※この作品はR-18です。

没落貴族の三男坊が冒険者になった訳   作:フリーデン

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村の問題

ミルスティンを出て俺達は西へと歩いていた

 

「ミア、最初は鉱山都市カルツに行こうか」

 

「うん、いいと思う」

 

鉱山都市カルツはミルスティンから西へ馬で1週間ほどの距離にある

 

その名の通り鉱業が盛んで、鍛冶職人や金細工職人が多く集まるバレシア大国内でも有数の都市だ。

 

まずはそこで俺達の実力に見合った武器でも調達しよう

 

「何時までもただの鋼製じゃな」

 

腰に吊るっている刀の柄をぽんっと叩く

 

「アルが雷で溶かした以外壊れたことはない」

 

そんなこともあったな

 

「ミスリル・・・は流石に無理でもダマスカス鋼で作られた武器くらいは欲しいもんだ」

 

今まではそこまで強力なモンスターと戦うことがなかったから事足りてたが、これからは何処でどんなモンスターに遭遇するかわからない

 

ミアを守る為にもそれなりの武器が欲しいもんだ

 

「アル、嬉しそう」

 

男の子は武器が大好きなんだ

 

「そう」

 

勿論ミアのほうが大好きだぞ

 

「・・・ばか」

 

赤くなっているミアが可愛いのでキスをする

 

「ん・・・」

 

お前が隣に居てくれるだけで、俺はなんでもできそうだ

 

 

 

「アル、そういえば何故徒歩なの?」

 

「いいことを聞いてくれた」

 

俺はミアの手を握りつつ自分の考えを話していく

 

「俺はな、世界を見て回ると同時に色んな景色を見てみたいんだ」

 

ミアと出会う前、屋敷から抜け出して自由を感じた時に思ったのだ

 

「俺は、俺の興味に誘われるがままに世界を旅したい」

 

「だから徒歩?」

 

そうだ

 

「ミアは嫌か?それなら別に馬を途中で借りてもいいぞ」

 

お前が一番だからな

 

「いい。私も歩く方が好き」

 

だって とミアが言葉を続ける

 

「アルと何時でも触れ合えるから」

 

・・・可愛すぎて抱きたくなってしまったぞ

 

「夜までダメ。夜になったらいっぱい・・・愛して?」

 

勿論だ

 

 

 

その日の夕方にはミルスティンとカルツの間にある幾つかの村の1つに辿り着くことができた

 

「冒険者か?」

 

村の門前で槍を持っている男が話しかけてくる

 

「そうだ、今日この村で泊りたいんだが宿屋などはあるか?金なら勿論あるぞ」

 

「そうか、宿屋はないが空いている家なら幾つかある。村長に話をしてきてやるからここで待っていてくれ」

 

意外と紳士的だな・・・と思ったがミアを見てだらしない顔をしていた

 

まぁミアは可愛いから仕方ないだろう

 

「ありがとう」

 

俺はミアの頭をなでなでしながら男の帰りを待つ

 

「あぅ・・・アル・・・やめて・・・」

 

「嫌か?」

 

「・・・嫌じゃない」

 

ならいいじゃないか

 

「顔が緩んじゃうの・・・」

 

可愛いぞ

 

二人でいちゃいちゃしていると男が帰ってくる

 

「待たせたな、村長が話をしたいそうだ。すまないが付いてきてくれ」

 

「わかった」

 

ミアの手を握って村の中を歩く男の後ろをついていく

 

ふむ、村にしては結構大きいな。人も多いし活気もあるようだ

 

そんなことを考えていると周りの人々が俺達を見て何かを話していた

 

「うわぁ・・・すっごいイケメン・・・」

 

「ね!見たことないよあんな人!」

 

「隣にすっごく可愛い女の子がいるよ・・・恋人なのかなぁ」

 

ミア、俺は大丈夫だからそんなに手を握るな。変な音が鳴ってるぞ

 

「何もしてない」

 

そうか、ミアがそう言うならこの痛みは幻なのだろう

 

「おい、なんだあの女の子・・・無茶苦茶可愛いぞ・・・」

 

「胸がでけぇ・・・女神様かなんかか?」

 

「あの優男が羨ましいぜ・・・」

 

ミアの胸を見るとは愚かな奴らだ

 

睨みつけると蜘蛛の子を散らすように男達が逃げてい行った

 

「アル、殺気を飛ばし過ぎ」

 

そう言いつつもミアは笑顔だ、俺が嫉妬したことを感じたのか

 

「私はアルだけしか見てない」

 

わかっている、俺もそうだからな

 

 

「ようこそおいでくださいました」

 

村の村長だという老人の元を訪れた

 

「一晩で構いません。何処かに泊めていただけると助かります」

 

「ええ、先程ダンから聞いております。空き家をお貸ししますので一晩と言わず幾らでも滞在して頂いて構いませんよ」

 

