※この作品はR-18です。

クラスメイト、異世界で勇者やるってよ。   作:bear大総統

1 / 33
ブリステン王国編
異世界召喚。別名、異世界拉致。


「……知らない天井だ」

 

 俺――宵坂湊(よいざかみなと)は思わず、知らない場所で目覚めたら言ってしまうであろうセリフ第一位を呟いた。

 見上げる天井には豪勢なシャンデリアがいくつも吊り下がっており、俺が見慣れ、そして夢の世界に旅立つ前にいた簡素な教室の天井は影も形もない。というか、シャンデリアの光が蝋燭でもLEDライトでもない何かだし。光源らしきナニカがふよふよ浮いてんですけど。

 物理法則先生仕事してください。

 

 背中から返ってくるのは冷たさと固さ。感覚的に木ではないから……石か鉄か? と思って姿勢は変えずに視線を動かすとそこには白い石――俺の持っている知識では大理石の様なものがあった。それは俺が知っているものよりも光源の光を反射している。

 

 そして同時に視界に入ったのは、俺が知っている人物――というよりはクラスメイトだ。俺を含め彼らの全員が学校の制服であるブレザーを羽織っている。それがなければ俺はクラスメイトであるとわからなかっただろう。

 新学年である高校2年生のスタートをきったことによって発生したクラス替えが行われてまだ1ヶ月の事だったからね。顔も名前も覚えていないのは致し方なし。

 

 そもそも友達と群れて「よっしゃー32アイス食いにいこうぜー」的なパリピの過ごし方よりも、さっさと家に帰ってゲームとかラノベとか読むという方が自分の性格に合っている俺は、名前も顔も覚えようとしなかったという方が表現としては適切に思われるが。

 

 辺りの奴らはまるで起きる気配がない。まさに『返事がない。ただの屍のようだ』という様相である。

 辛うじて聞こえる寝息のようなものがなければ、俺は死んでいると勘違いしたままだっただろう。

 それにしたって起きる気配がないな。ぺちぺちと顔面を叩いて強引に起こしたいものの、周りの状況をあまり把握していない状況では、そんな些細な行動すら危険に思われる。

 

 それに危険がなかったとしても、俺が先に活動を開始すればこんな訳のわからんところに突如として拉致された状況について説明させられるに違いない。

 何故わざわざ俺がせっせと集めた情報を奴等に無料で配布せねばならんのだ。それは自分が得たアドバンテージを自らなくす事と同義である。そんなことができるほど俺は善人ではないので、情報収集してそれを無料で開示、なんてことはしません。あと単純にクラスメイトとしゃべるのが怠い。

 

 自分の周りで行われる生産性のない上に、無駄に大きな声量をもって行われる雑音と雑音が奏で合うくそったれな不協和音。それがどれ程俺の生活にストレスを与えてきたか、あいつらにはいずれしっかりと分かってもらう必要がありそうだ。

 

 さて、どうでもいい俺の愚痴はここまでにしてだ、俺は今度は逆側に視線を動かしてみればそこにいたのはローブに付いたフードを目深にかぶり、ファンタジー系ライトノベルに出てきそうな先に拳大の水晶玉がついた木製の杖。サイズはおおよそ160~170ほど。大体、成人男性の身長ほどと思っておけば問題はないだろう。そして俺が最も目を惹かれたのは、魔法使いっぽい人間によって挟まれているレッドカーペットの先。そこの玉座だろう場所に腰かけている男。

 純白のマントに王冠を被り、控えているローブの者達とは比べ物にならないほどの高級感を醸し出す杖を持ち、玉座に座る姿はまさしく王そのもの。まるで中世ヨーロッパにでもタイムスリップしてきたようだ。

 

「……まだ《勇者》達は目覚めんのか?」

 

「私達が行ったのは奇跡の力を持つことを許された《勇者》達を異界から召喚する秘技です。私共は勿論ですが、《勇者》達にも多大な負担がかかってしまうのでしょう。もうしばらくお待ち下さい、陛下」

 

 ……なんやて?

