すぐ服従モードになるのもある意味命乞いみたいなもんよな
快楽調教的な
「さて、再挑戦させてもらおうか、ハニー?」
ベッドの上でのし掛かられ、数日前に抱き潰された時のことを思い出して小鳥の腰が引ける。逃げられないことはわかっていた。その怯えを感じ取り、彼は優しい声を出してみせる。
「君を俺のものにしたいんだ」
「あんなことして、まだ足りないの?」
「ああ。君は檻の扉が開いたら迷いなく逃げていってしまうだろう?」
「ふぇ。…ええと。んー…俺は、任された仕事はちゃんとやるよ。それじゃ、ダメ?」
「仕事、か。俺が君に何を求めているのか、わかってくれていないらしい」
「だって、俺にできることなんて…」
彼は小鳥の頬を撫でる。
「俺は君を愛おしく思っているんだ、小鳥」
「そんなこと言われても」
小鳥は視線を泳がせる。
「信じられないかい」
「どう処理したらいいかわからないというか」
「処理」
「そもそも俺は性欲とかほぼないし恋愛感情もよくわからない」
「気持ち良かっただろう?」
「起き上がれなくなるまでやられるのは普通に嫌だよ。行為そのものに嫌悪感があるとかじゃなくて…興味がない、俺の中で特に意味を見出してない、というのかな。…道誉に抱かれること自体は、嫌ではない…かな。全身筋肉痛になるのは本当ヤだけど」
「ンー…まあ確かに、初めてなのに激しくしすぎたかもしれないが」
「俺は道誉が何をしたいのかよくわからない」
小鳥は眉尻を下げて道誉を見上げる。彼は小鳥に口付けた。
「直接的に言ってしまえば、君が俺から離れていかないようにしたい、ということになるかもしれないな。いっそ眷属にしてしまえば、と思ったが、君の強靭な魂は俺との同化を拒絶した」
「よくわからないけど何か碌でもないことされるのはわかった」
「俺のものになってくれれば、もう死に怯えることも苦しむこともなくて済むのに?」
「死生観の違いかな。俺は長生きしたいとは思ってないし、死ぬことそのものは悪く思ってない。終わりがないのは嫌だよ」
「…君に死への忌避感がないのは知っている」
「人は死ぬものだもの」
小鳥の瞳に迷いの色はない。
「俺は人間やめる気はないから」
「どうしても?」
「必要もメリットも感じてないし」
「普通の人間であれば若く美しいまま死ぬこともないというのは十分に魅力的なことなんだがな」
「僕そういうの求めてないから」
まあそれだから眷属にならないのだが。
「無欲なのも時に厄介だということか」
「別に俺は欲がないわけじゃないけども」
とはいえ、彼は小鳥を抱く気を無くしたわけではなさそうだった。その証拠に小鳥の体を撫でるのをやめていない。
「俺は小鳥を抱きたいよ。あの時の君は本当に愛らしかった」
「ド趣味が悪い」
小鳥は躊躇いがちに道誉の腕に触れる。
「…抱くのはともかく、ベッドから出られなくならない程度にセーブしてほしいんだけど」
「努力はしよう」
「寝たきりになりたくないんだけど。筋肉って使わないと退化するんだよ?」
「…留意する」
「やらないって言ってくれないってことはやる気なんだ」
「………しばらく君を独り占めしたいんだ」
「だからって僕のこと物理的に動けなくさせる必要なくない?」
「君がどう動くのか、俺には予想がつかないところがあるからな」
小鳥は道誉をじっと見る。
「…君が愛らしすぎて歯止めが利かなったんだ」
「気絶したあたりで止まってくれても良くない?」
「何度も言うようだが、俺は君が欲しいんだ。組み敷いたところで君は俺のものになってくれなかった」
「何らかの契約?は繋がったんじゃないの」
「足りないんだ」
道誉は小鳥に口付ける。
「今だって君は"俺"を求めてくれない」
「…そんなこと言われても」
ふりだけでいいならまだしも、本心でなければ意味がないなら、如何ともしがたい。実際小鳥は道誉のことを何とも思っていないわけではないが、"求めて"はいないので。
「俺ばっかりが君を好きになっていくのは、不公平だろう?」
「そんな熱烈に好かれたいと思って何かやってるわけじゃないし…」
