※この作品はR-18です。

ちうたんをエロ酷い目に合わせるSS   作:シュペルロ・ギアルキ

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今回の話は前話のIF番外編となります
分岐点までの内容は同じなので分岐点直前まで読み飛ばしたいという方はこちらからどうぞ



第1-Ⅱ´話 野外露出中に催眠術が解けて夜の街を逃げ惑うちうたん if番外編

 それは千雨が何度目かのうっかりでエロ衣装のまま野外で露出行為を強制されていた日のことだった。

 時期はすでに夏休みの半ば、その日は花火大会があり、深夜にもかかわらず未だ多くの人が外を歩いており千雨は何度も人とニアミスしかけ、その度に見られるのではというスリルを味わっていた。

 

 しかし既に千雨はこの催眠中には自分が透明人間のような状態になり、誰かに見られても「何かいるのか?」と疑問に思う程度にしか感知されず、さらにあまり近づき過ぎると勝手に彼らの方が離れていく人払いの用な力も働くということを今までの経験から理解していた。

 また一人の男性が千雨の方へ歩いてくる。

 しかし、いつものように何かを思い出すなどしてこちらには近づいてこれない。そうタカをくくっていたのだが…。

 

「あれっ?」

 

 急に千雨はつんのめるようにして立ち止まってしまい思わす疑問の声をあげる。

 普段は何をしようと自分の意思を無視して動き続ける身体が突然動かなくなったのだ。

 いや、違う。

 

「あれ? 動ける…?」

 

 身体が突然自分の意志でしか動かなくなったのだ。

 

「催眠が…切れた?」

 

 初めてのことに愕然とする千雨。だがすぐハッと気がつき向こうから来る男性を見る。

 彼は何かに驚いたようにこちらを見つめ…。

 

「なんか音が?」

 

 千雨の方へ迷いなく近づいて来たのだ。

 自分を守って来た人払いの力が切れてしまっている。そう気付いた千雨はショックのあまり金縛にあい立ち尽くす。

 もしや、透明人間状態も切れてしまうのでは、それに思い至った時にはすでに男性はすぐ近くにいて…。

 

「なんか落ちてる? んん?」

 

 千雨には一切気付かずキョロキョロと千雨の足元を探しだす男性。

 それを見てまだ自分が透明なままだと安堵するのもつかの間。

 

 むにゅん♥

 

「ん? なんか柔らかいものが?」

 

 探るように手を伸ばした男性が千雨の胸に触りやわやわと胸を撫で回した。

 

「ひゃあ!」

 

 見ず知らずの男性の手が千雨の豊かな乳房の上を這い回るその感触に総毛立った千雨は思わず悲鳴をあげて男性を突き飛ばした。

 

「うわっ! なんだ?!」

 

 突然の衝撃に尻餅をついた男性が困惑の声をあげるのを尻目に触られた胸を押さえ駆け出す千雨。

 胸には男性の手の感触が染み付いてしまったように残り、千雨の心臓は爆発しそうなほどに高鳴る。

 

(触られた! 知らない人に胸を触られちゃった!)

 

 内心で悲鳴をあげながら走る千雨だが逃げた先にも人影を見つけ慌てて方向転換する。

 まだ透明人間は解けていないようだが、人払いと催眠が解けてしまった以上、いつまで持つのかなんて千雨にはわからない。

 人影を避けて無我夢中で走り回り、いつのまにか千雨は誰もいない橋の橋台の下に逃げ込んでいた。

 必死で息を整える千雨。

 

「なんでこんなことになったんだよう…」

 

 涙声で嘆くも現実は変わらない。

 それでも、一刻も早く自室に戻らなければいけないということを思い出し、せめて何か身体を隠せるものはないかとあたりを見渡す。

 するとゴミの小山のようなものが橋台の中央辺りに固まっていることに気付き、それに近づく。

 何か身体を隠せる布やビニールかなにかでもいいからあればと思いゴミ山を漁ろうと手を伸ばした時…。

 

「んがあ、なんか、ションベン…」

 

 突如小山から声が響き、ゴミが起き上がる。

 いや、それはゴミではない。わずかな明かりの下でもわかるほど薄汚れた衣服を身につけた男性、ホームレスだ。

 彼はフラフラとした足取りで千雨に迫り歩み寄る。

 気圧されたようによろよろと後退していく千雨だったが、そのまま橋の壁際に追い詰められてしまう。

 

(なんでこっち来るんだよ!)

 

 壁に挟さまれ、ホームレスと至近距離で向かい合う千雨。その鼻にはホームレスのツンと来るような体臭がむわりとただよってきて、顔をしかめる。

 そんな千雨に気づく様子もなくホームレスはベルトを緩めズボンをずり下ろすと千雨の股間の目の前に陰茎をぼろんと放り出す。そして…。

 

(うおおおい!? なんで壁にするんだよ!? 川の方にしろよ!!)

