「あー…ようやく終わった終わった。」
音女は体を伸ばしながら、廊下を歩いていた。ひとまずは、目下の敵が全滅しているからだ。
そして、全滅したことで改めて音女の好きなように色んなことが行える様になった。
「さて……どうしようかな。」
ここにおいての、この『どうしようかな』という台詞は、今から何を行うかまだ決めていない、の意味ではなく目的の女の調教内容はどうしようか、という意味である。
既にこちら側に落ちた女は全員調教することに決めているのだ。無論、装者だけだが。
「……おっぱいがでかいと、やりたいことが多くなっちゃうのがいけない気がするなぁ。」
今回の対象は、天羽奏。彼女は胸囲が装者達の中で大きい方であり、実に揉みごたえがありそうな素晴らしい実り方をしていると、音女は考えていた。
ただ揉むだけでは駄目だ。ではどうすればいいのか?
「んー……ジーンノイズにどうにかさせるって言うのも…かと言って、あんまり私以外には手を出して欲しくないし……」
彼女と仲がよかったのは、翼である。しかしその当人は今やセックス中毒にまみれた元アイドル。奏のことは認識するかもしれないが、しかしそれが原因で正気に戻ったりすることはおそらくないだろう。
だが、反応がクリス達と同じような反応になってしまうのもタチが悪い。
「……ま、後で考えておけばいっか!とりあえず翼ちゃん呼ぼうか!!」
ひとまず翼だけを呼んで、彼女を奏調教でどう使うのかを歩きながら考えていくことにした音女。その道中に、所謂マジックミラーがある部屋を見つけて、それを使って調教していくことに決めたのであった。
「あたしを離せ!!」
「だ、駄目駄目……離すわけない、じゃん。」
ニタニタと笑いながら、音女はジーンノイズに奏を拘束させて連れてきていた。そして、マジックミラーのある部屋にそのまま一緒に入っていく。
奏達が入った部屋はマジックミラーの向こう側が見える部屋である。まるで正反対の鏡写しになっているように錯覚してしまうが、自分たちの姿が映ってないことでそれがガラスの方面だと認識させる。
「なんだぁ…?変な部屋だなぁ……」
「の、乗っ取った私が言うのもなんだけどさ……この部屋、使い道ないと思ってたんだよね。」
「急に何を……」
「こ、この部屋ね……向こう側と…あ、あんな感じで……ガラス1枚隔てている、んだよね……
な、なんのためにこんな部屋用意したのか……と、とりあえず音楽が関係ないことは、分かったよ……」
奏は、部屋の構造上向こうはこちらの部屋とかが見合わせになっていることだけは理解できる。だが、確かにこのような部屋はどうやって使うのかが理解できないし、今から音女がやろうとしていることも全く予想がつかないことだった。
「……ふ、ふふ……み、見たら驚くんじゃない、かな……」
「……だから、一体何を━━━」
奏はそこまで喋ったところで、突然聞こえてきたドアの開く音に言葉を遮られる。
この部屋にほかに入ってくる人物がいるのか?と一瞬身構えたが、扉は閉められたまま開いておらず。
ならば今の音はどこから聞こえてきたものなのか…と考えて奏はガラスの奥のもう1つの部屋に意識を向けた。
「つば、さ……!?」
入ってきたのは翼だった。その姿は全裸であり、そしてその姿を確認した後に、音女によって椅子にされていた彼女の姿を思い出す。
怒りがふつふつと湧き上がって来たが、今の奏の状態ではまともな抵抗はできていなかった。
「と、特別ゲスト、だよ……」
「ふざけるな!!翼に何をさせる気だ!!」
「な、何もさせない、よ……あ、敢えて言うなら…『見てもらう』だけ…」
「見て、貰う…?」
「あ、あなたの今の格好と…い、今まで見てきたジーンノイズの被害者の姿を思い出せ、ば……分かるんじゃ、ないかな……」
奏はその言葉で即座に理解した。しかし、理解したその先のことをどうしてしようと思ったのかが理解出来なかった。
わざわざ
「き、気づいたよう、だね……」
「あ、あんたは何がしたいんだ……何が……」
「わ、私は私が楽しめることをしたい、だけ……と、特にそれ以上の理由はない、よ。」
「……心から、人間辞めてんだね……悪趣味だよ…!」
「こ、この性格は元から……だから…ね?」
笑みを浮かべ、そして音女はジーンノイズに指示を出す。翼の前まで持っていき、その触手を秘裂に合わせて入れようと動いていく。
「く、ぁ……」
「……さて、と…」
音女は一旦部屋から出る。目的は奏はそうなのだが、翼をこの部屋にとどまらせる為にもいくらか相手しなければならないからだ。
話し相手がいなければ、フラフラとどこかに歩きかねない危うさが今の彼女にはあるからだ。
「……」
翼はポーっとしていた。部屋で座るでもなく、見回すでもなく……じっと鏡を見つめていた。
その光景を、音女は眺めながら疑問に思っていた。ちょうど、立っている向こう側に奏がいるのだが……もしかして見えているのではないだろうか?という気がしてくる。
「な、何してるの?」
「……向こうから、なにか聞こえる…気がして……」
「……へぇ。」
この部屋、マジックミラーにより瓜二つの部屋が作られている設計なのだが、鏡しか見えない部屋には隣の部屋の音は一切聞こえないのだ。
聴力を計る部屋だと、施設説明を見た時に書いてあったのを音女は思い出した。
「……いや、けどやっぱりマジックミラーにする意味はわからないわ…」
