今回はセイバーアルトリアのヤンデレです。序章にて見せたあの目付き。それが何故こうなったのか、そしてその行き着く先は…?
それではご覧下さい
「私はセイバー、問おう貴方は私のマスターか?」
「あの姿は私の並行世界の姿、それでも貴方は私を信じて戦ってくれますか…?」
「み、見ないでください!こんな姿をマスターに見せるとは思っていませんでした……」
「ここに呼ばれてくるまで、私は人理を守る為にここに来ていた。だが、今は……今は貴方を守りたいと思う。…どんな事があってもこの剣に誓って。……それは誰よりも負けていない、否、負けたくない。この誓いを受けてくれませんか…?」
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……夢を見た。集める素材と編成を少し考えている内に気が抜けていたのだろう。
セイバー・アルトリア。アーサー王伝説に出てくる選定の剣を引き抜き騎士王と呼ばれた少女。
私が最初に当てた星5のサーヴァントである。彼女は特異点Fからの付き合いで彼女と一緒に7つの特異点、終局特異点、亜種特異点を攻略してきた一番の古株のサーヴァントだと言っても過言ではない。
ふと、思った。彼女がヤンデレになったらどうなるのか……彼女は強きを挫き弱きを助ける正義の味方を体現したような彼女だ。彼女が一人の為に行き過ぎた忠義を尽くしてしまったらどうなるのか。
いざ、考えてしまうと興味が尽きない。無論、そのようなことになることは有り得ないと思う。"もしも"のことだから、そのようなことは決して。
………よし、今日は再臨素材、スキル上げ素材である万死の毒針を集めに第七特異点に行こうじゃないか。
万死の毒針。それはFGOの第七特異点にて出た素材の一つである。レア度から見ると普段沢山必要になっていく英雄の証や狂骨と同じように、あるサーヴァントにとってはかなりの量を必要とするモノだ。取れるエネミーはランサーエネミーのムシュフシュ。つまりはセイバー編成でやるのがうってつけということだ。
編成は……1.セイバーアルトリア 2.諸葛亮孔明(ウェイバー君) 3.モードレッド 4.マーリン
残りの一枠は絆上げに誰かにしよ「マスター?」う……?
ふと誰かの声が背後から聞こえたと振り返るとセイバー・アルトリアの声であった。忘我のうちにカルデア内を歩き回りながら考えていたのだろう。気付かなかった。
「どうしましたか?気難しいそうに物事を考えているようで何か力になれればと思っていたのですが。」
彼女は相談に乗って欲しそうな顔をしていた。数巡して私は答えた。
「実は今日の素材集めは万死の毒針なんだけど、もう一人を誰にすべきか悩んでいるんだよね……編成はこうなんだけどさ。」
すると、彼女は嬉しそうな顔や嫉妬する顔を合わせた奇妙な表情をしこう答えた。
「私を採用してくれるのは、本当に嬉しいのですがあのモードレッドが役に立てるとは思えません。連れていくのであればガヴェイン卿を連れていくことをお勧めします。あと、もう一枠はあまり考えない方がよろしいかと。そういうふうに余計なことを考えるから悩ませているのでは?」
確かに、ガヴェインのスキルを忘れていた。そしてモードレッドとアルトリアがそんなに仲が良くないということもだ。
いつも画面越しでスキルぶっぱして、いかに周回効率上げるかを考えていたが、ここはFGOの体験イベント。仲があまり良くないサーヴァント同士で行動すると何が起こるか分からない。ましてや、自分の趣向に沿った世界なのだ。迂闊だった。アルトリアの進言どおりに、この4人で行くことにしよう。
「ご、ごめん!君とモードレッドの関係を忘れていたよ。君の言うとおり、この四人パーティーで行くことにするよ。」
「……!!ありがとうございます。では、3人をお呼びしてコフィンでお待ちしております。」
嬉しそうな顔をした後、一瞬で冷静な顔に戻り先に待っていると彼女は告げて足取り軽く別れた。
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ふふ。ふふふふふふふ。久々に私を選んでくれましたね、○○。そして、私の進言を取り入れてくれましたね。私と"あの"モードレッドと一緒に編成しようとしていたのはとても良くありませんでしたが……とはいえ久しぶりに私が活躍する機会です。いい所を見せて好感度を稼がせていただきます。
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「転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラディーン)!!」
「約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!!」