 

 寝ぼけているためか習慣なのか千雨の股の間の壁に向かって放尿を始めるホームレスの男性。

 慌てて脚を開いて直撃を避けるが、壁に当たって跳ね返った小便の飛沫が千雨の内腿に飛び散り濡らしていく生暖かい感触に表情を歪める千雨。

 ホームレスの男性は壁と千雨に向かって気持ちよさそうに放尿を続け、至近距離で小便を出し続ける男性の垢だらけで薄汚れた陰茎に千雨の視線は釘付けになったまましばしの時が流れた。

 ふとホームレスの男性が大あくびをしながら体を逸らし…。

 

「うあっと…?」

 

 バランスを崩しふらりと後ろに倒れそうになる。

 その動きで陰茎が跳ね暴れ千雨の脚に小便を引っ掛けていくが千雨は気にする余裕がなかった。

 

「危ない!」

 

 橋台はコンクリートで舗装されており、河原より一メートルほど高くなっている。

 もし彼がこのまま後ろから落ちれば当たりどころによっては大怪我、さらに悪ければ死んでしまうだろう。

 そう即座に判断した千雨は咄嗟によろめいたホームレスの男性を抱き締めるように支え、ぐいっと引っ張り寄せるように体重をかけて横に倒れこんだ。

 

「うぉっ!?」

 

「むぎゅぅっ!」

 

 千雨のとっさの行動の甲斐ありホームレスの男性は河原に転落せずに済み、仰向けに倒れた千雨の胸に顔を埋めるようにのし掛かって倒れこんだ。

 その際千雨は少々頭を打ったが、ホームレスの男性は幸いにも千雨の豊かな胸がクッションになったことで怪我はおろか身体をぶつける痛みさえ味わずに済んだ。

 ホームレスの男性を抱き締めたまま安堵の息を漏らす千雨。目の前で人が大怪我や死亡するような場面を目撃するなんて精神の安定を願う千雨にとっては御免だ。

 しかしその安堵もすぐに後悔へと変わる。

 

「なんでぇ? なんか柔らかくてあったけえもんがあるぞ」

 

 ホームレスの男性が千雨に覆い被さったまま顔を埋めた千雨の胸を弄り回し始めたのだ。

 

「ひぅっ♥ やめっ! んっ! ふぅっ! あっ♥ はっ♥ んぅっ!」

 

(うわああー! そんなに揉むなー! 嗅ぐなー! 顔を擦り付けるなー! しかもなんか太ももにチンコ当たってるー!?)

 

 寝ぼけたままのホームレスは嬉しそうに楽しそうに千雨の胸を存分に揉みまくり触りまくる。

 その柔らかな感触を楽しむうちに転んだ際に千雨に押し付けたままチョロチョロと千雨の脚に小便を垂れ流し続けていた陰茎をムクムクと膨らませるホームレスの男性と、自分が助けた相手に無遠慮に乳房を触られる屈辱に震える千雨。

 しかもいつ透明人間が切れるのかわからないのだから、とてつもなく焦り混乱し、とにかく声を漏らさないようにと必死で口を閉じるくらいしか出来ない。

 それでもこのままではいけないとなんとか脱出しようと身をよじるが、そもそもインドア派で貧弱な千雨の力では成人男性を押しのけることは出来ず、ホームレスの男性が己の胸を思う様揉み続けるのをただ甘受することしか出来ない。

 

「うへ…うへへへへへ……」

 

「んっ♥ くふぅっ! はぅぅ…♥ んっ…んん~~っ♥ もう…やぁっ♥ あんっ♥」

 

(くぅぅ…、くっそぉぉ…。いつまで触ってんだよぉ! しかしどうしたらいい…? このまま飽きるまで触らせてこいつが立ち上がるのをまってから逃げるしかないのか…? って乳首を抓まむなー!)

 

 遠慮のない指の動きにビクビクと痙攣し、我慢しきれなかった声を漏らしながら揉まれるがままにホームレスに胸を揉ませていた千雨がそんなことを考え出し、チョロチョロと垂れ流され千雨の太ももを汚していたホームレスの小便が尽き収まった頃、千雨の耳に驚きの言葉が響く。

 

「…んん…? あれ? なんだ? 女?」

 

 胸から顔を離したホームレスの目と千雨の目がしっかりと交錯する。

 ついに千雨を最後まで守っていた透明人間化が解けてしまったのだ。

 

「………ひっ」

 

 絶望に顔を青ざめさせ、震えながら喉から引きつった音を漏らす千雨の姿をマジマジと観察しニタリとイヤらしい笑みを浮かべるホームレス。

 

「なんか知らねえが随分エロい格好だな」

 

「こ、これは…違って…」

 

 あわあわと言い訳じみた言葉を発しようとするがホームレスの男性は耳を貸さない。

 

「あれか、こいつは俺みてえなホームレスに犯されたいっていう変態女か?」

 

「ち、違います…!」

 

 首を振って否定する千雨だが、その行為はただ揉みしだかれる乳房を震わせホームレスの男を楽しませるだけの効果しか発揮しなかった。

 

「こんなおっぱいもまんこも丸出しの状態で抱きついてきて違うなんてわけないだろ? それに、こっちもビショ濡れじゃねーか」

 

「ひゃぁぁぁぁっ♥♥」

 

 グシュグシュに濡れそぼっていた股間を指で嬲られた瞬間、様々な要因でひどく敏感になっていた千雨は全身を痙攣させ絶頂してしまう。

 

「こんなに簡単に逝っちまうなんてとんでもない変態女じゃねーか」

 

「んはっ、はぁ、はぁ…」

 

 絶頂の余韻に息を切らす千雨。その肛門に面白いものが突き立っていることにホームレスの男性は気付いた。

 

