※この作品はR-18です。

SENSUAL   作:井上木下三上

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六門天外モンコレナイト最終話からの派生です


六門天外モンコレナイト 時姦の天使
時姦の天使


 

 

 

 六門世界。それは、〝火〟、〝風〟、〝水〟〝土〟、〝聖〟、〝魔〟の六つの元素で構成される神秘の世界。

 

 様々なモンスターの集う不可思議な世界。この物語はそんなモンスターの世界を冒険する、少年と少女の愛と友情の物語である――そして今、最後の戦いが幕を開ける

 

 

 

 

 

 迸るのは、混沌の紫電。二つの頭を持つ竜(ドラゴン)から放たれたその力が世界を塗り潰す

 

「ウワァアアッ」

「キャアアアアッ」

「アアアアアッ」

 

 その混沌の紫電の正体は、戦闘スペル「デス・ライトニング」。双頭の竜「タイラント・テラー・ドラゴン」と「赤き死の天使・レダ」によって放たれた、魔と時の複合戦闘スペルだった

 

 

「――っ」

 

 全身に叩き付けられたような衝撃を受け、混沌の紫電に眩んでいた視界が戻った時、周囲の景色からはすべてが失われていた

「こ、これは……?」

 そう独白して周囲を見回すのは、その背に四枚の翼を持つ美しき天使だった

 

 まるで神が造形したかのように整った神秘的な麗しい美貌と、黄金比のように均整の取れた身体

 切れ長の目尻に赤い化粧を施し、足元まで届くほどに長い紫色の髪を真珠を思わせる赤い髪飾りで無数に束ね、身体のラインを際立たせる白いドレスに身を包んだ清らかな水を思わせる透明感を感じさせるその天使の名は、「波を纏う天使」。

 六門世界を構成する六つの属性の一つ水の元素を司り、水の属性地を治める大天使だ

 

「どうして私はこんなところに?」

 先程まで戦っていた「タイラント・テラー・ドラゴン」――正確には、その身体に取り憑いた第七属性「時」を司る支配者「ウロボロス」の姿が見えなくなっていることに、波を纏う天使はその柳眉を顰めて怪訝に独白する

 

 世界を繋ぐモンモンアイテムによって、時の世界から召喚された「時の支配者・ウロボロス」は六門世界を滅ぼさんとしていた

 それを守るため、、異世界からきた少年少女「モンコレナイト」とその仲間達、そして波を纏う天使同様に六門世界の火、風、土それぞれの属性を司る天使と四属性のドラゴン達と共に戦っていたはずだった

 だが、先の強力な戦闘スペルに巻き込まれた波を纏う天使は、今何もない虚無の空間にただ一人、取り残されていた

 

「――!?」

 しかし、霧に覆われた空間が開け、視界が確保されると、そこに巨大な影が出現する

「ウロボロス……!」

 そこにいたのは、紛れもなく「タイラント・テラードラゴン」に寄生した時の支配者「ウロボロス」。その異様を以って存在するウロボロスに一瞬気を取られた波を纏う天使だったが、即座に平静を取り戻して意識を研ぎ澄ませる

(っ、あれは……)

 強大な力を持つ邪悪な時の化身を前にしても臆することなく相対する波を纏う天使の澄んだ瞳に映るのは、先程の戦闘スペル――「デス・ライトニング」が世界を満たしている光景だった

 

(まさか、あの一瞬の時間を切り取って停止させているの!?)

 

 デス・ライトニングの光に仲間達が打たれている状態のまま停止している光景を見た波を纏う天使は、今自分がいる場所が隔離された別の時間だと推測する

(一体、なんのために?)

 自分だけが異なる時間に閉じ込められたことを推測した波を纏う天使は、その原因であろうウロボロスに警戒の眼差しを向けるが、そこにいる時の支配者と意思の疎通を図ることはできなかった

 

 だが、それに対する答えを示すように、ウロボロスの身体――胴の中心にある巨大な目が隆起し、そこから肉の塊が落とされる

 それは即座に一つの目を表し、そして手足のように無数の触手を生やして蠢く。それはまるで、ウロボロスを宿したタイラント・テラー・ドラゴンの分身のようだった

 

 

(あれは、一体?)