根本的に、小鳥は他者との交わりをあまり必要としていない人間だ。だから不均衡が起こるというのもあるのだろう。
「俺の空回りなのはわかっている。だからこそ、こんなにも、もどかしいのだろうしな」
「・・・」
「俺を求めてくれ、小鳥」
「よくわからない」
「即答しなくてもいいだろう…」
単衣を完全には脱がさず、下着だけ脱がせた状態で淫裂を愛撫した。数日前抱き潰された時、しっかりと教え込まれた躯は簡単に解れて彼の指を奥までのみ込む。
「あっ、ん…」
「覚えの良い躯だ。何故興味がないんだ?」
彼の方もすっかりどこが彼女の弱点なのかわかっている。指での刺激で彼女を絶頂に導く。
「そんなこと、言われてもっ…あ、あ」
「気持ちいのは良いことだろう?」
「んっ、きもちいい、からぁ…」
服従を示すように、彼女は自ら股を広げてみせる。
「たぶん、もう…はいる…から…」
「解したりないと君に痛い思いをさせるかもしれない。もっとトロトロになるまで解そう」
「道誉…」
「痛いのは嫌なんだろう?」
「いっぱいつかれるのもヤ…」
前回は前戯の時点で体力を使いすぎて、挿入される頃にはへとへとになっていた。
「君が愛らしすぎるのも悪い」
流石に言いがかりが過ぎる。
「いれる前にへとへとにされたら、道誉が満足するまで、もたない…」
「…ああ、そうだな」
彼は口付けを落とすと愛撫を再開する。二穴同時に刺激されて小鳥は涙目になった。抗議の声を上げられないまま尻穴も解され、太腿を弛緩させる。腰が抜けてしまったらしかった。
「ひ、う」
「愛らしいよ、小鳥」
勃起した雄を割れ目に擦り付ける。息が浅くなっている。
「本当に入るか、試してみようか」
ずぷ、と先端を含ませただけで小鳥は肩を跳ねさせた。裂けてしまいそうというほどではないが、穴の開きが足りないのか、きつく締め付けている。
「は、あ…」
「…もう少し慣らした方が良さそうだろう?ハニー」
「ふぅ、う…」
浅いところを擦られて小鳥はいやいやをする。小さな手がシーツをぎゅっと握りこんだ。
「それとも、このまま酷くされたいのかな?」
「…いじわる」
前穴を犯されながら尻穴を弄られて深イキした。小鳥は道誉にしがみついて呆けた顔をしている。神気の侵蝕も相まって瞳は蕩け、自分がどうなっているかもわかっていないかのような状態だ。しかし魂の輝きにはいささかの陰りもなく、取り付く島もない。
「…躯から堕としてでも、と思ったが、あまり意味はなさそうだな。俺でなければ満足できなくはできるかもしれないが、禁欲が苦にならないなら関係がない」
満足できないならそれはそれでいいや、と放り投げてしまえるなら、意味がない。枷にすらならない。物理的に拘束した方が効果があるくらいだろう。
「いっそ、孕ませるか?」
でもそれを拒まれたら彼の精神ダメージが大きそうだ。
「…どうしたら君は俺のものになってくれるんだろうな、小鳥」
後ろから抱え込んで尻穴に挿入する。彼のモノと似たような大きさのディルドを前穴に自分で挿入させているから、前後同時に犯されているような格好になる。じゅぷじゅぷと粘膜越しに擦れ合うたび嬌声が上がる。自分で動かせないようなので、ディルドの振動機能をオンにした。
「あああっ…ど、よっ…こんなの、むりっ…」
「我慢する必要はない、いくらでもイっていいよ、ハニー」
「そゆの、ちが、んっ…」
彼女はいやいやする。
抱き潰されたというほどではないが、何度も気絶するほど抱かれた。
そして寝て起きたところですぐ二回戦が開始した。少し愛撫されただけですぐトロトロになる。そのまま正面から挿入されて二穴同時責めされる。
「ひぅ、う…道誉、あさから、こんな、あっ…」
「朝でなければ良いのかい?」
「ねおき一番にすることじゃないっ…」
遠慮のない前後運動からの奥への射精で絶頂させられ、一度の交わりで終わりになったがそのままシャワールームに連れていかれて三回戦になる。昨夜かいた汗やら色んな体液をお湯で流されるけど、そのまま愛撫に移行する。
「また、やらしい触り方っ…」
「小鳥は、被虐趣味があるだろう?」
「っ…」
