※この作品はR-18です。

悪堕ちIS   作:早見 彼方

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エム(織斑マドカ)

 午後の陽射しが降り注ぐ青空の下、木々で彩られた無人島の山の中。亡国機業の基地内部にある執務室で、総帥である男は仕事に励んでいた。革張りの椅子に腰を預け、執務机に向かって筆を走らせる。書いているのは指示書であり、暗号化した後にオペレーターを介して世界各国に散らばる実働部隊所属の戦闘員と工作員に伝えられる。

「こんなものか……」

 内容は、各国が開発したISや新兵器の奪取が主だ。こちらは兵器の種類やそれを保有する場所によって対策が変わるため、工作員から提供された情報を基に立案した指示を細かく記していかなくてはならない。でなければ戦闘員の失敗に繋がり、捕らえられる恐れがある。大切な戦闘員を失うのは避けたいところだ。

 後は、世界情勢を把握してテロ行為を誘発し、フロント企業を通じて救援活動や物資提供。企業価値を高め、売上を伸ばす地道過ぎるマッチポンプ行為。または、IS装備の開発企業を装ってISに洗脳装置を組み込み、脳を弄って仲間に引き込む。その仲間を通じてさらに周囲の人間を洗脳させる。

 こんな回りくどいことをせず、全世界を一度に洗脳できれば手っ取り早いのだが。

 男は書いた指示書を部下に託し、筆を置いて背もたれに深く体を預けた。

 そのとき、何者かの手によってズボンのファスナーがジジジと音を立てて下がった。慣れた手つきで肉棒が取り出され、柔らかい肌で頬擦りを受ける。温かくすべすべとした感触に目を細めて机の下を見ると、そこには一人の少女がいた。

 肩にかかる長さまで伸びた黒髪と切れ長の双眼を有する整った顔立ち。十代前半に見える幼い外見だが、唇を吊り上げて浮かべられた笑みからは妖艶さを感じさせる。白いISスーツにピッチリと覆われた華奢で起伏の乏しい体にすらも色気を感じてしまう。その唇はゆっくりと開き、亀頭を咥えた。

「ちゅぷっ、ちゅぅうっ、ちゅぷっ、ちゅぱっ」

 柔らかく、潤った唇に吸引される。

「どうした、エム。まだ俺の仕事は終わっていないぞ?」

 男は、執務机の下に正座をしていた小柄な少女、M(エム)の頭を撫でた。

「嘘を吐くな。もう終わっただろう。良いから舐めさせろ。お前のチンポは、私の物だ」

 そう言って、エムは喉奥に肉棒を押し込んだ。ぐぷぷぷっと口内の唾液が絡み、より強い温かさを男に伝えてくる。男は体を弛緩させ、仕事が完全に終わるまで性的奉仕を禁じていたエムに肉棒を任せた。

「じゅぶっ、ぐじゅぷっ、ぢゅぶっ、ぢゅるっ、あぁ、このチンポッ……! これがあれば、私はもう何もいらない……! 一生、私をお前の傍に置いてもらうぞ。いいなっ!」

 男の肉棒を口と舌だけを使って熱心に奉仕するエム。その表情は熱を帯びて、男に向けられた。口は悪いが、心では男のことを敬愛しているようだ。男の反応を見ながら裏筋や肉棹を舐め、どうだと言わんばかりに笑っている。

「俺に忠誠を誓うのもいいが、相変わらず他のメンバーと仲が悪いようだな」

「あれはオータムが悪い。あの女は駄目だ。お前のチンポを狙っている」

 言った後、ぢゅぷぷぷっと肉棒を根元まで咥えるエム。

「舐められながら言われてもな」

 男は呆れたように口にし、エムの頭を撫でる。

「子ども扱いするな。一人の女として、早く私と結婚してお前の妻にしろ。織斑マドカとして、お前の子どもを何人でも産んでやる。出産のときだって、お前のチンポを咥えながら出産してやる。どうだ」

「ははっ。それは嬉しいな。だが、すまん。もう少し待ってくれ」

 以前、エムの前で「織斑千冬と結婚したらどうなるだろうか」と妄想を膨らませた言葉を出して以来、エムが頻繁に求婚してくるようになった。亡国機業の構成員であるエムとしてではなく、本名の織斑マドカとして。同じ織斑の血を持つ者として、織斑千冬に対抗意識を燃やしているようだ。

