※この作品はR-18です。

ちうたんをエロ酷い目に合わせるSS   作:シュペルロ・ギアルキ

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第1-Ⅱ話 野外露出中に催眠術が解けて夜の街を逃げ惑うちうたん

 それは千雨が何度目かのうっかりでエロ衣装のまま野外で露出行為を強制されていた日のことだった。

 時期はすでに夏休みの半ば、その日は花火大会があり、深夜にもかかわらず未だ多くの人が外を歩いており千雨は何度も人とニアミスしかけ、その度に見られるのではというスリルを味わっていた。

 

 しかし既に千雨はこの催眠中には自分が透明人間のような状態になり、誰かに見られても「何かいるのか?」と疑問に思う程度にしか感知されず、さらにあまり近づき過ぎると勝手に彼らの方が離れていく人払いの用な力も働くということを今までの経験から理解していた。

 また一人の男性が千雨の方へ歩いてくる。

 しかし、いつものように何かを思い出すなどしてこちらには近づいてこれない。そうタカをくくっていたのだが…。

 

「あれっ?」

 

 急に千雨はつんのめるようにして立ち止まってしまい思わす疑問の声をあげる。

 普段は何をしようと自分の意思を無視して動き続ける身体が突然動かなくなったのだ。

 いや、違う。

 

「あれ? 動ける…?」

 

 身体が突然自分の意志でしか動かなくなったのだ。

 

「催眠が…切れた?」

 

 初めてのことに愕然とする千雨。だがすぐハッと気がつき向こうから来る男性を見る。

 彼は何かに驚いたようにこちらを見つめ…。

 

「なんか音が?」

 

 千雨の方へ迷いなく近づいて来たのだ。

 自分を守って来た人払いの力が切れてしまっている。そう気付いた千雨はショックのあまり金縛にあい立ち尽くす。

 もしや、透明人間状態も切れてしまうのでは、それに思い至った時にはすでに男性はすぐ近くにいて…。

 

「なんか落ちてる? んん?」

 

 千雨には一切気付かずキョロキョロと千雨の足元を探しだす男性。

 それを見てまだ自分が透明なままだと安堵するのもつかの間。

 

 むにゅん♥

 

「ん? なんか柔らかいものが?」

 

 探るように手を伸ばした男性が千雨の胸に触りやわやわと胸を撫で回した。

 

「ひゃあ!」

 

 見ず知らずの男性の手が千雨の豊かな乳房の上を這い回るその感触に総毛立った千雨は思わず悲鳴をあげて男性を突き飛ばした。

 

「うわっ! なんだ?!」

 

 突然の衝撃に尻餅をついた男性が困惑の声をあげるのを尻目に触られた胸を押さえ駆け出す千雨。

 胸には男性の手の感触が染み付いてしまったように残り、千雨の心臓は爆発しそうなほどに高鳴る。

 

(触られた! 知らない人に胸を触られちゃった!)

 

 内心で悲鳴をあげながら走る千雨だが逃げた先にも人影を見つけ慌てて方向転換する。

 まだ透明人間は解けていないようだが、人払いと催眠が解けてしまった以上、いつまで持つのかなんて千雨にはわからない。

 人影を避けて無我夢中で走り回り、いつのまにか千雨は誰もいない橋の橋台の下に逃げ込んでいた。

 必死で息を整える千雨。

 

「なんでこんなことになったんだよう…」

 

 涙声で嘆くも現実は変わらない。

 それでも、一刻も早く自室に戻らなければいけないということを思い出し、せめて何か身体を隠せるものはないかとあたりを見渡す。

 するとゴミの小山のようなものが橋台の中央辺りに固まっていることに気付き、それに近づく。

 何か身体を隠せる布やビニールかなにかでもいいからあればと思いゴミ山を漁ろうと手を伸ばした時…。

 

「んがあ、なんか、ションベン…」

 

 突如小山から声が響き、ゴミが起き上がる。

 いや、それはゴミではない。わずかな明かりの下でもわかるほど薄汚れた衣服を身につけた男性、ホームレスだ。

 彼はフラフラとした足取りで千雨に迫り歩み寄る。

 気圧されたようによろよろと後退していく千雨だったが、そのまま橋の壁際に追い詰められてしまう。

 

(なんでこっち来るんだよ!)

