※この作品はR-18です。

クラスメイト、異世界で勇者やるってよ。   作:bear大総統

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R18シーンを書いていたら書き溜めが3本くらい投稿されるくらいの難産だったので初投稿です
あと人生3回目のエロシーンです


据え膳食わぬは

 龍と魔女、そして男子高校生故の性欲が合わさった俺にとって、目の前のアイズの身体はまさしく据え膳だった。

 肌を上気させ、眼を情欲に蕩けさせた彼女はさながら高級フレンチのメインディッシュ。しかし未だに彼女の全容は明らかになっていない。

 

 彼女が纏う、素人目にも高級品だと分かる夜空のネグリジェが、彼女の柔肌を覆っているからだ。

 それは先の例に当てはめればクローシュのそれに近いのだが、質が悪い点が一つ。

 料理を完全に覆ってしまうそれとは異なり、その深奥に存在するものが見えてしまうのだ。それは呼吸するたびに上下する彼女の美しい胸であったり、すらりと伸びるしなやかな太ももであったり。

 

 男を煽情的に駆り立てる要素が蓋からちらちらと覗けてしまい、それが更に燃える性欲に薪をくべるのだ。

 しかし中身が完全に蓋に覆われていないからこそ、出来ることもあるわけで。

 

「あっ……!?♡」

 

 薄手のワンピースの下から主張してきている、アイズの胸の頂点。その円周を触れるか触れないかのフェザータッチにして愛撫する。努めて蕾そのものには触らず、つう~……と布越しに指を這わせれば、アイズがもどかしそうに身を捩る。

 

 俺の指に乳首を押し当てようと動くが、俺は《勇者》で彼女はただのメイドだ。俺の敏捷のステータスも、そもそもの反射速度も、闘争を生業としている俺の方が遥かに速いのだから追いつける道理はない。

 

 先程耳の側で好き勝手に優越感を煽ってきたお返しだ。

 あれのせいでどれだけこちらの股座がいきり立っていると思っているのか。彼女にだって似たような思いをしてもらわなければ不平等というものであろう。

 

「ふぅ~!♡ う゛ぅ~……!♡♡」

 

 彼女からしてみればなんたる生殺しか。

 乳房を揉み込むこともしない、先端を弾いたり、つねることもしない。ただその周りを延々となぞられるだけで、強い刺激は全く以て与えない。

 

 じわりじわり、と彼女を絶頂まで追い込んでいく。

 性行為において女をイかせたければ丁寧に、丹精に、時間をかけて調理しろというのというのがティアマトからの教えだった。

 

 俺の爪先がアイズの乳嘴に触れそうになるたび、へこっ♡ へこっ♡ と彼女の脚は大きく開かれ、腰が宙に向かって振られる。

 

「み、ミナト様……っ♡ ひ、酷い、です……ずっと、周りだけ……っ♡ 服も脱がせず、にぃ……♡♡」

 

「いや、やり方わかんないんだって。これで合ってる?」

 

 俺の性体験はニュクスとティアマトのふたりだけ。三人共性豪であるから回数こそ図抜けているが、正直テクニックが磨かれたのかと問われると首を傾げるところである。

 

 この乳首責めも、ティアマトが俺にやってきた──正直嫌ではなかったが屈辱であった──のを思い出して真似ているだけで、自分のなかでやり方を確立できているわけではない。

 

 だが、そこで妙案が浮かぶ。

 

「じゃあアイズが俺に指示してみろよ。その通りに動いてやるから」

 

「ぇ……?♡ な、にを……っ♡」

 

「自分の身体の事は自分がよくわかってるだろ? 自分でするみたいに、俺を使ってオナニーしてみて」

 

「そ、それはっ♡ ふ、不敬っ♡ 不敬です♡」

 

 いやいや、と首を振って愚図るアイズに、あぁ、『お願いではなく命令しろ』と彼女が言ったのはこういう時のためかと妙に腑に落ちた。

 

 ……それでも俺の身の回りの世話を率先して引き受け、こうして情事にも及んでくれている彼女に対し、敬語を使うな、物は頼むのではなく命じろというのは中々難易度が高いのだが。

 他ならぬ彼女自身がそう望んだのだ。俺は彼女の主人として、従者の願いを叶える義務があろう。

 

 ……サディストの『S』はサービスの『S』とはよく言ったものだなぁ。

 

「なぁ、アイズ。俺がしてみろって言ってるんだけど。……俺の『命令』聞けない?」

 

「〜〜〜ッッ♡♡♡ わ、かり……ました……♡ 恐れ多くもミナト様のお身体を使わせていただき、自慰行為をさせていただきます……♡♡」

 

