もう二度と剣を持てないモードレッドとの優しい隠匿生活 作:オリスケ
1万9千字あります。
2回も男汁を出します。
よろしくお願いします。
開け放たれた夜、湖のほとりの、風のそよぐ冷たい空気。
そこで吸い付く彼女の唇は、夢のように陶酔的で、麻薬のように蠱惑的な、温かさと柔らかさを持っていた。僕等は広がる大自然の空気に包まれながら、互いの唇を重ね、温かく湿った呼気を交換する。熱く濡れた唇をついばむように、何度も交差させる。
「は、ふ……ふぅ、ふ……ん」
吐息は、とてつもなく甘い。気を抜けば気絶してしまう程の強烈な刺激が、僕達の情欲に火を灯す。そして、僕等の熱を止める障害は、この世界のどこにも有りはしない。
僕等は殆ど同時に口を開き、互いの舌を絡ませた。熱くぬるりとした舌が口内に滑り込み、じゃれつくように敏感な粘膜を触れ合わせる。
「える、ぅ……ちゅ、るぅ」
「は、ぁ……はむ、ぅ、ちゅぅ……」
舌同士を絡ませ合う。差し出された舌に唇で吸い付く。官能的な甘さの中にさっきまで舐めていた飴の酸味をほんのりと感じる。溢れた唾液が水音になって、月光輝く湖に響く。
時の流れが遅く感じる。僕等は腹の内で爆発的に高まっていく情欲を感じながら、勿体ぶるようにゆっくりとキスを交わした。カメラのシャッターを切るように、互いの舌の感触も、溢れる唾液も、溢れる水音も、全てを記憶に焼き付けるようにして。
心地よさと、まろやかな甘さと、僅かな息苦しさ。それが幸福になって、僕等の頭を蕩かしていく。森の冷たい空気に晒され、熱く高まっていく感情がまざまざと浮き彫りになる。
僕は肩に置いていた手を彼女の背に回す。珠のようにすべすべで、雪のように白いモードレッドの肌に掌を滑らせて、彼女の背中を抱き寄せる。モードレッドは軽い衝撃に呻きながらも、されるまま、僕に更に身を寄せる。
「るぅ、ぷ、ちゅ、ちゅうぅ……はぁ、は……ぁ、ぷ。るぅ、える……」
唇は一度も離れない。片時も離したくないと、二人ともが思っていた。言葉すら必要とされていない。ただ二人、貪るように唇を合わせ、舌を絡ませ、唾液を交わらせ、頭を情熱に浮かせていく。
モードレッドが、ぐっと身体を前のめりにさせた。彼女の身体を抱き締めながらも、その勢いに押されて僕は徐々に後退していく。
湖から森へと向かう、柔らかな草の生えた緩やかな斜面に、倒れ込むようにして身体を横たえる。胸に抱いたモードレッドの頭から、痛みを訴える悲鳴が響いた。
「つ、ぅ……!」
「っモードレッド、だいじょ……む。ふ……」
呼びかけた僕の口に、ぐっと身を乗り出したモードレッドの唇が重なる。両腕の痛みよりも遙かに強い欲求で、モードレッドは僕を求めていた。
僕は彼女を抱き締める腕に力を入れて、細くしなやかな腰に手を回す。のし掛かる身体の驚くほどの軽さに、愛おしさといじらしさが煮沸されたように募る。
鈴虫の音色。梟の鳴き声。それらに混ざり、二人の呼吸が月夜に響く。
永遠にも感じられる甘い甘い数分の後に、モードレッドはやっと唇を離した。吸い付かれていた舌がちゅぽっと音を立てて抜け、唾液のアーチが月光を反射して銀色に煌めく。
「はー、はー……はぁー……」
胸を激しく上下させながら、すっかり上気したモードレッドが、僕を見下ろしている。
月光に照らされた彼女の肢体は、とてもとても美しかった。銀色の月光は雪のような肌を艶やかに照らしていて、別次元の美貌を感じさせる。それとはまるで対照的に、ぴったりと押しつけられた裸体は柔らかくすべすべだ。理性が溶けてしまう程の艶やかな感触の下に、どきどきという命の鼓動と、必死に生きる彼女の熱を脈々と感じさせる。
紅潮した頬や唇の紅色が、ぞっとするほどの美貌と愛らしさで僕の目を焼く。興奮と切なさで潤んだ翡翠色の瞳に情欲を惜しげもなく溢れさせて、モードレッドは僕を見つめる。
「ますたー……ますたー」
切なげに僕を呼んで、モードレッドはまたキスをした。それから唇を離れ、僕の顎を通り、首筋へ、鎖骨へ。少しずつ下って、熱く濡れた唇を吸い付かせる。
「全部知りたい。マスターの事を、ぜんぶ覚えていたい。オレを愛してくれるお前の、全部を好きになりたい」
僕のシャツの胸元に顔を埋めて、鼻先を擦り付ける。すっかり蕩けた顔で、僕の匂いを嗅いでいる。口の端から溢れた涎が、じんわりとした温かさになってシャツに染みる。
「マスターの身体、マスターの匂い……ますたー、ますたーの……」
「っ……!」
譫言のような甘い囁きに、理性がぐらつく。いてもたってもいられず、僕はズボンのベルトを外し、衣服を脱ぎ捨てる。
最後のTシャツを脱ぎ捨てて、モードレッドと同じ産まれたままの姿になると、彼女は露わになった僕の胸に頬を擦り付け、乳首にかぷりと噛み付いた。
「いっふ!?」
「っふ、はは。妙ちきりんな声だな……汗ばんで、ほんのりしょっぱいちふび……あ、ぷ。るぅるぅ、ちぅ、ちゅぅぅっ」
「あ、ちょ……ふっく、あ……!」
「今まで好き放題やられた、意趣返しだ……そういう情けねえ声も全部、聞かせてくれよ」
得意気に笑って、乳首に吸い付く。舌で転がされ、唾液を塗りたくられ、唇の先っぽで啄まれる。
羞恥心を振り切った彼女の、思い切った愛撫。僕が彼女にそうするように、愛しいからこそ行うペッティング。乳首を舐められ、脇腹を甘噛みされ、腹筋に頬を擦り付けられ、臍に舌を埋められる。徐々に身体をずり下げながら、僕の全部を味わい尽くすように舌を這わせていく。
寒空に晒され敏感になった肌に熱い舌が触れる度に、快感が電流のように背筋を駆け巡る。身体を揺すると互いの裸体が擦れ合って、ぞわぞわとした幸福感で頭を痺れさせる。
やがて僕の下腹部まで辿り着いたモードレッドが、胸に当たるソレの感触に気付いてぴくりと身体を揺らす。ゆっくりと身体を持ち上げると、真っ赤になった顔で妖艶に微笑んで見せた。