 

 壁に挟さまれ、ホームレスと至近距離で向かい合う千雨。その鼻にはホームレスのツンと来るような体臭がむわりとただよってきて、顔をしかめる。

 そんな千雨に気づく様子もなくホームレスはベルトを緩めズボンをずり下ろすと千雨の股間の目の前に陰茎をぼろんと放り出す。そして…。

 

(うおおおい!? なんで壁にするんだよ!? 川の方にしろよ!!)

 

 寝ぼけているためか習慣なのか千雨の股の間の壁に向かって放尿を始めるホームレスの男性。

 慌てて脚を開いて直撃を避けるが、壁に当たって跳ね返った小便の飛沫が千雨の内腿に飛び散り濡らしていく生暖かい感触に表情を歪める千雨。

 ホームレスの男性は壁と千雨に向かって気持ちよさそうに放尿を続け、至近距離で小便を出し続ける男性の垢だらけで薄汚れた陰茎に千雨の視線は釘付けになったまましばしの時が流れた。

 ふとホームレスの男性が大あくびをしながら体を逸らし…。

 

「うあっと…?」

 

 バランスを崩しふらりと後ろに倒れそうになる。

 その動きで陰茎が跳ね暴れ千雨の脚に小便を引っ掛けていくが千雨は気にする余裕がなかった。

 

「危ない!」

 

 橋台はコンクリートで舗装されており、河原より一メートルほど高くなっている。

 もし彼がこのまま後ろから落ちれば当たりどころによっては大怪我、さらに悪ければ死んでしまうだろう。

 そう即座に判断した千雨は咄嗟によろめいたホームレスの男性を抱き締めるように支え、ぐいっと引っ張り寄せるように体重をかけて横に倒れこんだ。

 

「うぉっ!?」

 

「むぎゅぅっ!」

 

 千雨のとっさの行動の甲斐ありホームレスの男性は河原に転落せずに済み、仰向けに倒れた千雨の胸に顔を埋めるようにのし掛かって倒れこんだ。

 その際千雨は少々頭を打ったが、ホームレスの男性は幸いにも千雨の豊かな胸がクッションになったことで怪我はおろか身体をぶつける痛みさえ味わずに済んだ。

 ホームレスの男性を抱き締めたまま安堵の息を漏らす千雨。目の前で人が大怪我や死亡するような場面を目撃するなんて精神の安定を願う千雨にとっては御免だ。

 しかしその安堵もすぐに後悔へと変わる。

 

「なんでぇ? なんか柔らかくてあったけえもんがあるぞ」

 

 ホームレスの男性が千雨に覆い被さったまま顔を埋めた千雨の胸を弄り回し始めたのだ。

 

「ひぅっ♥ やめっ! んっ! ふぅっ! あっ♥ はっ♥ んぅっ!」

 

(うわああー! そんなに揉むなー! 嗅ぐなー! 顔を擦り付けるなー! しかもなんか太ももにチンコ当たってるー!?)

 

 寝ぼけたままのホームレスは嬉しそうに楽しそうに千雨の胸を存分に揉みまくり触りまくる。

 その柔らかな感触を楽しむうちに転んだ際に千雨に押し付けたままチョロチョロと千雨の脚に小便を垂れ流し続けていた陰茎をムクムクと膨らませるホームレスの男性と、自分が助けた相手に無遠慮に乳房を触られる屈辱に震える千雨。

 しかもいつ透明人間が切れるのかわからないのだから、とてつもなく焦り混乱し、とにかく声を漏らさないようにと必死で口を閉じるくらいしか出来ない。

 それでもこのままではいけないとなんとか脱出しようと身をよじるが、そもそもインドア派で貧弱な千雨の力では成人男性を押しのけることは出来ず、ホームレスの男性が己の胸を思う様揉み続けるのをただ甘受することしか出来ない。

 

「うへ…うへへへへへ……」

 

「んっ♥ くふぅっ! はぅぅ…♥ んっ…んん~~っ♥ もう…やぁっ♥ あんっ♥」

 

(くぅぅ…、くっそぉぉ…。いつまで触ってんだよぉ! しかしどうしたらいい…? このまま飽きるまで触らせてこいつが立ち上がるのをまってから逃げるしかないのか…? って乳首を抓まむなー!)

