※この作品はR-18です。

悪堕ちIS   作:早見 彼方

10 / 18
 アーキタイプブレイカーのヒロインを登場させるかについては検討中です。
 登場させるとしても、原作ヒロイン達の攻略が終わってからになると思われます。


布仏本音・布仏虚

 朝になって目を覚まし、山田真耶を犯してから数時間。昼前までの時間を総帥としての業務に充て、それでも時間を持て余していた男は、以前に作りかけていたとある代物の製作を続けようと整備室を訪れた。

「総帥に敬礼!」

「あぁ、ご苦労様」

 数百に上る数のISやその他の最新兵器が並ぶ場所に、兵器の整備を行っていた構成員達が列を成して敬礼した。その中には、少し前までIS学園の生徒だった者達も含まれている。皆、調整によって男が統治する亡国機業に寝返ったのだ。

 男は仕事に集中するよう構成員達に命令し、再び作業に戻った構成員達の横を通り過ぎて整備室の隅に移動した。そこには、シートを被せられた巨大な何かが鎮座している。男はシートを引き剥がすと、中にあった代物を見た。

 漆黒の外装。流線型の美しいフォルムをしたそれは、ISだった。

「さてと、ご機嫌はいかがかな? 『ファントム』」

 跪いた兵士のように体を曲げたIS『ファントム』に、男は触れる。

 しかし、ISは反応を示さない。当然だ。ISコアは通常、男性を受け入れない。ブラックボックスとなっているISコアの仕様は誰にもわかっていないのだ。女性だけに反応するように設定されているのか、はたまた全く別の要因なのか。

 織斑一夏という例外を除いて男性では扱えないISを、男は扱う気でいた。自分に使えないものがあると、やはり使えるようになりたいと考えるのがこの男だった。そのためにもISコアを解析し、調整を行い、機体に組み込んで反応を見る。だが、やはりそう上手くいくものでもなかった。

「うーん……」

 しばらくISコアを弄りながら悩み続けるが、何度試してみても無反応という結果に終わった。

 ISに生体ユニットとしてIS適性の高い女を組み込んで、男がそれを着用するという考えも浮かんだが、それは何か違うと考えていた。それでは結局ISコアを理解したとは言えず、また不完全な状態ではISを装着しても自身に危険が及ぶ。

 やはり、織斑一夏の解析を待つしかないか。

 遅々として進まない作業を放置して、隣で行われていた作業へと目を移した。構成員達には、つい最近手に入ったISの整備や改造も仕事の一つとして割り振っている。凰鈴音の専用IS『甲龍』が『黒龍』と変わったのもその仕事の成果だ。

「調子はどうだ?」

「はっ。こちらのIS『九尾ノ魂』の改造は順調です」

「そうか。ご苦労、そのまま作業を続けてくれ」

「かしこまりました」

 構成員と軽くやり取りをし、その場を後にする。

 その途中で、先ほどの『九尾ノ魂』の持ち主は誰だったかを思い出し、執務室へと進めていた足を調整室へと向けた。

 調整室の扉を潜り抜けると、研究員達の敬礼を受けながら横並びになるカプセルを観察していく。見目麗しい女達の美味そうな裸体がカプセルの中に浮かんでいる。

 その中に、小柄な外見とは裏腹に豊かな乳房を持つ少女を見つける。肩まで伸びた髪と、可憐な顔立ち。布仏(のほとけ)本音(ほんね)という少女。『悪夢』を見ているのか、カプセルの横にあるディスプレイには、織斑一夏を殺されて絶望する本音という夢の中の光景が映っていた。つい先日、男がカプセルに搭載されている『悪夢(ナイトメア)モード』に設定してからそのままのようだ。

 本音のカプセルの横を見ると、彼女の姉である布仏(のほとけ)虚(うつほ)もカプセルの中で悪夢にうなされている。本音と似た顔立ちと豊満な胸を有しているが、本音よりも大人びた容貌をしている。こちらも、好意を寄せる少年を何度も殺される光景を見せ続けられている。

