---藤林響子---
身体の感覚はまるでなかった。なのに刺激と音だけ感じる…
「いや、屍姦がしたくてさぁ」
彼の声…死体にされた私。なんとも言え無い刺激が身体を駆け巡る。
「この死後硬直の解けた感じがいいんだよな。うんうん、空気が漏れているダッチワイフのようで♪」
よくわからない事を呟いている、ド変態ヤロー。
「ヒダがくた~ってしていて、普段味わえない感覚だよ。いいねぇ~♪」
彼が何かをしたのか、身体が重く感じ始めた。
「特に死体を蘇生させた時のヒダの変化は好きだよ~」
蘇生されているようだ。身体中が冷たい。体温が低すぎるようだ。
「おぉぉぉっ!これこれ♪」
身体の芯の暖かみが熱く感じる。完全に玩具にされている。
「うっ!はぁ~…はぁ…はぁ…はぁ…」
肺臓の機能が再開されたようだ。酸欠感を感じる。頭が痛い…
「このヒダが立ち上がる感覚は、いいなぁ。また、響子、頼むね」
また、理不尽に死体にされるらしい。
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ド変態プレイが終わった後も、起き上がれなかった。今日は一番きつい…痛みは無いけど…死体になった感覚は二度と感じたくない。
でも、彼はご満悦のようだ。ド変態にも程があるだろうに…
彼と共に、彼のプレイルーム兼寝室を出て、リビングルームに行くと、知らない女性達がいた。彼らを見て、固まる彼。
「え?何でいるの?」
「お兄様、やっと、ご一緒に案件に参加できます♪」
金色に近い栗毛の少女が、彼に抱きついた。かわいい…女性の私から見ても、かわいいと思うレベルである。お兄様?妹か?
「僕の父親の再婚相手の連れ子だよ」
って、彼が説明してくれた。
「鬼門九重(くのう)です。よろしくお願いします」
私に向けた笑顔…蕩けるようなかわいさだ。
「九重の種族は九尾の狐だ。人間相手なら即死レベルだ」
え?!こんなにかわいいのに…
「あと、メイド服を着た二人は戦闘メイドで、桃色ヘアがラム、青髪がレムの双子の姉妹だ。種族は鬼だ」
鬼…に、見えない程かわいい少女達。見た目で判断すると死が訪れそうだ。
「スーツ姿のヤツは、チェイン・皇で、僕のペットだ。種族は人狼」
ペット…私と同じ役目か…
「ツインテールヘアのが、アスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシア、金髪の露出の多いのが、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル、短髪で露出の少ないのが、夏凜だ」
覚えられない。長い名前が二人もいたいし。
「あぁ、長いか…じゃ、ツインテールはアスナ、露出狂は雪姫で良い」
「ちょっと待て!誰が露出狂だと!」
表情をあまり変えずに文句と言う…えぇ~っと…そうだ、雪姫さん。
「はぁ?巨乳で乳首程度だけを隠すチューブトップ女に。反論されたくないぞ!」
「ふん!胸が大きすぎて、こうなってしまったのだよ」
『JK化』
女子高生姿になる雪姫さん。
「あっ!何するんだよ~!元に戻しなさいよ!」
彼女の抗議をスルーして、アスナさんの方を向いた彼。
「で、この人選は何?」
「え?」
苦笑いしているアスナさん。
「めっちんとベスを要望したのだけど…」
「その二人は魔法大系が違い過ぎるからダメだって。綾香様が…ははは♪」
「姉ちゃんが介入したのか…くそ~!」
姉ちゃん?彼にはお姉様もいるのか。
「そうだ!芳佳は?」
「蔵から離れられないって…」
アスナさんが彼に抱きついた。
「そうだ、響子。アスナはマジックキャンセラーだから、お前には勝て無い」
「ちょっと!物騒なことを言わないでください。私はか弱い高校生ですよ♪」
たぶん、目の前の女性達は、人間では勝て無い相手なんだと思う。
「じゃ、役割分担…ラムレムはメイド兼留守番はお約束で、チェインと響子は、僕の秘書だな。残りは生徒にする。受験勉強はしてきただろうな?」
「「勿論♪」」
「う~ん…A組に行けそうなのがいないが…CADを理解しているヤツを一人送ってくれ!」
彼は誰かに要望を出した。誰に?彼の要望に呼応するように、光の渦が発生し、光が霧散すると、男の子が現れた。
「ネギ太郎かよ~」
「うん?達也さんに習ってきたから、大丈夫ですよ♪」
「お前の大丈夫はアテにならん。A組に入れなかったら、返品するから、覚悟しておけよ!」
ネギ太郎君は蒼い顔で固まった。
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祖父に見たことを報告した。
「そうか、仲間を呼んだのか…ソイツらの能力はわかるか?」
「わかりません」
「そうか…いいか、響子よ。お前の手腕次第で、この星は消える。だから、アイツに嫌な感情を抱かせるなよ」
難しい指令だ。感情なんかコントロール出来無い。そのような能力は持っていないし。
「この星の命運を、私に預けないでください」
「他に適任者がいないのだよ」
なんの適任だ?