 

 遠慮のない指の動きにビクビクと痙攣し、我慢しきれなかった声を漏らしながら揉まれるがままにホームレスに胸を揉ませていた千雨がそんなことを考え出し、チョロチョロと垂れ流され千雨の太ももを汚していたホームレスの小便が尽き収まった頃、くたりとホームレスの男性の体から力が抜ける。そして…。

 

「んごごご…」

 

「……寝た?」

 

 千雨の胸に顔を埋めたままイビキをかき始めるホームレスの男性。

 立ち去るのを待つ、という形ではなくなったが、ひとまず脱出のチャンス到来である。

 

(でも慌てちゃダメだ。寝入ったばかりではまだ目が覚めたりしやすいはず…。下手に動いて起こしたらまずい…。えっと人の眠りが一番深くなるのは…何分後だっけ? 寝入ってから90分位がノンレム睡眠って話は覚えているけど…)

 

 己の胸の谷間で眠るホームレスの男性を起こさないようにじっと息を潜める千雨。

 

(よく寝てるな…。気持ちいのかな私の胸…。安眠作用が…? って何考えてるんだ私は…)

 

 なんだか変なことを考えたりしながらも15分ほど耐え続ける千雨。

 

(もうそろそろいいかな…。と言うかもう耐えられない…)

 

 ホームレスの男性が垂らした涎が胸の谷間で小さな池を作り始めた不快感に耐えきれなくなった頃、行動を開始することにした。

 とりあえず左右は壁と段差に阻まれ脱出できないので体を上にずらして脱出しようとする千雨だったが…。

 

 ごんっ。

 

「ぐっ…!?」

 

 動いた瞬間頭頂部を襲った鈍痛にうめき声を上げる千雨。

 涙目のまま上を見やれば、橋台の半分ほどが張り出したコンクリート製の柱で占められていて逃げ道が塞がれていることに気付いた。どうやらそのコンクリートの柱の角に頭をぶつけたらしい。これは痛い。

 

(上も出れない…。…てことは…。下に行くしか無いのか…)

 

 一瞬このホームレスの男を横の河原に放り捨てて脱出するという誘惑に駆られたが、落として怪我をさせた時の罪悪感や、その衝撃で目覚めた時に見つかってしまうかもしれないというリスクを想像するとやはり実行には移せなかった。

 

(うぐぐ、よいしょ…)

 

 自分の胸の中で気持ちよさそうに眠るホームレスの身体を持ち上げながら少しずつ自身の身体を下にずらしていく千雨。

 尻尾が地面に引っ張られプラグが肛門を抉るが千雨は奥歯を噛み締めて必死で耐える。

 あまりホームレスの身体を動かしすぎてしまうと彼の頭をコンクリートの柱にぶつけてしまってその衝撃で目を覚ますかもしれないのでその動きは慎重である。

 そんなことを繰り返すこと数度、千雨の頭がホームレスの頭とすれ違い、その不衛生な肌や髪の毛が自分の顔のすぐ近くを通ることに表情を歪めた時、身体を摺り下げる動作のためにややガニ股になっていた千雨の股間の真ん中に何かがペチンと叩きつけられた。

 

「ひゃぅっ♥」

 

 いろんなトラブルもあってか、普段から野外露出のときは妙に敏感になっている気がする千雨の身体は更に敏感に反応し、軽く陰核を叩かれた程度のささいな衝撃にもはしたない声を上げながらキュッと股を閉じて身体を強張らせる。

 

(い、今の…アレだよな…? というか今脚で挟んじゃってるの…)

 

 男性の陰茎が自分の腿によって股間に押し付けられていることを理解しますます体が強張る千雨。

 ヒクヒクと表情を痙攣させながらも脚を開こうとするが…。

 

「………」

 

(………男の人の…)

 

 異性の身体への興味、快楽の予感、貞操の危機、不衛生なホームレスへの生理的嫌悪、被虐の快感と欲求、男性への恐怖心、破滅への期待。様々な感情や思惑によって支離滅裂な思考が脳を駆け、最後には『身体が強張ってるんだから仕方ないよな』などという誰に対するものかもわからない言い訳が頭に浮かび、ホームレスの陰茎を太ももで挟み込んで自身の股間へと押し付けた状態のまま引き抜くように腰を下げる。

 滴る愛液によって潤っていた千雨の女性器は自身に押し付けられたままスベリ抜けていくホームレスの男性器の肉の感触を疼くような快感として千雨の脳に伝える。

 