「おまけにこんなもんケツにぶっ刺してるとか! どんだけ変態なんだよ!?」

 

「んはっ!? あぁっ♥ ひぃうぅぅっっ♥♥」

 

 アナルプラグ付きの尻尾をグイグイと揺すられさらに連続で絶頂する千雨。ガクガクと痙攣しながらブシュッと潮を吹き男性の手を濡らす。

 

「うへへへへ、すげー感じてるじゃねーか。これならもう入れても大丈夫だろ?」

 

 自分の手に劇的なほどの反応を返す千雨の様子に征服感と満足感を感じ気を良くしながらまだピクピクと痙攣する千雨の股間へとガチガチに勃起した陰茎をあてがう。

 

「ゃ、やらぁ…まっひぇ…」

 

 千雨が拒絶の言葉を口にしようとするが快楽で呂律が回らなくなった口は意味のある言葉を発せず弛緩した身体も男性の身体を弱々しく撫でるだけでなんの抵抗もできない。

 

「よいしょっ!」

 

 一気に陰茎を押し込まれる千雨。絶頂の余韻で弛緩しきり、大量の愛液でトロトロに蕩けていた千雨の膣は処女でありながら男性の陰茎をあっさりと受け入れ凄まじい快楽を千雨の脳に叩き込み、三度目の絶頂を迎えさせた。

 

「ふやぁぁぁぁぁっっ♥♥♥」

 

 たった一突きで千雨を絶頂させたホームレスの男性は膣をキュウキュウと痙攣させ己の陰茎を締め付ける千雨にイヤらしい笑顔をむける。

 

「へへへ、そんなに締め付けて、俺のチンポがそんなに気持ちよかったか?」

 

「…ち…ちらぅぅー…」

 

 息も絶え絶えに否定しようとする千雨だったが、その口からまともな拒絶の言葉が吐き出されることはなかった。

 

「ならもっと楽しませてやるよ!」

 

「ふあっ♥ うぁっ♥ あああぁぁぁ♥♥」

 

「ははっ! すげぇ! イキっぱなしじゃねーか!」

 

 腰を打ち付けるたびに絶頂する千雨の様子を面白がるように囃しながら男はピストンを繰り返す。

 身体の中心を貫くホームレスの肉棒から与えられる暴力のような快感に翻弄される千雨はあまりの連続絶頂に意識がどんどん白くなっていく。

 だが、次の男性の言葉にほんの僅かに理性を取り戻した。

 

「うおぉっ、もうでる! 中に出るぞ!」

 

「やめっ、やめれぇぇー!!」

 

 男の声に悲鳴を上げ、自由の効かない身体を捩って逃れようとするが、男の腕に捕まえられた千雨の腰は貧弱な女子中学生でしか無い千雨では抵抗のしようがにほどの腕力によって押さえつけられており、押し付けられたその腰から離れることは出来ず、むしろその激しい腰の動きは男性器に強い刺激を与え射精を促し、さらには自らの体内を肉棒で抉るようにかき回すことで千雨自身へ激しい絶頂をもたらしただけであった。

 

「んんっ! うぉぉぁっ!」

 

「ふぁぁっ! んあああぁぁぁぁーーっ♥♥♥」

 

 うめき声を上げながら千雨の体内に精液を吐き出すホームレス。どれだけ溜まっていたのか、驚くほどの精液が流し込まれる感触にガクガクと首を振りながら絶頂し悲鳴を上げる千雨。

 その顔には普段の何事にも興味を持たない無関心な女子中学生・長谷川千雨の面影も、ネット上で笑顔を振りまき多くのファンに愛されたネットアイドル・ちうの面影も存在しない。

 

 初めての交尾という生命の育みが持つ大きな快楽に翻弄され押し流されたただ一匹の人間という名の獣の雌(ケダモノ)が地面に転がり喘いでいるだけだった。

 

 ホームレスの男も久々の女体への射精の感触にだらしなく顔を緩めながら獣のように息を荒らげる。

 

「はぁ…はぁ…ふーぅ……」

 

「はあ~…♥ はあ~…♥ うぅ~……。はぁぁ……♥♥」

 

 深く繋がりあったまま絶頂の余韻の中息を整える二人。

 そんな時間を裂くようにだらりと脱力した千雨が持っていたデジカメがガタッと音を立てて地面に落ちた。

 

「なんだ? カメラか?」

 

 その落下音にホームレスの男性は興味を惹かれ、落ちていたデジカメを拾い上げてしまう。

 

「ぁ…ぁ…ぅ…」

 

 興味深そうにカメラを弄るホームレスからデジカメを取り返さなければと思う千雨だったが、未だ身体には全く力が入らず、喉からはかすれた声が僅かに漏れただけだった。

 そんな千雨の様子を気にも留めずデジカメのデータを改めるホームレス。

 写真を一枚一枚確かめるたびにその顔がイヤらしい笑みで歪んでいく。

 

「うははははっ、なんだこりゃ! マジモンの変態だったんだなオメェ?」

 

 そう言ってずいと千雨の目の前にデジカメを突きつけるホームレスの男性。その画面には野外にて笑顔で放尿する千雨の姿が克明に写されている。

 

「やぁっ! かえしてっ!」

 

 顔を青ざめさせた千雨が必死に身体を動かし慌てて手を伸ばすがさっと躱されてしまい、逆の腕で身体を抑えられてしまう。

 

