※この作品はR-18です。

神戯姦濫 -外典-   作:水晶水

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 ヤンデレ難しすぎて禿げそう。


C.ご奉仕の時間

「うっ、ね、寧々さん……!」

「んふふ、じゅるるるるっ、ぐぽっ……♡ ずちゅっ、にちゅっ……♡♡」

 

 甘ったるい空気が漂う二人きりの空間で、私が天都君のおちんちんに吸い付く音がいやらしく響いています。舌を動かす度に天都君は気持ち良さそうに声を漏らして、竿全体を喉まで使って咥え込めば、それがビクビクと生き物のように反応を示してくれて、私の攻めで快楽を感じてくれていることが分かって私は嬉しくなりました。

 

 状況の説明のために少し話を戻しましょう。

 学院生活が幕を開けてから二日目の放課後。私たちは失った時間を取り戻すために、天都君のお家で共に余暇を過ごしていました。天都君は私が語る以前の天都君のことを真剣に聞いてくれて、時折彼の所感を感慨深そうに述べるという、至って普通の時間を過ごしていたと思います。先程までは。

 基本的に天都君は顔を見て話をしてくれるのですが、話の途中で時折胸や脚の方へ一瞬だけ視線が逸れるのを感じて、それを天都君に指摘したところ、彼はお昼休みの一件から私の大きなおっぱいや、ちらりと覗く絶対領域のことが気になって仕方がないのだと口にしました。ふふふ、あの時の仕込みは成功していたみたいですね……♡

 私がしたことは単純です。大魔法を完遂した魔女が使える魔法を応用して、天都君がそういうことに意識を向けやすくするように仕向けただけ。そう、お昼休みにキスを誘ったあの時に。

 そして、その効果は絶大のようで、試しにわざと見せつけるようにして脚を組んでみると、彼は顔を大きく逸らしながらもちらりと視線を向けてきます。その反応がいじらしくて、愛おしくて、今すぐにでも襲いかかってしまいたいぐらい情欲が熱く煮え滾るのを感じましたが、その時はまだ我慢できていました。何故なら、自分から手を出すのでは意味が無いのだから。

 

 以前は付き合い初めの頃から、二人きりの時は身体をくっつけ合って過ごしていましたが、今は隣り合って座っていても拳二つ分ぐらいの隙間が空いています。その理由は明白で、以前は友人としての積み重ねで心を許し合えるような関係を既に構築していて、今は天都君にとって私は実質的には出会ってまだ二日目の人だからでありましょう。つまり、この空白は私と天都君との心の距離というわけです。

 当然それを悔しく思わないわけではありませんが、天都君がこうなってしまったのは紛れもなく私のせいなので、それで天都君に当たるようなことはしません。寧ろ、出会った直後の私の話を信じてくれて、今もこうして真剣に向き合ってくれている天都君の誠実さに惚れ直したくらいです。

 

 でも、理性でそう理解していても、心情的に納得できているかと問われれば、答えは否でしょう。それがお昼の強硬策に繋がっているわけですが……。

 天都君はカッコいいです。容姿はもちろんのこと、精神的な面でもそれは言えるでしょう。近くでずっと見てきた私が言うのですから間違いありません。実際、既に学院内では噂になっているようで、私のクラスでも『車椅子に乗った儚げなイケメンがいる』と話に花を咲かせる女生徒たちがいました。

 でもそれはいけません。天都君は私の婚約者なのですから。絶対に、万に一つでも他の方に盗られるわけにはいかないんです。

 だから、私は元から誘うつもりではありましたが、昼休みにわざと人目に付くように天都君を昼食にお誘いしました。それは成功したようで、一先ず天都君のクラスの人たちには私と彼がただならぬ仲であるということはアピールできたと思います。

 因幡さんは以前言っていました。女子の恋愛は牽制であると。ですから、私は天都君に手を出されないように、もうあなたたちに手を出せる余地はないのだと行動で示したのです。

