「……ま、ここはもう変わりようがないよね。」
マリア達のいた部屋を抜けて、音女は最後の部屋へと入る。その部屋は、装者ではない者達の部屋……つまり、錬金術師達の部屋だった。
壊れているとはいえ、響を除けば装者たちは全員ちゃんと意識を持っていた。まともな理性こそ残っていなかっただろうが、それでも意味のある言葉を発するほどの力は残されていた。
だが、錬金術師たちは違う。彼女達は音女によって徹底的に壊された。薬をただただ打ち込まれ続けて、犯され続けて、その精神はあっけなく壊れてしまった。
しかも、薬の中毒作用やその効果と副作用により意味のある言葉を発することが出来なくなってしまっている。
せいぜい喋れることといえば、それは性快楽による喘ぎ声だけである。それが、彼女達が発することが出来る唯一の言葉だった。
「それでも、プレラーティはまだ喋れるままだと思ってたんだけどなぁ…案外、壊れるのが早かったよ。」
プレラーティは、患部が痒くなるという薬と媚薬を混ぜた薬をひたすら膣に塗り続けさせていくということを犯した。
無論、彼女が意図してそれを行った訳では無いが、結果的にはそうなっていた。
「ま、まだマシな方とはいえあの薬も違法の類だったし……いずれこうなることは分かりきってたかな……」
部屋の惨状を見て、音女はそう呟く。その惨状とは、つまりすっかり元の頭脳も知識も全て消えてしまい、家畜と化した錬金術師達が快楽の名の元にただ性交を繰り返しているだけの現場だった。
「あぁいや……家畜の方がマシかもしれない……だって、家畜でさえご飯は定期的に食べるのに、無理やり離さないとこの3人いつまでもセックスしてるんだもん…」
部屋の真ん中で絡み合う3人のところに足を向けながら、音女はそれが事実であるかを確かめるかのようにのぞき込む。
「んぶ、ぢゅる……」
「あー…!んぁー……!」
「はぁ、はぁはぁ……」
ペニバンをそれぞれ付けて、サンジェルマン達はお互いのペニバンのペニス部分を一心不乱に舐めていた。
本当の肉棒では無いので、少し不満が残っているのかそれとも気にしていないのかは分からないが、少なくとも3人は少し不満足なようにも見えた。
「……今度、もっと太いペニバン用意してやらないといけないかな。」
そんなことを考えながら、音女は近くの椅子を取り出して座る。最早恒例となった近くの椅子に座る行為も、今は認識するものは音女しかいない。
「……」
音女はじっと3人の様子を見る。ペニバンを舐めているのかと思えば、引き抜いてどちらか2人を犯す者もいれば、そのまま舐め続ける者もいる。3人のはずなのに、理性も吹き飛んでほぼ本能で動いているはずなのに、それでも三者三様でそれぞれ別の動きをするのだ。
「じゅるるるる……」
「あ、んあぁ……!」
「は、んぁ……!」
犯す側も、一応は快楽を感じることは出来る。内側にも着いているペニス部分を自分の膣に差し込むことで、犯している時もちゃんと快楽を感じられる作りになっているのだ。
「ぉ、んぉっ!」
カリオストロが、プレラーティを犯す。犯しているのはアナルだったが、それでも十分らしく、プレラーティは存分に犯されていた。そして、ただ1人余っているサンジェルマンは、ペニバンを脱ぎ捨てて自慰に耽っていた。
「あ、ん、んぁ……!」
「あひ、んひっ!」
「あ、んあぁ……」
プレラーティはカリオストロにバックで犯されながら感じ、カリオストロは自分に差し込んだペニス部分が自分の膣を刺激して感じ、サンジェルマンは片手で自慰行為、もう余った片手で胸や陰核をいじる行為で感じ……犯し犯され、自慰行為にも耽る。
ただただ快楽を貪り続けて、止める者も止めることの出来ない脳も相まって性快楽をひたすら享受し続ける。
「うー……」
「あぐっ!?」
「はぁ、はぁ……」
自慰行為では物足りなかったのか、サンジェルマンは立ち上がってプレラーティに近づいてくる。
そして、そのままプレラーティの余っている前の穴……即ち膣の方にペニスを差し込んだのだ。
そして、当然ながらプレラーティの体はその2本のペニスに犯されて、さらに元々入っていたカリオストロのものまでも締付ける。
締め付けている影響で動きづらく、指している側も抜く時と入れる時の工夫がいるので感じやすくなっているのだ。
「お、んあぁ……んおぉ……!」
「ひぎ、はぐぅ……!」
「お、んおぉ……!」
カリオストロも、プレラーティも、サンジェルマンも動きが激しくなってくる。どうやら、絶頂が近づいてきているようだ。
「おひっ!んひっ!!」
小さな体であるプレラーティを挟んで、1番大きい胸のカリオストロと程よく大きいサンジェルマンがその胸でプレラーティの体を包み込む。そして胸が擦れているせいか、さらに絶頂へと加速していく。
「あ、んあぁ……!」
「イグ、イグッ……!」
「ん、ひいいい……!」
