※この作品はR-18です。

ゆらぎ荘の幽奈さん 宮崎母娘 痴漢陵辱   作:perv

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宮崎日和 1話

 ガタン…ゴトン… ガタン…ゴトン…

あの悪夢のような出来事から約二週間。

日和はあれから乗る電車を変えて通勤するようにしていた。

少し時間はかかるが女性専用車があるので、痴漢に遭う心配は無用だ。

そうでもしないと、精神が張り裂けそうなのだ。

 

 心労がたたって、体調さえも崩してしまった。

「ママ…顔色良くないけど、大丈夫?」

娘の千紗希にも余計な気を遣わせてしまう。

「…ええ、大丈夫よ。別に何ともないから…」

「本当…?」

笑顔を無理やり作ってみせるも、その力の無い声と表情が何か良からぬ事があった事の証左であった。

 

 もう、なんで痴漢なんてこの世に存在するの…!!

という憤りは、不思議と湧いてこなかった。

それを上回る恐怖が、怒りを押し潰してしまうからであった。

尻や胸を軽く触られるだけならここまで引き摺る事はなかっただろう。

あの男の体感した事のない気色悪さが日和の心にトラウマを植え付けていた。

 

 鼻が曲がるような悪臭に、あの粘り付くような声、口調。

『ハァッ、ハァッ…軟らかいおっぱいだ…ハァッ、すごい、こんなデカパイ初めてだよぉ…』

耳の中にへばりついているかのように、頭の中で反芻する男の言葉。

普通、痴漢というものは逮捕されるリスクを恐れて、恐る恐る行為に及ぶものだ。

それが、あの男の場合は全くリスクを恐れていないようであった。

満員電車の中とはいえ、がっしりと背後から抱き付いて力任せに乳を揉む。

流石にその行為を見ていた人もいたのではないか?

あれだけ派手に動いていれば誰か気づいていてもおかしくないはずだが。

いずれにせよ、平気でそういった理に適わないような行為に及ぶ相手に、人は恐怖心を抱く。

痴漢されている最中にも感じた、男の不条理さ、不合理さ。

それは二週間経っても日和の心に影を落とし続ける。

 

 さらに、あの下半身に擦り付けられた股間の感触…。

あれは紛れもなく、『日和とセックスしたい』という体を使った表現。

異性とセックスしたい、性的欲求は大抵の人間は持っているものだ。

それは娘のいる日和なら尚更分かっている事。

ただ、男のあの理性の欠片も感じない表現の仕方には身の毛がよだつ。

ごく一般的な男であれば、会話をして、仲良くなって、付き合って、そこから…どうのこうのしようという寸法になるものだ。

しかし、あの男の場合は『この女気に入った。チ○ポをマ○コにぶち込もう』といういきなり結論に達そうとしていた。

こちらの気持ちなど一切考えず、己の性欲だけで衝動的に動く相手を、日和は同じ人だと認められない。

あれはもはや悪魔である。

 

 

 ガタン…ゴトン… ガタン…ゴトン…

朝の通勤ラッシュから一段落置いた午前10時。

車内にはブラックのスーツに身を包んだ大人達よりもカジュアルな格好の学生達の方が目立つ。

日和は今日は研修で別の支所に行かなければならなかった。

いつもと違う電車に乗り、いつもと違う時間に乗る。

だから何かあるという事は考えなかったのだが、あんな事が二週間前あったばかりだ。

不慣れな出勤にどこか心がざわつく。

 

 満員電車ではない代わりに、この電車には女性専用車両がなかった。

学生がほとんどを占める車内に不穏な空気はなかったが、やはり心が落ち着かない。

それほどまでに、あの出来事は日和の心に傷を負わせた。

道行く男達の視線が気になる。

いつから自分はこんなに臆病になってしまったのかと、日和ってしまう。

『晴れた良い天気。晴天』という意味である自身の日和という名前。

今や彼女の心中は曇天そのものであった。

洒落にもならない。

 

 「次は~●●~●●~。お出口は~…」

(もうっ、なんでこんな時にいないの…!!)