「…あんっ♥」

 

 最後に男性のカリ首の段差が千雨の最も敏感な肉の芽を優しく撫でるように通り過ぎていき千雨の背骨を甘い電流のような快感が駆け抜けていく。

 性器と性器をすりあわせて快感を得るという擬似的なセックスに千雨の脳は興奮を爆発させ、目を回しかける。

 その興奮のままに千雨はもう一度同じ快感を味わおうと腰を戻しホームレスの陰茎を再び脚で挟んで股間に押し付けようとする…が、かろうじて踏みとどまる。

 

(ダメだ! もう一回やったら多分止められなくなる…。止められなくなったらどうなっちまうか…。でも一回は耐えられたし…。いやいや! 一回だから耐えられたんだ! もうやめろ!)

 

 自慰への葛藤を払い何とか身体から力を抜いてホームレスの陰茎を太ももの間から開放すると、千雨は脱出作業を再開する。

 しかし先の自慰の影響で股間をなぞり下腹部の上を這い登ってくる肉棒の感触を妙に強く意識してしまう。

 

(なんか…うぅ…。何考えてんだ私は…? なんでこんな…ムラムラ…する? 絶体絶命だから? 吊り橋理論…は、違うか…)

 

 気を紛らわせようとどうでもいいことを考えながら脱出作業に集中しようとする千雨。だが。

 

「ぐがががが…………んごっ!」

 

「!!?」

 

 ホームレスの陰茎が胸の谷間にまで差し掛かった頃、突然ホームレスのイビキが止まる。

 最後のイビキの大きさにビクッとして千雨も動きを止め、ホームレスの陰茎を胸で挟んだままじっと息をひそめる。

 

「んがががが…」

 

「……ほっ…」

 

 いびきが止まったのは結局数秒のことでまたすぐにいびきをかき出す男性にほっと胸をなでおろす千雨。

 

(ふぅ、焦った…。こんな風に胸でチンコ挟んだ状態で目覚められたらどうなっていたか…)

 

 しかしふと、胸の谷間の上にある柔らかく温かい感触に、今自分の胸の間にホームレスの薄汚れた陰茎が挟まっていることを意識してしまい、変な好奇心が湧き上がってくる。

 

(なんか縮んでるけど、これが大きくなるのかな? ってなに考えてんだ)

 

 突然思い付いた妙な考えを頭から振り払おうとしながらも、千雨は垂れていた陰茎の先端が自分の顔の方に向くようモゾモゾと動いてポジション調整すると中学生にしては豊かな自慢のバストをそっと腕で寄せ上げ、ホームレスの陰茎に刺激を与え始める。

 

(これはあれだ…。自分で挟んだわけじゃないし…。不可抗力で胸の間に挟まってるだけだし…。身動きが取れなくてモゾモゾしてるだけだし…。後学の為だから…とか…。こんなの試す機会なんてもうないし…。ってさっきから何考えてんだ私は…)

 

 そんな言い訳をしながらフニフニと胸で陰茎を刺激する千雨だったが熟睡中のホームレスの陰茎は一向に大きくならない。

 

(刺激が足りないのかな…? もっと強く…? ってダメだ! 強くしたら起きるだろ! と言うかこんなことしてる場合じゃない! 何考えてるんだ私はさっきからおかしいぞ…。大体大きくなったからってどうするつもりだったんだ…)

 

 胸で挟んだ程度では変化がないことで興味を失った千雨は胸を揺らすのを止め、身体を摺り下ろし、胸の谷間を通り抜けた陰茎の先端が自分の顎の下に触れたことを感じる。

 

(………もっと強い刺激………)

 

 そっと顎を引きはじめる千雨。明かりのほとんど差し込まない橋台上でホームレスの腹の下に居る千雨の目には何も見えないが、ホームレスの陰茎が目と鼻の先に居るのだと強く意識した時、唇に柔らかく温かいものが触れた。

 

(うわっ! うわわっ!! ぐっ!?)

 

 慌てて頭を反らせたせいで地面にごんっと頭をぶつける千雨。

 悶絶しながらも頭の中は先程唇の先に触れた感触で一杯になっていた。

 

(私チンコにファーストキスを!? いや、今のは触れただけだからノーカンだろう! それにチンコだし! ノーカン!)

