2/9 追記
誤字報告も頂いたので、一部助詞表現を修正。
あの凛々しいネルソンの面影は完全に影を潜めて、指揮官の前にいるのは指揮官の手や口からもたらされる刺激に、舌ったらずな声で気持ち良さを訴え続ける一人の少女の姿だった。
軽い催眠状態に入ったままのネルソンは育ち切った大人の身体付きに心が追いつかず、戸惑いながらも悦楽を受け入れようとする少女が指揮官の腕の中で嬌声を上げ続けていた。時折、刺激を強く感じた時に状態が解けたりするのだが、またすぐに自分から催眠状態に入っていくことの繰り返しだ。
「ふわぁっ、すごいのっ、ビリビリ、ビリビリするのよぉ、指揮官……。おっぱいさわられて、乳首ちゅうちゅうされてると、ゾクゾクとビリビリが一緒にやってきて、頭が真っ白になる……何も考えられなくなるのぉ……」
ネルソンは既に催眠と覚醒を行き来する中で、夢と
「ふぁ、あぁ……しき、官? んー、大丈夫よ……? あのね、ふふっ、不思議な感じなの。視界がぼやけて、指揮官の声以外何も聞こえなくてふわふわと気持ち良く波間に浮いているような感覚の中で、指揮官の手や唇が温かな熱として感じられて、触れられた部分が熱くなって、どんどん気持ち良くなって、限界が来るとこうやって飛んじゃって、余韻が引いていくと指揮官の腕の中に戻ってきたって分かるの。ずっと指揮官を感じているから安心して任せちゃってる……そんなところかしら」
怖さや嫌悪感を感じるならすぐに止めるからという彼に対して、一時的に瞳に理性が戻っているネルソンは艶やかに微笑んでみせる。
「嫌だったらちゃんと嫌だって言うわ、催眠からもすぐに覚めると思うもの。信用してなければ催眠にも入れないって教えてくれたのは指揮官よ? あんたの……手だもの。私が認め……る……、ほんとはあまえんぼのわたしを、やさしくつつんでくれる、しきかんのてだから。だからね、すごくほっとするのに、それいじょうにわたしのからだ、きもちよくて、またいまもでんきがはしっちゃってるのぉ……あ、あぁ、またまっしろになるの、ぎゅっと、ぎゅっとしてぇ、しきかぁん!」
言葉を紡ぐ中でネルソンは再び浅い催眠状態へ入っていきながらも、ネルソンは自分から指揮官を求めていることをしっかり認識している。覚醒状態の時と違い、ありのままに素直に甘えられる分、好意を伝える言葉も迷うことなく唇に預けられる。
「しきかん、すきぃ……わたし、しきかんのことすきだよぉ。ロドニーやヴェスタル、だけじゃなくて、わたしもしきかんだけのおんなのこになりたいのぉ。ちゃんとなかよくするからぁ、わたしもあいしてほしいの……」
心のどこかでこれでもう引き返せなくなると思いつつも、自分の本心を訴えるネルソンは指揮官へと堕ちていくことに喜びを覚えていた。同時に思うのだ、この二度目の生が終わるその時までこの人を支える。しがみついてでも強くつかんで離さないだろうと。その分、自分も一生を掛けて支えていく。自分が認められる男に愛される喜びは、もう手放すなんて想像も出来ない。
「おまんこに、おちんちんいれて、ぐちょぐちょにしていいんだよ? ネルソンのおまんこはしきかんのおちんちんせんようになるんだからぁ……しきかんのかたちを、わたしのおまんこにおしえこんで、ね?」
普段の自分なら絶対に言えない言葉も、迷うことなく口に出来る。男に犯して欲しいと媚びながら囁くことだって、本音を隠さなくていい、甘えんぼうのネルソンなら素直におねだり出来るのだから。
「きてぇ、しきかぁん♪」
朧気な視界の中に一気に息が荒くなり、ネルソンの下着を少し乱暴に脱がせる指揮官の目がギラギラしているのが分かる。彼女の心に湧き起こるのは『歓喜』だった。慕う男の劣情を剥き出しにしたことに、女の性として悦びを強く感じる。深層心理が表面近くまで浮かんできたことで、ネルソンは雌の本能に忠実に従っていく。
「はぁぁぁっ、めりめりって押し広げられてるぅ、指揮官の形に変えていかれてるぅ!」