「へへ、どうしたよマスター。もう、何か漏れ出てんぞ?」
ペニスは既に最高潮まで昂ぶり、覆い被さるモードレッドのお腹を押していた。溢れ出たカウパーがとろりと垂れて、銀色の筋を光らせている。
モードレッドは、うっとりと見惚れたように、熱い視線をペニスに注ぐ。赤黒く張り詰めた怒張に、はぁと上気した吐息が当たる。
「何度見ても、すっげえエグい形。そそり立って、ヒクヒク震えてやがる……オレで、そんなに興奮してくれてるんだな」
「っ当たり前だよ。僕がどれだけ君の事が好きか、もう分かってるでしょ?」
「へへっ、そうだな……そんなお前のだから、全然怖くねえ。鼻にツンとくる匂いも……もう、クセになりそうだ」
上擦った声でそう言って、モードレッドは鼻先をすんすんと近づけて、それから、カウパー溢れる鈴口に、熱い唇を吸い付けた。
「ちゅううっ……ちゅる……マスターの味、マスターのち〇ぽ、あ、ぷ……まふあー、の」
「ふ、う……!」
精管に溜まっていた先走り汁を吸い取られ、そのまま亀頭をぱっくりと咥え込まれる。
脳がチョコレートのように溶けていくような、ねっとりと温かい快楽が僕を蕩かした。
豊かな自然に包まれた、僕等の最後の逢瀬。そんな特別な状況にモードレッドからのいじらしい愛撫も加わって、僕は自分でも想像がつかない程にボルテージを高めていた。唾液でとろとろの熱い口内にペニスを咥えられた瞬間、魂が宙に浮くような、とんでもない快楽が駆け巡る。
「える、るろ、るぷぅ。じゅ、じゅるぅ……ぷく、ぷく、ぷじゅ、るぅ」
怖くないという宣言の通り、モードレッドは夢中で僕のペニスを頬張っていた。一度えずきながら僕を受け入れた喉奥を使って、竿の中程までを飲み込む。力の入らない両腕は、僕の腰の両脇に添えられ、肘で挟むようにして、逃げないようがっちりと固定している。
竿の中くらいを唇でぴったりと閉じられて、抽送の度にくぽくぽと音を立てて扱かれる。ギンギンに張ったゆで卵のような亀頭が、喉奥の熱い柔肉でみっちりと包まれ、優しく捏ね回される。表面に走る血管の筋の一本までを知りたいと言うように、舌がペニスの裏に張り付いて、ガーゼのようなさらさらの感触で僕の腰を痺れさせる。
裏筋に舌全体を押しつけられ、モードレッドがゆっくりとペニスを抜いていく。
「ぐぷ、う、むぐ……じゅ、ずず、じゅぅぅぅ」
「っふ、あ、ぁぁ……!」
強烈な吸い付きに、勝手に声が漏れ出てくる。腰が抜けるような刺激を与えながら、モードレッドがちゅぽんと音を立てて唇を離す。
「ぷはっ、ぁ……どうだよ。テメエのクソデカイち〇ぽも、こんなに咥えられるようになっちまったぞ」
唾液を愛おしげに飲み込んだモードレッドは、てらてらと光る真っ赤な亀頭を舌で弄りながら、挑戦的に僕を見上げる。
「全部、お前に教えられたんだからな……有り難く思えよ。お前に教えられたムカつく技で、ヒイヒイ言わせてやるからな……」
湯気立つ程に顔を上気させ、モードレッドはまたペニスに吸い付く。
蠱惑的な、文字通りの、味わうようなフェラチオ。呼吸の一つさえ感じたいと言うようなとろとろの表情で、僕のペニスを咥え込む。
唾液を絡ませて敏感な竿をふやかし、飴を転がすように亀頭を舐め回す。睾丸を頬張りながら唾液とカウパーの混じり合った淫靡な匂いを吸い込めば、ほっぺたの内側に擦りつけ、犬のようにペニスを頬張ってみせる。
「くぷ、ぷく、じゅ、じゅぅ……ひもひ、いいか? まふたー」
「っ……うん。気持ちよすぎて、今すぐにでも射精ちゃいそうな、くらい……!」
「へへっ。身体も、めちゃくちゃ強ばってるぞ。オレ、ちゃんと気持ちよく出来てるんだな……良かった……あむぅ……こぷ、く、ぷ……」
心の底から嬉しそうに微笑んで、モードレッドは献身的に、まさしく愛するように、僕のペニスに吸い付く。
頬張り、舐め回し、溢れる唾液とカウパーの混ざった汁を吸い、香りを感じ、月夜の森に響くかぽかぽという遠慮のない水音までを楽しんで、モードレッドは僕のペニスを味わい尽くす。ぞくぞくとした快感で、身体が仰け反ったまま動かせない。
火傷しそうな熱と、駆け巡る止め処ない快感と、今にも破裂しそうに溢れる多幸感。
快感に打ち震えていると、びくんと跳ねさせた膝が、熱く水っぽい感触に当たった。
「んっ……あ、はぅぅっ」
上擦ったモードレッドの声。さあっと吹いた風で、膝がひんやりと冷たくなる。視線を下げれば、僕の膝には付着した愛液がてらてらと光り、その上のモードレッドの秘所までつぅと糸を引いていた。
いきなりの快感に、モードレッドの浮いた腰がぷるぷると震えている。唾液まみれのペニスに頬を触れさせながら、モードレッドの恨めしげな目と視線が交差する。
「っあんだよ。ち〇ぽ舐めて気持ちよくなっちゃ、悪いかよ?」
「ううん、大好きが有頂天を振り切っちゃいそうだよ。今、人生で一番幸せな気分だ」
「へへ、オレは全然満足してねえぞ……夜は長いんだ。まだまだ、付き合ってもらうからな……ちゅ」
「モードレッド、腰をこっちに回して……僕も、君の全部を味わいたい」
根元に唇を吸い付かせるモードレッドの頬を撫で、彼女の小柄な身体を持ち上げて、腰を顔の近くに寄せる。
間近で見るモードレッドのヴァキナは、既に準備万端のようだった。瑞々しい陰唇はほんの少し口を開き、内側のサーモンピンクの柔肉を覗かせている。愛液が涎のように溢れ出て、早く欲しいとおねだりするように、小さな口がぱくぱくと開いている。
始めて誰かを受け入れた穴。僕の為に開いてくれた少女の一面。それが今、情欲を昂ぶらせ、僕の前に口を開けている。臆面もなく、一番恥ずかしい所をさらけ出している。
「……」
「っ……おい、マスター」
「ごめん。だって、これが最後って思うと、何か感慨深くて」
「何に感動してんだ、ド変態。眺めてばっかじゃなくて……はやく、してくれ」
