「……やっぱり、こうなってるよね。」
音女はとある一室の扉を開けていた。そして、その部屋の中の光景をただじっと見つめてため息を軽くついていた。
「あ、んあぁ……!響ぃ…」
「あひ、はひっ……」
部屋の中では、未来と響が体を重ねあっていた。無論、響は気持ちいいから続けているだけであり、相手が未来だと言うのはあまり理解をしていないだろう。
散々薬で嬲ったのだから、まともな思考なんて言うものは完全に吹き飛んでいるのだから。
「……にしても、まさか彼女が移動させていたなんて……」
音女は最初、響が部屋にいないことに気づいてから探し始めていたのだ。そして、探し回っている内に未来がいないことにも気づいていた。そして、たったいないというだけの2人が今見事にこうして体を交わらせているのだ。恐ろしい程の響への愛に、音女は半分呆れ半分感心で未来を評価していた。
「……まあ、ちょうどいいや。今回は眺めるだけにしよう、かな。響ちゃんも未来ちゃんも私の存在は目に入っていないみたいだし。」
そう言って、音女は少しだけ辺りを見回してから一旦部屋を出る。そして、少ししてから椅子を持ってきてそれを部屋まで持ってきて2人を観察し始める。
要するに今回は、一切音女は手を出さずに未来が道具やらを使って響を攻める様を一人で見続けるだけである。
未来は、響と溶け合うような感覚を味わっていた。それは響と体を重ねられた、という安心感と満足感と達成感を快楽とともに味わっていたからである。
幸福感よりも、その3つが先に来ていた。未来自身もなぜこの3つが先に来ているのかよく分かっていないが、そんな事はどうでもいいと言わんばかりに自分の秘裂と響の秘裂を擦り合わせていた。
「響ぃ、響ぃ…!」
「んんん!」
響の方は未来の名前を呼ぶこともない。しかしそれでも未来は繋がられていることが嬉しく感じていた。
心が、感覚が同じことを共有していると感じた体が、まるで響と一体になったかのような感覚を味わせていた。
今は、道具なんてものは使っていないが、彼女が望んだのなら使ってやろう、言葉に出さなくても欲しそうな感じがしたら使ってやろう……未来はそう考えていた。
「気持ちいい、気持ちいいよね響っ!」
「んひっ!は、んあぁ…!」
「あは……やっぱりそうだよね……!」
卑猥な水音を立てながら、未来は一心不乱に腰を振り続ける。乳首同士も擦り合わせ、暇さえあればことある事に口付けを交わす。舌を絡め、乳首も乳房も擦り合わせてさらに絶頂へと登り詰めていく。
「イクよ、響イクよ……!一緒に、一緒にイこうね……!」
「あへぇ……イ、クぅ…!」
未来の腰を振る速度が段々と激しく速くなっていく。それに合わせて、水音も段々と大きくなっていく。
二人とも、絶頂が近くなってきているのだ。
「はぁはぁ……ん、ぁ……イクぅ…!」
「んおっ!ひ、ぁ……!」
お互いに、絶頂に達する。擦り合わせ続けた結果、高まった官能が一気に爆発し、2人の体を落ち着かせていく。
絶頂した後、未来は響にもたれ掛かるように倒れ込んで息を荒くしていた。だが、その1回だけで感じすぎていたとはいえ、未だ彼女は満足していないのだ。
「はぁ、はぁ……響、響……」
「ん、んん……」
今度は、響の完全に勃起した乳首を未来は一心不乱に舐め始める。母乳を求めてる赤ん坊のように、吸い上げたりも行ったりしていた。
ジーンノイズを孕んだ者は、すぐに母乳が出やすい体に変えられてしまう。未来が求めているのは、恐らくそれの母乳だろう。
「んじゅ……じゅるる、れろれろ……」
「ぁ……あ……」
未来は音を立てながら響の乳首へと必死に吸い付く。しかも、それを行っている間にまた我慢できなくなってきたのか、未来は自分の手でオナニーをし始めていた。
「ひぐっ!は、んぁ……!響、響……!」
オナニー行為で感じながらも、未来はひたすらに響の乳首を攻め続けていく。
響は、その行為に合わせてただ声を出して気持ちよくなっていくだけである。彼女の程よい大きさに育った乳房を揉みながら、未来は響の胸を搾るように手を動かしていく。
「はぁはぁ……美味しい…美味しいよぉ……ん…!」
「んむっ……はむ、れろ…」
「ぁ……ぁ…」
体を跳ねさせながら、響は口からよだれを垂らしていた。だが、未来も我慢できていなかったのか、吸いきれない唾液が響の乳房から垂れていっていた。
「はぁ、はぁ……!響の、美味しいよぉ……!」
「あへ、ひぁ……」
だんだんと乳首を攻める速度と、自身の膣をいじる速度が早くなっていく未来。恐らく、絶頂に達し始めているのだろう。
響は体を少しだけ仰け反らせながら、未来と共に上り詰めていき始める。
「響、響ぃ……!」
「ん、ぁ……!ぁ…!!」
水音と、舐め吸いする音が大きくなっていく。そして、それに合わせて響と未来の表情もまた変わっていき始める。
「イっ……!」
「っ……!」
未来は絶頂に達した。言葉こそ発してしていなかったが、響も同じように絶頂に達していた。
そして、2人して同じように潮を吹いて絶頂に達していたのだ。
「……仲いいなぁ…」
ぼそっと音女が呟いたが、その言葉は響と未来には響かない聞こえてこない。彼女達は既に自分たちの世界に入ってしまっているのだから。
「はぁはぁ……もっと、もっと繋がってたい……響、響……!」
「あへ……」
未来は未だに満足ができていないのか、響と体を合わせ続ける。しかし、イキすぎて体に力が入らなくなっているのか、まるで這うようにしないと動くことすらままならないという状態に陥っていた。
