「……また、辱めに来た、というわけだ。」
「せ、正解……お、思い出せなかったら…そ、そのまま忘れてたけど……」
「ふ……局長を倒せたせいなのか、おかげと言うべきなのか……随分と調子に乗っている、という訳だ。」
相変わらず両手足を拘束されたまま、プレラーティは笑みを浮かべながら妙に強気な態度に出ていた。
音女は、どうしてプレラーティはそこまで強気にいられるのかが、理解出来なかった。
「……な、何企んでる、の?」
「何も?ただ、あの男を倒せる存在に相対して諦めているだけ、というわけだ。」
自嘲気味の笑みと言葉。しかし、音女は内心でそれがどうも嘘くさく感じていた。
そもそも諦めていると言うのなら、舌を噛めばいいこと。無論、それが出来ないように部屋に来るまで口にものを噛ませていたが。
だが、それでも何とかしようとするはずなのだが……その形跡すらない。
「……ま、まぁ……吐かせればいっ、か。」
上着のポケットから、ムチを取り出す音女。そして、部屋のタンスから謎の薬品と、ゴム手袋を取り出す。
「ふん……またお得意のムチ、という訳だ。その薬はどこに塗る?胸か?それとも全身か?はたまた敏感なところに集中させるか?
貴様の攻め方なんて、いつも同じものでつまらなさすぎる。人を壊したいなら、もっとえげつない手を使えばいい、という訳だ。」
「……こ、これが確実だから…使ってる、だけ。さ、最高効率を選んでるだけで……か、過程が目的じゃない、から……」
プレラーティを無視しながらゴム手袋をはめて、指に薬品をつける音女。その薬品はどうせ媚薬だろうと、プレラーティは音女を鼻で笑う。
実際、媚薬であればどこに塗られてもプレラーティは音女を馬鹿にするつもりでいたのだ。膣内だろうが、アナルだろうが絶対に一言は罵倒する気満々だった。
「……こ、これ媚薬だと思ってる……でしょ。」
「実際そうだろう?あー、怖いなー怖いなー……今から性奴隷に調教されてしまう、というわけだ。
男ならいざ知らず、女に調教されてしまうのは嫌だなぁ、というわけだ。」
「━━━これ、媚薬じゃないから。 」
「……は?なにをんぎぃ!?」
指を2本、プレラーティのアナルに入れる音女。『媚薬ではない』という否定、いきなり指を入れられて声を上げてしまったが、ならばこの薬品はなんなのか?プレラーティは、なんとか思考をする。だが、すぐにその液体の正体が判明した。
「う……!?な、なんだ……!?」
「か、痒い……でしょ?ぬ、塗ったところを痒くする……逆ムヒ的な、やつ、なんだよ……」
「か、ゆくなる……薬、だと……!?」
そのようなものが存在するのか、とプレラーティは困惑した。そのような都合のいいものが存在するはずがないとも思った。
「に、日本じゃあ手に入らない、から……こまってた、んだよ。き、規制されてるから、ね。」
「き、規制、だと……!?」
「も、元の素材が……ね。麻薬なん、だよ。た、ただ加工すればちゃ、んとした薬になるか、ら……」
「ま、麻薬……!?」
そのようなものを塗られている、という事実がプレラーティに冷や汗をかかせる。廃人にするつもりなのかこの女、と考えたが遠慮が無かった時が今まで無かった。
人を潰すことに、音女は一切の躊躇を感じさせない。精神的にであろうが、肉体的にであろうが。
「さ、さて……こ、今度は別のところに……塗ってあげる、ね。」
そう言いながら、先程とは別の手の指に薬を塗りつけて膣内に指を入れ始める音女。プレラーティは、アナルの痒みと共に膣の痒みまでも味わう羽目になっていた。
「やめ、ろぉ……!!」
「も、もうギブアッ……プ?い、痛くないし……気持ちよくない、から…折れるの早い、ね。」
「く、くうううう!!」
体をよじらせて、なんとかかゆみを取り除こうとするプレラーティ。だが、ガチャガチャ拘束されている鎖の上から、新たにジーンノイズが拘束をする。
「かかせて、かかせて欲しい……!」
「だ、だめ……じ、自分でかかせたら逃げるかも知んない、し…」
「くっ……」
「か、代わりにこれで掻いてあげ、る。」
音女はそう言いながら、まるで小さな銛のようなものを取り出した。形としては、2本のバイブが根元で一つになっているかのような見た目だ。しかし、その物体が今のプレラーティには魅力的なものに見えた。
「そ、それは……」
「い、イボイボが凄い、から……かける、よ。」
「っ……」
生唾を飲み込むプレラーティ。今の彼女にとって、その物体は痒いところに手が届く孫の手や、痒みを直せるムヒのような存在だったのだ。
音女は、その物体をプレラーティの目の前に投げ捨てる。だが、縛られている以上プレラーティはそれに届くことは決してない。
仮に届いたとしても、そもそも自慰が出来ないようにされているために、今度は掻こうとすることすら許されないのだ。
「う、は……!」
「ふ、ふふ……」
このまま放置しておくと、プレラーティは自分の体の事を構わずに動いて傷つけていくだろう。
頭の中は、痒みをとることでいっぱいだからだ。しかし、それをさせないようにしておく。そのために音女は
「ぁ……!」
「ほ、ほらいっぱい掻いて、ね。」
「ん、んん!」
プレラーティは、自分の秘所とアナルにその物体を同時に差し込んだ。痒みは、それである程度は収まるが、完全に収まらないのでそのまま前後にピストン運動をさせることになっている。
「ふ、ふふ……いつまでやれてる、かな……」
「ぁ、あああ……!ひ、あぁ!!」
音女はプレラーティから一旦離れてそのまま部屋を出る。実は、この物体は管が付いているのだ。
