※この作品はR-18です。

Fate妄想集   作:メルヘンに気ままに

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メイヴちゃんあまり好きじゃないって人。1度でいいから絆レベル4、5のボイスを聞いて見てください。世界が変わります。かなりシコいですよ。あ、いえ絆レベル4、5だけにとかそういうわけでは…


1.無人島には危険がいっぱい?

 

「きゃあああー!!」

 

「うおああああ!!」

 

何が悪かったのだろうか。

 

「マスター、ま、マスター!!なによあれ!!」

 

「わか、わわ、わかんね!なんじゃありゃ!?」

 

軽い気持ちでよく分からない海にレイシフトしたのが悪かったのか?

 

「マスター男の子でしょ!?あれくらいパッてやってきてよ!!」

 

「無理無理無理!!あいつだけは無理!」

 

あの時メイヴちゃんから目を離したのが悪いのか?

 

「知らない!私あんなの知らない!!」

 

「俺も知らない!!あのサイズのは知らない!!」

 

ーーーそれとも、暇だからという理由で流着した島の探索をしたのがダメだったのか。

 

俺とメイヴちゃんは今、人の2倍の大きさはあるゴキブリから全速力で逃げていた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「はぁ、はぁ…大丈夫?メイ

 

「大丈夫じゃないわよ!!こんな時だけ私に任せてくれちゃって!!初めてマスターのこと憎んだわ!!」

 

涙目で俺をポカスカ叩くメイヴちゃん。その背後には先程のゴキブリが斃れている。

 

「いや、メイヴちゃんサーヴァントだし。つかゴキブリ触った手で俺に触らないでくれる?」

 

「そういう問題じゃないの!!なんでマスターはたまにクズになるのかしら!!」

 

「…冗談だよ、ごめん、反射的に令呪がね?」

 

自分の右手をさする。そこには本来3画あるはずの令呪が2画しかない。先程のでかいゴキブリを倒すのに使ってしまったのだ。まぁ倒したのメイヴちゃんだけど。

 

「…ま、まぁ、あのままじゃ二人とも危なかったものね…この件は水に流してあげる」

 

「…うん、とりあえずさっきの場所戻ろうか」

 

「そうね」

 

〜〜〜〜〜〜

 

「うーん…森を探索しようにもさっきみたいなのがいるんじゃ出来ないし、助け呼んでも来ないしで……暇だね!!メイヴちゃん!」

 

「そうねぇ…マスターは全身筋肉痛だからあまり激しい遊びも出来ないもんね…」

 

昨日、メイヴちゃんを颯爽と助けた俺だがストレッチもせずに海に飛び込んだからか強烈な筋肉痛に襲われていた。その上さっきも全力ダッシュをしたのだ。正直、あまり動きたくない。

 

「うーん…寝るしかないか」

 

「あら、奥手なマスターから求めてくるなんて珍しい…でもそれは激しい運動に入るんじゃないの?」

 

「なっ、そ、そっちじゃねぇ!あとなんかその言い方俺らがもうしたことあるみたいな言い方だぞ!!」

 

蠱惑的に微笑むメイヴちゃん。まるで何回か俺とメイヴちゃんが寝たことがあるかのような言い方をしているが俺は正真正銘の童貞だ。

 

「むぅ、前から思ってたけどマスターって女の人に興味ないのかしら!」

 

「人をゲイみたいに言うのをやめろ!俺は普通に女の子が好きだよ?!」

 

頬を膨らませ、俺の胸に手を置くメイヴちゃん。最近こそ慣れてきたが慣れないうちはもう心臓が破裂するではないかと言うほど早くなっていたものだ。まぁ今でも相変わらず恥ずかしいのだが…

 

「…じゃあ、私のことがあまり好きじゃないのかしら?」

 

俯きながらメイヴちゃんは問う。

 

「はぁ…そんな訳ないじゃん。好きじゃなかったら遊びになんて誘わないよ。もう大好きなまである」

 

