Ⅲの勇者がすべきこと 作:ぶれっと・べるん
2人はそんなふうに旅をしていきモンスターをバシバシやっつけあちこちのモンスターに苦しめられていた町を救ったりした。人々の話を聞いていき、魔王の城を突き止めていく。
そんな時──アルシュは今夜もリーメとHをしようとして、リーメを裸にし、足を広げたところでふと、異変に気付いた。
(リーメってこんなにお腹が出てたか──?)
アルシュは最初の頃のリーメを思い出した。いや、たしかリーメのお腹はペッタンコですごく細かったはずだ……。アルシュはある疑念が浮かんだ。
「……リーメ、どうしてこんなにお腹が出てるんだ……?」
「……」
「リーメ、最近、生理来てるか……?」
「……来てないわ。知ってるくせに」リーメは寝そべっていった。アルシュはますますリーメに迫り、「リーメ、もしかして妊娠したんじゃないか!?」リーメはそれを聞き、カアッと顔を赤くした……。
妊娠……。まったく気付かないわけではなかった。最近身体の様子が少しおかしく、ウエストも明らかに太くなっていた。でもリーメはまだ、もしかしたら自分の思い違いかもしれない、と思っていたのだ。でもアルシュにまでそういわれ、改めて自分の考えに真実味が増した気がしてリーメは戸惑った。リーメは自分に子供ができてしまったかもしれないことや、これからのことを気にして不安が広がった。だって、今は魔王を倒しに行く旅の途中なのに……妊娠なんかしてしまったらアルシュに迷惑がかかるに決まっている。
リーメは恐る恐るアルシュの顔をうかがった。アルシュは、驚きと恍惚が混じった顔をして、しばらく呆然としていたようだ。リーメはそんなアルシュを怪訝な顔で見ていた。だがリーメの顔を見て、「ほんとに俺とリーメの子供ができたのかよ!?マジでかよ!?やったあっ!!」とアルシュは叫んだ。アルシュは目をキラキラさせてリーメを自分の膝の間に引き寄せ、お腹をなでた。リーメは戸惑い、「いやじゃないの?妊娠なんかしたら、もうこれまでみたいに戦えなくなって魔王を倒せないかもしれないのよ?」といった。「そんなの子供ができたことに比べたらたいしたことじゃないよ」とアルシュ。どうやら心配は不要だったようだ。
「リーメ、明日病院に行こう、それで子供ができたかどうかちゃんと確かめてもらうんだ」とアルシュはいった。「うん……」リーメはうなずいた。
そして病院で、神官がリーメのお腹に聴診器を当てたり、お腹の中が透けて見える魔道具なんかを使って調べていた。道具を離すと、「間違いなく、あなたは妊娠していますね。大体5ヶ月といったところでしょうか」神官はいった。2人は驚き、「やったな!リーメ!俺たちの子供だ!」と喜ぶアルシュ。リーメは嬉しいやら戸惑いやら複雑な気持ちだった。リーメは両手をぎゅっと胸にあてた。
神官は、妊娠中のすごし方や、出産予定日などを大まかに教えてくれた。
2人は病院を出た。アルシュはまだ気持ちが高ぶっているようでどことなくそわそわしていた。自分の子供がリーメのお腹の中にいて、もう少しで生まれてくるのだ!
アルシュは宿屋に行ってからもリーメのお腹をなでて、嬉しそうだった。リーメのお腹はどう見ても妊娠しているふくらみがあり、神官からも今まで本当に気付かなかったのかと半ば、あきれ気味にたずねられてしまった。
妊娠5ヶ月──およそ5ヶ月前──。つまりリーメは2人が旅立ち性交をしだしてすぐ妊娠していたのだ。猫型の排卵機能を持つ彼女はHの刺激を受けるとすぐ排卵しちゃうのだ。
ただ今晩からは……神官からは妊娠中は性行為を控えるようにといわれた。アルシュはかなり残念だったが、仕方ないとこれからはしばらくSEXを我慢することにした。リーメを抱きしめたりキスすると下半身がムズムズしたが、それを知ってリーメが手でしてくれたり、フェラで出してくれたりすることもあった。あとは1人でオナニーして済ませていた。
魔王の城を探っていくうちに、魔王は下の世界にいるという情報をつかみ、2人はとある穴を見つけてその穴に入ってみた。すると、いきなり身体が落ちてしまった!