 そして、更に例のダメ押しの一手です。今の奥手で誠実な天都君との距離を身体的にも精神的にも縮めて、私からだけでなく、天都君からのアプローチも増やそうと目論んだわけですね。少し強引な手で、天都君に対して罪悪感が無かったわけではありませんが、一刻も早く元ある形に戻るためにはこれも仕方ありません。そう、仕方がないのです。

 

 そして話は戻りまして、湧き上がってくる己の情欲に翻弄されながら理性を働かせる天都君に、私は囁きました。

 

──天都君のシたいようにしていいんですよ……♡

 

 耳元での言霊による魔法の重ね掛け。それを受けて天都君は生唾を飲み下した後に、震える手つきで私の肩に触れてきました。

 耳まで真っ赤に染めて、真っすぐに綺麗な黒曜石(オブシディアン)を私の瞳に向けながら、いやらしいことをしてもいいかと確認してきます。その初々しさを可愛いと心の中で想起しながら私はにっこりと微笑んで、それからゆっくりと縦に首を振りました。

 

 そして始まる天都君と私の今世初の性行為。壊れやすいものを触るような慎重な手つきで、天都君は私のブレザーの隙間に手を侵入させてきて、ワイシャツ越しにむにゅむにゅと胸を揉みしだいてきます。久しぶりの想い人の愛撫が発生させる快楽が全身へと瞬く間に広がっていき、私は喘ぎ声を漏らして、それと同時に下着が湿っていくのも感じました。

 それに調子を良くしたのか、天都君は攻め手の勢いを強めていって、それに伴って初めはぎこちなかった手つきも、以前ほどとは言わなくともそのレベルにだんだんと近づいていきます。

 長年我慢してきた私は言うまでもなく、天都君も愛撫だけでは物足りなくなってきたのか、どちらからともなく私たちは見つめ合って、それからゆっくりと唇を重ねました。部屋に響く愛撫による布擦れの音とキスの水音。それが私たちの性感を加速させていって、次第に私たちの想いは一つになっていきます。

 完全に身体を密着させ合って、天都君は自身の勃起したおちんちんを押し付けるようにしながら、私への愛撫を続けていきました。貪るようなキスと魔法によってブーストされた少しだけ乱暴な、しかし私好みの愛撫に、先程までの初々しい男の子の気配は感じられず、もうすっかり天都君は一匹の獣になっているようです。

 息継ぎのためにお互いに口を離して、唾液製の透明な橋がゆっくりと落ちていく中、天都君は蕩け切った瞳で私を見つめてきました。天都君が完全に出来上がっていることを確認した私は、次の段階に進むために天都君の股間へと手を伸ばして、指先で擽るようにしておちんちんを撫で回します。そして、天都君はビクリと身を跳ねさせてから何かを懇願するような色を瞳に滲ませていきました。

 

──今、楽にして差し上げますからね。

 

 膨れ上がっていく欲望の象徴を弄りながら、私は再三のダメ押しを天都君に仕掛けます。抵抗する理性が残っていない天都君はすぐに承諾して、それを見届けた私は満足気に笑みを浮かべてから彼の制服のズボンに手をかけて、彼の獣を空気中に晒しました。それから一撫で、二撫でして具合を確かめた後、私は満を持して、長年心と身体が求めていたそれに口付けします。次いでそれを口の中に含んでいき、根本から扱き上げるようにして天都君のおちんちんに快楽の波を与え始めました。

 そして、話は冒頭へと戻っていきます。

 

「じゅぞっ、じゅるるるっ♡ 、んむっ、あまとくんの、おちんちん、おいひい……♡♡ ぐちゅっ、くちゅっ……♡」

「寧々さんっ、それ、気持ち良すぎて……っ!」

 

 じっくりと味わうようにしてフェラチオをしていると、天都君はすぐに上擦った声を上げて腰を浮かし始めました。時間経過は全然ですが、それも仕方のないことです。性交が未知である天都君に対して、私は天都君の気持ち良いところを知り尽くしているのですから。

 

「らひて、いいれふよ……れんぶ、のみまふから……♡」

「うぅぅっ、はぁっ……! 寧々さんっ……♡」

 

