※この作品はR-18です。

没落貴族の三男坊が冒険者になった訳   作:フリーデン

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冒険者の後輩 2

「や、やっと宿についた」

 

「もう寝かせて・・・」

 

俺とミアはふらふらになりながらしっぽ亭に到着した

 

「あら、今日は遅かったねぇ!」

 

掃除をしていたラーマさんが声を掛けてくる

 

「ラーマさん、悪いんだけど部屋開いてない?この子達を泊めてあげたいんだ」

 

付いてこさせた後ろの二人を見ながら話す

 

「二人の隣の部屋と正面の部屋が空いてるわね」

 

ふむ・・・リーナは1人部屋のほうがいいだろう

 

「二部屋お願いします」

 

クリスはちょっと残念そうな、リーナ嬉しそうな顔をした。

 

「でもいいのかい?」

 

どういうことだ?

 

ラーマさんが俺にだけ聞こえるように耳打ちしてくる

 

「夜になるとミアちゃんの声で興奮して眠れないって他のお客さんがね・・・」

 

「・・・」

 

「今日は控えておいた方がいいんじゃないかい?」

 

「・・・善処します」

 

ミアが聞いたら発狂してしまうかもしれない・・・

 

 

 

二人の宿代を払って部屋へ案内する

 

「夕方には迎えにくるからとりあえず休んでおけよ」

 

「何から何までありがとうございます!・・・ほら!クリスも御礼をして!」

 

「・・・ありがとうございます」

 

それでいい

 

「少し遅いがまだ朝飯も食べられるはずだ。腹が減ってるなら一階で食べてくるといい」

 

「わかりました!お金は後日お返しします!」

 

「ああ、期待してるよ」

 

別に金には困ってないがその心意気は大事だろう

 

 

 

ミアを連れて部屋へと戻る

 

「あぅ・・・もう限界・・・」

 

ミアが服を脱いでベッドに倒れ込む

 

「なんで脱いだんだ・・・」

 

「服すら重く感じるの・・・」

 

確かにな。俺も全裸になってベッドに横になる

 

「ミア、今日はやめておこうな」

 

「うん」

 

だが愛おしいのでキスをする

 

「ん・・・ちゅ。えへへ・・・大好き」

 

「俺も大好きだぞ」

 

「でも・・・あの子のこと可愛いって言ったの忘れてない。言い訳を聞く」

 

誤魔化せなかったか

 

「さっき言ったのが本音だが・・・単純にこのままでは死んでしまうと思ったからだ」

 

まだ男も知らないのに死んでしまうのは可哀想だ

 

「私も・・・女の子があの馬鹿の所為で死んでしまうのは忍びないとは思う」

 

「だろ?」

 

「だけど私達が助ける理由にはならない。他の冒険者なんていくらでもいる」

 

まぁ・・・な

 

「だが余裕がない。俺達は才能がある、だから他の冒険者より何倍も稼げるし安全にモンスターを倒せる。他の冒険者は自分の身を守ることで精一杯だ。彼らを助けるなんてことはまずしないだろう」

 

ミアが考え込んでいる

 

「カイム達なら・・・」

 

「あいつらは今遠征に出ているだろ?」

 

彼らは他地域で長期の依頼を受けつつ、レッサーデーモンの情報を集めに行く為に街を出払っていた

 

「あの場に居合わせた俺達しか、彼らにはいないんだよ」

 

「・・・わかった」

 

納得はしていなそうだが

 

「でも浮気はだめ。明らかにあの子はアルに興味があった・・・もう惚れてるかもしれない」

 

「しないよ。お前を嫁にすると言ったばかりだぞ」

 

嫁という単語を聞いてミアが嬉しそうに身をよじりながらも口を尖らせる

 

「・・・ばか。アルがもうちょっと不細工ならよかった」

 

ひどいな

 

「顔が良すぎるのも考え物」

 

そこは何とも言えんが

 

「どうしてすぐ女の子を惚れさせるの?」

 

「俺は何もしてないだろうが・・・」

 

「助けた」

 

「それはさっき言ったろ」

 

話が堂々巡りになってしまう

 

「もういい、これは仕方がないこと。そう考えることにする」

 

「すまないな」

 

「いい。でも疲れが取れたら一杯可愛がって」

 

それならお安い御用だ

 

俺達はもう一度キスをすると目を閉じて休息をとった

 

 

はずだった

 

 

「ミア、声を出さないようにな・・・」

 

「うん・・・頑張る・・・」

 

いつの間にか俺の一物が濡れそぼったミアの中に入っていた

 

「んんんんんん!・・・きもちいい・・・あるぅ・・・」

 

「ああ、俺もだよ」

 

どうしてこうなった・・・

 

 

夕方になんとか動けるようになった俺達は二人を呼んで装備を整えに街へ出かけた

 

「まずは武器だな、希望の装備などはあるか?」

 

「俺は剣がいい!・・・いいです」

 

ふむ

 

「私は何が向いているのかわかりません・・・」

 

そうだろうな・・・

 

「アルバートさんの持っている武器は・・・なんでしょうか?」

 

俺の腰の刀を見てリーナが聞いてくる

 

「ああ、刀だ。気になるか?」

 

彼女に鞘ごと刀を渡してみる。リーナは刀を鞘から少し抜き、波紋を見て息を呑んでいた

 

「綺麗・・・」

 

「だろ?刀は確かに武器だが美術品でもあるんだ」

 

そういえば親父は俺とミアに何故剣ではなく刀を教えたのだろうか?