「う~ん……」「なぁに?今の……」2人が目を開くとそこは今までの場所とは違った風景が広がっていた。
「どこだ?ここ」2人は驚き、歩いてみた。すると、町を見つけ、さっそく町の人に話を聞いてみた。すると、ここはアレフガルドという聞いたことのない場所だった。
「あれがお城です」町の人はそういい、2人は眺めた。
どうやら、このアレフガルドのある島には大魔王ゾーマと呼ばれるもののすむ城があり、みんなは苦しめられているようだ。
2人はそれを聞き、「俺たちが探していた魔王だ!!」と驚く。アレフガルドの薄暗さもそのゾーマによるものだそうだ。
「夜だからだとばっかり思ってた……」
ゾーマは世界を支配しようとしており、「このまま放っておけば、やがて世界は暗黒に染められてしまう、一刻も早く勇者様が現れてあの魔王を倒してくださらねば……」と町の人。
2人は町の人の話を聞き、「とても大変な状況なのね。でも、、魔王のいる城がわかったのはいいけど、簡単には渡れないらしいわ」「とりあえず、このアレフガルドを旅して魔王を倒すための手がかりを集めていこう!」
そして2人はアレフガルドを旅し始めた。いろんな場所へ行き、いろんな人の話を聞き、その過程でいろいろな情報や、アイテムが手に入っていった。
そして、ある日の休憩中に……「キャッ!」リーメは突然叫び声をあげた。アルシュは振り返り、「どうしたんだよ?」ときいた。リーメは興奮した顔で、「お腹の子が動いたの!」といった。アルシュも驚き、「ほんとか!?」そしてリーメのお腹に顔を当てた。ドキドキして、しばらくお腹の音を聞いていたが、「ちっともわからないぞ」とアルシュはむうっとしていった。「そうしょっちゅう動かないわ」とリーメ。アルシュは「ちぇーっ」と不満げに顔を離した。リーメは嬉しそうにお腹をなでていた。
リーメのお腹は、今では結構大きくなっており、出会った人がたまに妊娠しているのかきいてくることもあった。2人はてれながら、ハイと答えた。
ある日、2人はモンスターに襲われてる町人を見つけ助けてあげた。2人は旅の途中、こんなふうにモンスターに襲われてる人を助けてあげることがよくあった。
モンスターは向かってくる!アルシュはリーメの前に立ち攻撃した!リーメも魔法で攻撃!リーメは後衛タイプであり、お腹が大きくなって激しい動きが出来なくてもそう支障はなかった。モンスターは倒された。
「大丈夫でしたか?」2人はおびえる町人を町までつれていった。
町の人は、2人にこれまでアレフガルドの人々がゾーマの配下のモンスターたちから受けた被害の話をした。たくさんの人が被害を受けており、その被害もひどいものだった。2人は話を聞き、思ったよりひどい現状に眉をひそめた。アレフガルドでの魔物による被害は2人のいたところよりずっと深刻だった。2人は、これ以上被害を増やさぬためにも早く魔王を倒しに行かなければいけないと思った。そして2人は、これまで町を回り、手に入れていた道具で、虹の橋をかけ、魔王の城のある島へ渡った。
魔王城に入る2人。すると、たくさんのモンスターと出くわした!モンスターは2人に襲いかかってきたが、もはやこれまでの旅で強くなっていた2人の敵ではなかった。さして苦労することもなく、どんどんモンスターを倒していく。
そして、城のかなり奥まで来たとき……2人はなにかが戦っているのを見つけた。
「なんだろう?」
近づいてみると、1人の戦士が大きなモンスター相手に戦っていた!2人はしばらく見ていたが、そのうちにアルシュが、「あれは……父さん!?」と気付いた。「お父さん?」リーメは振り向いた。「ああ!小さい頃に別れたっきりだけど、うちにある写真にそっくりだ!」アルシュはその戦士のところへダッと駆け出した。
「くっ!」戦士はモンスターの攻撃を受け、跳ね飛ばされた。アルシュはしゃがみこみ、その手を取った。戦士はアルシュに気付き、「んっ、お前は……」戦士はしばらくアルシュの顔を見つめはっとした。「お前は……!まさか、アルシュ!!」「父さん……」身体を起こす戦士。