恥ずかしいが思い切って言う。俺がメイヴちゃんを嫌いなわけがない、今まで共に冒険してきた仲間なのだ。

 

「うふふ、そうよね!マスターは私のこと大好きよね!!私もマスターのこと大好きよ!」

 

「ちょ、近い近い!!」

 

先程までの落ち込んだ様子はどこへ行ったのかニコニコと嬉しそうに笑うと、立ち上がった。

 

「マスター!海行きましょ海!!泳ぎ方をおしえてちょうだい!!」

 

「いたたたた!…まぁ教えるくらいなら大丈夫かな。よし、じゃあ行くか」

 

メイヴちゃんに手を引かれ、俺はそのまま海へ向かった。

 

まさか、あんなことが起こるとも知らずに…

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

「…う、うぅ」

 

体中が痛い。

 

「…ここ、は?」

 

辺りを見渡す。目の前にはバッグが落ちている、彼が私に預けたものだ。

 

「…っう!」

 

頭にとてつもない痛みが走る。手を当てるとそこからは多量の血が出ていた。

 

「このままじゃ…早く、行かなきゃ」

 

早く行かなければ、彼の元へ。

 

「……行かなきゃ?…彼?」

 

 

「…私は、どこに向かっているの?…私は………誰?彼って…誰?」

 

体中から血の気が引く。自分の根幹を抜かれたような、最も大事な何かを忘れてしまった、そんなような。

 

遠のく意識の中、誰かの走る足音が聞こえ、それと同時に叫び声が聞こえた。初めて聞く、だけどどこか安心する誰かの声。

 

「…マ、スター」

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

「そうそう、流石はメイヴちゃん。覚えるのが早くて教えるこっちも楽しいよ」

 

「うふふ、褒めて褒めて〜!私褒められて伸びるタイプなの!」

 

俺は今、浅瀬にてメイヴちゃんに水泳のいろはを手取り足取り教えていた。

 

「あ〜、いいねぇ。でももっと足をこう…こう動かすんだ」

 

少しぎこちない動きをしているメイヴちゃんの足を掴み、動かし方を教える。俺も小さい頃はこうやって教わったものだ。

 

「ぁんっ…ま、マスターわざとやってるの?ちょっと…誰もいないとはいえこんな明るい時間に外でこんなことされちゃ恥ずかしいわ…」

 

「あっ、いや、ご、ごめん…」

 

赤い顔で俺を見るメイヴちゃんに言われ、自分の手をよく見るとふとももをがっつり掴んでいた。細すぎずかといって少しも太いと思わせない、手に吸い付くような感触の完璧なふとももだ。一言でいってパーフェクト。あと1時間は触っていたい。

 

「んっ、あぅ…ま、マスターってば!!」

 

「あ、ごめん」

 

ふと正気に戻る。メイヴちゃんのふとももはやばい、これは凶器だ。男の心を掴んで離さない。つまりハートキャッチふともも。などとどうでもいい考えを殺し、手を離す。

 

「もう…そんなに私の体に触れたいのならちゃんと言ってくれれば」

 

…、……

 

「…メイヴちゃん、静かに……」

 

「私はいつでもいいのよ?マスターとはちゃんとしたいから無理矢理とかはしないけど、正直我慢の限界なの。日本には据え膳食わぬは男の恥とい

 

「静かに!!」

 

「ひっ…ご、ごめんなさい…」

 

耳を澄ます。さっき微かに声が聞こえた気がする。

 

「怒鳴っちゃってごめん…さっきなにか聞こえなかった?」

 

俺が怒鳴ったせいか涙目なメイヴちゃんに聞く。

 

「…声?」

 

…ま…た…

 

「っ!あっちか!」

 

「ま、待ってマスター!!」

 

確かに、声が聞こえた。俺はその声が聞こえた方へ全速力で走る。なにか嫌な予感がする。

 

砂浜を駆け抜け、森を突き抜け、自分達がいたのとは反対の位置に出る。

 

