◆ ◆ ◆
森は相変わらず鬱蒼としている。木漏れ日は少なく、湿気がこもってムシムシとしており、蒸気で作った湖の中にブチ込まれたような気分になる。
ねじくれた巨人のようにヌゥッと林立した木々や、成人の腰の高さまで伸び放題になった雑草が密に生える光景は、物語の中に出てくる"魔性の森"そのものである。
――"魔性"。その言葉は言い得て妙だと評せる。ここはまさしく、"魔の
そして今日も、この森の中で魔に染まった性を弄ぶ一団が居る――。
「もぉー良ーかぁーい」
木々の間を木霊する、男の大声。その調子は興奮と愉悦に満ちたもので、胸の高鳴りが想像できようというものだ。
(いや、もう暫くだ)
男の声に返答するのは、実体を伴った声ではなく、男の思考に直接響く言葉である。その声は男のものと違い、極めて無機質な声であるが――その奥底には、今にも荒い息を繰り返しそうな高揚がチラリと読み取れる。
「早くしてくれよぉー。オレのチンポったらもう待てないって
こう語る男の正体は、ご存じのカズマである。苔蒸した巨木に腕を置き、そこに目を被せて目隠しした状態である。隠れん坊の鬼をやっているような出で立ちだ。
(いつもとは勝手が違うのだ。手間が掛かる故、もう暫く時間が掛かる。
もう少し辛抱しておけ。辛抱する分だけ楽しみは増えるものだと、何処かの偉い人が言っていたぞ)
そうカズマの思考内に答えを返すのは、この鬱蒼たる森に棲み着く異形の元人間――怪蜘蛛ジキテリオである。彼は意識は一つらしいが、大型の蜘蛛の体を幾つも有すると云う、ややこしい存在である。カズマはこの蜘蛛が一体どんな意識で複数の体を動かしているのか、興味を抱く事もある。
怪蜘蛛ジキテリオは、大型の蜘蛛とは言え、そのサイズはせいぜい手のひらに乗るくらいである。力はカブトムシ程も無いし、人の命を脅かすような毒もない。そんな彼(もしくは彼ら)の"怪物"と呼ぶに相応しい特技と云えば、腹部から射出する粘液上の蜘蛛糸である。
この糸はある一定の条件下を除いては鋼よりも余程強靱な耐久力を有する。よく伸びるし、斬撃にも捻りにも強い。そして何より、女性に付着すると、彼女の性感を増幅させると同時に、ジキテリオに性感を共有させるという特性がある。
この糸を使い、ジキテリオは女性の性的快楽を
「オレは我慢とか、そんな禁欲的な事には飽き飽きしてんだよー。この世界に来たばっかりの頃に、うんざりする程味わったからさー。
オレは今、刹那に生きてるんだよー。
だから、早くしてくれよー」
(そう焦るな…もう少しだ…)
ジキテリオがカズマに急かされながら取り組んでいるのは、4人の女性を蜘蛛糸でギチギチのグルグルに巻いて拘束する作業である。4人は体格差が激しいので、普通に蜘蛛糸で巻いただけでは誰が誰だか分かってしまう。だから、普段よりもずっと分厚く糸を巻き、4人の体型差が分かりにくくなるよう調整しているのだ。
さて、ジキテリオが拘束している4人の女性とは、勿論…。
(出来たぞ、肉欲卑しき男よ)
「おおー!」
ジキテリオの声に素早く反応したカズマは、苔むした巨木の幹から跳ねるように離れ、背後を振り向く。
そして、周囲に比べて草の密度が比較的疎らな大地に、尻を突き出して四つん這いになった4体の蜘蛛糸に覆われた女体を眺めると、ペロリと舌舐めずりする。爛々としたイヤらしい輝きが瞳に灯ると同時に、ズボンの内側ではイチモツがムクムクと一気に膨張し、テントを張る。
「さあー、どれにしようかなー? んー?」
カズマはガサガサと草を踏み分けながら、横一列に並んだ女体の元へとゆっくりと歩み寄って行く。
この4人の女性こそ、カズマとジキテリオによって肉欲に引き込まれた美少女並びに美女。女神アクア、紅魔の魔術師めぐみん、聖騎士のダクネス、そしてリッチにして魔王軍幹部のウィズである。
今回のこの、謂わば"くじ引きセックス"は、カズマが発案したものだ。この変態的な趣向に対して女性陣4人は、ドン退きする事も抗議することもなく、むしろ瞳の奥にハートを灯らせて快諾していた。
この時に至るまで、カズマと女性陣4人は、ほぼ毎日のようにこの森に通い詰め、ジキテリオの蜘蛛糸を利用した乱交に興じていた。カズマが女体に溺れるのは勿論、女性陣もカズマの膨張率の大きいイチモツとジキテリオによる性感増強の虜になり、この
だから女性陣は、カズマの発案した更に淫らでスリリングな提案を受け入れたのである。
「そうだなー、今日は巨乳を貪りたい気分だからなー。ダクネスかウィズが良いなー」
そんな事を語りながら、カズマは4人の女体の突き出された尻をネットリと撫で回しながら、物色する。
分厚く巻かれた蜘蛛糸をいくら触っても、中の様子を把握することは全く出来ない。ただただ、ゴムのように少し粘り気を感じさせる、滑らかな感触が伝わってくるばかりである。中に閉じこめられている女性からしても、カズマに触れられている感触は全く感じない。
女性達は皆、無明にして無音の世界で、胸を高鳴らせ、股間の秘裂をジュンと濡らしながら待ち受けている。自分の
(私の胸をあんなに賤しく舐め回すように見つめていたカズマだ。私を必ず選んでくれるはず…!)