 あまりの驚愕で似非関西弁が飛び出してしまう。

 《勇者》? 異界から召喚する秘技?

 意味は何となくは理解できる。おそらくはライトノベルでも圧倒的人気を誇るジャンルである――異世界召喚。それに巻き込まれてしまったのだろうということは。

 

 フィクションの中でしか起こり得なかった奇跡を実際に体験できているというのは非常に嬉しいことだ。実際、自分は異世界があるのならば是非行ってみたいと考えていたし、そういう願望の現れが昨今のライトノベル業界にも現れているのだろうし。

 だが、そんな歓喜はあれど実際に心を占めたのはマジかぁ……という困惑だけである。

 というかこういうのって何かしらの兆候があるもんじゃないの? 教室に魔法陣が出現するとか、突然光に包まれるとか、事故に巻き込まれるとかさぁ……。

 

 俺が実際に起こった異世界召喚の演出不足に嘆いていたところ、僅かな呻き声があちこちから聞こえてくる。それはクラスメイト達の声だ。

 やったぜ。やっと俺も活動を開始することができる。

 別に集団行動を重んじているわけではない。単純に事情を聴かれるのが面倒くさいということや、それをクラスメイト達に情報共有しなければならないという行動をするのが不愉快だということは前述のとおりであるが、目立ちたくないということもあった。

 

 ――国王であろう壮年の男と魔術師代表(仮)の会話から、俺達が異世界から召喚された《勇者》と呼称される特異存在であることは理解した。ライトノベルを無理のない範囲で読んできたためにその役割も何となく想像できるが、そうなれば国内では目立った存在となってしまうことは間違いない。

 だがその中でも目立たないようにすることはできる。勇者筆頭と認識されるより、23人――クラスメイト+教師の人数だ――いる勇者の内の一人という認識では差が大きい。

 目立つ、という行為はメリットも多いがデメリットも数多く存在する。民間人からは間違いなく行動を注視されるであろうし、国からの監視もより強くなってしまうであろう。

 

 という理由から俺は集団行動をとることを強いられているんだッ!

 

「どこだ……ここ?」

 

「確か、5限目の途中で突然教室が光って……」

 

 ……ちゃんと異世界召喚の演出は存在していたようだ。

 ただ俺が寝てたから気づかなかっただけで。

 こんなことが起こるんだったらちゃんと起きて授業を聞いておけばよかったな。そうすれば自分が異世界に転移する瞬間をその目に焼き付けられていたというのに。いやー、勿体ないことをした。

 

 などと考えながら、俺は起き上がる。

 辺りをきょろきょろと見回して、いかにも『さっき起きたねんでー』という風に演出するのを忘れない。TRPGのオンラインセッションのロールプレイで培った演技力に酔いしれるがいい!

 

「ごほんっ」

 

 軽く国王が咳払いする。

 王となる過程で会得したスキルかなにかだろうか、それだけで天井の物理法則を完全無視した光を灯すシャンデリアや、大理石らしきものでできた床にレッドカーペットなどの、地球で日常生活を送っていたのであればまず目にしないであろうもの――異世界の産物であるのだから当然だが――に釘付けになっていた視線を一斉に自分に向けさせる。

 

「さて、全員が目覚めたようだな。さて、まずは自己紹介でもするとしよう」

 

 国王が一息置いて言う。

 

「私はここ――ブリステン王国46代国王、アルドルフ・フォン・ブリステン。異界より招かれし《勇者》達よ。よくぞ我が王国に来てくれた。心から礼を言う」

 

 ナ、ナンダッテー。

 国王――アルドルフの言葉に、喧騒がこの場を席巻する。俺は大して驚いていないが、ライトノベル(そういうもの)に触れていないものからすれば十分驚きに値するものだった。

 にしてもこの国王、なーにが招かれしだよ。招かれし(強制)のくせしてなんと厚顔無恥な。

 いや、そんなこと言ったら自分から異世界に召喚されようとする輩なんているわけがないから、異世界召喚に巻き込まれたもの全員がそれになるんだけどさ。

 

