「……まず、1つ目の部屋。」
音女は、部屋を訪れていた。試験的に分けた部屋で、各部屋に配置された人物達はちゃんと音女の望むとおりに動いているのかどうか。
まぁ最早このようなことはしなくても良いのだが、部屋別に分ける、というのは案外大切なことなのである。
「響、響……!」
「んぉっ!ひ、んひっ!」
「響ちゃん達は……まぁいつも通りだよね……じゃあもう2人の方は…」
響と未来は相変わらず隙あらば体を重ねて、ひたすらに快楽をむさぼっていた。最早未来が今の状態である限り、永久にこのような状態が続いていくのだろう。
音女は呆れ半分感心半分で、すぐに未来達から視線を外し次の対象へと視線を移す。
「雪音、雪音……!」
「も、もう引っ付かないでくれぇ!!」
「……何、あれ。」
その光景を見て、音女は疑問しか抱けなかった。何故ならば、翼はクリスの体の上に乗っかって、ローターを押し付けているのだから。しかし、余程クリスのことが気になってしょうがないのか、ローターの電源が入っていない上に、性感帯でもない太ももに押し付けているので全く意味を為していなかった。
使い方がわかっているので、本気で押し付けている場所やその他諸々が、今の翼は気づいていないのだ。
「……お、落ち着い、て?」
「お、お姉様助けて!!」
近づいてきて、翼を止めようとする翼だったが、食い気味にクリスが音女に助けを求める。涙を目に浮かべて『これ以上ここにいたくない』『音女と一緒がいい』と言わんばかりの視線だった。
その視線を見て、最初こそ助ける気のあった音女だったが、今はその顔を見てしまった以上助ける気が全て、嗜虐心に塗りつぶされていく。
「……だぁ、め…」
「ッ……!?」
絶望に打ちひしがれたような表情、その表情を見るだけで音女の心はざわついていた。少なくとも、そのざわつきは音女にとって嫌な感じのするものではなかったのだ。
「こ、これくらい我慢しないといけない、でしょ?が、頑張って……」
「や、やだ……止めて、止めてよお姉様…」
「つ、翼ちゃんの先輩なんだから……頑張って、ね?」
「ひっ……!?」
クリスの絶望が段々と深くなっていく。音女が助けてくれないことで、彼女の絶望が段々と深くなってきているのだ。
そして、同時に翼がちゃんと動き始めているのだ。
「はぁはぁ……雪音の弱い場所は……ここ、か?」
「ひぐっ!?な、なんでそんなところ触れんだよ!?な、なんにも教えてねぇのに!!」
「それは、雪音への……愛、としか……」
翼は、クリスのアナルにローターを押し当てていた。いつの間にか電源を入れていたのか、振動しながら押し付けられていたのである。
そして、上記のようなやり取りを離れて遠目から見ていた音女がこう呟いた。
「……何故、そこで愛…?」
しかし、その疑問は解消されることは無い。愛を提唱した最低の英雄も、シンフォギアを纏う少女達を戦闘員として使っていた組織も、何もかも今は潰れてしまっているのだから。
「あ、愛!?なんで、なんであんたがそんなもんあたしに持ってるんだよ……!」
「お、同じ仲間だったから……としかいいようがない。」
「あんたはあたしの奴隷だけど、仲間じゃない!あたしは音女お姉様しか認めていない!!」
クリスが何とか翼から逃れようともがいているが、恐らく逃げることは不可能だろう。
今まで鍛えてこなかったような少女が、シンフォギア装者として何年も動いて鍛えていた少女に勝てるわけがないのだから。
「ち、力強っ……!?あ、あたしくらいの腕の細さなのに……!ひぐっ!?や、やめ……押し、込むなぁ……!」
クリスのアナルに、電源が入っているローターが押し込まれていく。機会の駆動音が、アナルに沈むにつれて段々と小さくなっていく。
だが、それに反比例してクリスの快楽は増大していく。アナルも既に開発されているクリスにとっては、ローターを押し込まれることなんて痛みを感じるわけがないのだ。
「ひ、あぁ……!」
「可愛い…可愛いよ雪音……!」
「……にしても、あれだけやったのにまだクリスちゃんのことを好きでいられるなんて相当すごいね……」
音女は、先日の調教を思い出す。翼は、確かに音女に調教されて音女を見るだけで軽く濡らすまでには成長していた。
だが、それでもクリスを見るだけで速攻で欲情してしまうのだ。
「はぁ……はぁ……やめ、ろぉ…!あんた、は……あたしのもの……んひゃう!?」
「可愛い声……」
「だ、だからぁ!!勝手な事をするなって!!んあぁ!!」
ローターを押さえつけられ、クリスは可愛い声を挙げさせられ続ける。自分の方が上の地位であるはずなのに、好き勝手にやられて、感じさせられている。
そんな屈辱的なはずの事が、クリスのなにかに火をつける。無論、翼に対する反逆心だとかそんなものでは断じてない。
「ひ、ぁ……!」
「……クリスちゃん、感じてる?」
「そんな、ことぉ……見ないで、お姉様ぁ……!」
音女がしゃがんでクリスに話しかけるが、クリスは見ないでと音女を拒絶する。
しかし、音女はクリスが本心とは全く逆のことを言っている気がしていた。何故ならば、クリスの表情は快楽に堕ちたそれだったのだから。要するに、見ないで、と拒絶するのは見てほしいという本心の表れではないのか、と考えている。
「……やっぱり、調教されたせいで心までドMになっちゃったねクリスちゃん。」
独り言をつぶやくかのごとく、立ち上がって誰にも聞こえない声でつぶやく音女。クリスは、音女のその声が届くわけもなくひたすらに喘いでいた。
