亡国機業の総帥である男は、あえて一人になりたいときを除いていつも女を侍らせている。食事中、入浴中、睡眠中。日常生活のあらゆる場面に美女と美少女という彩りを与えている。寂しい食卓に花瓶の花を飾るような感覚だ。
夕食後に習慣としている鍛錬のときでも、それは変わらない。
「ふっ……くっ……」
トレーニングルーム。灰色の部屋に並ぶベンチプレスやマルチジムなどの器具を使い、トレーニングウェアを着た男が体を鍛えていた。その男を取り囲む形で部屋の壁側に立つ十二人の女達。黒いバニー服に身を包む女達は一様に、色白い肌と長い銀髪の整った容姿。それと、片目を覆う黒い眼帯を付けていた。
「はっ、ぁ、総帥……」
「くっ……気持ちいい……」
「総帥……、今日も素敵だ……」
「好き好き……んっ……」
「イクッ……んっ……ぁ、あ、あぁ……」
股間部分に空いた穴から晒した陰部を手で慰め、悦楽に浸る女達。肉体年齢は十代前半から二十代前半と様々。女達全体の識別名は、ナンバーズ。ドイツの軍人であり、国家代表候補生でIS学園に所属する1年でもあるラウラ・ボーデヴィッヒのクローン達だ。ドイツ語の数字を基にした『アインス』から『ドライツェーン』という個別の識別名が与えられ、子宮を模した下腹部の淫紋の上に重ねる形で数字が刻まれている。
男の欲望を満たすために最近生み出され、先日のIS学園との戦争の際にはオリジナルのラウラ・ボーデヴィッヒと戦いを繰り広げた。そして、戦争に勝利したことでラウラ・ボーデヴィッヒを獲得し、隊長に据えた彼女とナンバーズとで構成された『真・黒ウサギ隊』と呼ばれる部隊がつい先ほど結成されたのだった。
ちなみに、元『黒ウサギ隊』であるドイツの特殊部隊も先の戦争で全員を捕縛し、亡国機業の管理下にある。IS学園関係者とともに調整を進め、亡国機業の戦力に迎え入れる予定となっている。
「総員、整列!」
男が鍛錬を終えて立ち上がると、真・黒ウサギ隊は一斉に敬礼をした。だが、左手では陰部を弄り続けている。男がそう命令したためだ。おかげで室内にはくちゅくちゅと水音が絶えず、女の匂いが充満している。相変わらず、女という存在は外見から匂いに至るまで素晴らしい。フェミニストでる男は思わずそう思い、股間の一物を震わせる。
女の匂いを深く呼吸して肺腑まで満たし、部屋にいる小柄な少女の下へと歩き出した。
「くっ……」
十二人のナンバーズを率いる、真・黒ウサギ隊隊長のラウラ・ボーデヴィッヒだ。隊長として着任したばかりで、黒いバニー姿ではあるがまだ乳首ピアスも淫紋もない。そのため、忠誠心は低い。自慰と敬礼をしてはいるが、厳しく細められた目によって愛らしい顔を敵意で満たしていた。眼帯をつけていない右目の赤い瞳には、男の姿を映し出している。
ラウラには、正気を保ったまま命令にだけは逆らえないように調整が施されている。故に、命令に従う体とは裏腹に表情と声は敵意一色だ。
「どうしたラウラ。主に向かってその目はないんじゃないか?」
「黙れっ! この下衆がッ……!」
ラウラの声が室内中にビリビリと響き渡る。それを聞いて、ナンバーズがラウラによく似た声でひそひそと話し始めた。
「隊長がご乱心のようだぞ」
「やはり、乳首ピアスと淫紋がないからだろう」
「これがあると心が落ち着くからな」
「それと、まだ総帥の寵愛を受けていないのが原因だろうな」
「まだ処女ということか」
「何ということだ。まだ総帥と一つになれていないとは」
豊かな乳房の者や慎ましい胸の者、背丈の高い者、低い者。肉体年齢をずらして作られたナンバーズだが、隊長以下の隊員間に上下関係はない。同じラウラの血を引くナンバーズは互いを家族のような存在と認識し、ラウラを敬っている。
そして、その敬愛がナンバーズに行動を促したようだ。
「総帥。よろしいでしょうか」
二十代前半の豊かな乳房の美女が、総帥の傍に近づく。
「いいぞ。……えーと、アインスか」
