もう二度と剣を持てないモードレッドとの優しい隠匿生活 作:オリスケ
簡単に体の水気を拭き取ると、モードレッドを抱き上げて寝室まで運ぶ。当然のように、二人とも裸だ。
これからセックスをするために寝室に行くのだ。服を脱がすなんて手間でしかない。
モードレッドの表情にも、それは現れていた。潤んだ瞳で、僕から目を逸らさない。隠すことも忘れた乳首は、さっきの余韻でぴんと上を向いている。背中に回した腕には、彼女の暴れそうな鼓動がしっかりと伝わっていた。
「なんか、笑えるな。ドキドキしてしょうがねえのに、ヘンに気取って落ち着いてやがる。オレもお前も。へへっ」
耐えかねたように、モードレッドが笑う。ドキドキとした胸の鼓動。彼女はこれから犯される。緊張して、同時に心待ちにしている。
寝室のドアを開けると、僕は彼女をベッドにそっと寝かせた。
真っ白なシーツに、彼女の裸がある。雪のように白い肌。健康的に肉ついたお腹。控えめな胸は芸術的な曲線を描き、桜色の乳首を浮かせている。
息を飲むほどに美しく、生唾を飲み込むほどに官能的だった。目線を逸らせない僕に、モードレッドが辟易する。
「っじろじろ見んな、めちゃくちゃ恥ずかしいんだぞ、これ」
「一回イッておいて、今更じゃない?」
「そ、それとこれは別だ! お……女心? ってやつだよ。分かれよな」
「ふふっ、ごめんね。好きだよモードレッド」
膝をベッドに乗せると、体重を受けてギシッと軋んだ。
僕はモードレッドに覆い被さるようにして、彼女にキスをした。彼女の持ち上げていた首が、キスにつられてゆっくりと下がる。
「ちゅ、ふぅ、ふ……あんだけやっといて、まだ足りないのかよ?」
「まあ、仕切り直し、みたいな? ちゅ……るぅ」
「ん……がめついやつめ。える、れるぅ」
舌を入れると、モードレッドは悪態を一つ、ウットリと蕩けた顔で受け入れる。
シャワーで火照った体が触れるのが心地いい。僕はゆったりと唇を離すと、そのまま彼女の体を下に伝っていく。
「んだよ、キス大好きとか、ガキかてめ……ん、ひゃ」
顎から、首筋を伝い、彼女の柔らかい肌に唇を吸いつかせつつ、どんどん下へ。小振りな乳首を口に含ませると、か細い声が上がった。
慈しむように彼女の体を撫でながら、ゆったりと全身にキスを浴びせる。へそに舌を入れ、下腹部に少しだけ後を付け、やがて金髪が少し浮いた秘所へ到達する。
「ひゃぅ、ん……そこ、まだするのか?」
「ちょっと時間が経っちゃったからね。初めてなら、よく慣らさなきゃ」
それに、大好きな女の子のものを見れる機会なんて、そうそうないからね。
使われたことのないモードレッドのヴァキナは綺麗な肌色をしていた。ふっくらした陰唇の奥に、瑞々しいピンク色の柔肉がのぞいている。さっき僕がいじり回したせいだろうか、普段はぴったり閉じているのだろう入り口は僅かに開き、ひくひくと何かを待ちわびるように震えている。
サーモンピンクの秘所の中に、ぱくぱくと開く小さな穴がある。思わずうっとりと見とれてしまった僕に、モードレッドの蹴りが入る。
「こらバカマスター! まじまじ見るな、恥ずかしいっつってんだろ!」
「ごめんね、じゃあま○こに思いっきり叛逆しよう」
「あ、違っ、舐めろって意味じゃ――んひゅっ!?」
柔肉の隙間に舌を差し入れると、聞いたことのない声がモードレッドから漏れた。
「んっ、ふぁ、んぅ……これ、さっきと、全然違っ。にゅるって入って、ぞわぞわ、くる……っ!」
洗ったばかりのモードレッドの陰部は、ほのかな甘い味がした。ぷるぷると柔らかい肉を押し広げ、ヒダになった膣壁をなぞる。その度にモードレッドの体は大きく震えて、甘い声が部屋を満たした。
穴の奥の方まで差し入れ、熱い肉壁が舌によって押し広げられると、とろりとした酸味が感じられた。モードレッドの方も、受け入れる準備を進めている。
たまらなくエロい香りに、僕のボルテージも跳ね上がる。頭にぐっと血が登り、僕の怒張はいつにも増して堅くなる。愛液と僕の唾液を混ぜ、ぐちゅぐちゅと卑らしい水音を立てる。
