※この作品はR-18です。

神戯姦濫 -外典-   作:水晶水

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 友達のヤンデレマスターに助言をもらったので書いていきます。


G.狂気顕現

「それでですね────」

「天都君?」

 

 時は放課後。寧々さんと合流するべく教室を出ようとした私はクラスメイトの女子に呼び止められて、それから会話に花を咲かせていた。何でも、何処からか私が料理が得意であるという噂を聞きつけたらしく、それで私にアドバイスして欲しいことがあったとのことだ。

 そんな風に、時間にして五分と短い間であったが、談笑をしていた私を呼ぶ声に私は声のした方向を振り返る。視線の先には予想通りホームルームを終えて迎えに来た寧々さんの姿があった。

 

「すみません、迎えが来たようですので今日のところは」

「うん、ありがと。またね空閑君」

 

 帰路に着くために会話を切り上げると、話し相手の女子はにこやかな笑顔を浮かべながら立ち去っていく。それを見送ってから寧々さんの方へと向かうと、そこにはボーッとした様子で遠くを見つめる寧々さんがいた。

 

「寧々さん?」

「いえ……それより、今の方は?」

 

 私が目の前に来ても心此処に在らずといった風な寧々さんに声をかけると、彼女は小さく無機質な声を零してから、そんな事を聞いてくる。いったいどうしたのだろうか。

 

「あぁ、彼女はクラスメイトですよ。どうやら私にお菓子作りのことで聞きたいことがあったようでして」

「へえ……そうなんですか……」

 

 一瞬湧いた疑問はさておいて、嘘を吐く理由もないので正直に話すと、寧々さんは再び私から視線を外して何処か遠くを見始めた。その視線は凍てつくように冷たいものを感じさせて、私はそれに少しばかり嫌なものを感じ取る。

 

「帰りましょうか、天都君」

 

 それを断ち切るために、私は声をかけようとして口を開こうとするが、それよりも早く寧々さんがいつもの優しい口調でそう口にした。

 まるで先程見聞きしていたものが幻であったかのような光景に鼻白み、何処か釈然としない気持ちを抱きつつも、私はその考えを頭から消して首肯するのであった。その疑念は消すべきものではなかったのに────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふんふふんふ~んふ~ん♪」

 

 前回の世界で天都君と二人で作った曲を鼻唄で歌いながら、私は安らかな寝顔をした天都君の頬を彼への溢れんばかりの愛を内包した手つきで撫で回します。それを受けて、天都君はむにゃむにゃと口元を動かしますが、目覚める気配はないようです。

 

「天都君……天都君……天都君天都君天都君……♡」

 

 天都君の眠いが深いことを理解した私は、鼻唄を終えて名前を呟きながら、ベッドの下にアダルトグッズに紛れて隠しておいた鎖と手錠を取り出して、それを天都君の細い両腕に繋いでいきました。

 突然の凶行のように思われるかもしれませんが、これにはちゃんと訳があるのです。それは今日の放課後の出来事が理由となっています。

 

「ごめんなさい天都君……」

 

 ほんの少しだけ胸に浮かび上がる罪悪感を誤魔化すように、届くことの無い形だけの謝罪をしながら、私はその時の事を思い出していました。

 少しだけいつもより長くなったホームルームを終えて、私はいつものように天都君の教室へと真っ直ぐに向かいました。そこで私が見たのは既にホームルームを終えていて、人が疎らになり始めた教室の中で天都君が知らない女の子と楽しそうに談笑する様子です。

 

 それだけだったとしたら私も何とも思わないでしょう。流石に日常的な会話を禁止するようにしてしまえば、天都君の学院生活に支障が出てしまいますから。私もそこまで狭量ではありません。

 しかし、アレはいけないものです。あの女が天都君を見る目。アレは完全にそ(・)う(・)い(・)う(・)目でした。

 

 ダメじゃないですか。天都君は私のなのに。私だけの天都君なのに。

 大体、天都君も天都君です。自分がどれだけ魅力的か理解せずに、他の女にあんな素敵な笑顔を振りまいて……。それは私だけが見ていいものなんです。私だけに見せないとダメなんです。

 ……だから、少し天都君に教育することにしました。ちょうど明日から三連休ですし、それだけあれば天都君の心と身体に教え込むのも難しくはないはずです。私にはそういう魔法がありますから。

 

「あはっ……♡」

 

 考え事をしながら準備を進めていると、寝ている天都君は抵抗も何も出来ませんから、あっという間にそれも終わってしまって、その出来上がった天都君の背徳的な姿を見て私は思わず笑い声を漏らしてしまいました。

 

「えへへぇ……ごめんなさい天都君……♡ 私、あなたに会えない間にこんなに悪い娘になっちゃいましたぁ……♡」

 

 抑えきれない恍惚を言葉と共に発露して、私は天都君が起きるまで夢想し続けます。

 悪い娘になってしまった私を天都君のおちんちんで調教してもらうのもいいですが、それは天都君をしっかりと教育してからですね。あぁ……今から楽しみで仕方がないです。

 

「んっ……♡ 少しだけ……つまみ食いしても、いいですよね……♡」

 

 その前に、劣情で煮え滾る様にして火照っていく身体を鎮めてしまいましょう。まだ天都君が目覚めるまで時間がかかるでしょうし、それまでは天都君の身体を使って一人で……♡

 こうして、私たちの夜は更けていきます。素敵な朝が来るまで、あと三時間……♡




 しれっと本編のネタバレを仕込むな。
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