堅物とロリっ子
「……む、ぐ…?」
暗い場所でサンジェルマンは目を覚ました。しかし、口には何かを詰め込まれており、目にも何かをつけられているような感覚がした。
だが、体は何かに縛られて動く事も出来ずに目も口も働くことがないため、サンジェルマンには警戒するしかなかった。
「……あ、や、やっと目をさま、した?」
聞こえてくるオドオドしたような声、サンジェルマンはこの声に聞き覚えがあった。音女である。サンジェルマンは、自分が音女に捕まったのだと即座に理解することが出来た。
「い、今貴方は縛られて、るの……しゃ、喋れないようにもしてるから……首を、縦か横に…振ってね。」
「……」
音女は、何も答えない。だが、音女に今逆らう事は得策ではないと、とりあえずは音女に従うことに決めた。
そして今彼女が求めているのは、きっと何かしらの情報だろうと考えたのた。
「……あ、貴方は装者の乗っていた潜水艦……今、どこにあるかわかる?」
その質問に、サンジェルマンは首を横に振る。音女の表情は目を何かしらで隠されている為、全く見ることが出来ないが……何か考えているかのような雰囲気を感じ取った。
「……じゃ、じゃあ…装者達の、イグナイトじゃない……イグナイト・フィロソフィカスって力は……貴方達が関与、してる?」
その質問に、サンジェルマンはどう答えるか少し悩んだ。関与は、勿論している。だが、仮に頷いた場合に次にどう質問が来るかわからなかったからだ。
シンフォギアとどう繋げるか?呪いと不浄払いをどう同時に発動させるのか?その辺に関しては、彼女達が関与している訳では無いのだ。それを分かっていない音女でもないだろう。
「……後1分で答えて。 」
答えないことにイラついているのか、はたまたただ質問にあまり時間をかけたくないだけか。
音女は答えを催促させる。
「……ふーん。してないん、だ。」
サンジェルマンは、首を横に振った。だが、音女は別にどうでもいいと言わんばかりに軽い返事をした。
だが、その直後にサンジェルマンは下腹部に何かが乗っているような感覚を覚える。まるで、というよりも靴を履いた足を秘所に載せているというのがすぐに理解出来た。
「…嘘は良くない、よ?賢者の石が…そっちと関係ないわけ…ない、じゃん。な、何か考えてるみたいだけど……こ、この質問に特に意味は無いから……あ、あぁ…でも、貴方が必要とあらば嘘をつく……って言うのがわかっただけ、いいかな。」
微かな笑い声とともに、音女は乗せた足をぐりぐりと動かす。このためにわざわざ買ったのかと思うほど、その靴は裏の凹凸が凄まじかった。
「ふ、ぐっ……!」
「ふ、ふふ……ぷ、プレラーティと…一緒。あ、あなたも足を乗っけられて…踏まれて、感じてる……!」
何が面白いのか、音女は上ずった笑いを出しながら足を動かす。サンジェルマンは、無駄に刺激されていき反応を返してしまう自分の体が、今だけはとても恨めしく思えていた。
「は、ふふ……な、何か言いたげだけど……何?」
音女が指を鳴らすと、口に入っていたものが抜け出す。どうやら、自分はジーンノイズに拘束されていたのだろうと、ここで改めて認識することが出来た。
「ぷはっ……こんな事をして、何になる?」
「……何、にも?だって…わ、私の憂さ晴らし、だし……意味なんて、何も無い、よ。」
「なんだと?」
「い、意味が無いことをするのが人間……あることをする時もあるけど…無いことをするのが、魅力的、なの。」
サンジェルマンは、音女の言っていることに狂気を感じていた。意味が無いことを、自分に対して向けて行っているのだから。
質問の時点で既に意味がなかったのか、はたまたこの行為だけが意味が無い行為なのか。