 しゃぶりながら欲望を解放するよう上目遣いで促すと、天都君は快楽に染まった瞳でこちらを見ながら私に総てを委ねてきます。それが嬉しくて、その事実だけで絶頂しそうになりましたが、私は天都君の白濁とした欲望を口で受け止めるために更に攻めを激しくしました。

 

「寧々さんっ、寧々っ……! あっ、あぁあぁぁぁ……ッッ!!」

「んぶっ!? ……んくっ、ごくっ……♡」

 

 天都君は甘く震える声で私の名前を呼びながらその攻勢を享受して、そして、ついに天都君は特濃の精液を私の口腔内に勢いよく吐き出しました。その慣れ親しんで癖になってしまった味と、鼻腔を刺激して脳を蕩けさせる匂いが、この上ない悦びを私に与えてくれます。

 口に残っていた大好きな天都君の喉に絡みつくような精液を一気に音を立てて飲み干して、私はイったばかりでビクビクと跳ねる天都君のおちんちんを啜って、放出した分を余さず吸い取り、今度は幾分か小さくなった欲望の象徴を丁寧に舐めて綺麗にしてあげました。

 

「どうでしたか? 気持ち良くできてましたか?」

「はい……はぁ、凄すぎて、ちょっと、腰抜けちゃって……」

 

 ご奉仕を終えて、口元を指で拭いながら天都君に尋ねると、彼は恥ずかしそうにしながらそう返答します。大方、男の子なのにされるがままにされたのが情けないと思っているのでしょう。

 ふふ、それでもいいのですよ。私はどんな天都君も愛しますから。身も心もあなたに捧げた私が、一片も余すことなくあなたの総てを愛します。

 

「まだ、物足りないみたいですね……♡」

「ッ……!」

 

 そう言いながら、私は淫気に中てられて再び大きくなり始めた天都君のおちんちんを指で小さく弾くと、彼はビクッと身体を跳ねさせました。その反応が可愛くてついイジワルしてみたくなりましたが、私自身も理性が蒸発する寸前であったので、その衝動を何とか堪えてから次の言葉を紡ぎます。

 

「全部、私にぶちまけていいんですよ……動きにくいでしょうから、私が最初から最後までリードしますね……♡」

 

 意識を蕩けさせる魔法を乗せて、私は天都君に抱き着きながら耳元でそう囁きました。

 それを受けて、完全に抵抗力を失った彼は、ゆっくりと頷いてから身体の力を抜いていきます。それが私に総てを任せてくれたように思えて、そこで私の理性は完全に消失しました。

 

「楽な姿勢でいてくださいね。私が動きますから、天都君はその快楽にただ身を任せてください」

 

 早口でそう説明してから、制服を脱ぐのも待ちきれない私はびしょびしょになったショーツを指でずらしてから、剥き出しになった天都君のおちんちんに私の秘部をあてがって、そのまま一気に奥まで挿入させました。

 

「あぁぁっ……はぁぁぁぁっっ……んんんん……っっ♡♡♡」

「うっ……あぁぁっ……!」

 

 人生二度目の破瓜の衝撃に、私は万感の思いを込めた嬌声を口から漏らします。もう魔女ではない私は強制発情の副作用とも言える敏感体質ではないので、前回の時とは違って純粋に痛いはずなのに、私の身体は今感じている痛みを総て快楽に変換して私の全身に駆け巡らせました。

 そして、震え上がる様な極大の快感に思考を支配されて、私は休む間もなく腰を動かし始めます。

 

「天都君っ、天都君っっ♡ 好きっ、好き好き好きっっ♡♡」

 

 間隙なく襲い来る快楽の波に顔をだらしなく弛緩させる天都君の顔を、覆い被さるようにして見下ろしながら、私は激しく水音を立てるようにして天都君の欲望の象徴を私の蜜壺で何度も何度も扱き上げました。そうすることで、彼のおちんちんが私の最奥まで突き上げられる度に私は絶頂してしまいますが、天都君にも気持ち良く感じてもらうために、私は身体の動きを止めることなく天都君を犯し続けます。

