「後で御礼を言いにいかなくちゃな」
行為を終えた後、ミアを抱きしめながら呟く
ガイエンにエミリア、二人がいなければ俺は今こうしていられなかっただろう
「うん・・・」
ミアは俺の胸の中で顔を埋めている
「本当にもう副作用は抜けたのか?」
「大丈夫。アルにしてもらったから・・今は幸せな気持ちでいっぱい」
可愛い奴だな
「後悔していないか?お前とは・・・俺はお前が一番大切だから・・・もっと落ち着いた時でもよかったんだが」
「ううん・・・私がアルに早く抱いて欲しかったの。だから・・・いいの」
そうか、ならもう聞かないさ
「本当は・・・エミリアにマジックポーションがあるって聞いた時、思いついたの。これを飲んでアルを治療して・・・えっちな気分になったらアルに抱いてもらえるんじゃないかって・・・」
・・・策略家だな
「えっちな子で・・・ごめんなさい。でも、アルが私を大切に思ってくれているのは知ってる。だからこうでもしないと・・・先に進めないんじゃないかって」
ミアにキスをする
「そうか。こりゃ一本とられたな」
自分が思っていた以上に・・・ミアは俺を愛してくれているらしい
「ミア、どうすればいい。お前が愛おしすぎて・・・どうしたらお前にこの気持ちが伝わるのか・・・わからない」
どうしたらこの溢れんばかりの気持ちをミアに伝えられるだろうか・・・
「嬉しい・・・。いっぱい、愛してほしい。今日はもうできないけど・・・これからできるだけ毎日・・・抱いて欲しいの。」
それは俺も願ったり叶ったりだが
「それなら任せろ。こちらからお願いしたいくらいだしな」
なったばかりだが冒険者なんて辞めてずっとミアと二人で生きていきたい。
だが、それではダメだ。俺はまだ、ミアを守り切れるほど強くない。
今日だってミアが頑張ってくれなければ俺もミアも死んでいただろう。
もっと力が欲しい。何者にも負けない、どんな状況でもこの愛しい少女を守り切れるくらいの・・・絶対的な力が欲しい。
俺はミアを抱きしめながら、そう強く思った。
「そういえば、なんであんな森の浅い所にゴブリンが群れていたんだろうな」
ふと疑問に思って呟く
「多分・・・だけど、アルの雷魔法のせい」
な、なんだと?
「あれは音が凄い。あの音に引き寄せられてきた」
まじか・・・
「俺のせいか・・・」
こりゃ腕を磨くだけじゃなく、もっと勉強もしないとダメだな
「後、私がいたから。ゴブリンは他種族のメスを攫って子孫を残すと聞く。きっと、アルの雷魔法の音で引き寄せられた偵察のゴブリンが私を見て本隊を呼んだんだと思う。」
何!?とんでもない野郎どもだ!
「俺のミアを攫うつもりだったのか。許せん外道どもだ」
まぁモンスターなんだが
「私に触れていいのはアルだけ、だから守って。私は、アルを守るから」
そうだな、二人で強くなろう
朝目覚めると愛しい少女が俺の腕の中にいた。
あぁ、本当に愛しい
抱きしめるとミアが身じろぎする
昨日の今日で疲れているだろう
ミアを起さないようにベッドから抜け出ると刀を持って部屋を出る
すれ違ったラーマさんにミアへの伝言をお願いする
「わかったよ。それにしても昨日は災難だったみたいねぇ、ガイエンさんが血だらけのアル君を連れてきたときはびっくりしたよ」
「ご心配をおかけしました。皆さんのおかげでなんとか全快しましたよ。ラーマさんもありがとうございました。」
「御礼なんていいわ、私は何もしてないもの」
苦笑しながらラーマさんが続ける
「あんまりミアちゃんに心配かけちゃだめだよ!昨日は凄い取り乱していたんだから!」
俺も苦笑しながら答える
「わかりました」
ギルドへ向かって歩いていく
日はまだ昇りかけってとこか。
ギルドへ着くと扉をあける
昨日と同じようにエミリアが頬杖をついて欠伸をしていた
「んん~眠い。そういえばアルさん大丈夫かな~」
「よう、エミリア」
「んー・・・あれ!?アルさんじゃないですか!体はもう平気なんですか?」
「あぁ、おかげさまでな。今日は御礼を言いにきたんだ」
「私は何もしてないですよ~。ミアちゃんが治したんでしょう?あの年で凄いですねぇ・・・」
「あぁ、ミアは俺の自慢の相棒だ。それより、昨日のことは聞いているんだろう?」
「ええ、ミアちゃんから。なんでもゴブリンの大群に襲われたとか。申し訳ないです・・・まさかこの時期に森の中でそんなに繁殖しているだなんて・・・」