「此度、貴殿らを召喚させてもらった理由は他でもない。貴殿らに、この国を脅かす魔王を討伐していただきたいのだ」

 

 …………長いから適当に要約するぞ。

 この世界の人間族と魔王が束ねる魔族は古代より幾度も戦争を繰り返してきた。それは何度も、何度も、数え切れないほどに。そして厄介なのは――俺からしてみればテンプレ展開でないのは、魔王と呼ばれる存在が複数人存在するという点だ。

 

 荒野に、森に、空に、海に、地底に深海、はたまた天上と呼ばれるこの世界の人間では決して到達できない領域に至るまで。ありとあらゆる場所に魔王が、そして魔族が存在していた。

 さてそんな魔王の強さであるが、単身で国を相手取れると言えばその強さが伝わってくれるだろうか。

 単純な力や人知を超えた魔法によって人間族の村を、町を、国を破壊し尽くすことから魔王は意思を持った災厄と呼称されるほど。この名前には魔王が誕生した近年に必ず病魔や、大規模な厄災が起こるということも加わるらしいが。

 

 魔族は流石にそこまでの強さはない。魔王と比べた場合には雑兵もいいところであるが、それでもこの人間族五人でようやく魔族一人を相手取れるといったくらい。そんな相手が徒党を組んで戦ってくるのだ、人間族に勝ち目はなかった。

 身体能力、魔力量、ほとんどすべてにおいて人間族は魔族よりも弱かった。しかし、そんななかでも人間族が魔族に勝っていたところがあった。

 

 それは知恵である。

 自分よりも強い相手と戦うために培ってきた知恵、それが魔族を相手取れる人間族唯一の武器であった。

 そして大賢者――初代ブリステン王国国王となった男が考案し、その人生をかけて作り上げたのが、俺達をこの世界に召喚してくれた《勇者召喚魔法》。これによって喚び出された勇者――つまりは俺達は、人間族でありながらも、魔王に匹敵する膂力や魔力を訓練次第では身に付けることが可能になり、今までに蹂躙、極めて良くて痛み分けとなっていた人間族と魔族の戦いの形勢をひっくり返した。

 

 以来、ブリステン王国はこの世界の人間族を守るために魔王との戦いを買って出ているそうな。

 

 …………十分長いだろって?

 俺も聞いててそう思った。無駄に長ぇんだよ、この話。校長先生の挨拶を彷彿とさせたわ。話の長さは権力者が有する権力の大きさに比例するのかもしれない。

 

「…………というわけだ。頼む、この世界の人間を守るため、この世界を守るために、力を貸してくれまいか」

 

 アルドルフが頭を下げた。

 王がただの一般人に頭を下げるっていう絵面はどうなのよ、と思ったのだがこの場にいる誰もがその行為を咎めはしなかった。それだけでこの国における勇者の重要さが伺えようものだ。

 

 これはまた、感動的に語ってくれた。それはもう、演劇でも見ているのかと勘違いするほどに王様は感情を込めて自分達が置かれた絶対不利な状況、そこからの大逆転を。

 

「ふざけないでください!」

 

 自分達が置かれた状況、それが理解できたからこその困惑や驚愕が静寂を演出するなか、それらを馬鹿馬鹿しいと破って捨てる者がいた。

 それは桐生美景(きりゅうみかげ)先生である。

 このクラス――2年3組の担任であり、世界史の授業を担当している。非常に教師受けも生徒受けもよく、性格よし、容姿よし、スタイルよしのパーフェクト教師である。欠点と言えば真面目すぎる事ぐらいだろうか。

 まぁ、そんな理想の教師像を体現したような人間がこんな事態を容認するわけもない。

 

「結局はそちらの都合で私達を巻き込んだということですよね⁉ しかもこの子達も戦争に参加させるということですよね⁉ そんなことこの子達を預かる教師として容認できる筈もありません‼ 今すぐに元の世界に帰してください‼」

