2か月の間、お疲れ様でした。
まぁ、途中で疲れたので休憩入れたけどそれまで一カ月の間エロが実質1回しかなかったのに良くもまぁ、週間日間月間四半期のトップ独占出来たよね、ってたまげたわ。これもエロではなくシナリオメインのお話の需要かなぁ、と思いつつえぇ、楽しかったですよそりゃあ。楽しくない訳でないでしょう。
という訳でどうも、てんぞーです。
あとがきの時間です。これを書いている時、隣の部屋のインド人が旧支配者のキャロルを歌ってるのが印象的でした。お前どうした。そういえば偶に爆音で旧支配者のキャロルかけてたなお前。
忘れよう。
という訳でモンサバ完結ですよ……?
2か月続いたこの作品は元々MHW、つまりはモンスターハンターワールドのリアル化されたシステムを目撃した所で、『あ、これ小説に取り入れたら面白いだろうなぁ……』と思った事が発端でした。
というか大体執筆する為のネタを探している中でMHWのブームが大体来ていたころなので、汚くも『この需要に乗って執筆すればウケるな? 良し、やろう』という判断から生まれたのがモンサバでした。読者を増やし、調教するのであれば常に
まぁ、つまり自分の書きたいものだけじゃなくて周りの需要を見て読みたいものをある程度意識して書く事、が重要なのかと。
まぁ、MHWというブームもあってモンハンブーム、こりゃあ面白い物を書ければ読者が釣れる、と確信したのでその『面白い』を考える事にした。
何をすれば面白くなるのか?
どうすれば読者は読みたくなる?
俺が思う面白い。読者が思う面白い。その二つをマッチングさせる方法は?
冒険! 名誉! 勝利! 爽快感! 暴力! SEX!
まぁ、大体こんなもんじゃろ、と思いながらMHWの新要素を確認しつつ考えたところ、なんかMHWには環境生物なる探索要素があるのではないか。しかも受付ジョーとかいう野生化する人物まで居るではないか。野生化するヒューマン……。
そうだ、サバイバルしよう。
そういう訳でモンサバの原型は生まれましたよ。えぇ、たぶん。後はそこに自分の好みの要素を加えて行きながらツイッターを通した宣伝っすな。
ぶっちゃけ、完全に秘匿するよりはある程度ツイッターで情報をチラ見させた方が読者の気を引けるし、そうじゃなくてもつながりのある人であればそれを通して話題に出したり、頭の片隅に残して興味をもったりするので。所謂CM効果って奴っすな。ちょっと先行公開しておくことでその続きを期待させるやり方です。
実際、プロットの一部を公開してチラ見せするやり方は『ほほう、そういう事をやるんだ』、とか『この先アレが出てくるのは解るけどどういう風に?』、とかちょくちょく興味を引く手段になるんですよねー。まぁ、やり過ぎるとただのネタバレになるので、やるなら表層的な情報だけに留めろって話になるんですけど。
そういう訳で完成した大体の方向性の一本のテーマを決める事に。
何を伝えるのか、何をするのか、何を見せたいのか。何かストレートに伝える事の出来るテーマをベースに話を構築したいなぁ、と考えて、そして決めた事が、
特別への否定。アンチチート。アンチ転生。最強の否定。
いっそのこと1回、全て終わったら力をポイ捨てして日常で暮らせるような、そういう主人公を作ろうと決めた。よく見る話は強くなって、栄誉を得て、有名になって、それによって立場を縛られ、やる事が増えて、そして更に試練が降りかかる事ばかり。強くなればなるほど困難と向き合って不幸ばかり、
まるで幸せには遠い。
じゃあ、特別である事を全部否定すればいいんじゃね?
俺達基準の普通にまで落ちれば、特に大きなイベントもなしに毎日が普通だろう? 普通である事が幸せなら、俺達レベルまで全部捨てる事の出来る主人公を描こう。どれだけ強くなっても傲慢にならない。得たものを捨てて日常を選べるキャラクターにしよう。
弱い、という事実を認めて助けを求められる奴にしよう。
そこから生まれたのがグラジオラスという主人公になりました。え!? 一般人!? と言いたくなるようなスペックだけど、実際、人間の限界というものはまだ観測されてないし……あとそう、
マジでご都合完全ゼロだと物語にさえならないので。
一般人じゃねぇじゃん……と突っ込むようならもう、SS読むのにはあまりにも向いてないとしか言いようがないかなぁ、と。
苦しみ、適応し、強くなり、成長し、そして男は問われる。
幸せとはなんだ? 強くなる事か? 女を多く抱く事か? 栄誉を集う事か? 地位を得る事か? 或いは誰かに認められる事なのか?
