---七草真由美---
入試が間近だというのに、狸親父に呼び出された。生徒会長として、やることが山積みなのだが…呼び出された先は、高級料亭だった。高校生の身分で入れるお店では無い。胡散臭い商談でもしているのか?
狸親父のいる部屋に通された。そこには、魔法師協会の重鎮である、老師と呼ばれる九島烈先生がいらした。正座をして頭を下げた挨拶をした。
「どのような、ご用件でしょうか?」
「楽な姿勢になってくだされ」
いや、なれないって。老師の前では…
「一高の生徒会長だそうだな」
「はい」
「なるほど、都合は良いわな」
都合?何の都合だ?狸親父の顔色が悪い。身体は小刻みに震えている。何が起きているのだ?
「君には親善大使を務めて欲しいのじゃ」
「どちらの勢力のですか?」
「この星を消し去ると言い張っている者がおるのじゃ。その者の興味を違うことに向けて欲しいのじゃ。頼むぞ!この星の未来は、お前に掛かっておる」
うん?なんか責任が重く無いか?一高校生が負う重責では無い気がする。この星の未来って?
「どういうことでしょうか?」
「連日、ニュースで賑わっている…あの奇襲事件の首謀者じゃ」
…言葉を失う。無理だって…軍事大国に奇襲して、殲滅している勢力って…そのボスクラス…無理無理…
「無理です」
「決定事項じゃ、なぁ、弘一よ!」
狸親父は固い表情で頷いている。無理だよ~、父さん…
「じゃ、ここへ行って、夜の徘徊を止めてくれ。頼むぞ!」
住所を渡された。今から行くの?制服なんですが…玄関まで父さんが付いて来た。
「すまない…老師が無理な相手と問題を起こしてな…」
「どんな相手なのですか?」
狸親父の顔色は悪い。それ程の相手なのだと、想像に難くない。
「人間では勝てぬ相手だ…頼む、真由美…この星を護ってくれ」
私に土下座をした父さん…切羽詰まっているようだ。マジに、この星はヤバいらしい。住所のメモを手にして、目的地へと急いだ。
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廃ビルとか廃工場だと思っていたのだが、住宅街だった。それも一高から近い。目的の番地を探すと、割りと大きめの3階建ての一戸建ての前に来た。一高から徒歩5分くらいだろうか。
インターフォンを押すと、メイド姿の女性が出て来た。
「七草真由美さんですね。どうぞ、奥へ」
奥へと通された。リビングでは、年齢層が疎らだけど女性が多数いて、男性が一人だけいた。コイツがそうか?
「おぉ~♪めっちん、あの制服だよ~」
男性が私を指差した。
「えっ!う~ん、あれは身体のラインが出ますねぇ~」
「めっちんには似合うと思うんだよ♪」
「ねぇ、お兄様♪私は」
「お前は萌え系であって対象外だな」
「えぇぇぇ~、成長したよ」
何?この緊張の無さは…
「あっ、叔母さん♪」
知らない男の子に、叔母さん呼びされて、抱きつかれた。この子は誰?
「ネギ!その人は、お前の叔母さんじゃないぞ!」
「えっ!違うの?」
「あぁ、違うよ。って言うか、お前、勉強しろよな!雪姫、叩き込めよ」
「無理だな。勉強する気が無さそうだし」
「じゃ、お前がA組に入るなら許すが」
「う~ん…おい!ネギ!勉強しろ!」
益々カオスになっていく室内。
「真由美さんですよね?」
スーツ姿の女性に話し掛けられた。
「私、藤林響子と申します。九島烈の孫です。あなたと同じ目的で、ここに送り込まれました」
同志がいた。
「ここは何ですか?」
「見ての通りの場所ですよ。この星の命運は、彼の機嫌次第です」
星の命運…そんなのに関わるようなメンツに見えない。
「今夜はUSNAにするかな。雪姫、ラム、レムでいいかな」
「マズい、止めて!」
響子さんに言われたが、そんなマネをする雰囲気では無いので、見ていると、目の前から消えた…
「なんで、止めないの…」
情報端末を手にして、どこかへ連絡をし始めた響子さん。
「すみません。止められませんでした。今夜はUSNAだそうです」
翌朝、テレビではUSNAのスターズ本部が壊滅したと報じていた。マジに、彼らがやったのか?
「何をしたんですか?」
響子さんがアイツに訊いた。
「やることをやったら教えてあげる♪」
二人で2階へと消えていった。
---藤林響子---
今朝も屍姦プレイだった。身体が重い…体温の急激の低下はきつい。
「う~む、響子はこのプレイ向きだよなぁ~♪」
ご満悦である。私には大ダメージが残るプレイだけど。蘇生した瞬間が好きらしい。蘇生リプレイなんかされると、死にたいと思う。いや、死んでからの蘇生なのだが、蘇生なんかしないで欲しいと思う。それだけの重労働プレイである。
「はぁ…はぁ…はぁ…で、…何をされた…んですか…はぁ…はぁ…はぁ…」
蘇生したばかりだと血が脳へ行き渡らずにつらい。ド変態ヤローは、お構いなしに、私の内部を楽しんでいるけど。
「スターズ本部にいた魔法師の魔法は、2度と使えないようにした。見つけた核弾頭は、この前の場所へ捨てて来たよ」
これだけを訊き出すのに…2時間もプレイしている。震える手で情報端末を手にした。
「そうか!ニューヨークにヘルサレムズ・ロットを召喚すればいいのかな?」
ヘルサレムズ・ロットって何だ?怪物か?