「そう慌てなさんなって、俺がいい写真を撮ってやるからよっと」

 

「あふぁっ♥♥」

 

 そんなことを言われながら繋がったままの腰を一度打ち付けられるだけで千雨はまたあっさりと絶頂し、抵抗できなくされてしまう。

 そんな千雨にカメラを向けるホームレス。

 

 カシャリ。

 

 ホームレスと繋がったままの姿を写真に撮られた千雨は杭のように何度も打ち込まれるホームレスの陰茎から与えられる快楽に翻弄されながらも必死で懇願する。

 

「あぁっ♥ やらぁっ♥ んはっ♥ あんっ♥ やめひぇぇ♥ こんらのやらぁぁぁああっ♥♥ んああぁぁっ♥♥♥」

 

「うはははっ、いい写真が撮れたんだから遠慮するなよ! ははっ! もっと撮ってやるよ!」

 

 抵抗しながらも突かれるたびに痙攣し悶える千雨の様子を笑って見下しながらその痴態に向かってシャッターを切り続けるホームレス。

 その顔は抑えきれない愉悦で歪んでいた。

 

「おぉ、そうだそうだ」

 

「ふぇぇぇ…♥ ぅぅっ!? きゃんっ♥ あああぁぁぁっ♥♥」

 

 千雨を押さえつける手で千雨の胸を揉みしだきながら撮影を続けていたが、ふと思いついたように千雨の身体をぐいと抱きかかえると正常位から対面座位の姿勢に変えるホームレス。

 そんな動きの変化にも千雨は敏感に反応し何度も絶頂してしまう。

 

「ほら、あっち向け」

 

「やぁっ!?」

 

 そして片方の腕を伸ばしカメラを掲げながら片方の腕で千雨の頭を掴んで強引にカメラの方を向かせる。

 

「ほらほら、それっチーズ」

 

 自身もカメラ目線になり千雨と抱き合うようなツーショット写真を撮影するホームレス。

 千雨がいやいやというように首を触ろうとするが男に掴まれた頭はホームレスの腰の動きに翻弄され身体にろくな力が入らない弱々しい千雨の力では全く自由に動かすことが出来ない。

 

「へへっ、いただき~。ぶちゅーっと」

 

「んむぅぅっ!?」

 

 続いて千雨を振り向かせ向かい合うと、空気を求め半開きだった千雨の唇に己の唇を重ねるホームレスの男性。

 千雨は混乱し状況についていけず目を白黒させるしかできない。

 そんな中また響くシャッター音。

 

「んむむむっぅぅぅっ!」

 

 その音を聞いてようやく千雨は現在自分がホームレスの男性とキスをしており、その様子を撮影されているということに理解が追いつきくぐもった悲鳴を二人の唇の隙間から漏らす。

 

(ふぁ、ファーストキスが…。私のファーストキスが…)

 

「んむっ、くちゅっぬちゃっれろねろ…」

 

「ふむぅっ! んんっ! んふぅぅーーっ!!」

 

 そんな千雨の様子になどお構いなく、ホームレスの男性は千雨の半開きの口の中に自分の舌を押し込み、千雨の口内をかき回し舐め尽くす。

 

(やだぁ! やめてぇ!! 出てってぇぇ!!)

 

「にゅるっ、むむぅっ! んむっ! くちゅっ…」

 

 その感触に怖気が走った千雨は必死でホームレスの舌を追い出そうと自らの舌を動かし、ホームレスの舌を押し返すが、その必死の抵抗はむしろホームレスの舌に自分の舌を絡めることにしかならず、却ってホームレスを悦ばせるだけに終始する。

 その間も男性は腰を動かし続け千雨に快楽を与えながら自身も千雨の身体とその快楽を貪り、そんな様子もデジカメは余さず撮影していく。

 やがてカメラを持っていたホームレスの腕も、男性を突き放そうとしていた千雨の腕もお互いの体に回され抱き合うようになり、千雨が口内に侵入した舌を押し返そうとしてホームレスの舌に自分の舌を絡める動きも緩慢になっていき…。

 

「んむぅぅぅぅ!! んぁぁあああぁぁっ!!」

 

 ホームレスの男性がひときわ奥まで陰茎を打ち込むと同時に千雨の体内に再び精液を放ち、その衝撃的快感で千雨もまたひときわ大きな絶頂を迎え、全身を痙攣させる。

 

「くちゅっ……。はぁ…、はぁぁ…♥」

 

 そのまましばし唇を重ね舌を絡めあったまま硬直していた二人だったが、やがて輝く唾液の橋を引きながら唇を離す。

 

「……あぁ…♥♥ ふあぁ~~……♥♥♥」

 

「…おっと、あぶねっ」

 

 クタリと脱力し、後ろに倒れ込もうとする千雨の身体を支えて、ゆっくり寝かせてやるホームレスの男性。その拍子に千雨の体内から硬さを失った陰茎が湿った音とともに抜け落ちる。

 股間から己が吐いた精液を垂れ流し、トロンと目を閉じ、荒い呼吸で裸の胸を上下させる千雨に対してさらなる劣情を感じるホームレスの男性。

 彼はまだまだこの若く瑞々しい肉体を味わい足りないと感じていたのだが、さすがに短時間に3回目は難しいところである。

 それでもしかしこれでおしまいにするのは勿体無いな、などとピクンピクンと痙攣を続ける千雨の腰を見つめながら考えているとふとカメラに目が行き名案が浮かぶ。

 