「なぜこんなところへ!?」
「俺、アリアハンの王様から魔王を討伐するのを頼まれて、勇者に任命されて旅立ったんだ」
「そうだったのか……立派になって……」
「父さんの息子だったからだよ」
またしてもモンスターが尻尾を振り回し攻撃してきて、「危ないっ!」と2人はあわててバッと飛びのいた。
「うっ……」アルシュの父はケガをしているようで、腕を抑えた。「父さん?」とアルシュ、リーメが駆けてきて「べホイミ!」回復呪文をかけてくれた。「おぉ、痛みが……ん?君は……」アルシュの父はリーメの姿を見た。そして理解し、ふっと笑うと、「そうか、お前たちもう子供がいるのか」といった。「あ、あぁ」アルシュも赤くなってうなずく、「ん?君の顔たしかどこかで……ん~と……」アルシュの父は必死で思い出そうとする。
「そうだ!思い出した!ご近所の魔導士夫妻の娘さんだ!たしか、リーメちゃんといったっけ?」「ハイ」リーメはうなずいた。またモンスターが攻撃してきて、「うおあっ!」とアルシュの父は跳ね飛ばされる。
「ふ……そうか。お前たちがなぁ……」
モンスターは力をためるとそのパワーを吐き出した。アルシュの父はバシルーラで飛ばされた。
「アルシュ!その娘と幸せになぁーーー」そう叫ぶと天井を突き破って飛んでいきアルシュの父は見えなくなってしまった。
「父さん……」アルシュはせっかく会えた父とまた離れてしまい、寂しそうに見つめていた。でも自分の父が生きていたことがわかった。父はかつて魔王を倒すために勇者として旅立った。今度は父に代わり、自分が魔王を倒す時が来た!俺たちがやらなければ世界は救われないのだ!
「ゴガァ~ッ」モンスターはアルシュのほうに向かってきた。その前に今は目の前の敵をやっつけなければ!アルシュは剣を振るった!モンスターの身体が切れ、「グワッ」バタンと倒れた。「メラゾーマ!」リーメがさらに止めを刺し、「グアア~ッ!!」モンスターは完全に倒された。
2人はさらに奥へと進んだ。すると……マントをつけた巨人が後ろを向き、たたずんでいた。2人はそれを見て、魔王だと思い、ゆっくり近づいていった。そいつはこちらへ振り向く。
「よくぞここまで来たな、勇者よ、我は大魔王ゾーマ」
アルシュとリーメはついに魔王との決戦に気を張りつめた。
ゾーマはアルシュを眺め、「お前が勇者か。おぅおぅまだひよっこではないか」と笑った。
「俺はこれでもちゃんとした勇者だ!」と叫ぶ。
ゾーマは、今度はリーメのほうを見た。じっと見つめ、「その女子、腹に子を宿しておるな」アルシュとリーメはドキッとした。ゾーマはニヤリと笑い、「さてはお前の子供だろう。勇者の癖にしっかり楽しみおって」2人はカアッと赤くなった。「ククク……大方親元を離れ2人きりになれて、毎日のように性交しておったんだろう。世界を救う旅の癖に孕ませるほどやりまくっておったというわけか」ゾーマはいやらしくいった。事実をいわれ、2人はカアッと赤くなった。
アルシュは怒って、「よけいなお世話だ!」と叫んだ。リーメは、自分のふくらんだお腹から性行為のことをいわれ、改めて自分たちのしていたことが恥ずかしいことだったことを実感し、その行為をしていることを他人に知られていることでもう恥ずかしさに押しつぶされそうであった。目をぎゅっとつむって耐えた。
アルシュは恥ずかしさを振り切り、「ゾーマ!お前のせいで世界中のみんなが苦しんでいるんだ!もしこれからもお前が世界制服をやめないというなら、オレたちはお前を容赦なく倒す!」と叫んだ。
「おもしろい、やれるものならやってみるがいい。この世は暗黒こそが美しい、死に行くものこそ美しいのだ。勇者よ、お前にもそれをわからせてやろう。さぁ、わが腕の中で息絶えるがいい!」ゾーマが戦う体勢に入った!アルシュとリーメも剣と杖を構えた!