なかなかに懐が広い御仁のようだ

 

先程の衛兵はダンというのか、覚えておこう

 

「ありがとうございます。私はアルバート、連れはミアといいます」

 

ミアも頭を下げている

 

「アルバート様とミア様ですな、私はこの村の村長をしているバルムと申します」

 

よろしくお願いしますとまた3人で頭を下げる

 

「ところで・・・アルバート様とミア様は冒険者なのですかな?」

 

「そうです」

 

「お強いので?」

 

なんだろう、依頼したいことでもあるのだろうか

 

「それなりと言った所ですね、これでもC級冒険者ですので」

 

登録証を見せる

 

「その若さで・・・アルバート様、少し相談が・・・」

 

バルム村長はミアをちらりと見て気まずそうにしている

 

ん?俺だけに話があるのか・・・?

 

「ミア、すまない。外で待っていてくれるか?」

 

「わかった」

 

ミアが外に出ていった

 

「すみませんな・・・しかしミア様の前でお話する内容ではないと思いまして」

 

何か雲行きが怪しくなってきたな

 

「依頼ですか?簡単なものなら内容によっては引き受けても構いませんが」

 

「依頼・・・といえば依頼なのでしょうか・・・」

 

ふむ・・・

 

「・・・実はアルバート様の子種を頂きたく・・・」

 

ん!?

 

「なんですって?」

 

「ああいえ。この村は比較的平穏でして、あまり他所の村や街に出ていく者が多くないのです」

 

いいことじゃないか

 

「逆に他所の者や冒険者などは村へ来ても居着いてもらうことが出来なくてですな」

 

まぁ、多少活気があるといっても何もない村だしな。若い男や女はミルスティンに向かうだろう

 

「まだ大きな問題にはなっていませんが、少々村の者の血が濃すぎるのです」

 

なるほど・・・

 

「ですのでその若さで腕も立つ方がいらしたとなれば・・・その血を村に迎え入れたいと思いましてな・・・」

 

ふむ

 

「村の娘もアルバート様なら喜んでくれるでしょう。あなたは容姿がとてもいい」

 

そこまで褒めてくれるはありがたいが

 

「申し訳ありませんがお断り致します」

 

「やはり・・・ミア様ですかな?」

 

「そうです。俺は彼女以外を抱くつもりはありません」

 

彼女に誓ったのだ

 

「そうですか・・・失礼なお願いしてしまいました。謝罪を・・・」

 

バルム村長は頭を下げる

 

「いえ、普通男なら喜ぶことでしょう」

 

村の女性を孕まるだけで喜ばれるならそりゃ男は進んで獣になるだろう

 

「私は村長の提案を受け入れることができません。空き家を貸していただくのは難しいですか?金銭なら多少はお支払いできますが・・・」

 

交換条件みたいなものだったのだろう、それを蹴ってしまってはこちらの提案を呑んでくれるかわからない

 

「いえいえ、どちらにしても空き家はお貸しするつもりでした。失礼なことを提案してしまったお詫びにお代はいりませんよ。どうぞごゆるりとお寛ぎ下さい」

 

なんだ、とてもいい人じゃないか

 

 

外で待っていたミアと共に、空き家へ案内してくれるダンの後ろを歩いていく

 

「アル、ありがとう」

 

なんだ突然

 

「アルとバルム村長の話、ちょっとだけ聞こえてた」

 

そうか、耳がいいもんな。

 

「当たり前のことだ」

 

彼女の為でもあるし俺の為でもある

 

「アルがあそこまではっきりと断ってくれるとは思わなかった」

 

信用がないな・・・当然か

 

「信用はしてる。でも男ならあんな提案普通は受け入れてしまう」

 

そうだろうなぁ・・・

 

「絶対にあり得ないことだが、俺が受け入れていたらどうするつもりだったんだ?」

 

また刺されてしまっていたのだろうか

 

「・・・もうそんなことはしない。アルが誘惑に負けてしまったら、家に着くなりアルのことを搾り取って他の女じゃ勃たないようにしてた」

 

ミア・・・

 

「ちょっと勃ってしまったぞ」

 

「・・・ばか」

 

どちらにせよ今日はミアに搾り取られることになるな

 

彼女は本当に強くなった。

 

 




アルバート・ディレス 14歳(17歳相当) 身長 175cm
スキル:刀剣術:7 火魔法:4 雷魔法:5 治癒魔法:4
装備 :上質な鋼の刀 変異リザードマンの革鎧セット
所持金:およそ金貨150枚

ミア 14歳(17歳相当) 身長 168cm Fカップ   
スキル:※刀剣術:5 ※風魔法:6 ※氷魔法:5 ※治癒魔法:5 弓術:2
装備 :鋼の忍者刀×2 カーボンの合成弓 変異リザードマンの革鎧セット
所持金:およそ金貨170枚

※50時間(870-55=815)
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