μ,sのメンバーと色んなシチュエーションでHしたい…… 作:氷野心雫
薄暗い部屋の中から、男の呻き声が聞こえる。男は全裸で簡易的なベッドに、両手を縛られていた。
(……ここはどこだ?)
周囲を見渡す男。部屋の中はまるで生活感のない部屋だった。部屋の中にあるのは、男が寝ているベッドだけ。カーテンから陽が差し込んでいるあたり、まだ日中のようである。
「あら、お目覚めのようね」
足元から女性の声が聞こえた。男は視線を向けようと頭を動かすが、両手を縛られた状態では、上手く向けられない。
「残念、そんな事しても私の方は向けないわよ」
女性は可笑しそうに笑う。そして、床が軋む。どうやら、女性が男に近付いているようだった。男の横に女性が立つ。男はようやく、声の主である女性を見た。そして、見惚れる。その女性は綺麗だった。金色の髪を一つに束ね。瞳は澄みきった蒼。そして、Tシャツにジーンズのラフな格好でいるのに、その身体はとても色っぽく、男の下半身は勃起していた。
「あら、こんな状況でも勃起するのね」
妖艶に微笑む女性。男はその女性に見覚えがあった。それは、一日前に遡る。
男の名は後藤佑真。26歳。システムエンジニアである。その日、佑真は契約先の会社からシステム処理の対応で、帰りが遅くなっていた。いつもは通らない人気のない公園を、足早に通り抜けようと足を踏み入れる。一歩足を踏み入れて違和感を感じた。誰もいない筈の公園に、人の気配を感じる。佑真は、気配を圧し殺し辺りを窺う。茂みから微かに女性の悲鳴が聞こえる。佑真は無意識にその方へ向かう。茂みの向こう側に、女性が数人の男達に押し倒され、服を乱暴に引き裂かれているところだった。佑真の頭に血が登る。気が付けば男達を殴り飛ばし、その内の一人に馬乗りになり、首を掴む。噎せる男。佑真は人一倍正義感が強い男だった。
「この女に手を出すな、もし出したら。分かるな?」
掴んだ首に力を加える。首を掴まれた男は最早意識がない。それを理解したのか、仲間の男達が慌てて引き剥がす。
「安心しろ。失神しただけだ。それより、分かるな?」
「……ぁあ、分かった。もう手出ししない」
声を震わせながら男達はそそくさと逃げて行った。佑真は溜め息をつく。
「…………あの」
佑真の背後から女性の声。佑真はゆっくりと振り向いた。乱暴に引き裂かれた服を両手で隠し、女性は佑真を見ている。
「大丈夫か?俺ももう行くから」
佑真は着ていた上着を女性に掛ける。佑真は気付いた。女性の髪色が金色だという事に。
「ありがとうございます。あのお名前を」
「いや、もう会う事もないから」
そう言って、佑真はその場を後にした。
佑真は何とも言えない気持ちで家路に帰り着く。頭の中で考えるのは、先程の女性。
(無事に帰り着いただろうか。途中で、また襲われたりしていないよな?)
そんな考えが脳を渦巻く。佑真は心配になった。遅めの夕飯を済ませ、風呂に入っている間も女性の事が頭から離れない。佑真は思い切って、公園に向かった。真っ暗な公園を見逃さない様に隅から隅まで探す。しかし、女性の姿はなく、佑真は小さく安堵した。
(あれから時間も経っているし、もういる筈もないか)
そう結論付け佑真は公園を出る。すると、背後から口と鼻を塞がれ、佑真は拘束された。懸命にもがき逃げようとするが、佑真を捕まえているのは、一人ではなく複数の人物。見えない誰かが、佑真の顔に布を被せ、薬品の匂いがする何かを顔に押し当てる。佑真はそのまま意識を手放した。
そして、今に至る。佑真の意思とは関係なく、その女性に勃起する下半身を、佑真は憎々しく感じていた。
(っくそ!)