「ん、んん~~っ! あ、バカッ。すする、なぁ……っ!」
モードレッドの太股が耐え難い恥辱に震える。痙攣する度に、膣内から愛液がこぼれてくる。モードレッドの甘露は意識を溶かす媚薬だった。
「んひゃ、ひぃ、ひ……く、くふぅぅ」
「モードレッドの愛液、おいしいよ。いつまでも舐めていられる」
「っこの、いい加減に、しろっ!」
とうとう耐えかねたモードレッドが、腕で僕の顔を押しのけようとした。軽い力で額を押しのけられ、同時に両腕に走る痛みに彼女の体が跳ねた。
「んぎっ! ……く、そぉ。咄嗟にやっちまった。テメエのせいだぞ」
「ごめんね、モードレッドのを舐めるのに、つい夢中になっちゃった」
「今の言葉、素面だったら相当に気持ち悪いって自覚しろよな?」
「でも、無意識に腕が動いちゃうなら危ないよね……じゃあ、こうしよう」
僕はヴァキナから顔を離し、もう一度モードレッドの上半身を上る。
両手首の下を優しく握り、彼女の頭の両脇に押しつける。覆い被さるような格好に、彼女の胸が高鳴る。
「ま、マスター?」
「構造認識――"凝固"」
「ちょっ!?」
モードレッドの両腕をシーツでくるんで、形状固定・硬化。これでモードレッドの両腕は塞がった。
両腕を上げた格好で、彼女の体を隠すものはとうとう何もなくなった。モードレッドは恥ずかしさに頬を赤らめ、そっぽを向く。
「ったく……初めてが緊縛とか、やっぱりド変態だな、テメー」
「保護のためだよ。緊縛というとり、赤ちゃんプレイ?」
「どっちにせよ最悪じゃねーか! ん、ゅ」
胸を揉むと、途端にモードレッドはしおらしく口を閉じる。閉じた口に唇を重ね、舌を割り入れる。
しばらくの間、互いの唾液と吐息を交換する。唇を離すと、据えた目をしたモードレッドの顔があった。
「目が怖いよ、モードレッド」
「うるせえ……するんだろ?」
モードレッドは、自分から膝を開き、秘所を露わにした。顔はこれ以上なく真っ赤になり、無理矢理に引き締めた表情はプルプル震えている。
「来いよ。ここまできて怖じ気付いたりしねえから……やるなら、最後まで、ちゃんとしてくれ」
「……好きだよ、モードレッド」
「ん、ちゅ……知ってるよ。だから、こういうことも許せるんだ」
僕の一物をあてがう。愛液に塗れた柔肉が亀頭に触れる。鈴口に吸い付くような感触に、それだけで理性を持って行かれそうだ。ほんの少し腰を進めると、入り口はたやすく押し広がって、僕の亀頭を包み込む。
後は突き入れるだけ。モードレッドの瞳が潤む。
「……なあ。いいんだよな。オレ、お前のモノになっても、いいんだよな?」
僕は言葉を出さず、ただ目で、彼女の全てを受け入れる。モードレッドはゆっくりと頷いた。
「分かった……じゃあ、オレの純潔を、お前にやるよ。消えない傷を付けてくれ。お前のものっていう証をくれ」
「っうん――」
僕は彼女の背中に手を回し、細い体を強く抱きしめた。
腰をぐっと突き出す。狭い膣壁を押し広げ、温かな蜜壷を突き進む。
「くふ、うぅ……やっぱ、マスターの、デっカ……!」
「っ待って、もう、少し……!」
物凄い抵抗感に竿が押し退けられる。僕はそれでも腰を少しずつめり込ませ、モードレッドの狭い中を押し進む。
――ぷちんっ。
「い、ぎぃ……!?」
小さな裂ける音がして、モードレッドが苦悶の声を上げる。ひきつる体を強く抱きしめる。
ふぅー、ふぅー、と荒い呼吸が耳を湿らせる。僕は僕で、暴発を抑えるのに理性を総動員しなければいけなかった。
モードレッドの膣は予想以上に小さく、竿全体をきゅうきゅうと締め付けてくる。
引っこ抜かれそうなほどの強烈な締め付け。気を許すと押し出されてしまいそうだ。けれどそれを堪えて腰を押しつけると、とろとろに塗れた肉ヒダが擦り付いてきて、痺れるような刺激を与えてくる。
やばい、本当に気持ちいい。