「――!」

 それに息を呑んだ波を纏う天使に、その肉片は一斉にその触手を伸ばして襲い掛かる

 咄嗟に四枚の翼を羽ばたかせて回避した波を纏う天使だったが、先に受けた戦闘スペル――味方の数だけダメージを受けるデス・ライトニングの効果が残るその身体は思ったように動かず、軌道を変えた触手によって絡めとられてしまう

「く……っ、は、離しなさい」

 鋭く牽制の言葉を発しながら自身を絡めとる触手を振り解こうと試みる波を纏う天使だったが、ウロボロスから生まれたその肉塊は頑強かつしなやかで微動だにしない

 そんな無駄な抵抗を試みる波を纏う天使をあざ笑うかのように、その手足を拘束する触手が蠢き、ゆっくりとしなやかな身体を昇ってくる

「っ」

 まるで蛇のように舐めるような動きで手足を上ってくるウロボロスの欠片に、波を纏う天使は生理的嫌悪感を覚えて唇を引き結ぶ

 しかし、柔肌を上ってくるその触手を意識するあまり、嫌悪感に粟立つ肌はその動きを敏感に感じ取り、くすぐったさに似た感覚を波を纏う天使にもたらす

「や、やめなさ――っ」

 まるで指を這わせるようなその触手の動きは苦痛を与えてくることはない

 その目的が分からず、せめてもの抵抗を示すように身体をよじらせる波を纏う天使の抵抗など意にも介さず、ウロボロスは絡めとった女体の白い首筋にも触手を這わせて柔肌を刺激する

「ん……っ」

 くすぐったさに吐息を噛み殺し、拘束をほどこうともがく波を纏う天使だったが、その抵抗はやはりなんの効果ももたらさない

 そんなことをしている間に、赤い真珠のブレスレットを巻いた腕と足を伝い、ゆっくりと身体を上って来た触手が波を纏う天使の身体へと到達する

「あッ」

 その整ったスタイルを際立たせるマーメイドラインのドレスの中へと入り込んできた感覚に、波を纏う天使は思わず声を零してしまう

「や、やめなさい」

 しなやかな脚を撫でられる感覚に肌を粟立たせ、拒絶の言葉を発するも、その触手が動きを止めるはずはなく、ふとももの付け根へと迫っていく

 さらに、腕を伝ってきた触手は形の整った乳房をなぞるように蠢き、大胆に肩と胸元を露出したオフショルダーのドレスの胸元を飾るブローチを弾き飛ばす

「ッ!?」

 柔肌を嬲らせるくすぐったさの混じった感覚に耐えていた波を纏う天使は、ブローチと共にその下に隠されていた乳房が曝け出されたことに、思わず息を呑む

 

 露になった波を纏う天使の乳房は、大きすぎず小さすぎず、何よりも形が整っており、まさに美乳と呼ぶにふさわしいものだった

 その中心には、乳房全体と美しい対比を以って、白い肌よりもやや赤みを帯びた薄桃色の乳芽が咲いており、まさに息を呑むほどの美しさを実現させている

 異性はもちろん、同性でさえも目を奪われるであろう美乳。――欲情に駆られていても、神々しさすら感じられるその乳房には、触れることすら躊躇われる神性が感じられた

 

 だが、ウロボロスの触手には、そんな美を感じる機微は備わっていない。波を纏う天使の乳房に何の感慨も覚えてない肉触手は、その先端を無数に枝分かれさせ、蛇のように蠢かせる

 

 

(ま、まさか……)

 まるで舌なめずりのようなその動きを見せられれば、どれほど鈍い女であろうと、これから自身の身に何が起こるのか容易に想像ができる

 肉触手――ウロボロスが何をしようとしているのかを察した波を纏う天使が息を呑む中、その答えとばかりに枝わかれした触手が両の乳房に絡みつく

「――っ」

 乳房を揉みし抱かれた瞬間、生理的嫌悪感から無意識に悲鳴が零れそうになるのを、すんでのところで噛み殺した波を纏う天使は、自身に絡みつく肉触手を睨みつける

 