 延々と、愛する者を殺される夢が続く。さすがに可哀想だと思った男は、そろそろ悪い夢から目を覚まさせてやろうと男は思った。『悪夢モード』を停止させ、研究員へ指示を出した。

「布仏姉妹をカプセルから向こうの『調整椅子』へ移動させてくれ」

「はい」

「それと、彼女達から記憶の一部分を削ってほしい」

 男がその記憶についての詳細を告げると、一人の研究員がコンソールのキーボードを操作し始めた。他の研究員達はカプセルへと集うと、酸素供給マスクや体に繋がれたチューブを外して中から布仏姉妹を取り出す。そのまま、部屋の隅にある『調整椅子』に2人の濡れた裸体を預けさせる。その『調整椅子』は、調整カプセルの椅子版だ。機械的なそれに座らされた2人は両手と両足を鉄枷で拘束され、頭に半透明なバイザーのついたヘルメットを被せられる。

 そして、ヘルメットが鈍い音を立てて起動した。直後、2人の体がビクッと震える。

「な、なにこれー……、おりむーが消えて……。あ、あ、あ~……!」

「ひっ……!? だ、弾くんが……。い、や、やめて……!」

 男が研究員達を他の調整業務に戻させ、椅子に座る2人の前に移動する。

『消去中、消去中』

 2人のヘルメットからは、無機質な機械音声が響いている。その度に2人は体を震わせ、表情を青ざめさせていた。

 今、布仏姉妹の脳から愛する者達に関する記憶を消去している途中だ。研究員の一人によって、ゴミ箱に不要ファイルを捨てるかのような気安さで削除させている。

 自分以外に愛する人間がいるから、苦しいのだ。その悪夢から覚まさせてあげようと考えた男の善意だった。

「苦しいのも今だけだ」

 男はズボンと下着を脱ぎ捨て、下着から己の肉棒を取り出す。少女の美味そうな肉体を見て大きく膨張した肉棒を握り、本音の開かれた股の間に先端を近づける。ぴったりと閉じた割れ目を亀頭で掻き分け、膣口に亀頭を押し込む。

 ヘルメットによる記憶の操作中は、彼女達は目を覚まさない。ただ苦しみだけを浮かべる寝顔を見つめ、男は嗜虐心を煽られながら腰を前に着き出した。

 ぐっ、ずにゅにゅっ。

「っ、頭とあそこが痛いよ~、おりむ~……」

 ぐぐっ……、ブチィッ! ずぶぶっ! 本音の処女を奪い、男の分身が本音の中へと入っていく。十代の少女の体に男の凶悪な肉棒が埋まっていく様はいつ見ても卑猥だ。長い肉の塊が奥へ奥へと進行し、やがて中を制圧して動きを止める。

 布仏本音の処女マンコ制圧。数え切れない女の処女を奪ってきた男だが、処女を奪うときはいつも爽快な気分だった。相手の大切なものを奪う行為に、強い独占欲がわずかながらに紛れる。

「ご馳走さん」

 にやにやと笑い、男は本音の胸を力強く握りしめながら腰をゆっくりと前後に動かす。やはり膣中はきつく締め上げてくる。男の種を搾り取ろうとしているかのようだ。

「いい胸を持っているな」

「痛い……。やだよー……。もう、やめて……」

『消去中、消去中』

 絶えず響く消去音声を背景音に、男は本音の膣内を味わう。処女の膣内に自分の肉棒の形を覚え込ませる行為に興奮を抱き、欲を高める。こぽりと破瓜の血が溢れる様も男の興奮を刺激する材料の一つだ。

 ずぶっ、ずぶっと本音の中で欲望の塊が何度も出入りを繰り返す。

 それが数十回ほど行われたとき、男の肉棒が大きく膨れ上がった。そのタイミングを逃さずに男は子宮へと亀頭を押し付け、ぐりぐりと擦り付けながらこみ上げてくる射精感に従って精を放った。

 ごびゅっ、ぶびゅーっ、ぶびゅぶぶぶぶっ、ぶびゅっ、どびゅっ、びゅるるっ!

