※この作品はR-18です。

カルデア催眠   作:斧池 数馬

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fake 鯖の実装を願って


ジャックちゃんとジャックさん その一

「ジャ~クちゃん♪」

「む、マスターか」

 

 肌の露出が多い衣装をまとった短めの銀髪をした少女に後ろから抱きつく。すべすべのふとももを撫でさすりながら、わずかなふくらみの胸を揉みしだくと、無邪気な笑い声ではなく困り気な落ち着いた声が返ってくる。

 

「あれ?ジャックさん?」

「そうとも、バーサーカーのほうのジャックだ」

 

 バーサーカーのクラスで顕現した彼は、他と異なり、同一人物の別の側面では無く、殺人鬼ジャック・ザ・リッパーの正体不明さが具現化したクラスだ。俺はアサシンのクラスで顕現した幼い少女のサーヴァントをジャックちゃん、バーサーカーのクラスで顕現した彼をジャックさんと呼んでいた。

 

「もう一人の私にかくれんぼのかく乱工作に協力して欲しいと頼まれてね。この姿を借りていたのだが、勘違いさせてしまってすまない。というわけでそろそろ私の身体をもてあそぶのを止めてくれないか?」

「へー、触り心地も、ちょっと触っただけで発情しちゃうのも一緒だ。ジャックさんの能力は相変わらず凄いね」

 

 かくれんぼでかく乱工作とは情報抹消のスキルを持つあの子らしい。などと考えながらローライズのパンツに手を入れぴったりと閉じた筋をなぞる。朱をさした頬も、熱くなった呼気も、時折こわばる肢体の重さも同じ。ただ発情した身体に戸惑い、羞恥に満ちた表情だけが違っていた。無邪気に普段のふれあいの延長線上であるように甘えてくるジャックちゃんももちろん可愛いのだけどこういいうのも中々いいな……。

 

「ジャックちゃんが今どこにいるか知ってる?」

「頼まれたのが……んっ……マスターの部屋の前の廊下だったから、はぁ、おそらく……」

 

おまんこをすりすりしつつ、時折不意打ちのようにジャックさんのクリストスを人差し指で軽く弾きながらたずねると、ジャックさんは快感に声を詰まらせながらも答えてくれた。

 

「ふーん、そっかー。ありがとね、ジャックさん」

「よ、用が済んだのなら、解放してくれないか?」

「令呪を以って命ずる。俺の命令にはぜったいふくじゅー。というわけでついてきてね」

 

 カルデアに召喚された時点で【サーヴァントはマスターの命令に従う】という暗示がかけられる。

 なので令呪の利用に意味はないと思うかもしれないけど、暗示はあくまでも無意識下のものであり、彼らにとって俺の命令はどんな内容であっても【マスターがサーヴァントに行う常識的な命令】なのである。

 要するにひどいことされてる、という自覚がありつつ命令に従わせるためには令呪が必要なのだ!

 

 

 

♡ ♡ ♡

 

 

 

「ジャックちゃん、見ーつけた」

「ん?おかあさん、それにわたしたちじゃないわたしも。一緒に隠れんぼする?」

 

 マイルームのベッドの下に覗き込むとジャックちゃんがいた。アイスブルーの瞳が暗闇の中で輝いていた。

 

「他の遊びをしようと思って、ジャックちゃんを探してたんだよ」

「他の遊び!?もしかしておかあさんごっこ!?」

 

 水子霊の集合体である彼女たちの母親、といえば娼婦なわけで、要するにおかあさんごっことは娼婦ごっこということである。

 

「そ、他の子たちにはもう伝えてあるから、始めよっか」

「わたしたちじゃないわたしも一緒にするの?よろしくね!」

 

 ここに来る途中で鬼役らしいアリスちゃんを見つけたので、隠れんぼの途中だけど一緒にえっちなことするためにジャックちゃんを借りていくことをジャックさんの口から伝えてある。

 恥ずかしがらせるためにえっちな単語で修飾しまくった言葉を顔を赤くして言うジャックさんは可愛かったなあ。

  

「ジャックちゃん、ちょっとお耳を貸して……」

「は〜い……ふむふむ」

 