「なあ嬢ちゃん名前なんて言うんだい?」

 

「……名前…千雨…です…」

 

 激しいセックスの余韻で頭が真っ白に染まり、まだ意識が朦朧としていた千雨は問われるがままにホームレスへと呟くように自分の名前を教えてしまう。

 

「千雨ちゃんか、まだ学生かい?」

 

「…」

 

 背中に手を回してきたホームレスに体を支えられながら千雨は身を起こすとその質問にも無言で頷く。

 だが息が整うに連れ、千雨の脳から段々と絶頂の余韻が消えてゆき、自分が今まで何をされていて、何をしていたか、が胸にのしかかってくる。

 

「じゃあまだ夏休みだよな?」

 

「…そうですけど」

 

 千雨の顔が陰り始めたことになど気付きもせずホームレスは問いかけを続け、未だ気もそぞろな千雨もそれについ素直に答えてしまう。

 

「へへっ、こうしないか? このカメラを返して欲しかったらこれから、そうだな。2,3日に一度でいいからここに来るんだ。夏休みが終わるまでそれを続けられたらこいつを返してやるよ」

 

 未だ半ば以上熱で浮ついたままの頭で千雨は考える。この要求はただここに来れば良いと言うものな訳がなく、ここに来てまたセックスをさせろと言うことに他ならない。

 しかも何度も何度も、繰り返し身体を要求され続けることになる。そんなことは分かっているのだが。

 

「へへへ、断っても良いんだぜ? でも断ったりしたらこのカメラの中身がどうなるかなんて言うまでもないよな?」

 

 下卑た笑みを浮かべながら千雨を脅迫するホームレスの男性の言葉の前に、未だに普段の半分の聡明さも取り戻せておらず、反論する言葉も思いつけないでいた千雨は屈服するしかなかった。

 

「……わかりました」

 

 実のところホームレスの男性としては本気で脅迫しているつもりはなかったのだが。

 千雨が正直に「無理だ」と断れば今回のことはお互いに一夜の過ちだったとして水に流しカメラを返すつもりだったのだ。そもそも彼にカメラの中身を何処かに公表するような手立てなど無いのだから。

 だがもしもこの少女が自分の想像通りに本物の淫乱娘だったら『脅迫されて仕方なく』という『言い訳』さえ与えてやれば彼女を自分の都合の良いセックスフレンドに、否、彼女の都合の良いセックスフレンドに自分がなれるかもしれないというちょっとしたひらめきを持っての言葉に過ぎなかった。

 とはいえ何しろこの少女は裸も同然の格好で突然現れホームレスの自分に添い寝してくるようなレベルの痴女である。勝算はかなりあるのではと考えての言葉でも有ったのだが。

 

「ひっへへへっ! よし、わかった証拠にチューしてくれよ」

 

 千雨が見立通りの淫乱娘だったことを大いに喜び、下品な笑いをあげながら唇を突き出すホームレスの男性。千雨は躊躇いながら、それでも必死に意思を振り絞ってホームレスの男ににじり寄り、唇を重ねる。

 軽く唇を合わせた程度で止まってしまった千雨の頭を手でぐいと引き寄せ深く唇を押し当てると、ゆるく開いた千雨の唇の隙間から入り込んだホームレスの舌が交尾するナメクジのように千雨の舌と絡まり合うのを千雨はされるがままにおとなしく受け入れる。

 そのまま激しく情熱的に舌を絡め合うこと数分、ホームレスの男性は千雨の唇からゆっくりと唇を離すとニタリと下卑た笑みをまた浮かべる。

 

「へへへ、じゃあ約束だぜ? とりあえずまあ、今日はもう帰っても良いぞ」

 

 その言葉に安堵する千雨だったが、ふと気付いたことでまだ立ち上がれず、ホームレスの顔を伺う。

 

「なんだ? どうした?」

 

 不思議そうに問いかけるホームレスに千雨は悔しそうに答える。

 

「あの…お願いが…。なにか胸や身体を隠すための布か何かを貸してくれませんか? もう明るくて、ちょっとこのままじゃ帰れなくて…」

 

 まだ夜明け前ではあるが周囲は深夜と比べて薄明るくなりつつあった。

 その中を今の格好で歩いて寮まで戻ることはとても出来ない。

 

「ははは! そうかそうだな!」

 

 千雨のあられもない姿を舐め回すよに眺めながらそれもそうかと嘲笑う男性。

 そのまま少し考えるとまたニヤリと笑いながらこう答えた。

 

「くれてやってもいいが、代価を払ってもらうか」

 

「代価?」

 

 嫌な予感がする千雨だったが、それでもホームレスを縋るように見上げてしまう。

 

「簡単さ、この俺のこれを綺麗にしてくれよ」

 

 ニヤニヤと笑うホームレスがズビッと指差す先に目を下ろせば先程まで千雨の最も奥にまで入り込み、千雨の心までも貫いていたホームレスの陰茎が千雨とホームレスの体液にまみれてぬらぬらと輝いていた。

 先程より僅かに硬さを失っていたが、それでも今まで本当にこれを己の身体奥深くにまで受け入れ咥えこんでいたとは千雨自身にも信じられないほどの大きさがまだある。

 

