金属音が響き、エレインドゥースの両手を拘束していた鎖が大きく緩む。これまで張りつめていた鎖が大きく緩んだことで、エレインドゥースは両腕を自由に動かすことができるようになっていた
だが、その鎖には精霊に対して強い影響を持つ「精霊文字」が刻まれており、始祖精霊であるエレインドゥースを以てさえ、今の弱った力では抵抗や破壊ができない。
たとえ鎖が緩んで両腕が自由を取り戻しても、エレインドゥースはまだ囚われたままだった
「……っ」
自由になった両手を軽く動かすと、それにつられて両腕に繋がった鎖が金属質の音を鳴らす。丸二日も吊り上げられたままだった腕の動きを取り戻したエレインドゥースがその感覚を確かめていると、拘束していた鎖を緩めて戻ってきたバルゲスがその場で仰向けに寝転がる
仰向けになったことで、屹立した肉棒が天を衝くようにそそり勃ち、エレインドゥースは自身を穢したそれに不快気な視線を向ける
「
自分から凌辱を受けさせる屈辱的な命令に唇を引き結ぶエレインドゥースだったが、
「……はい」
せめてもの抵抗として、女性の尊厳を踏みにじる獣のにやけた顔を見ないように、目を伏せたエレインドゥースは、命じられたままに天を衝いて屹立する肉棒をまたいで秘所に押し当てる
「――っ」
「お? なんだ、もう濡れてるじゃねぇか。なんだかんだ言って、身体は正直だな」
自身の秘所に熱く硬い肉棒が押し当てられる感覚に吐息を零したエレインドゥースに、バルゲスから揶揄するような声が投げかけられる
先程肉棒に無理矢理奉仕させられたエレインドゥースの秘所は、本人の意思とは裏腹にほんのりと湿り気を帯びており、すでにその女体が女悦に熱を帯びていることを物語っていた
その身体に刻み付けられた女悦を呼び起され、淫らに疼く自らの身体に唇を噛み締めるエレインドゥースは、それでも大切なレイトスのためにその屈辱に耐えて言われるままに汚らわしい獣の肉棒を膣内に受け入れていく
「ん、ぅ……っ」
ゆっくりと腰を下ろし、いきり勃たった肉棒を自身の秘所へと受け入れていくエレインドゥースは、膣内を抉る熱く硬い感覚に甘い吐息を噛み殺す
「――ぁっ、あっ……あああっ」
狭い膣洞がバルゲスの肉槍によって押し広げられ、膣壁を擦り上げられると、拒絶の意志とは裏腹にエレインドゥースは腰が砕けるような快楽を味わわされてしまう
体勢としては仰向けになったバルゲスにエレインドゥースが跨る女性上位の騎乗位だが、その主従は完全に全くの逆だった
「んッ、――っ」
そして、重力に従ってバルゲスの剛直全てを受け入れたエレインドゥースは、その肉槍の穂先で子宮を突き上げられる衝撃に、視界が真っ白に染まる様な快楽の爆発を感じてしまう
「おうおう、挿れただけでイッたのかよ。俺のチンポをお前のマンコがギュウギュウと締め付けてきやがる」
頤を逸らし、白い喉を晒すエレインドゥースの姿を見上げるバルゲスは、全身を痙攣させる翠の女神を見て口端を吊り上げる
「――っ、ち、違……」
「口応えするな」
どれほど否定しようとも、肉棒を締め付けてくるエレインドゥースの膣の反応を見れば、絶頂したのは明らか。
肉棒を締め付ける膣と、その余韻で全身を痙攣させているエレインドゥースが賢明に否定しようとするその言葉を、バルゲスは抑制した低い声で黙らせる
「あァ、なら折角だ。俺が素直になれるようにしてやるよ」
それに臆したわけではないが、
「……? あっ! ああッ」
明らかに悪意に満ちたことを考えたであろうバルゲスの反応に一瞬その柳眉を顰めたエレインドゥースだったが、この腰が突き上げられて子宮を抉られるとその思案は快楽の閃光に呑み込まれてしまう
自身の体重によって肉棒に串刺しにされ、バルゲスの剛直の切っ先で子宮口を突き上げられたエレインドゥースは、視界が白く染まるような快楽に成す術もなく嬌声を上げる
「ああ、ん、あっ、あ、っ、あぁっ、あ、あ……あああッ」