「ド変態すぎます!」
「それは我々、人間の感覚から思う事だろう。人間の尺度で物を考えるな!」
無理…私は人間なんだから…
---シュウ---
響子が爺に報告に行ったようだ。チェインに響子のガードを頼んだ。アイツの能力はステレス性である。レーダー網すらかいくぐれるステレス性能を持つ。格闘戦も人間相手なら負けることは無いはずだ。但し、酒の誘惑には無茶弱いのが難点である。前の職場では泥酔して仕事のポカが多かったそうだ。
九重、ネギ太郎、夏凜、雪姫、アスナに、CADの講義をしている。まぁ、詳しいことは入学してから習うので、入試の傾向と対策って感じである。
「その装置を使えば、呪文も魔法陣も知らないで発動出来るのか?」
雪姫に訊かれた。
「そういうことだ。チートだろ?」
「チートなお前が言っても、説得力は欠けるぞ?」
「まぁ、それは横に置いて。メリットは発動時間が短いことだ。ボタンを押せば発動できるからな。で、デメリットは、1つの魔法しか撃て無いことになる」
ネギ太郎は夏凜の膝枕で寝ている。大丈夫か?
「団長、手こずっていますね」
背後から声を掛けられた。振り返ると、メテオラ・エスターライヒがいた。
「うん?めっちんは、CADを理解出来たのか?」
「私を誰だと思っているのですか?万理の探求者ですよ。理解しましたよ。で、達也さんに魔導書をCADにしてもらいました」
スマホのようなCADを手にしている。
「電子辞書っていう物を改良して、魔導書を入れてくれました。これで、重い魔導書を片手で持って、戦わないで良いようです」
「そうか…めっちんの制服姿…楽しみだ♪」
「えっ?!」
真っ赤に顔を染めためっちん。魔導師の着る分厚い生地ローブ姿で、そそるような身体のラインを隠しているからな。あの制服なら…ふふふ♪
「お兄様…私の制服姿で悩殺しますから♪」
九重では悩殺されない。せいぜい萌える程度かな…
---藤林響子---
家に帰ると、また一人増えていた。今度は何の種族なのよ?
「あぁ、響子。今日から当分添い寝はいらない」
添い寝はいらない?他の女と添い寝か?
「ちょっと、狩りを楽しんでくるよ♪」
狩り?まさか、人間狩り?
「あぁ、この国以外なら、消しても良いって、烈が言っていたからな」
祖父はそんな許可を出したのか…
「ラムレムと雪姫で行く。あとは現地で忍、アジあたりを出す。チェイン、飲み過ぎるなよ!」
「も、も、勿論ですわ…」
「めっちん、お前もな」
「え?日本酒を嗜む程度ですよ」
「この国の学生は禁酒なんだよ♪」
「えっ!」
禁酒にショックを受ける新入りの少女。
---シュウ---
手始めに大亜&大漢系だな。特にドールテイマーは、先に掃除をしないと、過去に何度も痛い目に遭っているし。
大亜連合の基地を親衛隊と共に奇襲した。ラムの『炎地獄』で香ばしい焼けた肉の香りが立ちこめていく。食人生物のアジとトライ君を呼び出し、死体を喰わせていく。
レムのモーニングスターにより、魔法師が潰されていく。メタルイーターのネウロイ君に、近代兵器を喰わせていく。
陸海空の兵器を使えないようにしていく。連絡網を分断させていく。生物兵器の製造拠点のデータを奪い、拠点を別働隊に奇襲させ、排除していく。
逃げ惑う人間達…退路は断っている。お前達に逃げ場は無い。この施設にいるってことは、そういう事なんだよ。
---藤林響子---
翌日、大亜連合の総本部が、どこかの勢力に奇襲されたと、報道特番がTVで流れていた。彼がやったのは、確実である。しかし、彼はいつもと変わらない姿であった。態度、表情もいつもと変わらない。いつもと違うのは、家中に籠もる血の臭いだけだ。
「どうした?響子、顔色が悪いぞ」
彼に声を掛けられた。
「気持ちが悪いです…人間には無理です…」
「逃がさないよ」
彼に腕を掴まれて、プレイルームに連れ込まれた。赤い液体が張られた水槽がある。全裸にされ。そこに沈められていく。生暖かい…血の香りが濃すぎる…
「止めてください」
「血の池地獄でのプレイの代わりだよ」
え?大亜連合の者達の血で満たされた湯船で、私と抱き合う彼。二人で血塗れになっていく。当然アレと共に血が流れ込み、身体の中も血塗れになっていく。いやぁぁぁぁぁ~!