違う、そうじゃないだろう。
毎日が必死で、そして苦しい中で、美味しい物を食べてお腹が膨れるだけで幸せを感じられる。どこにでも幸せは存在しているのだ。その存在を生存競争の中に身を投げたからこそグラジオラスは感じられた。
そして狂竜症に蝕まれ、命の先がないからこそ、必要以上を求めない。
あの狂竜症の時、実の所グラジオラスは既にある程度、最終的な生存を諦めていたので、一種の悟りにあった、という訳になります。
どれだけ強く求めようとも、最終的に命は終わる。死ぬ事で物語は完結する。その前にはどれだけ、物質的に満たされていても意味はない。だとしたら自分が得られる小さな幸福を最大限に噛みしめる事こそが一番の幸せなのではないか?
アイルー達の渾身の料理を食べた時の幸せと、人生で一度しか行けない超高級店で食べた時の幸せと、そこに違いはあるのか?
幸せは幸せだろう。
それよりもいつかは目の前にある物も壊れて行くのだろう。だとしたらそれを何よりも大事にすべきだ、という考えの方が勝った。だから彼は欲望というものには強く惹かれる様な事はなかった。当たり前の幸福さえ得られれば、それを大事にする事が一番重要だという考えにたどり着いた。
そして、そんなグラジオラスの胸の中を占めていたのがアルマの存在でした。
悲しく、憐れで、そして寂しい龍。
まぁ、つまり根本的にマシュマロトカゲはそういう意味ではジャックポットを引いていた訳でした。ダリフラ、いいよね……。
それでまぁ、死への諦めと悟り、グラジオラス流の幸福論と合わさり、最終的に彼の考えは、『まぁ、別に強い事が幸福につながる訳じゃないし、そう考えると力なんて邪魔だよな?』という考え方を決め始める。
そもそも、グラジオラスの生活は支え、そして支え合うものだったからだ。
グラジオラスがこの世界に転移してきてから完全に一人で生きて行く事はなかった。
彼は大地の恵みで腹を満たした。
殺して喰らった竜の肉で力を付けた。
殺して奪った爪で武装し、皮で体を守った。
言葉の通じない守護者たちは離れた場所から見守っていた。
やって来たアイルー達を守り、そして生活を助けられた。
少しずつその形は変わってきている。だけど、それでもグラジオラスの旅路とは、誰かに助けられて生かされるものだった。だったらいいじゃないか、弱くても。別にそれは悪い事じゃない。問題は弱いから出来ない事があるだけであり、それが出来ないからこそ悪いのだ。
だったら何時も通り、頼ればいいんだ。自分一人で何でもかんでもやろうとする事がそもそもの間違いなのだ。
自分は英雄でもないし、勇者でもないし、選ばれた人間でもない。そうである事をグラジオラスは信じないし、思わない。だから自分で解決しようとはしないし、突っ走る様な事はしない。
困ったら力のある奴に頼むのだ。じゃあ助けてくれよ、と。
それがマシュマロ死に繋がる。
まぁ、全体としてみればある程度のツッコミどころは存在するも、一種の英雄症候群へのアンチテーゼ的な部分も。
作中で言われている通り、サブプランは存在する。
グラジオラスが失敗し、死亡した所で世界が終わる訳じゃない。マシュマロが後を引き継いで、全部を終わらせたでしょう。え? 主人公がオンリーでどうにかできる専用能力持ちの場合の話? 状況が違い過ぎるのでどうとも言えない。
後それとは完全に別に最近めきめきと読者が絶望耐性取得して行くからそろそろ殺すかぁ……的な感じで言葉の通じない、異種族間の友情を築いてそれを抹殺してみた。
いやぁ、破壊力高いっすね(吐血
この手の展開は基本自爆テロよ、自爆テロ。必要経費と割り切るかどうかは個人の考え方次第だけど。完全に苦しめなくなったら個人的にはおしまいかなぁ、と思っている。
キャラクターは愛する前提で書くべきなので、何がどうあれ、殺害するのであればそれは間違いなく作者として苦しむべきかなぁ、と。やっぱつれぇわ……。