「……うん」
僕はせかすように突き出されたモードレッドの小さなお尻に手を添えて、ひくひくと疼く瑞々しい割れ目に、そっと人差し指を這わせた。
すっかりほぐれきった柔肉は、指の動きに併せて広がり、愛液を指に伝わらせる。そのまま指を折り曲げて穴に差し込めば、待ち侘びたように膣が窄まって、ヒダヒダがきゅうっと指を締め付けてくる。
「ん、ひゅぅ。ひゃ、あ」
「すご……おツユが後から後から溢れてくる」
馴染ませる必要は無かった。すぐに指を増やして、二本で膣に挿し入れる。満タンの水槽に指を入れたみたいに愛液が溢れ出て、膣が痙攣する度に、モードレッドの可愛らしい喘ぎ声が腰の方に響く。
小柄な彼女の、小さな膣。性器というには余りに未熟な小さなおま〇こは、けれどその口を目一杯に開いて、僕の指を頬張る。とろとろの柔肉をきゅうきゅうと蠢かせて、もっと奥へと必死に誘っている。
「こんなに、興奮してくれてるんだ。嬉しいよ、モードレッド」
「んっ、ゅ、うぅ……! あ、当たり前、だろ。オレは、お前に抱かれたいんだ。今だってお前と、セックスしたくて溜まらないんだっ」
上擦った声で、モードレッドが言う。一人の少女としての欲望を、包み隠さずさらけ出してくれる。
「お前だけなんだぞ。後にも先にも、お前だけだ。こうして小っ恥ずかしい格好を見せるのも……犬みてえにち〇ぽを舐めるのも、全部、お前だけなんだからなぁ……かぷっ、じゅる、ぷじゅ、ぅぅ」
お返しのようにち〇ぽに吸い付き、さっきよりも激しく扱き上げる。
健気で、必死で、溜まらなく愛おしいモードレッドのフェラチオ。今彼女は、情欲の迸るままに、僕を求める一心で射精させようとしてくる。それだけで僕の理性はとっくに臨界点を迎えそうだ。
溶け出しそうなペニスの内側から、噴火に向かうように射精欲が込み上げてくる。感覚がどんどん鋭敏になって、口内の快感が益々強烈に、僕の膝をかくかくと痙攣させてくる。
僕も、遠慮する必要はなかった。モードレッドのお尻を掴むと、ヒクヒクと疼くヴァキナに唇を吸い付かせた。
「ひゅううっ……っぷ、んんっ!」
喘ぎ声が、咥え込んだペニスに響く。それが溜まらなく気持ちいいのだから、もう舌を止められない。
陰唇を舐め回し、膣口に舌を埋める。小さな穴はキスするみたいに舌に吸い付いて、僕の舌を吸い込み、その奥のつぶつぶとした肉ヒダで先っぽをくすぐってくる。
しょっぱくて、ほんのり苦くて甘い。愛液を啜ると、ヨーグルトのような香りが鼻を抜け、脳に直接届いて目眩を引き起こさせる。ぷにぷにの柔肉は最高の感触で、ずっと味わっていたいという欲望で、僕の理性を粉々に打ち砕いてくる。
「ん、んんん……! じゅ、じゅるぅ、じゅぷ、っあ、あ、ひ、ふひゅうぅ……!」
「っは、……える、じゅぅ……つ、ぷ、るぅ……ぅ、ああっ」
舐めて、キスして、吸い付き、啜って、咥えて、扱きあげて、ふやかして、蕩かして。
互いを貪る。何もかもを味わい尽くすように。互いの味を、脳髄の根っ子まで染み込ませるように。
劣情の赴くまま、魂の求めるまま、剥き出しの本能と何よりも強い愛で、呼吸すら惜しいとばかりに獰猛に、互いを食べる。愛し尽くす。
頭がモードレッドと、気持ちよさで埋め尽くされる。
まるで石炭みたいに、ペニスがかぁっと熱くなる。血液が集まって目が眩む。ぼうっとした頭に、モードレッドのおま〇この味と途方もない快楽が流れ込んでくる。
ビクビクと危うい痙攣が絶頂寸前のサインである事を、モードレッドも気付いている。唇を吸い付かせ、とろとろの粘膜でぴったりと包んで、最高の快感をくれる。上り詰める射精を亀頭の先端まで誘う。
愛する彼女の口で果てるまで、もう……。
「ふ……モードレッドっ。ダメだ、僕、イき、そ……!」
「らひて、まふはー。いいぞ、ぶちまけて。大好きなお前の、こゆいせーえき、おれに飲ませて……ぷぐ、ぷぐっ、じゅ……じゅ、る、ぅぅぅぅぅぅぅ」
「射精る、射精るよ、モードレッド……う、ぅ、あああっ」
最後に竿をストローのように思い切り吸い上げられ、僕はあっけなく、欲望の白い塊を彼女の口内目がけ吹き出した。
魂がち〇ぽに集まって飛び出ていくような、途方もない快感。意識がパチパチと明滅する。身体全体がポンプになったみたいに、どくん、どくんと痙攣する。モードレッドのヴァキナに顔を埋め、迸る愛液に口を濡らしながら果てるのは、頭がどうにかなりそうな程気持ちよかった。
噴火するように飛びだす精液を、モードレッドは全部受け止めてくれた。唇を窄めて、舌をぺっとりと押しつけて、脈動の一つ一つを感じるように包み込む。
「ん……ん……こく、こく……」
喉を鳴らし、ゆっくりと嚥下する。吐き出される精液の一滴一滴を舌で転がし、最後の脈動に至るまでを感じいる。ペニスを口に含んだまま、ぞくぞくと痺れるように身体が震えて、ぷしっと愛液が吹き出してきた。
「ちゅ、じゅ……ずず、ちゅぅぅ」
「ぅ、ぁ……」
唇で挟んで尿道を搾り上げられる。ぞわぞわとした刺激を引き昇らせて、モードレッドは僕のペニスから口を離した。かくかくと危うげに震える身体を動かし、お尻が僕の口から離れていく。
びしょ濡れのお尻を僕のお腹に乗せて顔を向けた時、彼女はまだ精液を口に残していた。苦しげに顔を蹙めて、けれど吐き出す事はせず、ゆっくりゆっくり、僕のザーメンを嚥下する。
最後の一滴までを飲み込んで、モードレッドは恍惚と瞳を潤ませ、熱い吐息を漏らした。
「ぱ、はぁ……マスターの、ザーメン。苦くて、生臭くて、すっげえべたべたしてる」
はあ、はあ、と肩が上下する。陶酔した吐息が、月夜に薄い霧になって、火照って薄紅色になったモードレッドの裸体を照らす。
「喉に、べったり張り付いて。匂いに、脳が直接焼かれるみたいで。身体が、もっともっと、って、お前を求めちまう」