 だが、そんなことでウロボロスの肉触手が止まることはない。枝分かれした触手が器用に蠢き、まるで手で揉みしだくように、波を纏う天使の美乳を弄ぶ

 柔らかさと弾力を証明するように、自身の乳房が触手によって不規則に歪められ、形を変えられているのを見て、波を纏う天使は唇を噛み締める

 

「っい、いや……」

(やはり、私を……でも、一体なんのために……?)

 

 ウロボロスの肉触手が自分を犯そうとしていることは明らか。その思惑が読み取れない波を纏う天使は、困惑のままに拘束を振り解こうと身体を揺らす

 ウロボロスは精神体。この六門世界で自身と同じ「時属性」を繁栄させるために、繁殖の苗床にしようとしているなどの可能性が脳裏に浮かぶが、それに対する答えを得ることはできない

 

「ん、ぁ……ッ」

 触手で揉みしだかれる乳房から生じる淫熱と、柔肌をくすぐるように撫でられる感覚――それらは忌避するべきものであるはずなのに、徐々に嫌悪感の中から顔を出す疼きが波を纏う天使に甘い吐息を零させる

「――っ」

 自身が上げてしまった声を自覚し、屈辱に唇を強く噛みしめた波を纏う天使は、その拘束から逃れようとするが、ふくらはぎから太ももへとゆっくり這い上がって来た別の触手が、足の付け根へと入り込んでくる

「そ、そこは……」

 それを感じ取った波を纏う天使が思わず声を上げてしまった瞬間、ウロボロスの肉触手がその身に纏う衣を力任せに破る

 

 乳房を露にする際に破られた衣はそれによって波を纏う天使から全て剥ぎ取られ、そのあとには神秘を形にしたような美しい女体だけが残されていた

 見るだけでそのきめ細やかさと滑らかさを想像できるほどに白い肌。細くくびれた腰に形の良い臀部。――細身ではあるが女性的な柔らかさを感じさせる肉付きのよい身体

 それらが絶妙のバランスで調和した天使の身体は、水の属性を司る天使に相応しく薄氷の如き奇跡によって成立し、神秘の美を体現していた

 

「……っ、ぁ」

 世界を滅ぼさんとする時の支配者にされるがままにされ、裸にされた屈辱に目が眩んでいた波を纏う天使だったが、肉触手に絡めとられた足が無理矢理広げられる感覚に思わず声を漏らす

 波を纏う天使の美に微塵もたじろぐことなく、その目的を果たさんとするウロボロスの端子たる触手は、細くしなやかな脚を広げて、そこに隠されていた秘部を曝け出す

 

 髪と同じ紫色の恥毛でうっすらと化粧された女陰の唇。自然なものだとも整えられているともみえる恥毛に覆われた秘所は、ウロボロスの暴淫に抵抗するかのように固く閉ざされていた

 

「は、離しなさい」

 最も秘すべき女の園を露にされた羞恥に頬を染め、同時にこれから自身に降りかかる行為への恐怖と焦燥に駆られる波を纏う天使は、強い語気で言い放つが、ウロボロスの触手がその程度のことで止まるはずはない

 まるで舌なめずりをするように蠢いた触手は、ゆっくりと波を纏う天使の秘所へと近づき、そこをゆっくりと撫でる

「っ」

 そこから伝わってくる感覚に思わず身体を震わせた波を纏う天使は、せめてもの抵抗とばかりに怯えた声を出すまいと喉を絞り、拘束を振り解こうと身体をよじる

 

 だが、何度暴れようと波を纏う天使の力でウロボロスの拘束を解くことはできない。戦闘スペルと呼ばれる力を使おうとするも、時間を自由に操ることができるウロボロスの力によってそれを阻まれてしまう

 結果、波を纏う天使は、空中に触手で固定されたまま、されるがままに弄ばれることしかできなかった

 