 

 自分達の世界で魔王が出現し、それを倒すために異世界から俺達を呼び出した。

 それはすべて異世界側の都合であり、現代社会で平穏な生活を享受していた俺達にはなんの関係もない。自分達は――おそらく俺以外は現代社会の非生産的な会話を繰り返し、群れることを好み、なんの刺激もない平穏な生活を送って人生を浪費することを願っていたのだろう。そんな輩からしてみれば、異世界召喚は余計なお世話、クソッタレ異世界召喚といっても過言ではない。加えて自分達が戦争に半ば強制的に参加させられるという点も不満としては大きいだろう。

 

 普通の異世界転生もしくは異世界召喚の場合は誰かに行動を束縛されるということはない。農村でのんびり畑を耕すも良し、鍛治師になるも良し、何をしたって文句は言われないが、召喚した相手が国家となれば反抗するわけにもいかない。

 ということを考えると、桐生先生の行動はリスクを伴う行動だった筈だ。だというのに生徒のために行動できるというのは先生の美徳だろうな。だからといって国のトップに食って掛かるような真似をとるのは軽率だと言わざるを得ないが。

 

「残念だが、今は元の世界に返すことはできん」

 

 あ、ですよねー。

 折角苦労して召喚した《勇者》にすぐ逃げられたらたまったものじゃない。それにそんな分かりやすい弱点を抱えた欠陥魔法を仮にも大賢者という異名で後世に伝わっている人間が作るわけがないだろうし。

 だが、それに先生はさらに激情する。もうアルドルフの胸元を掴みそうな勢いだ。流石にそれは度が過ぎるとローブの者達が必死に押さえてくれてるのが、ありがたかった。

 

「何故です!? 呼び出す魔法があるのなら帰す魔法だって当然あるはずでしょう!?」

 

 あ~、もうやめて。そんなに喧嘩売るようにしないで、王様がキレて洗脳でもしてきたらどうするの! 流石にそんな強行手段に出るような愚王じゃないと信じたいけれども! あと20を超える人間全員に洗脳を仕掛けるってだいぶ手間だからやらないと思うけれども! それでももしもってことがあるだろ!

 

「あったのにはあったのだ。……だが、先の大戦で《勇者》の帰還を可能とする魔術師が殺され、その技術は完全に絶えてしまったのだ。彼を殺した魔王――《エリス》ならばあるいはと思うが……」

 

「はぁ!? なんだそれ! ふざけんなよ!!」

 

「私、友達との約束があるの! さっさと帰らせてよ!」

 

「戦争とか冗談じゃねぇよ! こんな歳で死んでたまるかってんだ!」

 

 ……王様よ、何を馬鹿正直に答えてるんだよ。

 あんた、国のトップだろ。ならこうなることぐらい予想がついたんじゃないのか?

 

 俺は冷ややかな目で周りのクラスメイトを眺める。

 とにかく早く帰らせろと怒鳴り散らすもの、次々と襲いかかる事態を処理しきれずに放心するもの、戦争の恐怖ともう家族に会えないかもしれないと泣き出すもの。反応は十人十色であったが、その主張は一貫としていた。

 

『早く元の世界に帰せ』

 

 その主張は誰もが一貫している。クラスメイト達が喚き、中にはアルドルフを殴ってやろうとする輩まで現れる始末で、阿鼻叫喚の地獄絵図だ。

 そんな中でも俺は比較的冷静だった。こういう展開に憧れてきたということもあるが……何より周りの奴等がうるさいせいでものすごく冷静になれている。ほら、あれだ。周りの奴等がテンションが高いと、自分はどんどん冷静になっていく法則。

 あれが発動しているせいで俺の心の温度は周りと反比例していくように下がっていく。

 

