「そうだね。なぁ、やっぱりなんか、あったんじゃない?なんか知ってる?魔理沙」
「知らねぇよ。アイツ表情に出さないからなぁ。って言うか寝てるし」
「あぁ、もうあんな所で寝て」
「いってら〜」
博麗の巫女と霊夢
私は、博麗の巫女。博麗霊夢だ。そう、博麗霊夢だ。博麗の巫女なんだ。私はずっとそう生きてきた。いくつも異変を解決して、たくさんの妖怪を退治してきた。 それなのに、私には、私は、今何かを求めている。分からない。何だろう。別に生活だって出来ている。不自由もない。それなのに、何故か、私は物足りない心がある。また、この感覚だ。何かに沈むような、暗い、暗い、何かに引っ張られるような。
あぁ...
誰か.....
私を.......
・・・・・・・
「霊夢!」
「っ!?」
驚き目を開けばそこには見慣れた顔が心配そうにこちらを覗いていた。
「ん...ごめん、漱真」
「大丈夫か?うなされてたぞ?」
「うん。ちょっとね」
目を擦り少し首を動かすと、そうだ。まだ、宴会の途中だったのか。
「眠いなら、もう向こうに布団敷いとくか?」
「うん。お願い」
「分かった」
『行かないで』.....。
「まっ......」
「ん?どした?」
「...ううん。何でもない。布団、お願いね」
「うん。わかった」
・・・・・・・
「なんで、引き留めようとしたんだろう」
そんなことは私には分からない。何故か、行かないで、と口にしそうになった。腕まで掴んで。でも、何故。
私は......。
「....漱真....」
・・・・・・・
「ん?あぁ霊夢、来たのか。布団敷いたけどもう寝る?」
何も不自由の無さそうな目でこっちを見つめる漱真。この気持ちを知るには漱真しか居ないと思った。
「・・・」
「霊夢?」
障子の戸を開けたまま動かない私に漱真は首をかしげた。そう、よね。こんな私には、漱真は......。
「おい、霊夢?なんかへ....んっ!?」
ドンと大きな音を立て漱真を布団へ倒した。存外、接吻をするのは簡単なんだ。紫が言うには接吻はキスと言うらしい。漱真の手、あったかいなぁ。握ったことないからわかんなかった。腕も背中に回してくれてる。凄く安心する。漱真といる時はいつも私はこんなふうに安心していただろうか。
「っは......っおい、霊夢!お前なんか変だぞ?なんで急にこんなこと」
「うん。ごめん。でも、なんか.....分かんなくて」
「あ?わかんない?...ってなにが?」
「最近さ...時々だけど、アンタのことが無性に恋しくなる時があるの」
「霊夢...」
あ〜あ。何を言っているんだろう。私は幻想郷を守る博麗の巫女なのに、なんでこんな弱音を吐いているのだろうか。
「おかしいわよね、幻想郷を守る博麗の巫女がこんな弱い女の子なんて。私、どうかしちゃったのかな」
「・・・・・・・」
返事が帰ってこない。
怒らせちゃったかな。まぁ、でもいきなりこんなことすれば仕方ないわよね。こんな私と望んでもない事を。
「なんだ、そういうことだったのか」
「え?」
うずめていた顔を上げると、漱真が優しい笑顔でこちらを見つめていた。
「霊夢だって、一人の女の子じゃないか。博麗の巫女なんて関係ない。俺にとっちゃ、すごく可愛い博麗霊夢だよ。それにキスまでしてくれるなんて、俺はすごく嬉しい。いきなりでビックリしたけど、霊夢は全然弱くない、強いしっかりとした女の子だ」
私を強く抱きながら漱真は言ってくれた。そうか。そうだったのか。漱真はちゃんと私のことを女の子として見てくれていたんだ。
「だから、俺は霊夢が大好きだよ」
その笑顔が私にとってはどれだけ大切なのか今理解した。あぁ、私は漱真に出会えてよかったんだ。このままで、いいんだ。
「でもね」
「へ?」
もう一度漱真の方を覗くと、体位がいつの間にか逆転していた。
「いきなりキスされたんだか、お返しはしてもいいよね?霊夢」
「へ....あ...それは.....ちょ、ちょっとまっ....んむ!?」
離れようと抵抗しても、漱真は話してくれなかった。
「ん...んふぅ....」
顔だけを離そうとしても、顔を押し込まれ。
腕を払おうとしても、指を絡まれ手を握られた。
さっきした、キスはこんなに舌を絡めてはいない。こんな感覚は初めてだった。ちょっと苦しいかも。
「.....っは!ちょ、ちょっとまって!息もたないから...」
荒くなった呼吸と整えようとすると、漱真はそれをお構い無しに私にまたキスを仕掛けてきた。
「ん!?んん....んふぅ....」
体がじんわりとだけど、熱くなってきた。人に抱かれるって、こんな感じなんだ。
「意外とウブなとこあるよな。霊夢って」
「は、はぁ?いきなりなによ」
「自分から仕掛けてきた割にはやり返されるなんて思ってなかったでしょ?」
「っ...まぁ、ね」
すると、漱真はまた私を強く抱きしめた。
「あぁ、もう、可愛いなぁ!」
「ちょ!?な、いきなりそんなことを言うなぁ!」
漱真はそのまま袴の中に手を入れてきた。
「んっ....ちょ、ちょっと待って!」
「あ、はい」
それを感じ取った私は漱真から離れた。
「い、今からするの?まだ宴会終わってないよ」
「ダメ...だったか?だってキスまでされたし、宴会当分終わんないから、今から我慢ってのも俺辛いよ」
「そう...よね。なら、今は早く済ませてね」
あぅ...恥ずかしいぃ....。自分から服を脱いでオネダリなんてぇ...!