(私とカズマは、赤い糸で結ばれているんです! カズマは例え目を瞑っていても、この私を選んでくれます!)
(カズマと付き合いが一番長いのは私なのよ! どれほど蜘蛛糸が私の事を覆おうとも、カズマの鬼畜アイなら私を一発で看破できるはず…!)
(カズマさん…! 私はここです…!
お願いですから、私を選んでください…!
こんなギチギチに拘束されてしまうと…体が
4人がそれぞれの期待を胸に、胎内へと分け入ってくる男性を待ち受けていると…。
「よし、こいつにしよう!」
カズマは右から2番目の女体を選ぶと、ポンポンと軽く尻を叩きながら、ジキテリオに声をかける。
「こいつの尻の糸を無くしてくれ。
こいつにブチ込むことにした」
(了解だ)
ジキテリオはガサゴソと十数匹の群で動き出し、カズマが指した女体の尻の周囲へ集合。そして、アゴでもって糸にかぶりつき、
ジキテリオの糸を壊す方法は2通りある。1つは今のように、ジキテリオ自身に破壊させる方法だ。一般的な蜘蛛同様、ジキテリオも自分の糸を食べる事で体内で再利用できる能力を有しているようだ。
もう1つは、人間男性の精液をブッ掛けることだ。こうすることで、ジキテリオの糸は水に付けた綿飴のように溶融できる。
カズマはよく精液を使った方法で糸を溶かしていたが。今の状況の場合、精液を搾り出すには自慰行為をしなければならない。そんな虚しさを避けたのである。
さて、数分の内にジキテリオは蜘蛛糸を食い破り、女性の尻を露出させる。
「アクアかめぐみんか?
おっぱい揉みながら
とりあえず、バックからの挿入を楽しみますかねぇ」
そう独りごちながら、サッサとズボンとパンツを脱ぎ去る。そして露出した、天を向いていきり立つイチモツを誇示してから、女の尻の肉に手を置く。
カズマはアナルセックスは望まないので、尻の割れ目を開くような真似はしない。尻を更に持ち上げ、股間と秘裂がよく見えるようにする。
秘裂の周囲に、陰毛の姿はない。これは4人ともが剃毛したためだ。今回の"お遊び"の醍醐味は、誰を犯しているのか分からないところにある。陰毛の色で個人を特定できては面白くないので、あらかじめ処理させておいたのである。
「やっぱ、パイパンってエロいよなぁ。濡れてる様子が一目瞭然だもんな。
うっわ、こんなに汁をダラダラ垂らしやがって。こいつ、相当の淫乱だな」
女性の耳には届かないものの、カズマはそう言葉で責めてから…早速、イチモツの先端を手でグイとと下げ、秘裂の入り口にピトリと当てる。
そして、一気にズニュウリッ、と胎内へと沈み込ませる。
ビクンッ! 女性の尻が大きく震える。驚愕と歓喜が電撃のように全身を駆け巡った事を現す事象だ。
「スゲェ膣圧…! このキツさ…めぐみんか?」
カズマが語った通り、イチモツに絡みつく膣の粘壁はグニュグニュと尿道を押し潰さんとする程に、強烈に締め付けてくる。
「まぁ、誰でも良いや…! この極上の締め付けを味わえるんだからな…!
それにしても、オレの周りの女の子って、こういう状況に興奮する変態が多いのかねぇ」
そんな事を語りながら、カズマは初めはゆっくりと、次第にスピードを速めながら、腰を前後に振り始める。
強烈な膣圧で責めてくる産道を、ビキビキの怒張がズリュッ! ズリュッ! と暴れ狂う。膣壁の襞がカリや血管に引っ掛けられ引っ張られ、胎内は充血を帯びながら、興奮の愛液をグショグショに分泌させる。
愛液が膣内の滑りを良くすると、カズマの前後運動のスピードは更に速まり、勢い付く。パァンパァン! と臀部がぶつかり合う音が森に木霊し、接合部の隙間からは濁った透明の粘液がヌチョヌチョと糸を引きながら周囲に
(ふぅ………ぐぐ…っ!)
カズマの頭の中では、この女体と感覚を共有しているジキテリオの喘ぎ声が聞こえる。カズマは男の喘ぎ声なんぞ直接頭に注ぎ込まれるのは
「ん…そろそろ…
カズマが少しくぐもった声を上げた、その時。ドビュルルルルッ! ビュルビュルビュルビュルッ! 粘っこい白濁が膣内を迸り、子宮口に当たって激しい渦を巻く。尻だけを露出した女体はビクンッ! と震え、皮膚の表面にジンワリと汗を浮かべる。
「…ふぅ…まずは1回目、堪能したな」
カズマがズルリとペニスを引き抜くと。射精された秘裂からはドロリと白濁が零れ落ちる。
カズマは最近、連日のようにセックスを繰り返しているが、射精の勢いは衰えない。この森に通うまでは女体など全く知らなかった反動でも生じたかのように、彼のイチモツは絶倫へと変じたようだ。
「さて…オレの相手は誰だったのかな?