 煮えたぎる熱い生命の源が、小柄な本音の体内の子を育む部屋へと押し寄せる。津波のような勢いだ。一瞬にして子宮を満たし、種を植え付けていく。芽が出るよう祈って、せっせと種付けを続けた。

「ふぅ……」

 一頻り吐き出した後、男は肉棒を引き抜いた。まだまだ出し足りないが、布仏虚の体も味わっておきたい。男は本音の膣内から大切な子孫が零れ落ちないように、椅子に備え付けていた男の肉棒と同サイズのバイブを本音の膣内に押し込んだ。

 起動させると、ヴヴヴヴヴ、と音を立てて激しく振動した。本音の表情がより一層苦しげに歪むが、その表情も男の欲望を刺激するいい材料になった。

 絞りたてザーメンと妹の破瓜に濡れた肉棒を、続いては姉の方へと向けた。

『消去中、消去中』

「名前……。名前が、思い出せない……」

「さてと、お姉ちゃんのほうはどんな味かな?」

 腰を沈め、男は虚の股間へと汚れた肉棒を近づける。ぐにぐにと陰裂へと亀頭を押し付けて柔らかさを楽しみ、その内側を捲って中へと入っていく。本音と同様に記憶操作が進行中の虚は、抵抗を見せない。

 肉棒が膣口へと顔を覗かせる。この穴の中はいったいどうなっているのか。好奇心を抱いて震える肉棒は、探るような動きで肉の穴に入っていく。ズブブッと奥へと進み、やがて小さな穴の開いた壁が亀頭の前に立ちはだかった。

 処女膜。異物を押し止める乙女の盾。それを前にした肉棒は恐れを抱くことなく、肉の矛で盾を突く。空いている穴に先端を押し込み、ぶちぶちと引き裂きながら動き続ける。

 そして、膜は完全に亀頭によって裂かれた。障害物のなくなった狭い膣内を我が物顔で進んだ肉棒は、遂に宝の部屋である子宮の入口を見つける。子宮口から中を覗き込み、そこが自分に子を宿すに相応しい場所であると判断した。

 熱々マンコを味わい、昂り続ける欲求。男はその欲に背を押され、腰を振った。

「気持ちいいか?」

「痛い……。助けて、……くん。……あぁ、もう名前も呼べないなんて……」

『消去中、消去中』

 もう虚が好意を寄せる者の記憶は、彼女の中から完全に消えつつあるようだ。邪魔者がいなくなることに気分を良くし、男は膣内に肉棒を擦りつける。その過程で精液や本音の破瓜の血は拭い取られ、綺麗にされる。いいお掃除マンコだ、と思いながら膣内を徹底的に嬲っていく。

 ゆっくり奥まで突き入れたかと思えば、一気に膣口ぎりぎりまで肉棒を引き抜いて一気に押し込む。柔らかく蕩けるような熱を帯びた膣内の味を堪能し、快楽に耽りながらさらなる快楽を求めて腰を前後に揺さぶった。

『消去中、消去中……記憶の消去が完了しました』

「あ――」

「あ、れー……?」

 明るい機械音声が響き、2人が声を上げる。どうやら記憶消去が終わったらしい。

『記憶を挿入します。挿入中、挿入中』

 そして、今度は記憶の挿入が始まった。おそらく、総帥である男に関する記憶だろう。これまでに受けた調整によって都合よく捻じ曲げられた常識や記憶の上に、男の記憶が追加で投入されていく。

「くくくっ……」

 男は自分色に染まっていく少女を見て笑いをかみ殺し、腰を突き出す。

 そろそろ、2発目が出そうだ。男は再びこみ上げた射精欲求による快楽を噛みしめ、虚の中で巨根を暴れさせる。子宮を押し潰すような突きを何度も繰り出し、それに反応して余計にきつくなった膣内の肉壁に肉棒が取り囲まれる。

 ぎゅうぎゅうと締め付けられる中で無理矢理子宮へ突き進めた肉棒が、大きく膨張した。

「さぁ、しっかりと味わえ」

 男はそう言って全身をぶるりと震わせ、駄目押しとばかりに子宮口に亀頭を密着させた。

 どびゅーっ、ごぷっ、どびゅっ、ぶびゅるるっ、ぶびゅっ、ごびゅっ、どぼぼっ!