うっとりと魅了された顔で笑い、モードレッドは僕を睥睨する。一糸纏わない裸体は情欲で紅潮し、汗でしっとりと濡れている。
互いの呼吸は早い。殆ど酸欠寸前のぼうっとする視界で見る恋人の顔は、幸せな夢でも見ているようだ。
「モードレッド……もっと君が欲しい。もっと長く、もっと強く、君と繋がりたい」
「へへ、分かってる。同じ気持ちだよ……だから、情けなく果てちまったコイツを、早えとこ起こしてくれよ」
モードレッドは挑戦的に唇を吊り上げて、射精の余韻でヒクヒクと痙攣するペニスに、びしょ濡れのおま〇こを擦り付ける。
半勃ちでも突っ込みたい衝動をぐっと堪えて、僕は上体を起こし、彼女の背に手を回す。しっとりと濡れた上半身を重ねて、唇に吸い付く。
「ちゅ……汚く、ないか?」
「そんな事を気にするなら、そもそも外でなんかやらないよ」
差し出された舌を絡ませ、唾液を交換する。さっきまで怒張を咥えていた唇。雄の生臭さが混じった香りは、むしろ互いが一つになった証のようでもあって、僕の興奮を助長させる。
飽きもせず唇を重ねて、僕等は絶頂と絶頂の狭間の、幸せな余韻を堪能する。
「……寒くないかい、モードレッド」
「ん……大丈夫。むしろこんぐらいじゃないと、頭が沸騰して馬鹿になっちまうよ」
「それでも、風邪引いちゃ大変だよ。温まるためにも、このままくっついていようね」
「英霊が風邪引くかよ、ばーか。ちゅ、ちうぅ……前置きなんて要らないから、もっと沢山、触れてくれ」
彼女の望むままに、僕はキスを交わしたまま、腰に回していた手を昇らせる。指を立てて背中をつぅとなぞると、ぞわぞわとした刺激にモードレッドの身体が震える。
抱き合う僕等の間に左手を差し込んで、彼女の胸に覆い被せる。小さく、けれどふっくらとした形のいい乳房の感触を掌全体で堪能して、頂点の固くぷっくりとした乳首を、親指で捏ねるように弄る。
「あっ胸は、触ったら……きゅ、ぅ……!」
ほんの少し動かすだけで、モードレッドの身体がぴくんと跳ねて、甲高く弱々しい声が漏れる。その反応があまりにも可愛くて、僕は身を屈めて、もう片方の胸に吸い付く。
「モードレッドの胸、柔らかくて、ふにふにで、すごく気持ちいい……はぷ、ちゅぅぅ」
「んゅ、ぅ……や、そこ、敏感だから、あんまり弄っちゃ……ひん、ひゅうっ」
突き出た桜色の乳首が、舌先にコリコリ当たって気持ちいい。唇で甘噛みすると、一際甲高い嬌声が漏れて、モードレッドが上体を仰け反らせる。
その反応までも堪能して、僕は思う存分、精一杯の愛撫で、彼女を悦ばせる。
モードレッドの股間から更に愛液が垂れてきて、温かくとろとろの心地よさがペニスを包み、一度引いたボルテージを高めていく。
「ゅ、う……なあ、マスター」
「ん、何?」
愛撫の最中、胸を吸う息継ぎの間に、出し抜けにモードレッドが僕を呼んだ。
「お前って、その……ろりこんって奴なのか?」
「ぶっほ!?」
「わぶっ! オイ、唾飛んだぞ! 急にむせるなよ!」
「だ、だって君が急にそんな事言うから!」
突然の糾弾に、胃袋がひっくり返った気分になる。けれどモードレッドは真剣な表情で、先を続ける。
「だってお前、胸とか、ま〇ことか、滅茶苦茶しつこく弄ってくるじゃねえか……オレの胸、小せえのに……だからマスターは、そういうのが好きなのかなって」
「それは、君が気持ち良くなるのが嬉しくてだから……ロリコンじゃないよ。いや、断言できるほどの場数は踏んでないけどさ」
「じ、じゃあ……マスターは、オレのどこが好きなんだよ?」
続けて言われた、質問。
その言葉が、予想以上に切なく響いて、僕は思わず言葉に詰まる。
至近距離で見つめるモードレッドの瞳は、水面下から見上げる月のように美しく揺れている。けれどその揺れの中には、絶え間ない愛撫で高まる愛情の他に、どうしようもなく拭いきれない不安が覗いていた。
「勘違いするなよ。お前の気持ちを疑う訳じゃないんだ……ただ、ほら。オレ、こんな小っせえ身体だろ? 性格も、全然女らしくないし、今は両腕が使えない役立たずだし……人間でも、ないんだし」
「……」
「そんなオレを、お前は愛してくれる。それは、とっても嬉しい。けれど今は知りたいんだ。マスターがオレを、好きで居てくれる理由を」
――彼女は元来、人ではない。
ブリテンという国を崩落させる為に、魔女に産み落とされたホムンクルスだ。
彼女は、道具として産まれた。王に仕える剣として戦場を駆け抜け、国を滅ぼす破滅の装置として作用した。
それが、モードレッドとしての生き様だ。
その生き様に、彼女は納得している。けれどそれは、彼女自身を肯定する事とは違う。
国王の息子になれなかった。
彼女は最期まで、人でなしのホムンクルスだった。
あるいは彼女は、それを劣等感として感じている。
人として愛される資格すら、自問自答するほどに。
「……」
ああ、本当に、彼女は分かっていないのだろう。
産まれも育ちも、人かどうかも関係なく。
こんなに……身を焦がす程の強い愛情は、本当に奇跡的で、証明なんてしようのない物だって事を。
「どこが、と聞かれたら、全部と答えるしかないな」
「ダメだ。耳障りのいい言葉で誤魔化さないでくれ」
「そうは言っても、説明なんてできないよ。僕は君の全部を愛している。君自身も、君と過ごすこの時間も……君と巡り会えた運命も」
小さな裸を抱き締める。
分かってる。こんなありきたりの言葉じゃ、彼女は満足できない。だから耳元に口を寄せ、優しく囁く。
「前にも言ったよね。僕はどこまでも平凡で、下らない男だ、万歩の内の一歩にしかなれない捨て石だって」
「そんな、事……」
「そんな事あるんだよ。僕の人生は無価値だった。掃いて捨てられるような凡人だった。僕一人死んだ所で、誰も見向きしやしない。生きながらに死んでいるのと同じだ……才能も実力もない僕は、果たしたい野望も、生きる希望も、何もなかったんだ」