「うん。……良い子だな、アイズは」

 

「〜〜っ♡♡」

 

 これはどうなんだ……? と思いながらも、彼女の汗ばんだ檸檬色の髪をそっと撫でれば、彼女はくしゃりと頬を綻ばせた。

 

 どうやら自意識過剰のイキリ野郎にならずに済んだらしい。

 

 彼女は俺に命じられた通り、オナニーを行うためにネグリジェを脱いでいく。普段からよく身体を動かしているからだろう、すらりとした太もも、一切傷やくすみが見られない白いお腹、俺の手のひらから僅かに溢れる形のよい乳房が順に顕になっていく。

 

 中でも目を引くのは見ているこちらの方が痛くなるほどに屹立した、桜色の乳頭だ。散々焦らし、そしてついぞいじられることがなかったそこは『早くいじめろ♡』とこちらにぴん、と張り詰めて主張してきていた。

 

 俺は彼女のお腹の上に跨って──勿論上に乗るような事はしない──彼女を見下ろした。

 

「服の上からでもこんなになるのかよ」

 

「そっ♡ そうです♡ ご主人様に乳首の周り攻められて、もっといじめてほしいって懇願してます♡♡ ミナト様専属の変態メイドの乳首、指で弾いたり♡ 捏ねたり♡ 吸ったりして♡ たくさん遊んでください♡♡♡」

 

 普段の彼女からはまるで想像できない──人によっては品性の欠片もないと評するだろう──痴態。

 彼女ほどの容貌が整い、王城にて《勇者》の世話を担当するほどのエリートが、俺の手管によってここまで淫猥に男を誘うようになっているという事実が何よりも性的興奮を駆り立てた。

 

 俺はアイズの右乳首の輪郭をなぞるように舌を這わせる。

 

「お゛っ!♡ 〜〜〜ッッ!!」

 

 ただそれだけだったのだが、彼女の口からは低い濁点の混じった声が漏れた。しかしその声が漏れた瞬間に、彼女は顔を真っ赤に染めて口を噤んだ。

 

「いっ、今のは違うんです……! ふ、普段からあんな汚い声が出るんだけじゃなくて! 今回はたまたま……!」

 

 必死に言い訳を並び立てる様は、普段の冷静沈着な様子とも、先ほどまで見せていた主人を誘惑するメイドのそれとも異なる。

 俺よりも少しばかり歳上の女性が見せる年相応の可愛らしさ。

 

 ……俺としては今まで散々恥ずかしいことは口走っていただろ、と思わなくはないのだが、そこは彼女の価値観がある。とやかくは言うまい。

 

 だが……なるほど。

 彼女は本当に気持ちよくなるとあんな声が出てしまうのか。思えばニュクスも押し殺していたものの、似たような感じの矯声を漏らしていたような気がする。

 

 ……にたぁ、と意地の悪い笑みが浮かぶ。

 

「なぁ、アイズ」

 

「い、いや、ですっ♡ いくらミナト様の命令といえども、あんな女の風上にもおけない汚い声で、お耳を穢すわけには──お゛う゛っ♡♡」

 

「そんな事ないよ。この声は、アイズが俺でいっぱい気持ちよくなってくれたって証明だろ? それを聞きたくないなんて思わないよ」

 

 彼女のご要望通り、俺は右乳首に吸い付きながら乳輪を舌で舐め取っていく。左はすりすり、こりこりと指の腹で捏ねていく。

 

「あ゛っ♡ ひぎっ……う゛ぅぅ……!♡♡♡」

 

 彼女は強情だ。手で口元を抑え、必死に声をあげまいと努めている。それはひとえに主の気分を決して害してなるものか、という忠誠心からくるものか。

 我慢しなくていいって言ってるのに。

 

 しかしそんな強情なアイズさんの意地を陥落させるのも滾るものがある。

 そのための一手を俺は打つ。

 

「普段から乳首弄ってるの? そうじゃなきゃこんな風にならないよな」

 

「っ!?♡ な、にをっ、♡」

 

「普段、どれくらいの頻度でオナってる?」

 

「ぅ゛……♡ み、なと様……?♡ お゛ぉっ♡ しゃ、しゃべらせようと♡ してますよねっ♡♡ それで声出させう゛お゛っ♡♡♡」

 

「そうだよ。でもアイズなら答えてくれるよな? だって俺専属のメイドさんなんだもんな?」

 

「~♡ こたえ、ましゅっ♡ おほっ♡♡ だからちくびっ♡♡♡ ちくびもっといじめてくださいっ♡♡♡ じらすのやだぁ……♡♡」

 