モードレッドのヴァキナ。モードレッドのま○こ。もはや語感だけで理性を持って行かれそうだ。けれど僕は強引に気を静めて、悶えるモードレッドに声をかける。
「っ……モードレッド、大丈夫?」
「ん、な、わけあるか……痛えよ。クッソ痛え。そんで、斬ったり斬られたりと全然違う。腹の中に割り込まれるって、すげえ気持ち悪い」
震える声でモードレッドが呻く。
しかし、顔を上げた所には、口を緩ませたモードレッドの笑顔があった。
「でも……嫌じゃない。両腕のクソッタレな傷と全然違う。痛いだけじゃない。痛いけど、なんか嬉しいんだ。変だよな、へへっ」
掠れた声で、モードレッドは笑う。目尻には温かい涙が浮いている。
「誰かのモノになるって……女になるって、こんな感じなんだな。ああ、オレ、マスターのモノになっちまったんだな。消えない傷も、付けられて……」
「ごめんね、モードレッド」
「バーカ。嬉しいっつったろ。二回言わせんなよな……ん、ちゅう」
そう笑って、モードレッドは自分からキスをした。
キツキツだった膣肉は次第に解れ、入り口を覆っていた愛液が奥の方まで渡ってきているようだ。肉ヒダのぬるぬるは益々強くなり、僕の我慢もそろそろ限界に近づいてくる。
「モードレッド」
「分かってるよ。そんな物欲しそうな顔するな。ふぅ、ん……好きに動けよ。痛いくらいで、ちょうどいいから」
「分かった」
言質を得た僕は、ゆっくりと腰を前後に動かす。にゅち、という水音と共に、モードレッドの肉ヒダがかき分けられ、竿全体がぬりぬりとくすぐられる。
ストロークの度に、入り口を塗らしていた愛液が竿全体を塗らし、モードレッドの膣奥もしっとりと湿っていく。
十回も抽送を繰り返せば、膣は初めての男根を徐々に受け入れるようになった。初めは痛みに顔をしかめていたモードレッドも、今は突かれる度に「んっ」と息を詰まらせて、僕の顔をじぃっと見つめる。
「っふ、っふ……はは、モードレッドの中、凄くいい具合だね」
「ッ具合とか言うな、ぶっ殺すぞ」
「でも実際、凄く気持ちいいよ。入口はきゅうきゅうで、中はとろとろで」
「せ、説明もすんな! ん、んにゃ、ひゃっ」
「愛液もすっごく溢れてるね。ほら、突く度にちゅぷ、ちゅぷって音してる」
冗談めかして言ったけれど、モードレッドの膣はこれ以上なく最高だった。引き抜こうとすれば名残惜しそうに吸いついてきて、突き込めば肉ヒダの一つ一つが、愛おしそうに竿全体を抱きしめる。
僕の意識は、この快感を堪能することで一杯になった。できるだけ深くまで突き入れ、抽送のスピードは徐々に遠慮がなくなっていく。
「ふぅ、んっ。ふぅ……ん、んん~っ! ちょっと早すぎだ……抑えろ、バカ、ぁ」
それでモードレッドが喜んでいるなら、尚更止められない。引き結んだ口から嬌声が漏れるのが、たまらなくいじらしい。
「モードレッドも、気持ちいいんだ?」
「わ、かんねえよ。初めて、んっ、なんだぞ。腹の中、押し広げられてっ、容赦なくズコズコされてっ。気持ち悪くて、変な気分だよ……ひんっ」
繋がっているお陰なのか、モードレッドの困惑を感じることができた。
騎士の頃にはするはずもなかったセックス。初めての女性としての快楽に、戸惑いの方が勝っているようだ。
「けど……はぁ。ま○こにち○こをぶち込まれて、好き勝手に動かれて……お前の物になったって気がする。お前に使われてるって感じで、安心する」
モードレッドは、ほんの少し寂しそうに笑った。
僕はほんの少しむっとする。モードレッドを道具のように使う気持ちなんて毛頭ないからだ。
僕は抽送を一旦止めると、ペニスを引き抜き、モードレッドの太股に手をかけた。彼女の膝を胸の方にぐっと押し上げて、お尻をベッドから浮かせる。
ちょうどM字開脚をして、ヴァキナを天井に向けているような姿勢だ。僕からは、ぴっちりと閉じた肛門までがはっきりと見える。
「ちょ、オイ、バカマスター!? なんだこのふざけた格好!」
「それなら、モードレッドも気持ちよくなれるよう頑張らないとね」