君に出会うまでは。
そう囁いて、僕は彼女の、滑らかで芯のある金髪を梳く。
「まずは君の強さに惚れた。どんな敵にも立ち向かう姿は格好良くて、あらゆる手を使って勝とうとする姿勢は痛快だった。何より君の激しさは、腐って乾いて固まりきった僕の心を、これ以上なく揺さぶったんだ」
「……」
「そんな君の隣に居る事が光栄で、君もそれを受け入れてくれた事が嬉しくて……そうして一緒にいると、意外と我が儘で子供っぽい所があるのに気付いた」
他にも、君の魅力は上げだしたらキリがない。
女の子扱いされるのが嫌いでも、女の子っぽい格好に興味がない訳じゃない事。
寂しがりで一人でいる事が苦手な事。
意外と食い意地が張っていて、目新しい物好きで、町を散歩しながらの買い食いを実は心底楽しんでいる事。
そんな日常の一コマ一コマが重なる度に、どんどん好きになった。空っぽだった僕の心が、みるみる彼女で埋まっていった。
胸に添えていた手をモードレッド肩に置き、抱擁を解く。宝石のような彼女の目を、真っ正面から見つめる。
「分かるかい? 君は生きながらにして死んでいた僕の、生きる喜びになったんだ。比喩でも何でもなく、君は僕の全てなんだよ。共に在りたいし、守りたい。全てを捧げたいし、支えになりたい。それら全部をひっくるめて、僕は君を愛しているんだ」
モードレッドが安らかな生活など考えられなかったように。僕だって、こんなに満ち足りた日々なんて考えられなかった。
凜々しく可憐で愛おしい、最優の英雄が傍に居てくれる。共に戦ってくれる。僕を受け入れ、今この場所に居る。これを奇跡と呼ばずになんと言えばいいのか。この甘く緩やかに流れていく奇跡が、僕に愛を教えてくれたのだ。
どこが好きとか、ここがこうだからとか、そういう次元では語れない。
僕は、モードレッドと出会って以降の全てを愛しているのだ。
「……」
モードレッドは、僕の告白を、目を丸くして聞いていた。
予想以上のスケールの大きさに戸惑うように。それでいて、僕の言葉の一遍一遍を噛み砕き、時間をかけて心に染み込ませていくように。
やがて彼女は、興奮意外の感情にぽっと頬を染め、口をもにょもにょとさせて俯く。
「そ、そっか……そっか。生きる理由、か……そいつは、その、大仰なこったな」
「はは。流石に、ちょっと気持ち悪いかな」
「べ、別に、気持ち悪くはねえよ。嬉しいし……その、そういう意味じゃ、オレだって……って」
そこまで言って、モードレッドの言葉がはたと止まる。真っ赤にして俯いていた目が、僕等の重ねた下腹部の辺りで止まる。
眼下では、硬度を取り戻しギンギンに張り詰めたペニスが、モードレッドの下腹部を押している所だった。
待ちきれないとばかりにビクビクと震える怒張を見下ろし、モードレッドは深々と嘆息して、半目で僕を睨み付けた。
「……お高く纏まった言葉も、コイツでぜぇーんぶ台無しだ。まさか今の長台詞で勃起したのか?」
「そこは、ホラ。単純に性的にも君が大好きって証拠で」
「へんっ。やっぱりロリコンなんじゃねえのか、テメエはよ」
乱暴な言葉とは裏腹にモードレッドは愉快そうに笑って、ゆっくりと僕に身体を凭れさせた。もう一度僕を芝生の上に横たえさせ、その上にのし掛かる。
「まあ、待ちきれなかったのはオレも同じだ。最初に抱き締められてから、ずっと、ずっと、切なく疼いてしょうがなかった」
モードレッドの言葉を裏付けるように、彼女のヴァキナは瑞々しさを保持し、愛液を滴らせている。モードレッドは僕に跨がり、腰を動かして、とろりとした柔肉を僕のペニスに押しつけて扱き上げてくる。両腕が使えないから、その腰使いはかなり危うげだ。
「モードレッド、大丈夫? 僕が……」
「っいや、このままがいい……オレだってお前が好きなんだ。今夜はちゃんと、自分の意志で、お前と繋がりたい」
確固とした声でそう言って、モードレッドは慎重に腰を持ち上げた。
高く昇った月を背景に、そそり立つ雄の怒張と、愛液を滴らせる雌の口が向かい合う。
「ふ……ふぅ、ふー……行くぞ」
「……うん」
緊張を孕んだ浅い吐息。瞳孔がきゅうっと窄まって、股下の性器に注がれる。
やがて意を決し、モードレッドは息を止め、ゆっくり腰を下げていく。
互いの粘膜が触れ合い、くち、と水音。
小さな膣口が待ち侘びたように亀頭に吸い付き、熱い体温を直接股間に感じる。
「ぁ――」
うっとりとした、短い嬌声。膝を折り曲げ、腰を沈めていく。
「ふ、つぅ……マスターの、デッカくて、苦しい。ま〇こを押し広げて、オレの中に入ってくる……!」
喘ぎながらも、腰は止まらない。
膣口がイソギンチャクのように動いて、亀頭を包み込む。入口のきゅうっと窄まる刺激を抜ければ、熱くほぐれた柔肉全体が、優しくねっとりと抱擁する。
ゆっくり、じっくり、柔肉を押し広げ、ペニスが飲み込まれていく。陰茎をなぞる肉ヒダの一片一片までが理解できて、ねっとりとした柔らかさが腰が痺れる程の刺激になって背筋を駆け巡る。
亀頭を抜け、竿へ。息継ぎをするように膣を痙攣させながら、少しずつ、熱い柔肉で飲み込んでいく。
「う、ああ……!」
「もう、少し……もう、少し……ぃ」
刺激に悶え、快感に打ち震えながら、肉棒を受け入れる。
そうして僕等は、長い時間をかけて、一つに繋がった。
ペニスが根元までぱっくり咥えられると、モードレッドは止めていた呼吸を解き、うっとりとした吐息を吐き出した。
「はぁー……はは。マスターの全部、呑んじまった、ぁ」
湯気立つ程に身体を紅潮させ、モードレッドはどこか得意気に腰を揺らしてみせる。
「ゆっくり挿れたから、よく分かるぜ。ち〇ぽが腹を押し広げて、オレの中の、とんでもなく深いとこまでめり込んで、先っぽが奥の方をゴツゴツ叩いてるの……」
「っ……」