 

「寧々さんっ、激しすぎっ……!」

 

 意志だけでなく身体の方も天都君を求めているようで、私は無意識の内に膣を締めるようにして天都君のおちんちんを扱き上げて、余さず彼の精を搾り取ろうとすると、天都君はその前回の時もなかった攻勢を受けて、水音に消え入ってしまいそうな喘ぎ声を漏らしています。

 

「寧々さんっ、もうダメっ、射精(で)る……っ!」

「いっぱいっ、いっぱい天都君の子種くらひゃいっ♡♡ おかしくなっちゃうくらいっ、たくさんっ♡」

 

 先程射精(だ)したとはいえ、激しく攻めれば当然その分早く射精は促されるもので、天都君が射精しそうになっている感覚を言葉と肌で敏感に察知した私は、素早く身体を崩して天都君に絡みつく様に抱き着いて密着しながら、耳元でそう囁いて腰を動かし続けました。もはや言葉を発する余裕も無い天都君は、それに対してコクコクと頷きながら私にしがみつくようにして抱き返してきます。

 

「うぅっ……! はっ、あぁぁああぁぁぁ────ッッ!!!」

「んんんっっ♡ あぁああぁぁぁ~~~~~っっっ♡♡♡」

 

 そして、二度目の天都君の射精を今度は膣内(なか)で受け止めて、快感の余りお互いに仰け反りながら全く同じタイミングで果てました。次いで、動き止まったことで今まで激しく動いていた分の消耗が一気に押し寄せてきて、私はぐったりと天都君に身を預けます。

 繋がったままの状態で二人とも身動きを取らずに、全身で呼吸しながら本能のままに行った交尾の余韻に浸って、もぞもぞと体温を感じ合うように強く抱き合うと、私と天都君の興奮による早鐘が混ざり合って、不規則なリズムを刻んでいました。二人の鼓動が落ち着くまでそれは続きます。

 

「五年待ち続けた願いが、ようやく叶いました……」

 

 息も整え終わって、半身を起こした私は額にかいたじっとりとした汗で張り付く天都君の前髪を掻き上げながら、そう小さく零しました。天都君はそれに何も言わずに、慈しむような表情をしながらそっと私の頬を撫でてくれて、私はその手に重ねるようにして自身の左手を添えます。

 

「とても辛くて……寂しくて、悲しい日々にようやく別れを告げられたような……」

 

 鬱屈とした呪いに近しい何かから解放されたような気がして、私はそれを心のままに口にすると、天都君が辛そうな顔をしたので私は慌ててそれ以上口にするのを止めました。天都君は何も悪くありません。悪いのは全部私なんです……。

 

「お風呂……入りましょうか」

「そう、ですね、いっぱい汗かいちゃいましたし、下の方も……ドロドロです」

 

 重くなった空気を換えるために私がそう提案すると、天都君もそれに乗っかってくれて、恥ずかしそうにそう口にしました。ふふふ、可愛いです。

 そうして、汚れてしまったソファーを綺麗にしてから、いつか天都君にしてもらったみたいに、今度は私が天都君を抱きかかえて浴場の方へと歩いていきます。身を預けるようにして抱き着いてくる天都君の身体は脚が失くなった分軽くなっていて、私の力でも頑張れば問題なく彼をだっこして移動することができました。

 

 悲哀、喜悦、後悔と、複雑な感情を心で渦巻かせながら、私はこの身を包む温かい感触に想いを馳せます。もう二度と失ってはなるものかという強い想いを。

 無意識に強くなる腕の強さを天都君の抱き返す力で自覚して、今は目の前にいる天都君のことを精一杯愛するよう思い直しました。布石は打ちましたから、焦らず、ゆっくりじっくりと取り戻せるはずです。

 そうであると今は信じて、私は最愛の人と浴場へと消えていきました。




 振ってたルビが勝手に外れる仕様本当になんなの。
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