男が透けたバニー服越しに見える淫紋とその上の『1』という数字を見て言った。『1』という数字の先端は、男の亀頭の形に似せてあった。
「はい。総帥、隊長に我らと同じ乳首ピアスと淫紋を与えてはいただけませんか?」
「何だと……?」
アインスの提案に、ラウラが青ざめた顔をして声を発した。亡国機業内では、皆共通して有している乳首ピアスと淫紋。それをつけられるということは、本格的に亡国機業所属の人間となるということだ。IS学園の捕虜であるラウラにとって、それは取り返しのつかないこととなるだろう。
「……そうだな。やってしまうか」
男は大きく頷き、いい提案をしてくれた、とアインスに向き直った。
「あっ……」
アインスへと伸ばした手でバニー服の胸元に手をかけ、胸をさらけ出させる。白くぷるんとした豊かな胸が現れるのを確認すると、男は桜色の乳首に付けられて揺れる乳首ピアスごと乳房へと軽く噛みついた。
「んっ……はぁああっん!」
アインスが、ラウラとそっくりながらも大人びた顔を赤く染め、瞬く間に絶頂した。ぶしゅ、ぷしゅっと潮を吹く。ガクガクと膝が震え、アインスは立っていられなくなったようだ。男が乳房から口を離すと、アインスは床にへたり込んだ。アインス達は、調整によって肉体の感度と男への愛情が異常に高められているため、男と接触するだけで容易く絶頂を迎えてしまう。
「あ、はぁ……」
白い胸に残る生々しい浅い歯形を指でなぞり、幸せそうな顔をするアインス。アインスにとって、主に胸を噛まれる行為はご褒美でしかないようだ。他のナンバーズもそれは同じで、羨ましそうにアインスを見ては夢中になって己の膣口を指で掻き回していた。
男はその様子を尻目に、ラウラへと振り向いた。
「決めたぞ。お前の体を、他の仲間達よりも先に改造してやる。妹達のようにな」
男が笑いながら言うと、ラウラは常軌を逸した一連の光景を見て青ざめていた表情を激怒に歪めた。
男は、ラウラとナンバーズを伴って別の部屋へと移動した。
向かった先は、堕天室。そう呼称される部屋には、金属製の十字架が立っていた。
堕天装置と呼ばれる十字架。磔にされた者の脳と体を改造し、男の手中に堕とす機械だ。
その機械がある部屋に、男は真・黒ウサギ隊を連れてやって来た。勿論、ラウラに堕天装置を使用するためだ。既に装置の準備は済ませてあり、後は全裸に剥いて準備態勢に入ったラウラに命じるだけで事が進む。
「それじゃあ、堕ちてもらおうか。装置に背中を向けて立ってみろ」
「貴様……。貴様は、絶対に許さん……」
ラウラは言いながらも、男の命令に体が逆らえずに堕天装置に背中を預ける。両手を横に広げて持ち上げると、十字架の手枷と足枷がラウラの体を拘束する。本来ならば脳を弄るヘルメットを被る必要があるのだが、今回改造したいのはラウラの肉体だけだ。堕天装置での脳の急速調整は負担が大きいため、脳の調整は調整用カプセルで済ませてから肉体の改造だけを堕天装置で行う場合が多い。男が女達を大切に思っているからこそだ。
「逝ってらっしゃい」
男が言った直後、ラウラを拘束した十字架が低く唸るような起動音を上げた。
「くっ……。私は、こんなことでは負けない……」
まだ強がりを口にするラウラに向かって、十字架から機械の管が3本伸びてきた。生物のようにしなる動きを見せ、2本は胸に向かって、1本は下腹部に伸びた。先端が対象箇所を捉え、行動に出る。
改造が始まった。
「っ、ぅ、ぁあああっ!」
2本の管が先端の針でラウラの乳首を挟み、ピアス穴を開ける。ラウラが激痛に大声を張り上げる姿を見て、男は湧き上がる欲求に耐えられずにズボンを下ろして己の欲棒を手で慰めようとした。すると、周りにいたナンバーズ全員が体を寄せてきて、男の衣服を全部脱がせてから全身に奉仕を始めた。
「総帥。耳をご奉仕します」
「ふーっ……。総帥の耳垢、頂きます。ぐちゅっ、れろっ、ちゅぅっ、ぐちゃっ」
2名からの至近距離耳元囁きと、舌による両耳穴舐め。
