「……」
「ど、どうです…か……?」
ビクビクと怯えながら、音女はマリアに膝枕をされていた。年齢はどっちの方が上とかは、敢えて言わないでおくとしても、この状況はとても特異なものだった。
だが、今こうやっていることこそが音女がマリアにさせている事だった。
「撫でて、頭。」
「は、はい……」
怯えながら、音女の指示に従うマリア。今の彼女の格好は、裸体にシャツを羽織っただけのものとなっており、ボタンも閉めていないためにその豊満な谷間が見えていた。
だが、重要視するべきはそこではないのだ。マリアの股間から、コードが伸びている。それも大量に……それがマリアのどこの部分にあるかと言うと、膣とアナルの中に入れられているのだ。そう、入れられているのはローターである。
そして、そのコードは全てひとつのコントローラーに繋がっている。それは、音女の手の中にある。
「……んー、も、もうちょっと……優しく…」
「ひっ!!わ、分かりました……」
音女は、手の中に握っているコントローラーを見せ付けながら、マリアの反応を楽しんでいた。
時折、わざと付けたりしてその恐怖心を煽っているが、恐らく今までで1番音女の嗜虐心を煽っている女性となっているだろう。既に壊れているせいか、どれだけ恐怖心を煽っても似たような反応しか返さないが、ペットを時折放置して、人形を可愛がってその嫉妬心を煽って楽しむかのようにするのと似たような感情を抱いている。
「……あー、つけちゃおう……かな…」
「ひっ!!や、やめてください……」
マリアの反応は、傍から見ていれば『過剰』だと思うかもしれない。事実、普通の人間ならば幾ら大量のローターを入れられても性格を加味しても、こんなにも怯えることは無いはずだろう。多少きついとはいえ、あくまでもただの玩具にそこまで脅える必要は無いだろうと。
「じゃ、じゃあ……分かってる、ね?」
「は、はい……」
マリアは、音女に対して優しく撫でている。しかし、未だ怯えてばかりである。だが、無理もないのだ。何故ならば、コードが1つになっている大量のローターというのは、売買で手に入るような代物ではないからだ。
二つ三つはあるかもしれないが、優に10を超える総数が繋がっていることなんて言うのは、有り得ない。
つまり、音女がオーダーメイドで作りあげたものである。そう、オーダーメイドで作りあげているので……『文字通り』の出力が違う、ということである。
「はぁはぁ……」
「……えい。」
「ひぎいいい!?」
緊張で、強ばっているマリアに1度だけ視線を向けた音女だったが、唐突にコントローラーをめいいっぱい強に振り倒す。
するとどうなるか?全く動いていなかったローター達が、全て同時に起動するのだ。それも、出力が既製品とは比べ物にならないくらいなので、一気に刺激を味わう。
マリアにとってある意味で幸いだったのが、これが痛みだったということである。
トラウマになるだろう、心に傷を負うだろう。だが、痛みならまだいいのだ。ただ、その時だけ嫌な思いをするだけなのだから。
「あ、ぐううう!?」
「すっごい声…」
音女は、一旦マリアから離れて近くの椅子の近くに座る。そして、履いていたニーソックスを脱いでマリアの目の前に伸ばしながら、こう一言言い放つ。
「あ、足舐めてくれたら……止めてあげる、よ。」
「っ!!」
マリアは、その声が聞こえたのか一心不乱に音女の裸足を舐める。気づいていないのか、それとも逃避癖が着いたのかは分からないが、今のマリアの格好は音女から見ても、滑稽で哀れなものだった。
「はむ、ぢゅるるる……」
「ん……」
だが、音女は興奮していた。装者を調べる際に書類所のデータだけでなく、映像資料なども魅せられるのだが、それにマリアがアイドルから世界へ宣戦布告したテロリストになった瞬間の映像も残っていた。 その時のマリアは、とても凛々しくどんなことにでも折れなさそうなものを感じていたのだ。
だが、今はどうか?宿敵に敗れ、媚へつらって自分だけを助けて貰えるように宿敵の足を舐める……そのギャップが、音女に興奮を与えていた。
「わ、私の足……そんなに、美味しいの?」
「わ、わからない…です……!」
マリアはそう呟く。実際にこれは分かっていなさそうである。音女は、流石に分からないことに対してまで、ローターをきつくするのは本意ではない。
虐めるにしても、飴は必要である。
「ま、まぁ……いいや…止めてあげる。」
「っ!はぁ、はぁ……」
ローターを止めて落ち着いたのか、マリアは肩で息をしながら床に寝転ぶ。音女は、唾液でベトベトになった足を拭きながら、マリアをひっくり返す。
その勢いでか、彼女の胸が大きく揺れる。それを見てから、音女はマリアを見ながら思案していく。次は何をしてやろうか、と。
「……ひとまず、出してみよ、っか。」
音女は懐から、ジーンノイズのコアを取り出す。そして、取り出した全てを孵化させてジーンノイズを解放させていく。
そして、解放させていったジーンノイズはすぐさまマリアの体に触手を伸ばしていく。
「ひっ!?な、何を……」
「こ、こうやって……ちまちまやるのも、楽しい、けど……ね?わ、私としては……も、もっと大きな反応を見てみたいなって。」
「お、大きな反応……?」
「そ、そう……く、口は塞がないでおいてあげる、から……」
体を縛られて、持ち上げられるマリア。縄の代わりを果たしている触手が彼女の体にくい込んで、痛みを味わせる。
「ぐ、ぎ……!」
「い、痛い?痛い、なら……気持ちよくしてあげない、とね……」