 枝分かれした触手が小刻みに震えたり、不規則な動きで乳房を揉みしだきながら、首筋や脇といった肌を愛撫する

 それに加えて別の触手が陰部の形をなぞるように動き、やがてその中に隠された敏感な肉芽をコリコリを転がすように愛撫しはじめる

 

「ぁ、んっ」

 女体の中でも特に敏感な場所を責められたことで、気丈に振る舞おうとしていた波を纏う天使の唇から甘い吐息が零れる

 それに気づき、そんな反応をしてしまった己を恥じて表情を凛と保とうとするも、その意思に反して成熟している女体は快楽に火照り始めていた

「や、やめなさい。こんなことをして――」

 否定と拒絶の言葉を口にはするが、その声音の端々は甘く蕩けて熱い吐息が混じり始めていた

 その極上の女体が淫らに色づき始めている危機感と、忌むべき時の支配者に凌辱されて感じてしまうことへの屈辱から必死に快感を耐えようとするも、ウロボロスの触手は容赦なく波を纏う天使を愛撫していく

 

「あ、んぅっ」

 

 いつの間にか胸を揉みしだいていた触手の先端から無数の小さな触手が伸び、固くしこり始めている薄桃色の乳首を責めていく

 乳輪をひっかき、固くなり始めた乳首を扱くように弄ぶと、そこから伝わる快楽が波を纏う天使に甘い声を上げさせる

 陰核を弄ばれる秘所からはいつしかクチュクチュと小さな水音が奏でられており、そこが濡れていることを物語っていた

 

「あっ……ん、く、ぅ……んっ」

 望まぬ触手による凌辱であっても、女体が確かな淫熱を帯び始め――快楽を感じさせられてしまっている危機感に、波を纏う天使はこれまで以上に身体を暴れさせて逃れようとする

(あ、あぁ、そんな。どうして私……)

 だが、甘い吐息を交えて身悶えるその様は、拘束を振り解こうとしているのか、快楽に身体をよじらせているのか分からない淫靡なものだった――それを当人が知るはずもなく、指摘する者もいないが

(――ぁ、だめ、このままでは……)

 必死に触手から逃れようとする波を纏う天使は、乳房や陰核ばかりではなく、耳や首筋、脇、四肢といった肌から不規則に、しかしたった一つの目的を持ってもたらされる淫熱に翻弄され、それが下腹部へと溜まっていくのを自覚させられて危機感を募らせる

 

 

 それがどんな意味を持つのか分からない波を纏う天使ではない

 愛する人ならまだしも、こんな触手によって自分が女体の持つ最高の幸せへと導かれるなどあってはならない

 

 

「ん、ぁ、あっ……」

 だが、そんな懸命の意思とは裏腹に、執拗な愛撫によって淫熱を蓄えさせられた波を纏う天使は、徐々に追い詰められていく

(あ、こんな。……っ、いや。来る……きて、しまう。このままでは、こんなものに、私……っ)

 それでも、なんとか耐えようとする波を纏う天使だったが、身体に蓄積されていく快楽に、抗うことにもすぐに限界が訪れる

(も、もうだめ――)

 固く目をつむり、足の指をぎゅっと丸め、触手に絡めとられた四枚の翼が硬直した次の瞬間、波を纏う天使は限界を迎える

 

「ん……ん、んんぅ――」

 

 せめてもの抵抗に声を噛み殺したものの、全身をビクンと震わせた波を纏う天使は、自身が絶頂を迎えさせられたことを理解しながら、その快楽に抱かれて思考を塗り潰される

「……っ」

(あ、あぁ……こんな、私……っ、でも、これ以上好きにさせるわけには――)

 絶頂を与えられてしまった屈辱に、その切れ長の目元をに涙を浮かべる波を纏う天使だったが、乱れた呼吸を整えながら、なんとか抵抗の術を見つけようと思案を巡らせる

 

「んあ……あぁッ」

 