 大量精液の投下。子宮は堪らず白濁液に満たされたプールに変わる。ゼリー状の塊が泳ぐその中で、男の遺伝子がうようよとしている。それらは全て、卵子へと進路を向けて動き出した。

 亀頭で子宮口に栓をする。男は精子の活躍を願いつつ、虚の胸に手を伸ばした。柔らかく綺麗な形のそれを両手の指で強く握り、形を歪ませる。女性の象徴を乱暴に扱う行為に男の顔からまた笑みが零れる。

「美味かったぞ、布仏姉妹」

 隣で巨根バイブに膣内を掻き回される本音と、ガッツリと男の肉棒を膣内で咥え込む虚の寝顔を見る。先ほどよりも表情は晴れており、ときおり「総帥万歳」という言葉が口から漏れている。

 射精が終わり、男が肉棒を引き抜く。そして、本音と同じように虚の膣内にもバイブをねじ込んで精液が零れないようにする。これで、姉妹へと一回目の種付けは終わった。

 次はどうしようか、と男が考えていると、『挿入が完了しました』という言葉が響いた。

「失礼します」

 研究員がやってきて、布仏姉妹の頭からヘルメットを外す。枷も外されて自由の身だ。

 ほどなくして、2人の意識に変化があった。目を覚まして辺りを見回し、正面に立つ男を見て表情を緩ませる。

「ん、ぅ、……ぁー、総帥だ~。おはよう~」

「本音。おはよう、じゃないでしょ。おはようございます、よ」

「ごめん、お姉ちゃん~」

 のんびりとした口調で眠たげな顔の本音と、はきはきとして毅然とした姉。見た目は似ているが、中身は正反対のようだ。男が2人を観察していると、2人は椅子から立ち上がった。

「布仏虚、布仏本音。本日より亡国機業の構成員として活動を始めます。お困りのことがございましたら、何なりとお申し付けください。与えられた仕事は確実にこなしてみせます」

「お願いしま~す」

 膣内にずっぽりと嵌ったバイブを振動させながら敬礼をする2人。

「それでは、さっそく仕事だ」

 男は股間にぶら下げていた精液塗れの肉棒を指差して、告げる。

「俺のチンポと、ケツ穴に奉仕しろ」

「かしこまりました」

「は~い」

 男の指示に2人は何の躊躇もなく頷き、返事をする。そしてすぐに行動に移した。虚が男の背後に移動して床に正座をし、「失礼いたします」と言って男の尻肉を両手で開いた。奥に見えた尻穴を見つけると小さく微笑み、真っ赤な舌を出して肉のアスタリスクへと舌先をねじ込む。

「れろっ、にゅるるっ、ちゅ、ちゅぶ、ぐちゅ」

「おぉ、いいぞ……」

 鼻先は男の尻に密着し、荒い息を吸いながら尻穴を舌で掻き回す虚。尻に感じる異物感に、男は快感を抱きつつ体を揺らす。

「お待たせしました~」

 虚の尻穴奉仕を受けていると、本音が緩慢な動作でようやく男の股間の前に座り込んだ。肉棒を見上げて楽しそうに笑っていると、その舌が肉の表面を撫でる。温かくざらざらとした感触が肉棒に伝い、汚れた精液を舐め取っていく。

「えへへ~、見て見て~」

 言われるまでもなく本音へと視線を落としていた男は、本音の舌に溜まった精液の塊が目の前で飲み込まれていくのを見た。本音が口を開くと精液はなくなっていて、確かに喉へと流れたのだとわかる。