3人はそれぞれ絶頂に向かい始めていき……そして、ついに達した。3人はガクガクと腰を震わせて、潮を簡単に吹いていた。
特に、プレラーティは2人に犯されていたせいで、2人よりも大きな絶頂に達していた。
サンジェルマンとカリオストロは、腰を抜かせども意識を失うほどではなかったが、プレラーティの絶頂は、彼女自身の意識を完全に奪うほどには強烈なものだったらしく、白目を向いて気絶してしまっていた。
「あ、ひ……」
「んひっ……」
「お、ぁ……」
体を震わせながら、サンジェルマンとカリオストロは膝をつき、その2人に貫かれたままプレラーティは気絶してしまっていた。
音女は、そのまま3人の様子を眺めながらじっと座り込んで傍観していた。だが、しばらくして立ち上がって3人のことなんて完全に忘れたかのようにそのまま部屋をでる。
このまま見ていても、本格的に繰り返しになるような気がしてしょうがなかったからだ。
同じ行為を見るにしても、喋る言葉や雰囲気によって変わってくるかもしれないが、この3人に関してはまともな言語が特に存在していないので、もはや見ていても無意味だと悟ったのだ。
「……このまま見てても、またしばらくしたら犯し犯されを繰り返していって、そんでまた全員動けなくなるまでやり続けて……の繰り返しだし、もういいかな。」
その言葉だけを残して、音女は完全に部屋から出て言って歩いて去っていくのであった。
「……うん、これで全員かな。」
音女は、パソコンに向かってキーボードをひたすらに叩いていく。彼女なりの研究を、今まとめているところである。
もちろん、ジーンノイズの研究である。
「……ま、纏めたところでなんだ、って話なんだけど。」
この研究は、誰から見られる訳でもない上に褒められるものでもない。後世で褒められるとしても、ジーンノイズとなった音女の事を褒める人物なんて誰がいるのだろうか。
「……一応、ジーンノイズ化の条件のようなものも研究しておかないとね……」
褒められるためにやっている訳では無い。かと言って、全く見られず褒められないというのも少し寂しいものがある。
それでも、研究は続けたいのだ。誰かに見せたいのだ。
「……ま、認められなくてもみんながいるからいいかな。」
音女は捉えた装者達のことを考える。彼女達ならば、きっとジーンノイズ化をすることが可能になるだろう。
彼女達さえいれば、ジーンノイズはいくらでも増やせるし性欲を発散させる相手にも困らない。
「……ふふ、さてどうしようかな。もうみんな完全に私のものになったわけだし……」
響と体を交わらせるか?クリスか調をペットとして散歩に連れ出すか?切歌とマリアをまた気絶するまでいじめ抜くか?大穴で未来をいじめるという選択肢もあるのだ。
錬金術師達は、いじめようがいじめまいがそれを認識するほどの意識も残ってはいない。
「……ま、時間はまだまだあるんだしいいよね。」
今すぐに誰かが死ぬということもない。ゆっくりと研究を続けながら、どこかで死ぬまでは続けていこう。
新しく女の子が入ってくれば、さらにいじめよう。
「聖遺物……漁るのもいいかもしれない。何か面白いものがあったりするかもしれないし。」
ふと、思いついた言葉を呟いてから音女は首を横に振る。自分には、聖遺物は重すぎるのだという考えに至ったからだ。そもそも、ノイズはともかくとしてもそれ以外のことに関しては全くのど素人なのだ。
せいぜい、装者たちが持っていたシンフォギアの性質がわかる程度の知識しかないのだ。
「ま……ジーンノイズに取り込ませるくらいならありかもしれない。」
その一言で、音女は方針を決める。まだ時間は長いのだ。装者達のような邪魔をする少女達が現れれば、また捉えて調教すればいいだけの話であり、そこまで深く考える必要のないものである。
「さ……今日はもう休も。」
音女はパソコンの電源を落として、部屋を後にする。これ以上、日常は変わりようがないだろう。
後は、装者達と戯れるか新たに少女が捕獲されてくるかしかない。
これ以上変わらず、これ以上何も進まない。
人類を救えるほどの力をも持った少女達は、人生を壊されてその終焉を迎える。
華雑音女という女性に犯され、彼女の作ったジーンノイズに犯され……もう何も変わらない変われない。これから、死ぬまでその身をジーンノイズの孕袋として使われるだけの日々が始まるのだ。
戦姫と呼ばれた少女達は、心の中の歌を奏でられない。その口から出るのは歌ではなく嬌声であり、それ以外は何も認められてない。
戦うことも、歌を歌うことも、少女としての青春も、人としての扱いも…全てが、淫楽に堕ちて終焉を迎えるだけなのであった。
なんか急な感じはありますが、本編はこれで終わりとさせていただきます。
以降は活動報告の方でも書きましたが番外編とさせていただきます。
これまで読んでくださった方、ありがとうございました。