まぁ、そんな訳でこの物語は全体的に幸福論、そして特別性の否定によって構築されていました。それがこの話の根底の部分です。自分でやる事は必要ない。辛いなら助けを求める。苦しいなら助けを求める。誰かの力を借りて、一緒にやればいい。苦労して我慢しなくても、別に幸せは簡単に手に入るのだから。
という風に、グラジオラスの物語は完結する。
彼は腕前を劣化させるつもりはないから定期的に運動して体を鍛え続けているし、剣の素振りも止めていないので超人的な剣術もそのまま。それでハンターにでもなれば確かに、凄く儲かるかもしれないけど、そこに魅力的なものを彼は感じない。
だから借金しながらなんとか店舗経営しているのだ。
なおマシュマロはマジで前の約束を有言実行して、1000倍濃縮古龍用媚薬を祖龍に盛って拉致ってきたりして、嫁一筋なので拒否って追い返したらそれにマシュマロが爆笑したりとか、そんなイベントもあったりします。仕方ないね。まぁ、そんな日常をしていると剣術の腕前がバレて弟子入りしようとする新人ハンターとか、こいつ只者じゃねぇと看破したベテランハンターとかがちょくちょく、寄り付く様になりつつ、平和な日常を過ごしています。あと偶にハァ……ハァ……いいながら丸太もってる人が入店して来る。別に、古龍を狩っても構わんのだろう? ストロベリーサンデーを食べつつ。前々からちょくちょくヒントは出してましたけど、
コラボ連中は大体いる。定期的にこの世界に来る。もう何も怖くない。魔法ゴリラまどかマギカを忘れるな。
本来、この物語は三部構成で、
一部がサバイバル、二部が借金返済しつつ新種の古龍を探す。
そしてラスト三部、竜大戦へと導いた《憎しみ》の概念の古龍との決着。
という三段構成だったりする。まぁ、だけど一部を途中まで書いていて、これ間違いなく下手に物語を伸ばすよりはアルマと二人でお店を維持しながら幸せに暮らしました……ENDにするのが一番綺麗に物語が閉じるだろうなぁ、という判断からここで終わらせる決意をしました。
時には、話を無駄に長くせずにスパっと完結させる事も勇気の一つ。
完全無欠のハッピーエンド! そう、それでいいじゃないか。
名残惜しいのも解るけど、それでも物語を終わらせてあげる事もまた大事なのでは? という話で。そうじゃないとメッフィーみたいにずるずる生き延びてしまった、という事になってしまうので。
えーと、他に何かあったかなぁ、と思いつつあぁ、そうだった、と手元の設定まとめを見て思い出す。
最終的にはグラドニキとアルマの間には子供が生まれたりします。本来古龍と人の間には生まれないけど、そこはそれ、アルマは人造龍、つまりは古龍でありながら竜機兵、人の子を孕めるようにパッパが事前にデザインしていた訳ですね。
なので数年後、子供も出来てもちっと、生物最強格のマシュマロ叔父さんとか生物最強格の媚薬盛られた叔母さんとかが遊びに来るようになります。フットワーク軽い。
それで物語はおしまい。
おしまいと言ったらおしまい。
しばらくは次回作のプロットを練っている時間になりますけど、たぶん禁断症状で執筆する事が止められないので一週間以内には何かしら、更新している事でしょう。
だけどグラジオラスの冒険と生き残る為の戦いはここで終わり。
この先の生活がどんなものか、それは皆さんがこれまでの活躍を思い出しながら想像してください。ここまで読み切ってくれた読者の皆さんであれば、きっとグラジオラスの決断や幸せを壊すような想像をしないだろうと信じられるので。
それでは短いようで長いようで、微妙な2か月でしたが。
ここまでお付き合い、ありがとうございました。
それではまた近いうちに新作でお会いしましょう。更新、進捗などは常にツイッターで呟いているので、其方でも。
それではさようなら、さようなら……。