 男は唾液で満たされたエムの口から肉棒を取り出すと、席を立った。

「今は、これで勘弁してくれ」

 壁に両手を突かせて尻を突き出させたエムに、肉棒を差し向ける。陰部が外れるように設計されたISスーツ。そこから解放されたぷにぷにとした幼い陰裂を亀頭で掻き分け、膣口に押し込んでいく。

「あッ、来たぁ……!」

 エムが歓喜の声を上げる中、エムの細い腰を掴んだ男によって小さな体に太い肉棒が埋め込まれていく。ぬちゅちゅちゅ、と既に愛液で濡れていた膣内は主である男の肉棒を歓迎し、子宮口で出迎えた。

「いつもより、子宮の位置が低いな」

「お前の子種ミルクを、子宮でごくごく飲み干すためだ……。んっ、ほら、早くしろ……!」

 エムは、壁に両手を突きつつ後ろを向いて蠱惑的に笑む。催促された男は腰をゆっくりと前後に揺らし始め、エムとの交わりを始めた。幾度も男と触れ合ってきたエムの膣内に、肉棒を擦りつける。相変わらずの締め付け具合の心地よさに男の動きは次第に荒々しくなり、すぐに形勢は逆転する。

「エム、お前の主は誰だ?」

 男が、腰を振ってエムの膣内を犯しながら尋ねる。

「お前だっ。お前しかいないっ……! んっ、くぅっ……!」

 エムはそれを受けて、早くも息が上げて身をくねらせていた。

 エムの感度は、調整装置によって常人のそれよりも高めに設定されている。実働部隊の戦闘員として外で活動をするときに限ってはそうではないが、男の下へと足を運ぶ際には予め調整を受けるように命令をしているためだ。

 それ故に、男の手がエムの小振りな尻を軽く叩いたときであっても、

「ひぃっ……! あっ、イクッ、イクイクッゥウウウ!?」

 簡単に絶頂する。エムは自分の力で壁に手を突いていられなくなり、幸せに満ち足りた表情でその場でへたり込む。男はエムの腰を持ち上げて尻だけを突き出させたまま、気にせずに犯し抜く。

「俺のためなら?」

「何でもするッ……! 誰でも殺すっ……! あっ、はぁんっ……!」

「俺の命令は?」

「絶対だ……! 絶対に達成してみせるっ……!」

「だったら、もっと他のメンバーと仲良くなろうと努力しろよ」

「わ、わかった……! んぅっ!? あっ……!」

 男の体がエムに圧し掛かり、エムの胸に手が伸びる。慎ましいそこには、ISスーツに包まれたピアス付きの乳首があった。指でなぞるとピアスの輪っかが感じられ、それを触る度に男の征服欲が満たされる。この女は、俺の所有物だ。俺のためだけに生きている。そう感じられ、男の肉棒は興奮で増幅した射精欲求に従って大きく膨張する。

 そして、盛大に子宮口を突いた瞬間、大量の精液を噴き出した。

 どびゅるるるっ、どぷぷっ、ぶびゅびゅー、びゅるるっ、びゅーっ、どびゅっ。

「あ、あああっ、あああああっ……!?」

 子宮口にぐりぐりと亀頭を押し付けながら、精を吐き出した。それを受け止めたエムは体をガクガクと震わせ、至上の幸福を味わったかのように蕩けた顔をしていた。開いた口からは、舌を覗かせている。

「あーっ……、あーっ……、あはっ、あははっ……」

 ドクッ、ドクッ。肉棒が震えながら子宮に精液を叩き付ける度に、エムが笑う。男がエムの口元に指を伸ばすと、エムは嬉しそうにその指を舐めた。

「ちゅぷっ、ぷちゅっ、ちゅうぅぅっ、ちゅぱ」

 エムの舌遣いを指に受け、男は子宮へと次々に子種を仕込んでいく。いつものように精液で浸し、子宮に臭いを覚え込ませていく。

 エムとは、もう何度もこうして繋がってきた。その度に、男は孕ませないために調整を受けるよう命じてきた。孕ませてしまうと、エムの任務に支障を来たすためだ。エムの力は、亡国機業に必要だったのだ。