「いいねぇ、その恐怖に怯えた瞳は♪」
血の中に沈められて、血の中で唇を合わせて来た。口の中に血が入って来る。鉄の味がする。膣の中へ更に入ってきた。彼のアレと誰かの血が…助けてぇぇぇぇ~!
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どうにか生きているようだ。身体が重い。また屍姦プレイをされたのかもしれない。私は私の部屋のベッドで目覚めた。ここは血の香りはしない。心地良いソープの香りで満ちあふれていた。上体を起き上がらせた。ベッドから下りる。姿見で全身を確認した。怪我は無いようだ。ただ、筋肉痛が激しい。激しいプレイをしたのか?記憶に無いけど。
部屋を出た。リビングに誰もいない。今夜もどこかを奇襲しているのか?
「夜中に全裸で徘徊か?」
後から抱きつかれた。軽く持ち上げられて、どこかの部屋に連れ込まれた。首を拘束され、ベッドに置かれている。彼女は…夏凜さんだっけ…彼女も全裸になり、私の身体の上に載った。
「師匠の好きなボディか。楽しませてもらうよ♪」
ソッチの趣味は無いんだけど…徐々に蕩けていく感覚になっていく。貝合わせだっけ?気持ちがいい。彼女も私もかわいい声で合唱を始めた。
---シュウ---
夏凜が響子とプレイをしたようだ。朝、二人が重ねるように果てていた。3Pもそそるなぁ♪果てた二人と遊び尽くしてから、ラムレムの作った朝食を、めっちん達と食べた。
TVでは、新ソビエト連邦が大亜連合の核ミサイルで壊滅と報道していた。核ミサイルもアウトである。星へのダメージがデカイから。でも、作った物を破棄することは出来無い。なので、大亜で手に入れた核弾頭を、新ソビエト連邦の核ミサイル基地上からバラ蒔いて、2国分の核弾頭を処分した。次はどこを消すかな?
---九島烈---
次の貢ぎ物を差し出さないとなぁ。響子に飽きたのか、毎晩、奇襲を仕掛けている。夜は女性としっぽりしていて欲しいのだが。
「九島老師、お話とは?」
昔の教え子の七草弘一が訊いてきた。
「娘を一人借りたいのだが」
「娘をですか?何に使うのですか?」
「悪いようにはしない。親善大使のようなことだ。取引先が、報酬が足り無いようでな」
「私の娘を貢ぐのですか?!」
語気を荒らげた弘一。
「うん?お前は耳が悪くなったのか?親善大使と言っただろ?この国を戦場にして良いのか?」
「まさか…あの奇襲攻撃は…」
顔色が悪くなっていく弘一。
「奇襲攻撃の件は知らぬ。ただ、この国を対象から外すための見返りは、払っていかないといけないのじゃ」
「だからって、私の娘ですか?!」
「真夜はあんなことになった。あの家系には頼めない。なぁ、昔のよしみで頼みたい」
「断ったらどうなりますか?」
「その選択肢は考えていなかったぞ。う~ん、そうじゃな…次の奇襲先に七草家を進言するとするか」
「相手はどのような勢力ですか?」
「人間では勝て無い相手じゃ。で、じゃ。この星を人質に取られておる」
「あんたは…なんてヤツを敵にしたんだ…」
取引先の正体に気づいたようだな。
「儂も孫を一人、既に差しだしているのじゃ。どうする?弘一よ!」
「わかりました…真由美を差し出します…」
「そうか…では、ここに呼び出してくれ」
震える手で携帯端末を手にした弘一。