 ……まったくアルドルフめ。もっとうまい言い方があっただろうに。

 例えば『あるにはあるがそれを行うための魔力が足りない。魔王を倒して魔力を溜めてくれば使うことができる』とかさぁ。少なくともここでの混乱は避けられないのだから、最低限魔王を倒させようとしなければならなかった。

 あるいは、などという曖昧な言い方ではなく『魔王をぶっ殺せば元の世界に帰れるよ!』と断言すれば、この恐慌も多少はましになっていただろうものを。

 

 あれほど激情していた先生も、どんどんヒートアップしていく生徒達を見て冷静になったのかローブの者達と共にクラスメイト達を落ち着かせようと奮戦している。うん、最初からその冷静さが欲しかったよ先生。

 

 ここでライトノベル特有のご都合展開が発動すれ――、

 

「皆、とりあえず落ち着こう!」

 

 ――ばな~、なんて思ってたら本当に来やがったよ。

 最高かよ、ご都合主義万歳。ご都合主義に喝采を!

 

 よく通るテノールボイスで恐慌状態に陥っていたクラスメイト達を黙らせ、一気に自分側に意識を向けさせたのは茶髪の男だ。がたいはそこそこ良い方だが、どちらかと言えば線の細いタイプに分類されるだろう。

 流石に奴の名前は俺も知っている。

 陸童光義(りくどうみつよし)。容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群――と女の理想をすべて詰め込めばこの男のようになるのではないだろうか。

 サッカー部のキャプテンを務めながら、生徒会メンバーである奴はまさしく完璧超人の一言に尽きる。最近知ったことらしいのだが、奴のファンクラブが俺の学校にはあったらしく、学年問わずの人気者らしい。そして俺達のクラスの委員長も務めている。というかそれがなければ、知ろうとすらしていなかった。

 

 さて、頑張ってくれ主人公属性を持つものよ! さっさとクラスメイト達を黙らせろ! お前の役割はそれしかないんだから!

 

「皆、アルドルフさんを責めたって仕方がないよ。どうにもならないことだし、《勇者召喚魔法(これ)》はアルドルフさん達だって苦肉の策だったんだから」

 

 全然苦肉の策じゃない気がしますけどね。まぁ、そんな野暮な突っ込みはどうでもいいんだ。

 

 陸童は前に出る。

 アルドルフのものとは全く別の方法で、クラスメイト達の心に語りかけていく。

 クラスメイト達の反応は分かりやすいものだった。誰もが彼に視線を向けていた。圧倒的なカリスマ。それによってクラスメイト達を黙らせていた。

 

「俺は……戦うよ。ここまでアルドルフさん達が頼んでくれているし、それに魔族との戦争が起きてしまったら、人間族は全滅してしまう。そんな事態を防げる力があるのに、そんなこと知らないじゃ済まされないし、済ませちゃいけないと思う」

 

「「「…………」」」

 

 帰ってくるのは沈黙だけだ。クラスメイトもアルドルフも、ローブの者達も、この空間にいる誰もが奴の言葉に聞き入っていた。

 

「それでも不安はあると思う。俺達は今の今までただの一般人だったんだ。そんな僕達はいきなり戦え、なんて言われたらどうしようもない」

 

「それについては問題ない」

 

 今まで沈黙を貫いていたアルドルフが奴の言葉に割り込んだ。

 

「貴殿らはこちらの世界の人間とは比べ物にならない高位の存在だ。潜在能力は魔王のそれに匹敵する。それに加え戦闘方法は我が国の騎士団が教授するし、援助だってできる限り行う。なにも心配することはない」

 

「……こう断言してくれてるんだ。俺達は負けない。この世界の人々を救い、皆で帰ろう! 俺がこの世界も皆も守ってみせる!」

 

 陸童が拳を突き上げ、それと共にクラスメイト達も活気を取り戻していく。

 うんうん、素晴らしきかな。これこそが勇者のあり方だよな。

 

 本当に、反吐が出る。

投稿時間についてのアンケート※一週間程度を目安に〆

  • 0時(今まで通り)
  • 6時
  • 12時
  • 18時
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。