「ちゃんと飲んだよー、偉い~?」

「あぁ、偉いぞ。本音」

「えへへ~」

 男の手で頭を撫でられ、本音は嬉しそうだ。

 ふと、そんな本音に向かって男はある質問をしてみようと思った。

「本音、織斑一夏って知っているか?」

 記憶消去の確認。当然、装置が正常に稼働していたため、問題なく消去されたことはわかっている。

「誰それ~、総帥の知り合い~?」

 だが、実際に聞いてみるのが好きだった。あれほど大切にしていた記憶をすっかりと忘れ、疑問符を浮かべる本音。本人から記憶を無理矢理奪い、都合のいい記憶を植え付ける。そして部下にして、飼い慣らす。その一連の流れを、男は好んでいた。

「はははっ、知り合いでも何でもない。ただの実験動物だよ」

「そっかー、変わった名前だね~。ぐじゅぶっ、ぢゅるるっ、ぐぶっ、ぐぼっ」

 本音は織斑一夏という名前に特別な反応を見せず、肉棒を頬張った。動作は遅いが、窄められた頬の内側が肉棒の隅々まで扱いてくれる。対して虚の尻穴穿りは迅速かつ動きに澱みなく、腸内を綺麗に舐め回されていく。

 本音の頭に手を置き、布仏姉妹による前後の攻めを受けて目を細める。たまにはこういうのんびりとした快楽も悪くはない。最近は暴力的なセックスばかりだったからな、と先日のことを思い出す。

「ずぶっ、ずぶぶぶっ、ぐっちゅ、ぬっちゅ、くちゅくちゅ」

「ぐぶっ、ぐぶぶっ、ちゅるっ、ぷちゅっ、ちゅぅぅっ、ぐぼっ、ぐぷっ」

「おぉぉ……」

 敏感な尻を徹底的に穿られているためか、本音の遅い奉仕でも快感がいつもの段違いだった。それは、妹の弱点をカバーするために尻を徹底的に奉仕する姉の手腕と優しさによるものだった。それらを一身に受け止めた男は、堪らず限界に達した。

 睾丸から精子がこみ上げてくる。快感を伴って肉棒に至ったそれは、容赦なく本音の口内でぶちまけられた。

 どびゅーっ、びゅーっ、びゅるっ、ごびゅっ、ぶびゅっ、どくっ、どくっ。

「ん~!?」

 本音は奥まで咥えた肉棒から精液を喉奥に叩き込まれ、苦しそうに目を見開いた。だが、決して頭を後ろには引かない。男の下腹部に生えた陰毛に鼻先を沈めるようにして、深く肉棒を包み込んだまま震える。

「いいぞ、本音。頑張れ、頑張れ」

 可愛く健気な本音の頭を撫で、濃い精液を流し込む。本音の瞳から涙が零れ落ちる。その涙の意味は苦しさ故か。または調整の手から逃れた記憶の残滓が、自分が行っている行為に違和感を覚えて悲しみに変わったのか。

 おそらく前者だろうが、後者として見るとそれはそれで気分がいい。理不尽な目に遭って流す乙女の涙も男は好きだ。取り返しのつかないことをさせた後で記憶を正常に戻し、絶望する女を犯してさらに絶望させる行為もまた心を躍らせる。

 気分を高まらせる一方で、男の射精は勢いを弱める。

「ぷはっ、はぁっ……はぁっ……あ~」

 肉棒から口を離し、男へと精液の溜まった口内を見せる本音。男が「飲め」と言うと本音は喉を鳴らして呑み始めた。口の端には男の縮れた陰毛がついている。

「ごくっ、全部呑めたよ~」

 口を開けてしっかりと報告する本音。口内は綺麗になっていた。

「あぁ、ありがとう本音」

「わ~い」

 まるで小動物のようだ、と本音の頭を撫でながら男は思った。

「ぐぢゅぢゅっ、ぷはっ。こちらも終わりました、総帥。大変美味しかったです」

 男の尻穴を味わい尽くし、離れる虚。男は虚の頭も撫でた。恥ずかしそうに頬を染める彼女と、もっと撫でてと言わんばかりに頭を差し出してくる本音。2人の新しい構成員を優しい手つきで歓迎し、男は新たな命令を2人に出す。