 だが、IS学園を滅ぼした今となっては、もうその心配をする必要はないだろう。人材は豊富。最大の脅威も取り除き、この世界に敵はないと言える。いつ、世界を支配するために動いても勝利は揺るぎない。これは希望的観測ではなく、絶対的な事実だ。

 となれば、このままエムを孕ませてもいいだろう。

「エム、命令だ。この後は調整を受けるな」

 男がエムに顔を近づけ、耳元で囁いた。

「この幼い体で俺の種を受け入れ、孕め」

 男が続けてそう言うと、エムの顔がより破顔した。

「了解。実働部隊戦闘員、エム……。これより、総帥の子を孕む任に就く……!」

 命令に忠実な幼く美しい女兵士。その体を強く抱きしめ、子宮に精液を送り込みながら男は笑った。やはり、強い女を孕ませるのは気持ちがいい。ISという女にしか使えない兵器が現れてから女尊男卑の風潮が世界に伝播したが、男の下では完全なる男尊女卑の世界が続いている。

 ISが使えないからといって、男が無能なのではない。魚が空を飛べないように、生物には得手不得手がある。世界最強の兵器であるISは女にしか操れない。だが、男はその女を操ることが出来る。

 つまりは、男は全世界の頂点なのだ。女は所詮、男にかしづくために生まれて来た愛らしい生物にすぎないのだ。

「あぁ、楽しいな。エム」

 男が耳元で再び囁くと、エムは何度も頷いた。

 執務室でエムを気絶するまで抱いた後、男は訓練用の施設の一つを訪れていた。

 四方を灰色の壁に覆われた広大な空間。そこには、戦闘用のスーツを纏った女達が訓練に励んでいた。男が訓練室に入ると、挨拶の声が次々に掛けられた。深々と頭を下げる者、軍隊式の敬礼をする者。特に挨拶の仕方を取り決めていないため、様々だ。

 男は片手を上げて返事をし、女達の熱っぽい視線を受けながら部屋の隅に移動した。

「訓練を続けろ」

「はっ!」

 男の登場で訓練に身が入らなくなったようだ。命令を飛ばすと、女達は訓練を再開した。

 男は、訓練を行う女達の様子を眺める。

 彼女達は、実働部隊と開発部隊のいずれにも配属されていない者達だ。知識などは調整装置を使って与えることができるが、その知識に沿って体を自由に動かせるとは限らない。運動適性はあるか、過酷な訓練に耐えられる肉体か。そういった点を現役の実働部隊の人間が審査し、それぞれの部隊に配属される。

 実働部隊。戦闘行為を主とする戦闘員と、敵対勢力に忍び込んで情報収集や破壊活動を行う工作員。

 開発部隊。兵器や技術の研究と、そこから新兵器の開発を行う研究員。捕虜の調整業務やオペレーターなどの不定期な作業も兼ねている。先に述べたように知識は調整装置で与えることができるため、実働部隊の適性に満たない、または発想力などの地力が高い者が開発部隊に配属されるような流れだ。

 今、彼女達は工作員としての特殊戦闘の訓練中のようだ。ボールペンや腕時計などの身近な代物に似せて作られた武器を扱い、標的を無力化する方法を学んでいる。

 男は、こうして基地内部の様子をたまに視察することがある。ただの暇つぶしだ。

 室内に視線を巡らせていると、一人の少女の姿が目に映った。

 ショートヘアの活発そうな少女。堕天装置によって堕としたばかりの、相川清香だった。指輪に仕込まれた毒針の使い方を確認している。訓練に使うのは毒を抜いた模造品だが、扱い方は変わらない。

 先の堕天した映像を思い出し、男はムラムラと欲望を募らせた。

 その欲望に従い、男は清香の下へと向かう。周りにいる女達が男の命令に従って訓練を続けながらも、チラチラと視線を向けてくる。中にはスーツに押し込められた魅力的な身体が強調されるような動作を取って、誘惑してくる者もいた。