「んーっ、じゅっぶっ、ぢゅっぼっ、ぢゅるるるっ、ぐちゅっ」
「おい、ずるいぞ。私にも舐めさせてくれ」
「私もだ。もっと横に移動してくれ。舌が届かない。あぁ、金玉に届いたぞ」
肉棒と睾丸を同時に攻める、3人がかりの口淫。
「あぁ、総帥の乳首。何と素晴らしい。くちゅっ、ぬろぉっ、ちゅぷっ」
「ぐちゅちゅっ、ちゅぅぅぅっ、はぁっ、んっ、れろれろぉっ」
2名による両乳首舐め。
「ふふ、ケツ穴を狙わないなど浅はかな。ぐちゅちゅっ、ぢゅるるるるっ、ぐちょっ、ぬちょ。ぢゅーるるるるっ、ぶちゅっ、ぐちょっ」
尻肉を揉みしだきながら尻穴舐めと、腸液啜りを行う1人。
「ちゅぱっ、れろっ、ちゅう、くちゅ」
「足の指も、しっかりと舐めさせていただきます。ちゅっ、ぬるっ、ちゅぷんっ」
2人が両足を舐める。
「ぐちゅぶっ、じゅっぶっ、れろぉ、れろぉ。あぁ、なんて美味しい指なんだ」
「さすがは総帥。ぢゅぷっ、ぐぷっ、ぐぼっ、ぢゅる」
残った2名が、両手の指を舐める。
元々はラウラ・ボーデヴィッヒの反応を見て楽しむためだけに作ったクローン十二名に性奉仕させながら、オリジナルのラウラ・ボーデヴィッヒの堕ちる様を眺める。非日常な体験を味わった気分となり、欲望が止まらない。
ピアス穴を開けられたラウラの乳首に、サイズに合ったピアスがバチンと嵌められる。
それと同時に、下腹部に伸びた注射針のような管が大人のお絵描きを始めた。
「うぐっ……、あああああッ……!? っ、ぅぅううっ、あぁあああああっ!?」
下腹部に針の先端を突き刺し、白い肌に毒々しい紫色の模様が刻まれていく。痛みを伴う卑猥なお絵描き。女の子宮を模したデフォルメの絵が、徐々に形を成していく。ラウラの悲鳴とナンバーズの奉仕を同時に受け、男に絶大な快楽をもたらす。自然と、男の口角が吊り上がった。
「最高だ……。これこそ、支配者の特権だな」
男が見ている前で、処置は完了した。十字架からの起動音が止み、ラウラの下腹部には淫紋がしっかりと刻まれている。乳首にはピアスが揺れており、ぐったりと俯いて十字架に磔にされた銀髪のラウラを見て、絵として飾っておきたい光景だと思った。
堕天装置から伸びてきた管が、先端についた小型カメラでラウラの姿をあらゆる角度から何度も激写した。
「もういいぞ」
男はナンバーズに奉仕を止めさせてラウラに近づき、十字架の横のボタンを押した。
すると、立っていた十字架が傾いた。ラウラを上に乗せる形で十字架が横になる。そのまま両脚を拘束していた部分が左右に割れ、ラウラの体を大の字にさせる。男は開かれたラウラの足の間に近づくと、毛の生えていないラウラの幼い陰部に向かって、肉棒の先端を突き付けた。
「や、やめろ……!」
ラウラは異常に弱っていた。軍人であるため、拷問の訓練は受けていただろう。だが、施術中に大声を上げ、今はこうして弱っている。先の大声はおそらく、肉体的というよりは精神的な悲鳴だったのだろう。
ラウラもまた、織斑一夏という存在に惹かれていた存在と聞く。だが、初めてを捧げるどころか織斑一夏の前で裸を晒せないような体にされてしまった。それが、ラウラを追い詰めたのかもしれない。
男の目には、ラウラは酷く弱った兎に見えた。
そう考えると、もう我慢ができない。男はピッタリと閉じた陰裂を亀頭で掻き分け、前戯などなしに小さな膣口に肉棒を押し込んだ。
「うっ、や、やめろ……。それ、は……」
めりめり……。ぐ、ぐぐっ……ズブブブブッ! 小さな穴を亀頭でお構いなしに押し広げ、抵抗感すらも突き破って膣口へと肉棒を挿入していく。男は興奮で荒くなった呼吸をして腰を突き出した。
ズブンッ! 間を置かずに、子宮口と尿道口をお見合いさせる。
「か、はぁっ……!?」
制覇。ラウラの処女を奪い、一つになった。破瓜の血が溢れ出る。
ラウラの幼い体に侵入した雄々しい異物。それが、ラウラの膣壁に絡みつかれながらビクビクと跳ねる。狭さと鍛えられた肉体がもたらす締め付けに、男の肉棒はギチギチに身動きを固められていた。
