※この作品はR-18です。

艦娘百夜物語   作:ブラックマンバ

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第24夜「武蔵と零式水上観測機を作る話」

 

「すまん!本当にすまなかった!俺が悪かった!」

「ぶえぇえええ…提督ぅひどいですぅ…もうしりませぇええん」

 

大和はわっと泣くと部屋に引きこもってしまった。

さすがに今回は私のミスだ、何しろ大和の大事な零式水上観測機を破棄してしまったのだから。

 

 

 

「で、なんで破棄なんかしたんだ?」

 

執務室で腕を組みながらむすっとした顔の武蔵が聞いてくる。

 

「深夜に寝ぼけ眼のまま零式水上偵察機だと思って破棄の書類にハンコを押して、朝になったら不思議なことに観測機が無くなってしまったのだ」

「それは100%提督が悪いな」

「あい、すみません」

 

床の上に正座させられている私だが、観測機をうっかり処分してしまったのは自分でも辛い。

知っての通り索敵力が高く、敵主力艦隊を発見出来る観測機は索敵の要だ。

確かに偵察機でも代用出来るのだが大和が持ち込んできたお気に入りの観測機を巻き込んでしまったのは今回さすがに不味かった。

 

「姉上のあの引きこもりようではちょっとした贈り物程度では駄目だな」

「ううっ」

 

間宮アイスの券を握っていた手がじんわりと湿る、これではやはり駄目か。

 

「いや、間宮アイスは悪くないぞ、ただし2枚に増やしてくれ、私も少しばかり協力するからな」

 

武蔵はにやりと楽しそうに笑うと、私の膝の上に椅子に座るように乗ってきた。

 

「さぁ、私を後ろからしっかり抱け!」

「ぐわああああ、痛い痛い重いってば、これはさすがに脛が痛い!なんなの!?お仕置きのつもりなの!?」

「なに?私が重いだと?失敬な奴だ!」

 

ぐりぐりと尻を擦りつけてくる!柔らかいヒップを押しつけられて気持ちいいけどやっぱり重い!痛い!

 

「しょうがないな、足を崩せ、もうちょっと抱き方を変えてみる」

「お、おお…?」

 

足を崩すと、武蔵は対面座位の姿勢で私にぎゅっと抱きついてくる。

今度は豊満な胸を押しつけられてますますおかしな雰囲気になってきた。

さらに腰をゆっくりと前後にグラインドさせてくる。

 

「おおお、おい、ちょっと待て、なんのつもりだ武蔵!?」

「清霜がな”開発のコツを加賀さんから聞いたんですよー…あ、これ秘密だった!”って言っていてな…フフフ」

「お、お前まさか…」

「ふむ、そこで私は”強い艦娘になれるコツを教えてやろうか?”と持ちかけてやって情報交換したんだ」

「オイオイオイ」

 

私の脳裏に、加賀さんとの情事を清霜に見られた一件が思い出される。

あの時は”開発”の仕方として加賀さんが誤魔化したんだが………

 

「さぁ、この後は分かってるよな提督?」

「う、うう…らめはらめは…」

「声が小さい!もっと大きな声で!」

「ラメハラメハ!ラメハラメハラメ!」

「おお、開発エネルギーが溜まってきたぞ、これならすぐに観測機が作れるなぁ♪」

 

ニヤニヤ笑いながら武蔵は開発書類に必要な書式を書き込んでいく。

その間も腰のグラインドは止まらない、そ、それ以上されたら本当に変な気分になってくるぞ…

 

「次は耳元で囁くように頼むぞ」

「は…はらめ…はらめ…」

「ああんっくすぐったい…本当に出来てしまいそうだぞ提督♪」

 

感極まってきたのか武蔵はさらに強く抱きしめ、ぶるぶるっと身体を震わせる。

そして近くにいた妖精さんに書類を渡すと2枚目を書き始めた。

 

「がんばれっ♪がんばれっ♪て・い・と・く♪」

「お、お前、あんまりふざけるようなら…」

「私はふざけてなんかいないぞ、私は大和と提督のために観測機を作るのを手伝っているんだ。開発のコツとやらを使ってまでな♪」

 

耳元で囁く武蔵の顔がどんなものになっているのか容易に想像が付く。

すると妖精さんがどこから表れて先程の開発結果をお知らせしてきた。

 

「ほう…これは本当に効果があるのかもな、観測機が1機目だ」

 

クククとどこか嬉しそうに喉を鳴らす武蔵。

ひょっとして観測機を2つ作るまで繰り返すつもりなのか!?

 

「姉上にちゃんとわびを入れるならこのぐらいのことはしないとな…ふふ、次の観測機が出来るまでいくぞ」

「お、おまえ…ぐえっ…はっ、はらめはらめはらめ…はらめっはらめっ!」

 

私が何か言おうとするとぎゅっときつく抱きしめ有無を言わせず秘密の呪文を呟かせる。

そうして武蔵は私の上で踊りながら開発書類を10枚20枚と書き続けた。

 

「ふぅむ、ラッキーヒットというものはなかなか続かないな、提督の徳が下がってるんじゃないのか?」

「も、もう勘弁してください、武蔵さん…」

「いや駄目だ、もっと私と開発してもらう♪」

 

股間の単装砲は限界まで装填されてパンパンなのに、武蔵はそれをわかってて臀部や股間を擦りつけてくる。

我慢出来なくなって押し倒そうとしても鯖折りみたいに抱きしめてきてどうすることも出来ない。

そして、結局生殺しのまま100枚近い書類を書くことになった………

 

 

 

 

「わあぁ…観測機!観測機が戻ってきました!それも2機も!本当にありがとうございます!」

 

ようやく大和に笑顔が戻った、かく言う自分はいろんな意味でぼろぼろだったが…

武蔵はツヤツヤテカテカのcond100だ。

 

「いやあ良かった良かった、提督と頑張ったかいがあった」

「ソウデスネー」

「…提督?大分顔色が優れませんが、大丈夫ですか?無理してません?」

「ヤダナー…全然ダイジョウブデスヨー」

「武蔵、あなたまた何か変なことをしたんじゃ…」

「変なことなんかしてないぞ、ちょっと開発のコツを試してみただけだ…あ」

「………開発のコツ…なんですか…それ………?」

 

 

 

このあとコツを吐かされて大和相手に46cm三連装砲が出るまで無茶苦茶開発のコツした。

 

(了)

 




第16夜「やさしいかいはつのしかた」の続き。
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