「今夜、やって見ようっと♪」
私を放置して、部屋を出て行くド変態。
『今夜、ニューヨークにヘルサレムズ・ロットを召喚するらしい…』
祖父へメールを転送した。話す体力は戻っていない、いや、肺が機能したばかりで、呼吸が辛い…
「ヘロヘロみたいねぇ」
ハイエナ達が近づいて来た。鬼姉妹に弄ばれる。乳房に貝を合わせて、クリを乳首で刺激している双子。肺が膨れずに、呼吸がつらい。助けてぇぇぇ~!声が出ない。
昼の準備の時間まで、私が料理されていく。二人にとってのダッチワイフである。
---シュウ---
「めっちん、この世界のニューヨークに、ヘルサレムズ・ロットを召喚するとどうかな?」
ヘルサレムズ・ロットとは、魔界と行き来できる門のある街である。
万理の探求者であるめっちんに訊いた。
「まぁ、パニックでしょうね」
「どこの魔界を繋ぐかな」
「チェインさんのいた街は?」
「それも手ではあるな」
「団長、オラリオがいいなぁ」
って、ネギ。冒険目当てか?
「そうか魔界では無く、あのダンジョンを繋ぐか」
烈が、殲滅しなかれば好きにして良いと言った。色々な世界を呼び出して、ワンダーワールドにするのも手である。どうせ、これ以上悪い終末にはならないんだし。
「じゃ、今夜はめっちんが付いて来てくれ。ネズミの国に違う世界を呼び出す」
「了解です♪」
---七草真由美---
昼間は学校で生徒会の仕事をしないといけない。入試に使う教室を準備、監視役のアルバイト募集など、やることが多い。
会長室で、書類に目を通していると、
「しっかり仕事しているのか」
耳を疑った。アイツの声…顔を上げるとアイツがいた。
「よぉ!」
目が合った瞬間、身体異変が起きた。下着が消えたのだ。アイツに抱かれ、制服の上から、身体を弄られていく。
「ダメ…ここでは止めて…お願い…」
「やめていいのか?洪水のようだけど…」
身体の芯が熱い…茂みは濡れている。制服に浸み出るくらい…
「止めて…あっ…」
制服の上から交わってきた。制服が破られた形跡は無いが、確実に私の中にいる。
「う、う、動かないで…おかしくなりそう…」
唇を重ねて来た。抵抗する気力がもがれていく。胸が張り裂けそうだ…苦しい…助けてぇぇぇぇぇ~!
「あぅ…はぁ…はぁ…はぁ…」
身体の中に放出された。身体の中から何かが去って行く。口惜しい…もっと、して欲しい…
「全校生徒の前でするか?」
「出来る訳ないでしょ…やめて…ねぇ…」
目がマジなアイツ。
「そうそう、僕、この学校の教師なんだよ♪」
耳を疑う言葉。教師…なんですって…羊の群れにライオンを放すようなものだ。誰が許可したんだ?