まるで、立ち上がった音女から見下されているような気がしてさらに興奮してしまっているのだ。そして、今のクリスは自分よりも立場がしたであるはずの翼に犯される哀れな姿を晒している。
それを、音女が見下している……クリスの頭の中ではそう処理されてしまったのだ。
「あ、ぐぅ!!」
「雪音……もっといじめてあげるからな…!」
「やぁ…!いじめる、なぁ……!」
否定の言葉に、説得力は皆無である。快楽に堕ちた顔をしているクリスは、誰がどう見ても『いじめてほしい』という表情にしか見えないからだ。
「はひ、んひぃ……!」
「雪音、雪音ぇ……!」
その内、翼がクリスに対してもっと激しい攻めを行い始めるのだが……音女は、それを見る前に別の部屋に移っていくのであった。
音女が新しく訪れた部屋は、マリア、調、切歌の3人が入っている部屋になっている。
この部屋で1番立場が大きいのは調であり、調もクリスと同じようにドMになってこそいるが、それは音女に対してだけのスタンスは一切崩してないので、恐らくは大丈夫だろうと音女は考えていた。
「ほら……もっと舐めてあげて。」
「ひゅむ……じゅる、れろ……マリア、我慢するデス…」
「いやいやいや……絶対にいやぁ……!」
そして、案の定調は部屋の主と化していた。切歌に命令し、マリアを辱めるかのように命令を行っていた。
「まったく……あ、お姉様!」
そして、調は音女を見つけた途端に彼女に向かって走り出していた。見つけた瞬間に切歌やマリアの事なぞ頭から抜け落ちたようである。
「ち、調子はどう?調ちゃん……」
「あの犬達全く言うことを聞いてくれないんです!」
『どう見ても命令を忠実に聞いているようにしか思えない』と音女は内心そう思っていたが、恐らく命令をこなすスピードの話なのだろうと脳内変換をしていた。
「私……お姉様以外と体を混じえたくありません……」
「じ、ジーンノイズは…?」
「あれは、お姉様が作ったノイズです。つまり、お姉様の手が触れたものに触れているので、実質お姉様にいじってもらっているのと何らかわりありません。」
正直、自分よりもイカレているのではないか?と音女はそう思ったが口に出さないでおいた。
そんなこと以上に、自分は狂っている可能性もあるのだから。
「な、なら……反故にする?わ、私の命令……」
「え……?」
調は、一瞬理解出来ていなさそうな表情になっていたが、そのまま固まってしばらく考え始めたのか、全く微動だにしなくなってしまう。
数十秒ほど置いてから、理解出来たのか調は誰が見てもわかるくらいにしょげていた。
「……お姉様の命令は敗れません……たとえそれが、お姉様以外の者達と体を結ばせるような命令だったとしても……私は、それを行いたいです。」
「じゃ、じゃあ……私がしてほしいこと……分かる、よね?」
「はい!」
調は音女から離れてマリア達のところへと戻っていった。恐らく、ただ頭ごなしに戻るように指示しただけでは、嫌そうに戻っていっただけだろう。しかし、音女がまるで信頼しているかのように言えば、その嫌そうなことはすぐになくなるだろう。
「あひっ!ひ、んん!」
「ほら、せっかく気持ちよくしてあげてるんだから、ちゃんと気持ちよさそうにして。」
「ご、ごめんなさい……!」
調は、バイブで切歌とマリアの2人を同時に攻め立てる。切歌は気持ちよさそうに喘ぎ始めるが、マリアはそれも恐怖の対象になっているのか、喘いでいてもその表情は真っ青に染っていた。文字通り、快楽が怖いのだろう。
「ほら、もっともっと!」
「ひぐっ!?」
太いバイブが、マリアの膣に入り込む。濡れているとはいえ、突然の異物にマリアは大きく背中を逸らしていた。
「あ、ぐっ……」
「あ、思いっきり奥に入っちゃった……」
押し込んだまではよかったが、勢いをつけすぎて抜けないほどに深くマリアの膣に刺さってしまうバイブ。
しかし、奥の奥にまで刺さりこんだせいか子宮の入口まで届いてしまっていたのだ。当然、電源はつけてあるので……バイブの振動が直接子宮につたわってその刺激をマリアの脳へと伝えていく。
「ひ、ぐぅぅぅぅ!?」
「……おお、すごい。」
遠くから見ていただけの音女だったが、潮を大量に吹いているマリアを見て小学生のような感想を抱いていた。
子宮なんて敏感なところに、直接刺激を伝えられたら人間ああなってしまうのか……とまるで他人事のように考えながら。
「……しょうがない、あれはしばらく放っておいて…」
「調…?」
調は、切歌の方に視線を向ける。マリアは、子宮に直接刺激を与えられ続けているせいで、抜かない限り恐らく永遠とイキ続けるだろう。
ともかく、本当に危険な状態にならない限りはこのままにしてもいいだろうと調は考えついた。
つまり、そんな状態になるまでは切歌を弄んでやろうと考えた訳だ。
「だから……しばらく私のおもちゃになってよ。」
「っ……わ、分かったデス…」
切歌は生唾を飲んで顔を赤面させる。その表情には、いやいややらされる……というような表情は一切ない。
むしろ、期待に胸をふくらませていると言っても過言ではないかのような表情になっていた。
「お尻にしっぽ入れてさ……動くんでしょ?本当に犬みたいだよね。」
「い、犬……調の、犬……」
切歌は、そのワードだけで股を濡らし始める。調の犬になるというのは、ある意味では彼女の本懐に近いからだ。
「……なら本気で犬にならないとね。」
そう言って一旦調は切歌から離れて道具を漁り始める。一体何を持ち出されるのか……それが気になった切歌は、期待に胸をふくらませ続けるのであった。