「い、いいんだよ。オレの事は別に……ふぁ、はぁ゛~~っ」
ストロークですっかり解れた膣は、二回目の挿入をすんなりと受け入れた。モードレッドの悶絶する声が耳に心地いい。
「こうすれば、もっと色んな所を堪能できるからね」
「っ……ふ……」
モードレッドは小言を言う余裕も無いようだった。顔を背けたまま、口を真一文字に引き結んでプルプルと震えている。
ひょっとすると、セックスの感想についての「気持ち悪い」も強がりだったのかもしれない。けれど、もう今更だ。スイッチを入れてしまった。恨むなら自分の虚勢を恨むといい。
モードレッドの太股を僕の股で支え、肉棒を上から突き込むように挿入する。モードレッドの膣内は熱く、温めた蜂蜜をかき分けるようにとろとろだった。僕は腰の動かし方を変え、収まる兆しを見せない怒張を操作する。
「こうやって……浅いところをいじるのはどう? カリ首で、入口をゴシゴシこするのは?」
「っん……! んんっ……!」
「角度を変えて、上の方とか。この辺がGスポットだっけ?」
「ふっ、ふぅー、ふぅー……!」
亀頭の先だけを膣に入れ、浅い位置にある、ありとあらゆる場所をいじめ倒す。ちゅこちゅこと小刻みな抽送で、モードレッドの余裕を削る。
脳味噌を綿毛でくすぐられるような刺激に、モードレッドは耐えかねたように首を振って抵抗する。引き結ばれた口は高い嬌声を漏らしており、隠す為の手はがっちりと固定されていて、逃げ場などどこにもない。
僕の股間も大変だ。熱い肉壁が、亀頭と竿の先端をぱっくりとくわえ込んだまま、激しくしごきあげてくる。敏感な先端ばかりが刺激され、腰が笑いそうになる。
愛撫され尽くした亀頭が、赤熱したように熱く膨れ上がる。限界まで腫れた亀頭を、僕はひと思いに奥まで突き込んだ。
「んひぃ!?」
「っう、あぁ……!」
奥に届いた衝撃に、モードレッドが声を張り上げる。待ちわびていた肉ヒダがジュルジュルと絡みついて、勃起したペニスを搾り上げる。視界に火花が散るような猛烈な刺激に、快楽がぞくぞくと全身を駆け抜けた。
モードレッドの理性も飛びかけていた。目がかすみ、食いしばった口の端から涎がこぼれている。軽くイッたのだろうか。激しい呼吸に、お腹が小刻みに震えている。
「ひ……くひ、ぃ……」
「やっぱり、奥の方がいいよねっ!」
「んゃ、待っ、んふぁぁぁぁぁぁ!」
甘い声が寝室に木霊する。
引き結んでいたモードレッドの表情は途端に崩れ、体がビクンと大きく弾けた。
僕は限界まで膨れたペニスを突き立て、とろとろの蜜壷をかき混ぜる。
「んんっ、あ、ああっ、ああっ」
「声、我慢できなくなったね。どうしたの?」
「んぃ、ひっ、き、気持ちい。気持ちいい、からぁっ」
「気持ちいいから、何?」
「ふぁぁぁっ。はんっ、あんっ。激し。激しすぎだ。バカ、バカマスタぁ……!」
両腕を縛られたモードレッドは、首を振って抵抗する。けれど僕の抽送は止まらない。
快感を貪るように、根本まで突き入れると、ぱんっぱんっと肉を打つ激しい音がする。理性の決壊したヴァキナは、本能のままに僕の竿に絡みつき、きゅうきゅうとキツく吸い上げてくる。
根本にマグマが溜まってきているのを感じた。僕自身、もう幾ばくの猶予もない。
その焦りを感じてかだろうか。モードレッドは目尻に涙を溜めたまま、真っ赤な顔に笑みを浮かべる。
「ふぁ、あ、んんっ、……へっ。どうだよ、バカマスター。このモードレッド様を犯す気分は」
「もう今すぐにも射精しそう。叛逆の騎士とセックスなんて、ある意味最高にクールだよね」
「ひゃ、ひんっ……くそったれ。この、モードレッドがっ。犬みたいな格好で、ち○こずこずこされてっ……あ、あ、あ、あっ」
「かわいいよ、モードレッド。最高にかわいい」
口の端の涎を舌ですくい、そのまま口づけを交わす。咥内もすっかりとろとろに溶けて、耽美な甘い味がする。
