うまく書けたかは分からないけど、今までの話の中で一番文字数が多い。
──理性が吹き飛んだ俺は、すぐさまニュクスを求めた。
彼女に覆い被さって、桜色の唇を塞ぎ、彼女が俺にしてくれたようにそこをこじ開けて舌を侵入させる。
「ちゅぱ、れろっ、んじゅるるるっ」
「んじゅる……れろっ、んんっ! こくっ、こくっ」
それにニュクスも時間を置かずに応えてくれる。
舌と舌が絡み合い、水音を立てる。彼女の口の中に俺の唾液を注ぎ込んで、彼女にそれを飲み込ませる。するとニュクスも俺と同じようにして、唾液を俺の口の中に注ぎ込んでくる。それを飲み込む音や、舌で感じる口の中の暖かさ、そして体液を飲み込み、飲み込ませるという行為、それらすべてが俺の興奮を掻き立てるには十分すぎるほどの刺激だった。
決してそれは一般的な恋人がやるような優しいものではない。それとは対極の、互いが互いを貪るように求め合う獣のそれだ。息が苦しくなるまで舌を絡ませ、唇を食むような激しいディープキス。こんなもの、恋人にやろうものなら許されないようなものの筈なのに、彼女はそれを受け入れてくれる。
色の異なる双眸に歓喜と色欲の炎を灯し、俺に負けじと舌を絡ませ、俺に抱きつくように腕を回し、身体全体を密着させてくる。
彼女の胸に実ったたわわな2つの果実が、俺の胸板でむにゅりと潰れる。今までに夢見た、極上の柔らかさが今、手に届くところにある。それが俺の下半身に血液を回し、愚息を痛いほどにまで屹立させる。
「「ぷはぁ──っ」」
息がもたなくなって、再び彼女と俺の唇が離れた。ファーストキスの時とは比べ物にならないほどの唾液が混ざりあって、俺とニュクスの間に太い橋を架けた。
「ふふ……夢中でしたね、ミナト」
「し、仕方ねぇだろ。初めてなんだから」
「がっつかれるというのは悪い気はしませんよ。それだけミナトが私に夢中になってくれているということなんですから」
彼女が俺の事をからかうように笑う。だが、それは今までの『可愛い』とも『綺麗だ』とも違う印象を抱かせた。
──『妖艶』その言葉につきるだろう。彼女の一挙手一投足が俺の劣情を誘い、それに呼応してズボンのなかで愚息がびくりと震える。彼女も先程のキスで、俺の下半身がそんな状態になってしまっているのはわかっているのだろう。彼女の腹部を貫こうかというほどに当たってしまっていたし、彼女の理性がどろどろに溶けた視線は、俺の愚息に突き刺さっている。
自然と息が荒くなって、俺は彼女の身体の中でも一番のインパクトを誇る場所に視線をやった。
一般的なビキニ──それも決して露出度の高いタイプのものではないはずの物に覆われているが、ワンサイズほど小さいのか、装束が胸に食い込んでしまっている。そのせいでただでさえエベレスト級のものがさらに強調されてしまっている。すっげぇ、エロい。
「……胸、気になります?」
「──っ!」
まさに言い当てられて、俺の身体がびくりと跳ねる。
「あは……素直ですね、ミナト。可愛い」
「……だから可愛いはやめろっての」
「じゃあ可愛いって思われるような態度をとらないことですね。それに、そんなにじっくりと見ていたら嫌でもわかりますよ」
嫌ではないですけど、と言って彼女は微笑んだ。
くぅ、ずっとニュクスの手玉に取られている気がする。童貞が粋がるんじゃねぇ、と言われればその通りなんだが、ここまで一方的にやられると悔しい気もする。
「──脱がせてみますか?」
「…………いいのか?」
「いいに決まっているではないですか。こんなことまでしておいて。背中にホックがありますから、それを外せば脱がせますよ」
彼女が少し背中を浮かせ、俺の腕をいれるスペースを作ってくれる。そこに腕をいれて、彼女の胸を覆い隠す布を剥ぎ取るためのホックを見つけ出した。
ホックを外すのに苦労するかと思ったら、大した苦労をすることなくホックは外れた。俺はそれを剥ぎ取るようにして、彼女の胸の上からベッドの下に落とした。
「おぉ…………」
思わず簡単の息が漏れてしまった。
始めてみたときからでかいな、とは思ってみたが彼女の上に馬乗りになって、至近距離からそれを見るとその大きさと、形の美しさに圧倒される。