「君。訓練の手を止めて、私の相手をしてくれないか」

「はいっ!」

 男の接近に気がつき、明るい敬礼をした清香。その視線は、憧れの人物を見ているかのように輝いていた。純真な眼差しと、それに相反するかのようにスーツの胸元に見える乳首ピアスの出っ張り。何処にでもいそうな可憐な少女が改造された様は、男の目には魅力的に映った。

 いいよな、乳首ピアス。女を道具のように扱っているように感じられるため、男は大好きだった。

「君は、金玉転がしが趣味だったな」

 男はその場でベルトを緩め、ズボンを下ろした。堕ちた際の自己紹介で聞いた金玉転がしがし易いよう、下着も下して下半身を丸出しにする。すると、清香の目が一層輝いた。

「い、いいんですか?」

「あぁ。近くに睾丸がなくて君も辛いだろう。存分に味わうといい」

「ありがとうございます!」

 清香はそう言うと、指輪を置いて男の前に膝を突いた。顔の前で垂れ下がった長い肉棒と、その左右にある丸々とした睾丸。その重量を確かめるように、差し伸ばした手の平に睾丸を乗せる。

「うわぁ、ずっしりしてる。それに、うん、良い臭い!」

 顔を近づけて睾丸に鼻先を当て、身を震わせる清香。

 そして、恐る恐る舌を伸ばし、毛の生えた睾丸を舐め上げていく。

「あぁ、これだよぉ。金玉美味しぃ」

 まるでご馳走でも味わったかのように、頬に手を当てて睾丸の味を口中で堪能しているようだった。そうしてから肉棒を手で扱き上げ、睾丸を舌で持ち上げる。舌先で上げ下げを繰り返して弄び、そのまま睾丸から肉棹へと舌をなぞり上げ、裏筋まで舐める。

「んんんっ。す、すごいっ、この金玉も肉棒も、最高ぉ。総帥、ありがとうございます!」

 再び感謝の言葉を述べ、清香は睾丸を弄り続ける。丸みを確認するように舌でなぞった後、ちゅぽんっと小気味いい音を立てて吸引をする。かと思えば、舐めた後の睾丸に鼻を押し当てて思いっきり深呼吸をしながら肉棒を扱いた。

 清香を産み、IS学園へと進学させた清香の親は今どうしているだろうか。行方不明になった清香を思って、涙を流しているだろうか。だが、安心してほしいと男は思った。娘さんは今人生の全てを俺に捧げ、元気に睾丸を奉仕している。女として、最高の幸福を噛みしめている。清香は、この為だけに生まれてきたのだと、伝えたかった。

 男は心の中で清香の親を慰めながら、精液をぶちまけた。

 どびゅーっ、びゅーっ、びゅるっ、びゅくっ、びゅくんっ!

 放物線を描いて上に発射された精液が、睾丸に顔を埋めて肉棒を扱く清香の頭にベチャベチャと降り注ぐ。ショートヘアが精液に塗れ、清香は恍惚とした様子で震えていた。

「よしよし」

 男は肉棒を動かし、清香の頭に乗った精液を塗り広げていく。

「わぁあ、ありがとうございます! ありがとうございます!」

 清香は喜んでいる。この姿を見れば、清香の親も嬉しいに違いない。そう思って、機会があれば清香の家族を連れてくることに決めた。眼鏡に敵えば母親を亡国機業に引き込み、父親は清香の手で殺させよう。もしも今の清香を見た両親の反応が悪ければ、残念ながら2人は清香の親失格。清香の技術向上のため、訓練道具の実験体にさせるしかない。

 優しいな、俺は。男は至極真っ当な感想を抱き、自分自身に感心するように頷いた。

 訓練室での暇つぶしを終えた男は、そのまま調整室の一室に足を運んだ。

「どうだ?」

 男が部屋に入って尋ねると、椅子に座ってコンソールのキーボードを操作していた女が振り向いた。

「こちらの調整は問題ありません」

 酸素マスクやチューブに繋がれた全裸の少女達が、緑色の液体に満たされた調整用カプセルの中に並んでいる。カプセルの数は30近くにも上り、その中には篠ノ之箒や凰鈴音の姿もあった。勿論、カプセルはこの部屋だけではない。IS学園の1年、2年、3年。それだけでなく教師陣も掌握したのだ。彼女達の調整は別の部屋でも同時に進んでいる。相川清香のように、男を楽しませるために急速調整を施す場合もあるが、大体がカプセルでじっくりと調整を行う。堕天装置は体への負担が大きく、男を喜ばせる場合を除いては積極的な使用は推奨していない。