「ヒヒヒヒ」
その鮮やかな翠髪を振り乱し、豊かな乳房を弾ませて快楽の暴力に乱れるエレインドゥースを見上げながら、バルゲスは涎を流しながらその痴態を愉しむ
逃れようとするエレインドゥースのくびれた腰を抑えつけ、その膣内を肉棒で擦り抉るバルゲスは、収縮して絡みつく膣の感触を味わう
「あっ、んああッ、ああっ、ああっ、ああ、あ、ああ、あああああああっ」
理性では懸命に快楽に抗おうとしているというのに、その敏感な身体がもたらす快楽に抗いきることができずにいるエレインドゥースは、甘い声をあげながらその美しい身体を乱れさせる
高潔で穢れのない心とは裏腹に淫らで感じやすい身体。どれほど乱れてもその中に気品と楚々たる美しさを宿すエレインドゥースに、バルゲスの腰の動きは一層力強さを増していく
「あ、あぁ、っ、ん、あ、あ、あ……っ」
肉棒が膣を擦り上げ、愛液が攪拌されて奏でる淫らな水音が響き、快楽によって零れるエレインドゥースの嬌声が徐々に短く切羽詰まったものへと変わっていく
性器の結合部から全身に波及し、その内側から生じる快楽の奔流に喘ぐエレインドゥースは、必死の抵抗も虚しく追い詰めていく
「くッ……」
エレインドゥースが感じる快楽に比例し、極上の名器たる膣の蠕動と収縮が肉棒を責め立てると、脳髄が蕩けそうになるその凄まじい快楽に、バルゲスも限界へと追い詰められていく
「あ、あ――っ、ああぁああああああああっ!」
望まぬ快楽の奔流に染め上げられ、抵抗虚しく敗北したエレインドゥースは、背を弓なりに仰け反らせて全身を痙攣させる
エレインドゥースが絶頂を迎えると同時にバルゲスも限界を迎え、その膣内に白濁した欲望のマグマを注ぎ込む
「イッたな」
子宮への射精による充足感と征服欲に満足気な笑みを浮かべたバルゲスは、絶頂の余韻に震えているエレインドゥースに尋ねる
「っ……違い、ます」
女性の尊厳を蹂躙される屈辱に目尻に涙を浮かべ、甘い牝香を断ち昇らせる玉汗を白い肌に浮かべるエレインドゥースは、いやらしくにやけた表情で訊ねてきたバルゲスに、乱れた吐息でエレインドゥースが気丈に答える
口端から零れる唾液を拭う余裕さえないというのに、その高潔な在り方を貫くエレインドゥースに向けて口を開く
「イッたと言え」
「――っ!」
懸命に快楽を否定し、凌辱者たる自分に抵抗してきたエレインドゥースの心の聖域を踏み躙ることに、バルゲスは欲望と興奮を昂ぶらせる
対するエレインドゥースは、
「どうした? 言えねぇのか? イッたって言えばいいだけのことなんだぜ?」
エレインドゥースが口ごもっている姿を下から見下しながら、バルゲスは急かすように訊ねる
この声音そのものは低く抑制されているが、その意味は「逆らうのなら契約者がどうなってもいいんだな?」という脅迫そのものだ
そして囚われ、その力を封じられて成す術のない今のエレインドゥースには、本当に捕まっているかどうかも分からないレイトスの命をちらつかせるこの獣に逆らうことはできなかった
「……した」
「アァン!? 聞えねぇなァ!?」
屈辱に苛まれながら、
「イキ、ました……」
自身の誇りや尊厳を蹂躙する獣の精霊の悪辣さに耐え、エレインドゥースは悲壮な決意と共にもう一度、その屈辱的な言葉を口にする
エレインドゥース自身、自分がバルゲスの凌辱によって絶頂してしまっていることを自覚している。だが、己の意志と理性でそれを否定することで、何とか克己心を奮い立たせていた
しかし、そうやって懸命に守っていた牙城を自らの意志で破壊させられたエレインドゥースは、意志の力で否定していた弱く浅ましい女である自身を認識させられる
「そうか。始祖精霊サマは、犯されてイッちまったわけだ! とんだ淫乱だなァ!?」
まるで己の心に罅が入ったような感覚を覚えてしまったエレインドゥースの気持ちを弄ぶように、バルゲスは嘲笑と挑発の入り混じった声で嗤う