ダクネスかな、ウィズかな?」
巨乳の相手を思い浮かべながら、カズマはジキテリオに指示。この女性の頭部の糸を排除するように頼む。ジキテリオは数十匹総出で、顔の凹凸も分からない程にグルグル巻きにした蜘蛛糸を喰らい尽くす。そして露わになった顔は…!
「や、やっぱり、私を選んでくれた…!
私とカズマは、赤い糸で、結ばれているんですね…!」
ハァーハァー、と荒い息を吐きながら、紅潮しきった面持ちでカズマの方を振り向くのは…めぐみんである。
めぐみんは元よりカズマに好意を抱いており、初めて体を交わした時に好意を直接カズマに伝えた。それから数日程、めぐみんとカズマは初々しいカップルのような関係を続けていたのだが…カズマの鬼畜は簡単に収まるものではなく、ご覧の有様である。
そしてカズマはこの時も、めぐみんに対して冷淡というか…失礼極まりない所作を取る。
「…なんだよ、めぐみんか…。
まな板じゃねーか…」
チッ、と舌打ちまでしてみるカズマに、めぐみんの赤い顔色は色欲にとって変わって憤怒へ転じる。
「な、何ですか! 私じゃ不服だったんですか!
私、一生懸命お腹を鍛えて! カズマに喜んでもらえるよう、膣圧を強くしたんですよ!
気持ち良く無かったですか!? 私の
「いや、確かに最高の締まりだったなぁ、とは思ったけどさ。
今日のオレの気分は、マンコは前菜って感じで…主役はおっぱいなんだよねぇ」
「…な…っ! そんな…っ!
私、カズマのために一生懸命…!」
ジワリと涙の粒を浮かべてめぐみんは訴えかけるが、カズマは口笛でも吹き始めそうな勢いでめぐみんから視線を外すと。
「じゃあ、残りの3人は、どれもデッパイってことだな。
アクアは相対的にチッパイになるが…ま、まな板より全然マシだしな。誰を当てても良いか」
そんな事を独りごちながら、残りの3人を物色に行く。するとジキテリオが苦笑いする雰囲気を漂わせながら、
(相変わらずの鬼畜ぶりだな)
と語る。しかしカズマはそんな台詞にはもう慣れっこなので、何を感ずるワケでもなく、女体の選別に勤しむ。
「うーむ、糸の上からじゃあ、どれが一番大きいおっぱいか分からんな。ジキテリオの奴、実に良い仕事しやがる。
さてと…」
めぐみんがギャーギャーと非難を口にしているのも軽くあしらい、カズマは一番左に位置する女体を選ぶ。そしてコロンと頃がして上向きにしてから、ジキテリオに指示する。
「顔と胴体の表半分の糸を取ってくれ。かなりエロい趣向を考えた」
(了解した)
ジキテリオは再びテキパキと動いて蜘蛛糸の
「か、カじゅマ…。こ、今度は…私をどんな目に遭わせてくれる…いや、遭わせようというのだ…」
蕩けそうな淫猥な笑顔を浮かべて紅潮する、ダクネスである。
ちなみに、蜘蛛糸の下の女体は全て全裸だ。だから今のダクネスは、顔のみならず、そのたわわな双丘も、グショグショに濡れた秘裂も、全てが丸見えである。
「そうだな…こういうのはどうだ?」
語りながらカズマは素早く上着を脱ぎ、こちらも全裸になる。そして、ダクネスに挿入しつつ、覆い被さる。
「あはぁう…! か、カズマ…何をぉ…!」
カズマは答える代わりに、自らの唇でダクネスの桃色の唇を塞ぐ。そして、ジュルジュルと舌を激しく絡めつつ、両手をたわわな双丘の上に置き、揉み回す。
ヌパァ…カズマはダクネスの舌との間に太い銀糸を引きながら顔を上げると、ダクネスを見つめたままジキテリオに次なる指示を下す。
「このまま、オレごとダクネスをグルグル巻きにしてくれ」
「え…!」
ダクネスがドキン、と胸を高鳴らせて聞き返す。その頃にはジキテリオは(了解した)と返事をし、早速作業に取りかかっている。
ジキテリオがカズマごとダクネスをグルグル巻きにする間。カズマは再びダクネスと唇を合わせ、舌を突っ込んで激しいディープキスを交わす。ヌチュヌチュという激しい粘水音が、ダクネスとカズマの頭骨の中に響き渡る。
蜘蛛糸は速やかに、ダクネスとカズマを丸ごとギチギチに包み込んでゆく。まずは臀部がギッチリと拘束され、カズマの逸物はダクネスの膣の奥深くまで刺さって抜けなくなる。
「んん…ッ!」
唇を合わせるダクネスが声を上げようとしても、カズマの舌がダクネスの舌に執拗に絡みつき、声が全く形を成せない。
カズマはギチギチに拘束されたあまり身動きが取れない状態でも、臀部を出来る限り揺すり、ダクネスの膣をペニスで刺激する。ペニスの先端は子宮口にまで達し、カウパーでベトベトになった鈴口をクニュクニュと擦り付ける。
次第に蜘蛛糸は腰を締め付け、胸にたどり着く。カズマがモニュンモニュンと揉み回す動作が蜘蛛糸の拘束によって鈍くなる。するとカズマは指でダクネスの乳首をギュムッとつねり、指の中でこねくり回す。
「んひぃんっ!」
ダクネスが小さく呻く最中、蜘蛛糸が遂に2人の頭部を覆い尽くす。二人は唇と舌を絡み合わせたまま、光を完全に遮断する蜘蛛糸の覆いの中に隔離されてしまう。
外界からの刺激が全く入ってこない、漆黒の世界。この中で2人が感じるものは、互いの体温と生暖かな交合部の刺激のみ。
プハァッ、とカズマがようやく口を解放すると。無明の闇の中で、ダクネスに囁く。
「男と2人で拘束されて、スゲェ興奮してるんだろ?