(綺麗にって…これを舐めろってことか…? さっきまで私を犯していたこの…チンコを…? そんなこと出来るわけ…! あぁ、でももし今身体を隠すものを貰えなかったら、こんな格好で帰ったら帰り道でこれよりもっと酷い目に遭うかもしれないし…)

 

 ホームレス自身この要求も内心では千雨があまり嫌がるようなら無理強いをする気はなかったのだが、追い詰められた千雨の精神はネガティブな想像をしてしまい断るという選択肢を選ぶことができなくなかった。

 

「…はい…。わかりました…」

 

 千雨はホームレスの足の間に両膝をついて座り込むと、躊躇いながらも身体を折り曲げホームレスの股間に顔を近づける。

 ホームレスの半勃起状態の陰茎とにらみ合いながら覚悟を決めようと息を整える千雨。

 しかしなかなか覚悟が決まらずいつまでも躊躇している千雨の頭をホームレスが優しく撫でると千雨はビクリと震えた。

 

「へへへ、早くしろよ? これが欲しかったんだろう?」

 

「うぅ……。はい…」

 

 ホームレスとしては自分の臭いペニスに顔を寄せて深呼吸を繰り返し、臭いを楽しんでいる淫乱な千雨に早く己のペニスを味あわせてやりたいという程度の言葉であったが、千雨にはカメラや身体を隠す布が欲しければ早く咥えろと脅迫しているようにしか受け取れ無い。

 結局千雨はそれから一つ息を吸い込むと固く目を閉じ、恐る恐るホームレスの逸物の先端にキスをするようにその桜色の可憐な唇を付ける。

 

「ちゅっ…♥」

 

 唇に触れた感触にビクリとしすぐに唇を離してしまう千雨。

 思わず目を開き今自分の唇が触れたものを確かめるが、そこには当然ホームレスのペニスしか存在しない。

 

(うぷっ……。……うぅぅ… えぇい!)

 

「ちゅっ…♥ ちゅっ♥ ちゅっ♥」

 

 萎えそうになる意志が本当に萎えてしまう前にと必死で唇を突き出し今度は亀頭を啄むようにキスをする千雨。

 

(うぅぅぅっ 気持ち悪いよぉ…。でも…あぁ! もう覚悟しろ千雨ぇ! 噛み付いてくるわけじゃないんだから!)

 

 ビクビクしながら亀頭へのバードキスを繰り返していた千雨だったが、ペニスが噛み付いてきたりなどしない安全なものだという当たり前のことを強く意識して亀頭へと唇を押し付けるようにしっかりとキスをする。

 

「ふぅ…。ん…♥ むちゅぅっ♥♥」

 

(あぁぁ…! ホームレスのチンコに…キス…しちゃってるよぉ…)

 

 自分の純潔を散らしたペニスへのキスという非常に倒錯的な行為に心を激しくかき乱され、艶やかに潤んだ柔らかい唇を黒ずんだホームレスの亀頭にまるで愛し合う恋人同士の優しい接吻のように押し当てたまましばらく硬直してしまう千雨。

 硬直している間も千雨の繊細な唇の神経は密着した亀頭から伝わってくるホームレスの男の脈拍や体温、そして亀頭の柔らかさやヌメる体液の感触を千雨の脳へと送り続け千雨の嫌悪感を増幅させていく。

 

(うぅ…。しっかりしろ…。これで終わりじゃないんだから…)

 

 しかし、今更逃げ出すことも出来ず、なんとか覚悟を決めると、恐る恐る舌を動かしホームレスの亀頭を撫でるように控えめに舐め回し始めた。

 

「……ん…。ちゅるっ…♥ …ペロッ♥ レロレロ…♥」

 

(ウェェッ、気持ち悪い…。でもこれを綺麗にしないと…)

 

 そうしてしばしホームレスの亀頭を舌で優しく撫で回し続ける千雨。なかなか次の段階へ進む勇気が湧かず停滞していた事による長時間の舌での愛撫だったのだが、ホームレスの男はそうは思わなかったらしく、からかうように千雨に言葉を投げつける。

 

「へへへっ、美味そうに舐めやがって…。そんなにチンポが好きなのか?」

 

 その嘲笑の混じった言葉の屈辱に大いに傷ついた千雨だったが、ホームレスの男の機嫌を損ねることへの恐れがその言葉を否定することをためらわせた。唇と舌をペニスに這わせたままホームレスの言葉を肯定する千雨。

 

「…ふぁい…(はい…)♥ …おいふぁんのひんふぉふぁいふきれふ…(おじさんのチンポ大好きです…)♥」

 

「うっひひひっ。そりゃ結構だけどよ、そろそろ舐めるばっかりじゃなくしっかりしゃぶってくれよ?」

 

 そんなことを催促されてもとても咥える気になどなれなかったが、それでも逆らう気力は湧かず、やがて意を決して一度唇と舌から亀頭を放し一呼吸すると、大きく口を開いてペニスを丸呑みするようにしゃぶりついた。

 

「ちゅっ…♥ ……はむっ♥ にゅるぅ…♥ あむもむっ♥」

 

(咥えちゃった…。生臭いし体温が気持ち悪い…。でも…これにちゃんとやらないと…。……確かネットではこうやって…)

 