自分を組み敷いた体勢から力強く襞を掻き分け入ってくる異物の違和感と痛みに、催眠状態から解き放たれてしまったものの、ネルソンは指揮官に両の手足を絡ませ、指揮官の陰茎を少しでも深く迎え入れようとする。二人きりの時は指揮官の前で一人の女の子になっていいのだと身体と心に幾度も教えられ、自分の奥底で望んで刷り込みを受け入れていった結果が、一途な女の子の一面として通常の意識下で表に出てきていた。露わにすることを恐れぬ必要がなく、また見せるに値する相手だと分かっているから。
「あ、んっ、奥まで入って、きたぁ……。もう、平気よ? 指揮官が私の苦しみに寄り添って包み込んでくれたんだもの……こんな痛みなんてどうってことないわ。ほら、私の中、きゅう、きゅうって指揮官のモノを締め付けてるの。離さないって身体が訴えてるのよ?」
好きにしていいと熱が篭った吐息と共に囁きかけるも、指揮官はネルソンの身体を第一に気遣っていた。ロドニー、ヴェスタルと極上の女体を日常的に抱く経験を経たことで、ネルソンが痛みを感じていることに理性を持ち直し、今後彼女が夜戦に対して負の感情が少しでも残らないことを優先する。
深く結合したこの状態で、指揮官は語りかける。もう少しほぐしてから本格的に動くから、繋がったままでこのまま誘導しても構わないかと。
「それは構わないけど……」
指揮官の意図を掴めない彼女に任せて欲しいと告げる指揮官に対し、ネルソンの答えは決まっていた。酷いことはされないと信じているから、迷いはない。
「あんたの考えることだもの、任せるわ」
信頼関係が出来ている以上、誘導はスムーズなものだ。ネルソンの額に手を当て視界を遮りながら、一定の調子で階段を一段一段降りていくイメージを投げかければ、呼吸も落ち着き挿入に強張っていた身体の力も抜けていく。瞼を閉じてネルソンはふわふわとした全身を包む感覚に身を委ねている。
「うん……きこえる、しきかんの、こえ……」
彼の問いかけにゆっくりと返事をしながら、両方の乳房をゆっくりと揉み解し、また突端にも柔らかいタッチで細かな刺激を与えられる身体がピクリピクリと反応を返す。
「うん……とっても……気持ちいい……」
この気持ち良さが全身に広がって気持ち良さが増していくのだと囁かれながら、優しい刺激を受け続けることで、ネルソンはゆっくりと、だが、確実に昂ぶっていく。与えられる刺激の間にちょうど繋がっている下腹部の辺りを手のひらで優しく撫でられることで、自分の膣内が反応して彼のモノを締め付け、より気持ちいい感覚が深まるように思える。
誘導が何度も行われることで、彼女は催眠状態に入ることは心地良さだけでなく、気持ち良さが同時に深く、深く得られるものなのだと、ネルソンは自分自身へと教え込んでいっていた。本能が快楽や心地良さに抗うことはなく、彼女の中で彼の誘導で催眠状態に入るのはとても幸せで、ものすごくキモチいいことだと刻み込まれていく。
もちろん前提条件として、指揮官の誘導だからネルソンは受け入れているのだ。他の者の誘導はそもそも彼女は受け付けないし、仮に自分が催眠状態の虜になったとしても、最後まで彼がしっかり面倒を見てくれるという安心感があってこその話。
彼に対して厳しい言葉を投げ掛けながらも、真面目に業務へ取り組む姿勢や、地道に努力を重ねることで頼れる指揮官に成長しつつあることを認めてはいたし、ロドニーやヴェスタルを始めとして、自分達に対して『兵器』ではなく一人の『女性』として接していることから、多くの艦船少女が好意的な感情を持っていることも知っている。今だから認められることだが、ロドニーやヴェスタルが幸せそうに指揮官に寄り添うのを羨ましいと思う感情もあったのだ。
「ふぁ、あぁぁぁぁ……!」
やがて、彼と繋がったままネルソンは絶頂に到達する。一度、登り詰めてしまえば、催眠状態にある身体はその感覚を忘れない。むしろ、その感覚を出来るだけ長く繋ぎ止めようとする。キモチいいことに抗う必要はないのだから。
「あ、あぁぁぁ、すごっ、ああ、イッて──ああ、また来、あ、あぁぁぁぁぁ……っ!」
彼の手が蠢くたび、ネルソンの唇は嬌声を奏でる楽器と化す。一度達する度にオーガズムもより深いものとなっていき──。
「うわぁぁぁっ、もうだめぇ! 壊れる! 壊れちゃうのっ! すごい、凄すぎるのっ、セックス凄すぎるのぉっ! おぉおぉぉおおおおおおおっ!」
最後は獣のような雄叫びを上げて、ネルソンは全身が全て溶けていくような錯覚を覚えるほどの強烈な悦楽に脳が停止信号を出し、強制的に意識を失うのだった。