膝を押さえていた手を、彼女の胸に回し、ぷにぷにの柔肉を揉みほぐす。汗だくの体を抱き寄せる。口も、ま○こも、隙間を全てなくすように肉体を絡め合う。二人の体が混ざり合っていくような錯覚を感じる。
限界が迫っていた。陰嚢がきゅうっと収縮し、爆発の準備を進める。竿の感覚が鋭敏になり、膣のツブツブをなぞる度に射精感がこみ上げてくる。
「ますたー、ますたーっ」
モードレッドにもいよいよ限界が近づき、目がチカチカと明滅する。必死でこちらを求める声が溜まらなく愛らしい。
「気持ちいい、気持ちいい、マスター。あっあっ頭の中、気持ちいいばっかりで、何もっ、考えられにゃ、い」
無意識なのか、上をピンと向いていた足が僕の腰に絡み付き、肉棒を奥の方まで誘い込む。
「全然、痛くないんだ。あれだけ、死にたいくらいに痛かったのが嘘みたいにっ……ふぅ、ぅぅ」
「そっか。ずっと我慢してたんだね、モードレッド」
「当たり前だっ。ますたーに、嫌われたくないから。お前のサーヴァントでいたいから……っ!」
溢れる感情が、涙になってモードレッドの目からこぼれた。
僕の竿を根本から強く搾る。残り僅かだった僕の余裕が、一気にゼロに近づく。
「っく、ぅぅ!」
僕は一気に腰の速度を上げ、スパートをかける。モードレッドの喘ぎ声が意味を失い、ぱんぱんと肉を打つ水っぽい音が部屋中に響きわたる。
「はぁっ、ぁ、モードレッド、モードレッド……!」
「あっ、ああっ。いいよ。おくっ。一番奥に、射精して――」
モードレッドの声に併せ、僕は言葉通り、腰を思い切り、モードレッドの温かい蜜壷に打ち下ろした。
「んひ、イッ――く、ぅぅぅぅぅぅ~~~~っ!」
「う、うううう、ああ!」
一際甲高い嬌声。膣内がぎゅうっと締め上がる。殆ど同時に、限界を迎えた怒張が、溜めていたマグマを吐き出した。
モードレッドの足が絡み付いて、陰茎の根本までくわえ込む。ペニスはポンプのようにドクドクと脈打って、精液を一番奥の子宮まで注ぎ込む。
「あ、出てる……出てる。ますたー、の。おれの、膣内で」
か細いそんな声。ピクピクと痙攣していた体は、やがて糸が切れたように力を失い、両足がベッドにぺったりと落ちる。
魂が股間から溶け出ていくような、大量の射精だった。水道の蛇口を捻るように特濃の熱い精液が尿道を通り抜け、モードレッドの膣に排出される。
脈動は十回近くを数え、射精が終わった時には、体全体の力が抜けていた。僕はすっかり脱力し、未だ微かに痙攣するモードレッドの体にのし掛かる。
「……解、除」
意識ごと飛んでいきそうな脱力感の中で、僕はモードレッドの両腕を縛っていたシーツを解いた。
「はぁ……どんだけ射精るんだよ。もう、股間がパンパンだ」
「モードレッドも潮吹いてたし、おあいこだよ」
「うるせえ、バーカ」
腰を下げると、肉ヒダが名残惜しそうに吸い付き、ピリリと刺激が走る。柔らかくなった肉棒が抜けると、濃い精液がどろりとこぼれてきた。
「はは、自分でも笑えるくらい出たな」
抜けた反動で、思わず尻餅を着く。我を忘れて振っていた腰が重い。
間違いなく、人生で最も気持ちのいい射精だった。快感と一緒に心も満ちるセックスだった。
マスターとサーヴァントという関係上、何か精神的な繋がりもあるのかもしれない。モードレッドの満ち足りた感情を、僕も感じる事ができた。
頭がぽーっとする。興奮で脳がオーバーヒートしてるみたいだ。僕は熱っぽい頭を押さえつつ、上体を持ち上げる。
「ますたー」
上擦ったモードレッドの声。視線が動き、彼女を捉える。
四つん這いになったモードレッドがいた。両腕には力が入らないので、上半身はベッドに着き、顔は枕におかれている。
モードレッドの小振りなお尻がぴんと浮いて、精液のこぼれるヴァキナを僕に向けていた。サーモンピンクの柔肉がひくひくと動き、先ほど僕が堪能していた穴がぱっくりと口を開けている。
モードレッドが得意げに笑う。上気した頬を更に赤く染め、薄く唇を吊り上げ、こちらを挑発していた。
――どうした? その程度かよ?