物凄い勢いでムシュフシュの群れが塵となって消えていく。…………宝具展開してよく素材が残っているよな?と思いながらムシュフシュの群れがあった場所へ歩いて万死の毒針がないか探していく。
…………あった、ようやく5つ目だ。前衛のアルトリアとガヴェインが一掃してくれるのはいいけれど落ちるか落ちないかは運によるものだからなぁ……
「マスター!ここにもありましたよ?」
背中をつつかれて振り返ると3本の万死の毒針が毒針があった。かなり落ちた、運が良い!!と思いながらせっせと拾っていく。
……しかし、運が良いと思った矢先に不運が起こる。群れからはぐれたのだろうか、それとも全滅した群れの一人なのか分からないが一匹のムシュフシュがこちらに向かってきて私を刺した。
「!?!?!?マスター!!っこのぉっ!!!」
アルトリアの機転でムシュフシュは一瞬で倒されたが、刺されたのがマズかった。意識が朦朧としていき身体の感覚が徐々に麻痺していく……
「ま、マスター!!意識を保ってください……お願いですからっ…!!」
力強く彼女は私の手を握ってくる……が、それを握り返すことは出来ない。だが、動かせる範囲で必死に通信を行い強制レイシフトと緊急治療要請をしていく。
「ぁ……うぁ………」
ほとんど喋ることが出来ない。もう動かすことが出来ない。微睡む意識で泣いている彼女を見ることしかできない。
「マスター……私を置いていかないでください!!私は貴方を守ると誓いました!!死なないでください!!お願いですからっ……!!」
悲痛な声が私の頭に響いていくが、どうすることも私には出来ない。
…………あぁ、これが死ぬということか。体験イベントで死ぬなんて、まさか思わなかった……案外あっけない人生だったなぁ。
……さらば、我が人生…………
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「マスター?マスター?………し、死なないでください!!お願いですからっ……!!」
何故、気付くことが出来なかった?どうして私たちが気付くことが出来なかった?様々な苦しい思いが私の胸に突き刺さっていく。
強制レイシフトが行われ、急いでマスターの治療が行われたが、数分後…………マスターの死亡が通達された。
あぁあぁああぁぁあぁぁぁぁぁああぁあああ!!!!
私がこんな事言わなければ!!!私があのエネミーに気付いていたら良かった!!!守ることが出来たのにっっ!!!
………………私は騎士失格だ。主君を守れずして何が主君だ。それも最愛の者でありながら。また、過去を繰り返すのか。滅びた我がブリテンの国と同じ運命に。天は何故私にこれ程の試練を与えるのか!!!?
………………あぁ、そうか。それが天が与えた愛の試練なのですね?それを私が失敗したと……。いいえ、まだ終わってはおりません。私が神に叛逆して殺して打ち勝ってしまえば良いのですね?いいでしょう、それが天が与えた試練ならば超えて……
「せ、先輩が生き返りましたっ!!!せんぱいがぁっ………」
うれし涙を流しながらギャラハッドを受け継いだ少女、マシュの声がカルデアに響く。そんなはずはない、マスターは心臓が止まり死んだではないか。きっと事実を受け止められずに強がって嘘をついたに違いない。嘘をつく配下は罰せねば………処刑せねば………
「マシュ………マスターが死んだのは事実です。嘘を言うのはやめなさい。」
「本当なんです!とにかく来てください!!」
「嘘を言うのは止めろ!!私は信じない!!マスターが生き返るなんて……生き返るなんて……?」
袖を引っ張られながら、嘘を言うマシュを我が剣で斬ろうとした瞬間止まった。マスターが立ってる。生きているではないか。これは幻か?現実か?マスターの胸を触る………
ドクン…ドクン……ドクン…
心臓の鼓動が私の手に伝わる。
あぁ………彼の鼓動だ。分かる、彼の生命の鼓動が。
良かった……。生きておられたのですね。私の誓いはまだ破れてはいなかったんですね。
これからも貴方を永遠にお守りいたします、マスター。
いきなり死んでしまったよ、この主人公。そして、生き返りましたねぇ。何故、生き返ったのか。分かる人は分かりましょうが、感想でネタバレなさらぬようお願い申し上げます。
これヤンデレなんだろうか……?自分で書いたのだからヤンデレに違いない、うん(目を反らし)
感想で様々なサーヴァントは出ますかとの質問が寄せられておりましたので宣言致しますと全女性サーヴァントは出します。どれほど掛かるかはわかりませんが…(遠い目)
批評感想お待ちしております。
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