「……ま、まぁ……あ、貴方達3人にすることは変わらない、から。」
「……変わらない?」
「ぷ、プレラーティとカリオストロは……クリスちゃんの奴隷に。あ、貴方は……お、思いつかないけどまぁいいや。」
「奴隷…!?」
サンジェルマンが、拘束を気にしないかのように音女に向かって語気を強める。
「……?な、なにか思うところでも、ある?奴隷…そんなに、嫌?」
「ふざけるな!あんな、あんなことをお前は2人に……!」
「……?ま、まるで奴隷が何か知ってそうだ、けど…」
首を傾げる音女。サンジェルマンは、彼女が意図してそれを行うつもりなのを言った訳では無いと悟った。
だが、その酷さを本当にサンジェルマンは
「……えぇ、貴方よりも詳しいわ。けれど、だからこそ余計に腹が立つ…!奴隷が、どれだけ悲惨なものか知らないわけでもあるまい!」
「……し、
わ、私がしてないことを……知れって言うのは……お、横暴が過ぎる。」
「な、に…?」
「そ、そもそも…あ、あなたが奴隷嫌いだったとしても…あ、あの二人に関しては、自業自得。」
音女の言ったことに、サンジェルマンは歯ぎしりをする。たしかに、カリオストロとプレラーティの2人は、装者のふたりを弄んだという事実がある。
それを、見逃していた自分も確かに同罪だろう。だが、頭で納得していても心が納得していなかった。
「……な、何だったら装者達も自業自得……だから。」
「……何を言っている?」
「…ほ、報復されるようなことしたから、あの二人は自業自得。F.I.Sの3人、は……せ、世界に喧嘩を売ってる…だ、だから自業自得。
く、クリスちゃんは…ノイズを、撒いてたりしたから……自業自得。」
一切笑みのない顔で、音女は淡々と告げる。表情が見えない分、その異質さがよりサンジェルマンには感じられた。
「……本気で、そう思っているのか?」
「ほ、本気も何も……実際、今みたいな目に遭ってるんだし……その通り、でしょ。」
「……では、今貴様が殺されれば、それも受け入れるのか?」
「……そ、それが来たら……ね。こ、来させないように万全を帰すだけ……だから。」
「ふん……むぐっ!?」
音女が指を鳴らして、サンジェルマンの口の中にジーンノイズの触手を突っ込ませる。
そして、さらにサンジェルマンの秘部にジーンノイズの触手が迫ってくる。
「んぐ!」
撫でるように動き、入れる場所を探すジーンノイズ。そして、膣内にその触手の先っぽが入り込む。
そして、入り込めさえすればジーンノイズが後は勝手に動き始める。
「んぉ…!ふーぅ…!」
ゆっくりと入り込む触手に、サンジェルマンは感じたことの無い感覚を覚えた。
いや、もしかしたら知っている感覚なのかもしれないが、少なくとも忘れるほどに長い時間味わなかった感覚。
「ん、ぐぅ!」
つい、腰を浮かせてしまうサンジェルマンだったが、体を揺らす度にそれを戒めるかのように別の触手が振るわれる。
鞭のように。
「んぐぅ!!」
しかし、それでもまた体が動く。自分は痛みに対して、ここまで弱かっただろうか?とサンジェルマンは疑問に感じた。
しかし、それは膣を動く触手から与えられる快感が、痛みに耐えることを許さなかったからだ。
「ふぉ……!ん、んん!」
その内に、サンジェルマンの乳房に触手が絡みつく。搾るかのように螺旋状に、乳輪と乳首を覆うように半球状のものも被せられる。
「んんんんんんん!!」
そのまま動きながら、サンジェルマンの胸は吸われ始める。だが、ジーンノイズすらも孕んでいないサンジェルマンの胸からは、当然母乳なんて出るはずもないのだ。
「ん、ふぁ……」