「あれ?聞いていない?烈が、ここの教師をしろって言うんだよ。好きにしていいからって。ここは、可愛い子が多いから楽しみだよ♪」
学校がハーレムにされてしまう。阻止しないと…
「阻止?どうやって?」
「いやっ!止めてぇぇぇぇぇ~!」
後から突っ込まれた。無防備だった。抵抗たる抵抗をせず、すんなりと入れられて仕舞った。胸を揉み込まれる。乳首が吸われている感覚、口から唾液が漏れていく。飲み込む気力が削がれているようだ。
「いいねぇ、その表情♪毎日、学校でしような、真由美♪」
床に私を放置して、部屋を出て行く野獣。
---シュウ----
校長先生、教頭先生に挨拶をした。担当教科は、好きに選んでいいらしい。
「じゃ、保健にしようかな♪」
「それは…ダメです」
ダメなの?好きに選んじゃダメじゃん。嘘吐きは針千本だよ。まぁ、取り敢えず1本いっとく?二人の胃袋に聖なる針を1本ずつ刺した。腹部を押さえて転げ廻る二人。腹黒いほどに激痛が走る仕様である。
「嘘吐きはダメだよ。まったく、教育者なのに…烈に報告しておくからな♪」
校長室を後にした。校内をフラフラ歩いていると、女子更衣室を見つけた。空気に同化して潜入をしてみた。中では摩利が着替えていた。現在、下着姿である。大きめなロッカーに摩利を閉じ込めて、ロッカーの中に入る僕。
すし詰め状態で密接感がいい。『脱衣』で全裸にして、生徒とのスキンシップを愉しむ。突然の展開に摩利は、言葉を発していない。状況が理解できないようだ。いきなり、真っ暗な場所に連れ込まれ、背面は金属の冷たさを感じ、前面には人肌を感じているんだものな♪
ロッカー内は狭いので、摩利は身動きが取れない。身動き出来ない女性はいいなぁ~。腿を掴み持ち上げて挿入し、摩利の身体を動かしていく。
ドッ!ピュ~♪
中で放出して、摩利だけをロッカー内に残して、僕は廊下へと出た。家に帰るかな。夜中の体力を温存しないとダメだし。
---七草真由美---
学校内で不可思議な事件が多発した。アイツがやらかしたのだと思う。校長と教頭が突然の腹痛で病院に運ばれた。レントゲンの結果、胃袋に針が1本ずつ刺さっていたそうだ。そして、摩利は女子更衣室で襲われた。ロッカーに押し込まれて、そこで食べられたそうだ。現場検証をするが、とても二人も入るスペースは無い。
「真由美…本当なんだよ」
涙目の摩利。
「犯人の目星は付いている」
「誰?許せない!」
摩利の剣術なら勝てるのかな?摩利を焚きつけて、アイツを襲わせることにした。さっそくアイツを呼び出した。いや、確かに呼び出したのだが、瞬時に目の前に現れたアイツ。
「まだ、足り無いのか?お前達、溜めすぎじゃないのか?」
呆れているアイツ。そんな緊張感の無いアイツに、摩利はCADを手にして、襲い掛かった。しかし、怪しげな術を喰らい一瞬で、私も摩利も全裸に剥かれ、ヒモで縛られてしまった。
「そのヒモなぁ、濡れると縮むんだよ♪」
既に濡れ気味の股間に食い込むヒモ。痛い…谷間の汗により、乳房に食い込むヒモ。気持ちいい…唾液で舌に食い込み、口元にも食い込んでいくヒモ。
「良い眺めだね♪」
カシャッ!
写真に収められていく私と摩利の醜態…
「川に投げ込めば、バラバラになるかな?」
死んじゃうって…摩利は恍惚な表情を浮かべ、既に失神している。
「トイレの便器とかでもいいかな?」
そんな場所で死にたく無い…助けて…
「命乞いか?まぁ、そうだな。もったいないな。性教育を教え込みたいし♪」
一高の教科にはそんな学科は無い…
「そうか…じゃ、個人授業で教え込みかぁ」
いやぁぁぁぁ~!
いつの間にか、意識が飛んだようだ。生徒会室の床に摩利と共に、放置されていた。ヒモは無いけど、身体中にヒモの痕が残っていた。歩くと股間に痛みが走る。服を着ないと…制服はすぐに見付かったけど、下着がどうしても見付からない。ノーパンノーブラで制服を着る羽目に…
響子さんへ連絡をして、迎えに来てもらった。
「まだまだ。私の受けている仕打ちに比べたら…」
苦笑いしている響子さん。彼女への仕打ちは屍姦だと言う。殺して蘇生するを繰り返すらしい。
「アイツの前で死んでも無駄よ。蘇生させられちゃうから」
響子さんが言うには、アイツはド変態プレイが好きらしい。痛い身体を引きずって、摩利を送り、あのド変態の待つ家に二人で帰宅した。
---シュウ---
ネズミーランドに来た。ここにアクセルの街を強制転移させた。魔法師対冒険者達の戦いは起きるのかな?シンデレラ城に、魔王の城を強制転移させている。アクセルの街の中に魔王の城が有るのだ。冒険者達も魔王軍達も慌てるかな♪
そして、ニューヨークにヘルサレムズ・ロットを強制転移させ、魔界の門にはオラリオの地下迷宮を繋いだ。ニューヨーカー達の驚く顔が見ものである。
今夜は西海岸にいる魔法師の魔法を使えなくした。魔法の使えない魔法師はどう戦うのだろうか?
今夜はこの程度にしておくか。いきなりの変化は混乱するだろうから。
翌朝、ニュースで、仕掛けたことは取り上げられなかった。あれ?どうしたんだ?
---藤林響子…
ニューヨークが消失して、違う街が現れたそうだ。ネズミーランドも消失し、違う街が現れたそうだ。USNAは混乱状態であり、事態の把握に右往左往しているそうだ。
「どうするんですか?やりたい放題ですよ!」
祖父に文句を言った。
「この星がなくなるよりは良い。それに、この国には手を出さないと約束を取り付けてある」
そんな約束をしたのか…
「この国以外は滅びるんですよ」
「私は、この国の安全が守られれば良いんじゃ」
この混乱は、祖父の予想の範疇のようだ。
「師族会議で、対処方法は決める。それまで、時間を稼いでくれ、響子」
人間で勝て無い相手では無いのか?対処って、何をするの?私は私で調べた方が良さそうだ。