 ベッドに座った俺のほうにジャックちゃんがやってきて、耳を俺の口元に持ってくる。少女特有の甘い匂いと温もりを感じる。

 耳元で囁くと、こくこくと可愛らしく頷いてくれた。

 

「さて、ジャックさん、聞こえてる?」

「はい」

 

 マイルームに入ってから無言のジャックさんに話しかけると感情を感じさせない声が返ってくる。

 ジャックさんは今パスを通じた催眠魔術により無意識状態にある。

 この状態でマスターである俺の言葉により催眠をかけることが出来る。

 口頭でも可能だけど無意識に身体が動いてしまう、といった催眠をかけるには一度この状態にする必要がある。

 

「ジャックさん、これから君は……」

 

 

 

♡ ♡ ♡

 

 

 

「ジャックさん」

「マスター?すまない、少しぼーっとしていたようだ」

 

 目の前にこちらを心配そうに見つめるマスターと幼い少女の姿があった。

 状況を確認する、私の正体の有力な一つであるアサシンの少女の姿を私は今していて、マスターに絶対服従を令呪で命じられて、その少女と一緒にマスターの部屋に来ている。

 人畜無害だと思っていたマスターに突然こんなことをされて面食らっていたらしい。

 とはいえ私も性に抵抗があるというわけではない。

 大人しく受け入れて終わるのを待つとしよう。

 

「ジャックさん、キスして、えっちなやつ」

「承った、マスター」

「いいな〜、わたしもしたい」

 

 令呪で命令されている以上、逆らうことは出来ない。速やかに実行するため、マスターの膝の上にまたがり首の後ろに手をまわしてはたと気づく。

 えっちなキスとはどういうものだろう?

 キスはわかる。親愛を示すため唇を触れさせる行為だ、だが‘‘えっちな”という言葉がつくと途端に分からなくなる。

 おかしい。私はスキルとしてジャック・ザ・リッパーの犯人と噂されたものたちの能力を再現出来る。

 当然その中には娼婦といった性に纏わる職に就く者たちの手管も含まれる。

 だというのに今の私からはそれらの【性的な知識が綺麗に抜け落ち】ていた。

 スキルで再現される技能、そのさらに一部、なんでもないはずのそれが無くなってしまっていることでアイデンティティを喪失したかのような混乱が私を襲っていた。

 

「ジャックさん?大丈夫?」

 

 マスターの声に返事をすることすら出来ない。

 

「【知識の喪失は気にならない】っと、これでいいかな。ジャックさん、大丈夫?」

「……あ、ああすまないマスター」

 

 マスターの言葉を聞いた途端に【知識の喪失が気にならなく】なった。私は【マスターのサーヴァント】、その事実があれば十分だ。

 とはいえ問題は何も解決していない、令呪の通りマスターの命令を実行しなくてはならない。

 仕方ない、聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、確かマスターの故郷の諺だったか、それに倣うとしよう。

 

「マスター、えっちなキスとはどういうものだろうか?教えてくれ」

 恥を忍んで尋ねるとマスターとアサシンの私の顔に無邪気ゆえに残酷な子供のような笑みが浮かんだ気がした。

「そっか、ジャックさん、えっちなキスの仕方がわからないんだ?」

「あ、ああ。およそ性的なことは全て分からない。その都度教えてもらう必要がある」

「分かった。ジャックちゃん」

「なぁに?おかあさん?」

「ジャックさんにえっちなことを教えてあげてよ。もちろん実演を交えて」

「うん、分かった、おかあさん。わたしたちじゃないわたし、何でも聞いてね」

「う、うむ。よろしく頼む」

 

 かくして私はこの幼い少女から性的なことを教わることになった。

 

「じゃあまずはえっちなキスからね。おかあさん、お手本、見せてあげよっか……ん、ちゅ、ちゅ、んあ、じゅる、くちゅ、ぴちゅ」

 