痴漢に対する怒りは湧かなくとも、愛する夫に対する怒りはおのずと湧いてきた。

こんな時頼りになるのはやはり夫だけである。

彼に先日の事を言えば、自分の仕事の時間を削ってでも助けてくれたかもしれない。

通勤・帰宅時についてきてくれたり、車で送り迎えしてくれたり、代わりに警察に言ってくれたり…

 

 しかし、その夫は海外出張で家を離れているのであった。

客観的に見て日和ほどの魅力的な妻がいて浮気をする心配はなかったが、やはりこういう時に女一人だけ心もとない。

ただ、仮に夫が傍にいたとして、痴漢された事を素直に言えただろうか。

相手は得体の知れない悪魔のような男だ。

もしかすると、夫にも何か危害を加えられるかもしれない。

自分のせいで大切な家族が酷い目に遭う。

それだけは想像さえもしたくなかった。

 

 プシュウウウ

「●●~●●~」

電車のドアが開くと、車内で急に雑踏が入り乱れる。

どうやらこの駅は人の出入りが多くなるポイントのようだ。

普段この電車を使っていないせいで分からなかった。

満員電車、と呼ぶほどの人の押し合い圧し合いは無いものの、余裕のあるスペースはほとんど人混みで埋められてしまう。

 

 プシュウウウ

ドアが閉まり、電車は次の駅へと向かう。

日和は一人薄ら寒い思いをしていた。

おそらく、この人混みであれば軽く胸や尻を触ったとしてもあまり目立たない。

またあのような事が起こるのではないか。

電車が揺れて少しカバン同士が触れただけで身体がびくりと硬直してしまう。

 

 もし、触ってくる男がいればその時は素直に助けを求めよう。

それが一番楽になれる。

恥じらっている余裕などない。

よし、言おう…!

一人で勝手に身構えているのは自分でも馬鹿馬鹿しいとは思う。

だが、もうこれ以上トラウマを植え付けられるのは嫌だった。

 

 ガタン…ゴトン…

車窓には移りゆく街の風景。

爽やかな昼だった。

フレッシュな若者達で車内は賑わい、陽光が車内を照らす。

こんな平和な雰囲気の中、まさか、あの悲劇が再臨しようとは日和は思いもしなかった。

 

 さわ…さわ…

最初はたまたま混み合った車内で体が触れてしまっているだけなのだと思いたくもなかった。

だがそれはすぐに確信へと変わってくる。

これは、間違いなく自身へと向けられた痴漢行為であると。

尻をさするように撫で回し、服越しにお互いの体温が伝わるほど密着してくる。

後ろから相手の鼻息が聞こえる。

間違いない、これは…

 

 …叫ぼうと思っても言葉が出なかった。

喉が灼きついているかのように、乾燥しているみたいだった。

声が出ない。

なんで…?触られるまでもなく覚悟していたはずなのに…!

元々、電車の中という場所が普段大声を出すような場所ではない事も影響しているのかもしれない。

だが、それにしても、声が出なかった。

まるで金縛りにあったかのように、体が動かなかったのだ。

 

 「ハァ…ハァ…」

あの時と同じだ。

相手はどんな男なのか分からないが、臭くて不快な吐息が聞こえてきた。

尻を撫でていた手が徐々に上へとせり上がってくる。

(い…や…!)

これもあの時と同じであった。

毒蛇のような両手がいやらしく腰をつたいながら、膨らんだ果実の方へと向かっていって…

 

 がしりと日和の手が相手の手を掴んで抵抗する。

(もう言おう…言わなきゃ…!)

我慢の限界であった。

このまま怖気づいて言わなければ、また不条理な恐怖に苛まれる日々が続くだけだ。

痴漢に遭った直後は仕事さえままならないような精神状態だったのだ。

痴漢を許してはならない。

日和個人としてだけではない、女性の敵として痴漢は然るべき罰を受けなければならない。

怒りが恐怖に打ち勝ったその瞬間であった。

 

 

 急に日和の目の前で座っていた若い男二人が立ち上がる。

まだ次の駅までは時間がある。

何かあったのかと驚いていると、なんとその男達が日和の体に触れてきたのだ。

「なっ…!?」

思わず声を上げてしまう日和。

男は見た目からして、いわゆる不良、もしくはDQNと呼ばれるような人種に見えた。

金髪に染めたモヒカン頭に刈り込んだサイドには剃り込みを入れている。

もう一人は黒髪をオールバックにして、金色のメガネや時計を身に着けていた。

「げへへへへ…」

口の端を歪めて、下品な笑みを漏らす男達。

背後にも痴漢がいるのに、正面からもさらに痴漢。

パニック状態に陥る日和の脳内でもはっきりしていた。

この男達は全員グルなのだと。

 

 (集団で私を狙いに来たって事…!?でも、なんでそんな事を…?)