横揺れしながら俺の前に姿を晒した彼女の爆乳は末広がりの釣鐘型だ。たっぷりとついた乳肉は今にもとろけて落ちてしまいそうだ。その真っ白な双丘の先に実った桃色の果実は、胸の大きさに比例するように大きいが、彼女の胸と比べるとどうしても小さく見えてしまう。
「……乳首、勃ってるな。興奮してる?」
「あんなにすごいキスされて、興奮しないわけないじゃないですかぁ…………胸も触ってください」
それを断る理由はない。俺はすぐさま、彼女の胸に手を伸ばしてその胸を持ち上げるようにして触る。たぷたぷ、と俺の手の動きに抵抗することなく、彼女の胸は上下に動く。
汗のせいなのか、ニュクスの元々の肌質のせいなのか、彼女の身体全体がしっとりとしておりそれが彼女の柔らかさを引き立てる。
「んっ……ふぅ……っ」
彼女の声に嬌声が混ざり出す。それが本物の乳房を揉んでいるという臨場感を感じられて、ますます興奮する。それに思わず胸を鷲掴みにしたいという欲求に駆られるが、それは根性で押さえ込む。鷲掴みは揉まれている方は痛いだけで、一切気持ちよくないという事をどこかで見たような気がしたからだ。
俺は彼女の胸の横側を圧迫し、下側から挟み込むようにして、出来る限り丁寧に優しく揉みあげる。確かここの辺りに胸のGスポット──スペンス乳腺があるという話であったし、アンダーバストは元々感じやすいらしい。
「んっ、やぁっ……ふぅ、んんっ!」
そこで目に見えて反応が変わる。今までは嬌声をあげていたとしてもそこまで大きな声ではなかったのに、そこを愛撫し始めると声は大きくなり、身悶えする。身体はびくびくと震え始め、あともう少し続ければ絶頂しそうだというのは始めての俺でもわかった。
だから──、
「……え?」
俺は胸から手を離す。胸の愛撫をやめて、絶頂への階段を無理矢理閉ざしてやる。──おそらく俺の口の端はこれ以上ないほどの喜悦に歪んでいたのだろう。今まで俺を掌で踊らせていたニュクスを今度は俺の手で踊らせる。
今まで優位に立っていた彼女をそこから引きずり下ろすというのは、今まで感じていたようなものとは別種の興奮を感じられる。
──俺が彼女を支配している。そんなどす黒い征服欲と優越感が俺の身体を駆け巡った。
「な……なんで、ですか? もうちょっとでイけそうだったのに……」
口から唾液が溢れるほどに感じていたニュクス。もう少しで絶頂できそうだった瞬間での寸止め。彼女からしてみれば絶望感が凄い筈なんだが──少しだけこの状況を悦んでいる気がしないでもない。この俺に主導権を握られ、自分が翻弄されるという状況を。
──まぁ、いい。俺も彼女が絶頂する姿を見てみたいし、お望み通りイカせてやる。
「眼、閉じて」
「は、はい──んむぅっ!?」
彼女が俺の言葉に従った瞬間に、俺は彼女の唇を俺の唇で塞ぐ。──耳を閉じて。
「絶対に眼を開けるな」
そう彼女に告げてから、俺は彼女の口内に舌を侵入させた。そこでわざと水音が激しくなるように彼女の口の中で舌を動かした。舌を絡めて、舌を吸い上げて、ぐちゅり、ぐちゅり、とお世辞にも広いと言えない民家の中に響き渡るように激しく、彼女の口を蹂躙する。
「ちゅるっ、ぐちゅぐちゅっ! れろ……じゅるるっ!」
「んじゅっ! じゅぶっ……ぐちゅ、んんっ、んん──ッ!!」
彼女の腰が一際跳ねた。
怒濤の快楽の波に飲まれて、絶頂してしまったのだろう。なんとか絶頂させることができて、俺は内心で安堵の息を吐いた。
「はぁ……どうだった──聞くまでもなさそうだな」
彼女の身体はびくんびくんと震えており、口の端から唾液を溢し、眼の焦点は合っていない。荒い息を吐きながら、俺を見つめてくる。
その姿に俺はますます興奮する。俺が彼女をこんな風にしたのだと思うと──もっと乱れさせてやりたいと思う。俺は彼女の耳から手を離すと、彼女の息に呼応して上下する爆乳に手を伸ばし──、
「うぉ──っ!?」
そうとして、彼女に押し倒される。先程までは俺が上だったのに対し、今度は彼女が上になった。頬を赤く染め、理性がどろどろに溶けたニュクスに見下ろされるというのは非常に興奮する。先程までは見下ろしていた彼女の胸も、下から見ればこれはまた違った絶景だ。