身動ぎする佑真。女性は佑真の下半身に近付き、色白の手がそっと佑真のソレに触れた。佑真は息を飲む。女性の手がソレを優しく包み込み、ゆっくりと上下し始める。
「っう、何をするんだ。止めろ!」
「どうして?貴方のココはとても気持ち良さそうだけど?」
そう言って微笑む女性。女性の手付きはとても気持ち良く、佑真は思考が鈍りそうになる。
「何が目的なんだ?」
「……目的?」
佑真に問われ、動かしていた手を止める女性。何かを思い出したように笑う。
「自己紹介、していなかったわ。私、絢瀬絵里。貴方は?」
「……後藤佑真だ。それより、拘束解いてくれ。手が痛い」
佑真の言葉に絵里は首を横に振る。
「それはダ~メ」
笑顔の絵里。手が再び上下し始めた。佑真の表情が歪む。絵里は満足そうに微笑み、横髪を耳に掛けながら、佑真のソレにピンク色の唇を近付けた。絵里の吐息が佑真のソレに掛かる。脈打つソレ。
「……ちょっと待ってくれ」
「なぁに?佑真」
名前を呼ばれ、佑真の心臓はドキリとした。絵里は舌先を出し、佑真のソレの尖端を舐める。びくりと跳ねる佑真の身体。それを確認してから絵里の唇が開き、佑真のソレを口の中に入れる。
「ぅわ、ちょっと待って!止めろぅ」
上擦る佑真。絵里の口の中は温かくぬるついている。佑真のソレを口に含んだまま、別の生き物のように蠢く絵里の舌。佑真は気持ち良さで腰が浮いている。
「……本当に何でこんな事するんだ。」
弱々しく言う佑真。絵里は佑真のソレを口から一度出すと、艶っぽい瞳で見つめ佑真の身体に跨がる。佑真の身体から嫌な汗が流れた。
「一目惚れって言ったら信じてくれる?」
「一目惚れ?」
「そう、一目惚れ。昨日助けてくれたでしょ?あの時、嬉しかったの。名前を聞こうと思ったのに、佑真何も言わずに行っちゃうんだもの」
絵里がTシャツを自ら脱ぐ。佑真はそれをただ見つめていた。いや、反応出来なかったのだ。それは、絵里の身体が綺麗だったから。色白の肌に淡い水色のブラ。
「ねぇ、佑真。私の下僕になってくれない?」
「……っへぇ?」
絵里の口から聞き慣れない単語。佑真の思考は一瞬止まった。絵里は構わず続ける。
「一目見た時から感じたの。佑真なら私の下僕になれるって。だから、業者を雇って佑真を連れて来てもらったの」
「…………ぃ、いやいや。ちょっと待って、どうしたらそんな話になるんだ!業者頼んだって、つまりは拉致だろ!犯罪じゃないか!そもそも俺が下僕になる訳ないだろが!」
佑真の言葉に絵里はキョトンとしている。
「やっぱりダメかしら?絶対、相性が良いと思ったのに」
残念そうな絵里の表情。佑真は小さく溜め息をつく。
「もう良いだろ。拘束外せよ」
「……無理、だって」
絵里はブラのホックを外す。ぷるんと溢れ落ちる絵里の乳房。膨らみの先端は淡いピンク色。佑真は生唾を飲み込む。そして、ジーンズとショーツも脱ぎ、絵里は産まれたままの姿になった。身体を佑真の身体と重ねる。二つの膨らみが、佑真の逞しい胸板でぐにゃりと潰れ、絵里は首筋に舌を這わせた。佑真のソレが固くなっていく。
「佑真、食べちゃっても良い?」
妖艶に微笑む絵里。佑真はもう抵抗するつもりもなかった。絵里が佑真のソレを優しく掴み、自ら秘所へと宛がう。絵里の腰が佑真の身体に近付くに連れて、秘所が佑真のソレを飲み込んでいく。絵里の表情が恍惚になっていく。
「……ぁあ…はぁ……んん」
佑真の全てを飲み込んだ絵里の秘所。佑真の表情は気持ち良さに染まる。絵里がゆっくりと腰を上下し始めた。その度に揺れる絵里の乳房。ぷるん、ぷるんと跳ね揺れ、佑真の目の前で踊る。佑真は絵里の動きに合わせて、腰を打ち付けた。絵里が仰け反る。
「……んん、気持ち良いわ……佑真、もっと」
金色の髪を振り乱し、絵里の腰付きがイヤらしさを増す。佑真は無我夢中で腰を打ち付け、絵里の中を抉る。
「……あん、凄い……佑真、激しいよぉ……」
佑真はもどかしかった。絵里を責め立てるのを止め、両手の拘束を外そうとする。
「外して欲しい?」
「ああ、外してくれ」
「どうして?」
「もっと深く入れたい」
「なら、名前呼んで」
「絵里、お願いだ。外してくれ」
佑真の思考は完全に一色に染まっていた。絵里の次の言葉も理解出来ないくらい。
「なら、私の下僕になってくれる?そしたら外して上げる」
「分かった。絵里の下僕になるから、早く外してくれ」
その言葉に、絵里は満足に拘束を外した。佑真はすぐに絵里を押し倒し、絵里の中にソレを突き入れる。絵里は甘く喘いだ。佑真の動きに合わせ、絵里の口から喘ぎ声が溢れ、その声に佑真のソレはさらに反応した。結合部から聞こえる淫らな音。絵里は佑真の唇を塞ぎ、舌を絡める。その度に佑真の心は絵里に染まっていく。
「……絵里、もう」
「良いわよ。頂戴、佑真の精子」
打ち付ける動きが加速していく。佑真は絵里の中で欲望を吐き出した。
「……佑真、約束忘れないでね」
その言葉に我に帰る佑真。しかし、時すでに遅し。佑真は絵里の恋人ではなく、下僕になったのだった。
話の内容に決まりはありません。作品がこんなHをさせてみたい!と思った内容で書きます。
もし、要望がありましたらお知らせ下さい。完全に応えれる保証は出来ませんが、頑張って書きます!