ゾーマはマヒャドを繰り出した!幾千もの氷が2人のもとに飛んでくる!「わっ!」「キャアッ!」アルシュは身をかがめてリーメをかばい、マヒャドの氷から身を守った!
「よくもやったな!ハアッ!」剣を持ち立ち向かうアルシュ!「バイキルト!」直前でリーメが強化呪文をかけた!バシィッ!剣は当たり、ゾーマはダメージをうける!
「凍てつく波動!」ゾーマは手を突き出し、技を出した。「うわあっ!」波動に驚く2人!
「バイキルトが切れてしまった……」
「仕方ないわね!ここは普通に攻めましょう!」
アルシュは剣で攻撃し、リーメはメラゾーマを当てた!ゾーマはアルシュを突き飛ばし、跳ね飛ばされたアルシュ!
「くっ!」アルシュはダメージを受けた。「さすがに手ごわい……」リーメはすぐさま、「ベホマ!」回復呪文をかける。ベホマの光がアルシュの身体を取り巻いた。キズが回復し、「ありがとう、リーメ」とアルシュはいうが、「うぉぁっ!」ゾーマは2人から身体をそむけ、恐れおののいているようだ。
「ん?」2人はなにかと思ってそれを見た。そして「……もしかしてベホマを怖がってる?」リーメは気付いた。2人は顔を見合わせ、リーメが試しに「ホイミ」とゾーマに技をかけてみた。すると、「ぐあっ!」ホイミの光はゾーマのもとではじけ、ダメージになっているようだ。2人は驚き、「リーメ!」「うん!」アルシュがゾーマに剣を振り、リーメはゾーマにべホマをかけた!2人からの攻撃でゾーマはダメージを受ける!
「いいぞ!」2人はさらに攻め続ける!ゾーマはさらに苦しみ、リーメはベホマをかけ続け、アルシュは剣で攻め続け、ついでにもしかしたらと持っていた薬草をゾーマに使ってみてやはりダメージを与えることができた。そうやって攻め続けているうちについにゾーマは、
「ぐふっ」力尽きしゃがみこんだ。ゾーマは弱った最後の力で、「見事だ……勇者よ……よくぞ我を倒した……だが光あるところには闇もある。わしにはわかるのだ。いつかまた何者かが世界を支配し、闇に包まれるだろう。だが、そのときにはもはやお前は生きてはいまい、ワハハハ……(←うろ覚え)」そう笑うとゾーマの身体は溶けるように消えてしまった。
2人はただただそれを見つめていた。すると、「キャア!」リーメが叫んだ。「リーメ?」アルシュが振り向く。「また赤ちゃんが動いたみたいなの!」「ええっ!!」アルシュも驚き、リーメのもとにかがんでお腹に顔をあてた。すると……たしかにお腹からは波動のようなものが伝わってくる。暖かい、生命の波動だ──。アルシュは初めてリーメのお腹の中の生命を感じ取り、感動した。8ヶ月。すでにかなり大きくなったリーメのお腹には、たしかに命が宿っているのだ。
「さっさとここを出よう!」アルシュはいった。
「リレミト!」2人は魔王城を抜け出した。
城の外で……それまで暗闇だった土地がまるで夜があけていくように明るくなっていった。2人は驚いてその様子を眺めた。町の人たちも、明るくなっていった風景にみんな驚いていた。「勇者様が魔王を倒したんだ!!」町の人たちはそれに気付き、みんなワアッと喜んだ。
これで世界に平和が戻った……。2人はあたりを歩いた。暖かな日差し、鳥のさえずり、一面の緑の中花も咲き、植物も喜んでいるようだ。これで悪しき魔物はみんな消え、アリアハンなど元いた場所も救われるだろう……2人は、「とりあえずアリアハンに帰ろう!」「うん!」とリーメがルーラを唱えてみた。
だが……「あっあら?」ルーラは発動せず、2人はその場を動いてなかった。