彼女に馬乗りになられ、俺のズボンに覆われた股間は彼女の豊満なお尻に潰されるような形となっている。戦闘衣の上からでもわかる固さを臀部で感じているのであろう、ほぅ……と熱が籠った息を吐く。
そして俺の戦闘衣を脱がしにかかった。俺の軍服チックな戦闘衣のボタンを、覚束ない手付きで──されど確実に外し、インナーが現れる。それを剥ぎ取るように脱がされ、その上に倒れ込んで来る。
俺の胸板と彼女の爆乳がぶつかり、彼女の胸が形を変える。その柔らかな感触の中に、固くなった乳首がアクセントになって癖になりそうだ。
「ミナトの胸板……固いですね。ごつごつしてます」
「まぁ……鍛えられてるからな」
ここに来る前までは筋トレなんかとは無縁の人間だったが、ここに来てからは腹筋も割れて、胸筋だってそこそこにはついてきた。それが彼女に喜んでもらえているのだから、それだけでも頑張っただけのことはある。
「私のおっぱい……どうですか?」
「あぁ……すっげぇ、柔けぇ」
ニュクスの爆乳に勝る柔らかさなど、この世には存在しないのではないかと思わせるほどだ。彼女が俺の身体の上で身体を動かす度に形を変えて、俺の胸にその柔らかさを余すことなく伝えてきてくれる。
度々、俺の乳首と彼女の乳首が擦れあって甘い痺れをもたらしてくれる。彼女はそれを身体を動かす度に感じているようで甘い喘ぎ声を漏らしている。
「じゃあ……こんなのはどうですか?」
彼女が俺の上から退いて、開いた俺の足の間に入って、ズボンのファスナーに手をかけそれをゆっくりと下げる。そしてズボンを脱がせて、パンツ姿にすると──それも下ろして、俺を一糸纏わぬ姿にする。
「あは……ミナトのちんぽ、おっきい……」
──長さは15、いや16センチはあるだろうか。
ひどくひどく暴力的で、それは天を突くように上を向いている。まさしく女の
──というか、俺のチンコってこんなにでかかったか? ……まぁ、いいか。ここに来てから一週間以上自慰行為をしていなかったんだし、溜まっているんだろう。そういうことにしておこう。いつの間にか俺のムスコがこんなバケモノになっていたとか、それ以外に理由に説明がつかない。
「それじゃあ……失礼します」
彼女は待ちきれないというように、その胸で俺の愚息を挟み込んだ。
最高の柔らかさが固く研ぎ澄まされた俺の愚息を包み込んで、無限の快楽を与えてくれる。彼女の爆乳が上下に動かされ、優しくしごかれる。それが俺の射精意欲を掻き立てられる。爆乳の振動が愚息に伝わって、彼女の胸のなかでびくりびくりと震える。
それが彼女にも伝わったんだろう。パイズリの動きが変わり、ぱふぱふと包み込むような動きに変わる。それはまるで抱擁のようで、彼女のしっとりとした柔肌と弾力で先程のしごきとはまた別の快感が駆け巡る。
「ふふ……気持ちいいですか? ミナト」
「あぁ……これやべぇな、正直もう
「我慢しなくていいですからね。どぴゅどぴゅって私の胸の中に出してください」
また彼女の動きが変わる。今までの挟み込むような動きでもなく、ただ上下に動くだけでもなかった。左の胸と右の胸が交互に上下に動く。至高の柔かさと左右の異なる動きに俺の愚息はもう限界だ。既に垂れ流されていた先走りが、どんどん吐き出されていくのが分かった。
「あは……私のおっぱいの中でちんぽぐちゅぐちゅになってますね。
「あぁ、くぅ──!」
沸き上がる射精欲と、快感には逆らえなかった。
どぷどぷ、と彼女の爆乳の中に精子を解き放つ。鈴口が少しだけ谷間から出ていたのか、彼女の胸を貫通したのか、全体の射精量からしてみればほんの少しだけ精液が彼女の顔にかかってしまう。
彼女の顔を穢した。その事実がなんとも言えない征服欲を沸き上がらせる。
「いっぱい射精ましたね。……れろっ」
彼女が顔にかかった精液を指に絡めて舐めとる。ニュクスほどの最高の美人が俺なんかの精液を舐めているという目の前の光景は、現実だということが信じられなかった。
「あとは……ちゃんとお掃除しなきゃ、ですよね」
愚息を挟んでいた双丘が離れる。そこの谷間は俺の精液で汚れてしまっており、胸と胸の間に白い橋を架ける。それを愛しげに見つめたニュクスは、俺の愚息に顔を近づける。性的興奮によって昂った彼女の温い息が亀頭に当たって妙にこそばゆい。