 

 そんな事を考えながらも再び顎を引きホームレスの下で頭を起こす千雨。今の動きで身体が少しずり上がったのか、顎を引ききっても今度は陰茎に触れることはなかった。

 

(そうそう、チンコだからノーカン…。ノーカンだよな…?)

 

 頭が熱を持ったようにぼんやりして息が荒くなる。

 自分が何をしようとしているのか分かっているのに、それに対する拒絶感が何故か浮かんでこない。

 パニックの症状の一つなのだが、そんなことはもはや千雨には理解できないし関係もないことだった。

 くんっと臭いを吸い込むが、鼻に感じたのはホームレスの体臭だけでどれが陰茎の臭いかなどわからない。

 

(これは、脱出するためにはこの下を通るしかないし。顔に何かが触れたり口に入ったりするのもただの不可抗力だし…! キスじゃないからノーカンだし!)

 

 そんなことを頭の隅で考えながらも、千雨は欲求の赴くままにズルッと身体をずり降ろすと、ホームレスの陰茎の先端についにファーストキスを捧げてしまった。

 

「………ちゅっ♥」

 

 初めて唇に感じる他人の体温と柔らかな肉の感触に千雨の思考は真っ白にはじけ飛ぶ。

 

(温かいし柔らかい…。キスで感じるって本当だったのか……)

 

 ぼうっとしたままキスの感触を探るように艶やかに潤んだ唇で亀頭の先端を優しく撫でる千雨。ホームレスの亀頭の滑らかで温かな感触は千雨の心に不思議な快楽と充足感を与え、千雨の顔は念願の恋が実り初めての口づけに浮かされる乙女のようにうっとりと紅潮し、その秘裂からはトロトロと愛液が溢れ滴り落ちていた。

 

「んんっ…♥ ぺろっ♥」

 

 可愛らしい真っ赤な舌で亀頭の先端を軽く舐める千雨。ホームレスの亀頭からは先程の小便の塩味しか感じられなかったが今の千雨にはそれすらも心地良い。

 

「ちゅっ♥ ぴちゃっ♥」

 

 熱に浮かされた顔のままホームレスの亀頭に舌を這わせ続ける千雨。

 その指はいつの間にか己の股間へと伸び、湿った水音を立てて蠢いていた。

 

「れろ…♥ にゅる…♥ はぁー♥ はぁー♥」

 

 性感と気分が十分に盛り上がったところで千雨は陰茎の先端から少し唇を離し深呼吸をして息を整える。

 そして態勢が整うと…。

 

「ふぅー♥ んん…はむっ♥ んむむむむぅぅぅぅっ!!!」

 

 唇を大きく開いたまま身体を更にずり下げ、口いっぱいにホームレスの陰茎を頬張る千雨。

 その瞬間股間を嬲る指は特に激しく蠢き、引きずられる尻尾から肛門に与えられる刺激と合わせて千雨を大きく絶頂させた。

 

「むぅぅぅっ…♥ むはぁー…♥ むふぅー…♥ ……むふぅー……」

 

 千雨は満足げに目を細め全身を脱力させながら絶頂の余韻を満喫するように口の中でホームレスの陰茎を転がしつつ息を整える。

 

(ホームレスのチンコ…♥ 舐めながらイッちゃった…♥)

 

 口の中に含んだものをまるで愛する人のものであるかのように愛おしげにしゃぶったままうっとりと舐め続ける千雨。

 鼻から息を吸って吐くたびに揺れて千雨の鼻をくすぐるホームレスの不潔な陰毛の感触さえも今は千雨の心を楽しませる要素にしかならない。

 しかしぼんやりとしたまま数度舌でホームレスの陰茎を舐め回したところで頭が一気に冷静になる。

 

(わたしは…なにやってんだ…?)

 

 頭から血の気が引く千雨。

 そして冷静さを取り戻した千雨を凄まじい後悔が襲う。

 

(アホかアホかアホかアホかアホかーー!!! アホか! アホか!!)

 

 顔を背けぶぇっとホームレスの陰茎を吐き出すとホームレスの股の間から頭を急いで抜き出す。

 足の間からもさっさと脱出すると振り返り、ホームレスが未だに熟睡しており覚醒の気配を見せないことを確認する。

 

(うわああああっ!!! もうっ! うわあああああああっっ!!!!)