「山田先生から、乳首ピアスと淫紋を貰ってこい。堕天室の場所はわかるな?」

「はい」

「わかりました~。行ってきま~す」

 布仏姉妹は再び立ち上がって敬礼をし、その場を後にする2人。

 若い女体と股間のバイブを揺らしながら退出する2人の後ろ姿を見届け、ズボンを履いてから男が自室へ戻ろうとしたときだった。ズボンの中にあった連絡用端末から音が響く。通話状態にしたそれを耳に当てると、声が聞こえてきた。

『総帥、お疲れ様です。こちらは、監視室です。特別調整室にて、調整が終わりました』

「おぉっ! ようやくか」

 女が言った『特別調整室』の単語に、男は過剰に反応を示した。何故ならば、その部屋には織斑千冬と篠ノ之束の2名が収容されているからだ。今まで待ちに待った女達を、遂に自分の手中に堕とすことができるのだと期待してしまう。

「二人ともか?」

『いえ、織斑千冬の一方だけです。篠ノ之束については、現時点でようやく四分の三まで進んだといった状態です。脳内が非常に特殊で、調整作業に手間取っております。大変、申し訳ございません』

「いや、いい。ありがとう。そのまま進めてくれ。織斑千冬は、『調教部屋』に連れて行ってくれ。服装はボディスーツで、髪型はポニーテールがいい」

『かしこまりました。それでは、織斑千冬の移送作業を始めます。移送も含めて今からの準備などを考えますと、昼食後となりますがよろしいでしょうか』

「あぁ、よろしく頼む」

『はい、それでは作業に移ります。失礼いたします』

 相手はそう言って、通話を終えた。

 男は端末をズボンのポケットにしまった後、口角を吊り上げながら調整室を出た。正直、期待し過ぎて食欲はあまりなかった。だが、これからのことを考えると英気を養っておく必要があった。織斑千冬という極上の牝を隅々まで味わうためには、万全な状態で挑まなくてはならない。

 昼食時。食堂へ向かう男の股間は大きく膨れ上がっている。新しい母体へと種を植え付ける行為を想像し、太い肉棒は震えながらカウパ―液という涎を垂らし、下着を濡らしていた。

 

『解析完了』

 無機質な音声と共に、仰向けで目を閉じていた織斑一夏は目を覚ました。

 ここはどこだ、と思いながら辺りを見渡す。なぜか水中にいるようで、辺りは半透明な緑色の液体で取り囲まれていた。どうやらその中で眠っていたらしいと悟り、慌てて体を起こして水中から脱しようとした。入浴中に誤って寝入ってしまったと思ったのだ。

 だが、ゴンッと頭を強かに打った。透明な壁が正面にあった。

 何だよ、これ。疑問を抱く一夏は、続いて自分の体の変化に気がつく。

 口を覆う不思議なマスク。そこから何処かへと伸びていく太いチューブによって呼吸が行えているのだとわかった。それはまだいい。おかしいのは、その他の代物だった。両手と両脚も手枷で拘束され、無数の管が耳の穴や裸の体に突き刺さっている。

 そして、一夏の肉棒がオナホールに似た太い筒で繋がれていた。その筒の先端にも、何処かへとチューブが伸びている。

 まるで体内のありとあらゆる何かを検査され、採取され、投薬される実験動物のような有様だった。主人公が謎の組織に囚われて人体実験を繰り返され、肉体を改造される。そんな映画を思い出した。その映画では主人公はどうにか脱出し、その組織に復讐を誓うといった内容だった。

 一夏は頭を上へと動かした。すると、硬い感触が再び額に当たる。硬い。容易く壊せるようなものではなかった。これでは、脱出は難しそうだ。試しに専用IS『白式(びゃくしき)』を起動させようとしたが、腕にはめられた腕輪が見当たらなかった。遠くにあっても遠隔から呼び出せる『白式』だったが、どういうわけかいくら呼んでも手元に現れない。