「あ、バレてた?」

 

 彼女の言う通り、深くアイズが絶頂しそうになるたびに乳首を吸うのをやめたり、引っ張る力を緩めたりしていた。身体よりも先にアイズの心を攻略しにかかった結果だったのだが、どうもそれがお気に召さなかった──否、それも確かにあるだろうが、いい加減我慢の限界なのだろう。

 

「じゃあそうだなぁ……俺が次に『イけ』って言ったら、イっていいよ。それまで我慢な。出来る?」

 

 こくこくこく♡ と激しく頷くアイズ。その度に乳房が揺れるのが眼に毒だ。

 俺は彼女の胸にダメージが行かないよう、下から包み込むように持ち上げて丹念に揉みこんでいく。

 

「じゃあさっき聞いた二個、答えて」

 

「っ♡♡ 普段、自慰行為をするのはっ……♡ 最近だと、ぉ゛っ♡ しゅうに三、四回くら、ぃ♡♡♡ で……触ってる、のは……乳首とか♡ クリトリス、とかぁ……♡♡♡ それでも足りない時は♡ 指で膣中お゛っ♡♡」

 

「へぇ……どんなこと考えて自慰してる?」

 

「っっ!?♡♡♡ そ、れはいいたくなあ゛っ、お゛お゛っ♡♡♡」

 

「あ~い~ず~?」

 

「────っ♡♡ み、ミナト様に、迫られる妄想でおなにーしてましたっ♡♡♡ この旅の中で、んお♡ ミナト様が、私のことを『女』として見てくれてることに、ずっとこうふんしててっ♡ 胸押し当てたりぃ♡♡ 胸元を緩めて♡ 谷間見せつけたりしてましたぁ……っ♡♡♡」

 

「なるほど……なるほどな……?」

 

 こっちが必死にアイズに不快な想いをさせまいと、やけに当たるけど指摘したらエロい目で見てるみたいに思われるかな……なんて悶悶としている中、彼女の望みは俺が避けようとしていたものそのものであったと。

 

 いや、なんというかな……別に不愉快な思いをさせていなかったことは幸いなのだが。こっちが色々と気を遣っていたのが馬鹿みたいじゃないか? とも思わなくはないのだ。

 

 うん、そうだな。

 

「そんな悪いメイドさんにはお仕置きが必要だよな」

 

「お、おしおき……?♡♡」

 

「そう。お仕置き。俺はな? 自分の性欲が強い事をちゃんと自覚してたんだ。だから、せめてそういったものを可能な限り表に出さないようにしようって、この三日半ず~~~~~~~~~~~~~~~っと考えてたわけだ。アイズ達に嫌な思いをさせたくなかったから。でもそれが全部無駄だったって聞かされた俺の気持ちを考えてみてよ」

 

「は、はひっ♡♡♡」

 

 アイズの顔が引きつった。

 きっと彼女から見た俺は眼の色が変わっていただろう。

 だが『お仕置き』と言われても尚表情から喜悦が消えない辺り、彼女も大概というか。

 

「声我慢するな。どれだけ恥ずかしがろうとそんなの関係ない。わかった?」

 

「…………ッ♡♡♡」

 

「あぁ、拒否権とかないからな? だってこれはお仕置きなんだから。返事」

 

「しょ♡♡ しょうちしましたぁ……♡♡♡」

 

 少しばかり時間はかかったが、ようやくアイズの心を堕とすことが出来た。性体験が多い人間はもっとスピーディにやってみせるのだろうが、それは今後にご期待という事で。

 

 再び乳首いじめを再開する。

 今度は乳首の頂点を弾くように手を動かすと、アイズの身体は面白いくらいにびくっ♡ びくっ♡ と痙攣する。

 

「そ、それキくッ♡♡ ミナト様、ちくびいじめ上手すぎ、お゛っ♡ お゛っ♡ お゛っ♡♡」

 

「ありがと。──アイズ」

 

「んぉ……!♡ は、はひ……?」

 

「『イけ』」

 

 その言葉と同時、俺はアイズの両乳首を摘まんで引っ張った。

 散々焦らしに焦らした乳嘴に、唐突に訪れた極めて強い刺激。そこにアイズの俺に対する忠誠心が合わされば──彼女が、俺の声に合わせて絶頂するなど出来ないわけがない。

 

「んお゛ぉ゛っ!!!♡♡♡♡ い、いぎますっ……!!!♡♡♡ いっぐぅ~~~~~……!!!♡♡♡♡♡」

 