 そういうと彼女は私の反対側の膝にまたがる。そして、何度か唇と唇を触れ合わせる普通のキスをした後、口を開き舌を出した。

 マスターのほうも唇をなぞる舌の感触を受けて口を開き、彼女の舌を口内に受け入れる。

 傍らにいる私の存在を忘れたかのように、互いの唇を押し付け合いながら、舌を絡め合う。

 それは性的な知識を失った私から見ても、一目でそれと分かるほど淫靡な光景だった。

 

「ぢゅくっ、れちゅっ、びぢゅっ……ん、えへへ、おかあさん、気持ちよかった?」

「うん、良かったよ。ありがとう」

 

 激しいキスが終わり、二人の口の間に銀色の橋が架かる。興奮で顔を赤くした少女は先程まで淫らな行為をしていたとは思えないほど無邪気な笑みを浮かべて、マスターに頭を撫でられていた。

 

「じゃ、次はジャックさんの番だね」

「う、うむ。マスター、お手柔らかにな」

 

 マスターが顔をこちらに向け、向かい合う。先程の光景を思い返し、躊躇してしまう。

 マスターの方からするつもりはないらしく、静かな笑みをたたえながらこちらを見つめていた。

 

「ではマスター始めるぞ……んっ!?」

 

 意を決して目を瞑りマスターに顔を近づけていく、さっきの焼き直しのように同じ顔の少女の唇がマスターの唇に触れようとする直前、私は横から押し倒されていた。

 素肌の太ももに触れる柔らかい肉の感触、細い腕を掴む手のひらの感触、身動きの取れなくなった私の目の前には私と同じ顔をした少女がいて、私にはありえない嗜虐的な笑みを浮かべていた。

 

「おかあさんがね、わたしたちがキスするところが見たいって言うの。気持ちいいキスの仕方、教えてあげるね……ん、んっ、ちゅ」

「マスターぁ!?ちょ、ちょっと、んっ!?ひゃ、あっ」

 

 マスターに文句を言う間もなく柔らかい唇の感触がやってくて、舌が別の生き物のように口内に潜り込んでくる。

 

「んりゅ、ぐちゅ、ぴちゅ、こうして舌と舌を絡めるの、すごく気持ちいいでしょ?今度はそっちからやってみて……ちゅ」

「……はぁ、はぁ、はぁ……んっ」

 

 彼女の舌は私の口内を思うままに蹂躙してやっと出て行った。荒い呼吸を整える間もなく、半開きになった口がまたやってくる。

 

「ん、んっ、ちゅ、くちゅ、ぴちゅ」

 

 彼女に言われた通り舌を突き出し、彼女の口内に侵入させ、無我夢中で舌を拙く動かす。

 

「んんっ!ぐちゅ、ぐぢゅっ、ぢゅる、ぴちゃ」

 

 突然彼女も舌を動かし始め大量の唾液を流し込まれながら舌を絡められる。

 

「じゅる、じゅる、じゅ、ぷはぁ、ご馳走さま」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

「ジャックさん大丈夫?起き上がれそうにないね、よっと」

 

 ようやくキスが終わり同じ顔をした彼女は起き上がり私から離れてくれた。

 拘束を解かれたとはいえ、息も絶え絶えな私をマスターが軽く抱き上げ体を起こしてくれた。

 

「あ、ありがとう。マスター……」

 

 礼を言いながらマスターの顔を見て気づく。

 

「んんっ、ちゅ、ぢゅる、ぴちゅ、ちゅる、れるっ」

 

 マスターに抱き抱えられ、つまり身動きが出来なくされて、唇を奪われる。幼い少女かつ霊体の彼女のそれとは異なる生身の男の唾液が流し込まれ、マスターの舌が私の口内で蠢く、私も先程【教わった通りに】舌を動かし、快感が倍化する。

 

「れるっ、ぴちゅ、ぢゅる、ぢゅくっ」

 

 突き出した舌の裏側、歯茎と歯の間、口蓋、口内のありとあらゆる所をマスターの舌が陵辱し、私もまたそれを真似てマスターの口内に舌を侵入させる。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

「ジャックさんお疲れ〜」

 

 ようやく満足した舌が私の口内から抜け出る。興奮で息を荒げさせるのに精一杯の私は、なされるまま赤子のように抱き抱えられ、頭を撫でられていた。

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