アイリとギルはシャワーで汗を流し、服を着た。
「そろそろ夕食の時間ね。食堂までエスコートしてくださる? 私の可愛いナイト様」
「よろこんで」
差し出された手に、ギルはキスを落とす。
2人は手を繋いで廊下に出た。
向こう側から、メディアともう1人のアイリ、げっそりとしたセイバーがやってきた。
セイバーはこれから結婚式でも挙げるのかという豪勢な白いドレスに身を包んでいる。
「わぁ、きれー」
「……ありがとう、ございます」
「坊や。今夜はセイバーを抱くけど、来る?」
「な!」
「いいの?」
「ええ。私がやるより坊やにされた方がセイバーも気持ちいいでしょう」
「待ってください、私はアーチャーに抱かれるなんて聞いていません!」
「あら、本番はしないわよ。処女のまま、快楽に溺れた娼婦のようにしてあげる」
ふー、と耳の奥に息を吹き込まれるセイバー。
ギルは同情的な眼差しを向けてくる。
「セイバー……辛くなったら、何時でもいって? 処女じゃなくしてあげる」
「アイリ、助けて下さい……」
着せ替え人形で既にグロッキー状態のセイバーは珍しくアイリに泣きついてくる。
「ごめんなさいセイバー。乱れるあなたも、ちょっと見てみたいかも」
頼みの綱にセイバーはあっさり見捨てられる。
がっくりとうな垂れるセイバー。
よくよく考えれば、アイリは夫がある身でありながらギルに体を差し出したのだ。
処女のままで済む自分はかなりマシだろう、とセイバーは自分に言い聞かせて奮い立とうとする。
ぐー。
セイバーのお腹が鳴った。
「それじゃ、私達はお料理を作ってくるわね」
2人のアイリはキッチンへ向かい、ギル達は食堂へ向かう。
食堂ではギル、セイバー、メディアの順に並んで席につく。
「セイバー、元気出して。僕のおかず分けてあげるから」
「安い慰めはやめて下さい。ですがおかずはありがたく頂戴します」
「そんなに食べたら太るわよ?」
「大丈夫です。この身は選定の剣を抜いた時から、いくら食べても変化しないようになっています」
「セイバー。疲れてて気づいてないみたいだけど、正体バラしてるよ」
「……あ」
「何やってるのこの子は。私達が味方じゃなかったらかなりのマイナスよ?」
「す、すみません」
迂闊だったことを認め、セイバーは素直に謝る。
うな垂れるセイバーを2人はよしよしとあやす。
「気にしないで。僕はギルガメッシュ。最も古い王だよ」
「私はメディア。神代の魔女よ。さ、これでお互い様よ。いつまでも暗い顔しないで元気出しなさい」
自ら真名をさらす2人。
さっきまで敵同士だったのに、何故?
セイバーはあり得ない事態に目を白黒する。
「これから長い付き合いになるんだから、仲良くやってこうよ」
「そういうことよ。私、気に入った物は手放さない主義なの。聖杯戦争が終わってはい、さよならなんて思わないことね」
「……あなた方の願いは受肉ですか? 聖杯は諦めたのではないのですか?」
「冬木市にある4つの霊地、それに霊脈。これらを上手く利用すれば現状維持なんて簡単よ」
さすがに宝具を立て続けに3、4回使えば消滅するが、とメディアは言う。
これが神代の魔女か、とセイバーは舌を巻く。
そうこうしているうちにアイリが料理を持って現れる。
「アイリスフィール、切嗣はどうしたのですか?」
何気なく聞いたが、セイバーの第六感が閃いた。
そうだ、切嗣だ。
切嗣さえここに現れればメディアに手を出されないで済むかもしれない。
「あの男なら明日まで起きないように眠らせておいたわ。せっかくの初夜なのに、邪魔されたくないですからね」
さらっとメディアがそんなことを言ってきた。
セイバーは頼みの綱……さっき千切れたが……のアイリに望みを託す。
「いいのですか、アイリスフィール」