「俺はどちらかというと苛めるより溺愛する方が趣味に合っているんだが…君がその方が興奮するのなら倒錯的なこともしてみようか。此処にディルドを入れて、拘束してみるとか」
「、…っ…」
穴の中のモノを掻き出しながら彼は囁く。
「どうかな?小鳥」
「…わ、私は、こういうことをするために此処にきたわけじゃ、あっ…」
「それはどうだろうな?君を此処に寄越した人間たちは、君を俺に対する餌にするつもりだったろうが…これだって想定の範囲内かもしれない」
流石に言い過ぎである。殺される想定はしていても、性的に食われるとは思っていなかっただろう。小鳥はそんなことわからないが。寝起きでうまく働いていない頭でぐるぐる考えてオーバーヒートした。
「…道誉は、したいの?」
「それで君が俺のことだけ考えてくれるなら、するよ」
「え、ぅ…」
穴の中に注がれていたものはすっかり掻き出されて、透明な愛液だけがだらだら零れている。発情の収まらぬ身で焦らされているようなものだ。頭があまり働いていない状態で、腰を揺らす。
「…じらさないで、いれてほしい…」
「スイッチひとつで切り替わっているようだな、君は」
口付けながら、ディルドを淫裂に挿入する。
「は、んっ…」
「固定する前に体を拭こうか…ほら、落ちないように押さえて」
言われるがまま、ディルドを手で支える。シャワールームを出てタオルで体を拭いた。それから、そういう玩具がしまわれていたところからベルト状の器具を引っ張り出してきてディルドを固定する。更にボディハーネスの類で体を縛る。あまり大きくない胸がそれでも強調される。そうしてそれを下着代わりにして単衣を着せた。ぱっと見は中がそうなっているなんてわからない。
「朝食を用意してこよう。此処で待っていてくれ、小鳥。…ああ、それとも鎖で繋がれたりする方が好みかな?」
「悪趣味…」
頬が赤く染まったままなのは、情欲が燻ぶったままだからなのか。
「君が愛らしい顔をしているものだから」
頬に口付けて席を外す。小鳥はどうすればいいのかわからないという様子でベッドに寝転んだ。付けられたハーネスは動きを阻害する類ではない。どちらかといえば、下着をちゃんと付けていないことで、単衣を汚したりしないかの方が気にかかる。ディルドで貫かれた胎の奥が疼いて、愛液が垂れてきてもおかしくない気がしている。尻からも何か出ないとは限らないし。
彼女は無意識に太腿を擦り合わせるような動きをする。
「まだ眠いかい、小鳥」
「この状態で眠れるほど不感症でも疲れてるわけでもないかな…」
道誉は小鳥を膝の上に抱き上げて食事を食べさせる。溺愛も併行するらしい。偶に口付けも混ぜる。発情モードだからか小鳥はされるがままになっている。食事を終えると、シームレスに性交に移行した。衣の裾をからげて尻を出させて愛撫する。
「は、あ…」
「小鳥は恥ずかしい方が興奮するのかな」
「…そう、かもしれない」
「俺は小鳥のあられもない姿を他の者に見せるつもりはないが…見られながらする方が気持ち良くなれたりするかい?」
「…そういうの、やだ」
「そういうの、とは?」
「………したことないことで興奮するか聞かれるの」
めちゃくちゃ不本意そうに彼女は言った。
「俺は君が快楽を感じることだけしたいんだ。嫌なことを無理にさせたくない」
「それならそもそもエッチな方法はやめてほしいんだけど」
「俺はエッチなことがしたい」
「しなくていいならしたくない…」
どうあがいても主導権は道誉にある。小鳥に能動的に道誉を従わせる手段はない。
「僕が望んで倒錯的なことしてるみたいにされるのなんか嫌」
「では仕方ないから確認せずにやることんしよう」
「ひゃんっ」
尻穴に二本指を入れて愛撫する。小鳥はぎゅっと道誉の服を掴む。
「小鳥」
「なんで、そんな…おしりばっか…」
「前は玩具で塞いでしまっているのだから仕方ないだろう」
「外せばいいだけじゃん」
「こういうのは時間をかけて焦らすものだろう?」
直接夜伽させられてたら忌避感ありそうではある いや多分道誉自身は対象外かな…
本丸の管理者登録も遅らせたいし、純粋に自分のものにもしたい たぶん少なくとも一か月くらいはベッドから出させない