「ねえ、少しは真面目にやってくれないかな?」
殴りたいのを我慢して、アタシは低い声音でアントンに声をかけると、さっさと腰を上げる。ヤツのナニに被さっているコンドームを外し、それをゴミ箱に投げ捨てる。
「ぼ、ぼ、僕はちゃんとやっているじゃないか!」
ヤツは色をなして反論する。
「嘘つけ、アタシはちっともキモチよくない」
と吐き捨てると
「ねえアンタ、本気で女の子に歓んでもらおうという気がないだろ?」
と突っかかった。
「そんなことないよ! いくらなんでも、僕はそこまでいい加減な男じゃない!」
アントンは再び勢いよく上半身を上げ、眼をひんむきながら叫んだ。
「キャンキャン叫んでんじゃねぇよ! また唾が飛んだじゃねぇか! 汚ねーなー!!」
アタシは指でヤツの額を小突き、再び上半身をベッドに押しつける。
「いいか、よーく聞きな! これからアタシがアンタにやることは、これまでアタシを抱いた男が、アタシにやってくれたことなんだよ」
と告げると、直ちにアタシはヤツを愛撫しはじめる。
アタシは片手でやつ髪の毛に軽く触れ、もう片方の手でヤツの硬い身体を、唇で愛撫する。
首に、肩に、二の腕に肘の下、そして前腕を、ゆっくりと、たっぷりと時間をかけて。
「どう?少しはキモチよくなったかな?」
「アア……殿下、アナタの愛撫は最高です……」
恍惚とした表情を浮かべながら、ヤツが答える。
その表情に少しだけ愛おしさを感じたアタシは、次に身体の側部、お尻、太もも、足首をやさしく撫でてあげる。
「アア……アア……殿下……キミは……最高だ……」
ヤツの口からは、淫らな喘ぎ声に混じって、アタシを誉める言葉が出る。
アタシはヤツの額に軽く口づけをすると、ヤツの広く大きい胸部を、ゆっくりと時間をかけて揉みしだくと、指で乳首をチョン、チョンとはじいた。そして舌で、チョロチョロとなめ回す。
「ハァ……マルガレータ……僕も……いいかな」
アントンは、アタシの顔をまっすぐに見つめると、アタシの果実をゆっくりともみほぐした。掌を使って、優しく丁寧に。
「アナタ、今までこんなことしたことなかったでしょ?」
アタシがツッコむと、ヤツは苦笑交じりに「まあ、そうだね」と返事をした。
「アナタは一事が万事で「自分さえキモチよくなればそれでいい」と思っているから、女性陣から総スカンを食らうのよ。それ、わかってる?」
アタシはヤツの体をくまなく愛撫しながら、やんわりと彼に忠告する。
「……ああ……わかったよ……ハァハァ……気を……ハァ……つけよう」
アタシの忠告と愛撫が効いたのか、ヤツの口からは、これまでとは違う喘ぎ声があふれ出てきた。
「今気がついたんだが、キミの体は最高だ……ハァ……柔らかくて……アァ……透き通って……ハァ……あたた……ハァ……カイ……」
「ねぇ……アントン……アアッ……アタシの胸だけでもいいから……アアッ……気が済むまで……揉んで……」
ヤツの胸を愛撫し、乳首を指で弾きながら、アタシはヤツに声をかける。
そしてアタシは彼の腕を掴み、ゴツゴツした感触の掌を、アタシの乳房に触らせた。
「オンナっていうのはね……ウウッ……胸を触られば触れられるほど……ハァッ……相手の愛情を感じるの……アアッ……」
アタシの息づかいに合わせて、ヤツはアタシの果実を揉みしだく。リズムは相変わらず単調だが、最初の時よりはよくなった。
「すっごいカチカチだぜ」
アントンはそう言いながら、アタシの硬くなった乳首を、自分の指でツン、ツンと弾いてくる。
「アアッ……ハアッ……アアッ……」
アタシの口からは、淫らな喘ぎ声が止まらなくなってきた。
もうそろそろかな、と、私はヤツのイチモツを触る。
ヤツの真ん中でピン! と立っていたそれは、今までになく硬く、大きくなっていた。
アタシはコンドームをかぶせると、雄々しくなったものを舌で愛撫する。
「や……や……やめてくれ……どうにかなってしまいそうだ」
アントンは身をくねらせ、顔を真っ赤にして抵抗する。
フフフ、その様子から見る限り、どうやらヤツは今まで関係した女性からは、そういうことをされたことがなかったようだ。というより、自分が愛撫されることを、これっぽちも考えていなかったのだろう。
気が済むまで雄々しくものをしゃぶったアタシは、隙を見て自分の局所に触れてみる。
うん、普通に愛液に溢れている。今度はうまくいきそうだ。
アタシは無言で彼のナニを掴むと素早くコンドームをかぶせてから、アタシの入り口に近づけた。そして勢いよく、根元まで包み込む。
「ウワッ!!」
「ググッ!!」
その瞬間、2人の口からはニブい悲鳴が漏れた。
そしてアタシは、ゆっくりと腰を動かす。