「うーん。キリツグも大分疲れていたみたいだし、1晩くらいぐっすり寝てもいいんじゃないかしら」
くそ、駄目か。
だんだんアイリスフィールが敵に見えてきた。
セイバーは諦めずに説得を続ける。
「し、しかし、彼は舞弥を探していたはずです。1晩は大きい。起こすべきではないでしょうか。いや、起こすべきです」
「舞弥ならうちで預かってるよ」
「ちょ」
「セイバー元気出して。あなたの好きなハンバーグにしたから」
「半分あげるね……しっかり食べておいた方がいいよ。お姉さんの目、なんか怖い」
「坊や、性感帯を1度に全部刺激するのと、ゆっくり1つずつ責める箇所を増やしていくのと、どっちがいいかしら?」
「ああ、それはね……」
自分の頭越しに、とんでもない会話が繰り広げられていく。
セイバーはかつてない程の危機を感じていた。
~ アイリの寝室 ~
セイバーはアイリのベッドの上で、裸で縛り上げられていた。
両手両足をアイリのワイヤーによって大きく広げさせられ、宙に浮いている。
メディアの魔術により散々体中を刺激されたセイバーは全身から汗を流し、ビクッ、ビクッ、と震えていた。
申し訳程度に金色の茂みが生えたおまんこは、愛液を垂らしながらひくひくしている。
「坊や、今度はどうかしら?」
「うーん。ちょっと早すぎかなぁ。クリトリスを捻り上げてから、乳首を押し込むようにこすって、うなじと脇を触るか触らないかという……」
びくんびくん。
思い出し笑いならぬ、思い出し絶頂を起こすセイバー。
目は焦点が合っておらず、半開きの口から小さな舌がたらんと垂れている。
そんなセイバーの姿をお互いを抱きしめあいながら見ていた2人のアイリは、
「メディアさんがハマるのも分かる気がするわ」
などと言って興味津々のご様子。
「ちょっと難しいわね。坊や、もう1度やって見せてもらってもいいかしら」
「それはいいんだけど、これ以上は苦痛になるから、1度休憩させてあげたほうがいいよ。アイリさん、セイバーを下ろしてあげて」
「分かったわ」
とさ、とセイバーがベッドに落ちる。
ギルは水をセイバーに飲ませる。
「んく、んく。はぁ、はぁ……ありがとう、ございます、ギル」
ギルは勃起したおちんちんをセイバーの口に持っていった。
「はい、もう1杯」
「はぁ、はぁ……怒る、気力も、ありま、せん……」
「いや、冗談じゃなくてね? 僕の精液を飲めば多少体力が回復するよ。あと、快感に対する適応力が上がるから、精神的には楽になるよ」
「おお……」
快楽地獄から解放される。
そう思うと、途端にギルのおちんちんが砂漠の中のオアシスに見えてきた。
セイバーはギルのおちんちんに手を伸ばし、どさ、と力尽きた。
「おちん、ちん……」
「はい、セイバー。いっぱいお飲み」
「はむ……れろれろ……れろれろ……」
口に押し込まれたおちんちんに舌を這わせる。
びゅる、と熱い感触が口に広がった。
「んくっ、んくっ……おいしいです……」
起き上がったセイバーは、もっと欲しいとギルのおちんちんを舐め始める。
「おいしい?」
アイリが首を捻る。
「アイリはあの男の飲んだことないの?」
「ないわ」
「……後でやり方を教えてあげるわね」
メディアは別室に眠っている切嗣に同情した。
「切嗣にはあなたがしてあげてね」
「じゃあ、私はギルのを飲むわ」
2人のアイリは仲良くどっちがどっちの精液を飲むか相談をする。
アイリに飲んでもらえると分かり、ギルがびゅる、と射精した。
幸せそうに喉を鳴らして精液を飲んでいくセイバー。
「おかわりをお願いします」
色気より食い気のセイバー。
ギルはちょっと精液を飲ませるのが早すぎたかなぁと後悔した。
亀頭や竿で味が違うとか、味わいがあるとかするとセイバーが目の色かえそうなので……止めようかと思いましたが、そういうのもアリな気がしてきました。