※この作品はR-18です。

没落貴族の三男坊が冒険者になった訳   作:フリーデン

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短いですが


平和な日常

隣を歩く少女の犬耳が元気に動いている

 

「ミア、ご機嫌だな」

 

「うん。今日はアルとデートだから」

 

ミアは繋いだ手を愛おしそうに見つめる

 

昨日無事にD級昇格試験の依頼を達成した俺達は数日の休みを取ることにした。鍛錬は欠かさないが依頼はお休みという訳だ。

 

ミアは俺たってのお願いでミルスティンでの初デートの時と同じ格好をしてもらっている。

 

背中の途中まで伸びている綺麗な銀髪は、左右で三つ編みにして体の前に持ってきている。服は白いワンピースだ。胸元にはピンク色をしたハート型の宝石がついたネックレスをつけている。

 

「アルはこの組み合わせが好き?」

 

「ああ。いつものミアも凛々しくて好きだが、この格好のミアは本当に可愛い。まるで王女様みたいだ。今すぐ抱きしめて宿に連れ込みたいくらいだよ」

 

「・・・ばか。昨日もいっぱいしたのに・・・アルのえっち」

 

「すまんな。でもそれくらい可愛いんだ。出来たら他の人に見せたくないくらいにな」

 

「それじゃあデートできない。でも本当に好きだとわかる、アルの顔は朝から緩みっぱなし」

 

「それを言うならミアもだぞ」

 

俺の格好は黒一色だがミアが選んでくれた服を着ている。普段はあまり意識しない髪型も今日は少しいじってみた。

 

「だって・・・格好良くて。・・・王子様みたい」

 

ミアは俺を見るたびに顔を赤くしている、今日の彼女は恋する乙女のようだ。可愛いので少し調子に乗ってみよう

 

俺はミアの前で優雅に膝をついて手を取り、突然のことに驚いて固まっているミアの手の甲にキスをする。

 

「姫様。本日はこの私、不肖アルバートめが姫様をエスコート致します。何なりとお申し付けください」

 

俺は満面の笑みでミアに傅く

 

一応これでも貴族の息子だ、お袋から礼儀作法は習っていた。久しぶりにやるので合っているかは疑問だが

 

「・・・」

 

ミアは真っ赤になって固まってしまった。何か間違っていただろうか?

 

「・・・はぅ・・・格好いい。・・・あ・・・だめ。」

 

「?どうしたんだミア。間違ってたか?」

 

「違うの・・・アルが格好良すぎて・・・下着が・・・」

 

「下着が?」

 

「・・・濡れちゃった」

 

「・・・」

 

一度しっぽ亭に戻ることになった。

 

下着を履き替えたミアを連れて今度こそデートに向かう

 

「あれは反則。もうやっちゃだめ」

 

反則なのだそうだ。

 

 

俺達はよく使っている大通りを手を繋いで歩いていく

 

「見慣れている街なのにデートとなると何か新鮮に感じるなぁ」

 

「うん。好きな人と一緒に居るから余計にそう思う」

 

今日のミアは口数が多い、可愛さも5割増しで最強に見える

 

「何処か行きたい所はあるか?」

 

「ううん。私はこうやって・・・アルと一緒に居れるだけで幸せだから」

 

満面の笑みで答えてくれる

 

「そうか。だが何かしないと勿体ないだろう、幸い金はあるしな」

 

「私は・・・こうやって手を繋いで歩いているだけで満足だよ?」

 

エコな彼女だった、だが今日はミアを甘やかしたい気分なのだ

 

「しかし折角のデートだ・・・それじゃあミアの好きな甘い物でも食べに行こうか?」

 

「いいの?アルはあんまり好きじゃないはず」

 

「そうでもないぞ。それに・・・俺には、お前の幸せそうな顔を見るのが一番のご褒美なんだ」

 

ミアが潤んだ瞳でこちらを見つめる

 

「・・・ありがとう。大好き」

 

「俺も大好きだ」

 

俺達は示し合わせたかのように人目のつかない路地裏に向かう。ミアの頬を優しく撫で、唇をなぞる様にキスをする。

 

「ん・・・ちゅ。アル・・・行こ?これ以上すると・・・」

 

「だな」

 

デートは中止になってしまうだろう

 

 

俺の前でミアが幸せそうにケーキを食べている

 

「んん~。おいし~!」

 

いつもは鋭い眼が今はとろんっとしている、俺はお茶を飲みながらそんなミアを見つめていた

 

「幸せそうだなぁ」

 

「うん!あ、アル あ~ん」

 

ケーキを差し出してくる

 

「ん・・・お、これうまいな」

 

程良い甘さだ。あまり甘いものが好きではない俺でも素直に美味しいと感じる

 

「えへへ~。アルと間接キスしちゃった。」

 

とんでもなく可愛かった

 

今のミアは本当にただの町娘のようだ、普段から俺と鍛錬を積んで冒険者をしている女の子ようにはとても見えない。

 

「やっぱり、デートはいいな」

 

「うん!」

 

可愛いミアが見れて幸せだ

 

 




アルバート・ディレス 12歳 身長 158cm
スキル:刀剣術:6 火魔法:3 雷魔法:3 治癒魔法:3
装備 :上質な鋼の刀 変異リザードマンの革鎧セット
所持金:金貨18枚 銀貨78枚   

ミア 12歳 身長 157cm Cカップ
スキル:刀剣術:4 風魔法:4 氷魔法:4 治癒魔法:3
装備 :鋼の忍者刀×2 変異リザードマンの革鎧セット
所持金:金貨18枚 銀貨103枚

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