「初めまして、ラウラのマンコと孕み袋。早速だが、お突き合いさせてもらおうか」
「ふざ、けるな……。これ以上、貴様のような男に好き勝手されて――」
堪るか、とでも言いたかったのだろうか。
その言葉は、ラウラに上から圧し掛かって抱き着く男の口づけで遮られた。小さな口に男の舌が押し込められ、あれよあれよという間に唾液で汚される。男は睨み付けてくるラウラの視線をにやにやとした笑みで受け止め、口内で舌を躍らせてゆっくりと味わった。
「んっ、ふっ、くっ、ちゅっ、ぅ……」
男がラウラの口の中で舌を突き、引っ込んだラウラの舌を追い詰めてにゅるにゅると絡みつける。完全に密着すると、じわじわと粘膜の熱が生じる。蕩けてしまいそうなほどの熱に男が笑みを絶やさずにいると、ラウラの様子が徐々に変わり始めた。
「ふっ……あ、ふ……? ふ、ちゅっ、んっ……」
それまで敵対の感情が籠っていた表情がほぐれ、あどけない顔へと変わる。暖かな日溜まりでうとうととする小動物のように、無警戒な少女。年相応の可憐な表情だった。
男はのたうち回らせた舌をラウラの口から引き抜き、間近でラウラを見た。
ラウラの顔は、真っ赤だった。その顔はまさに、恋する乙女の顔だった。
「何だ、この気持ちは……」
ラウラが、不安そうに瞳を揺らしていた。それを見て、男が告げる。
「お前の、俺に対する愛情が上がったんだよ」
「愛情、だと……?」
「お前は、俺に接触されるたびに俺のことが好きになっていく」
「そんなバカなことが……あっ……」
男は恥ずかしそうに目を逸らすラウラの眼帯を、手で取り払った。
ラウラの左目の瞳は、金色だった。
だが、果たしてこれは本当に適合失敗なのだろうか。男はそうは思わず、ラウラに向かって本心を囁いた。
「綺麗な瞳だ」
男は、ラウラの頬に手を這わせる。
「な、に……?」
ラウラの赤と金の瞳が、男を映す。眼差しは決して敵対者に向けるものではなかった。
見つめ合う2人。やがて、ラウラの瞳から強い意識の光が弱まっていった。男がラウラの頬を舌で舐め上げると、ラウラは明確な悦びを口元に浮かべた。
「おかしい……。どんどん、お前のことが……。くっ……!? 違うっ……! 違うっ!!」
「違わないさ。正しい感情だ」
「これは、まやかしだ……。私が好きなのは――あぁっ……」
男はラウラの言葉を止めようと、乳首ピアスを引っ張った。出来立てほやほやの男の強い征服欲の象徴。もうラウラは男の物なのだ。その事実は2度と覆らない。男の肉棒を体内に受け入れて愛を育んでいる中で、他の男の名前を呼んではいけない。
「お前が好きなのは、俺だ」
「ち、違う……」
「俺だ」
「ちが、う……。ひっ……」
男は、膣内をぐちゅぐちゅと肉棒で掻き回した。ラウラが体を震わせた。表情は蕩け切っている。両手両足を拘束されていなければ、今頃男に抱き付きそうな様子だった。
「さて。お前が好きなのは、誰だ?」
「っ、ふっ……ん……」
男が耳元で囁くが、ラウラは答えない。それに対して、男はラウラの膣内により深く肉棒を押し込んだ。そのとき、ラウラの目に帯びた感情の色が微かに変わったのがわかった。それを好機ととらえ、男はぐちゃぐちゃと膣内を執拗に掻き回す。
「ひぃっ、ぁ、ああ……!」
ラウラの表情が、快楽に蕩けた。その表情に、先ほどまでの理性は見られなかった。
「わ、わたしは、もう……」
「もう一度聞こう。お前は誰を愛している?」
男は改めて問う。その返答は、先ほどと変わらないと思われた。
だが、
「……おま、えだ……」
「もう一度」
「お前だ。私が愛する人は、お前だけだ……」
ラウラのその言葉に、歓喜したのは男ではなくナンバーズが先だった。
「隊長。ようやく自覚してくださったのですね」
「皆で、総帥に一生を捧げましょう」
「総帥が望む者や物を手に入れて捧げ、総帥が望むままに敵対者を殺しましょう」