そして、全てが動いているままにサンジェルマンは体勢を変えられる。目を未だに隠されているために、サンジェルマン自身はイマイチ判断ができていなかったが、胸が下に来るうつ伏せのポーズで空中に持ち上げられていた。
「……んん!?」
そして今度は、サンジェルマンのアナルに触手が伸びる。さすがのサンジェルマンも、そこは予想だにしていなかったのか、焦った声を上げる。だが、ジーンノイズはそんなこと関係無しに無慈悲に触手を押し込み始めていく。
「ん、おおお……!」
自分のアナルが痛みに襲われるサンジェルマン。だが、その痛みも触手自体がそこまで硬いものではなく、押し込めば形が変わるほどに柔らかいものだったためか、たいした痛みにならずに済んでいた。
「ふ、ぐ…!」
苦しさと、少しの痛みと大部分の快楽によって、サンジェルマンの頭はパニックを起こしていた。
目を隠されているため、より鮮明に感じ取れてしまうのがさらにそれを加速させる。
「んぐっ、ぼ!」
突然、早く動き始める触手達。吸われすぎた胸は形を変え、触手からは愛液が滴り、口に入っている触手からは唾液が零れ落ちる。
「んぐぶぅ!?」
そして、穴に入っている触手全てから液体が放出される。ジーンノイズが女を孕ますために出す液体である。
当然、膣内にも出されたためサンジェルマンはこの1回で妊娠をしてしまう。
「う、ぐぐぐぅ!!」
そして、高速で細胞分裂を繰り返していってコアが次々と生み出されていく。段々と、サンジェルマンの腹は膨らんでいく。
その異常な速度の変化に、当然体がついていけるわけがないのだ。
「ぶはっ!い、ぎぃ!?」
そして、5分もしない間にすっかり腹は膨れ上がり妊婦の腹となる。そして、ポロポロと膣からジーンノイズのコアが零れ落ちてくる。
「あ、ぐ……!」
サンジェルマンは、未だに目を隠されてしまっているが……自分がどうなっているか、の事だけは理解しているのであった。
「━━━って、言うのが……か、彼女の顛末。」
「貴様…後悔しておけよ…いずれ、叩き潰してやる……!」
「く、口癖を忘れるくらい……怒ったところで、こ、怖いとは思わない、よ。」
サンジェルマンが妊娠し、ジーンノイズを生み出している映像を切りながら、音女はプレラーティに向き直る。
カリオストロにも、この映像を見せるつもりだった。プレラーティの映像付きで。
「くっ……」
全裸で、凄まれたところで何も怖いとは感じない音女。ラピス・フィロソフィカスも奪われ、錬金術も使えないようにされているところで今のプレラーティは文字通り子供なのだ。
「で、でも…子、子供でも妊娠は、できる……」
「は……幼女が妊娠するさまを見たい変態だった、というわけだ?貴様には……自業自得で死ぬことすら許されない終わりを祈っておく……!」
「あ、諦めた、の?」
「少なくとも、賢者の石の力を持った装者が二人もいる。そうなれば、あとはどうとでもなるというわけだ。」
「ふふ……勝てるといい、ね。」
不敵な笑みを浮かべながら、音女はプレラーティに近寄る。秘所を軽く踏みつけて、グリグリとしながら更にその笑みを強くしていく。
「ほ、ほら……もっとイかせてあげる、ね?」
プレラーティが意識せずとも、プレラーティの秘所は勝手に濡れていく。その悔しさで、唇を噛み締めてしまうほどにプレラーティは屈辱を感じていた。
「さ、サンジェルマンより酷い目に……合わせてあげる。そ、その方が絵的に映えると、思うし……」
舌なめずりを1度だけして、音女は指を鳴らす。プレラーティは、音女の後ろにいる巨大な触手の塊を見て、装者2人に後を託すことを考えるのであった。
補足
・サンジェルマン
早速孕袋となる。
・プレラーティ
音女としてはサンジェルマンよりえげつない目に遭わせる予定