「どうかしたのか?」
「ルーラが使えなくなったみたいなの」
「なんだって!?」
リーメはまたルーラを繰り返してみたが、やはり、ルーラは発動しない。
「どうして……?」リーメは立て続けに他の場所も指定してみた。
「ロマリア!」「レーベ!」「ランシール!」
だが、やはり発動しない。リーメは戸惑った。
「それじゃ、ラダトームならどうかしら?」とルーラを使ってみた。すると、今度はルーラが発動し、ラダトームへと移動することができた。
2人はラダトームの町へと降り立ち、きょとんとして立ち尽くしていた。
王都ラダトームでは、町の人たちが暗闇から救われた世界に喜び、パーティーをやっていた。国王も出ていて、「これはきっと勇者が魔王ゾーマを倒したのじゃ!勇者を余の前につれてまいれ!勲章を授与したい!」と王様。
町の人が「勇者様の姿なら知っていますよ!魔王ゾーマについていろいろ調べていたのを知っている!」「私も、モンスターに襲われたところを勇者様に助けられたことがありますよ!」「あっ!俺も!」
2人が、魔王ゾーマのことについて調べるため、アレフガルドを旅して回っていたときにしてきたことで、すでに2人のことはアレフガルドでは結構噂になっていた。
「あっ!あの2人は!」町の人の1人が町のはじのほうにいた2人に気付いて叫んだ。「勇者じゃないか!?」「そうだ!勇者だ!」町の人たちがわーっとこちらへやってきた。
そして、「いやー、あなたがたが魔王ゾーマを倒してくれたんですね!おかげでこのアレフガルドにも光が戻りましたよ!」口々に感謝されて、2人はてれながら戸惑っていた。
そこへ王様も歩み寄ってきて、「おぬしらが魔王ゾーマを倒したのか?」と聞いた。「はい」2人はうなずき答えた。王様は、「よくやった!おぬしたちのおかげでこの世界は救われた!祝杯をせねばいかんな!よぉし!これから世界を救った勇者たちをたたえて凱旋パーティーをしよう!みなのもの!急いで勇者たちのためのパーティーの準備をせよ!」と叫んだ。
その間2人は城の中で待たされ、アレフガルドからも勇者を一目見ようと大勢の客が集まってきた。
やがて準備ができ、音楽隊の演奏がなる!城の外では、「勇者さまー!」「バンザーイ!」ワーワーと歓声が上がっていた。王様にうながされ、2人はてれながら群衆の前に姿をあらわした。みんなはワーワー喜んでいる。2人も嬉しくなって顔を赤らめ手を振った。そんなふうに喜んでいる人々の中で、リーメのふくらんだお腹を見て、「あの2人、旅の間やりまくってたらしいよ」「へぇ、世界を救おうとしてたのに、そーゆうことしっかりやってたんだねぇ」などと噂されていることを2人は知る由もなかった。
2人は王様から勲章を授与され、暮らすのに一生困らないくらいの賞金をもらった。王様は、本当は勇者に相手がいても構わず自分の娘と結婚させようと思っていたが、相手の女は妊娠していたため、さすがに諦めざるをえなかったのだ。
2人はなぜかもうアリアハンには帰れなくなってしまったので、このアレフガルドの田舎町に家を買い、そこで暮らし始めた。
リーメはもう出産が近づいていた。リーメは胸からミルクが出始めたことに気付いた。
「ミルクが出るみたいなの」アルシュにいうと、「どれ?」アルシュはリーメの服に手をかけて、胸を確かめた。最初見たときほとんど目立っていなかった乳首は、今では少し立っていて以前よりも目立っていた。アルシュが胸をもむと、リーメの乳首からは白いミルクが滴った。アルシュは、リーメの大きな胸から出るおいしそうなミルクに我慢できずに、はむっと乳首にしゃぶりついた。「ひゃあっ」リーメはびっくりして叫んだ。