分かるぜ…心臓の音がうるさいくらいに聞こえてくる。それに、お前のマンコ…スゲェよ、ドロドロになるくらい熱くなって、ビクビク脈打って…キツキツに締め付けてきやがってる」
「んはぁ…カズマぁ…!
うん…うん…わたひぃ…こういうの、たまらなひのぉ…!」
「だろぉ? 分かってるって。
だから、ここからはお前の好きなように、興奮に身を委ねて、オレに精一杯性欲をぶつけて見ろよ…!」
「あはぁっ、カジュマぁッ!」
カズマの囁き声に乗せられたダクネスは、ギチギチに拘束された空間の中で、まるで脱皮に
ダクネスの蠢きに合わせて、カズマもまた体をウネウネとくねらせて応える。鍛え抜かれた極上の女体を擦り付けられて、黙ってられるようなカズマではないのだ。沸き上がる興奮が為すままに、カタツムリかナメクジの交尾のように体全体で女体を味わい尽くす。
2人がもしもバターならば、溶け合って1つのものへと変わってしまったことだろう。それほどまでに2人のまぐわいの激しく、密着して、卑猥なものである。
そして、接した股ぐらがついに、燃え上がる程の熱を帯びた――その瞬間。
「んんんんんーーーーッ!」
ダクネスの体がビクンッ! と震え、カズマの唇と合わせた口が声にならない悲鳴を上げると。膣圧をギュウウッと高めて、ジュワッと膣内に愛液を
もしも顔の覆いが外れていたのなら、ダクネスの盛大に白目を向いたアヘ顔が世界に晒されたことだろう。
一瞬遅れて、カズマがプハァッ! と口を離しながら、鋭い声を上げる。
「イクッ!!」
転瞬――ドビュルビュルビュルビュルルルッ! ビュルビュルビュルルルッ! 尿道を圧する膣の中で、カズマの暴れ狂う濃厚な精が解き放たれ、産道をドクドクと広げながら満たす。
「ああはぁぁああぁぁんっ!」
ダクネスは蜘蛛糸の繭の中で叫ぶ。絶頂に次ぐ絶頂で意識が真っ白になり、ダクネスは盛大なアヘ顔を作ったまま忘我の境地へと達するのであった。
こうして2人と交接を終えたカズマは、ジキテリオによってダクネスと共に解放されると。
「他の2人も解いてやってくれ。
今日はこの辺で終わるよ。毎日何度もヤってちゃあ、オレがいくら絶倫でも、チンポが保たないからなー」
(承知した)
ジキテリオはカズマの指示に従い、尻を突き出して四つん這いの格好のままで終わってしまったアクアとウィズを解放する。
…直後、アクアとウィズが服を身に付けようと手を伸ばすカズマにガバッと掴み掛かる。
全裸の2人の剃毛された秘裂は、乾季に飢えきった獣のように愛液をダラダラと吐き出し、収まらぬ性欲を剥き出しにしている。
「カズマぁ! ここまでジラしておいて、お預けなんてことしないわよねぇ!?」
「カズマさん! 私達もう恋人関係じゃないですかぁ! こんな冷たい仕打ち、残酷にも程がありますよぉ!」
ジキテリオの蜘蛛糸の作用で性欲を増加された2人は、膣内に男性をブチ込まれなくては絶対に気が済まない状況に陥っているのだ。
「ンな事言われてもなぁ…。オレのチンポも、ホラ、もうお疲れで
「そんな事…!」
「受け入れられるワケ、ないじゃないですかぁっ!」
アクアとウィズは見事に息を合わせて声を上げると。カズマの体を押し倒し、貪り始める。
アクアはすかさずカズマのイチモツを咥え込むと。ウィズは出遅れてしまいオロオロしてから、ハッと思いつき、自分の豊満な胸の桜色の先端をカズマの口に当てる。母乳は出ないものの、授乳させる魂胆だ。
「絶対ひぃ…んっんっ…!
「アクアさん、今度は私が吸いますから! 精液を独り占めしないで下さいね!
さぁ、カズマさんは、私のおっぱいを好きなだけ吸ってください! そして、オチンチンに一杯精液を溜め込んでくださいね!」
「お、おまえらぁ…!」
襲いかかってくる2人の美女に抗議の声を上げつつも…カズマは内心、全く悪い気はしていなかった。
むしろ、天国に昇ったような満悦した気分を味わっている。
この世界に来る以前ときたら――何の取り柄も無ければ、やる気もないし、努力も嫌い。ズルズルとニートへ成り下がり、親の
そんな生活に比べて、今はどうだろうか?