頭の中は漱真のそれで一杯だった。だってもう見えてるんだもの!漱真も服脱ぐの早くない!?
「んっ....早くシてよ」
「わかったよ」
自分で漱真の目の前で広げて見せた。うぅ、すごい見てる。視線を感じるって初めてかも。
何故だか、自分のが見られてると思うと、だんだんと体が熱くなってきた。
「もう、入れていいの?結構垂れてるけど」
「は、早く挿入てよ!こっちも恥ずかしいんだから...」
「そっか....」
「んひぅ!?」
私の中に細長い何かが入ってきた。漱真のじゃない。
これは指...かな?
どんどん中に入ってくる。指でもこんなに深いんだ。自分の指は入れた事あるけど、他人にされるとこんなに違うものなんだ。
「っ...あぅ....」
腕に力が入らない。でも、腰が浮いちゃう。
「大丈夫?お尻。俺の方に突き出してるけど?」
「っ!?」
こんな時になんて恥ずかしい事をっ!も、もしかして漱真楽しんでる!?悔しい!悔しいぃ...けどぉ...!
「っ....あっ....奥で指動かさないでぇ....」
「〜♪」
中の上を指で擦られ、下を撫でられ。しまいには指で突いてくる。その快感が強くなるごとに漱真の方へ体が寄っていく。
「もういいかな?ほら、見てみ?こんなに濡れてるよ」
「はぇ?」
漱真の手を見るとぐちゃぐちゃに濡れた手が見えた。あれ全部私の......なのよね?それを想像するだけで、ゾクゾクと快感が背中を走った。
「早くぅ...シテよぉ...!」
「そうだね、わかった」
「っ!?...んっ..くっ...あっ、あ゙〜〜〜〜〜〜」
体の中を引き裂くように入ってくる。とてもじゃないが良い気分ではない。でも、これはこれで...。
「気持ちい?」
「っ!?き、急に話しかけないでよ!」
「え〜、挿入れただけでそんなにヨガってさ。霊夢って結構変態?」
「ん?!っうあ!漱真っ...急に動かないでよぉ.....っ!」
体が動くほど強い圧力をかけられ私の胸はだらしなく揺れる。
「ごめん.....霊夢こっちが持たない...かも...っ」
「は!?ちょ...まっ....出すなら...っ!?」
ゾクゾクとまた快感が走り、その快感が強くて私は顔を伏せてしまった。
気づけば私の体の膣にはもう漱真の精子が注がれてた。
・・・・・・・
「最っ低...膣に出すとか」
「ごめんなさい」
私の目の前で正座をしている漱真。それなりに反省しているようだ。
「でも、霊夢が悪いだろ。いきなり仕掛けてきたのはそっちじゃんよ」
「う...それはそうだけど」
「でも、よかった」
「は?何が?」
私が聞くと、漱真は私の手を握った。
「霊夢がいつも通りになってくれて。最近元気なかったみたいだから」
「ぁ...そ、そうね。ありがと...漱真」
「うん」
前を向けばそこには見慣れた顔が笑顔になっていた。
「あ、宴会の途中だった」
「し、しまった!早く戻るわよ!片付けとか残ってるんだから!」
「うぇぁ!は、はい!」
終わり。
「ねぇ、ちょっと漱真」
「ん?」
「アンタ、中に出したんだから、その....責任は取りなさいよね」
「へ?あ〜、もちろん。そこまで酷くはないよ。これからもよろしくな。霊夢」
「......うん」