不可解にも程があった。

が、要は、日和は自分がそこまでして狙われるような存在だと自覚していなかったのだ。

道を歩けば10人の男が10人振り返り、女性なら誰もが羨む美貌。

それだけでなく、バストサイズ100を超えるのではないかと思われる爆乳。

身体のメリハリを鮮明につけるくびれた腰に、引き締まったすらりとした下半身。

人の目を引くに十二分すぎる見た目であった。

そんな目立つ見た目をした女なら付け狙われていてもおかしくない。

 

 「おねーさぁぁん…俺達と遊ぼ?」

「うへへへへ…聞いてた通りとびっきりの美人だなぁ…」

男二人がなれなれしく日和の体を触ってくる。

「やっ!」

体を揺さぶって男の手から逃れようとする日和。

しかし、後ろから別の男にしがみつかれていて、上手く身動きがとれない。

 

 「おっぱいでけぇな…こんなでけえの初めて見たかも」

「たまんねえよ…今すぐパイ○リしてえ…」

劣情を剥き出しにする男達。

日和の乳房を触って、掌でゆさゆさと重みを確かめるように揺らしてみせる。

顔を見合わせて笑い合う表情がなんとも間抜けに見えた。

 

 (やばい…このままだと…!)

前回以上の悲劇になる事は間違いなかった。

まさか集団で狙ってくるとは。

明らかに計画的なものである事は分かった。

しかし、誰がこんな事を計画するのか。

分からない。

目の前にいる男二人は全く見も知らない連中である。

 

 ふと背後にいる男が気になった。

さっきからがっしりとしがみついて、日和の体を撫で回してくる。

むしょうに素顔が気になるのだ。

見えていない相手に痴漢をされる事が余計不気味なものであるから、相手の素顔くらい把握しておきたい。

そういう理由もあった。

だが、そんな事よりももっと気になる理由があった。

 

 触られ方が2週間前のあの頃と全く同じなのだ。

周囲に悟られる事を恐れもしない、あの野蛮でいやらしい触り方。

後ろからでも漂ってくる汚臭とも表現すべき口臭。

そして、膨らみつつある股間をふとももの辺りに押し当てて、擦り付けてくる。

そう、こんな事を計画してくるのは一人しかいない。

「ハァ…ハァ…相変わらずえっちな体しまちゅね~」

 

 「嫌ぁああっ!!」

塞がりかけていたトラウマをほじくり返すあの声に思わず声をあげてしまう日和。

流石に声が大きかったか、周りもこちらを気にしている。

その勢いのまま助けを求めれば良かった。

だが、なぜか、助けを求める声は出なかった。

相手があの男だと分かった途端、そしてその男がここまで執着してきた事を思った瞬間、恐怖の余りに助けを求めようなどという考えは

とっくに頭の中から消え去っていた。

 

 

 (なんで…!?なんであの男がここに…!!?)

使う電車も時間帯も変えた。

ましてや今日など研修で普段とは全く違う時間帯、電車に乗っているのだ。

それが何故、ここにいるのか。

理解できなかった。

…いや、理解できなかったのではなく、理解したくなかった。

 

 「ハァハァ…んん~、声を出されると面倒だなぁ…おい君達」

「へい」

背後の男が指示するような事を喋ると、いきなり目の前にいる男が日和にボールギャグを噛ませる。

「ん゛ん゛っ!」

くぐもった声を出す日和。

だが、もうこれで叫んで助けを求める事はできない。

絶望に青ざめる日和とは対照的に、男達は絶好の獲物をモノにできると色めきだつ。

 

 

 「「「ぐへへ…」」」

ボールギャグを噛ませたのが合図だと言わんばかりのタイミングで、他の周りにいた男達もこちらを向いてくる。

(嘘でしょ…?まさか…)

やはりそいつらもDQNのような見た目をしていた。

強引に日和の腕を封じると、もう逃げる手立ては皆無となった。

5、6人の男が日和の周囲を固めて、もはや他の乗客の視線など全くこちらへ向いてこない。

 

