「……定期的に言っている気がするし、何だったら同じことを何度も言ってる気がするけど……何か忘れてる気がする。」
ふと、音女はそう呟いた。全裸で体を調に洗わせながら、それだけを呟いた。
調はそれには反応せず、ただ音女の体を洗っていくだけである……自身の体で。
「ん、あぁ……」
「はぁはぁ……ちゅ、ちゅる……」
そして、調とは別にクリスも音女の体を洗うために動いていた。だが、調は上半身担当でクリスは下半身担当という奇妙なわけ方をしていた。
少しだけ調が恨めしそうにクリスを見ていたが、当のクリスは気にすることなく音女の脚をその大きな胸で洗い、そして指を舐めていた。
「……あー、うーん……?」
「……その、フィーネの事じゃないでしょうか。」
首を傾げていた音女に対して、調が恐る恐る意見していた。独り言に返事を逸れることを、実はあまり音女は好んでいない。
好んでいないだけで、それがどうというわけてはないが、調はそれが原因で嫌われる…ということは避けたかったのだ。
「フィーネ…あれ、そう言えば彼女今どうしてるっけ……」
「1週間、ずっとグラウンドにいるけど。」
今度はクリスである。音女の顔を見上げるようにして、音女に意見をするクリス。
そして、2人の意見でようやく思い出したのか音女は合点がいったかのような顔をしていた。
「あー……私がずっとあそこにいるように伝えたんだった……」
ここ暫く、捉えた少女達の調教に付きっきりになっていたため、完全にその存在を忘れていた音女。
しかし、元々2週間は放置する予定だったので今思い出したところでまた待たないといけないのだが。
「……ま、いっか。今日は別の子と遊ぼう。」
「誰とですか?」
「んーと……セレナちゃん、大人キャロルちゃん、子供キャロルちゃん、大人エルフナインちゃん、子供エルフナインちゃん……とりあえずこの辺かな。」
「結構大勢なんだな、お姉様。」
「1人選ぶとして……今日は、驚きのまだ理性が残ってる大人キャロルちゃんにしようかな。」
会話になっているようでなっていない会話を行ってから、2人が自分の体を洗い終えるまで待つ音女。
どれだけ待たせたとしても、相手が逃げる確率は全くと言っていいほどないので、安心安全である。
「まだ結構生意気言ってくれるし……遊び外があるなぁ……」
2人に体を洗ってもらってから、洗い流してもらって音女は風呂から上がる。わざわざ運動部のシャワー室を改造して大きな大浴場に変えたのは正解と言えるだろう。無駄な金の使い方である。
とりあえず、風呂から上がってから音女は大人キャロルの元へと向かうのであった。
「……」
音女は大人キャロルの部屋の前まで来ていた。しかし、扉からは身を話して尚且つ恐ろしく警戒はしているが。
ここまで来てから、音女は1つの可能性に至っていた。もしかしたら扉を開けた瞬間に錬金術で吹き飛ばされるのではないか?と。
だが、子供キャロルもこの部屋にいるのだ。何かあれば対処はしてくれるだろう……と考えているが、今の子供キャロルはとても不安定なものである。なにせ、ジーンノイズありきと言えども音女のことをママと言っているのだ。
そして、彼女はとびぬけて精神が不安定である。その不安定さがたまにものすごく不安になるのだ。
「……いやいやいや。流石にそこまで馬鹿じゃないでしょ大人キャロルちゃんも。」
そう言って自分の不安を無くそうと努力するが、その不安を音女は隠しきれないでいた。
錬金術が使えないようにできるのであればして欲しいと、子供キャロルにも伝えてあるが……
「……とりあえず、この子で。」
音女はジーンノイズのコアを1つ投げて、1匹のジーンノイズを孵化させる。音女は、そのジーンノイズに扉を開けるように命令してから、ある程度距離をとる。命令された以上、従うしかないジーンノイズはそのまま機械的に扉を開ける……が、その瞬間に扉が巨大な爆発によって吹き飛ばされていた。
「……あぁうん、分かってた。」
「よし…まぁ、これが錬金術ではなくただの子供の知恵……というのが癪だが……しかし、今は文句を言っている場合では━━━」
部屋から出てきた大人キャロルは、後ろを見ながら出てきたのか、最初は音女に気づかなかったので今気づいていた。
しかし、前を向いて音女の存在に気づいた瞬間に困惑と驚きが混ざった表情をしていた。
「な、何故…先程吹き飛んだはずなのに…!」
「い、いや……あ、安易に開けるわけない、じゃない。」
ツッコミのポーズで、1人でツッコミを入れる音女。普通のキャロルならば、代わりを用意することくらいは予想できると思っていたのだが、これは一体どういう事なのだろうか。
ひとまず音女は、逃げようとするキャロルを捕まえるためにまだ手元にあるジーンノイズのコアを幾つか投げる。既にあれ以上の手が残されているとも思えないので、捕まえる事自体は簡単に出来るだろう。
「くっ…!意地でもここから……!」
「い、いや…逃がすわけないじゃん。」
何故か逃げられると思っているキャロルに対して、音女はジーンノイズで囲ませる。今孵化させたのは、ここで掴まえるためである。それが叶わなさそうならば、既に孵化済みの行動可能なジーンノイズ全員を行動させるのは当たり前の話である。
「くそっ……!」
これもまた当たり前の話だが、キャロルはジーンノイズに簡単に囲まれらしまう。抵抗する事すらもしないということは、扉を開けてそれを爆破させる…それしか手がなかったようだった。