「……ッ」
不用意に反論してこの獣の反感を買うのは得策ではないことが分かっているエレインドゥースは、その侮辱の言葉を甘んじて受け入れ、唇を引き結ぶことしかできない
しかし、それと同時にバルゲスに凌辱されて自身が絶頂を極めてきた事実が淫乱と蔑む言葉と相まってエレインドゥースの心に棘のように突き刺さり、その心を打ちのめす
「どうした? 動け」
だが、そんなエレインドゥースの傷心など知る由もない――あるいは、それすらも愉しんでいるバルゲスは、自身に跨り、剛直を受け入れている翠の精霊に奉仕を命じる
「ん、ふ……ん……ぁッ」
その命令に従うしかないエレインドゥースは、甘く乱れた吐息を噛み殺しながら、ゆっくりと腰を持ち上げて自身を貫く肉棒を膣内から露出させると、再び腰を沈めて膣内を満たす
不本意ながら精霊を拘束する鎖を付けた両腕をバルゲスの胸板に置き、やや前傾になったエレインドゥースは、命じられた通りに自ら腰を動かして望まぬ奉仕を行う
「あ、あ、ん、ふぁ……」
自身の膣内を埋め尽くす肉棒を膣内から出し入れさせるエレインドゥースは、その刺激に思わずこぼれそうになってします甘い声を噛み殺す
エレインドゥースの腰が上下する度バルゲスの剛直が膣壁を削り、たっぷりと分泌された愛液が擦れて淫靡な水音を奏でる
「ぁ……ん、く、ぅ……ん、ぁ……ッ」
「ヒヒ」
自身の快感を制御しようとするエレインドゥースの動きは極めて緩慢なもの。そのためいかな極上の名器とはいえ肉棒への刺激は小さいが、快楽を覚えながら肉欲を否定しようと悩ましげに歪めているエレインドゥースの表情と、その動きに合わせて揺れる二つの乳房とくびれた腰がバルゲスを視覚的に楽しませてくれる
そればかりではなく、嬌声を噛み殺した悩ましげな吐息と陰部が擦れ合う水音が聴覚を、その身体から漂って来る甘い香りと淫らな牝香が嗅覚をも刺激してくる
「そんな動きじゃ、淫乱なお前は満足しねぇだろ?」
「――っ」
そんな色香に惑わされた獣が抑えきれない欲望を隠すために見せた嗜虐の笑みに、エレインドゥースは息を詰まらせる
「ん、ああああぁっ」
腰を突き上げたバルゲスの肉棒に膣洞を擦られ、子宮を抉るように突き上げられたエレインドゥースは、視界が染まるような快楽に白い喉を晒して喘ぐ
「クハハッ! ちょっと奥を突いてやっただけで、随分なヨガりようじゃねぇか。そんなに気持ちよかったのか!?」
前傾になっていた身体を起こし、背を弓なりに仰け反らせたエレインドゥースに、バルゲスが下卑た笑みを浮かべる
その極上の身体を震わせ、形の良い二つの乳房を弾ませて翠色の髪を振り乱すエレインドゥースの清らかな淫靡さに、バルゲスの腰使いにも欲望の熱がこもっていく
「ああっ、んんっあ、あぁっ、や、ああああぁッ」
肉棒で貫いたエレインドゥースのくびれた柳腰を掴んで逃げられないように固定したバルゲスが抑えきれない自身の欲暴に任せて腰を動かすと、それに答えるように翠の女神の身も世もない喘ぎ声が奏でられる
その暴力的で屈辱的な快楽に懸命に抗おうとするエレインドゥースだが、肉棒の先端で子宮口を抉るように突き上げられると、そこから生じる甘い快楽に腰が砕け、力が入らなくなってしまう
成す術もなく女の快楽に蹂躙されるエレインドゥースは、瞼を固く閉じて涙を浮かべ、珠のような汗で濡れた白い美肢体をくねらせて嬌声を上げる口端から唾液を零すことしかできない
「ご主人様を差し置いて自分だけ気持ちよくなってるなんざ、性奴隷失格だな」
快楽に理性と溶かされ、淫らに乱れるエレインドゥースは、男をそそる煽情的な色香と穢れなき清らかさを内包しており、バルゲスを否応なく興奮させ、楽しませてくれる
自身の腰使いでよがり狂うエレインドゥースの姿を見上げるバルゲスの胸中には、これほど犯しても未だに清らかさを失わないこの女を早く心まで自分のものにしたいという欲望と、このままいつまでも調教していたいという相反する衝動が渦巻いていた