お尻がフリフリと揺れて、精液と愛液でグショグショになった秘所を見せびらかす。
頭のどこかがぷっつりと切れた。
復活しかけていた僕の理性が、一瞬で蒸発した。股間が急速に硬度を上げる。
モードレッドの腰を鷲掴みにし、怒張をモードレッドの一番奥まで叩き込んだ。
射精したばかりで敏感になった竿に、とろとろの肉ヒダが容赦なく絡みつく。
「っ~~~~~~!」
ち○こが削られるような強烈な刺激に、声すら出せず悶絶する。モードレッドも同様に、枕に顔を押しつけ悶絶する。
無我夢中だった。徹底的に貪るまで止められない。
獣のように腰を打ち付ける。さっき呆れるほど出した精液を掻き出して、膣壁全体に塗り込んでいく。
「ヴ、ふ、ヴぅ~~~っ」
意味を持たないあえぎ声が、枕に押しつけられた口から漏れる。
一度絶頂したモードレッドの膣は、一突きごとに小刻みに収縮し、軽イキを繰り返していた。壊れた蛇口のように愛液が吹き出し、シーツをじっとりと濡らす。もうまともな言葉なんて出ないだろう。動物のような呻き声が寝室に木霊する。
「う、う゛う~。ふぁ、う、ふヴぅ」
「っく、うぅ!」
何度も絶頂を繰り返し、別の生き物のように蠢く肉ヒダをかき分ける。ぐちゅぐちゅの蜜壷の中に、獰猛に抽送を繰り返す。
濃密な雄と雌の香り。興奮で頭はとっくに熱暴走を起こしていた。意識が朦朧として、殆ど機械的に腰をかくかくと動かす。
魔術回路の結合を感じた。モードレッドとの繋がりが深くなり、彼女との精神的な距離が縮まる。
モードレッドの声が聞こえた。
(そうだ。もっと、もっと壊してくれ)
声には悲壮さが込められていた。今にも泣き出しそうな声で、僕を求めている。
(滅茶苦茶にしてくれ。お前の逸物を突っ込んで、道具みたいに蹂躙してくれ。俺の夢も、人生も、全部どうでもよくなるくらいに、犯し潰してくれ)
軽イキに痙攣するモードレッド。その頭の脇には、寄る辺を失った両腕が震えている。
手首には、痛々しい裂傷に、それを塞ぐ黒い痣。
蒸発していた理性が、急速に形を取り戻した。
僕は機械的に動かしていた逸物を引き抜くと、腰に据えていた両手で、モードレッドの手首を握りしめた。
「いぎっ!?」
モードレッドの痛烈な悲鳴。僕はそれもお構いなしに、彼女の体を引っ張り、仰向けに横たわらせた。
快感に上気した顔が怒りに歪む。瞳には涙が滲んでいた。
その悲壮な顔に苦笑してしまう。何も、そんなに抱え込むことないのに。
「ぐ、そ野郎……何しやがる、クソマスター」
「ダメだよ、モードレッド。君、いま自暴自棄だったろ?」
「っうるせえ、うるせえよこの……ん、ちゅう」
唇に吸い付き、舌を絡ませて、モードレッドの悪態を封殺する。
手首を握っていた手を上に移動させ、指先を強引に絡ませる。
覆い被さったまま蜜壷に挿入すると、咥内にくぐもった嬌声が漏れた。その声をキスしたまま全部飲み込んで、僕は唾液のアーチを描く。
「そんな風に思ったらダメだよ。僕がしてるのは、大好きなモードレッドとのラブラブセックスなんだから」
「っバカ、バカマスターが……っ!」
モードレッドの目から、堰を切ったように涙がこぼれる。今まで堪えていた全部が、洪水のように溢れ出てくる。
「ラブラブとか、バカじゃねえの。こんなオレに、愛される資格なんてないだろ」
「そんなことない」
「何もないんだぞ。こんだけ魔力を貰っても、指の一つも動かねえんだ。オレには剣を握る力も、手にできる夢もねえんだぞ。っひぐ……こんな役立たずなオレが、愛されちゃダメだろ。愛玩具や奴隷にでもなんなきゃ、意味分かんねえよ。ぜんぜんっ、しっくりこねえよ。訳分かんねえよぉ……!」