 だが、そんな思考は、一度絶頂を与えた程度でその動きを止めることのない触手によってもたらされる責めがもたらす快楽の奔流によってかき消されてしまう

 なんとか呼吸を整えようとするも、ウロボロスの触手はそんな波を纏う天使を気遣うことなどなく、波を纏う天使を責める手を微塵も緩めることはない

「あ、あぁっ……い、いや。やめ……ん、んんんっ」

 先程一度敗北し、絶頂を迎えてしまったことで敏感さを増した女体は快楽を一層享受し、波を纏う天使はそれに甘い声を上げてよがらされる

 絶頂の余韻冷めやらぬ中、無理矢理押し込まれてくる快楽に悶える波を纏う天使の喘ぎ声に余裕はなく、美しい首筋を晒して天を仰ぐ

 

 触手が秘所を弄ぶ動きに合わせてそこからは淫猥な水音が響き、先の絶頂によって波を纏う天使の女体が快楽に染まっていることを物語る

 愛撫によって乱れているかのような淫靡な姿を晒し、触手から逃れるように懸命に身体をよじらせるも、無遠慮に流し込まれてくる快楽を受け流すことはできない

 そして、更に自身がそんな痴態を晒しているという認識が皮肉にも波を纏う天使の意識を触手の動きと快楽に集中させてしまう

 

 

 その瞬間だった

 

 

「――ん、ん、あああぁぁぁっ」

 

 不意に予想だにしない快楽を注ぎ込まれた波を纏う天使は、それを耐える準備もしていなかったために、はしたない喘ぎ声を上げさせられる

(こ、これは……!?)

 その快楽が、先程絶頂を迎えさせられた時のものだということは即座に理解できた。だが、なぜ自分がそんな快楽を与えられたのかを波を纏う天使は理解できなかった

 

 自身の身体の感覚については、波を纏う天使は理解している。たしかに、一度絶頂を味わわされ、更なる責めに喘いでいたが、まだ絶頂するほどではなかった

 そもそも絶頂というのは、徐々に高まった肉感が弾けるようなもの。だというのに、この絶頂は何の前触れもなく心身を呑み込んだ。――普通に考えれば、そんなことがあるはずはない

 

(ま、まさ、か……私(・)の(・)時(・)間(・)を(・)操(・)っ(・)た(・)!?)

 

 不意を衝かれた絶頂の余韻に霞む意識の中で、波を纏う天使の脳裏に一つの可能性が浮かぶ

 

 ウロボロスは時属性を持つ時(・)の(・)支(・)配(・)者(・)。その力を以って、波を纏う天使の身体が覚えた一(・)度(・)目(・)の(・)絶(・)頂(・)を(・)繰(・)り(・)返(・)し(・)た(・)のだとすれば、先程の不自然な絶頂にも説明がつく

 

(もしそうだとしたら、このままでは――)

「ん、あああぁぁぁぁあああっ」

 答えの返ってこないウロボロスの責めを受けながら、その可能性に危機感を抱いた瞬間、全身を焼くような快楽に波を纏う天使は成す術もなく甘い嬌声を上げる

 心中を青褪めさせながら、赤く紅潮した美貌でよがり声を上げさせられた波を纏う天使は、触手に拘束された身体を震わせて美しい首筋を晒す

(だ、だめ、このままでは……)

「あ、んぁっ、ああっ。やっ、あん、ん、んんっ、く、ふぁ……ん、んうっ」

 焦燥に駆られた波を纏う天使の心を読んだかのように、ウロボロスの触手は再び絶頂の時間を再生し、その女体がかつて身覚えた快楽を甦らせる

 

 絶頂した時間を再生させるウロボロスの責めは、今ある快楽の上に上書きされ、重複する。

 それそのものは一度目のものであっても、波を纏う天使は事実上何度も絶頂を極めさせられている状態にされ、心身を淫悦に蕩かされていく

 