 ホームレスの精液と己の愛液に僅かに混じった破瓜の血、更に夏場のホームレス生活でペニスに染み付いた汗と垢、それにこびり付いた恥垢が混じり合った生臭い味わいに吐き気を堪えながらもネットなどで聞きかじった知識を使って竿を唇でしごきながら舌を絡め、カリ首にたまった恥垢を舌の腹でこそげとり、裏筋をくすぐりながら舌先で尿道をこね回すと、千雨の口の中でホームレスのペニスがむくむくと大きくなり硬さを取り戻していく。

 

「ふあっ…♥ あむっ…♥ んんっ…♥ れろっ…♥」

 

(また大きくなってきてる…? 気持ちいいのか…。私が…気持ちよくしているんだよな…)

 

 己の純潔を奪い、散々に胎内をかき回し陵辱し、千雨の最も奥深くへと欲望の限りを放ち汚していったペニスに対して両足を揃えて正座するように座り、投げ出された脚の間に顔を埋め傅き奉仕する姿はまるで土下座しているようにも見え、本当に自分がこの男に対して屈伏し、征服されてしまったかのような被虐意識を千雨に与える。

 その背徳的な感覚に胸をゾクゾクと震わせ、膣壁からは再び愛液が分泌され股間の秘裂からジワジワと滲ませながら千雨は従順にホームレスのペニスへの奉仕を続けた。

 

「はむっ♥ ぐちゅっれろぉ…♥ じゅるっ♥ ちゅるちゅる…♥ あむっ♥ れろれろん…♥」

 

(まだ終わらないのか…? …もっと強くしないとダメか?)

 

「くっ、ふっ…。ふふ…へへへ…」

 

 見目の美しい女子高生が己の股間に顔を埋め必死さすら感じさせるほど夢中になって奉仕するという非常に背徳的な光景に再び興奮し股間に熱い血が集まり、固く勃起しはじめるホームレス。

 すでに二度も射精している状況にもかかわらず、拙いながらも必死な千雨の舌使いの刺激によりどんどん射精欲求が高まっていく。

 

「あぁ、出そうだ! 飲んでくれよ!」

 

 堪えきれなくなり千雨の口内に欲望をぶちまけるホームレスの男。

 千雨は口内に広がった精液の苦味に顔をしかめるも、3度目の射精ということもあり量はさほどでもなく、口内に溜まっていたたっぷりの唾液とともに落ち着いて嚥下していく。

 

「んっ! んんん~~っ! んぐ…。こくん…こくん…♥」

 

(うげぇ…、不味ぅ…。えっと、でも最後はこうやって…)

 

 ぬるついた液体が喉を通り過ぎ胃に落ちていった感触を確かめると千雨はホームレスの陰茎を一層深く咥え込みその腹に舌を押し当てると尿道に残った精液を舌で絞り出すようにしごきながら口からペニスを引き抜いていく。

 

「にゅるにゅるにゅる…♥ じゅるるるっ♥ んんっ…♥ こくっ♥」

 

「おぉ、おぉぉっ……」

 

 男性の快感のうめき声を聞きながら鈴口に唇を押し当て尿道口からチュゥっと精液を吸い出すして飲み下すと、千雨はホームレスの亀頭に吸い付きながら一旦ホームレスのペニスから唇を放す。

 

(うっ。また出てきた…。これも舐めないといけないんだよな…)

 

「ぺろっ♥ ちゅっ♥ ん…♥ …ぺろっ♥ ぺろっ♥ ちゅっ♥」

 

 だが鈴口から精液の雫がまだ垂れ落ちていることに気付くと『精液は最後まで舐めとる』というネットの知識に従って鈴口についた精液を舐めとったあと亀頭にもう一度吸い付いてさらに尿道から精液をしゃぶりとる。そして再び唇を離し、もう精液が残っていないことを確認すると、今度こそもう精液が垂れないようにと念を押す用に硬さを失い徐々に縮みはじめたペニスに更に舌を這わせ、鈴口を舐めあげると仕上げのようにまた亀頭に吸い付いて尿道に残った精液の名残をしゃぶり尽くしていく。

 

(これで綺麗になったか…。えっと最後に…)

 

「ちゅっ…♥♥」

 

 しばし観察しホームレスのペニスからもう精液が垂れてこないことに満足した千雨は先程までの半分ほどの大きさまで縮んでしまったペニスを見つめながら最後に亀頭へともう一度優しく、まるで労うように、愛情すら感じさせるキスをすると、一事を成し遂げた満足感から妖艶にも見える笑みを僅かに浮かべた。

 

「……ぅん…♥」

 

「お、おぉぉ…」

 

 その千雨の様子に圧倒されていたホームレスの股間から千雨はようやく顔を上げホームレスの顔色を伺う。

 

「あの…。これで良かったですか…?」

 

(お掃除フェラってこんな感じでよかったのかな…? と言うかやりすぎた気が…。なんか途中からネットで拾った知識を実践することが楽しくなってたような…。何やってんだ私は…)

 

 持ち前の変なところで凝り性な性格を発揮してしまったことを少々後悔する千雨。

 そんな千雨の言葉に良かったも何も想像以上の千雨の淫乱ぶりに呆けていたホームレスの男性が慌てて答える。

 

「あ、ああ。サイコーだったよ…」

 

「そうですか…。良かった…」

 