――確かに、辛酸苦渋を舐めた日々もあった。夏は蒸し暑く、冬は凍える程に寒く、そして年中臭い馬小屋で寝起きする苦労も味わった。
だが今や、堂々たる一戸建ての屋敷が住まいである。冒険者として英雄譚のような活躍こそ出来てはいないものの、裏技的な方法で儲けたり、悪魔バニルと協力して商売したりと、そこそこの小金持ちになって成功していると言える。
加えて、4人の美女および美少女達とハーレム状態にあるのだ。これこそ"リア充"と称して全く恥じない状況である。
(なんて素晴らしい世界なんだ…!
オレの人生の居場所は、地球にはなかったんだ…! この世界でこそ、オレは輝けるんだ…!)
カズマは悦に浸りつつ、自分に体をすり寄せてくるアクアとウィズに手を回すと、鼻の下を思い切り伸ばして語る。
「コラコラ、お前ら! オレは減らなくても、金玉の中のザー汁は減っちまうんだからな!
いい加減にしないと、明日は4人ともお預けになっちまうぞ!」
「大丈夫ですよ!」
そう叫んだのは、今回首尾良く真っ先にセックスを楽しめためぐみんである。
「カズマの精力が減退したら、紅魔の里秘伝の精力増強剤でビンビンに回復してあげますから!
心配せず、私達を
「おいおい、赤玉出るまで搾り尽くす気かよぉ!」
カズマはそんな抗議の声を上げながらも、口調は余裕綽々で応じてみせるのだった。
…この後、結局カズマはアクアとウィズと蜘蛛糸無しの乱交を行い、精液で女神とリッチを白い濁り色で染め上げたのだった。
◆ ◆ ◆
カズマ達の森での乱交生活は暫く続いたが――ある日の事、カズマは酷い風邪を引き込んでしまった。
その症状と言えば、3日間もベッドの中にうずくまり、滝のように鼻水を流したり、
「連日、森の中で素っ裸になってりゃーねぇ。風邪の一つも引くのも当たり前じゃないの」
アクアはそんな風にトゲを刺して来たが。カズマは鼻水をジュルジュル言わせながら、こう反論する。
「お前達だって…ゲッショィッ! 毎度全裸じゃねぇか…ズビズビ…。
それとも、あれか…ゲホゲホッ! バカは風邪引かないってヤツなのか…ックショーンッ!」
「バカとは心外ですね。天才の私もアクアと同類扱いされるのは、非常に遺憾です」
めぐみんがこう言うと、アクアは鋭いジト目を送ってめぐみんに抗議する。その一方で、ダクネスがこんな事を言ってくる。
「ジキテリオの糸のお
もしかすると、風邪の元も遮断してくれているのかも知れない」
「なるほどねぇ…ブエックショイッ!」
…と、カズマはベッドの上で美女および美少女達との会話で時間を潰していたが。その最中、彼は気付いていた…よく自分の部屋を訪れる女達から溢れ出す、性を求める雌の衝動を。
モジモジと腿を
そして、同居していないウィズまでも、頻繁に脚を運んではカズマの様子を見に来るのだ。
彼女の場合は他の3人よりももっと直接的な表現で求めてくる。
「早くよくなってくださいね…私の旦那様…!
そして…早く、元気な子供を作りましょうね…!」
…どうやらウィズの中では、肉体関係を持つということは即座に夫婦になる事を意味するようだ。
(ウィズは良い娘なんだけどなぁ…すぐにそう入れ込まれるのは、重いよなぁ…)
そんな事を考えながら、3日が過ぎ――カズマの酷い風邪は、ようやく治まる。
◆ ◆ ◆
長いこと酷い症状に悩まされていたというのに、カズマが森へ行く事に対して、女性陣からは何の反論もなかった。
むしろ、彼女らもこの3日というもの、欲求不満を募らせていたのだから。
「早く行こー! もう待ちくたびれたんだからー!」
「今日は普段以上に一杯愛してくださいね、カズマ!」
「カズマも溜まってきただろう? その…私を好きに
「カズマさん、子供は何人が良いですか? 私は…3人くらいが良いなーって思ってます…」
そんな女性陣の声に後押しされ、そして自身の膨らむ股間にも導かれ、5人は一路ジキテリオの棲む森を目指して進む。
空は程良く白雲が浮かび、ギラつく日差しを適度に優しく隠す、気持ちの良い晴れ。
(絶好の青姦日和!)
カズマは風邪で鈍った体を思い切り伸ばし、大股の早足で森へと向かう。
――しかし――。
この日、5人は衝撃的且つ絶望的な光景を目にする事となる。
森へ着いた――そのはずだ――の5人は、ポカンと"変わり果てた光景"を眺める。
――あの鬱蒼とした広大な森が、消えてしまっている!