「へへ……言葉にならないくらい、気持ち良かったか? ち〇ぽがビクビク震えてるから、モロ分かりだぜ。嬉しい反応してくれるじゃないかよ、マスター?」
得意気なモードレッドの声にも、反応する余裕がない。
モードレッドのおま〇こは、それはもう最高だった。
きゅうきゅうと締まる入口も、その奥のツブツブとした柔肉も、更にその奥の、沢山の肉ヒダが絡まって無数の舌で同時にフェラチオされるような快感も、ペニスを通してありありと伝わって、本当に脳が焼き切れそうな程に気持ち良いのだ。
文字通り言葉も出ない僕の様子に、モードレッドは心底嬉しそうに唇を綻ばせて、また僕に上体を凭れさせる。
「まあ、それも当然か。大好きなオレの、大好きなま〇こだもんな……お前のち〇ぽ専用の、お前の形に広がったま〇こサマだ。せいぜい、堪能してくれよな」
一番深い所で繋がって、二人一つになるように、互いの身体を絡ませる。
包み込む柔肉の熱さに、ペニスが今にも射精しそうに震えている。その振動に心地よさげな喘ぎ声をあげて、モードレッドが何度目かも分からないキスをして、舌を絡ませてくる。
今や月夜の銀世界には、二人の熱い唇とかんかんに上気した身体が湯気を上げて、幾本もの白い筋を描いていた。
非現実的なほど美しく、夢のように心地良い逢瀬。その最中に、モードレッドが唾液のアーチを引きながら、僕に言う。
「マスター。このまま、こうして、じっとしていてもいいか?」
「どういうこと?」
「ホラ、お前はド変態だからさ。どうせ今すぐにでもオレを押し倒して、遠慮無くずこずこ腰を振って、オレをヒイヒイよがらせたいとか思ってるんだろ?」
「勿論」
脊髄反射的な即答に、モードレッドは思わず噴き出した。お仕置きの代わりにしょうもない僕の唇を啄んで、言う。
「頭が馬鹿になって乱れるのも、悪くないけどさ……今夜だけは、おかしくなりたくはないんだ。お前とこうして繋がって、身体を重ねて、セックスして……その一つ一つを、刻みつけたいんだ」
二人愛し合った事を、覚えておくために。
せめて二人だけは、ここに幸せがあった事を、忘れないために。
情欲に溺れずに、誰かを愛する事にも、身体を許す事にも、目を背けないために。一人の女として、モードレッドという少女として。
「……いいのかい?」
「いいに決まってるだろ。オレは、お前が好きなんだから。お前に好かれる事が、たまらなく嬉しいんだから」
まっすぐな好意に、胸が震える。涙が吹き出しそうになる。
かつて剣を握り荒野を駆け抜けた伝説の英雄からこんな風に言われて、誰が断れるだろう。僕は頷く代わりに彼女の頭に手を回し、愛おしむようにキスをした。
「ちぅ……ちゅく、ぷちゅ……マスター。るぅ、ぷ……」
細い身体を抱き締める。僅かに身じろぎさせて、汗ばんだ肢体を絡ませる。火照ってすっかり柔らかくなった唇を食んで、溢れる唾液を交換する。
抽送や激しいピストンを行う必要は無かった。モードレッドの膣は、僕のペニスを全部、すっぽりと飲み込んでいる。小さな膣口は竿の根元にぴったりと吸い付き、強い締め付けでペニス全体を張り詰めさせる。
入口を抜けた先の、長い愛撫でほぐれた膣は肉厚でふわふわだ。肉ヒダの一つ一つが生き物のように動いて、竿に絡みつき、張り出した血管から皮膚の一片まで優しくペッティングしてくる。
特に大きく張り出した亀頭は、モードレッドの最奥を常に押し上げている。彼女の一番奥の、最も大事な子宮の入り口が、おねだりをするように、鈴口にちゅっちゅと吸い付いてくる。愛液が涎のように後から後から溢れて、互いの性器をしっとり温かく濡らし続ける。
ペニスを飲み込む息苦しさと、敏感な粘膜同士を摺り合わせる刺激で、時折ヴァキナ全体が息継ぎするように蠕動する。膣全体がきゅぅと窄まって、粘膜がジュルジュルと擦れ合う。それが肉竿を乳搾りでもするように絞り上げて、溜まらない刺激になって脊髄を駆け抜けていく。
「ん……! ぷ、ちゅう。ふー、ふー……!」
「気持ち、いいよ。モードレッド。温かくて、しっとりして、きゅうきゅう窄まって、ずっと挿れていたいくらい最高だ」
「っふ、く……オレも、気持ちいい。ぐぅって押し広げられて……ぴりぴりした刺激が、ぞわぞわって身体を痺れさせて、それがずうっと続いてる。幸せな夢でも、見ているみたいに……」
数度の性交を重ねて、僕等の身体は、もう互いの為に形を合わせていた。鍵と鍵穴の関係のように、互いの一物の気持ちいいところが合致する。
「分かるか、マスター。オレのま〇こ、お前のデッカいち〇ぽをぶち込まれて、すっかり広がっちまったんだぞ。数ヶ月前まで処女だったのに、奥の方に、切なく疼く空洞までできちまったんだ」
「うん、分かるよ……根元が凄く締まるのに、中は温かくてふわとろだ。おま〇こに抱き締められているみたい」
「っふ、ひん……隙間無くねじ込まれて、内側から押し上げられてる……お腹が一杯で、ぽかぽかして……それがすごく、安心するんだ」
動かないお陰で、ペニスに触れる膣の感触の違いまでハッキリ感じられる。モードレッドもまた、快感にピクンと震えるペニスの振動までを感じているはずだ。その僅かな一挙動までを記憶に焼き付けるように、僕等は身体を重ね、痺れるような快感を堪能する。
「ぷちゅ、ちゅぅ……唇も、ち〇ぽも、本当にふやけちゃいそうだ」
「いいじゃねえか。どうせ明日の相手は盲目の爺だ。一杯痕付けて、威風堂々望んでやろうぜ?」
モードレッドは笑って、僕の首筋に小鳥のようにちゅっちゅと唇を吸い付ける。お返しに僕が頬擦りすると、彼女は僕の耳を食んで、熱く濡れた舌を耳穴に射し込んでくる。
愛撫の度に膣が痙攣して、愛液塗れの柔肉がきゅうきゅうと締まってペニスを刺激してくる。
蜜壷に漬け込まれているみたい。とろとろの愛液と柔肉にペニス全部が包まれて、ねっとりとした感触と熱に、動かずとも腰が蕩けてしまいそうになる。