「あ、ああっ、ん、あ、ああああっ」

 かろうじて動く首を振って乱れたため、汗で濡れた波を纏う天使の白い頬や肌には、その紫色の長い髪を幾筋か張り付いており、それが艶めかしさを強調している

 快楽に耐えるために固く閉じられた目から一筋の涙を流し、水の属性地を司る天使である自分が、快楽に流されて溺れようとしている現実を懸命に否定しようとする

「あ、んぁっ、く……ん、あ、あぁ」

 だが、そんな波を纏う天使の抵抗など意にも介さず、ウロボロスの触手は脇を舐め、胸を揉み、陰核を刺激し続ける

 

 絶頂が強すぎて分かりづらかったが、ウロボロスが再生しているのは絶頂の時間だけではなく、そこに至るまでの愛撫と性感――波を纏う天使の身体に刻まれた時間を繰り返し再生し、何度も重複して与えていく

 休む間もなく与えられる執拗な愛撫に加え、一度絶頂を与えられた快楽の蹂躙を再生されて抗えるはずがない。身体に蓄積する快楽が波を纏う天使を、新しい絶頂へと導いていく

 

「あ、ん、あぁぁぁあああっ」

 

 二回、三回――十回、百回。何度も、何度も、新しい絶頂が刻まれ、その絶頂の快楽を再生されて重ねられていく

 

「あ、ああああッ、んあ、あ、ああぁああっ――」

 

 その快楽に、波を纏う天使は成す術もなくイキ狂わされる。

 硬直した身体全体を痙攣させ、口の端から涎を零しながら嬌声を上げ、陰部からは愛潮を噴き出す

 涙で濡れる瞳は濁り、見開かれていても何も映しておらず、その思考は快楽によってちぎれて自分の状況すら分からなくなっていく

 

「ああっ、ん、ふぁ、あ、ああぁぁああっ」

 

 まともな言葉すら発することが出来ず、その可憐な口から紡がれるのは、甘く蕩けた喘ぎ声だけ。身体は絶頂に狂わされ、心は快楽に侵食される

 手足と身体、四枚の翼を触手に拘束された美しき天使は、この快楽の連鎖が止まることだけを願いながら、繰り返される絶頂に呑まれていた

 

 

「――ッ、あ、は、ぁ……っ」

 どれほどの間そうされていたのかは分からない。息をすることさえもままならない時の淫獄から解放された波を纏う天使は、霞む思考で本能的に息を吸い、呼吸を整えようとする

「っ!」

 だが、そんな束の間の休息は幻でしかないことを、波を纏う天使はすぐに思い知らされることになる

 散々弄ばれ、快楽を注ぎ込まれたことで粘つく愛液に濡れた秘所に何かが触れた感覚に忘我の中で力なく視線を動かした波を纏う天使は、そこにある触手にその美貌を引き攣らせる

「ぃ、いや……っ」

 涙と汗、涎で濡れた疲弊しきった美貌を青褪めさせた波を纏う天使の視線の先にあるのは、鎌首をもたげるように動く一本の触手

 その先端から、粘つく液体に濡れた悍ましい突起を露出させたそれが、なんのために用いられるものなのかは一目瞭然だった

「も、もうやめ……」

 水の属性地を司る天使は、その触手を恐れるように凝視したまま、かすかに引き攣った弱々しい声を発する

 その声は普段の気品のあるものではなく、どこか懇願するような響きを帯びており、先程までの連続絶頂で波を纏う天使の心がどれほど疲弊しているのかを物語っているかのようだった

 

 だが、その触手が波を纏う天使の懇願を聞き入れるはずもなく、ゆっくりと――まるで見せつけるかのようにその切っ先を愛液で濡れた秘所へと近づけていく

 波を纏う天使の瞳は片時も逸らされることなくその触手の動きを見つめており、これから自身に訪れる悲劇を否応なく幻視する

「ん……んぅ」

(だ、め――そこは……)

 頭の中では必至に否定と拒絶の言葉が繰り返されるが、疲弊しきった喉はそれを言葉にしてはくれない

 敏感になった秘所は、触れてもいない触手に侵されて感じさせられ、ヒクつく合わせ目を開いて涙とも涎とも思える甘い愛液をたらしながら、その先にある快楽を予感させる

 

「ぁ」

 