そして彼女は──、
「ん……ぁむ──っ」
俺の肉竿をくわえた。
彼女の口の中の心地よい暖かさ。唾液が俺の愚息をコーティングし、舌が竿についたままの精液を舐め取っていく。ただそれだけでは終わらない。彼女の舌は鈴口をほじくるように舐め、亀頭をアイスクリームを溶かすようにちろちろと舐め取っていく。
「ん……くちゅ……じゅるるるっっ、ちんぽ、美味しい……じゅぽっじゅぽっ……れろぉっ」
わざと音を立てるようにして口の中で俺の肉竿を愛撫してくる。口から肉竿を離すと優しくキスをして再びくわえこみ、カリを舌が触れるか触れないかというところで愛撫していく。根本からぺニスを吸い上げ、カリから上を口の中に出したり入れたりして、擬似的なセックスを味あわせてくれる。
口から再び取り出すと、玉袋から裏筋、カリと竿全体をゆっくりとその舌で愛撫してくる。お掃除フェラ、というものを完全に通り越して俺の肉竿を本気で味わっている。
彼女の口を出たり入ったりする肉棒。それを色欲にまみれた瞳をしながら、一生懸命に愛撫し、俺のぺニスを味わっているニュクスの姿を見て、俺の半身は再び痛いほどに屹立し、びくんびくんと震え出す。先程の絶頂からさほど間をおいていないせいであろうか、俺のぺニスは全体的に敏感になっていて漏れる声を必死に我慢しているが、再び絶頂しそうなのは彼女にも悟られただろう。
「もう、じゅるっ……射精しそうですか……? れろっ、んちゅ……いいですよ、今度は私の口の中に、じゅぽっ……出して……直接精液飲ませてくださいね……?」
彼女の口の動きが一層激しくなる。ディープキスの時とはまるで比べ物にならないほどの水音。それが全て俺の興奮を掻き立て、自分の口の中に精液を注ぎ込んでほしいというポーズなのは考えるまでもなかった。
「んじゅるっ! れろぉ……じゅるるるっ! くちゅ、じゅぽっじゅぽ…………ずずっ、んじゅぶ……っ!」
あ、やばい。
あと数分は彼女のフェラを味わっているつもりだったのに、精液が尿道を上ってきている。これではどれだけこらえてもあと十数秒しか我慢することはできないだろう。
俺は反射的に彼女の頭を掴んで、無理矢理根本までくわえさせてしまった。
「んんっ!?」
彼女は驚愕に眼を見開いたが俺の顔を見ると再び蕩けた顔になり、根本の方をちろちろと舐めながら、竿全体を吸い上げるようにして愛撫してくる。
「やばい、射精すぞ──!」
「んん──ッッ! んくっ、こくっ、こくっ……」
2発目だというのに俺の射精は微塵も衰えを見せない。解き放たれた俺の精子は、ニュクスの口内に解き放たれ、彼女はそれを飲み干していく。途中で口から溢れてしまった精子は、彼女の胸を飾り付け、それが彼女の爆乳をさらに淫靡に見せる。
射精は1分ほど続いただろうか、俺は彼女の頭を押さえる手を離すと彼女は口からペニスを離す。
「ぷはぁ……」
「わ、悪い。苦しかったか?」
「い、いえ。大丈夫ですよ。それに……すごく気持ち良かったです。無理やり押さえつけられるのって、あんなに興奮するんですね」
……ニュクスって若干マゾの気があるのかな? 自分でやっておいてなんだが、あれかなり苦しそうだったぞ。
「それよりもミナト……ちゃんと全部飲めましたよ」
彼女が口の中を開けて、俺に見せつけてくる。そこには俺が先程放出した精液など1滴たりとも残っていない。だが、溢れて胸を装飾してしまった分がまだ残ってしまっている。
俺はそれを指で掬い上げると彼女の口の前に持っていく。
「んちゅ……れろっ」
彼女も俺の意図したことがわかったのだろう。精液がついた指を自分から咥え込み、ちろちろ、ちろちろと丁寧に舌で舐め取っていく。その姿を見て思わず俺は彼女の頭を撫でてしまうが、それに彼女は眼を細める。
「……ミナト、まだ出来ますよね?」
指を引き抜くと、彼女はそう言いながら下半身の大部分を覆い隠すパレオに似たドレス風の装束を自分から脱ぐ。
それが取り払われた瞬間に感じたのは、噎せ返りそうになるほどに濃い、婬猥な牝の香気。今まで装束のスリットからしか外に出ていなかった濃密な愛液の匂いが、それが取っ払われたことによって一気に部屋の中を席巻する。