ギルド側も掴んでいなかったのだろう
「一応定期的な調査を冒険者さんに依頼しているんですが・・・そんな報告はなかったんです。だからお二人の最初のお仕事としてはいいかなって森の中での依頼をお願いした訳ですが・・・」
エミリアは俺に頭を下げる
「ギルドを代表して謝罪いたします。本当に申し訳ありませんでした!折角の期待の新人さんをつまらないことで失ってしまう所でした・・・」
意外といい人だな
「よしてくれ、俺の行動にも問題があったんだ。エミリアのせいじゃないさ。それに、戦わずに逃げることも出来たと思う。俺の怪我は自分の責任だよ」
俺もエミリアに頭を下げる
「それよりよかったのか?マジックポーションは高級品だろう?」
「構いませんよ、一応備品として置いてはありますが魔法使いさんなんてうちのギルドにはほとんどいませんし。1本なくなったくらいならバレないと思います!」
いや、本当にそれでいいのか
「それに、ゴブリンの異常繁殖が森の中で早期に確認されたことは喜ばしいことです。討伐隊を組んで対処できますので!」
平原にまで溢れてきてはまずいことになっていました。っとエミリアは付け加える
ん?そこはミアから聞いていないのか
「多分だが、ゴブリンはもういないぞ?」
「え?」
「昨日、全部倒したからな」
エミリアが口をパクパクとしている
「え?だってミアちゃんが200体近くいたって・・・」
確かにそれくらいいたなぁ
「うん、俺達に襲い掛かってきた分は全部倒したぞ。俺も少しは倒したが・・・大半はミアの魔法でな」
だが
「残念ながら討伐証明は持ってこれなかった。森の一部にも大穴あけちまったしなぁ。勿体ないことをしてしまったよ」
「そ、それが本当ならうちで事実確認をします!まだ他に生き残りがいる可能性もありますし・・・でも、倒していただけたのなら報酬をお出しできますよ!」
「む、討伐証明がなければいけないのではないのか?」
「調査を出しますよ!ゴブリン1体の相場は銅貨3枚ですが・・・200体なら金貨6枚お渡しできると思います」
「魔法でかなり消し飛んでたぞ?」
「体の一部くらいは残っているんじゃないでしょうか?確認できた分だけお渡ししますよ!いや、やっぱりアルさんとミアちゃんは凄いですね・・・普通は何十人もでもって討伐隊を組んであたる所なのですが・・・」
「ありがとうよ、じゃあ結果がわかったら教えてくれ」
「はい、本当にありがとうございました!」
エミリアと別れて訓練場に向かう
俺は木剣ではなく自分の刀を使って型の確認を行っていく
あれだけゴブンリを斬ったというのに刃こぼれ一つない
刀がいいのもあるが、自分の腕も上がったということだろうか
「ふっ!」
振り下ろし 斬り払い 斬り上げ 突き など親父に教わった型をなぞっていく
うん、特に問題はないな
ひとしきり汗を流した俺は持ってきた布で汗を拭っていく
「アル、お疲れ様」
「ミアか、さっきから其処にいたよな。声をかけてくれてもよかったんだぞ」
「・・・アルの刀を振るう姿が格好良くて」
ミアは頬赤く染めてこちらを見つめていた
「ははっ ミアにそう言ってもらえるのは嬉しいな」
昨日ミアと結ばれたばかりだから余計にそうだ
「起きたらアルがいなくてびっくりした。・・・寂しかった・・・」
すまん、疲れているお前を起すのが忍びなくてな。
「ミア、鍛錬はやめておけよ。疲れが残っているだろうし体も・・・その・・・な?」
「・・・うん」
ミアはもじもじしている。可愛いのでぎゅっと抱きしめる
「今日は一日ゆっくりして、ガイエンにでも御礼に行こうか」
折角冒険者になったのに休んでばっかりだなっと二人で笑う
今日も俺とミアは買ったばかりの服に着替えてデートをした
ミアは嬉しそうにハート型の宝石がついたペンダントをつけている
こんな日常が永遠に続けばいいと、そう思った。
アルバート・ディレス 12歳 身長 157cm
スキル:刀剣術:6 火魔法:3 雷魔法:3 治癒魔法:3
装備 :上質な鋼の刀 変異リザードマンの革鎧セット
所持金:21-1= 銀貨20枚 ※デート費用
ミア 12歳 身長 155cm Bカップ
スキル:刀剣術:4 風魔法:4 氷魔法:3 治癒魔法:3
装備 :上質な鉄の忍者刀×2 変異リザードマンの革鎧セット
所持金:銀貨40枚