「…っ、オルタ!!大丈夫か!?」

 

着いたその場所で俺が見たのは波に打ち上げられたのか砂浜で倒れるジャンヌオルタの姿だった。

 

「…う、…ぁ…」

 

「…ちょっと黙ってろ!!…血が、止めないと…あ、バッグ持ってきてくれたのか…!」

 

オルタは頭から少なくない量の血を流している。今すぐに止血しなければ危ない状況だろう。幸いなことに目の前には俺がオルタに渡したバッグがあった。万が一のために、持ってきた救急セットがあるはずだ。バッグに手を伸ばす。

 

「…だ、め…です…これ、は…彼、の…」

 

しかし、その手は目の前で倒れているジャンヌオルタに止められる。力が入らないのかその手はなんなく振り払えるものだ。

 

「大人しくして…あった、これで…あ、ちょっと動くなオルタ!大人しくしろ!!」

 

とりあえず傷を見つけなければ消毒も包帯を巻くことも出来やしない。バッグの中にあった水で頭の血を濡らし、ハンカチで拭う。しかし触れた途端に彼女は抵抗を見せ始めた。

 

「…触る、な…」

 

「文句なら後でいくらでも聞いてやるから今は黙って寝てろ!!死ぬ気か!!」

 

俺の言葉を聞き、黙るオルタ。よかった、ちゃんと言葉の意味は理解出来ているようだ。

 

「…よし、これで一通りは大丈夫。…ふぅ」

 

「…」

 

「で、どうしたの?」

 

「…」

 

「…どうしたの…あ、そうか怒ってるのか。ごめん、置いてくつもりはなかったんだ。メイヴちゃんが危ないと思ったら体が勝手に…オルタ?」

 

何度話しかけても反応しないオルタ。おかしい、今日はアホ毛も全然働いていない。

 

「オルタ、どうしたの?」

 

「…あなたは誰なの?」

 

衝撃に体が固まる。今、オルタはなんと言った?

 

「…え、な、何言ってんだよ!!らしくもない!!冗談が過ぎるぞ?!」

 

「…私のこと知ってるの?…ならお願い、教えて!私は誰なの!?何か、なにか大事なものを追いかけてここに来たはずなの!!」

 

「オルタ!!落ち着け!!大丈夫、大丈夫だから!!」

 

オルタは、錯乱したのか俺の肩を掴み揺さぶる。止血に使った包帯から血が滲んでいる。

 

落ち着かせようと、肩を掴み目を見つめ言う。

 

「マスター…これは?」

 

背後から声が聞こえる。そこには俺を追いかけてきていたのかメイヴちゃんの姿がある。

 

「…オルタが」

 

「よかった。合流出来たのね!…あら、頭の傷大丈夫?」

 

メイヴちゃんはオルタに近付き、包帯を触る。

 

「…え?」

 

メイヴちゃんがオルタの頭に触った直後

 

「あっぶね!!」

 

オルタは糸でも切れたかのようにその場で倒れる。飛び込み、頭が地面に落ちる前に抱える。

 

「…え、どういうこと?」

 

メイヴちゃんは自分がやってしまったと思っているのか焦った様子で俺と自分の指を交互に見ている。

 

「…大変なことになっちゃったなぁ」

 

自分の手の中で気絶しているオルタと目の前であたふたするメイヴちゃん。

 

あぁ、神様。もし時が戻せるなら海に行きたいとかほざいていた馬鹿な俺を止めてください。

 

そんな思いを込め、俺は空を見上げ呟いた。





サーヴァントが記憶喪失…聞いたことないでしょう?だからこそやるんですよ、二次創作でね(ドヤァ

沢山のお気に入り登録ありがとうございます!中には評価を付けてくださる方も…!(しかも10点…書くのにも俄然気合が入ります!)感想とかもくれると…嬉しいな!!

と、いうことで以上あとがきになります。未熟な文章力でございますが精一杯書きますのでよろしければ今後ともよろしくお願いします。ではまた!

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