装束の下にあった純黒のショーツは彼女の股間から出た液体でぐちょぐちょになってしまっており、まるで下着の役割を果たしていない。下着を突き抜けて、彼女のむっちりとした太ももにまで愛液が垂れてしまっている始末だ。
「すげぇ濡れてる。こんなに濡れるものなのか……」
「ミナトのちんぽをおっぱいで挟んで、舐めて、無理矢理精液注ぎ込まれたらこうなりますよ……ミナトとでしかこんな風にはならないですからぁ……!」
『俺とでしかこんな風にはならない』
彼女のその言葉に反応して、再び俺の愚息は勃ち上がる。天を衝き、形はより凶悪に、彼女を何度でも絶頂に叩き上げるためにむくりむくりと大きくなり、より固くなって槍としての役割を取り戻す。
それを見て、ニュクスの瞳にあった淫靡な輝き──その質が変わる。より快楽を貪らんとする肉食獣のそれに。きっと俺も同じような眼をしていただろう。そうでなければ、彼女の口の端があれほど淫乱に歪むはずがない。
彼女が鬱陶しげに、肌に張り付くショーツを下ろした。すると、最後の城壁がなくなったお陰か愛液の匂いがさらに濃くなって、俺の興奮を更に掻き立てる。
彼女が今まで見せてこなかった聖域を俺の前に晒す。
秘密の園に茂っている黒い毛は彼女の肉壺から溢れる卑猥な液体によって、ショーツに負けないくらいにグショグショになってしまっており、それが俺の劣情を駆り立てる。
彼女の髪色と同じ色の陰毛によって覆われた、もうひとつの口はこれから向かい入れるであろう肉棒を待ちわびて小さく開閉を繰り返し、それが行われる度に愛液がベッドのシーツを濡らしていく。
ごくり、と思わず生唾を飲み込んでしまう。それほどまでに卑猥で、彼女のこの乱れた姿は今、俺だけに──俺に興奮してもらうだけに晒しているのだと思うと何とも言いがたい優越感を得られる。
『こんなに乱れたニュクスの姿は俺だけが知っているのだ』と。
「ねぇ、ミナト……私、もう我慢できないです」
彼女が仰向けに横たわり、足を自分で両手で持ち上げ自分の頭の方へ持っていく──まんぐり返しと一般的には呼ばれている姿勢をとる。それによって彼女の恥部が惜しみ無く、俺の前に晒される。それだけでは足りないと言いたげに、彼女は自分の秘所を自分の手で広げる。
くぱぁ……と、普段は隠されている場所がこれまでにないほど開かれ、愛液の橋がその両側にかかる。
「ミナト……しましょう? ミナトのちんぽを私のおまんこに突っ込んでぇ……」
「…………!」
「──勇者と魔王の、いちゃいちゃケダモノセックス……しよ?」
「ニュクス……!」
こんなこと言われて我慢できるような男などいようか。
これほど美人で、スタイルも抜群で、尚且つ自分に好意を持ってくれている異性のこんなおねだりに応えられない奴は同じ種族であると信じられない。
俺は痛いほどに猛った愚息を彼女の入り口にあてがう。
それだけで射精をしてしまいそうな、極上の快楽がペニスを伝って全身に駆け巡るが、それではあまりに勿体ない。彼女の浅いところから深いところまで、すべてを俺の物にしなければ満足などできない。
「あぁ…………!」
彼女の身体が歓喜で打ち震える。彼女からも自分の体内に俺の肉棒がずぶり、ずぶりと侵入していっている様が見えるはずだ。
一度亀頭が入ってしまえばあとは早いものだった。俺の肉竿をニュクスの熱く熟した膣内に呑み込ませていく。まるでぬかるみに入っていくような感覚だったが、そんなものとは比べ物にならないほどの幸福感と快感が全身を駆け巡る。肉槍が溶けてしまいそうだ。
そして根本まで入った俺の肉槍が彼女の最奥にぶつかった。愛液でどろどろになった彼女の膣壁が俺の愚息を優しく、されど絶対離さないとでも言うようにきつく抱擁してくる。ペニスからは絶えることなく快感が俺の全身に注ぎ込まれ、このままじっとしていても精液を吐き出してしまいそうだ。
「んっ、ふぅ……どうですか、ミナト……私の膣内、気持ちいいですか?」
「ぁ……あぁ……」
現在も流れ込んでくる夥しいほどの快感。
それに俺の顔は自分では決してみることができないような、酷い様になっていただろう。そんな情けない顔を見ても、ニュクスは微笑んで、