その管の存在に、プレラーティは全く気づいていなかったが、下の階に通じていた。真下の部屋の、とある機械にそれは繋げられているのだ。
機械と言っても、ただのチューブとその中に液体を送り込むだけのものである。
とは言っても、その液体は痒みを起こされる薬なのだが。
そして、その薬は物体にある小さな穴から常に出され続けている。つまり、こうやって使い続けている以上、プレラーティは半永久的に膣とアナルを掻き続けるのだ。
「ぁ、あ……!」
「……完全に、壊れちゃってる。」
数時間経過してから、プレラーティの元に再度戻ってきた音女。しかし、部屋のど真ん中でプレラーティは床に突っ伏していた。物体が秘所とアナルに突き刺さったままなので、恐らく未だに痒いままだろう。
「……そろそろ、いいかな。」
自分の体の一部を触手に変えて、音女はプレラーティから物体を抜き捨てる。一瞬、大きくプレラーティの体が跳ねたが、正気に戻った訳では無いようだ。
「……おーい、起きてますかー?」
「あー……」
「……まぁ、半日以上放置したらこうなっちゃうか。」
色々なものを漏らしているプレラーティ。一体、目の前の少女がいつ男から女に変わったのかはわからない。
だが、少なくとも目の前にいるのは確実なメスである。
「……完全に開ききってる。もうこれ戻るかどうかわかんないかも。まぁ、まともに戻すわけないんだけど。
装者の女の子達ならともかく……貴方達は、本当の意味で私の好きにさせてもらおっかな……」
音女は物体の形に似せた触手を作り出す。それに、プレラーティは目が釘付けになっていた。
どうやら、無意識的に癖になってしまっているらしい。元男が、女の体で、しかも幼女のような体つきなのに、二穴を同時に犯される快感を得てしまっている……とてもじゃないが、その時点で既にまともには戻れないだろう。
「……あ、いや…そもそも初めからまともじゃないよね。」
「ひくぅ!!」
「いい反応。」
音女は触手をプレラーティの中に入れる。物体と同じような形をしてはいるが、長さが段違いなので届かないようなところに届いたり、太さが違うのでそもそもの圧迫感も違うのだ。
「お゙っ…!あ゙っ!!」
「おぉ、獣みたい。」
正気が残っているのかいないのか、そもそも今意識があるのか失っているのか。それすら判別することは叶わないが、しかし刷り込みを行うという点に関しては、その辺の問題は全く問題がないので、音女は構わずにプレラーティを犯していた。
「ひ、ぐぅ!!」
「揺れるところないから……ある意味新鮮に感じる、ね。」
音女はプレラーティを嘲り笑う。彼女に、というよりも錬金術師達に何やら思うところがあり、それが積もり積もっていたせいもあったのだろう。なんにしても、鬱憤晴らしを行われていることは間違いない。
「おぁ゙!」
「乳首も……クリも、みんな吸い上げて……ぶっ壊してあげる。 」
大量の触手が、プレラーティの性感帯へと吸い付く。最早痛みでさえも完全に麻痺してしまっている以上、プレラーティにはひたすら快楽だけが打ち付けられていく。
「ん゙お゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙!!」
「うわ、これのど壊れそうだけど……」
軽く声に引いているが、音女はそれでも責めを止めはしない。プレラーティは完全に白目を向いて、舌を突き出してヨダレを垂れ流しているが、それも気にしない。それ以前に、ヨダレでは済まない量の愛液や尿が出すぎてしまっているのだ。
「……そろそろいいかな。」
液体は出せないため、これ以上はジーンノイズに任せるしかない。だが、それでいいのだ。
完全に壊れたと認識するには、まだ不安要素が残っているような気がしているのだ。
「あと、任せたよ。」
ジーンノイズを孵化させて、音女はその部屋から立ち去る。くぐもった声ではあったが、直後に音女の後ろからプレラーティの獣のような喘ぎ声だけがひたすらに響いていたのであった。
「あー……」
「……」
虚ろな目、何も無いところをひたすらぼーっと見続ける眼。そしてひたすらにいじられ続ける膣。
音女はプレラーティの様子を監視カメラで覗きながら、確信していた。『完全に壊れている』と。覗かれていることがバレていて、映像で行われていることが演技ならば、大女優も真っ青だろう。
「……壊したけど、案外それっきりかな……」
プレラーティの背丈ならば、色々な方面での需要はあるだろう。映像か直に渡すかの違いはあるかもしれないが。
だが、それでもある程度の理性が残っていたらの話だ。今のプレラーティに理性が残っているとは到底思えない。
流れてくる映像に、音女はため息をつく。あれではなにかに使える、と言ったこともありえないだろう。
残っているのは最早カリオストロくらいのものだが、はてカリオストロは誰かに調教を任せていたような気がしなくもなかった音女。
「……あぁ、そうだクリスちゃんだ。」
しかし、性格が変わって恐ろしくビビりになってしまった彼女が、鞭打ちを素直に行っているとは到底思えない。
別に、してもしなくてもいいと考えていたのだが、少しだけ気になっていた。
「……まぁ、とりあえず見に行けばいいだけの話かな。」
そう言って、音女は進路を決める。まず向かうところはカリオストロを監禁している場所である。
そこにいなければ、恐らくクリスの部屋だろうと予想をつけながら、音女は一旦その場をあとにするのであった。
補足
・痒くなる薬
モから始まりネで終わる薬、使い方は100%間違えているとしかいいようがない