「今回は、どういった女性をお求めですか?」

「そうだな。巨乳、貧乳と来たからな。次は」

「巨乳ですね」

「あぁ」

 男は女を後ろから抱きしめ、白衣に包まれた胸を揉みしだいた。ぎゅうぅぅっと、手の中で掌握し、その体温と柔らかさを楽しむ。「んっ」と吐息を漏らして震える女の肩に顔を近づけ、女とともにモニターを見た。

 モニターには、裸の女とそのプロフィールが並んでいた。

 その中に、美味そうな女がいるのを男の目が捉えた。

「セシリア・オルコットか」

「イギリスの国家代表候補生ですね。織斑一夏と同じ1年生で、専用機持ちです」

「先の戦争でも、遠距離から狙撃されて面倒だったな。よし、この娘にしよう」

「設定はどうされますか?」

「設定か。そうだな。じゃあ――」

 男は女に詳細を告げ、それを承諾した女は頷いてからキーボードを軽快に操作し始めた。

 男は一度女から離れ、カプセルの中で眠る捕虜達を順繰りに眺めた。布仏(のほとけ)本音(ほんね)。布仏(のほとけ)虚(うつほ)。専用機持ちの妹と姉。どちらもカプセルの中で巨乳を晒していて美味そうな体だった。

 男は、本音を収納するカプセルの横に付いたボタンを押し、カプセルの一部を開けた。そこから緑色の液体の中に両手を突っ込み、本音の下腹部へと手を伸ばす。指で陰裂をくぱぁと広げると、未使用だろう綺麗な膣や尿道口が目に入った。くにくにと肉の柔らかさを堪能し、続いて胸を揉みしだく。

 よもや、寝ている間に体を好き勝手に弄り回されているとは思わないだろう。

『んぅ……。えへへ。おりむー、くすぐったいよぉ……』

 そのとき、本音の柔らかい声が漏れ聞こえてきた。どんな夢を見ているのだろうか。気になって、カプセル横のディスプレイに映る本音の夢の光景を確認してみた。着ぐるみのようなパジャマを着た本音が、ベッドの上で織斑一夏と抱き合って眠っていた。

 気に食わないな。それを見た男は腹を立て、ディスプレイ横のスイッチを入れた。

『悪夢(ナイトメア)モード』

 男がそう呼んでいるモードへ切り替え、開いていたカプセルを閉じた。

 すると、夢の景色が一変。代わりに男と同じ容姿をした全裸の男達が現れる。その数二十人にも上る。織斑一夏を集団で殺害した後、本音を取り囲んでその体に手を伸ばし、パジャマを引き裂いて露わになった肉体を凌辱していく。

『おりむ――んんぅー!?』

 見知らぬ男達に囲まれて、無数の肉棒で体の内外を同時に汚される。悪夢以外の何物でもないだろう。だが、亡国機業内では『楽園(パラダイス)モード』と呼称されていることを男は知らない。構成員の間では、ご褒美として認識されていた。

 夢の中で口や膣、両手や胸など全身を同時に肉棒で汚される本音を見て、男は溜飲を下げる。

 姉の方はどうだろうか。そう思って虚の夢も見て見ると、虚は見知らぬ赤髪の少年とベンチに座っていた。付き合いたてのカップルのような初々しさと距離感を醸し出す空間がそこにはあった。

 たとえ夢の中であっても、男が所有する女が他の男と仲を育む姿を見るのは耐えがたい。

 男は堪らず、『悪夢モード』を起動。男の分身体が夢の中に現れ、少年を嬲り殺してから虚を囲んで順番待ちで犯していく。初々しい光景は消失し、血と欲に塗れた凄惨な光景が広がった。

 夢の中で仲良く男達に犯され、カプセルの中で表情を曇らせる布仏姉妹。

 その姿を見て満足した男が横のカプセルを見ると、色白の裸体と長い金髪を浮かばせる少女がいた。セシリア・オルコットだ。今、男の指示で脳を弄られているため、表情が歪んでいた。カプセルの越しのその表情と美しい裸体に目を奪われる。