「このままでも気持ちいいですけど……動いたらもっと気持ちいいですよ……?」
もっと気持ちいい。
その言葉に反応して、若干無意識に俺は腰を動かし始めた。最初はゆっくり、彼女の膣内を満遍なく味わうために引き抜こうとする。そんな些細な動きでさえ、肉槍全体に膣壁が行っちゃ嫌だとでも言うようにきつく締め上げようとしてくる。
「あぁ……! んっ、ふぅ……」
彼女の嬌声がより大きくなる。
──もっとニュクスの声が聞きたい。もっとニュクスの乱れた姿が見たい。
その一心で俺は腰の動きを徐々に早くしていく。ぐちゅぐちゅっ! とピストンの速度が上がっていく程に俺の先走りと彼女の愛液が混ざり合った液体がいやらしい水音を立てる。
「あぁっ! んぉぉ……ふひぃぃ……!」
カリ首がGスポットをえぐり、子宮口を貫かんとする勢いで亀頭を彼女の腰に押し付ける。それに彼女は大きく口を開けて、快楽を享受する。その姿を見てもっと喘がせてみたいという一心で、ピストンをどんどん早めていく。子宮口を徹底的に攻めるようにこつこつと、そして思いっきり押し付けるのを織り混ぜて、快楽に緩急をつける。
「膣内、ぐりぐりぃっ! 気持ち、いい……!」
彼女の口からは唾液を口の端から溢して、快楽をこちらに訴えかけてくる。普段の理知的な瞳はどこえやら、瞳と顔をどろどろに蕩けさせ、ぺニスのピストンによってもたらされる快楽の波に飲まれながらもっともっととねだってくる。そんな姿が──愛しくてたまらない。
パイズリの時に出した精液を指で掬って、彼女の口元に持っていく。
「………んちゅ、れろれろっ、じゅるうう」
フェラチオの時に溢れてしまった精液を舐めとったときのように──とはいかないものの、彼女はできる限り丁寧に、俺の指を舐め取っていく。少しの精液も残さないように、舌を使い、口に含んで吸い取って、俺の指を愛撫する。それが今もぎゅうぎゅうと締め付けてくる膣壁とは別ベクトルの気持ち良さだ。
そして彼女よりも優位に立っているという優越感が込み上げ、俺の口の端が喜悦で歪む。フェラチオをさせたときにも感じたそれは、快楽を高める最高のスパイスだ。自慰行為のものとは比べ物にならないほどの快楽とそれが次々と襲いかかってきて、セックスに溺れそうになってしまう。
自慰行為とは比べ物にならないほどの情報量が快感を高めていく。
俺の太ももとちょうどぶつかる重量感たっぷりの柔尻に、ピストン運動に合わせて激しく揺れる爆乳。汗で張り付く、夜を束ねたような純粋な黒の髪。部屋中に満ちている先走りと愛液が入り交じった香気は俺たちの興奮を煽り、腰の動きと膣壁の締め付けをより強くする。
そして、俺自身の愚息で彼女をイキ狂わせて、ここまで蕩けさせ喘がせているというその事実──それが何よりも甘美なものだった。それは絶対に自慰行為では味わえない至高の悦楽。セックス中毒になる気持ちもわかろうというものだ。
「おく、おくまでっ、きてるぅぅ……!」
彼女は何度も絶頂してしまったせいか、まともに舌が回っていない。しかし、下の口は痛いほどに俺のぺニスを締め付け、精液を欲しがっている。きゅうきゅう、と子宮口までもが俺の亀頭と熱烈なキスをして、離さないと言わんばかりに吸い付いている。
そして、その意思は膣の外にも現れた。彼女のむっちりとした太ももが俺の脇腹に回され、足全体で俺の腰を拘束するように絡み付いてくる。それは──俗に言う、だいしゅきホールド。女性が中出しを懇願する時にする体位。
中出ししてほしい。そんな彼女の意思に答えるように尿道に精液が上ってくる。びくんっとより大きく彼女の膣の中で痙攣した愚息。その反応を当然ながら彼女も感じ取ったのだろう、蕩けた顔をさらにくしゃっと歪ませて、俺に懇願してくる。
「出して……いっぱい出してっ! ミナトの、あかちゃんのもとぉ……いっぱい膣内にください……ッ!」
「──ッ!」
もう、限界だった。
肉竿の先が子宮口にぶつかった瞬間に、白濁の奔流が彼女の子宮に直接注ぎ込まれる。膣全体が精液を一滴も溢さないようにぎゅっと引き締まり、ぺニスから精液を搾り取ろうと蠢く。それに応えるようにこれまでにないほどに白濁液を放出し続けた。