「これで、隊長も我々の家族です」
アインスを始め、ナンバーズが男やラウラの周囲を取り囲む。肉体的な成長度は異なるものの、そっくりな容姿と声をした同じ血を引く者達。嬉しそうな彼女達を見たラウラの目は大きく見開かれた。
「家族……。お前達が……?」
ラウラの問いに、アインスが代表して答えた。
「はい。我々はあなたの妹。そして、総帥はあなたと我々の父親であり、恋人であり、絶対君主です」
「父親……。主……」
ラウラの視線が、男に向かった。戸惑うような、怯えるような弱い視線。
それを受けて、男も頷いた。
「あぁ、俺がお前の父親で、恋人で、ご主人様だ。そして――」
男はラウラに抱き着いたまま、ゆっくりと前後に腰を動かし始めた。
「お前を、俺の子どもの母親にしてやる」
肉棒が、膣内へと抽送される。黒々とした肉棒が白い体の中へと深くめり込み、姿を隠して内部を蹂躙する。しかし、ラウラの表情に痛みによる歪みは生じない。むしろ、突かれる度に表情は緩んでいった。
「母親。私が、か……」
ずぶッ、ぐちゅ、ぬちゅっ。膣内を肉棒で掻き回す音が響く中、ラウラは嬉しそうに言う。
「母親に、んっ……。なれる、だろうか……」
誰にともなく尋ねた小さな声に、ナンバーズが答える。
「なれますよ、隊長ならば」
「隊長、頑張ってください」
隊長、隊長。次々と、周りを囲むナンバーズの声が降り注ぐ。それは、ラウラを安心させるのに十分だったようだ。
「あぁ、そうか。そうだな……」
ラウラは何かを納得したように呟き、正面の男を見据えた。
「……私でいいのか?」
「あぁ。お前の胎内で俺の子種を受け入れ、孕み、育てるんだ。子育ては苦しいぞ。だが、それも俺のためだ。俺を喜ばせるために、俺の子どもを胎内で育て、そして産み出せ。それがお前の生きる意味だ」
男は腰を激しく振る。膣内を肉棒が出入りし、中を掻き回されるラウラの呼吸が荒くなった。もう愛情度は上限に達しているだろう。ナンバーズの数人がラウラの手枷と足枷を解くと、ラウラは男を強く抱きしめ返した。
十字架の上で、ラウラと男が恋人のように体を密着させて抱き合う。結合部はしっかりと噛み合っている。
「俺の子を産めば、お前のことをもっと愛してやる」
男の言葉が、ラウラの背を押したようだ。
「私に、あっ……。お前の子種をくれ……」
ズブンッ、グチュっ、グチュチュッ。肉棒が膣内を激しく出入りする。
「ん、くぅっ……。か、必ず孕む……」
グチョ、ズブッ、ズブズブッ。
「必ず産む……。約束だ。だから――」
ラウラは、男への愛を包み隠さずに言葉にした。男はその言葉を受け、さらに腰を振った。パンパンッと肌を触れ合わせ、股間をラウラの股に押し付ける。股間から伸びる肉棒はラウラの膣内を擦り、愛の蜜を掻き出して床に落とす。
「私を愛してくれ……」
ラウラの真摯な言葉と愛の籠った眼差し。それを受けて、男は欲望を解放した。
ごびゅびゅびゅるっ、ぶりゅりゅりゅっ、ごびゅーっ、ごぼっ、どびゅっ、びゅるっ。
尿道口から吐き出される白い濁流。向かう先にある子宮口へと押し寄せ、我先にと子宮を白く浸す。べっとりと。たっぷりと。どろどろに。男専用の精液が詰まった孕み袋に変える。
子宮口が、射精を続ける亀頭と熱い口づけを交わす。男の精子を搾り取ろうとするフェラチオのように、子宮口はちゅうちゅうと精液を吸って熱々濃厚のぷりぷりザーメンで中を満たしていった。
ナンバーズが、交尾をする男とラウラの姿を見て自慰を始める。そんな異常な状況に囲まれながらも、男の精を膣奥で受けるラウラは嬉しそうだった。男の肩から覗かせたラウラの顔は、自慰の絶頂で噴き出したナンバーズの潮吹きを受けても、変わらず笑みを浮かべ続けていた。
射精後、男はラウラと抱き合い続けていた。肉棒は小柄なラウラの体内に収まったままだ。精液はいつまでも外に漏れることなく、女性器と男性器は幸せそうに粘膜を触れ合わせ続けている。