「あっ、んぁ、あっ、は、ぁ、ああっ……」
切羽詰まった余裕のない喘ぎ声を上げ、それに応じるように肉棒を締め付けてくる膣内の感覚に、これまで何度も感じてきたその感覚にバルゲスは、エレインドゥースが限界に近いことを見て取って口端を吊り上げる
「そろそろイキそうだな」
「ん、く、う、うぅんっ……」
その言葉は聞こえているのか、あるいはただよがっているだけなのか、頭を横に振るエレインドゥースの抵抗を嘲るように舌なめずりをしたバルゲスはさらに低い声で言う
「どうした。イク時には、なんて言うんだ?」
「ん、ぁ、あ、あ……ッ」
快楽に喘ぎながら、懸命に抵抗するエレインドゥースの姿と極上の女体の味を愉しみながら、バルゲスはその心を溶かすべく、甘い言葉を囁く
「これは嘘だ。お前はただ、俺を愉しませるために俺が望んだことを言えばいい。お前は、お前の意地と契約者の命、どっちを取るんだ?」
それはエレインドゥースの頑なな心を手折る毒のような言葉。
契約者の命を盾に取れば、エレインドゥースは言いなりにならざるを得ない。だが、それが一度折り目がついた紙が同じように曲がりやすくなるように、一度認めてしまえばエレインドゥースは徐々に――だが、確実にその道を転げ落ちていくしかない
「あ、あぁ……っ」
(レ、レイトス様の、為……っ)
頭の隅でそのことを薄々理解してはいるが、快楽に霞んだエレインドゥースの思考では、ただレイトスのために何ができるのかしか考えることが出来なかった
子宮口を突き上げられる快楽に、事実限界を迎えていたエレインドゥースは、もはや長くは維持できない絶頂の一歩手前で自身を抑え込みながら、決断を下すしかない
「イ……ます」
甘い声を上げ、声にならない喘ぎ声を上げていたエレインドゥースは、もは抑えることのできない快楽の奔流の中で、懸命に言葉を絞り出す
「イ、イキます……ん、っ、あああああああっ」
バルゲスの要求に屈することを選択し、目も眩まんばかりの女悦の中で声を発したエレインドゥースは、同時に絶頂を極める
「オ、オオオオォゥ!」
その言葉を聞いた瞬間、バルゲスの中に達成感を伴った喜びが湧き上がり、今日一番の量となる精液を子宮内へ注ぎ込む
「あ、あ、ぁ……ッ」
子宮内を焼く精液の熱を感じ、エレインドゥースは絶頂の余韻に身体を震わせながら、一筋の涙を零す
絶頂を自ら認めてしまった――否、認めさせられてしまったエレインドゥースを襲うのは、自身が凌辱を受け入れているかのような屈辱と、快楽に打ち勝てなかった敗北感。
凌辱に抗い懸命に耐えていた意思を手折られる絶望を覚えながら、同時に、屈服し、蹂躙する被虐の女悦がエレインドゥース絶望をさらに加速させる
「よく言えたな。ご褒美だ!」
快楽を感じながらもそれを否定してきたエレインドゥースが、望まぬままに快楽を認めてしまうその姿に刺激されたバルゲスは、再び腰の動きを加速させる
自身の精液と愛液を蓄えた秘洞を突き上げ、膣と擦れる快楽が背筋を蕩けさせるような悦びとなって獣を欲望のままに突き動かしていた
「あああっ!? そ、そんな、あっ、今、今は……あ、ああああっ」
絶頂の余韻が収まらない内に敏感な膣内を擦られたエレインドゥースは、絶倫の獣から追い打ちをかけるように注ぎ込まれる快楽に身悶える
先程絶頂を認めさせられた敗北の中にあるエレインドゥースは、その暴虐の快楽に抗う意志が先程までよりも弱ってしまっていた
「あ、ああッ、んんっ、んぁ、あ、んんぅ……」
これまでの気丈さが鳴りを潜め、泣いているようにも、媚びてるようにも聞こえる嬌声を上げて乱れるエレインドゥースに、バルゲスの欲望は一層高ぶりを増していく
子宮口を突き上げ、膣壁を抉ってエレインドゥースの極上の女体を味わうバルゲスは、自身の肉棒を締め付けてくるその感覚に、再びその時が迫っているのを察して口端を吊り上げる