音女は、再びジーンノイズ達に指令を出す。マリアは、気持ちよくされることは、痛いことや辛いことよりもはるかにマシだが、それでも自分を怯えさせるものとして認識していた。
故に、快楽に逃げることすらも許されないのだ。だが、そんな考えも直ぐに『甘かった』と後悔することになってしまう。
「ぐ……んぎっ!?」
「ふ、ふふ……」
余っていた触手が、マリアの体に鞭打った。まさか、痛みが来るとは思っておらず、マリアは簡単に小さく悲鳴をあげてしまっていた。
「な、なんで……気持ちよくするっ、て……」
「よ、世の中には……痛いのが、気持ちいいって人もいるみたい、だからね…そ、その人基準で考えてた、だけだ、よ。」
「そ、そんな……」
ねっとりと笑みを浮かべる音女。その笑みが、マリアにとっては恐怖そのものだった。
最早、今の彼女にとってはどこもかしこも耳を塞ぎ、目を瞑り、顔を俯かせてしまうかのような出来事ばかりである。
「し、調ちゃんも切歌ちゃんも……そ、そういうの大好きだから、受け入れよう、ね?」
「や、やだ……」
まるで子供のような否定の言葉を使い、マリアは涙目で嫌だ嫌だと言わんばかりに、大きく首を横に振っていた。
「い、いい大人なんだから……従おう……ね?」
「うぁ……!」
マリアの膣に、アナルに……大きな触手が1本ずつ入っていく。だが、これだけでは終わらず、とても細い針のような触手が3本用意される。そのうちの1本は尿道に入っていき、そして残り2本は……
「ひぎいいい!?」
「い、痛い?それとも……気持ち、いい?そ、そのジーンノイズは苗床用の……特別性、だから……す、すぐに気持ちよくしてくれる、と思うよ……」
「は、んん!?や、やめっ、て……!」
ビクビクと震えながら、未知の快感に酔いしれるマリア。だが、その快感に酔っていくことに、彼女は不安を感じていた。自分が壊されるのではないか、という不安が今の彼女にはあったのだ。
「おかし、おかしくなる……!こんな、激しく……!」
「で、でも好きでしょう?」
「好きな、わけ……!ひぐっ!だ、ダメ……きちゃ、う……!んんんん!!」
口を閉じて、なるべく大きな声を出さずにそのまま絶頂に達したマリア。だが、絶頂に達したのはマリアだけであって、ほかのジーンノイズ達はまだ触手の1本も、体液を出していないのだ。
「ひぐぅ!?な、なんれ……」
「だ、出してないなら……動くしか、ないよね。」
「ひっ!?や、やらぁ……もう、イキたく……ないぃぃぃぃ…!」
乳首や尿道といったところも犯されながら、マリアは涙を流す。パニックになった結果、最早涙を流すことでしか自分が辛いということを、表せなくなってしまったようだ。
「はぐ、んぐぅぅぅ……!」
「く、口を閉じててもいいことない、よ。」
そう言いながら、音女はマリアの腹部を撫でるように動かしていく。ただ撫でているだけでなく、軽く力を込めながら刺激を与えていく。
その刺激の与え方が、マリアの子宮やその周辺に直接的な快楽を与えていくのだ。
「ひぐっ!?」
「お…こ、ここにあるんだね……」
反応のよかったところを、音女はさらに強めに押し込んでいく。その間にも、マリアは尿道も乳首も犯されていく。
「あぐっ!ひぐっ!!や、やぁ!!おごぉ!!」
ポロポロと涙を零しながら、マリアはさらに激しく攻められていく。しかし、音女は気づいていた。涙を流しながら、嫌だ嫌だと懇願しているマリアの顔は、それらに相反して蕩けてしまっていることに。
「……す、素直なのか…そうじゃないのか……」
「うぎぃ!?」
「……ま、でも…き、気持ちいいんだったら……なんだっていい、でしょ?」
その言葉はマリアには届かない。彼女の耳に届いているのは、彼女自身の声だけである。それも、あまりマリアは意識できていないが。
「あ、ひ……!」
「あ……」
あまりにも刺激が強すぎたのか、マリアは現在進行形で犯されている尿道から尿を漏らし始める。
媚薬を出しながら動くジーンノイズなので、微妙に混じってしまっているが、音女は大して気にする様子もなく軽く指示して別の触手を生み出させる。
「よ、汚す前に……ね?しょ、しょうがないから……ふさい、じゃう。」
「うぐぅ!?」
マリアの口に一本の触手が入り、そこから根元で別れている別の触手が、尿道に入っている触手ごと包んで尿を吸い始める。
「うぶっ!んぐ、んぐっ……!」
「だ、出しながら…だと、媚薬が溶けてる可能、性がある、から……ね?」
音女は、ジーンノイズに自分で出したものを自分で返すようにしたのだ。要するに、マリアに漏らしたものを還元するという話である。
「……の、飲めば飲むほど…媚薬が吸収される、から…頑張って、ね?」
「んぶぉ!んぶぉおおおおお!!」
音女は近くの椅子に座りこんで、そのまましばらくマリアの痴態を見続けるのであった。
「おぁ……ひ……」
「うーん、ぐちゃぐちゃ。」
何時間か経過した頃、音女はすっかり意識が朦朧としているマリアに向けてそう呟いた。流石に、こんな適当な感じで殺すわけにもいかなかったので一旦ストップをかけて今は床に下ろしている状態である。
「……仕方ない、風呂場に連れてって洗ってあげて。あ、体もきっちりと洗ってね……きっちりと。」
音女の命令を表面的に理解したのか、はたまた言葉の真意まで理解したのかは不明だが、ジーンノイズ達は音女を担ぎあげてそのまま運んでいく。風呂場と言ったが、簡単に言えばプールのシャワーである。
「……さて、マリアがどこまでぐちゃぐちゃになるか見ものだなぁ……」