物は複数存在出来無いという理により、並行世界から既に存在する人物が来ると、能力値が高い方がベースとなり、もう一人を同化吸収してしまう。能力、記憶は加算され、年齢は二人の平均値になるのだ。

 

あれから60年…あの世界では時を刻んだようだ。経過観察の為、僕と深雪で、あの世界へと転移した。僕の家族になった深雪は30代で容姿が固定されている。まぁ、20代の深雪もいるので、年代ごとの深雪を愉しむことが出来る幸せ♪

 

あいつらに託した世界は、大規模な戦争は無く、平和な方である。完全な平和を維持するには、独裁者が星全体を治めないと難しい。僕の世界のように…治めた上で、地上に住む者達の声に耳を傾け、問題を皆で解決することが大切である。末端の者に至る迄の声に耳を傾けられるかは、技量の問題にはなるかな。

 

この世界は独裁者は居ないため、国同士の小競り合いが起きてはいるが、目くじらを立てるレベルでは無い。

 

僕達は、とある修道院へと降り立った。シスター長の横たわるベッドサイドへ向かい、横たわっているシスター長を見下ろした。

 

「え?戻って来てくれたのですか…」

 

薄めを開けて僕達を見る彼女。

 

「経過観察をしに来たら、ちょうど…一人で旅立つのは不安だろ?積もる話もあるだろうし、転生の門まで一緒に散歩しよう♪」

 

「はい♪」

 

シスター長は瞼を閉じ、目尻から暖かい液体を流し始めた。彼女に手を差し出すと、彼女の魂が僕の手を握り締めた。

 

「じゃ、行こうか?真由美♪」

 

 

 

 

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