 そして、その触手の先端が秘所の割れ目――膣内へと続く門に触れると、波を纏う天使の口からは淫らな熱を帯び、恐怖に引き攣った声が零れた

 

「ん――ぅぅううう!!」

 

 次の瞬間、触手は陰唇を一気に押し開き、波を纏う天使の膣内へと侵入する

「ん、ふぁ……んああぁぁああッ」

 膣口を押し広げられ、膣内に入り込んだ触手に膣壁を擦り上げられる衝撃に、波を纏う天使は瞬く間に絶頂に至り、嬌声を上げて身体を震わせる

 

 たっぷりと愛液を蓄えた膣内はスムーズにウロボロスの触手を受け入れ、これまでの絶頂と快楽によって高められた子宮の飢餓が歓喜に打ち震える

 完全に狂わされた女体は、まるで愛しい人を受け入れたかのように収縮して触手を締め付け、蠕動する膣が奥へ奥へと導こうとする

 

「んっ――ふ、あ、ああああああぁッ」

 

 突き入れられた触手に膣内を丹念に擦り上げられ、枝分かれした先端に子宮口を責め立てられた波を纏う天使は、その淫悪な責めに成す術もなく連続絶頂を極める

 

 

 触手に絡めとられた美しき天使がイキ狂わされるその様は、どこまでも淫らで、果てしなく美しいものだった

 

 

「あ、ん、んあああああぁぁぁぁッ」

 

 

 四肢と四枚の翼を触手で拘束され、膣を貫かれた波を纏う天使は、それによってもたらされる気を失いそうなほどの連続絶頂によがり狂う

 汗と涙と涎でその美貌を汚し、淫靡な化粧をした波を纏う天使は、悲鳴にも似た甘い嬌声を上げて可能な限りに身体を暴れさせる

(そんな、いきなり奥まで……!)

 一気に膣の最奥まで到達した触手は、その形状を変化させ、膣壁と襞を擦り上げながら、子宮口をこじ開けるように蠢く

 触手だからこそ、その形を自在に変えられるからこその、膣内全体への責めを受ける波を纏う天使は、未知の快楽に翻弄されてイキ狂わされる

 

 見開かれた双眸には何も映っておらず、身体の中から溢れ出し、天へと飛翔していくかのうような絶頂快楽に、視界が染め上げられていた

 心はすでに敗北していた。もし、ウロボロスに意志があったなら、許しを乞いていたかもしれない。もしウロボロスが求めれば、解放を懇願したかもしれない

 それほどに水の属性地を治める天使としての矜持は、女としてのそれと共に無残に砕かれ、波を纏う天使の本心では世界の事を憂いるよりも、この天国のような地獄の快楽から解放されることだけを祈っていた

 

「んあっ、あ、ふぁ、ん、あああああっ」

 

 喘ぎ声以外の声を出すこともできないまま、よがらされていた波を纏う天使は、ウロボロスによる凌辱がこれで終わりではないことを、その身をもって思い知らされることになる

 膣内を貫いた触手だけではなく、その身体に巻き付いていた触手までもが一斉にイキ続けている女体を責め弄ぶ

「あ、んあっ、あ、ああああっ」

 肌を撫で、耳内をかき混ぜ、乳房を揉みしだいて固くなった乳首をしごき上げられた波を纏う天使は、泣いているように喘ぎ、イキ続ける身体をよがり狂わせる

(そんな、あれも――)

 その凶悪な全身への愛撫に加え、つい先程まで波を纏う天使を泣き乱れさせた、時の支配者(ウロボロス)だけが可能とする責めが再開される

 波を纏う天使の身体に刻まれた時間を再生し、その快楽と絶頂を再現する〝時の凌辱〟。これまで受けた柔肌、乳房、乳首、陰核――これまで散々弄られ、感じさせられた快楽が再生され、何度も味わわされた絶頂が繰り返される

 

「ん、ひ、あ、ん、あああああああああああっ」

 

 全身を責め立てる触手による快楽と絶頂。そしてそれによって与えられた快楽の追体験――自身に生じた激感の暴嵐に、波を纏う天使は声を張り上げてイキ狂う

 