キャンディを口の中で溶かすように、ゆっくりじんわり、ち〇ぽが膣の中で快感に溶けていく。
愛しさが止まらない。溢れて吹きこぼれそう。幸せで溺れて、どうにかなってしまいそうだ。
「える、るぅ……好きな所」
「ちゅ……何だって?」
「次は君だろう? 君が僕を好きな所、まだ聞いてない」
唾液のアーチを引きながら、モードレッドが顔を離す。
至近距離で見つめ合う。荒く艶やかな吐息が、甘い香りと共に違いの顔に吹き付けられる。
「聞きたい。君が僕を受け入れてくれた理由を、好きになってくれた理由を、君の口から教えて欲しい」
ずっと甘えた声を上げていたモードレッドが、ここで始めて狼狽える。
「それ、は……」
彼女は翡翠の目をぱちくりと見開くと、その目を僕から逸らして、上、どこか遠く明後日を見始める。
ひゅう、と一陣の風。
初めてそれが、とても寒く感じられた。
「それは……あー……ええっと」
「……ちょっと、ねえ?」
背筋がひやっと寒くなる。思わずペニスまで萎んでしまいそうだったが、その前にモードレッドが、照れくさそうに破顔した。
「はは、はははっ……いや、悪い。ああ、お前の言うとおりだ。いざ言おうとしたら、上手く言葉にできねえな」
吹き出したモードレッドは、そのまま僕に、ぽすんと身体を凭れさせる。
「ごめんな、マスター。でも、どこが好きかなんて、オレには答えられそうもない」
耳元に寄せられた唇から、真剣な音色で言葉が紡がれる。
「だって……母上はオレを道具として産んだ。父上はオレを認めず、見向きもしなかった。鎧兜で全身覆って、心も体も、誰にも明かさなかった……オレの人生には、愛なんてこれっぽっちも無かったんだ」
気持ちの告白。あるいは告解。表情は澄んで理知的でさえあるが、揺れる心を現すように、瞳が揺れる。
「初めてなんだよ。こうして触れていると、命を賭けた戦いよりも胸が熱くなる。ち〇ぽを飲み込んでいると、くぅってお腹が切なくなる。こうして見上げて、お前が気持ち良さそうに息を吐く顔を見ていると、嬉しいんだか恥ずかしいんだかよく分からない感情にムズムズする。キスして、抱きついて、好きって言って欲しくなる」
そう言って、彼女はじゃれつく猫のように僕に頬擦りする。心底気持ち良さそうに目を細めて、きゅっと膣が収縮する。その刺激に思わず呻き声を上げると、彼女は嬉しそうに艶めいた吐息を漏らす。
「こんな気持ちになるのは、お前だからだ。触れるのも、隣にいるのも、セックスするのも、マスターがいい。マスターじゃなきゃだめなんだ。言葉にできないけれど、これだけはハッキリしている」
丁寧に丁寧に紐解けば、それは寂しさなのかもしれない。安心なのかもしれない。もっとシンプルな情欲なのかもしれない。
けれど、そんな言語化は必要ない。
この気持ちが、ただ素晴らしい感情である事だけは分かるから。
父上に憧れたあの感情とは、全然違う。
母上に求めていたものとも、まるで違う。
女としての生き方。誰かの伴侶としての感情。
生前は決して有り得なかった、全く別のモードレッド。
だから、彼女は言う。互いの性の象徴を繋がらせて、火照った身体を密着させて。
人生に愛は無かったからこそ。
誰も愛を教えてくれなかったからこそ。
「お前に教えられたこの感情を、愛と呼びたい」
「……」
「この胸に宿る、大きすぎて複雑すぎて言葉にできない感情の全部が、お前への愛なんだ。説明なんて、できっこねえよ……沸き上がるのは、お前だけの女になりたいっていう、まさしく女々しい欲望だけだ」
そう、彼女は言う。
いま彼女は、モードレッドでありながらも、モードレッドとしての殻を脱ぎ捨て、僕に向き合っている。
一人の少女として。
愛し愛されるつがいとして。
「マスター……手、にぎって」
恐る恐る、恐怖に瞳を揺らしながら、彼女は右手を差し出した。力なく震える手で、縋るように。
「これも、オレだ。無力な腕も、張り裂けるような痛みもオレのものだ。それをお前に受け入れて貰える嬉しさも、お前への愛だ……だから」
「うん……大好きだよ、モードレッド」
不安げな彼女の頬に手を添えながら、もう片方の手を、彼女に差し出す。力を失った手に指を絡ませ、握り込む。
「っぎゅ、ぅぅぅぅぅぅぅ……!」
痛ましく、強烈で、切ない声。モードレッドは歯噛みし、珠のような涙を落としながら、それでも震える指を必死に動かして、僕の手をきゅっと握り返す。
そのか弱く必死な力が。涙ながらに僕を求めてくれるのが、とてもとても愛おしくて。
どちらからとなく唇を重ねる。繋がり合う幸せに、痛みを溶かしてしまう。痛みすら僕等の愛だと言うように。
「ますたー、ますたぁ……ちぅ、ちゅ。ちゅぅ」
少女のように愛らしく、あどけなく、いじらしく。僕を求めてくれる。唇を交わし、繋がった性器をきゅうきゅうと窄めさせる。
蕩けた理性が、モードレッドの瞳から涙を溢させる。自分でも訳が分からない感情にしゃくり上げながら、モードレッドは喘ぐように言う。
「マスター……今夜で、終わりだ。大好きなお前との大好きな時間は、もう今夜で終わっちまう」
言われずとも、僕等は思い知っている。
この幸せが偽りである事を。愛を囁くこの時間の先には、余りにも過酷な戦いが待ち受けている事を。
本来は出会う筈のなかった僕等は、明日、聖杯戦争の終わりと共に離別する。
想像するだけで胸が苦しくなる。心に穴が空きそうだ。その悲哀に涙を流しながら、けれどモードレッドは、確かに言う。
「オレは、迷わない。戦うよ。絶対に勝つよ……この幸せは、本当は有り得ないから。惜しんだりしない。必ず勝って、終わらせる」
「うん……うん」
涙ながらに、痛みと快感に喘ぎながら、モードレッドは宣言する。
彼女の小さく細い身体を抱き締め、決して離れたくないという欲望を必死に押し殺して、僕は全てを肯定する。彼女の決意を讃える。