 男を満足させられたことにホッと溜息をつくとじっと男を見つめる千雨。

 3度も千雨の中に欲望を吐き出してスッキリしたことで冷静になり、この棚ぼたな情事に少々罪悪感のようなものを感じていたホームレスの男は少々たじろぐ。

 

「えっと、なんだ…?」

 

「あの…。着るもの…」

 

 おずおずといった感じの言葉にそう言えばそうだったと慌ててゴミの山のように見える寝床の方へ這い進むホームレス。

 

「あぁ、待ってな。なんか持ってくるから…」

 

 丸出しの股間から硬さを失った逸物がブランブランと揺れる様子が千雨の目に映るが、そっと目を伏せて視線を逸す。

 

「と、とりあえずこれでいいかい?」

 

 そうして渡された比較的小綺麗な服を身につけた千雨は立ち上がろうとするが、まだ身体に力が入らず膝がガクガクと震えよろめいてしまう。

 

「おい、大丈夫か?」

 

「…だ、大丈夫ですから…」

 

 身体を支えてくれたホームレスの手から逃れるようにフラフラと歩き出す千雨をホームレスの男性は少々心配そうに見送る。

 ただ彼がふと、この言葉をかけたくなったのは気まぐれに過ぎなかった。

 

「じゃあな嬢ちゃん、またな」

 

 千雨の身体がギクリと硬直し脚が一瞬止まる。

 

(やっぱり逃げられないのか…)

 

 だがそれでも立ち止まったのは一瞬だけで、千雨はその言葉に何も返さず、ホームレスから逃げるようによろめく足を僅かに早めてその場から立ち去った。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 一心不乱に歩いた千雨は幸運にも誰とも出会うことなく寮の自室へとたどり着いた。

 無言で室内に入ると後ろ手で鍵を閉め、身につけていた全ての服を脱ぎ捨てると床へと放り捨てる。

 そして一糸まとわぬ姿になった千雨はよろめきながらベッドへと向かい柔らかな布団の上に倒れ込む。

 そうすると途端に疲れ切った千雨の心と身体は休息を求め瞬く間に意識を手放そうとする。

 

(まだ寝ちゃだめだ…やる…こと…が…)

 

 ―――数時間後。

 

 寝返りを打った千雨はお尻の異物感に顔をしかめて目を覚ました。

 全身の疲労感はかなり抜けたが、まだ頭には重く何かがのしかかっているような感覚が残っている。

 違和感のあったお尻に手を伸ばせばそこには未だに肛門へと突き刺さったままだった尻尾が存在し、その確かな異物感が千雨の意識を徐々に現実へと引き戻していき、千雨の表情が瞬く間に陰っていく。

 

「うぅんっ」

 

 ベッドに転がったままかすかに呻き声を漏らして尻尾を引き抜くと手の中のそれに見向きもせずベッドの外へ放り投げた。

 

「……んっ」

 

 肛門から湧き上がった疼きを堪えながらそっと股間に手を伸ばす。

 何もかもが夢であったならいい、そんなささやかで切実なな千雨の期待が叶うはずがなく、千雨の指先に冷たいニチャリとした湿った感触が広がる。

 少し指を動かせば冷えた表面の中心からは同じ手触りの、だが熱を帯びた粘液が滲み出し、指先に触れるその粘液が確かに千雨の体内に入っていたものであったことを千雨に強く訴えてくる。

 

「……」

 

 そっと股間から手を話し、その指先を眼前に持ち上げる。

 薄明かりの中じっと見つめるその指先の湿り気には千雨の見慣れない白っぽい粘液がまだら状に混じっていた。

 

 そしてかすかな赤い血も。

 

 身を起こすと千雨の股間からホームレスの精液と千雨の愛液、そして破瓜の血が混じり合った粘液が垂れ落ちシーツを汚していく様子が目に入る。

 

「…シーツ洗濯しなきゃ…。シャワーも浴びたいし、避妊薬も買ってこないと…」

 

 やらなければならない事がいくつも脳裏に浮かぶが、千雨は再びベッドに倒れこんでしまう。

 

「なんでこんなことになっちゃったんだよう」

 

 そのままベッドの上で身体を丸め泣き出す千雨。

 

「うう、ううううぅぅ、」

 

 千雨がカーテンを閉め切った薄暗い室内のベッドの上で静かに啜り泣き身を震わせるたびに、その股間からは混じり合った二人の体液が染み出してシーツに垂れ落ちシミを作り続けていた。

 




2話のIF番外編とか言いつつ実は1話や2話よりこっちのほうが先に書き上がっていたのはシッダールタにもナイショのことだ
あと書いてる時にチンキススレを見てしまったことでチンキス描写が5倍以上になったことはヨシュアにもナイショのことだ
ところで話数について
1-Ⅱ´という変な話数表記ですが最初の1がいわゆる世界線でⅡはその世界線での2話目
´は1の世界線の中でもさらに分岐したルートとなっております
1-Ⅱの続きを書く場合は1-Ⅲ、1-Ⅱ´の続きを書く場合は1-Ⅲ´という感じの表記になります
もともとは基本的に一話完結で作るつもりだったんですが1話の続きが思いついた上2ルート書きたくなったのでこんな感じに…
次は世界線を変えるので第2話の予定
ちょっぴり1-Ⅲ´も書きたいけど…
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