「そんなことないよ、大好きだ、モードレッド。そんな強情で分からず屋な所も含めて、ね」
僕は腰を強く押しつけて、モードレッドの一番奥を攻める。何も掴めないと言った手に、僕の手を重ねる。痛みも無視して、強く握り込む。
さっきよりも深く、強く繋がる。少しでも隙間がなくなるように、僕がモードレッドを愛していると、嫌でも理解できるように。
モードレッドは従順だった。悲しみに泣きながら、僕の深い抽送に喘ぎ、唾液を絡ませあう。
「随分、泣き虫になったね」
「あ、あああっ……うるせえ。ずっと、寂しいんだ。ずっと虚しいんだっ。自分自身が、本当に嫌になるんだ!」
肌を最大限に密着させて、彼女の全てを包み込む。
「もう我慢できるかっ……マスターが欲しい。マスターに包んでほしい。全部全部、オレのぜんぶを、受け入れてほしいっ!」
「ッ僕も、君が欲しい。君とずっと繋がりたい」
溢れ出る感情に、脳が焼き付く。快感の刺激で全身がビリビリと震えている。
キスをした唇は、もう一瞬たりとも離したくなかった。互いの荒い呼吸も全部飲み込む。
やっと口を話すと、とろとろに蕩けたモードレッドの口が、苦しげに息を吐き出す。その吐息と一緒に、言葉が漏れた。
「んぶ、ちゅうぅ……はぁ、はぁ゛ー。好き、好きだっ、ますた、ぁ……!」
それが聞けて良かった。
一度絶頂を迎えていたこともあり、我慢は効かなかった。射精感は急速にこみ上げてきて、怒張を限界まで膨らませる。
「好き」の言葉に、互いのボルテージは最高潮になっていた。僕はモードレッドの体を持ち上げ、膝の上に跨がらせる。
対面座位の姿勢で、モードレッドの愛液まみれの膣を犯し尽くす。モードレッドも、両腕を僕の背中に回し、痛みも無視してキツく抱きしめる。
「おく、おく気持ちいい。好き、好きぃ、マスター好きっ」
「はぁ、くっ……もう一度、一番奥に射精すからね」
「きて、来て、来てぇ。一番奥に、膣内射精して……っ! お前のものに、してくれっ……!」
強く抱きしめ、唇を塞ぎ、隙間を無くす。
とろとろの柔肉が痙攣し、竿をきゅうきゅう絞りあげる。根本までくわえ込まれたまま、僕は限界まで膨らんだリビドーを爆発させた。
「ふゔ、ゔ、んっ、うぅ~~~~~~っ!」
絶頂はほとんど同時だった。
射精の脈動に併せて膣肉が蠢く。痛いくらいに肌を抱き寄せる。うめき声を、唾液と一緒に互いの咥内に吐き出す。
存在を一つに溶かすような、とてつもない快感だった。互いの匂いと熱で意識が揺らぐ。
どちらからとなく倒れ込み、汗だくの体をベッドに横たえた。勢いで逸物が引き抜かれ、さっきよりも大量の精液が、モードレッドの股から溢れ出てくる。
「……また、すっげえ出したな」
「それだけ気持ちよかったからね。今すっごい幸せだよ」
「ははっ……ほんと、こんな奴が好きとか、物好きなますたーだぜ」
モードレッドの華奢な体を抱き締め、頭を撫でる。モードレッドは心地良さげに目を細め、うっすらと口を綻ばせる。
「こういう気分を、幸せっつーのかもな……ああ、ほんとに、お前がマスターでよかったよ」
呟くようにそう言うと、モードレッドは静かに目を閉じた。
眠りに付くまで、僕は頭を撫で続けた。興奮していた息が、次第に安らかなものに変わっていく。
この退廃的な生活は、きっと長くは続かない。続いてはいけない。
「……悪くないな。お前との、こういう生活も」
けれど、モードレッドがそう言ってくれたから。
この選択は、きっと間違いじゃなかったはずだ。