「お前が大好きだ。守ってくれて、支えてくれて、想ってくれて嬉しかった。お前が教えてくれた一人の女としての幸せが、二度目の命で見た夢として終わるのが、本当に辛いよ。本当は、ずっとマスターとこうしていたい」
喘ぎながら、涙ながらの告解に、僕は強く頷きを返す。
僕も同じ気持ちだ。このまま二人で、静かに、平穏に暮らせれば、果たしてどれだけ幸せだろう。
けれど、それこそ有り得ない夢だから。
夢見る時間は終わったから。
僕等は、戦わなければいけないから。
これで終わりだ。
僕等の静かで優しい隠匿は、この夜でお終い。
「だから、マスター……今夜、今までで一番、最高に幸せになろう?」
僕の目を真っ正面から見つめ、モードレッドは笑う。美しく、可憐に、一人の少女として。
「忘れてしまうのは止められない。だから悔いの無いように……ここに生きたオレが、最後の一瞬まで、最高の日々だったって誇れるように……あと少しのオレの人生に、どんなモードレッドも経験しえないとびきりの幸せを手向けてくれ」
誰にも見せない笑顔。少女としての心。
誰よりも気高く、気丈で、凜々しき彼女の、自分自身でさえ気付かなかった本心。
およそこの世界で、僕だけが知っている愛情。
身も心も曝け出して繋がる、欲望、劣情。
心も体も、繋がる。一つになる。胸に宿る愛情と駆け上る快感とを混じらせて、僕等は唇を重ね、互いを抱き締める。
「ますたー、気持ちいいか? オレで、気持ちよくなってくれてるか?」
「気持ちいい。幸せだよ、モードレッド。君と居れて、君と繋がれて、僕は本当に幸せだ」
「ん、ぅぅ……オレも、オレも幸せだ。嬉しくて、気持ちよくて、お腹も心もマスターでいっぱいにされて……このままイきたい。イッて欲しい。真っ白いザーメン、マスターの気持ちいいって証、どぷどぷって、オレのいちばん奥に注いで欲しい……っ!」
許容値を越えた人生最高の幸せに、頭がかぁっと熱くなる。
破裂しそうに膨れたペニスがフルフルと震え、とろとろのヴァキナがきゅうきゅうと窄まり、ぞくぞくとした刺激が絶え間なく背筋を駆け巡る。
僕は空いた手をモードレッドの背に回し、彼女を強く抱き締める。彼女もまた、片方の手を僕の背に回し、激烈な痛みも無視して僕の身体を掻き抱く。
初めて彼女に抱き締められる。確かな強さで身体を密着させる。その感触を心から喜んで、僕は舌を絡ませ合う。息苦しさでぼうっとするのさえ夢見心地にして、互いの唾液を交換する。
怒張を根元まで沈めたまま、決して動かない。頭がおかしくなったりしない。互いの身体を、愛を、魂の奥底まで染み込ませる。
愛液はもう止め処なく溢れて、痙攣の度に肉ヒダがじゅるじゅると動いて肉竿を掻き回す。熱い愛液に包まれて、ペニスが溶かされるみたいに気持ちいい。
ボルテージが駆け上がり、限界まで上り詰めていく。導火線に火が点いたように、ゆっくり、確実に、絶頂に身体が向かっていく。
ぞわぞわが次第に大きくなる。身体が意識から外れて腰がガクガクと震え、視界が白く明滅しだす。
身体が強ばり、信じられない程に熱くなる。限界を間近に迎え神経が敏感になった汗だくの肌を掻き抱き、強く強く絡ませ合う。
一つになるように。互いの幸せを混じらせ、誰も知らない最高の絶頂に向かうように。
「はぷ、じゅる、るぅ、ぷ……はぁ、はぁ、ぷ、ちゅぅぅ……!」
性器を繋げ、舌を絡ませ、熱い吐息までを吸い込み、混じらせる。
ぞくぞくが、腰から背中、頭まで昇ってくる。急速に高まる絶頂の予兆に全身を強ばらせる。
思考が快感に塗り潰される。
理性がどんどん削れていく。
視界がぱちぱちと弾ける。
余裕がみるみるなくなっていく。
次第に、何も考えられなくなっていく。
生きる意味だとかいう大仰な理由も、
生前の境遇という重い過去も、
全部全部快楽に蕩かして。
「はぁ……すき、ますたー……すき、すき、ぃ」
そうして最後に残る。
最も単純で強烈な、僕等を繋げる一つの感情。
「すき、すき。すき。すき……ますたー、すき。ますたー……!」
「好きだ、モードレッド。好きだ、好き、大好きだ、好き……!」
残った言葉は、『好き』と互いの名前だけ。
好き。好き。すき、すき。好き。好き。大好き。愛してる。すき、すき、だいすき。だいすき。好き。好き。好き。
耳元で囁く。甘く強烈な『好き』が脳に飛び込んでくる。
ぞくぞくが駆け上る。『好き』で満たされた僕等の心に、途方もない快楽が吹きこぼれてくる。
好きが、幸せが、頂点に達する。
「あああっ……すき、ますたー、ますたー!」
「好きだ、大好きだ、モードレッドっ。あ、あ、もう、イ――」
「すき、すき、すきすきすき、ぃ……! あ、あああ――イっ、く――ぅ~~~~~~~~~~~!」
そうして僕は、小さく華奢な恋人の身体をひときわ強く抱き締めて、そのとびきり熱い最奥に、全身全霊の『愛してる』を吐き出した。
身体が溶けていくような、途方もない絶頂。どくん、どくんと、ペニスが心臓になったみたいに強烈に脈動する。モードレッドの膣は、ビクンビクンと激しく痙攣しながら、震える竿全体を包み、一番奥の子宮が口を開き、吹き出た白く濃厚な精液を飲み込んでいく。
「イ――ひ、きゅ――ぅ――っ!」
「く……う、うう……っ!」
一番深い所で繋がった、人生で一番の絶頂。その頭が真っ白になりそうな至高の快楽に打ち震えて、僕等は互いの身体を抱き締める。脈動の一打ち一打ちを、魂まで焼き付ける。
「すき……ますたー……すき、すき、ぃ」
「好きだ、モードレッド……大好きだ……」
永遠に続くとも思える快楽に浸って、僕等は互いの耳元に口を寄せ、決して色褪せることのない、甘い甘い『好き』を囁き続ける。
愛しく平穏な森は、ただ静かに僕等を見つめている。
美しく輝く月明かりを湖面に浮かべ、その銀色の光で以て、愛し合う僕等をずっと、永遠に思えるほどずっと、讃え続けていた。