「いい貌だ。楽しませてくれよ」

 カプセルのガラスを一撫でしてから、男は部屋を後にした。

 自室に戻り、安楽椅子に腰を掛けて本を手に読書に耽る。日頃機械に囲まれた生活を送っているが、紙の書籍のような今となっては前時代的な代物は嫌いではない。むしろ、好ましいと感じてさえいる。部屋の中にあえて置時計を配置するほどに。

 一人、静かに読書を楽しむ。欲に満ち溢れた生活だが、たまにはこういう日もいいだろう。そう思いながらページを捲り、紙面に封じ込まれた文字の世界へと意識を集中させる。

 ジジジ、とズボンのファスナーが下ろされる音。少し前にも聞いた音だった。

 視界を満たしていた本を退かして下半身を見て見ると、

「エム、いつの間に……」

 男の両足の間にエムがいた。ファスナーを下ろし、当然とばかりに肉棒を取り出す。頬擦りをして猫のように目を細め、アイスを頬張る子どものような無邪気さで亀頭を口に咥えようとしていた。黒髪が股間に当たってくすぐったいと感じた。

 しかも、既に発情しているのか今度はISスーツすら纏わない生まれたままの姿だった。乳首ピアスと鈴付きの黒い首輪を揺らし、頬を赤らめている。

「抗議をしに来た」

「抗議をするつもりの人間は、相手の肉棒を咥えないと思うが」

 エムは、アイスキャンディーを舐めるように裏筋に舌を這わせる。

「チンポは嗜好品だ。これくらい贅沢させろ」

「まぁいいが。それで、抗議って?」

 非難されるようなことをしたつもりはなく、男は首を傾げた。執務室に置き去りにしたことだろうか。いや、ヤリ捨てはよくあることで、前に浴室で性行為の勝負をして気絶させたときには何も言われなかった、と男は回想した。

 それとも、目隠しイラマチオプレイだろうか。あれは確か、エムが望んだはずでは。殴れというから殴ったし、首を締めろと言われたから締めもした。

「つい先ほど、オータムに向かって銃口を突き付けて『私と仲良くしろ』と言ったら争いになった」

「それは当たり前だろ」

「お前が仲良くしろと言ったから従っただけだ。それに以前、それで敵対組織とは仲良くなれた」

「それは脅迫だ。そんなことで生まれる友情があってたまるか」

 男は本を移動式の棚に置き、肉棒を舐めるエムの両脇に手を差し込んだ。そのままエムの軽い体を持ち上げる。鈴付きの首輪をつけていることもあって、黒い猫か何かのようだ。

「子ども扱いするな……」

「してない。その証拠に」

 男は持ち上げたエムを直立する肉棒の上に移動させ、下ろした。

 そして、膣口に亀頭を当てると持ち上げる力を緩めた。するとエムの体が重力に従って落ちていき、亀頭がエムの幼い膣に飲み込まれていく。ギチギチッと締めつけられながらも肉棒は膣奥へと進み、いつもの子宮口と亀頭の接吻に至る。

「エムの体で勃起しているだろ」

「ふん……! ぉ、お前は、外見さえよければどんな女にも勃起するだろっ……!」

 正論を言うエムの顔は、異様に赤かった。男の体に正面から抱き着き、荒い呼吸を繰り返す口を男の胴に押し付ける。男の服が、エムの唾液を吸って濡れるのがわかった。

「さっきよりも感度が上がっていないか?」

「調整室で感度を上げてもらった」

「……何故?」

 ただでさえ、気絶回数が多いというのに。仮に『チンポには勝てなかったよ』シーン集を集めて回数順にランキングにしたとするならば、エムがダントツで一位になるほどに醜態を晒している。それにも関わらず感度を上げて、何がしたいのか。

 男はエムの尻を両手で掌握し、若い肌の張りと滑らかさを確かめつつ、エムの尻を持ち上げて肉棒を扱いた。座ってはいるが、駅弁の体位に近い。間近で顔を突き合わせ、男はエムの頬を舌で舐め上げた。

