※この作品はR-18です。

艦娘百夜物語   作:ブラックマンバ

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第22夜「大淀さんがノーパンで秘書艦する話」

 

今日の私は一味違う。

 

艦隊に改めて着任して一ヶ月近く、最初は新鮮だった艦娘生活も大規模作戦が終わり、演習と遠征を繰り返す日々になると何か一味足りなくなるものです。

だから今日はパンツを履かずに出勤します。

短い変形袴風スカートに心なしか冷たい空気が入り、廊下を歩いてる時からスースーして変な気分になってきます。

 

「おはよう、大淀」

「あ、おはようございます、長門さん」

 

朝のトレーニングから帰ってきたのか、長門さんはトレーニングウェアにタオルを引っかけ爽やかにあいさつしてきます。

 

「ん?なんだか歩き方がおかしいな、足でもケガしたか?」

「これは下着を…いえ、ダイエットに効く歩き方だそうです、昨日テレビで見ました」

「そうなのか、お前の足は細くて長いからダイエットなんて必要ないと思うのだがな…じゃ、私はシャワーを浴びてくる」

 

ひらひらと手を振って長門さんは通り過ぎて行きます。

もう、長門さんに怪しいと思われるのなら、提督が相手だったら一瞬で気がつかれちゃうわね。

ああ、興奮してきちゃった、今日はスリリングな1日になりそう。

私は唇を舌で舐めて濡らすと執務室に入っていったのでした。

 

「提督、おはようございます、本日の任務表です」

「やあ今日はよろしくたのむよ大淀クン」

「きゃあっ!そこは触ったらダメですっ!司令部に報告しますよっ!」

 

部屋に入って提督のスケベそうな姿を見た瞬間イヤな予感がしたのですが、さっそくセクハラ攻撃をしてきました。

自分でも過敏な反応をして、引きつった顔をしているのが分かります。

ささっと後ずさりしながら自分のスカートを押さえました。

 

「おいおい、そんなに嫌わなくてもいいじゃないか、ちょっとその胸の膨らみを触っただけなのに」

「ダメに決まってます!そんなセクハラしてるから秘書艦になってくれる子が段々と少なくなっていってるんですよっ!」

 

本当に懲りない人なんだから、セクハラの仕返しで何度痛い目にあったのか覚えてないんですか?

覚えてなかったら今度明石に来て貰ってカルテを読み上げてもらいますよ?

 

「こほん、では今日の任務は…ふむ、いつもと変わらないか…」

「はい、ですので演習の相手に対応した艦隊の編成パターンをいくつか作成しました、ご確認ください。それと遠征は…」

「いつもの通りだ、油と弾薬優先で遠征部隊を出撃させろ」

「了解しました」

 

お仕事モードになると提督はようやくまともになります。

でも今日はちょっと変、いえ、おかしいのは私もだけど。

 

「どうしたのかね大淀クン?少し様子がおかしいようだが…」

「い、いえ…なんでもないです…」

 

だいたい10分ごとに隣に座る私の方をちらちらと見る提督。

下着をつけずに椅子に座っていると、スカートのごわごわした生地の刺激でなんだか変な気分になっちゃう。

私がぴくりと腰を動かす度に提督がちらりと見てきます。

 

「んんっ…ふう…」

「…少し休憩しようか、コーヒーがいいかね?お茶がいいかね?」

 

提督がすっと立ち上がって私に聞いてきます。

休憩だなんて、まだ10時頃なのに。

 

「あ、でしたら私が…」

「いや、私が淹れたい気分なんだ」

「でしたら、コーヒーでお願いします」

 

わかったと言って提督は部屋から出て行きます。

私はふぅーっとため息をつくとスカートをめくり上げました。

 

「うわ、なんか濡れてる…ん、ティッシュティッシュ…」

 

めくった途端にむわっとした淫臭が漂ってきます、やだもう、ちょっと感じすぎ。

じっとりと濡れていたそこをティッシュでぬぐってゴミ箱に捨てた丁度そのとき、提督がコーヒーカップをお盆に載せて帰ってきました。

 

「やあ、待たせてすまなかったね、ウインナーコーヒーにしてみたよ」

「…提督、何も入ってませんよ」

「ではミルク入りにするかね」

「いえ、ブラックでいいです」

 

ふう、私がこっそり汚れを拭いてたのは気がつかれなかったみたい。

苦いコーヒーを飲みながらほっと胸をなで下ろしたのでした。

 

 

======================

 

 

「提督ぅ、夕雲、ただいま帰還しましたぁ」

 

夕方頃になると遠征部隊がばたばたと帰ってきます。

そして顔を引きつらせながら報告をしていきました。

 

「あ、あの…今日はどうなされたんですか提督?」

「いや、いつもと変わらないが」

「そ、そうなんですか…あ、いえ…もういいです…では失礼します!」

 

午後になってからは提督のスキンシップ…セクハラも酷くなり、私もうっかり何回か張り倒してしまいました。

今では提督の両頬がパンパンになるまで腫れています。

鼻血が出たときはさすがに可哀想になってティッシュを詰めてあげましたが、その時はお尻に手を伸ばそうとしたので、提督はさらに鼻血を出す結果になりました、やれやれ。

 

「なあ、大淀クンなんで今日は一段と攻撃的なのかね…いつもはもっとこう…」

「はぁあ…それはあなたが一番よく分かってるはずでしょう?」

 

太ももをもじもじとさせながら呆れたような声で返事をする私。

提督、あなたには本当に負けましたよ。

 

 

なにせあなたは下半身素っ裸のままで今日1日過ごしてたんですから………

 

 

 

 

(了)

 

 

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