「……流石に、こればっかりはどうしようもなさそう。」
音女は立ち上がって未来達のところに向かう。しかし、それでも未来は音女に一切気づいていなかった。文字通り、響にしか目がいってないのだろう。
「ぁ……」
響は、音女を認識してすぐに動こうとし始める。しかし、上に未来が乗っていることと彼女自身もイキすぎて力が入らなくなっているので、全く動けなくなっていた。
「響ちゃん、どうどう。すぐにまた気持ちよくしてあげるからね……というか、一体何回連続でイかせたのやら……」
いくら薬を持っていたとしても、音女が見ているだけの2連続イキでここまでになるとは想定しづらい。
逆に考えてみれば、それだけ彼女達はイかせ、イかされたことになるのだ。全く体が動かなくなるほどの絶頂となると、10以上はあるのではないだろうか……音女はそう考えながらそこら辺の荷物を漁り始める。
「あぁあったあった……これこれ……」
そう言いながら、音女は響達の方にとあるものを幾つか投げる。それは、大人の玩具であるピンクローターや、バイブ…電マにアナル関係の道具など多種多様なものだった。
これを投げて、未来に安易にこれも使ってもっと楽しめと言っているのだ。
「ぁ……響、これ使おう…?」
「ぁ、う……」
響は音女の方をちらっと見るが、しかし自分を気持ちよくしてくれる道具の存在にすぐに目がいってしまう。
それだけ、今の響は快楽の虜になってしまっているのだ。
「ローター使って…もっと気持ちよく、なって……双頭バイブとか、も使おうね?」
「はへ……」
未来は、もはやここまで来ると病気なのではないか、と疑うほどに音女に気づいていなかった。見て気づかないフリをしているのではなく、完全に視線が音女に向ききっていないのだ。
今の未来は、それほどまでに響にしか興味がないのだ。文字通り周りが本気で見えていないのだ。
「……流石元シンフォギア装者。響ちゃんの愛で、linkerを使ってもまとえ無いはずのシエンショウジンを愛だけで纏った子だね……」
そう呟いてから、音女は再び席に戻る。道具を与えられた以上、未来はその道具を使って自慰行為をしたり、響をいじめ抜いたりするだろう。そうして、また何度も何度も絶頂に達するのだろう。
「はぁはぁ……もっと、もっといじめてあげる……響は私だけのものなんだから……」
「ぁ、あ……!」
動かした電マを使って、未来は響の陰核に刺激を与えていく。押す、と言うよりは乗せるような形になってしまっているため、重さだけの分でしか感じさせることは出来ないが、今はそれだけでも十分になっていた。
「あ、あああああ……!」
敏感になっている体を跳ねさせながら、響は必死に感じていた。我慢もせず、耐えることもせず、ひたすらに与えられる快楽を享受していた。
恍惚に顔を染めて、体も快楽の刺激ばかりを受け取るようになっていた。
「感じてる響可愛いよぉ……響、響……」
「あ、ああぁ…!」
電マの振動で、軽く何度か達し続ける響。未来はそれを見ながら、なんとか自分の秘所にローターを押し当てることが出来た。
そして、電源入れながら何度も絶頂に達し始める。
「ひ、ぁ……ンア、アアアア……!」
もはや下半身に完全に力が入っていないのか、未来と響の体からアンモニア臭が漂い始める。
「ぁ……ん、ぁ…」
「あ、はあ……」
「……ありゃりゃ、高校生にもなっておもらしなんてはーずかし…」
音女の言うように、2人は漏らしていたのだ。それも、2人は体を重ねあった状態なのでお互いの体にかかるような状態になってしまっていた。しかし、2人はそれを気にした様子はない。
むしろ、未来に至ってはかかって喜んでいる様な節があるのだ。
「響のが、私にかかって……私のが、響にかかって……ふふ、ふふふふふ………」
「……これ、本当に正気失ってるのかな。」
ここまで響に対する愛が深い、というのは異常な執着のようにも思えた。だが、響に関しても未来に対する依存自体は前ならばあったようなので、共依存のようなものなのだろう。
「……2人して、本当に…」
2人して、達するタイミングも漏らすタイミングもほとんど一緒となると、最早呆れるばかりである。
しかし、勝手に絶頂に達し続けるのはこれはこれで面白いと思っているのもまた真実なのである。
「……ま、しばらく見続けておこうかな。」
音女は部屋に戻ってきていた。響達の情事を眺めて、飽きてきたので戻ってきたのである。
しかし、飽きたとは言っても面白くなかった訳では無いのだ。寧ろ、たまには自分が手を出さない方がいいこともあるというのを思い知ったのだから。
「……もう、やることはなくなっちゃったな。」
装者達を見て、音女はそう確信した。敵はいない、装者も錬金術師も誰もいない。
もしかしたら、これから現れる可能性もあるかもしれないが、今はそんな可能性は微塵も考えなくていいのだ。
「……ひとまず、今日はもう休もう。明日からまたいつも通り…適当に適度にすごしながら寝るまで過ごすんだ。」
そう言って、音女は目を瞑って仮眠を取り始める。今、彼女の脳裏には最終確認のことが頭に浮かんでいた。
響、翼、クリス、未来の4人。マリア、調、切歌の3人。プレラーティ、カリオストロ、サンジェルマンの3人。
それぞれセットで、この3つのグループを見て回ることに決めた。とは言っても、簡単に見る程度なので時間はほとんどかからないだろう。
「たの、しみ……」
それだけを言い残して、音女は睡眠欲に身を任せて眠り始めるのであった。
あと5話もしないうちに最終回です、以降は番外編ということで