「何か?」
「う、ううん……」
疑問を抱きながらも、この学校のよく分からない資金の使い方にはあまり考えないようにした。
音楽中心の学校なのだ、資格に頼らず音をきちんと拾えるようにする特訓の部屋なのかもしれない。
「ど…どんなのが聞こえる、の?」
「……人の、女の……声?けど、それ以上はわからない…高い声、ってだけでしか判断してないから…男のハスキーボイスの可能性も……」
「そ、そう……」
翼は歌手なだけあって、耳もいいのだ。もう今では使えない特技だと思っていたが、どうやら奏が漏らしている喘ぎ声を聞いて興味を持ってしまったのでここで聞いているようだ。
「……しばらくは飽きないかな、これは。まぁでも念のために開かないようにしておこ……」
翼が奏の声を聞いている内に、音女はそそくさと外に出る。翼が離れなさそうならば、問題はないだろう。
念の為にクリスか調にヘルプを求めておけば、問題は解決するだろう。
「ひ、んうう!!」
部屋に戻ってくると、大きな喘ぎ声が部屋に響き渡っていた。先程の部屋が静かすぎたせいで、音だけで耳がボロボロになりそうに聞こえたほどである。
「く、あぁ…!止め、ろぉ……!」
奏はジーンノイズに懇願するが、ジーンノイズは音女と音女が許可した人物しか命令に従わないのだ。
当然許されているわけでもなく、奏の懇願は空虚に消えていく。
「あ、ぐぅう…!」
「……このまま見ておくのもありだろうけど…やっぱり聞いてみたいよね。犯された時の悲鳴。」
音女はジーンノイズに命令を出して、奏の膣を犯すことを命令する。ジーンノイズは一瞬だけ命令受理のために動かなくなったが、すぐさま命令を実行するためにきっちりと狙いを定める。
「っ……!」
入れられることは覚悟していのか、奏はぎゅっと目を瞑っていた。そして、しばらくして彼女は自分の体に少しの痛みが走っていることに気づいた。
だが、破瓜の痛みはこんなものでは無いはずだと言い聞かせる。痛みが少ししかないのは、それ以上に痛みよりも快楽の方が優っているからである。
つまり、痛みが快楽に起き代わっているのだ。こんな状態で犯され続けてしまえば、自分が壊れてしまうことを直観的に理解してしまったのだ。
だが、それをいくら懇願して許してもらおうとしても変わらないのだ。
音女は初めから装者達を壊すつもりだし、その音女に従うジーンノイズは、その命令しか聞けない聞かないので同類である。
「く、うぅ!!」
「おー……乱れてる、乱れてる。」
小さな、しかし確実に鳴っている水音。それを奏は聞いてしまい、自分が感じていることを自覚してしまったのだ。
破瓜からまだ一時間も経っていない時間で、快楽に溺れかけている自分を、奏は理解してしまったのだ。
「やめ、やめぇ!!」
「い、言われても…どれだけ言っても……その言葉は、誰にも聞こえない、よ。」
「く、あぁ…!」
音女の言葉が、少しずつ奏の精神を削っていく。快楽と、絶望と、背徳感が捻じ曲げ、狂わせていく。
だが、溺れる訳には行かないという意思だけは残されていた。それが奏の理性を支えていた。
「……けどまぁ、どれだけ持つかは見物だけどね。1週間堕ちなかったら、待遇考えてあげる。」
その言葉は、奏に向けられたものではあるがそれが聞こえていたかどうかはわからない。
聞くほどの余裕が残されているとは思えないので、恐らくは聞こえてはいない。だが、それでも音女は言っておくのだ。自分にはそんな気がないと、全く思っていないということを再認識する為に。
「う、うぅ!」
奏は犯され感じながら、必死に我慢していた。まずは快楽で余裕を完全に消し去る。これが目的である。
それがある程度確認が取れたら、今度は自殺を図り始めるだろうからそれを塞ぐためにさらに追い討ちをかけて行く。
ひとまずここまでの構想が音女の頭の中に広がっていた。それを、今後どういう風に細かくしていくか、それを決めていく。
「ひ、んあぁ!」
「あ、潮噴いた。」
奏は、翼に向かって潮を噴いていた。無論、直接ではなく、マジックミラーが間にあるので正確にはマジックミラーにかけたわけなのだが、それを奏は申し訳なさそうな顔になっていた。
どうにも、快楽により落ちた思考が『翼に掛けてしまった』と勘違いを起こしているようなのだ。
この勘違いを奏が起こしていることに、音女は直ぐに気がついたが、何も伝えることは無かった。この背徳感を糧にしてもっとさらに奥深くへと奏を沈めたいと思ったからだ。
「はぁ、はぁ……あ、あぁ……」
絶頂に達して、潮を噴いた奏。その放心した状態で、犯されているので小さく喘ぎ続けていた。
シンフォギア装者として戦う分には体力は十分にあるが、こういう体験をあまりしていないのか、すぐにバテてしまっている。
「……うーん、これはもっとイかせてやらないといけないかなぁ…」
「ひっ……」
音女の言っていることが理解出来ているのか、小さく奏は悲鳴をあげていた。
どうやら、絶頂に達したせいか理性がある程度戻ってきてしまっているようだ。
「……」
「ま、待っ……ひいぃん!?」
奏は情けない声を出しながら、ジーンノイズに再度犯され始めていく。音女が、奏の精神が完全に壊れたと判断できるまで、その行為は続けられていくだろう。
音女は、奏の情けない姿を見るまではこの行為をひたすらに続けていくだろう。
彼女に安息の時は、もう訪れない。