◆ ◆ ◆
「は…?」
カズマは、目を点にして間の抜けた声を上げることしか出来ない。
女性陣4人も、声こそ出さないものの、このたった3日間の内に森に起こった出来事を把握できず、困惑して顔を見合わせている。
森は、文字通り
森が存在していた部分は、黒々とした無惨な炭と灰ばかりが茫漠と広がっている。
森を丸ごと包み込むような大火災があったことは、一目瞭然だ。
しかし、森程の面積を焼き尽くす火災にしては、既に煙一つ上がっていないのには奇妙な印象を受ける。カズマが地球の日本に居た頃、山や森の火災と言えば大きなニュースになり、夜通し燃えまくっては消防隊の手を焼くと云う印象しかないからだ。
消防隊と云えば――この無惨な焼け野原の中には、点々と人の姿が見える。彼らの姿は軽装の鎧を身につけているものもあれば、町中で商売している姿が似合うような衣服を着込んでいる者まで様々だが――一つ、共通点がある。身に着けているものはアクセルの街で見かけるような使い込まれて薄汚れたものではなく、一目見た質感だけでも高級な素材で出来ていると分かるものばかりだ。
「役人…だな」
ダクネスがポツリと漏らす。なるほど、そう言われれば納得できるような者達ばかりだ。
彼らが何をしているかと言えば――巻き尺を手にして、盛んに面積を計測しては、何かをメモったり、目印の棒を立てたりしている。その有様は、森の被害を調査しているというより…カズマが中学生の頃に日本史の教科書でチラリと目にした、貴族による検地の様子の絵を連想させる。
(だとすれば…これは、人の手によるものってことか…!?
そんな、どうして!?)
衝撃に目も脚も釘付けになってしまったカズマ。そんな彼の事を気付いた、派手な縦縞柄の衣装を着込んだ小太りの男が近寄ってくる。
「もしかして、この森の事を調査していた冒険者かい?」
「え、あ、その…はい」
"調査"と云う言葉に違和感を感じつつも、そういえば仕事を受けた名目はそれだったな、と思い返しながらカズマは答える。
「もうここは我々が引き取ると言ったはずなんだがね。聞いてなかったのかい?」
「あ、その…最近、風邪を引いて寝込んでまして。ようやく治ったもので、調査を再開しようと思ったんですが…。
何かあったんですか、この森?」
小太りの男は、"風邪なら仕方ないか"と納得して首を縦に振ってから、カズマの質問に答える。
「いやね、冒険者ギルドに調査を依頼したものの、中々成果が上がらなかったからさ。危険だって報告も特に無かったし、前々から地域住民から気持ち悪がられてた場所だったからね。資源が取れワケでもなし、邪魔なだけだから、いっそ燃やしちまおうってワケで。一昨日、冒険者ギルドに依頼を出して、燃やし尽くしてもらったワケさ。
駆け出しの魔法使い連中と来たら、思いっきり腕を振るえるって張り切りまくってなぁ。こんなにも見事に、森を消してくれたってワケさ」
「そ、そんな…」
カズマは、足下がガラガラと瓦解し奈落の底へと落下していくような感覚を覚える。
淫靡と快楽の楽園であった、鬱蒼たる森。永劫に続くかと思われていた、桃色の花園。
まさか、自分が少し目を離した隙に、こんな目に遭っていようとは…!
(時間を掛け過ぎたのか…! 報告をしなさ過ぎたのか…! 風邪なんて引いちまったから…!
チックショウッ!)
カズマは拳を思い切り大地に叩きつけたい欲求に駆られる。しかし、そんな風に悔しがったところで、台無しになった楽園は戻って来ない。むしろ、目の前の役人達に不審に思われるだけだ。
カズマは、爪が
小太りの男はカズマの雰囲気を少し察すると。仕事を無くして呆然とする男を哀れむような、気遣った微笑を浮かべながら語る。
「まぁ、元々冒険者に頼む程のことはなかったんだよ。ただ不気味ってだけで、実害の報告もない森だったしな。
現に、一昨日焼いた時も、森は大人しいモンだったよ。バケモノどころか、鹿一匹も出てきやしなかったものな。
詰まるところ、
冒険者ってのは、もっと血肉湧き躍るリスキーな仕事にロマンを感じるものなんだろう? そういう仕事を見つけた方が、お前さんにとってもプラスなんじゃないか? お前さんのスリルを満たすだけじゃなく、富や名声だって入ってくるんだ。願ったりだろう?」
全く慰めになっていない男の言葉を聞き流し、カズマがひたすらに自責の念に駆られていると…。
(友よ。肉欲卑しき男よ)
最早聞き慣れた、思考に直接響く声にハッと我に返る。――ジキテリオだ。
声の主を探してキョロキョロと視界をめぐらせると。黒々とした炭の陰に溶け込むようにして、ヒッソリと佇む蜘蛛の姿がある。
蜘蛛の真紅に輝く瞳とカズマの視線が交錯した時。蜘蛛は音もなく素早く方向転換しながら語る。
(東に少しいった方には、人が少ない。そこで少し話そう)