 アイズは上半身を仰け反らせ、獣のような低い喘ぎを漏らす。強制的に快楽を叩き込まれたことで彼女の表情は融け、彼女の視線は虚空を彷徨っている。

 

 その度に揺れる彼女の双丘、おおよそ気品と呼ばれる物が存在しない淫猥な姿に俺の股座にある槍は早く解放しろ、と一層硬くなった。

 本当にチンコにクる声を出すんだよなぁ、この人は。

 

「んぉ゛…………♡♡♡」

 

 絶頂の余韻に浸るアイズを尻目に、俺は本番を迎えるための準備を整えていく。

 まずは彼女の纏う衣服を完全に脱がしてしまおうと、下半身に視線をやれば。

 

「おぅ……すっご……」

 

 藍色のショーツは下着の役割を全く果たせていなかった。

 それは勿論のこと、度々快楽を与えられた彼女の身体は何よりも正直であったらしく、ベッドシーツまでもぐちょぐちょに濡らしていた。そのあり様は日本地図ならぬ世界地図と呼ぶのが相応しいだろう。

 

 こんな風になっていれば、彼女の今の姿が演技ではないと十分すぎるほどに理解できて。男冥利に尽きるというものだ。

 

 ショーツの横に結ばれている紐を解けば、あっさりと彼女の秘部は露わになった。

 彼女の髪と同じ檸檬色の茂みは綺麗に剪定されてはいるが、ベッドシーツと同じく濡れていない場所を探すほうが難しいほどに湿っている。

 

 陰核はこちらが特に触れるまでもなく、その存在を主張してきていてここも丹念にいじめてやりたいと嗜虐心が疼くが……生憎とこちらも散々お預けされて限界なのだ。

 機会があればまた今度ということにしよう。

 

 今までパンツどころかズボンすら脱いでいなかったから、分身が痛いのだ。いつまでもこんなところにいさせるな、と寝巻きの上からでも明らかなほどにいきり勃っている。

 

 俺は衣服を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿になると再びアイズを見たのだが……。

 

「ひっ……♡♡♡」

 

 彼女の顔は明らかに引き攣った。

 それは当然だろう。なにせ俺の愚息は、アイズの顎先から頭頂部までよりも長かったのだから。

 いくら彼女が小顔であるとはいえ、男性の平均サイズよりも遥かに大きいモノを直近で見せつけられもしたらそりゃあ驚きもするはずだ。何より俺自身がビビっている。

 

 なんですか? このバケモノは……。

 

 しかし彼女の顔には確かに恍惚が混じっているのを俺は見逃さなかった。これがエロ漫画なり、エロ小説であれば彼女の瞳にはハートマークが浮かんでいたに違いない。

 

「み、ミナト様……?♡ それ……本当に挿入れるんですか……?♡♡♡」

 

「うん。ここにきてまさか嫌だなんて言わねぇよな?」

 

「そっ、それはそうですがっ♡♡ でも心の準備が──」

 

 それより先の言葉は聞かなかった。

 聞ける余裕がないと言い換えたほうが適切か。

 

 ただでさえ性欲旺盛な時分に、外部的要因でそれがドカ盛りされ、そして目の前には『好きに犯してくれ』と懇願してくれたアイズ(メス)がいる。

 強姦魔にはなりたくないため同意はとったが、それさえあればこの行為はレイプではなく正真正銘和姦になる。

 

 その体裁さえ整えられたなら、俺は情欲で煮え滾った脳ミソと、下半身に溜め込まれたモノに枷をつける必要はない。そして俺は可能な限り速やかにそれらを解放したかった。

 

 俺は彼女の肉壷に肉槍の穂先をあてがって、

 

「待って♡ 待ってくださいっ♡♡ そんな太くて長いおちんぽ様、入ら──いぎゅっっ♡♡♡」

 

 一気に突き入れた。

 俺をもてなすように大股を開いていたアイズの身体、そこにのしかかるように体重をかけていく。

 

 アイズの言い分とは対照的に、彼女の身体は大した抵抗もなく俺の肉槍を受け入れていく。

 

「あっつ……」

 

 火傷しそうなほどに熱いのに、それでも肉棒だけが極楽の温泉にでも浸かっているような快楽。しかし温泉では決して味わうことができない、ぎゅうぎゅうと分身を締め付ける膣壁が俺達が交尾をしている何よりの証明だった。

 

「お゛ぉ…………♡♡♡」

 

 彼女は白目を剥いて失神していた。

 舌はだらしなく口の端から出て、そこを伝ってシーツが唾液で濡れる。そんな有様でも膣は蠢動して突き入れられたモノを精一杯歓待していて、ぐりゅっと子宮を押せば、その度に潮が吹き出した。