「イクときはなんて言うんだ?」
「イ、イキます、あ、あぁ、あああああああっ」
一度認めてしまったためか、あるいはもはや抵抗する意味を見失ってしまったのか、エレインドゥースは求められるままに甘く乱れた声で求められるままに声を上げ――そして絶頂を迎える
敗北を意味する言葉と共に絶頂し、胎内を貫かれたまま身体を跳ねるように暴れさせたエレインドゥースに大量の白濁液を注ぎ込んだバルゲスは、その充足感と共に更なる欲望を貪るべく、休むことなく腰を動かす
「あああっ、っ、んあっ、ああっ、だめ、あっ、んぅ、もう……もうっ、や、やめ……んあ、あ、ああああぁっ」
絶頂を重ね、子宮内を獣の精で焼かれながら責めたてられるエレインドゥースは、懇願するような声で乱れる
(ヒヒヒ。このまま俺のものにしてやるぜ)
この機を逃さず一気に快楽に堕としきり、エレインドゥースを自身の性奴隷にしようと考えるバルゲスは、腰の動きを止めず、快楽と精を注ぎ続ける
「あああっ、ああっ、ああっ、ああああっ」
(レイトス様……)
凌辱の暴虐と、意識を侵食するほどの快楽の暴流の中にあるエレインドゥースを支える最後の砦は、契約者であるシダラ・レイトスだけ
身体を穢され、誇りを手折られ、心を踏み躙られたエレインドゥースは、ただ契約者の無事だけを祈りながら、快楽に侵食されていく
「ほら、言え」
「あっ、ああっ、んあ、あああっ、イ――キ、ます、あ、ああああっ」
愛液と精液で満たされた膣と陰茎が擦れる淫靡な水音と甘く乱れた女の嬌声、欲望に穢れた男の荒い息遣いと鎖の音だけが無機質な室内に反響し、発情した牡と雌の淫匂が満たしていた
「イキます、ああぁっ、イ――く、んぅーーッ」
いつ終わるとも知れぬ獣の凌辱を受けながら、容赦なく快楽を注ぎ込まれて何度も絶頂を極めさせられる
エレインドゥースにできるのは、快楽と絶頂に穢されて己を見失わないためにレイトスを思うことだけだった
故にエレインドゥースは気付いていなかった。――
「イ、イキます……あああああああっ」
もはやバルゲスは強制していないというのに、自ら絶頂を告げてしまっていたことを。
「ハァ、ハァ……」
体力の限りに精を注ぎ込み、限界を迎えたところでエレインドゥースから肉棒を抜き取ったバルゲスは、その場に崩れ落ちた翠の始祖精霊を呼吸を整えながら満足気に睥睨する
腕を拘束する鎖に腕を釣り上げられ、それに身を預ける体勢で膝をついているエレインドゥースの股間からは
白濁液と愛液の入り混じったものが零れて地面に滴り落ちている
「エレインドゥース」
精を放ち果てていなければ、即座に襲い掛かりたくなるほどに淫靡なその姿を見据えるバルゲスは、その顎に手を添えて、俯きがちになっていた顔を上げさせる
涙と汗、涎で汚れながらも微塵も美しさを損なわないエレインドゥースを見据えたバルゲスは、かろうじて意識を繋ぎ止めてはいる美女に、囁くように訴えかける
「お前は俺の性奴隷だ」
意識が混濁し、朦朧とした状態にあるその瞳を覗き込みながら言うバルゲスは、正常な判断を失っている理性に刷り込むようにいい気させる
「……ます」
「んん?」
掠れるような声音で絞り出されたエレインドゥースの途切れた声にその屈服の予感を覚えたバルゲスは、それを聞き逃がすまいと耳を近づける
「違い、ます」
先程まで混濁していた瞳に強い意志の光を宿したエレインドゥースが、疲労に染まった声で再び絞り出したその言葉に、バルゲスは思わず目を瞠る
「――さすがだ」
その一言を絞り出し、気を失ったエレインドゥースの顔を離したバルゲスは、掛け値のない賞賛の言葉を送る
「だが、いつまでその虚勢が持つかな? 必ずお前を俺のものにしてみせる」
気を失ったエレインドゥースに背を向けたバルゲスは、そのまま自らに誓うように言うと共に部屋を後にするのだった