「……まぁ、興味本位で見てみたいとは思うけどね。何を材料にすれば、あんな爆発が起こせるのとか…どうやって素材を集めたのか……そこら辺聞いてみるのもありかなあ。」
顎を撫でながら、音女は色々と予測を立てていく。だが、それは所謂ついでに聞くような事であり、それを中心死にして聞く必要性画無いのだ。
「……ひとまず、大人キャロルちゃん捕獲っと…お仕置どうしておこっかな。」
「こんな所で、俺は……」
逃げ出した罰により、キャロルにお仕置を決行することに決めた音女。客観的に見てみたお仕置ではなく、完全に趣味や性癖が9割の個人的なお仕置きなのである。
「……ま、まぁまぁ……こ、このまま犯してあげるから……ね?ま、満更でもない、でしょ?」
「ふざけるな!犯されて喜ぶなんて、そんなメスのようなまね誰がするか!!」
キャロルは吼える。前に犯されて喜んでいたのはどこのどいつだったのか…と音女は内心でキャロルにツッコミを入れていたが、めんどくさいことに発展しかねない事は分かり切っていたので、何も言わないでおいた。
「ま、まぁ……喜ぶ喜ばないに関係なく…犯すのは、お仕置きなんだけど、ね……」
「くっ……」
前に散々な目に合わされたのは覚えているのか、キャロルは悔しそうな顔をしていた。
しかし、その悔しそうな顔がどういう風に崩れてくれるのか…音女はそれを楽しみにしていた。
「と、とりあえず……へ、部屋にレッツゴー。」
その言葉と共に、ジーンノイズに拘束されながらキャロルは音女と共に調教で使う部屋に向かうのであった。
「う、うぅ!」
「い、1回孕ませたから……ぼ、母乳いっぱい出る、ね。」
キャロルはその豊満な胸を搾られていた。大きな胸から溢れるようにして出てくる母乳は、何か惹きつけるものがあるのか、音女はただひたすらキャロルの胸を搾っていた。
「く、うあぁ…!」
「おーおー……」
専用の機械をつけて、音女は手だけで胸を触っている。ただ揉んでおきたいというのもあったので、自分の中の折衷案を作ったのだ。
大人キャロルの胸は誰が見ても立派なものであり、その大きさは恐らく男であれば触りたいと言うのがほとんどだろう。
音女は一応女だが、女を性の対象として見ているせいか胸を揉みたいという気持ちはあった。
「う、牛みたいなポーズで、乳搾り……きょ、今日からほ、ホムンクルスとか錬金術師を名乗らず、に……た、ただの雌牛になって、見ない?」
「貴様…俺をなんだと思って……ひぐっ!?」
「ご、ごめんよく聞こえなかった……も、もう1回言って貰えるかな…?」
「ふ、ふざける…んうぅ!?」
キャロルが何か言いかける度に、音女はキャロルの弱い所を指で触っていく。秘裂、アナル…乳首には今は触れないのでこの2箇所だけだが。
「ま、前は小さいキャロルちゃんがいたけど……こ、今度は私自身が…貴方を調教してあげる、ね?」
「ち、調教、だと…!?」
ふざけるな、とでも言いたげな大人キャロルだったが、しかし今この場から逃れることは出来やしない。
逃げることも出来ない以上、受け入れるしかないのだ。そもそも、仮にここから逃げられたとしても、癖になってしまった快楽から逃れる術は他にはないのだが。
と、音女がここまでキャロルをいじめ抜いていたところに2人の人物が部屋に入ってくる。
「お姉様、いいですか?」
「…?な、何?どうか、した?」
「それが、その……」
入ってきたのは調とクリスだった。一体何事なのかと音女は身構えてしまったが、ふと自分達の後ろに視線を向けるクリスに沿って、音女も彼女たちの背後に視線を移す。
そこには、新たに2人の人物がいた。
「……な、なんでセレナちゃんと、奏ちゃん?」
「……先程の爆発で、1部施設が一時的に使用不能になってしまって。
1部の部屋に残されていた物を今部屋に移してる最中なんです。」
先程の爆発、と言えばキャロルの爆発させたものだろう。しかし、それほどまでに威力がある爆弾ではなかったはずなのだが、なぜ施設が使用不可能になっているのか。
「……ば、爆発はそこまで大きくなかった、よね?」
「えっと……爆発した振動で壁の中の配線が曲がったり千切れたりしたみたいで…それに、むき出した部分の補修も行わないといけなくなって……」
要するに、爆発そのものに対してではなく爆発した影響でほかの色々な部分に被害が出ているというのだ。
調とクリスが嘘をつくとも思えないので、おそらくは本当だろう。
「……それで、この2人をこの部屋に?」
「あぁ、一応判断を仰ぐつもりだったけど見当たらなかったから。」
「……いい、よ。こ、この部屋にその2人置いといて。」
「分かりました……その、調教を?」
「う、うん……セレナちゃんはまぁ別のやつをやるかも、だけど……ね。」
意気消沈している二人を見て、音女はどういう風に調教していくかを考えていく。
奏は、大人キャロルと同じような事をするつもりだが、セレナはまだ体が小さいので従順になっていくように調教していくのも、背徳感があってありかもしれない。
「ま、まぁ……と、とりあえず2人のことは任せて、ね。」
それだけを伝えて、音女はセレナと奏を部屋に入れる。その表情を見て、楽しそうなのが嬉しいのと、お預けを食らったような感じがして2人は少し複雑な気持ちになりながらも、音女のいる今の部屋から離れていくのであった。