 何故だろうか。そして、そもそも脱出という考えが合っているのかを一夏は考えた。敵の組織に囚われているのならば脱出をするのは正しいが、ここが一夏の通うIS学園の関連施設ならば話は別だ。何らかの理由で負傷した一夏を治療している。そう考える方が妥当な気がした。

 しかし、仮にそうだとしても何故自分がここに閉じ込められるに至ったのかがわからない。

 一夏が最後に覚えている記憶は、亡国機業との戦争を勝ち抜き、IS学園での日常を謳歌していたときのことだ。一夏は周囲にいる篠ノ之箒を始めとした美少女や美女に告白され、あろうことか全ての告白を受けてしまった。その中には、敵であった織斑マドカの姿もあった。

 そして、全員の処女を奪い、生で種付け。普段の自分ならば考えられないことだが、それでも記憶にあるということはそれが事実であるという証拠に他ならない。夢ではあり得ないほどの詳細な光景が脳内に残っているのだ。夢ではないだろう。

 責任取らないとなぁ。同級生だけでなく、教師にまで手を出してしまったのだ。あまりに節操がない自分に、ため息をつく。後で皆から報復を受けそうで怖かった。

 いや、もしかすると既に報復を受けた後なのかもしれないな。

 一夏は思った。一夏の幼馴染である気の短い凰鈴音辺りが、一夏の後頭部をIS武装で殴打。昏倒したまま意識を覚まさない一夏はIS学園の医療機器に収容された。あり得そうな流れであり、一夏はそれで納得してしまった。ただ、何故枷をつけられているのかがわからなかった。治療の際にこんなものは普通いらないはずだ。重体であったために、暴れて傷が開かないように拘束したのだろうか?

 考えてみるがやはりわからず、ここから出られない以上は大人しくしておくに限る。

 一夏は目を閉じた。その過程でつい最近の記憶が脳裏を過る。篠ノ之箒。凰鈴音。織斑マドカ。セシリア・オルコット。ラウラ・ボーデヴィッヒ。シャルロット・デュノア。更識簪。更識楯無。山田真耶。他にも沢山の美女や美少女と結ばれた記憶。

 美しい彼女達の裸体や痴態を思い出し、一夏の股間は大きく膨れ上がった。

 今まで傍にいておきながら、手を出して来なかった。だけど、それが過ちであったと思える程度の快楽に満ちた記憶。女に興味はないとか言っていたが、あれは嘘だった。本当は彼女達の体を、一夏は目で追っていた。

 男はやっぱり、そういう生物なんだな。彼女達の魅力を正確に認識し、女として見てしまってはもう今までの生き方には戻れない。戻る必要もないだろう。手を出した以上は責任を取るし、全員を幸せにしたい。

 ……俺って、そんな風に考える人間だったか?

 ハーレム物のライトノベルの主人公のような、非現実的な考えを見出した自分。何かがおかしい。正確にはわからないが、おかしいのだ。まるで、脳の中の記憶や常識を何者かによって書き換えられたような感覚。

 この記憶は、考えは、本当に俺のものなのか?

 自分よりも残虐で、独占欲丸出しで、女に飢えた記憶の中の一夏。その一夏に汚される女達。倫理的に正しくないと思われる激しい性行為が思い起こされ、一夏は記憶の中の自分を疑い始めた。

 だが、疑っている一方で抱いてしまった感情もある。

 嫉妬だ。記憶の中の一夏が自分ではないとしたらと考えたとき、一夏の心が痛んだ。

 大切な人達を他の誰かに取られるような嫌な感覚。一夏はその嫌な考えを振り払い、意識を闇に投じた。他人に奪われると考えるくらいならば、この記憶が自分の物であってほしいと思った。彼女達全員と結ばれたい。彼女達の傍にいたい。

 精神的な成長か。今まで男として不能とも思える行動を取ってきた一夏は今、ようやく一人の男として覚醒した。ここから出たら、皆のことを愛したい。そう願って、一夏は再び眠りに就いた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。