「んひぃぃぃ……あぁ……! み、ミナトぉ……しゅきぃ、だいしゅきぃぃ……!」
「あぁ……」
これまでにないほどの快楽と幸福感に顔を蕩けさせ、キスをねだってくるニュクスに俺もキスをして返す。これまでもキスはやって来たが、あれは獣の交わりのようなキスだった。しかし、今回のそれは恋人同士のそれだ。舌を優しく絡めさせ、互いが互いの身体に腕を回し、密着する。
「……いっぱい出しましたね」
「ニュクスの膣内が気持ちよすぎるのが悪いと思うんだが……」
「ふふ、ありがとうございます。これからもいっぱい、しましょうね……?」
耳元で囁かれ、身体が震える。
その声はセックス中の余裕のない嬌声とは異なる、妖艶な声。それに反応して、彼女の膣内で再び大きくなってきた。
「……まだ、したりませんか?」
彼女がぎゅぅぅ……と強く抱き締めてくる。彼女の胸が押し付けられ、膣内も同じように俺の愚息を抱擁してくる。彼女の爆乳が俺の胸板で潰れ、その柔らかさを存分に味あわせてくれる。それがさらに俺のぺニスに血を回す。
「いいですよ……もっともっと、私を滅茶苦茶にしてください……」
彼女の唇と俺の唇が離れる。そして彼女は俺の耳元で、囁いた。
「──ご主人様」
その言葉で、辛うじて戻り始めていた理性が再び木っ端微塵に吹き飛び、俺は再び獣のように襲いかかった。
「すぅ……、すぅ……」
──目覚めたときに一番先に入ってきたのは、愛しい人の寝息だった。
起き上がって、そちらを見てみれば彼──ミナトが一糸纏わぬ姿で心地よい寝息をたてて眠っている。身体は細身ながらもしっかりと筋肉がつき始めている男の人の身体だというのに、寝顔には年相応の愛らしさが残っている。
つん、と彼を起こさない程度の力で頬をつついてみると「んぅ……」と悩ましげな声をあげて再び寝息をたて始める。
可愛い。すごく可愛い。今すぐ抱き締めたいくらいに可愛い。
セックス中の『ご主人様モード』のミナトは私のことをいっぱい可愛がってくれたが、普段のミナトは庇護欲を刺激される。意地っ張りで、格好つけで、背伸びをして自分達に追い縋ろうと必死に努力している。そんな姿が愛しくてたまらない。ついつい可愛がりたくなってしまう。
──ミナトの愛らしさのせいで気が逸れてしまっていたが、今、私の身体はどうなっているのだろう。
改めて自分の身体を見てみれば、それは女性からしてみれば──私個人としては最高なのだが──ひどい格好をしていた。より具体的に言うのなら、全身がミナトの精液にまみれてしまっている。胸に太もも、お腹、髪の毛に至るまで。こんな状態ならきっと、顔にもかかっているのだろう。
そして精液と一緒に身体の至るところにつけられた、無数のキスマーク。それらがまるでマーキングのようで、『お前は俺のモノだ』と無言ながら告げられているように思える。
それになんとも言いがたい興奮を覚えるが、流石に精液によるマーキングは体臭の面から落とさなくてはならない。彼に少しでも臭いと思われてしまっては目も当てられない。彼には申し訳ないが、精液によるマーキングはセックス中だけにしてもらおう。
それにこれだけのキスマークがあれば、露出している場所にあるものもあるだろう。私が彼の所有物であるという事を示すのは、それで十分なはずだ。
「それに……いっぱい出してもらいましたしね」
結局あれから、20回ほど彼と交わった。私の口に出して飲み干したのが1回、私の身体にかけたのが三回、残りは全て私の子宮に注いでもらった。それだけ注いでもらったお陰か、下腹部にはランプの火のような穏やかな暖かさを私に伝えてくれている。
ただ、流石に15回も注ぎ込まれてしまっては溢れ出してしまう。事実、私の愛液と彼の精液の混合物が私の股から溢れだし、ベッドのシーツを濡らしてしまっている。こんなに彼の精液を注ぎ込んでもらっても、彼の子供を孕めない今の自分の身体が忌々しい。
「──随分とお盛んだったじゃないの、ニュクス。ミナトのやつはどうだった?」
「最高でしたよ。あれなら毎日犯してほしいくらいです」
「知ってる。あれだけ乱れていたもんね」