 

 俺のモノを包み込むように受け入れてくれたニュクスの腟内とも、貪るように絡みついてきたティアマトのそれとも違う。

 ぎゅうぎゅう♡ と締め付けてくるそれは、おそらくは彼女の性交渉経験があまりないからであろう。

 

 本当可愛いな、この人は。

 

 俺は唾液や涙でぐずぐずになってしまった──それがむしろエロいのだ──顔に、こちらも顔を近づけ舌を絡ませた。

 

「────ッ!?♡ んちゅ♡ れろ♡ じゅるるるっ♡♡」

 

 俺は王子様だなんて柄じゃないし、お姫様を目覚めさせるにしては淫靡が過ぎる口付け。ティアマトによって鍛えられた俺のディープキスは、彼女を叩き起こすには十分であったようだ。

 

 最初は驚いていた彼女であったが、意識を取り戻すや否や俺に負けじと舌を絡ませ、俺の唾液を吸い取り嚥下する。

 

 アイズの肺活量を考えればそろそろ離れた方がいいだろう……と顔を上げた瞬間、アイズの方から俺の口を塞いできた。

 

「ちゅっ♡ ゃあ、もっと……っ♡♡」

 

 俺達ふたりの荒れる息遣いと、口と下半身の淫靡な水音が室内に響く。

 俺の怪物じみたブツに慣れてもらうために激しく動くことを控え、円を描くように女性の秘奥を刺激していたのだが……彼女は俺の首の後ろに手を、腰に足を絡ませ、全身を密着させてくる。

 

 俺の胸板で彼女の形の良い大きな胸が潰され、僅かに外に出ていた俺の愚息の根元も飲み込まれ、股と股が密着する。

 

「ふぉっ♡ み、なとさまぁ……? うごいていただいて、かまいませんよ……?♡♡」

 

「……いや、もうちょっと慣れさせた方が……」

 

 先に言ったように俺の分身は、俺自身がドン引きするほどの凶悪な長さと太さを備えている。

 男からしてみれば、こんなものが人の身体に挿入っていい筈がない──自分で挿入れておいて何を言っているんだという話ではあるのだが──と思えるほどの怪物。

 せめてもう少しアイズの身体に負担がかからないよう待つべきではないのか。そんな俺の意に反し、彼女は首を横に振った。

 

「いえ、うごいてください……♡♡ からだに、刻み込んでほしいんです……♡♡♡ わたしが一体、誰のおんななのか……♡」

 

 微笑み、アイズは俺の耳元で囁く。

 

「おんなの身体にあるくせに……♡♡ おとこのこしか直接触れない場所をどちゅっ♡ どちゅっ♡♡ っておしつぶして、みなとさまがい~っぱい溜めこんでくれたお精子いっぱい吐き出して?♡♡♡ わたしのこと、みなとさま専用のにくべんきメイドにしてください……♡♡♡」

 

 それはまるでファンタジーラノベお約束の淫魔の誘惑の様だった。

 彼女の言葉ひとつひとつが雄の本能を刺激する。

 彼女はそれを故意にやっているのだ。どのような言葉を選べば、俺に興奮してもらえるのか。一体どうすれば、俺にブチ犯してもらえるのか。

 

 まったくもってタチが悪い。

 彼女の言葉を鵜吞みにしてしまえば、待っているのは一人の人間としての堕落だ。俺の行いが、やりたいと思っている事が、全て肯定されてしまう。故に俺は彼女の言葉を全て受け入れるわけにはいかない。

 

 そうでないと俺は彼女なしでは生きられない最低最悪の、ただ暴力だけが取り柄のクズになってしまうだろうから。

 

 負けてたまるか。俺は自立した男なんだ。

 彼女に頼るところは頼るけれど、それでも決して頼り切ってはしまわないように心を強く保たなければ。

 

 だが、それはそれとして……主人をダメ人間にしようとする悪いメイドには躾が必要だ。

 その躾を、他ならぬ彼女自身が望んでいるのだとしても。

 

「なぁ、アイズ──」

 

「お、ぉお~~………………♡♡♡」

 

 彼女の膣内から肉槍を引き抜いていく。

 カリ首が彼女の膣壁をひっかいて、掘り返していく。彼女の肉ひだは俺の肉棒に「いかないで♡」とでも言うように縋りついているが、それはアイズにとっては自ら弱点を差し出しているのと同じことなのだろう。

 

 彼女の喉から低い声が漏れている。

 

「アイズのここ、俺専用のオナホにしていい?」

 