「……ん……指揮、官……? あ、私、意識を失っていたのね……。うん、所々記憶が飛んでるけど、ずっとイキっぱなしだった。もう、初めてだったのに酷いことするのね?」
そこから少しの時間が経ち、意識を戻したネルソンはからかい混じりに少し文句を言ってみるものの、表情には笑顔を浮かべていた。すまないと指揮官が言いつつお詫びのキスを額に落とされれば、ネルソンも彼の首を腕を回してお返しのキスを贈る。
「……ありがと。強引にでも、私の身体に痛みが出にくいようにほぐしてくれたのね。ええ、もう動いて平気よ。私の中、逆に早く早くって訴えてる。我ながら現金よね」
挿入状態でオーガズムを何度も体験し、今、自分の内にある彼の分身に違和感は感じなくなっていた。彼のモノは自分に気持ち良さを与えてくれるものだと身体が納得したのだ。
「あ、あぁん、すご、ちょっと指揮官動いただけなのに、すごくいい……まだヒリヒリする感じはあるけど、それ以上に中で擦れるのが気持ちいいのよ……」
指揮官がゆっくりと腰を前後、時に左右に動かすのに合わせて、ネルソンも彼の腰回りに回した脚の絡みを強めたり緩めたりしていく。お互いが背中に回した腕で体勢を支え合うなど、互いを気遣って動くことで、それほど時を経たずに二人の動きが合い始める。
「嬉し、い、指揮官、顔とっても気持ち良さそうで、ああっ、うんっ、私もっ、私も気持ち良くて蕩けてるわっ。擦れるのもっ、指揮官のモノでぇ、私の一番奥をノックされるのも、全部、イイのっ!」
同じタイミングでオーガズムを得られるように、徐々に動きは早く、強くなって、二人の額に汗が滲む。掬い取る。舐め取る。媚薬を舐めるような錯覚に酔いしれる。荒い息遣い。何かを堪えるようなくぐもった声。一方で悦楽を訴え続ける艶声が響き渡る。目線が重なる。唇を重ねる。舌を貪り合いながら、彼女の身体が限界を示す痙攣を起こし始めた。『一緒に』、指揮官は一言だけ呟くと、腰に溜まった迸りの熱を放つべく彼女の最奥を突き上げる早さをさらに増す。
「指揮官、私、もうっ、もう無理、一緒、一緒にぃっ! ダメェ、来るのっ、イク、イクぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
ネルソンの悲鳴混じりの懇願を引鉄にして、絶頂の中で無自覚にペニスへと必死に絡みつき締め付けようとする、子宮と膣内が連動するうねり方に指揮官は腰が砕けそうになりそうになりながら、彼女の子宮口に押し付けるように自らの子種を勢い良く解き放った。
「あ、あぁぁぁっ、指揮官の、熱い、あぁ、あぁぁぁぁ、またすぐきたぁ、やぁ、イクのとまらな、あぁぁ……っ!」
そして、ネルソンは熱に身体の中を溶かされる感覚に酔いしれながら、襲い来る大小の絶頂の波に翻弄されるしかなかった。
汗で額に張り付いた綺麗な金の髪を振り払う余裕もなく、深い催眠状態で半ば自意識なく達し続けるのとは明らかに違い、自分でイッてしまうと自覚しながら絶頂するのは理屈など全て吹き飛んで、身を任せて甘受するしかないぐらいに力強い感覚が鎮まるのを待つしか出来ない。
「……指揮官も、力抜けちゃったの? ええ、私も駄目ね。ふふ、普段の私なら叱り飛ばすでしょうけど、この気だるい心地良さっていうのかしら……今日はこのまま、眠ってしまいましょうか?」
二人の身体を襲っていた悦楽の荒波がさざ波程度に収まってきた頃、ネルソンは情交の香り漂うまま、一緒に眠ろうと指揮官に投げ掛ける。きょとんとした指揮官の顔にネルソンはくすりと笑みを浮かべるが、普段の自分の態度を思えば無理もないと思う。ただ、この自分の心の変化は悪い気分ではない。怠け癖がつくのも問題なので、折り合いをうまく付ける必要はあるとは考えていたが、全ては明日以降の自分が考える話だ。
「指揮官の温もりを感じていれば、このままスッと眠れそうなの。その代わり、起床のサイレンが鳴るよりも前に起きて汗を流しましょう。だから、今日だけはこのまま……甘えたがりの私のままで居させて」
今宵はこの甘く心地良い温もり達に身を委ねて。ネルソンは指揮官の腕の中で、穏やかな気持ちのまま夢の世界へ入っていくのだった。