アルシュはなおもおいしそうに吸い、続いてもう片方のおっぱいも吸い付いた。
「アッ、アルシュったら……」リーメは赤くなってアルシュの身体に軽く両手をつい立てた。それでもアルシュはやめない。このミルクは赤ちゃんのためのものなのに……赤ちゃんでもないのにこんなことするなんて……とリーメは赤くなって困った。でもアルシュはそのほんのりと甘くやさしいリーメの胸から出るミルクに、こんないいもの子供だけに飲ませるなんてもったいない!と夢中になっていた。
そのうちにリーメに陣痛がきた。苦しそうなリーメにアルシュは急いで産婆さんを呼びに行ってきた。そしてリーメは苦しみ、子供を出産しようとがんばった。アルシュもそばでハラハラしながら元気づけた。
そしてついに……ごろんっと赤ん坊が出てきて、オギャアオギャアと元気な泣き声が聞こえた。その声を聞きみんなはホッとし、喜んだ。リーメはぐったりしながらも感動して涙を浮かべた。
くたくたに疲れて眠ったあとは起き上がりアルシュに抱えられてヨロヨロ赤ちゃんを見に行った。アルシュによく似た男の子だった。人懐っこくて屈託のない顔で、アルシュと同じような黒っぽい髪だったが、リーメの影響もうっすらと受けている。こうして2人はパパ、ママになり子供も一緒の生活が始まった。
リーメは、子供が泣き、困った。初めての子育てはわからないことだらけだった。子供をあやして泣き止ませようとする。そして、胸をペタペタ触られお腹がすいているのだとわかり、リーメはおっぱいをあげてみた。赤ちゃんは嬉しそうにしゃぶりつき、吸っていた。リーメもそれを見て嬉しかった。
アルシュもそれを見ているとうらやましくなり、もう一方のおっぱいをしゃぶりだした。リーメは驚き、「赤ちゃんの分がなくなっちゃうよぉ」というが、「いいんだ!」とアルシュはやめない。赤ちゃんは1人のはずなのにリーメは2つのおっぱいをあげる羽目になったのだった。リーメの胸からはいっぱいミルクが出た。
こうしてアルシュは時々赤ちゃんと一緒におっぱいを吸うのだった。
リーメの出産からだいぶ日にちもたち……アルシュはリーメの身体を眺め、そろそろ大丈夫かな、と思った。
その夜、アルシュは一緒にベッドに入ったリーメを抱きしめ、キスした。そしてリーメを見つめ、「俺、リーメとしたい」といった。「アルシュ……」リーメはカアッと赤くなった。
そしてリーメを押し倒す!「アッアルシュッ……!」戸惑うリーメだが、「ずっとガマンしてたんだぞ!」と服を脱がせていく。そして身体をもぐりこませる。「あぁ……」リーメは入ってきた懐かしい感覚に眉をゆがめ、恥ずかしさを感じた。「く……っ、うっ……」アルシュも久しぶりのHに身体が喜び、思わずもらしそうになった。リーメは出産を経験したが、あそこのきつさは出産前まで戻っていた。彼女の膣は、もともとSEX後に広がっても少したてば、アルシュのあそこがギリギリ入るくらいまでしまってしまうのだ。アルシュが一番気持ちいいと感じるしまり具合だ。
アルシュはあまりの気持ちよさに夢中になって腰を動かし続けた。出産したあとだから今は近くのベビーベッドに子供が寝ている。リーメはそれを思うとなんだか恥ずかしかった。
「あっ、あっ……あんっ」「リーメ……!」ちゅっと唇を押し当てるアルシュ、「んん……」