「敏感な方が、お前も喜ぶだろ?」

「まぁ、確かに」

「それに、嗜虐的なお前のことだ。気絶した方が、虐めたくなって手を出すに違いない」

「よくわかってる、なっ!」

「ひぃんっ……!?」

 男が自ら腰を振り上げ、膣奥を肉棒で突いた。エムは声を上げて背を仰け反らせ、だらしのないアクメ顔を晒していた。下腹部の淫紋がよく見える。一突きでこの具合だ。これでは長く持たないだろう。

「本当、お前は面白いよな」

「あ、あ、ひ、あぁ……!」

 ビクビクと震えながらも嬉しそうなエム。そのエムを強く抱えたまま、男は何度も膣内で肉棒を扱いた。愛液とカウパー液が混ざり、性器の摩擦で白く泡立つ。黒ずんだ肉棒は白く染め上げられ、その姿を膣の内外へと出入りさせる。

 やがて、男の欲求が高まる。目の前の女を孕ませろ、と強く訴えてくる。

 チリン、チリン。肉棒でエムの中を突く度に、エムの首輪の鈴が鳴る。間近でよく見て見ると、鈴は肉棒をデフォルメした形だった。黒く塗られ、白字で総帥と書かれている。誰が作ったんだ、それ。男は、猫のように行動が読めず、愛らしい未来の妻に未来の子ども候補を解き放った。

 びゅぶるるるっ、どぶっ、どびゅっ、どぷっ、とぷっ、ごぽっ。

 先ほどまで膣に栓をしていたのか、精液がたっぷりと残った子宮に追加の精液が入り込む。

「あぁっ、もっと、もっとぉ、ひっ、んっ、はっ、はっ……」

 エムが男の体を強く抱き、精液をせがんでくる。

「言われなくても、出るさ。ほら、孕め、孕め」

「孕むぅ……! お前の子ども、孕むからぁ、もっと出せぇ……!」

 エムの膣に深く突き立った肉棒は、長い時間をかけて何度も何度も射精した。相手の体温が、体液の熱が心地いい。病みつきになりそうだ。男は射精後の余韻をエムの膣内で過ごし、椅子に深くもたれて目を瞑った。

「なぁ」

「何だ……?」

 エムに言われ、男は目を瞑ったまま答えた。

「あと、十分だけでいい。繋がったまま、抱きしめていてくれ」

 恥ずかしそうなその声音は、男の理性を押し込めて欲望を表出させた。

「あっ、な、何をするっ、このっ、抱きしめていろと、言った、ひぅっ!?」

 性器同士を交わらせたままエムを持ち運び、男はベッドに押し倒した。

 そこから、お得意の種付けプレスだ。より深くまで結合を果たし、肉棒で膣内を屈服させる。何度も、エムの声が喘ぎ声に変わるまで何度も犯し、最後には精液を大量発射。特濃ザーメンを放出。絶対に孕ませる、といった力強さを見せた男は、その後もエムの中に子種を置いてきたのだった。

 白いベッドを濃い白濁で塗り変えた精液と、それに全身を彩られたエム。痙攣して口を開く度に、精液がこぽりと零れて頬を伝った。口元に付着していた男の陰毛が精液に流され、堕ちていく。結局、体の外側も精液で汚してしまった。

 男は、その姿を連絡用の端末で激写した。何となく高性能カメラ機能を付けていたのが役立ったようだ。白濁に塗れて膣口から精液をぶびゅびゅびゅっと噴き出す幼いエムの姿は艶やかで、誰かにも見てほしかった。そう思って、何の考えもなしに亡国機業内のSNSに投稿。

 すぐに、高評価がついた。

『いいね』

『可愛い』

『愛でたい』

『保存しました』

『私もしてほしい』

『ぶん殴りたいです』

 エムは、意外にも構成員達に好かれているようだ。自覚がないのは、本人だけ。表立って対立しているのは、たった今『ぶん殴りたい』と発言したオータムくらいなものだ。

 その後、正気に戻ったエムに襲われたが、返り討ちにした。そして、主を襲ったエムに全裸土下座を強要。あまりの可愛さに男は再びエムに襲い掛かる。これは絶対に孕むな、と思いながらエムの中に子種を仕込み続けるのだった。

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