 …………我ながら最悪の文言だと思う。こんな事、絶対に女性に向けて言っていい言葉ではない。

 誰が『お前は俺専用の性処理用の道具だ』なんて言われて悦ぶのか。人権云々の観点からも、コミュニケーションとしても明らかに落第だ。

 それが自然。

 俺の立場が逆だったとして先の文言を言われたら相手をぶん殴っている自信がある。

 

 けど……。

 

「もちろんですっ♡♡♡♡ みなとさまが欲情してくださったら、いつでも、どこでもおまんこさしだしますっ♡♡♡ みなとさまがみずからをお慰めされるさいはぜひっ、アイズの穴をお使いくださいっ♡♡♡♡」

 

 悦んでくれるんだよなぁ……。

 何度も言っていたら申し訳ないが、俺の性癖はいたってノーマル……の筈だ。最近、ニュクスの影響で加虐趣味──といっても言葉責めが主で身体を痛めつける事はしていない──に目覚めつつあるが、自分の性根はそう簡単に変わらなかった。

 

 先の言葉もあくまで『アイズはたぶんこういう言葉の方が悦んでくれるんじゃないかな……?』という意図以上は何もなく、なんならチート能力──しかもそれは全て他人の褌を巻いてるだけと来た──を有しただけで女にモテると勘違いしたオタクの言動じゃないかと胃袋が捩じ切れそうになっている。

 

 ただそんな『アイズが望んだご主人様』のロールプレイをする甲斐はあるというもので。

 

 竿の部分が引き抜かれ、彼女の膣内に納まっているのは穂先だけになった俺の肉棒。

 彼女の愛液、それも一際粘度が高いものがまとわりついている。それを再び彼女の膣内に収めていった。

 

「ふぉ、ほぉぉ……♡♡♡」

 

 彼女の穴を隅から隅まで味わうようなゆっくりとした動き。

 その度に水音がうるさいくらいに部屋に響く。その中でも確かに彼女の嬌声は耳に届いた。

 

「お゛~~~♡♡♡ ぉほ……♡♡」

 

 締め付けを激しくする彼女の膣肉の制止を無視し引き抜けば、彼女の身体は痙攣し。再び侵入すればその内部はその全てで以て俺を受け入れ、彼女の足はピン、と伸びて再び震える。

 この一往復だけで彼女が何度絶頂したのかわかったものではない。

 

「み、ミナト様ぁ……んちゅ、じゅる♡ れろっ♡♡ ……き、きすぅ……そんな、だめですっ♡♡」

 

「何が駄目?」

 

「そんなっ、恋人同士がするようなキスをされたら♡♡♡ わたしはめいどなのにっ♡♡ ミナトさまのどうぐなのにぃ♡♡♡ 年下のごしゅじんさまに、こころもっ♡ からだも♡♡♡ 恋しちゃいます♡♡♡♡」

 

「……それの何が駄目なんだ?」

 

 この世界は弱肉強食。好いた女がいれば自分の物にしてしまえばいい。そう言ったのは彼女の方だろうに。

 加えてこの世界の恋愛観はハーレム上等。

 俺にとっての正妻であるニュクスとの話し合いに関しては今は全力で目を逸らすとして、それでも日本に比べて不倫だの浮気だのといった不義密通は、この世界では道理に反している事として扱われるないことが多い。

 ハーレムの主──即ち俺がそれに相応しい力を有していれば、の話だが。

 

 尤も、フェイルメール伯曰く、俺は現段階でもそうするに足るだけの器ではあるという。ならば、アイズが俺を好いてくれることになんの問題もない。

 

 そういった倫理云々を抜いた話をしても、アイズという個人が俺を好いてくれるのは嬉しい。

 たとえ彼女が俺に向けてくれる気持ちが実利や職務から来るものであったとしても、アイズのような気立てが良く、こちらの意見を尊重してくれる美人に好かれて嫌な男はいないだろう。

 

 加えて俺の中には仄暗い愉悦もあった。

 王宮への参上が許されるほどの身分の貴族の男に靡きもしなかった彼女が、今俺の腕の中で快楽に溺れ、痴態を晒しているという事実に、否応なしに自尊心は満たされる。

 とても健全とは言い難い想いだが、今俺達がやっているのは健全の対極にあるような行いだ。今更何を言うのか、という話でもある。

 

 それに彼女は自身を俺専用の肉便器メイドと言い、俺は彼女を専用のオナホとして扱うと宣言した。

 あまりにも最低最悪な言葉のラインナップだが、そこに『恋人』や『愛人』が加わったところで何の問題があろうか。というか、比較するならそちらの方が遥かに男女の関係性として優良だ。……愛人も、肉便器やオナホに比べれば人扱いをしているからまだ健全だろう。