私の背後に突如として現れた、銀髪の女性──私と同じく彼の《聖魔》であるティアマトは私の言葉に溜め息混じりに苦笑する。
そこまでか、と彼女は苦笑しているが、あのちんぽの良さを知ってしまってはあれ以外では満足できないだろう。一突きごとに子宮口とGスポットを的確にえぐるピストンと、あの獣のような激しさ。そして必死に自分を求めてきている可愛らしさも相まって、私は彼以外の男には微塵も惹かれないだろう。
「本当、あんたも変わったわよね。魔王やってた頃は男っ気なんか全くなかったのに」
「女は男に惚れれば色々変わるものですよ。それで、頼んでいたものは?」
「あぁ、そうだったわ。はい、これ」
そう言って、私に投げ渡してくるのは、ミナトとティアマトとの戦闘を撮る時に使った記憶結晶だ。それの中には──私とミナトのセックスの映像がしっかりと保存されていた。
それを見て、散々彼に愛された子宮がまた疼くような気がした。
「あんたからの頼みなんて珍しいと思ったけど……まさか『ミナトとのセックスの映像を保存してほしい』これ、あれでしょ? ミナト達の世界でいうところの『ハメ撮り』ってやつ。これ、何に使うのよ?」
「勿論、自慰にですが」
セックス中はただただ彼からもたらされる快楽の波に流されるばかりで、余裕がなかった。それでも全然構わない──むしろそちらの方が好みだ──のだが、私がこの映像で楽しみたいのは私ではなく、ミナトの事だ。
快楽に翻弄され、私の身体に溺れて、必死に腰を振っている愛らしい表情。私の絶頂している様子を見て口角を歪ませるミナト。それらはセックス中はゆっくりと楽しめないものだ。
それに加えて、彼の前で獣のように喘ぎながら、白目を剥きかけ、身体の穴という穴から体液を噴出している自分の姿が惨めで無様でたまらなくて──非常に興奮するということもある。というよりも、ここでティアマトと会話をしていなければ間違いなく自慰行為に耽っていただろう。
「……本当、あんたって筋金入りの変態よね」
「ビッチのあなたよりはまともですよ。私は変態ですが、ミナト一途なので」
「自分が変態って自覚はあったのね……」
性癖も性欲も一般の女性から逸脱してしまっていることくらいは自覚している。まぁ、私は元が付くとはいえ『魔王』
人間よりも遥かに性欲が多い魔族の中でも随一の性欲を持つ者達だ。故に性癖も歪みやすい。私はマゾヒストであるが、彼女はその対極に位置する筋金入りのサディストであるし。
「そういえばティアマト。セックス中のミナトは普段の性格から大分変貌していましたが、あれはあなた──龍族と契約した影響なのですか?」
「んー、そんなことはないと思うわよ。龍族と契約することでもたらされるのは食欲と性欲の異常強化で、契約したことで性格が変貌するってことはないわ。私はSよりタイプだけど、龍族の中にはドMもいたし。多分、あれはミナトの気性ね。周りの教育とかで抑圧されていた本来の性格が表に出てきたのよ」
──そう言われてみれば思い当たる節がいくつかある。
ミナトは雑兵を大量に薙ぎ払う時よりも、ティアマトのような自身とは実力のかけ離れた敵を力ずくでねじ伏せ、屈服させることに快感を覚えるタイプの人間だ。
それは今日の昼、一緒に活動していた《勇者》達の前でも言い切っていたし、それは明らかである。
彼の性格を一言で言うのなら──ティアマトと同じ戦闘狂だ。
「まぁ、あんたにとってはこれ以上ないんじゃない? 容姿性格すべてがドストライクな上に、性癖まで相性が良いっていうんだから」
確かに、彼が私と同じく虐められることで興奮するような人間だったら私も彼もあれほど乱れることはできなかっただろう。
「あ、そうだ。先に謝っておくわね?」
「…………? なんです?」
「私とミナトがセックスした時に彼をドMに目覚めさせちゃったら……ごめんね?」
「…………え?」
まぁ、ないとは思うけど、と言ってからからと笑うティアマトに私は驚愕を隠しきれなかった。
さらっと情報が出てきてますが、《聖魔》は子供を孕めません。理由は卵子が生産されないからという超単純な理由。詳しい解説は次回くらいで。
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