 

「その代わり扱いは難しい。素人じゃ斬ることもままならないしすぐ刃こぼれを起したり折れたり曲がったりする。まぁ、それは対モンスター用だからそんなに軟な造りじゃないが」

 

「凄いです!そんな武器を扱っているなんて!」

 

「なんでそんなもん使ってんだよ・・・格好付けかよ」

 

生意気なクリスが帰ってきてしまったようだ

 

「・・・でもミアさんも使ってますよね?」

 

「ミアはそこらの冒険者じゃ相手にならないくらい強いぞ」

 

「そんなことはない」

 

彼女は謙遜しているが俺に褒められて嬉しそうだ。犬耳がピコピコ動いている

 

「そうなんですね・・・私でも刀の扱いを覚えられるでしょうか?」

 

「・・・あまりお勧めはしないな。普通に直剣を選んだ方がいい。どうしてもというなら直剣の扱いを覚えるより数倍の努力がいるぞ」

 

俺の勝手な憶測だが多分、それくらいはかかるんじゃないだろうか

 

「それでも・・・刀を使ってみたくなりました。たまにでいいので私に刀の扱いを教えていただけませんか?」

 

そこまでしてあげる義理はないんだが・・・

 

リーナは上目遣いをしながらお願いしてくる。うっ・・・可愛いな

 

彼女は腰まである綺麗な金髪を背中の辺りで纏めている。目は碧眼でまるで人形のように顔が整っていて・・・身長は145cmくらいだろうか。守ってあげたくなる女の子の要素をすべて満たしたような子だ

 

「なら、朝早くにギルドの訓練場に来ることだ。俺とミアはそこでいつも鍛錬をしてるからな」

 

「アル・・・」

 

この子が早く強くなったらお守りから解放されるぞ

 

「・・・女の子に甘い」

 

すまんな・・・

 

「ありがとうございます!」

 

リーナは刀を俺に返して笑顔で御礼を言う。妹がいたらミアもいいがこの子もいいな

 

ミアがぴくっと反応する

 

「妹ならいい。姉は私」

 

そこは納得するのか

 

「あの・・・じゃあ俺も刀を・・・」

 

「クリスは剣がいいんでしょ?」

 

「あ・・・うん」

 

リーナは何故かクリスに冷たい・・・何故なんだろうな?

 

 

武器屋で希望通りの装備を購入した。二人分の武器で銀貨20枚したがまぁ俺達からすれば大して痛くもない金額だ

 

二人は嬉しそうに武器を眺めている

 

今度は防具を見に行こうか

 

「防具も重要だ。最初だし二人ともまだ体が小さいから軽い革の防具がいいな」

 

「色々と教えて頂いてありがとうございます!お金も出してもらって・・・」

 

リーナは俺をまるで神様でも見るような眼で見つめる。反対にクリスは悔しそうに舌打ちをしている。こいつは本当に反省しないな・・・

 

防具屋で動物の革を鞣した防具を買う。二人分で銀貨10枚だったが、二人ともサイズが合わなかったので明日受け取りに行くことになった。

 

「これで最低限装備は整ったな、金のことは気にしなくていい。余裕ができたら返してくれればいいぞ」

 

別にプレゼントでもいいがミアが怒るし彼らの為にもならないだろう

 

「本当にありがとうございます!」

 

「ありがとうございます・・・」

 

「礼はいい。早く強くなって自立することだけを考えてくれ」

 

 

しっぽ亭に戻って飯を食いながら明日の予定を伝える

 

「朝は日が昇る前に訓練場に来てくれ、場所はわかるか?」

 

二人ともこくりと頷く。なんだ俺より優秀じゃないか・・・

 

「アルより優秀」

 

ミア・・・ひどい・・・

 

頑張って涙目を作り、ミアに視線を向ける

 

彼女は物凄く驚いたような顔をした後おろおろし始めた。ちょっとおもしろい

 

「あ・・・アル。嘘だから・・・泣かないで?ね?」

 

まるで子供をあやすような感じだ

 

俺は真顔に戻る

 

「何を言っているんだお前は」

 

「え・・・?」

 

「疲れてるから幻覚でも見たんじゃないのか?」

 

「幻覚・・・?でもさっき確かにアルは・・・」

 

意外と騙されやすかった

 




アルバート・ディレス 13歳 身長 165cm
スキル:刀剣術:7 火魔法:4 雷魔法:5 治癒魔法:4
装備 :上質な鋼の刀 変異リザードマンの革鎧セット
所持金:およそ金貨150枚

ミア 13歳 身長 163cm Dカップ
スキル:刀剣術:5 風魔法:6 氷魔法:5 治癒魔法:5
装備 :鋼の忍者刀×2 変異リザードマンの革鎧セット
所持金:およそ金貨150枚
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