リーメのお腹はもうほとんどペタンコに戻っていて、妊娠前と同じく美しかった。でもムネは、子供ができたことで、以前よりも明らかに大きくなり、バレーボールみたいな大きさであった。アルシュはまたリーメのゆさゆさと揺れる大きなムネを吸った。リーメはますます恥ずかしい気持ちになる……そして性器に感じる気持ちよさはどんどん高まり続け……
「ああ!」「う……っ!」2人ともイったのだった。アルシュはたまっていたものを思う存分吐き出した。
「はぁ、はぁ……」2人とも身体をほてらせぐったりと寝そべっていた。久しぶりのHはとても気持ちが良かった……。
結局その夜は合計6回、リーメが参ってしまうまで2人の行為は続けられた。
子供が生まれてから、リーメは子供にたくさんかまうようになってアルシュは少しヤキモチをやいたりもしたが、夜はこうしてリーメを独り占めできるのであった。
そんな生活を続け、またリーメはお腹に子供がいることに気付いた。アルシュは残念ながらまた以前のようにSEXできない生活になってしまった。そして出産するとまた毎日Hをはじめるのである。2人は子供ができたような気がしても、まだ気のせいだろうと考え、かなり妊娠がはっきりするまでHをやめなかった。そんな生活が数年続き……2人の間には8人もの子供ができていた。
子供たちはみなかわいらしく、子供たちとの暮らしは幸せだったが、2人は子供の顔を眺めながら以前から時々こう考えていた。──子供たちを自分たちの親に見せてあげたいと──。だが、2人はもうアリアハンへは帰れなくなってしまったことで、その願望が叶わぬまま時をすごしていた。が、あるとき、ふとしたきっかけでアリアハンへはバシルーラを受ければ帰れることを知った。そこでアルシュたち家族は魔法使いに頼み、バシルーラをかけてもらってアリアハンへ帰郷した。
久しぶりに見る懐かしいアリアハンへとたどり着き、アルシュの家に帰るとそこには母親と、それに魔王城であった父親もいた。両親はアルシュとその家族を見て驚き、喜んでくれた。子供の数を見て、いささか驚いていたが。子供たちのことをかわいがってくれた。その後リーメの実家にも行き、子供たちを見せ、リーメの両親も同じように驚き、喜んでくれた。
彼らはこうして元の世界とアレフガルドとを自由に行き来できるようになった。その後、元の世界に帰ってからも子供はまた生まれた。
アルシュたち一家は基本はアリアハンで暮らしていたが、やがて子供たちは独り立ちをしていき、生まれたところで暮らしたいと、子供のうちの何人かはアレフガルドへと戻っていったという。
◇おまけ◇
赤ん坊のころ……母親同士が仲が良く、ちょうど同じ年頃の子供を持つこともあり、アルシュの家にリーメの母がリーメを抱いて訪ねてくる。アルシュのいるベビーベッドに入れられるリーメ。かわいい2人を見て微笑む母親たち。向こうでお茶しながらしばし世間話に興じる。赤ん坊のアルシュにキスされ嫌がりのけようとするリーメ。バブバブいってる2人に、「仲がいいのね」と母親たちは微笑ましそう。
小さいころ……いつも一緒に遊んでる2人。いつもキスしてくるアルシュだが、リーメに、こういうのは本当に好きな人とだけするものなんだから、と止められ、それ以後やめる。
12歳のとき……長いことガマンしてたけどまたキスしたくなったアルシュはリーメにキスしようとする。やはり止められるが、リーメのことが好きだからと告白する。ついでに将来結婚すると約束し、胸を触ることも許してもらう。