それを聞いたカズマは小さくコクリと
「事情はよく分かりました。お気遣い、ありがとうございます」
カズマはそう言い残すと、女性陣を引き連れて、小走りでジキテリオが指示した方へと向かう。
◆ ◆ ◆
ジキテリオが指定した東の方向に暫く歩いた時。カズマは彼が何故こちらに誘ったのか、その理由に深く納得することになる。
そこは所謂、"ゴミ置き場"になっていたのだ。焦げた巨木や木屑、煤で黒くなった岩などが無造作に山となって置かれている。これらに対して役人達は全く価値を見出しておらず、監視役も付けずに放置している。
(なるほど。どれくらい冒険者が出たのか分からないけど、森を焼き尽くしたとは言え、あまりにもゴミが少ないと思ってたさ。ここにまとめていたワケか)
これはジキテリオにとって好都合だ。人目は無いし、身を隠すための物がたんまりと在る。ジキテリオは恐らく、森を焼かれた後はこの場所に身を潜めて過ごしていたのだろう。
ジキテリオが真っ黒焦げになった丸太の上にチョコンと乗ると。カズマを初めとした5人は、彼を取り囲むように扇状に集まり、中腰になって真紅の単眼を見つめる。
(あやつらは、この森を開墾し、壮大な農地作るつもりのようだ)
ジキテリオが語ると、カズマは納得して首を縦に振る。
「そうか、だから検地をしてるワケか。焼畑の要領で、炭や灰が良い土壌を作るしな。
…それはそうと、ジキテリオ、お前が無事で良かったよ。お前も焼き尽くされちまったんじゃないかと心配したよ」
(決して無事ではない。先に70を越す数を従えていた我が体だったが、今やこの1つを残すのみとなってしまった。
増殖するには、かなりの時間を要するだろう)
「そっか…。それじゃあ、今後の蜘蛛糸プレイは当分の間、お預けになっちまう…ってワケだな」
カズマが仕方なさそうに鼻からたっぷりと息を吐きながら語ると。ジキテリオは
(…いや、お預けではない。
これでもう、仕舞いだ)
思考内に響くジキテリオの言葉に、5人はそれぞれが驚愕と、そして失意の表情を浮かべる。
「そ、そんな! あんな素晴らしく鬼畜な体験、そうは味わえないと言うのに…! 離れられない体にしておいて、永遠にお預けにするなど、鬼畜どころか大魔王の所業ではないかッ!」
ダクネスが今一分かりづらい例えで抗議した事に、ジキテリオは苦笑する雰囲気を醸し出しながら、溜息混じりの言葉を思考に放つ。
(我とて不本意だ。汝らと何時までも悦楽を分かち合いたかった。
しかし…こんな有様に陥ってしまった以上、この地に留まるワケにはいかぬ)
「ど、どうして!
そんな小さな体なんですから! 農地が
めぐみんの抗議に対しては、ジキテリオは柔らかな微笑を浮かべたような気配を漂わせながら、言い聞かせる。
(何時狩り出されるとも知らぬ恐怖と常に隣り合わせなりながら、怯えて暮らすのは御免だ。
だからこそ我は、悠久の命を森の中という安住の地で過ごしていたのだよ)
「それなら、私たちと一緒に住めば良いじゃない!
カズマが
モンスターを懲らしめる側であるはずのアクアもそんな事を語ってフォローするが。やはりジキテリオは、提案を頑として受け入れない。
(我の存在は、何時かはバレることになるであろう。聞けば、汝らは街では有名人だと云うではないか。それが冒険もせずに引きこもり、肉欲を貪り三昧となれば、誰もが眉を
それに、汝が我を感知できたという事は、程度は違えども、他の者も我が存在を感知するかも知れぬ。そうなれば、汝らは魔物と通じる邪悪な存在として処断されることに成りかねん。
今や情を通じ合った仲、そのような無惨な結末を我は望まぬ)
ジキテリオは変態ではあるものの、モンスターの身に似つかわしくない、しっかりとした友情を持ち合わせている。彼の温かい気遣いに、アクアはボロボロと涙を零す。
「では…どうしても、行ってしまわれるのですね…」
観念したウィズがそう尋ねて、ようやくジキテリオは首を縦に振る気配を醸し出す。
(世界は広い。この悠久の命を持つ身であっても、未だ踏破し切れぬ程にな。
新天地は必ずあるさ。ここだけが駆け出し冒険者の街ではあるまい。もっと間抜けで、お気楽で、堕落した街が存在するかも知れぬ)
そしてジキテリオは、カズマに真紅に輝く複数の眼球を向けて、語る。
(世話になったな、肉欲卑しき男よ。
汝のお蔭で、我はこれまでの生の中でも最高の悦楽を味わい続けることが出来た。
この恩は決して、忘れぬ)
カズマも涙ぐみ、鼻を
「オレの方こそ、世話になったよ!
こんな美人達と――中身は、残念だけど――セックス三昧の日々を送れたのは、お前のお蔭だ!
…オレ、決めたよ! 一流の冒険者になったら、お前が安心して住める森を一つ買ってやる! 私有地なら、今回みたいに勝手に焼き払われることなんてないんだからな!
