※この作品はR-18です。

艦娘百夜物語   作:ブラックマンバ

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第32夜「夏休みの思い出」

夏休みの思い出

          1年3組 田中 美希

 今年の夏休みははじめての中学生の夏休み

ということで■■鎮守府の一日艦娘体験を受

けてきました。

 朝八時に学校に集合してバスに乗って移動

します。

 第一中学校で艦娘適正検査に合格したのは

十人ぐらいで、同じクラスの■■ちゃんも一

緒のバスに乗っていました。

 私達は一時間ほどバスに揺られて鎮守府に

付きました。

 広場では提督さんというお兄さんがいて挨

拶してくれました。

 提督のお兄さんが言うには

「これから君たちには適した艤装を付けて貰

います、護衛には本職の艦娘が付くので安心

してください」

 ということでした。

 私はドキドキしながら精密検査を受けて、

 

睦月型駆逐艦の如月という艦娘になりました。

 私の髪型は短めなのですが如月という艦娘

になるとウェーブが掛かった綺麗な長髪になっ

たのですごく感動しました。

 その後、如月という子の記憶?みたいなも

のを思い出して、私は田中美希であると同時

に如月という艦娘だということを理解しまし

た。

 私にもよくわからないのですが気にしない

でいいと提督さんに言われたので気にしない

ことにしました。

 そのあと職業艦娘の■■さんと一緒に鎮守

府近海で深海棲艦と戦うことになりました。

 戦うといっても私は盲撃ちするだけで■■

さんがほとんど深海棲艦を倒していました。

「ごめんなさい」と謝りましたが、■■さん

は「如月は気にしなくていいよ、初めてなん

だからね」と言ってくれました。

 午前の出撃は一回だけで、昼ご飯にみんな

と一緒にカレーを食べました、職業艦娘の皆

 

さんも一緒で凄く楽しかったです。

 午後からは戦艦の■■さんと一日艦娘体験

のみんなと一緒に遊泳をしました。

 鎮守府近海をゆっくりと移動しながら、時

折■■さんが主砲を撃ってびっくりしました。

 ■■さんは、

「うん、深海棲艦に当たったからもう大丈夫

 よ」

 と言ってくれました。

 戦艦って凄いんだなあと思いました。

 こんな感じで午後は■■さんと一緒にゆっ

くりと海の上を走れてもの凄く感動しました。

「私もちゃんとした艦娘になりたいなあ」

 と言うと、

「もっと大きくなったらうちに来てね」

 と頭を優しく撫でてくれました。

 あんなにも心臓がどきどきしたのは生まれ

て初めてです。

 艦娘についてもっと勉強しなくちゃと思い

ました。

 

「暁の水平線に勝利を」

 ふと頭の中にそんな言葉が思い浮かびまし

た、意味がよく分からないので多分如月の記

憶なんだと思います。

 戦艦の■■さんの回りをぐるぐると回りな

がら遊泳するのは一生の思い出になると思い

ました。

 そして夕方頃には艤装を外して、元の私に

戻りました。

 広場で提督さんの終わりの言葉を聞いて、

バスに乗って帰りました。

 でも機密保持?という理由でよく思い出せ

ない部分があります。

 黒塗りの部分がそうです。

 戦艦のお姉さんはとても綺麗だっていうの

は覚えているのですが、顔も名前も思い出せ

ないのはとっても悲しいです。

 艦娘になったら思い出せるのかなぁ?

 

 

 

(先生のコメント:赤ペン)

大変いい経験をしたようですね、先生ももう少し若かったら艦娘適性検査を受けていたかもしれません。

あと、思い出せない記憶は無理に思い出さなくてもいいんですよ。

 

 

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