 「ずるいですよ先輩~、こんな美女を前にしてもうちょっと我慢しろだなんて」

「しょうがねえだろ。そういう計画だったんだから…」

「へへへ…爆乳美人人妻たまんねーな」

男達は好き勝手に下品な言葉を日和にぶつける。

まるで日和の身体を私物化するかのように、雑に扱い、好きに触りまくる。

確信した。

今、日和に後ろから抱き付いてる男はこの二週間ずっと、日和にまた痴漢できるよう計画していたのだ。

日和がどの電車に乗るか、どの時間に乗るか、どんな用事を控えているか。

もしかすると、どんな職業に就いているのか、年齢は幾つなのか、家族構成は、住所は…

そんなところまで調べがついているかもしれない。

いずれにしろ、『今日日和は研修でいつもと違う時間帯にいつもと違う電車に乗る』事が分かっていなければこの計画は不可能だ。

きっと人手を割いただけでなく、異常な執着心を持って日和の私生活に迫ったのだろう。

それを考えるだけで吐きそうな気分になる。

日和はこの二週間そんなストーカーまがいの事をされてるなど全く思いも寄らなかったのだから。

 

 「んふふふふぅぅぅう…ささ、みんな腕と脚を抑えて…」

男達の中でも断トツで臭くて気持ち悪くて不快な声が聞こえる。

背中に抱き付いていた中年男が日和の目の前にやってきた。

周囲にいるDQN男達はこの中年男の舎弟か、もしくは金で雇われた連中なのだろう。

皆、大人しく中年男の言う通りにしている。

 

 「ハァ、ハァ…久しぶりだねぇぇえ、綺麗なおねーさん」

こうしてあの悪魔の顔をまじまじと見るのは初めてだった。

太っていて背が低くて、とにかく情けない見た目をしているのは分かっていたが、顔は醜悪そのものだった。

鼻は潰れたように低く、腫れぼったい目はとっくの昔に輝きを失っている。

悪臭を撒き散らす口からは歯が欠けているのが覗き、中途半端に禿げ散らかした頭がまた汚らしい。

年齢は50代前後といったところか、当然日和よりもずっと年上だ。

 

 そんな自分の父親でもおかしくないような歳の男が、鼻息を荒げながらしがみついてくる。

あまりの気色悪さに背筋が凍る。

そんな50代前後のおっさんが恋慕に囚われた少年のように自分の事をつけ回していたのかと思うと、気持ち悪くてしょうがないのだ。

中年男は日和の腰に手を回して、抱きすくめてくる。

「ハァハァ…んふー…良い匂い」

正面から抱き付いたまま、顔を日和の爆乳に埋めてきた。

軟らかくも弾力のある乳房は日和の気持ちとは裏腹に中年男を優しく迎え、シャツ越しに潰れたような様相を呈す。

 

 すん、すん、と鼻を鳴らす音が聞こえる。

日和の身体から漂う女性特有のフェロモン臭が中年男を甘美な感覚へ誘う。

加えて、夢にまで見たあの爆乳に包まれているのだ。

股間の怒張は既に限界にまで膨れ上がり、お互いのズボン越しに性器が触れ合う。

 

 「んふ…ぅ、おっぱい…おっぱい…おっぱい…ハァハァハァ」

「ん゛ん゛ぅ゛っ!!!」

(嫌ああああああああああ!!!)

締め上げんばかりの力で腰を抱き、ひたすら顔を押し当てる。

シャツとブラ隔てて中年男の顔が胸の中にある訳で、日和は女性としてこの世に生を受けた事を後悔するほど不快な気分にさせられた。

時折漏れて地肌に触れてくる吐息や鼻息がとてつもなく気持ち悪い。

さらに、中年男が正面から抱き付いた状態で腰を振ってくるのが最悪だった。

周りにいるDQN男達は「羨ましいぜ…」「いいなー俺も埋もれてー」などと喋りながら、頭の悪そうな腑抜けた表情でそれを見ている。

服さえ着ていなかったらとっくに突き入れられていたのかと思うと寒気が止まらない。

 

 突然、真っ白なシャツに赤い染みが広がっていく。

「…ッ!??」

何事かと慌てて、もがき出す日和。

しかし、卑しい見た目からは想像もできないような強い力で抱き付かれているせいで、身動きがとれない。

一体、この赤い染みは何?