 

「俺はアイズの事好きだよ?」

 

「ふおっ?♡♡ お゛ッッ!!♡♡♡」

 

 彼女の口角が緩み、間の抜けた吐息が漏れる。

 だが、その瞬間に俺は子宮を押し潰してしまった事で、彼女の口から野太いオホ声が漏れる。

 

 彼女の吹いた潮が俺の腹筋にかかるが、そんなものは気にせず彼女の身体を一層強く抱きしめた。

 

「お゛♡ お゛♡♡ お゛っ♡♡ は、反則ぅ……♡♡ そんなかっこいいお顔近づけて、女に好きだって言ってぇ…………♡♡♡ 子宮押し潰すのずるいっ♡♡♡ 好きになるしかないっ♡♡ そうしそうあいこうびアクメきめるしかないっ♡♡ お゛ぉ゛~……!!」

 

 アイズはただでさえ俺に潰されている子宮を自ら押し付けて、一層深く絶頂する。

 淫靡な呻き声をお腹の底から絞り出すようにあげた。全身で快楽を享受した彼女の膣内は俺が散々溜めこんだ白濁を吐き出させようと一層強く蠢き、締めあげる。

 

 ──限界が近かった。

 俺の愚息は彼女の膣壁の締め付けに真っ向から抗うように膨れ上がった。

 

「あ゛っ♡♡ みなとさまのおちんぽ様ぁ……♡♡ お射精なさるんですね──んおっ♡♡♡ ピストンつよ♡♡ お゛ぉぉ~~~っっ♡♡♡」

 

 もう彼女の身体を慮っている場合ではなかった。

 今の俺の思考を占めているのは如何に気持ちよく、約四日間溜めこまれた種を吐き出すかというその一点に尽きた。

 

 アイズを完全に組み敷き、一切の抵抗を許さず彼女の身体に情動をぶつける様はセックスというよりは動物同士の交わりと言った方が近しい。

 その暴力的な交尾を、アイズは恍惚とした表情で受け止めてくれる。散々慣らしとしてゆっくりとした動きを繰り返した甲斐はあったらしく、彼女の身体が苦痛で悲鳴をあげることはなかった。

 

「射精してっ♡ 射精してっっ♡♡♡ ミナト専用まんこに♡♡ 気持ちよくびゅ~~♡♡♡ って♡ んむぅ……!♡♡♡」

 

 全身で彼女の身体を堪能する。それに応じるように彼女は俺を抱きしめてくれて。

 一層強く彼女の子宮を突いた時、それは訪れた。

 

 俺の怒張した肉槍から、白濁が解き放たれる。

 

「お゛ぉ゛ぉ゛ぉぉッ♡♡♡ き、だぁ゛っ♡♡♡」

 

 四日間溜めこまれた俺の欲望はもはや固体と呼ぶべき粘度だった。

 それをぴたりと密着させたアイズの子宮へ流し込む。その圧倒的な量は到底彼女の深奥に収まるものではない。しかしアイズの膣は一滴も逃してたまるかと激しくうねり、もっと吐き出せ♡ と俺の肉棒に絡みついて刺激する。

 

「しぎゅっ♡ お゛ぉぉ……♡♡ おぼれるっ♡ おっ♡♡♡」

 

 しかしそんな彼女の努力も叶わず、どぷ……と結合部から白濁が溢れる。それでも未だに吐精は止まらず、一度目の射精が終わった頃には白のスライムがシーツの上にいるほどだった。

 明らかに個人の許容量を超えたアイズはまた白目を剥いて気絶していたが、再び唇を塞いで彼女を目覚めさせた。

 

「~~~~♡♡♡♡」

 

「あ゛ぁ……」

 

 唇を離し、深く息を吐いた。

 四日ぶりの射精はアイズのおかげで極上のものとなった。たった一度の交わりによって彼女の膣内はまさしく『俺専用のオナホ』に仕上がったと言っていい。そこは一度落ち着いた俺の肉槍に絡みつき、更なる射精をせがんでいる。

 

「っ……♡♡ しゃせぇ……おつかれさまでしたぁ……♡♡♡」

 

 彼女のロングストレートは乱れ、相好は汗と互いの唾液、涙でぐちゃぐちゃになってしまっている。

 普段の玲瓏な使用人としての姿は見る影もなく、今のアイズは娼婦と言った方が相応しいだろう。それでも気品が溢れているのは、彼女の生来の美貌と立ち振る舞いによるものか。

 故に彼女の淫猥な煽りがギャップで俺の理性を溶かしてくる。

 