温かい。相手の体温を直に感じ、男が幸せを感じていたときだ。ラウラから話しかけられた。
「……おい」
「どうした?」
「私をお前の嫁にしろ。決定事項だ。異論は認めん」
「当たり前だ」
男は腰を軽く引いた後、肉棒で子宮を突いた。子宮の中で、精液の塊がぷるぷると震えた。
「お前の体は俺の物だ。お前だけじゃない。この世の美しい女は全て、俺の物だ」
歪んではいるが、男の愛は本物だ。ラウラ・ボーデヴィッヒだけではなく、周りを取り囲んで自慰をし続けるナンバーズにすらその愛は向けられる。
「私はあくまで、その一人か……」
ラウラは、それでも構わないといって目を閉じた。
男の唇が再びラウラの唇を奪い、口内を蹂躙する。それとともに、腰を動かし始めた。
ラウラの子宮に種を植え付けた男は、堕天室を離れて別の部屋へと移動していた。
亡国機業のアジトの中で、今最もセキュリティレベルの高い場所。指紋認証や網膜認証、暗証番号入力を経て分厚い防壁を何枚も通過した先にある一つの部屋。そこは調整室などと同じ無機質な灰色の鉄壁に囲われている。
広々としたその空間には、警備を行う戦闘員数名と2人分の調整用カプセルが配置されていた。
織斑千冬と篠ノ之束。2人の見目麗しい美女が、緑色の液体で満たされたカプセルに生まれたままの姿で閉じ込められ、酸素供給マスクなどの生命維持装置をつけて静かに眠っている。
男には数多の夢があるが、その中の一つに千冬と束の2人に子を産ませるという夢がある。優秀な遺伝子と自分の遺伝子を引き継いだ赤子を、カプセルの中に浮かぶあの豊かな胸に抱かせるのだ。いつの日かその光景を目にしたとき、男の中にある強い征服欲の一角は解消されることだろう。あくまで、一角に過ぎないが。
「君達、ちょっとこっちにきて尻を突き出してくれ」
「はっ」
「かしこまりました」
男は、それぞれ千冬と束に似た容姿の戦闘員を招き、目の前で尻を突き出させた。そして、戦闘員達が着ていたISスーツの股間部分を手早く開くと、己のズボンから取り出した肉棒を容赦なく千冬似の戦闘員に突っ込んだ。
「んっ、あんっ、ぁあっ……!」
「あぁ、いい気分だ」
まるでオナホールを使うかのごとく気軽さで、前戯もなく膣内を肉棒で味わう男。
その視線は戦闘員にではなく、カプセルの中で無防備に眠る千冬に向けられていた。
「織斑千冬。いつか、絶対に孕ませてやる」
そう言いながら、千冬似の戦闘員の中で精を放った。びゅくびゅくと放った精液を子宮に敷き詰めると、肉棒を引き抜いた。
「お前もだ、篠ノ之束」
そして、精液に塗れた肉棒を、間を置かずに束似の戦闘員の膣内に押し込む。
「ひぅっ、あ、ふっ、あぁっ、ひぃっ」
長い髪を揺らして蕩けた表情をする束似の戦闘員を他所に、膣内で肉棒を扱きながらカプセルにいる束の姿を捉え続ける。近い距離にいるが、まだ遠い存在である束のことを考えて励む性欲処理は刺激的だった。
「全員、俺の女だ。誰も逃がしはしない」
男は、束を見つめたまま戦闘員の中に精液を叩き付けた。
「あぁ、素敵です。総帥」
「一生、飼ってください」
射精後、戦闘員2人に肉棒の手入れをさせる男。2人の頭を撫で、肉棒に這う舌や唇の感触に目を細める。その心地よさにすぐ肉棒は臨戦態勢へと移行し、鎌首をもたげた。
もう一発出しておくか? と男が考えていると、部屋の隅にある連絡用のスピーカーから声が聞こえてきた。
『総帥。入浴と、シャルロット・デュノアの準備が完了いたしました。入浴室までお越しください。繰り返します――』
「……ここまでにしておくか」
まずは、千冬の教え子の体を隅々までしゃぶらせてもらうことにしよう。
男は猛る肉欲を一旦抑え、最後に千冬と束の裸を視姦してから部屋を後にした。部屋には、調整が進行中の千冬と束のカプセルと、敬礼で男を見送る彼女達に似た2人の戦闘員が残された。2人の子宮に押し込まれた精液は、彼女達の手で漏れ出ることのないように蓋をされ、長い時間をかけて膣内に留まり続けた。