ベイビーからアダルトへステップアップしました 作:右野向左衛門
アイツがこっちに来る日から逆算して、ワタシはピルを服用している。副作用として頭痛、吐き気、倦怠感などがあると言われているが、私の場合は、これといった副作用が出なかったのはありがたかった。
付き合いの長いカップルの避妊方法は、ほとんどがピルの服用である。
ワタシがピルを服用していたのは、彼との付き合いが長く、人となりを理解しているからだが、産婦人科医以外での入手が困難な日本での避妊手段は、ほぼコンドームである。しかもこちらでは、女子が相手にコンドームを渡すのが当然だが、このテニス馬鹿が、こちらの恋愛事情を知っているとは思えない。だからワタシは、コンドームを着用するか、ワタシがピルを服用しているのを隠し、あえて「安全日」であると嘘をついて「生挿入」するかの選択権を彼に与えたのだが・・・
「なっちゃんって、今はやりの『肉食系女子』なんだね」
ダメだこりゃ。
コイツに、女心の機微を期待したワタシがバカだった。
こうなったらさっさとやることをやって、既成事実を作ってしまえ。
ワタシは作り笑いを浮かべて
「私が『肉食系』なんじゃなくて、エーちゃんがニブいだけなんだよ」
そうだよ、この唐変木。
ここまで場の空気を読めないヤツを、ワタシは初めて見たよ。
「出迎えに来たときにいった『心の準備』ってこのことだったの?」
おい!
年頃の男女が、二人きりで一夜をともにする。それが何を意味するのかわかっているのか?
「そうよ、だってごく当たり前の事だもん」
ワタシはつとめて平静に返事をするが、腹の中はすでに煮えくりかえっている。
もう我慢の限界だ。そう感じたワタシは思い切って
「エーちゃん・・・・私の中に・・・入ってきて」
といいながら、彼の手を引いてベッドに横たわった。
そしてしばしの間、キスをしながらお互いの身体を愛撫し、ムードを高めた。
ワタシは彼のてのひらを掴み、ワタシの秘部を触らせた。すでにそこからは、愛液がたっぷり出ているのがわかる。彼がワタシの中で動き回っても、多少違和感は軽くなるはずだ。
エーちゃんは初めて女子の秘部を見たのだろう。軽く驚きの表情を見せ、少しの間そこを凝視していたが、やがててのひらで、ワタシの秘部を愛撫しはじめた。ゆっくりとやさしく愛撫すると、いつの間にかワタシは、あえぎ声が止まらなくなった。彼のものが、ワタシの身体の上で硬く大きくなっているのがわかる。
「いいよ」
ワタシがそうつぶやくと、彼は素早くワタシの上にのしかかった。ワタシは彼のイチモツを握り、ワタシの入り口を軽くつつく。エーちゃんが視線を向けてきたのでワタシが頷くと、それを合図に彼はゆっくりと、ワタシの中に入っていく・・・
待ちに待った瞬間がやってきた。
パパ、ママ、ごめんなさい。汚れを知る娘を許してね。
そしてお姉ちゃん、ありがとう。
鷹崎奈津・・・女になりま----す!
「ナツ、最初は誰でも痛いものなのよ。私も、メチャクチャイタくて死にそうだと思ったもん。こんなに痛いのなら、そのまま死んでしまいたいと考えた。
でもね、その後早くゆっくり、彼が一生懸命動いていると、だんだん気持ちよくなってくるの。こんな気持ちいいものが、世の中にあるのかと思えるくらいにね。そして、ずっと彼とつながっていたい、毎日彼とヤっていたい、そう思うようになるから。付き合って4年になるんでしょ?あなたも勇気を出して、女の武器を全部使って、彼を誘いなさいよ」
クラスメートに初体験のことを聞くと、必ずされる返事である。
日本にいたときは恋愛の話をしても、セックスの話をした記憶はない。私が通っていた高校は、県下でも有数の進学校で、男子はそれなりにエッチな話で盛り上がっていた。でも女子のグループで、積極的にセックスを話題にしていたという記憶はない。私も、エーちゃんとキスまでの関係であるとは、クラスメートにも黙っていた。
でもここアメリカでは、セックスの話で盛り上がるクラスメートは多い。さすがに真っ昼間にはあまり聞かないが、練習後の恋バナでは、こないだ○○とやった、という会話が出るのは当たり前。中にはどんな体位で、何回やったかということを嬉々と話すヤツもいるし、公にするのもはばかれることを言うヤツも多い。シーズンオフの飲み会では、男女関係にトラブルを、これでもかとばかりに聞かされた。
彼らは私に恋愛の素晴らしさ、彼氏のテクニシャンぶり、そして持っているナニのでかさといった話を、アケスケに嬉々として語ってくれた。そしてこんな言葉で占められるのも、ほぼお約束だった。
「ナツ、さっさとやっちゃいなさいよ。痛いのは最初だけで、時間が経てば立つほど気持ちよくなって、病みつきになるから」
私は彼女達の言葉を信じ、覚悟を決めてエーちゃんとの「初体験」に望んだ。
痛いのは最初だけ
痛いのは最初だけ
痛いのは最初だけ・・・
しかし、現実はそう甘いものではないと言うことを
私はイヤと言うほど思い知らされた。
「い、い、い、いったーーーーーーーーーーいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」
硬く、大きく、逞しいエーちゃんのイチモツが、私の秘部をこじ開けてきたとき、私は思わず大声を出してしまった。
なななななな、なに、なに、なんなのよこの痛みは!
今まで経験したことのない痛みに、頭に血が上ってくるのを感じた。吐き出す息も荒い。
痛い。
痛い。
痛い。
あまりの痛さに、私はそこから逃げ出したくなった。
しかし私の上にはエーちゃんの身体がのしかかっているから、逃げ出したくてもできない。
何よりも、エーちゃんの身体が重い。
そして熱い。
いつしか私の身体は、全身汗まみれになっていた。
痛いのは最初だけ、後からジワリジワリと気持ちよくなるといったヤツ、出てこい!
デタラメもいいところではないか!
ママ・・・お姉ちゃん・・・みんな・・・
やっぱり「はじめて」の時って、こんなに痛かった?
こんなことになるのだったら、せめてお姉ちゃんにだけでも聞いてみればよかった、と今さらながら後悔している。
そんなことを考えていたら、エーちゃんが私の顔をのぞき込んでいるのに気がついた。
おそらく私の大声にびっくりしたのだろう。眼は完全に泳いでいる。
「大丈夫?今日はやめようか?」
今度は私が驚く番だ。
じょ、じょ、冗談ではない。ここまで来たのに、これしきのことで途中でやめられてたまるか!私はあなたと一つになれるのなら、これしきの痛みくらいなんでもないわ!
私は目を大きく見開き、かぶりを振りながら言った。
「いいの、エーちゃん!続けて・・・・今日は、2人にとって大事な日なの。特別な日なの。そして2人にとって、大事な思い出になる出来事になる日なの。だから続けて!」
エーちゃんはワタシの言葉を聞くと力強く頷き、再び大きく、固く、逞しいイチモツを、グイ、グイと強く、そして深く押し込んできた。
「い、い、い、いったーーーーーーーーーーいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」
まだ痛い。イタくてイタくて意識が遠のきそうになる。呼吸が荒くなるのを感じる。だがアイツは、私の気持ちにお構いなく、私の一番深いところを何度も突いてきた。