「かっこよかったですよ……ミナト様……♡」

 

「……ありがとうございます」

 

 ニュクスも散々言ってくれるのだが──いや彼女の場合は『可愛い』の方が多いか──、自分がかっこいいと言われるのは違和感がある。容貌はアイズのそれには到底及ばないし、同じ男としても陸堂に大敗しているのが自己評価なのだが。

 

「……ところで、ミナト様? ひとつお尋ねしたいのですが……」

 

「ん? 何ですか?」

 

 彼女は自分の腹部……正確に言うのなら、そこを透かした自身の膣内に視線をやって、

 

「どうして……あれだけ射精されて、まだお元気なのですか……?」

 

「どうして、と言われても……まだするから……?」

 

「へっ……? オ゛ッッ!!♡♡♡」

 

 再度、彼女の子宮口を激しく突いた。

 

 再三言うように俺の性欲、ひいては精力は生来のそれに加えてふたりの魔王の分を併せたもの。たった一度の射精で全てを出しきれるほど、生半可な物ではない。

 初めてニュクスと交わった時のような、50度を超える吐精は今は出来ないだろうが……、

 

「あと十回くらいは付き合ってもらいますね……?」

 

「じゅっ♡♡♡ んおぉぉ♡♡♡ あへっ♡♡♡」

 

 

 ──全ての欲望を吐き出し、俺は彼女の肉壺の中から槍を引き抜いた。

 そしてようやく頭が冷えた頭で改めて目の前の惨状を見渡す。

 

「……やっちまったなぁ」

 

 性の匂いで席巻された室内。ベッド脇には床に散らばる脱ぎ棄てられた衣服に、下部には潮で出来た大きな水たまりが出来ている有り様。そしてベッドの上は濡れていない場所なんて存在しないのではないかと思えるほどに体液でどっろどろ。

 そしてベッドの上では頭を抱える俺と、

 

「…………♡♡♡」

 

 白目を剥き、口の端から舌をだらりと垂れさせて失神しているアイズさん。

 身体中に無数に刻まれたキスマーク。大きく開かれた股からは精液が、どぶっ♡ どぶっ♡ と溢れ続けていて、情事を終えた今でも痙攣は止まっていない。

 

 彼女の身体が一際大きく震えると、再び鯨のそれを思わせる潮を吹いて絶頂した。

 

「──本当に滅茶苦茶したわね、アンタ」

 

 耳朶を打つその声はティアマトのもの。

 彼女はその呆れを隠そうともせず、「だから加減しろって言ったのに」と座る俺を見下ろした。

 

 あぁ、言い訳のしようもない。

 これまで俺が交わってきた女性はニュクスとティアマト。俺の性欲の強さの一端を成す性豪であった。故に認識が甘かった。

 

 俺の性欲はもはや普通の人間に受け止めきれる次元を大きく超えている。

 彼女達のような規格外の存在でなければ、魔力的な強化やそうでなくとも外部的なものに頼らないと意識を保つことすら出来ない。

 

 アイズのような一般人を相手に俺が力加減を誤れば、ただ犯し精を吐き出すための穴として使ってしまう。

 普段ならばそのような扱いをしないのだが……性行為の間はどうも自制というものが欠ける。

 この辺りは未だに童貞のそれだなぁ……。

 

「まぁ、この子も悦んでたし、腹上死なんて事にならなかったから良かったけど。ったく、筋金入りの性奴隷ね……」

 

 ティアマトはなんでもないようにアイズの身体を持ち上げる。

 

「……何を?」

 

「決まってるじゃない。この子の身体清めてやんのよ。まさか……このまま放置する気だったとか言わないでしょうね?」

 

「いやいや、んなわけないって。けどそのくらい俺がやるよ」

 

 現在、俺の《聖魔》はニュクスのみであると表向きはなっている。

 王城の地下に封印されていたティアマトを解き放ち、契約を結んだと明るみに出れば大いに問題になる事は間違いないからだ。

 故に俺はこれまで表立ってティアマトの力を借りるような事はしなかったし、これからもするつもりはない。それはたとえ情事の後片づけであっても然りである。

 

 しかし彼女はそれをはっきりと拒否し……、

 

「いや、良いわよ。アンタはこの部屋片づけてなさい。……あぁ、そうそう」

 

「何?」

 

 そしてその極めて巨大な爆弾を置いていったのだった。

 

「ニュクスがミナトに『話がある』そうだから、ちゃんと聞いてあげてね~」

 

「────ヒュッ」

 

 その時、俺は《不死》の《特殊技術》を有していてもなお逃れられない『死』を覚悟したのだった。




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