その時まで、絶対に元気でいろよ! そして、オレの事を信じて待っててくれよ! 必ず、叶えてみせるから…!」
(…その気持ちだけで、充分だ。我が…友よ)
そう言い残したジキテリオはクルリと向きを変えると。ハエトリグモのようにピョンピョンと素早く跳ね回りながら、ゴミの山の中へと消えてゆく。
「ジキテリオ!」
5人が口々にその名を出しても、決して振り返りはしない。その掌程の大きさの姿は、1分もしない内に黒々とした炭や灰の中に紛れてしまい――見えなくなってしまった。
――カズマは、心の友を失った。
◆ ◆ ◆
ジキテリオが姿を消した後――。
カズマ達には、"ほぼ"日常が戻ってきた。
カズマ達パーティーはギルドで仕事を見つけては、3人の女性陣に振り回されてワイワイやりながら達成し、チョイチョイと金を稼ぐ。ウィズは――バニルには頭の痛い問題かも知れないが――店の切り盛りに専念し、怪しい品物を仕入れては陳列する。そんな日々を送っている。
カズマが新たな仕事を受けに行ったとき、ギルドの窓口嬢であるルナからは少し不機嫌な顔をされた。
「全然調査報告をくれないんですもの。国からの命令もありましたら、勝手に事を進めさせて頂きましたよ。
危険な魔物なんて全然居なかったみたいですし…一体、何をやっていたんですか?」
"ナニをやってました"とジョークで返したくなる衝動を抑えながら、カズマはヘラヘラ笑いながら適当に言い訳をしたものだ。
爛れた肉欲に
――かに、見えたが――。
人は、一度知った密の味をそうそう手放せはしない。
「カズマァ…そろそろ、ご無沙汰だしぃ…そろそろ、欲しいんだけどぉ…」
アクアが甘い声を上げながら、太股をモジモジと擦りつつ近寄ってくる。
「私たち…恋人同士じゃないですか…。でも最近…全然恋人っぽい事をしてませんよね? だから、そろそろ、態度で示して欲しいです…」
めぐみんが顔を紅潮させ、瞳を潤ませて見つめてくる。
「ハァハァ…! カズマ、昨今の静かな振る舞いは、じらしプレイなのだな、そうなのだな!? もう私の股間はビショビショの大洪水だ、それでもまだじらすのか!? それもそれで一興だが、そろそろ…!」
桃色の吐息も荒く、ダクネスが早口でまくし立ててくる。
3人の女性からの言い寄りに、カズマはニヤリとイヤらしい笑みを浮かべると。パパっと衣服を脱ぎ捨て、全裸となる。
その股間では、準備万端になったイチモツがギンギンに勃ち上がり、天を向いてそそり立っている。
その禍々しいまでに雄々しい肉棒を目にした女3人は、わぁっ、と黄色い完成を上げて、目にハートを宿して顔を恍惚に染める。まるで、聖地に存在する御神体を目にする狂信者のような有様だ。
カズマが股間を誇示しながら悠然と語るには。
「絶倫過ぎるオレ様のチンポは、もう溜まりまくっててな。金玉が痛くなりそうな位に張り詰めちまってるんだ。
さぁ、肉欲卑しき女どもよ、オレ様の神々しいチンポに思いっきり奉仕したまえ!」
今は遠くの地にあるジキテリオの真似を交えて語ると。3人の女は服を脱ぎ捨てる
真っ先に近寄ったアクアが亀頭をスッポリと頬張ると、めぐみんがすかさずブラブラとぶら下がった陰嚢に舌を這わせる。出遅れてしまったダクネスはどう愛撫して良いか、暫く考えあぐねていたが――やがて、アクアの口が及ばぬ陰茎の付け根に吸い付き、唇での愛撫を始める。
「そんなにガッつくなよ、肉欲卑しき女どもめ」
カズマは笑いながらそう語りつつ、頭の中で昔どこかで聞きかじったとある言葉を思い浮かべる。
"愛してその人を得ることは最上である。
愛してその人を失うことはその次に良い。"
外国の作家の言葉だった気がするが、勉強が不得意なカズマは覚えていない。
"愛する"と云う言葉に違和感を覚える知れないが――この言葉をカズマは今、遠い空の下にいるジキテリオに捧ぐ。
"愛"という言葉が"親愛"を含むのならば、この言葉をジキテリオに捧げても何の問題もない。カズマとジキテリオは、同じ目的の上に確固たる親愛の友情を結んだ仲だったのだから。
彼がずっと
(ジキテリオ、本当にありがとうな…!
オレは今、正に楽園を得たんだ…!)
カズマら4人の乱交が始まった頃。彼らの屋敷へ向かい、ウィズが足早に歩んでいる。彼女もまた、ジキテリオによって植え付けられた肉欲の炎を消す事が出来ないで居たのだ。
店での商売に身が入らない所を見て取ったバニルに追い出された彼女は、一路カズマの屋敷に向かったワケである。
もう暫くすれば、彼女も乱交に加わり、屋敷は淫らな桃色に染まることだろう。
こうして引きこもり時代に夢見ていたハーレムを手に入れたカズマだが…連日女性陣に求められては、良い気になって体を交わし続けた挙げ句の果てに。生も魂も尽き果てて、ゲッソリと寝込んでしまう事になるのは、また別の話である…。
- 了 -
ホントは土日に投稿するつもりだったのですが、ちょいと一泊して遠出せねばならなかったので、本日になりました…ぐふー。
初めてのハーメルン投稿作品でして、色々不安もあったんですが、温かい反響を戴いて感無量です(T▽T)。最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました!
「このすば」はアニメ版しか知らなかったので、機会があったら是非とも原作も見てみたいと思いました…! このすば愛の大きな読者さんが多いのにビックリでした!
次週からは、昔Pixivに投稿した二次創作やら、オリジナルをアップしていきます! そちらも楽しんでいただけますと幸いです…!