答えは中年男が顔を上げた瞬間に分かった。

 

 「ハァ、ハァ…興奮しすぎて、鼻血…出ちゃった」

中年男が歳に不相応な無邪気な笑みを浮かべながら、血だらけになった顔を見せる。

過剰な性的興奮で鼻血を出すなど漫画でしか見た事がない。

DQN男達も「マジかよ…」といった風体でケラケラ笑っている。

それだけ中年男が自分の身体で興奮しているという事が物凄く気持ち悪かった。

好きな男が鼻血を出すほど興奮したというなら、それは女性として嬉しい。

だが、嫌いな男に興奮されても、自分の身体が道具扱いされているみたいで不快感が募るだけだ。

 

 DQN達から渡されたティッシュを鼻の穴に詰めて、再び触りに来る中年男。

今度は頭を埋めるだけでなく、片手で背中を抱えてもう片手で乳房を揉みしだく。

それも前回のような、乳房の重みや形を確かめるような触り方でなく、欲望に任せた鷲掴みというような揉み方であった。

片手だけでは辛抱ならなかったのか、すぐに両手で乳房を揉みまくってくる。

 

 (嫌っ!痛い!)

女性の気持ちを全く考えていない触り方に辟易する日和。

中年男は目を血走らせて、自身の掌で思い通りに形を変える乳房に夢中になっていた。

歩くだけで揺れるような爆乳。

男としては揉んで揉んで揉みまくってやりたい、それが本音だろう。

 

 

 「へへへっ…このケツもたまんねーよな…」

「パンツスーツってのが良いよな、体のラインが浮き出てさ」

「旦那と毎晩パコパコしてんだろ?エッチなおねーさん」

DQN共が周りから下品な野次を飛ばしてくる。

中年男に代わって背後から日和に抱き付いているDQNは片腕で日和の両腕を抑えながら、尻を撫で回している。

他の男もどうにか日和の体の一部分にでも触れようと、手をとって服越しに股間に擦り付けたり、極度に体を寄せ付けたりと我慢できないほど欲情してきてるのが伝わってくる。

すらりと伸びたふとももにすがりついて、頬摺りしている者さえいた。

なぜ、こんなにも自分が見ず知らずの男共に欲情されて卑猥な事をされなければならないんだろう。

なぜ、自分がこんな事をされなければならないのか、何も悪い事はしていないのに。

理不尽だ。

怒りというよりも、心の底から泣きたくなるような悲しみの感情が湧き上がってくる。

 

 「次は☆☆~☆☆~」

車内アナウンスでハッと気付く。

もう研修で降りなければならない駅に着きそうだという事に。

痴漢されているせいで周囲の状況など全く見えていなかった。

(まずい…!もう降りなきゃ!…でも)

この状況で降りるのは、無理だ。

女性である自分が強行突破しようにも、大の男7、8人に囲まれているのでは不可能。

次の駅で降りて折り返せる見込みも立っていない。

ならば助けを求めるしかない。

しかし…

 

 「ん゛っ!ん゛ん゛~~!!ん゛ーーー!!!」

力の限り叫ぶもギャグボールの出来が不幸にも良く、それは声にならない音となってそれは雑踏の中へ消えてゆく。

(どうしよう…!?研修に遅れる訳にはいかない…!でも、どうやって…)

焦る日和。

脚を動かそうにも、すがりついているDQNがいて動かせない。

まるで全身が着衣のまま水浸しになった時のような重圧感だ。

プシュウウウウ

ドアが開いても、日和の体はその思いとは別に、欲望と姦邪の海に沈んでいく。

 

 「ドアが閉まります。ご注意ください」

プシュウウウウ

日和の望みは絶たれてしまった。

研修に遅刻する事など絶対に許されない。

本社から役員も来るのだ。

ビジネスマンとして自身の社会的な立場がゆらめく危惧とともに、もう一つの不安がふいに湧いてくる。

 

 ーーーこの男達は自分をどこに連れて行く気なのか。

このまま永久に痴漢し続けるつもりなのだろうか。

いや、それはない。

いくらこの男達が肉欲を滾らせた変態だとしても、どこかで区切りを付ける。

じゃあその『どこか』とは、どこなのか?

この果てしない地獄の終焉はどこにあるのか。

その問いに、日和は答えを出せなかった。




次回から本格的なエロパート入ります。

余談ですが、一応僕の中では日和ママの身長が168cm、キモオヤジが162cmくらいだと思って書いてます。
背の高い美女が辱しめられるのが好きなんで。
ゆらぎ荘のキャラはメイン4人が公式で身長公開されてますが、全体的に低めですよね。
日和ママの公式設定を早く見たいです。
勿論日和ママ回も…
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