 

 ふらつく脚に活を入れながら転がるようにその場から駆け出す千雨。駆け抜けざまホームレスの寝床に有った一枚の黒いビニールを拾い上げるのも忘れない。

 橋台から飛び出し、橋の下から上へと土手を駆け上がりながら身体にビニールを巻き付けて胸や股間を隠すと、力の入りきらない身体で出せる全力を持って寮への帰路を駆け抜けた。

 

「うぅぅっ…。グッ…。ハァ…ハァ…」

 

 運動不足気味な千雨はフラフラになりながら寮にたどり着き、チアノーゼで青ざめた顔で玄関を開け寮内に入る。寮に入っても足を止めることはなく、自室に飛び込むと後ろ手で鍵をかけそのまま肩で息をしながら洗面所に駆け込んだ。

 洗面台の上に置かれていた液体歯磨きを手に取ると付属の計量カップも使わず溶液をラッパ飲みにして口に含み、何度も口を濯いで吐き出す。

 

「ゼェ、ゼェ、うっ、ゴホッ…」

 

 何度かむせながらも残っていた全ての溶液を使い果たしてうがいを終え、肩で息をしながら鏡へと目を向ける。

 鏡の中からは汗だくで髪を乱した少女が青ざめた顔でこちらを睨んでいた。

 

「……ハァ…ハァ…」

 

 千雨が見つめる中鏡の中の少女がふと表情を緩めそっと指で唇をなぞる。

 

「……ここに……」

 

 惚けるように、悔いるように、憂うように、恥じらうように呟きながら唇に指を当て頬を染めたその少女の一瞬の儚げな表情は千雨自身がハッとして見惚れるほど美しく見え、鏡の中の少女もハッと息を飲む。

 

「…………」

 

 愕然としたまま暫し鏡の中の少女と見つめ合う千雨。

 だか、やがて鏡から目を逸らすとボソリと呟く。

 

「……シャワー、浴びよう」

 

 千雨は身につけていた衣装を雑に脱ぎながら脱衣カゴに放り捨てると踵を返しバスルームに入るとシャワーヘッドの下に立ち一気にコックを全開にする。

 

「………」

 

 最初に飛び出してきた冷たいシャワーに一瞬身を強張らせるが、流れ出るシャワーの温度は段々と温まっていき、強張っていた千雨の身体を解していく。

 やがて温度が上がりきった熱いシャワーが千雨の全身を叩き出すと、千雨はぼんやりと自身の内心と向き合う。

 

(あの…感触…)

 

 脚で挟み股間に擦り付けた感触、腹の上を這い回る感触、胸の谷間に挟んで揺り動かした感触、そしてファーストキスを捧げ舐め回し、口に頬張った時の感触。

 それらを思い返すだけで下腹部は熱を帯び、股間が疼いてくる。

 

「…んっ♥」

 

 ゆるゆると力なく股間に手を伸ばし、ゆっくりとそこを弄り始める千雨。

 

「んっ♥ んんっ♥ んぁぁっ♥♥」

 

 僅かに触れただけでも驚くほどの快感が湧き上がり、ものの数十秒で絶頂を迎え身体を痙攣させる千雨。

 脱力したまま顔を上げ虚ろな瞳で天井を仰ぐ。

 

「……とんだ変態女だな、私は……。ふっ、ふふふ…。はははははっ……」

 

 自嘲するように呟き、虚ろな笑いを漏らし始める。

 その笑い声は流れ続けるシャワーの音に時折かき消されながら、いつまでも狭いバスルーム内に響いていた。

 

 




本編で明かせなかった割とどうでも良い設定

電子妖精の能力
親機
メール本体に仕込まれている電子妖精で、動力源は電力。
機能は対象にサブリミナルによって強力な催眠術を掛けること、メールの内容の偽装、そして子機を対象にインストールすること。
また、自壊プログラムも組み込まれており、解析されそうになると自動発動してあらゆる痕跡ごと自身を消し去る。
機能は少ないがその分強力であり、その強度は力の王笏を持った千雨が全力を尽くしてようやくレジストができるほどで、解析と掌握は千雨を持ってしてもおそらく不可能。
この世界のものではない謎の魔法技術と科学技術を組み合わせて作られている。