 胸を揉み、乳首をしごく柔肌を舐めなぞり、陰核を弄りながら膣内をかき混ぜられる。触手によってもたらされる快楽に絶頂を極め、それが何度も何度も繰り返されて蓄積し、累乗していくことに耐えられるはずなどなかった

 許容と常識を超えた快楽の奔流に呑まれる波を纏う天使は、肉欲しか感じられない中で溺れていた

 

「あっ、あぁぁああああ――――!?」

 

 そして、膣内を蹂躙するウロボロスの触手は、愛液で氾濫している状態になるのを待っているかのように蠢き、その最奥部に熱いものを注ぎ込む

(こ、これは……っ)

 自身の最奥部を焼くその熱源がなんなのか分からないはずはない

 

 自らの子孫を残すための子胤。時の支配者たるウロボロスの因子を内包した熱いものが子宮内に注がれるのを感じ取り、波を纏う天使は頤を逸らして目を見開く

 快楽に侵された思考の中であってもそれを認識できた波を纏う天使が真っ先に抱いたのは拒絶と絶望。本来愛する人にだけ許されるべき命の揺り籠を穢されることへの屈辱

 

 しかし、波を纏う天使のそんな思いは自分自身の身体によって裏切られることとなる。

 ここまで散々昂らされた子宮は、ようやく与えられるべきものが与えられたことに歓喜して打ち震え、飢えを満たされた喜びを絶頂の快楽によって表していた

 

(そんな、私の中に……私の中が穢されて――)

 

 女性にとって最も神聖な場所である子宮を穢された絶望に打ちのめされながらも、波を纏う天使の膣内は意に反して快楽を貪るように享受し、収縮してウロボロスの触手を強く締め付ける

 かろうじて取り戻した一瞬の意識さえも、収縮する膣と子宮がもたらす快楽に呑み込まれて消失し、ただ淫らに乱れよがる女が残されるだけだった

 

「んあぁっ、あ゛あ、ッ――ああ、あああぁぁぁぁぁああっ」

 

 それに答えるように、ウロボロスの触手は膣内で蠢いて波を纏う天使の子宮内にさらに精液を注ぎ込んでいく

 波を纏う天使は、歓喜に打ち震える身体とは裏腹に絶望の涙を流し、もう何度目か数える事も出来ない絶頂に狂わされる

(も、ぅ……だめ……)

 敏感にされた身体をくまなく愛撫される快楽、そして一度与えられた快楽が何度も繰り返して重複して注がれる永久の時の牢獄に囚われた波を纏う天使は、逃れることも抗うこともできない淫獄の中に、かろうじてしがみついていた意識の欠片が溶けていくのを感じていた

 

 この空間はウロボロスによって閉ざされた時の世界。助けが来ることは期待できず、いつ解放されるのかも分からない

 

 その空間の中で波を纏う天使は、いつ終わるとも知れない無限の快楽と絶頂の輪廻に囚われ続ける

 

 肌を舐められ、乳房を揉みしだかれ、乳首をしごかれ、陰核を擦られながら膣内をかき混ぜられ、子宮に子種を注がれ続ける

 さらにその快楽が永遠に繰り返され、本来感じられる限界を超えて注ぎ込まれる

 汗で濡れた身体を暴れるようによがらせ、涙と涎で濡れた美貌で甘く蕩けた喘ぎ声を上げる。触手を咥え込んだ秘所からは、不規則に愛潮を噴き上げて乱れながら、なにかを考えるほどの余裕もない絶頂と快楽の中、ただただそこから解放されることだけを願い続けるしかなかった

 

 

 

 波を纏う天使がその時の淫獄から解き放たれるのがいつになるのか、あるいは解き放たれる時が来るのかを知っているのは、その美しい身体を弄ぶ時の支配者だけだった

 

 

 

 

 

 




波を纏う天使は、未だに気になるくらいに気に入っているキャラです

かなり古いアニメなので、分からない方はググってください
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