子機
メールを読み本文を読み上げることで契約が成され使役可能となる子機電子妖精。
動力は契約者の魔力。
契約した使役者の同意を得た上でインストールされる電子妖精であり、使役者の身体を予約しておいたとおりに自動操作することさえ可能な高性能品。
しかしその高性能故に使用可能な人間は非常に限られており、この世界では千雨くらいにしか使うことができない。
本来はバイオリズムの把握や精神障壁へのアクセスの問題から自分で作って自分に使うのが基本。というより、自分相手以外にこの電子妖精を使用させるのはトリスメギストス級のハッカーが何度も何度もトライアンドエラーを繰り返して制作したものでもないと無理。
最悪発狂して死ぬ。
機能は主に4つ。

1.千雨の行動の制御
 主機能であり一番力を入れて組まれている。
 この時間になったらこういう行動をさせる、という形で行動が制御されるが、詳細な動作そのものはプログラムされておらず、基本的に「千雨の知識」をもとに細かな動作を決定している。
 例えば、エロエロ改造魔法少女服がなんとなく残念な感じなのは千雨の想像できるエロ衣装があの程度が限界だったためだったりする。
 一応行動大雑把なタイムスケジュールは
 ・メールを見た瞬間からエロ衣装の準備を始める。
  既にエロ衣装が手元にある場合飛ばす。
 ・準備が終わったら午前2時になるまでストリップ自撮り&オナニー自撮り&コスプレ自撮り(着ながら自撮りが含まれてないのはうっかりである)
  すでに午前2時を過ぎていた場合飛ばす。
 ・午前2時から屋外に出て町中に向かいマーキングしながら自撮り。
 ・午前3時に帰宅し、撮影した電子データを差出人あてに送付する。
 と言った感じ。
 他に千雨の体力が途中で尽きてしまったり、デジカメのバッテリー切れやメモリーが満タンになってしまった場合の対処などのifプログラムもある。

2.人払い
 半径10~20m程度の範囲内に人が立ち入らなくなるよう思考を操作する機能。
 その範囲内に入ってしまうとなぜか発動の中心点から一刻もはやく離れなければならない用事を思いついて離れたくなるよう仕向けられてしまう。
 この世界の技術ではないうえ電子、魔法両方を使って人払いをしているため魔法に長けたエヴァンジェリンでさえ内容を把握し、きちんと対策を熟考した上で準備していなければこの人払いを破ることは出来ない。
 唯一、この電子妖精にとって未知の魔法と科学の技術によって生み出され制御されている茶々丸には全く通用しない。
 発動のたびに結構な魔力を消費してしまうため使いすぎると使用できなくなる。
 そのため魔力残量が一定以下になると1と2の機能を停止して3と4の機能維持に特化した緊急モードが発動する

3.電子、及び魔導迷彩
 その存在の解像度を大幅に下げ存在感を希薄化させ「何か居るような気がする」程度にまでその存在を認識出来なくすることが出来る迷彩を施す機能。ようは石ころ帽子。
 手で触れるような至近距離にまで近づいたり少しぶつかった程度では千雨の存在を「何か違和感がある」程度にしか感じれなくなる。千雨が発する音や声にも有効。
 ただしあまりに長く激しく接触すると効果が解けてしまうこともある。
 多少離れた程度では違和感を感じることを消せないため軍事目的に使う際は「違和感を感じたらとにかく弾をぶち込め」というカウンターが存在しているので注意が必要。
 科学と魔法両方の技術で迷彩しているので魔法無効化を持つ明日菜や、ロボである茶々丸でも見破れない。

4.千雨の保護
 千雨を守るための多種多様な保護機能が付加されている。
 虫刺され防止やエアコン機能、括約筋の保護とか中には千雨の性的感度の上昇や精神の発情などの機能も混ぜられていたりする。
 緊急モード時にはこの機能に魔力が集中されるため通常よりも機能が向上する。
 緊急モード発動中の稼働可能時間は体調次第だが大体5時間ほど。

◆◆◆◆◆◆◆◆

まあなんというか、何が言いたいかというとエロ頭になる魔法かけられてエロエロになっちゃってるんだけどそんな魔法がかかっているなんて気付きもしないで「自分がこんなエロエロ変態女だったなんて!?」みたいに驚き戸惑っている女の子って良いよね…ということ。
次回はこの話のIF番外編になる予定です。
本番ありのガチエロです。
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